JP2002308306A - 包装用容器の蓋構造 - Google Patents
包装用容器の蓋構造Info
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- JP2002308306A JP2002308306A JP2001109324A JP2001109324A JP2002308306A JP 2002308306 A JP2002308306 A JP 2002308306A JP 2001109324 A JP2001109324 A JP 2001109324A JP 2001109324 A JP2001109324 A JP 2001109324A JP 2002308306 A JP2002308306 A JP 2002308306A
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Abstract
蓋付き包装用容器において、被蓋時に容器本体に係止さ
れた蓋の開放を容易に行うことができるようにするこ
と。 【解決手段】容器本体10の口縁にフランジ12が設け
られ、蓋20の外周に形成した垂下部がフランジに係止
される構成の合成樹脂製包装用容器1であって、蓋には
開蓋時に把持するための特定位置22を設けている。ま
た、蓋の垂下部には、蓋を係止するための内側への凸条
24を周方向にかつ部分的に設けて、少なくとも特定位
置の両側となる位置に配置し、これらの凸条の高さは特
定位置側を低く形成し、特定位置側から離れるにしたが
って次第に高くなるようにそれぞれ形成したこと。
Description
付きの包装用容器において、容器本体と嵌合している蓋
を簡単に開けることができる包装用容器の蓋構造に関す
る。
合成樹脂製の蓋付き包装用容器において、蓋が外れない
ように容器本体に蓋を係止させる構成のものが種々提供
されている。例えば図4に示す蓋付き包装用容器は、容
器本体91の口縁部に水平方向に突き出したフランジ9
2が設けられ、蓋93の周縁には、上記フランジ92の
外側に当接する垂下部94が設けられている。そして、
蓋93は、容器本体91に対して嵌合状態に係止させる
ため、垂下部94の内側には、係止用の凸部95が、適
当な間隔を空けて複数個設けられている。それぞれの凸
部95の突出高さは、全て同一に形成されたものであ
る。したがって、蓋93を容器本体91に被蓋させた状
態で、フランジ92に凸部95が係止されて蓋93が外
れないようになっている。
本体91側に係止状態となっている蓋93を取り外す場
合、垂下部94に手をかけて持ち上げる操作をする。こ
の操作により、垂下部94の凸部95と、容器本体91
のフランジ92との係止状態を解除することができる。
しかしながら、凸部95の全体に亘って、垂下部94の
内側に同じ高さで突出した状態に形成されているので、
蓋93の係止状態を解除させるためには、垂下部94を
強く引き上げる必要があり、開蓋をスムーズに行うこと
ができないという問題点があった。
包装用容器において、被蓋時に容器本体に係止された蓋
の開放を容易に行うことができるようにした包装用容器
の蓋構造を提供することを目的としている。
的を達成するため、この発明の包装用容器の蓋構造は、
容器本体の口縁にフランジが設けられ、蓋の外周に形成
した垂下部が上記フランジに係止される構成の合成樹脂
製包装用容器であって、蓋には開蓋時に把持するための
特定位置を設けており、蓋の垂下部には、蓋を係止する
ための内側への凸条を周方向にかつ部分的に設けて、少
なくとも上記特定位置の両側となる位置に配置し、これ
らの凸条の高さは特定位置側を低く形成し、特定位置側
から離れるにしたがって次第に高くなるようにそれぞれ
形成していることを特徴としている。
容器本体に係止された蓋を外す際、蓋の特定位置側の垂
下部を持ち上げることにより、当該特定位置部分を容器
本体の口縁から持ち上がる状態となり、引き続いて、そ
の両側の凸条がフランジとの係止状態が解除されてフラ
ンジから外れていくことになる。この場合、凸条の特定
位置側は凸条の高さを低く形成しているので、特定位置
側を持ち上げると、凸条とフランジとの係止状態は簡単
に解除されていき、傾斜した凸条に沿ってフランジが滑
るように外れていき、開蓋を容易に行うことができる。
構造は、蓋の垂下部の上記特定位置には、蓋を外す際の
ツマミとしての把持部を設け、この把持部を設けた位置
における垂下部の内側に、蓋の係止用の凸部を設けてい
ることを特徴としている。この構成であれば、蓋を外す
際、ツマミとしての把持部をつかむことにより、垂下部
に形成した凸条の低い側となっている特定位置側を、操
作者が意識することなく把持することができ、容易に蓋
を外すことができる。
止状態の解除も把持部を持ち上げることによって、簡単
に開放することができる。
図面を参照して説明する。図1はこの発明の実施の形態
を示す包装用容器の分解斜視図、図2は蓋の底面図であ
る。この発明の包装用容器の蓋構造を実現した包装用容
器1は、例えば、ポリスチレンやポリプロピレン等の合
成樹脂材料を成形したものであり、この実施形態におい
ては、外形が円形で、かつ平底で浅めの容器本体10の
ものであり、この容器本体10に蓋20を設けたものを
示している。
ンジ12となっており、このフランジ12は、外方への
突出部分を有する構成のものである。蓋20は、容器本
体10の口縁部を被蓋するものであり、蓋20の周縁に
は、容器本体10のフランジ12に重なる水平部21が
設けられ、この水平部21の端部に垂下部23が形成さ
れている。この垂下部23は、フランジ12の先端を覆
って、真下に壁状に設けられている。垂下部23の一部
に開蓋時のツマミとしての把持部22を設けて特定位置
となしている。上記垂下部23には、この実施の形態で
は垂下部23の周方向に等間隔で6個所に、内側へ突出
した凸条24を設けている。この凸条24は、上記特定
