JP4643053B2 - 包装用容器の蓋構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、合成樹脂製で蓋付きの包装用容器において、容器本体に嵌合した蓋を、簡単に開けることができる包装用容器の蓋構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来の合成樹脂製の蓋付き包装用容器において、蓋が外れないように容器本体に蓋を嵌合させた構成のものが種々提供されている。
例えば図5に示す蓋付き包装用容器は、容器本体91の口縁部に水平方向に突き出したフランジ92が設けられ、蓋93の周縁には、上記フランジ92の外側に当接する垂下部94が設けられている。そして、蓋93は、容器本体91に対して嵌合状態に係止するように、垂下部94は、フランジ92の下方側となる位置において、内側にわずかに凹入した係止部95が、垂下部94の全周に亘って形成されており、蓋93は容器本体91に被蓋状態で係止されており、蓋93が外れにくくなっている。
【0003】
しかしながら、上記の蓋付き包装用容器では、容器本体91側に係止状態となっている蓋93を取り外す場合、蓋93の垂下部94の下端を手前に引きながら、垂下部94を持ち上げるように操作をする。この時、垂下部94を手前に引きながら持ち上げると、図6に破線で示すように、垂下部94全体が楕円状に変形することとなる。したがって、垂下部94の楕円状に狭まった部分aが、フランジ92に対してより強く嵌合することになるため、蓋93の開放がより困難になるという問題点があった。
【0004】
そこで、この発明は、合成樹脂製の蓋付き包装用容器において、蓋が容器本体に係止される構成のものであっても、蓋の開放が容易にできるようにした包装用容器の蓋構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記の目的を達成するため、この発明の包装用容器の蓋構造は、容器本体の口縁にフランジが設けられ、蓋の外周に形成した垂下部が上記フランジに係止される構成の合成樹脂製包装用容器であって、蓋の垂下部には、容器本体のフランジの輪状部の周方向に対して傾斜状に角度を付して形成した外方に窪んだ溝がその内周面に形成され、当該溝によってその外周面には凸条が表われており、蓋の取り外し時に、蓋の一部を容器本体の輪状部から外した状態で、容器本体の輪状部が上記垂下部内周面に形成された溝に嵌る状態となるように、凸条を形成していることを特徴としている。
【0006】
この構成の包装用容器の蓋構造によれば、容器本体に係止された蓋を外す際、蓋の垂下部を手前に引きながら持ち上げていくと、垂下部が手前に引かれた分だけ、蓋の垂下部が楕円状に変形することとなる。即ち、手前に引かれた方向が楕円形の長辺になり、上記引かれた方向に直交する方向が短辺になるように蓋がわずかに変形する。この時、当該包装用容器では、蓋の垂下部にフランジの輪状部の長手方向に対して傾斜角度を付した外方に窪んだ溝を形成しているので、蓋の持ち上げ部分側から蓋が部分的に外れて、蓋が容器本体に対して傾斜した状態になり、容器本体の口縁のフランジ状の輪状部の先端が蓋のに嵌ることとなる。このため、蓋が楕円形に変形することによって、容器本体に対する締め付け方向の力が生ずるが、この力が緩和されるので、蓋の取り外しを容易に行うことができる。
【0007】
この発明の請求項2記載の包装用容器の蓋構造は、蓋の垂下部に形成した凸条は、周方向に均等な間隔を空けて複数個所に形成していることを特徴としている。この構成であれば、蓋の垂下部に形成した凸条は、垂下部の周囲に均等間隔で複数個所設けているので、垂下部の内周面には凸条に対応した溝が形成されている。蓋を外す際、蓋の垂下部のうち、いずれの部分を持ち上げても、蓋が部分的に外れた時に、容器本体の輪状部がいずれかのに入ることになり、蓋にかける手の位置を考慮することなく簡単に蓋を外すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次ぎに、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施の形態を示す包装用容器の正面図、図2は包装用容器の分解斜視図、図3は要部の拡大断面図、図4は蓋を取り外す状態を示す斜視図である。
この発明の包装用容器の蓋構造を実現した包装用容器1は、例えば、ポリスチレンやポリプロピレン等の合成樹脂材料を成形したものであり、この実施形態においては、平底で浅めの容器本体10のものを示しており、この容器本体10に蓋20を設けたものを示している。
【0009】
容器本体10は、口縁部11の周囲がフランジ状の輪状部12となっており、この輪状部12は、外方への水平部分を有する構成のものである。
