JPH074207Y2 - 蓋付き容器 - Google Patents

蓋付き容器

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JPH074207Y2
JPH074207Y2 JP1987145778U JP14577887U JPH074207Y2 JP H074207 Y2 JPH074207 Y2 JP H074207Y2 JP 1987145778 U JP1987145778 U JP 1987145778U JP 14577887 U JP14577887 U JP 14577887U JP H074207 Y2 JPH074207 Y2 JP H074207Y2
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JP
Japan
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lid
container
groove
annular
container body
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JP1987145778U
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English (en)
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JPS6451041U (ja
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重志 宮尾
昌 佐々木
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Tokyo Light Industry Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Light Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器の注出口から蓋体を容易迅速に着脱する
ための蓋付き容器に関する。
(従来の技術) 容器の注出口を開閉する蓋体には、たいてい、ねじ、も
しくは溝が設けられ、液密に閉塞する場合には強く締め
付けることが多い。このままでは使用時には手早く開け
ることができないので、使用時に手早く取り外せる構造
としたものがある。
使用時に手早く取り外せる構造としたものの改良として
本件考案の考案者等により提案された考案(実願昭61-1
46948号公報)がある。この考案について、第6図ない
し第8図において説明する。
蓋体1および容器口部本体2は夫々ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂で成形され、着脱自在に設けられ
ている。蓋体1は天井が閉成された筒体で、蓋体天井部
3から垂下した環状シール壁4と、シール壁4の外側に
間隔を置いて蓋体天井部3から垂下した弾性環状壁5
と、この環状壁5の内周面に一体に突設した複数の係合
子6とを備えている。
容器口部本体2は、中心に注出流路を有する筒体で、上
方に僅かに拡径された環状の注出口7と、容器口部本体
2の外周壁に突設した環状の係合鍔8と、係合鍔8の下
方に位置し、下方から前記係合鍔8の外周面まで導く傾
斜面aを有する複数の案内部材9とを備えている。
蓋体1の容器口部本体2に押しつけると、シール壁4が
注出口7に密接し、係合子6が係合鍔8に係合する。次
に蓋体1を取り外すときは、容器口部本体2に対し蓋体
1を左右いずれかの方向に回動してやれば、係合子6が
傾斜面aに当接しつつ上方かつ外周方向に案内されるた
め、係合鍔8と係合子6との係合がはずれ、係合子6は
係合鍔8の上に乗り上げた状態となるので、蓋体1は自
由に容器口部本体2から取り外すことができる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記考案では、係合子6の下面部で傾斜面aとの摺動案
内を行ない、係合子6の下面部で係合鍔8との係合を行
なうように構成しているので、係合子6の形状構造を精
密に成形しておかないと、上記作用を充分に行なわすこ
とができない。また、図7に示すように、係合子6下端
の内側の突出部は係合顎8よりも容器の中心側に位置さ
せるので、蓋体1を回転させるとき、この突出部は係合
顎8と案内部材9の傾斜面aとに挟まれて動作を規制さ
れ、取り外し具合を悪くしている。また、このために、
この部分を弛くしておくと蓋の密閉状態に影響が出てく
る。
本考案は上記欠点を補うため、容器の注出口に迅速円滑
に着脱でき、容器の注出口に対する蓋体の係合も強固に
することのでき、かつ加工しやすい蓋付き容器を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、環状のシール壁
と、該シール壁の外側に、下部内周面に環状に複数の凸
部を形成した外飾筒部とを有する蓋体と、 前記環状のシール壁に嵌合する注出口を形成すると共に
前記外飾筒部の凸部と係合する環状の溝を外周面に形成
した容器本体とからなる蓋付き容器において、 前記外飾筒部のそれぞれの凸部(28)間の上方位置に、
該外飾筒部壁面を内側に突出させて上部を開口し下部に
段部(27)を形成した溝(26)を形成し、前記容器本体
の溝(34)の上方位置に、前記外飾筒部の段部(27)と
当接可能な面を環状に形成した段部(32)設け、該段部
(32)上に周方向に案内傾斜面を有する複数の凸部(3
3)を適宜間隔を置いて突出形成したことを特徴とす
る。
(作用) このように構成した蓋体を容器本体に嵌合させると、注
出口がシール壁で閉じられる。同時に、蓋体の段部(2
7)は容器本体の段部(32)に当接し、凸部(28)が容
器本体の溝(34)に嵌着して、確実に、蓋体が容器本体
に装着されることになる。
蓋体を取外すときには、容器本体の溝(34)がガイドと
なって蓋体を回し易くさせ、蓋体の段部(27)は縦方向
の溝によって強度が強くなり、容器本体の凸部(33)の
案内傾斜面に確実に乗り上げることができ、蓋体が容器
の上方へ移動し、蓋体の凸部(28)が溝を乗り越えるこ
とができる。
(実施例) 本考案の実施例を第1図ないし第5図に基いて説明す
る。図中、第1図〜第4図は中央仕切線の左側を右側に
対し僅かに回転した状態で示した図である。