位置としての把持部22の内側、及びこの対向位置に設
けたもの(符号24aで示している)は、凸条24aの
高さをその長手方向の全体が同じになるよう形成してい
る。他の4個の凸条24bは、上記2つの凸条24aを
結ぶ線に対称となる位置、形状に設けており、特定位置
としての把持部22を挟んで、それぞれ特定位置側の突
出高さが低くなるように形成し、特定位置側から離れる
にしたがって高くなるように形成しており、特定位置側
から遠い側の高さは、上記凸条24aと同じになるよう
に設けている。
ば、被蓋状態では、蓋20は、垂下部23の凸条24が
容器本体10のフランジ12に係止状態となっており、
通常では蓋20が外れないようになっている。凸条24
aは、凸条24aの全体がフランジ12と係止状態にな
っており、他の凸条24bは、突出高さの高い側がフラ
ンジ12と係止状態となっており、蓋20は確実に係止
状態が維持されている。
特定位置としての把持部22を持ち上げる操作を行う。
この操作により、把持部22の内側の凸条24aが、フ
ランジ12との係止状態が解除されて、把持部22と共
にこの特定位置側の垂下部23が持ち上げられる。凸条
24aとフランジ12との係止状態は、把持部22を手
前に引きながら持ち上げることにより容易に行うことが
できる。そして、把持部22をさらに持ち上げると、把
持部22の両側の凸条24bとフランジ12との係止部
分まで開蓋していく。この時、凸条24bとフランジ1
2との係止状態は、凸条24bが把持部22側が低くな
っていることにより、把持部22を軽く持ち上げる操作
で、傾斜した凸条24bに沿ってフランジ12が滑るよ
うに外れていって、凸条24bとフランジ12との係止
状態が解除されることとなる。次いで、次の凸条24b
においても、フランジ12との係止状態を同様に簡単に
解除することができる。最後に把持部22と対称位置に
ある凸条24aでは、蓋20を外側に移動させるだけ
で、この凸条24aの係止状態を解除することができ、
蓋20を簡単に外すことができるものである。
た例を示したが、少なくとも特定位置の両側に2つの凸
条を形成することにより、蓋の係止状態を確実に維持で
きると共に、開蓋も簡単に行うことができる。また、こ
の凸条の数を上記実施形態より多く形成することもでき
る。また、上記実施形態では、包装用容器の外形が円形
の場合を示したが、楕円状や多角形状、その他の形状の
ものにも応用できるものである。例えば、正方形の包装
用容器の場合には、図3に示すように、特定位置とし
て、1つのコーナー30を決め、このコーナー30の両
側に高さ変化を付けた凸条31を設けることにより、上
記実施形態で示した包装用容器と同様の効果を得ること
ができる。この例では、コーナー30近傍の凸条32
は、コーナー30を持ち上げる操作によって係止状態を
開放することができるので、コーナー30に隣接したコ
ーナー33の近傍にこの発明による凸条31を形成した
ものである。
て把持部を形成した例を示したが、特定位置としては、
特に把持部を設けることなく、蓋を持ち上げる個所とし
て印刷で示したり、シールを貼り付けたりすることによ
って明示しても良い。
斜視図である。
ある。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】容器本体の口縁にフランジが設けられ、蓋
の外周に形成した垂下部が上記フランジに係止される構
成の合成樹脂製包装用容器であって、蓋には開蓋時に把
持するための特定位置を設けており、蓋の垂下部には、
蓋を係止するための内側への凸条を周方向にかつ部分的
に設けて、少なくとも上記特定位置の両側となる位置に
配置し、これらの凸条の高さは特定位置側を低く形成
し、特定位置側から離れるにしたがって次第に高くなる
ようにそれぞれ形成していることを特徴とする包装用容
器の蓋構造。 - 【請求項2】上記特定位置には、蓋を外す際のツマミと
しての把持部を設け、この把持部を設けた位置における
垂下部の内側に、蓋を係止するための凸部を設けている
請求項1記載の包装用容器の蓋構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001109324A JP2002308306A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 包装用容器の蓋構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001109324A JP2002308306A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 包装用容器の蓋構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002308306A true JP2002308306A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18961285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001109324A Pending JP2002308306A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 包装用容器の蓋構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002308306A (ja) |
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- 2001-04-06 JP JP2001109324A patent/JP2002308306A/ja active Pending
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