蓋20は、容器本体10の口縁部を被蓋するものであり、蓋20の周縁には、容器本体10の輪状部12に重なる水平部21が設けられ、この水平部21の端部に垂下部22が形成されている。この垂下部22は、輪状部12の先端を覆って、真下に壁状に設けられている。そして、上記垂下部22には、上下方向に断面くの字状に内側にわずかに入り込んだ係止部22aが垂下部22の全周に形成されており、被蓋状態で係止部22aが輪状部12に係止される構成となっている。
【0010】
そして、蓋20の垂下部22には、外側へ突き出した筋状の凸条23が形成されている。つまり、垂下部22には、外周面に凸条23が表われており、それを内周面からみると、凸条に対応して、外方に窪んだ溝が形成されている。凸条23は、垂下部22の周方向に均等間隔で4個所形成されており、個々の凸条23は、輪状部12の周方向に対して角度を付してそれぞれ形成されている。蓋20が容器本体10に対して傾斜状態になったときに、輪状部12が凸条23に対応する内周面側の溝に入り込む構成となっている。
この実施形態の包装用容器の蓋構造によれば、蓋20を外す際に簡単に外すことができるようになる。すなわち、被蓋状態では、蓋20は、垂下部22の係止部22aが容器本体10の輪状部12に係止状態となっており、通常では蓋20が外れないようになっている。そして、蓋20を取り外す際は、蓋20の垂下部22の任意の場所に指をかけて蓋20を持ち上げるようにする。この際、垂下部22を持ち上げると、持ち上げ個所から垂下部22は部分的に輪状部12との係止状態が解除されて外れていく。
【0011】
この際、蓋20は、垂下部22を持ち上げることによって、垂下部22に外力が加わるため、蓋20は、垂下部22が引かれた分だけ、わずかに楕円状に変形することとなる。しかしながら、この包装用容器の蓋構造によれば、蓋20の取り外し時に、蓋20を持ち上げていくと、垂下部22が輪状部12から部分的に外れることとなる。蓋20の一部が外れると、蓋20の垂下部22は、輪状部12に対して角度が付された傾斜状態となる。この状態において、容器本体10の輪状部12の方向と、垂下部22の外周面に表われた凸条23(内周面に形成された溝)の条方向とが一致し、かつ、その位置がほぼ同じになるため輪状部12がに嵌ることになる。このため、垂下部22の直径が大きくなったと同じ効果をもたらすことになるため、結果として蓋20の垂下部22が容器本体10の輪状部12を締め付ける力がほぼ解消され、蓋20を簡単に外すことができるようになるのである。
【0012】
尚、上記実施形態では、包装用容器が円形の場合を示したが、楕円状や多角形状、その他の形状のものにも応用できるものである。この場合、蓋を外す際、抵抗力が最大になる蓋の傾き状態において、輪状部と凸条が同一になるように設定することにより、蓋を容易に開けることができるようになるものである。
また、蓋の垂下部に形成した凸条は、4個所設けた例を示したが、2個以上の複数個所設けることが可能である。4個所以上設けた場合は、輪状部と凸条との位置がより合いやすくなる。3個以下の場合では、例えば容器本体が円形の場合であれば、円周角で120度以上の間隔で形成することになるが、同様の効果は得られるものである。
【0013】
なお、蓋の開蓋のための把持部を設ける形態の場合には、1個所だけ設けることもできる。この場合は、蓋の把持部が常に同じ位置となるので、凸条の位置を限定することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す包装用容器の正面図である。
【図2】上記包装用容器の分解斜視図である。
【図3】上記包装用容器の要部の拡大図である。
【図4】蓋を取り外す状態を示す斜視図である。
【図5】従来の包装用容器の蓋構造を示す分解斜視図である。
【図6】従来の包装用容器の蓋を外す際の形状を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 包装用容器
10 容器本体
12 輪状部
20 蓋
22 垂下部
23 凸条

Claims (2)

  1. 容器本体の口縁にフランジが設けられ、蓋の外周に形成した垂下部が上記フランジに係止される構成の合成樹脂製包装用容器であって、蓋の垂下部には、容器本体のフランジの輪状部の周方向に対して傾斜状に角度を付して形成した外方に窪んだ溝がその内周面に形成され、当該溝によってその外周面には凸条が表われており、蓋の取り外し時に、蓋の一部を容器本体の輪状部から外した状態で、容器本体の輪状部が上記垂下部内周面に形成された溝に嵌る状態となるように、凸条を形成していることを特徴とする包装用容器の蓋構造。
  2. 蓋の垂下部に形成した凸条は、周方向に均等な間隔を空けて複数個所に形成している請求項1記載の包装用容器の蓋構造。
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