蓋体21と容器本体22と栓体29はそれぞれポリプロピレン
樹脂、ポリエチレン樹脂等で成型されている。蓋体21は
天井部23に環状のシール壁24を垂下し、この周囲に間隔
を開けて外飾筒部25が形成している。外飾筒部25の外周
面には、容器の中心に向けて窪ませた縦方向の溝26が、
複数箇所に対称的に形成されている。溝26は上方は開口
され、下方は外飾筒部25の外周面の中間部まで延び、し
たがって、溝26の下部において、外飾筒部25の内周面
に、容器軸心に直交する面を下方を向けた段部27を形成
することになる。
また、外飾筒部25の下縁と段部27の位置する部位との間
の内壁には凸部28を円周方向に適宜の間隔で複数(図面
上では4つ)配置する。凸部28は上下方向に略45°の傾
斜を有する。容器本体22の口部22aには、上方に環状の
注出口29aを僅かに拡径して突設させた環状の栓体29が
嵌合してある。栓体29は底部29bを有し、そして、底部2
9bには環状の脆弱部29cが形成されているので、底部29b
から一体に突設させた把手29dを強く引き上げることに
より脆弱部29cを破断して開口を形成することができる
ように設けられている。
容器本体22の肩部付近には、。環状の段部32が形成され
ており、段部32上には、傾斜面を周方向に向けた三角形
状の凸部33が一体に形成されている。凸部33はこの実施
例では斜面を45°、頂角を90°にして設けたものであ
り、数は特に限定するものではない。また、外周面31に
は前記凸部28に係合する環状の溝34が形成されている。
上記、容器本体22に蓋をするには、蓋体21を容器本体22
に押しつける。このようにすると、蓋体21のシール壁24
は注出口29の内側に液密に嵌合し、内側に設けた凸部28
が外周面に形成した環状の溝34に係合すると、段部27は
段部32に当接する。
次に蓋体21を取外すときの作用を述べる。
蓋体21を容器本体22に対して左右どちらかに回動する
と、段部27は段部32を摺動して凸部33の傾斜面に案内さ
れて滑らかに上方に押し上げられる。このとき、外飾筒
部25に突設した凸部28は、同様に上方に引上げられ溝34
から外れるようになる。段部27が凸部33を越すと、蓋体
21の弾性により元に戻る力で蓋体21は容器本体22からは
ずれる。
以上により、蓋体21は、段部27および凸部28によって段
部33を挟持することになり、容器本体22に固定され、注
出口29を密閉するシール壁24には、装着時の固定するた
めの力がかからず、密閉性を良くするものである。ま
た、複数の溝により強度が増し、蓋体21の形状を保つこ
とができ、また、内側の段部27を別位置に新たに形成す
る必要がないので成形が容易である。段部27は蓋体21の
内側側面から突出した形状であるので容器の軸方向に強
度が大きくなり、蓋体21を回転することで段部27は案内
傾斜板に確実に押され、容器本体22から蓋体21を簡単に
外すことができる。
また、これらの作用箇所を90度ずつ離して4か所に配置
したので、蓋体21を1/4回転するだけで良い。また、外
飾筒部25の外周面に形成した溝26は滑り止めとなって蓋
体21を回し易くすると共に、見映えが良く製品価値が高
まるものである。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成したものであるから、蓋体を
容器本体に装着したときの固定が確実になり、注出口に
は装着するための力が加わらないので密閉性が良くな
る。また、案内傾斜板を摺動する段部が容器の軸方向に
強固になり、確実に移動するので、蓋体を容易に取り外
すことができる。また、溝によって蓋体を強固にするの
で、蓋体を肉薄にすることができる。なお、従来の容器
本体の案内部材に生じる狭い凹部のような箇所もなく、
容器本体の表面を清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例中の蓋体の断面図、第2図は本
考案の実施例中の容器本体の断面図、第3図は実施例に
示す蓋体の嵌合時の断面図、第4図は蓋体の平面断面
図、第5図は容器本体の平面図、第6図は従来の蓋体の
斜視図、第7図は従来の蓋体の嵌合時の断面図、第8図
は従来の容器本体である。 21……蓋体、22……容器本体 25……外飾筒部、27……段部 28……凸部、32……容器本体の段部 33……案内傾斜面を有する凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状のシール壁と、該シール壁の外側に、
    下部内周面に環状に複数の凸部を形成した外飾筒部とを
    有する蓋体と、 前記環状のシール壁に嵌合する注出口を形成すると共に
    前記外飾筒部の凸部と係合する環状の溝を外周面に形成
    した容器本体とからなる蓋付き容器において、 前記外飾筒部のそれぞれの凸部(28)間の上方位置に、
    該外飾筒部壁面を内側に突出させて上部を開口し下部に
    段部(27)を形成した溝(26)を形成し、前記容器本体
    の溝(34)の上方位置に、前記外飾筒部の段部(27)と
    当接可能な面を環状に形成した段部(32)を設け、該段
    部(32)上に周方向に案内傾斜面を有する複数の凸部
    (33)を適宜間隔を置いて突出形成したことを特徴とす
    る蓋付き容器。
JP1987145778U 1987-09-24 1987-09-24 蓋付き容器 Expired - Lifetime JPH074207Y2 (ja)

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JPS6451041U JPS6451041U (ja) 1989-03-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5384096A (en) * 1993-05-12 1995-01-24 Becton, Dickinson And Company Microcollection tube assembly
US5527513A (en) * 1994-04-08 1996-06-18 Becton Dickinson And Company Collection assembly
JP6484023B2 (ja) * 2014-12-16 2019-03-13 紀伊産業株式会社 中栓付き容器
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