JP2550184Y2 - 角形口部をもつ容器用キャップ - Google Patents

角形口部をもつ容器用キャップ

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JP2550184Y2
JP2550184Y2 JP1990111790U JP11179090U JP2550184Y2 JP 2550184 Y2 JP2550184 Y2 JP 2550184Y2 JP 1990111790 U JP1990111790 U JP 1990111790U JP 11179090 U JP11179090 U JP 11179090U JP 2550184 Y2 JP2550184 Y2 JP 2550184Y2
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cap
container
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mouth portion
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彦次郎 小室
忠義 ▲高▼島
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山村硝子株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、角形口部をもった容器に被着させるキャッ
プに関する。
(従来の技術) 一般に、食品などを収容する容器は、その開口側に丸
形口部を設けて、この丸形口部にキャップ被着用のネジ
部を形成すると共に、キャップ側に前記ネジ部に係合さ
れるネジ部を形成して、前記容器口部に対しキャップを
回転操作することにより、このキャップ側ネジ部を前記
容器側ネジ部に螺合させて、前記キャップを容器口部に
被着させるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ジャムやバター又は紅茶などを収容する容
器は、その口部を四角などの角形状に形成することが望
ましく、このようにすることにより容器内の内容物が取
出し易くなり、また、従来とは異なる外観となって意匠
的にも優れたものとなるが、以上のように前記容器の口
部を角形状に形成する場合には、前記キャップ側を容器
口部と同一の角形状に形成する必要がある。ところが、
前記容器とキャップ側とを角形状とするときには、この
キャップの容器に対する回転操作が構造的に困難とな
り、従って、前述したようなネジ部によるキャップの容
器側への確実な被着ができず、このことが原因で、従来
では、角形口部をもった容器の採用が行われていなかっ
たのである。
本考案は、以上のような点に鑑みてなしたもので、そ
の目的は、容器口部を角形状とするにも拘らず、この角
形口部に確実に被着させることができ、かつシールが施
されるキャップを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、 角形状の容器用キャップにあって、容器の角形口部とほ
ぼ同一形状をなし、かつその角形口部に被冠される平面
視角形のキャップ本体を形成し、前記容器口部の外側に
設けた係合部に係脱可能に係着される弾性変位可能な係
合突起を、前記キャップ本体内の対角部上壁から垂下さ
せて内向きに凹状となるように形成した係着片に設ける
とともに、前記容器口部の開口上面と当接するシール部
材を前記キャップ本体上壁に設けてなることを特徴とし
ている。
(作用) 上記(1)に示したキャップにおいては、容器の角形
口部に形成した係合部にキャップ本体側に設けた係合突
起を係合させることにより、前記キャップの容器口部側
への被着が行われ、かつ、シールが施される。また、前
記キャップ本体を容器口部に対し回転させることによ
り、前記キャップ本体側の係合突起が弾性変位されなが
ら前記容器口部側の係合部から離脱され、この容器口部
から前記キャップが取外される。換言すれば、前記容器
口部側を角形状とするにも拘らず、この口部側に前記キ
ャップを簡単かつ確実に被着できるのであり、従って、
ジャムやバター又は紅茶などを収容する容器として採用
することにより、その内容物が取出し易くなり、また、
従来とは異なる外観となって意匠的にも優れたものとな
る。
又、前記キャップ本体内の対角部上壁から垂下させて
内向きに凹状となるように形成した係着片に係合突起が
設けられているため、この係合突起を前記容器口部側の
係合部に係合させることにより、前記キャップの容器口
部側への被着が簡単かつ確実に行われ、しかも前記キャ
ップ本体を僅かな角度回転させることにより、前記係合
突起が係合部から離脱されて、前記キャップの容器口部
からの取外しが簡単に行われる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示し、同各図に
おいて、1はガラス壜などから成る容器であって、その
上方開口側にほぼ四角形状をなす角形口部11を設けると
共に、この角形口部11の外周面で下部側にキャップ被着
用の係合部12を形成している。
2は前記容器1の角形口部11に被着される合成樹脂な
どから成るキャップであって、前記容器口部11とほぼ同
一形状をなす平面視ほぼ四角形の上壁21aと、この上壁2
1aの外周縁から前記容器口部11の外周側を覆うように垂
設されるスカート片21bとを備えた有底角筒形状のキャ
ップ本体21から成り、このキャップ本体21における上壁
21aの下面側でスカート片21bの内方側に、前記容器口部
11の開口上面11aに当接して、その開口側をシールする
シール片22を一体状に形成すると共に、前記キャップ本
体21のスカート片21bとシール片22との間で上壁21aの下
面側に、前記容器口部11の外面側と対向する弾性変位可
能な係着片23を一体形成して、この係着片23の内面側
に、前記容器口部11側に設けた係合部12に係脱される係
合突起24を一体状に設ける。また、前記係着片23は、前
記キャップ本体21の各対角部にそれぞれ合計4個形成す
るのであり、これら各係着片23を前記容器口部11の各角
部と同一形状となるようにほぼ角形状となして、前記各
係着片23の内面側に、前記容器口部11の各角部に形成さ
れる係合部12に係脱される前記係合突起24をそれぞれ形
成する。
そして、前記容器1の角形口部11にキャップ2を被着
させるときには、このキャップ2側の各係着片23を前記
容器口部11の各角部に対向させた状態で上方側から押圧
することにより、第5図及び第6図の仮想線で示したよ
うに、前記各係着片23の係合突起24が前記容器口部11に
設けた係合部12にそれぞれ係合されて、前記キャップ2
が容器口部11側に正確に位置決めされた状態で簡単かつ
確実に被着され、これと同時に前記キャップ2側のシー
ル片22が前記容器口部11の開口上面11a側に当接され
て、その開口側がシールされる。
また、前記容器口部11から前記キャップ2を取外すと
きには、このキャップ2を前記容器口部11に対し左右何
れかの方向(第1図矢印方向)へと例えば10度程度回転
させることにより、第6図の実線で示したように、前記
キャップ2の各係着片23が前記容器口部11の各角部で押
圧されて弾性変位されながら、この容器口部11の係合部
12から前記各係着片23の係合突起24が離脱され、この状
態で前記キャップ2を外方側に引っ張ることにより、こ
のキャップ2が前記容器口部11から簡単に取外される。
以上説明した第1〜第6図の実施例では、前記キャッ
プ本体21における上壁21aの外周縁部に、その全周にわ
たって延びるスカート片21bを設けたが、本考案では、
第7図〜第10図で示したように、前記スカート片21bを
設けることなく、前記キャップ本体21の各対角部に、そ
れぞれ前記係合突起24をもった係着片23を設け、これら
各係着片23を前記シール片22と対向する高さの低い連結
壁25で連結させるようにしてもよい。
更に、第1〜第6図の実施例においては、前記キャッ
プ本体21のスカート片21bとシール片22との間で、この
キャップ本体21の各対角部に、それぞれ係合突起24をも
った係着片23を設けるようにしたが、本考案では、第11
図〜第13図で示したように、前記キャップ本体21におけ
る上壁21aの外周縁部に、この上壁21aから下方側に延
び、前記容器口部の外面側に対接される弾性変位可能な
垂下壁26を一体状に設けると共に、この垂下壁26の内面
側で前記キャップ本体21の各対辺部分に、それぞれ前記
係合突起24を形成するようにしてもよく、このようにす
るときでも、前述した場合と同様に、前記キャップ本体
21側の係合突起24を容器口部11側の係合部12に係合させ
ることにより、前記キャップ2を容器口部11側に簡単か
つ確実に被着でき、また、前記キャップ2を容器口部11
に対し左右方向に僅かに回転させて、前記垂下壁26を外
方側に弾性変位させることにより、前記係合突起24を係
合部12から離脱させて、前記キャップ2を容器口部11か
ら簡単に取外せるのである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のキャップによれば、容
器の角形口部とほぼ同一形状をなす平面視角形のキャッ
プ本体を形成し、このキャップ本体内の対角部上壁から
垂下させて内向きに凹状に形成した係着片に設けた係合
突起を、容器口部の外側に設けた係合部に係脱可能かつ
弾性変位可能に係着させるので、前記容器口部を角形状
とするにも拘わらず、この口部に前記キャップを正確に
位置決めされた状態で容易かつ確実に被着させることが
でき、また、そのキャップ本体にシール部材を設けてい
るため、被着後には、このシール部材が容器口部の開口
上面に当接してシールが施されるため内容物の保存性が
向上する。一方、そのキャップは僅かに回動させること
により各係着片が容器口部の各角部で押圧され、弾性変
位しつつ容器口部の係合部から各係着片の係合突起が離
脱され、容易に取り外すことができる。
従って、以上のように角形口部をもった容器をジャム
やバター又は紅茶などを収容する容器として採用するこ
とが可能となり、その内容物が取出し易くなり、また、
従来とは異なる外観となって意匠的にも優れたものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案にかかるキャップの一実施例を
示し、第1図はキャップと容器との全体外観を示す斜面
図、第2図は同キャップの縦断面図、第3図はその底面
図、第4図及び第5図は第3図I−I線及びII−II線方
向の拡大断面図、第6図は同キャップの作用状態を説明
する拡大断面図、第7図〜第10図はキャップの他の実施
例を示し、第7図は同キャップの縦断面図、第8図はそ
の底面図、第9図及び第10図は第8図III−III線及びIV
−IV線方向の拡大断面図、第11図〜第13図はキャップの
他の実施例を示し、第11図は同キャップの縦断面図、第
12図はその底面図、第13図は第12図V−V線方向の拡大
断面図である。 1……容器、11……角形口部、12……係合部、2……キ
ャップ、21……キャップ本体、24……係合突起。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角形口部をもつ容器用キャップであって、
    容器の角形口部とほぼ同一形状をなし、かつその角形口
    部に被冠される平面視角形のキャップ本体を形成し、前
    記容器口部の外側に設けた係合部に係脱可能に係着され
    る弾性変位可能な係合突起を、前記キャップ本体内の対
    角部上壁から垂下させて内向きに凹状となるように形成
    した係着片に設けるとともに、前記容器口部の開口上面
    と当接するシール部材を前記キャップ本体上壁に設けて
    なることを特徴とする角形口部をもつ容器用キャップ。
JP1990111790U 1990-10-24 1990-10-24 角形口部をもつ容器用キャップ Expired - Lifetime JP2550184Y2 (ja)

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JP2001190110A (ja) * 2000-01-17 2001-07-17 Seirei Ind Co Ltd 野菜収穫機と、これに装着されるタインキャップ体

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