JP4141752B2 - キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
ペットボトルなどに代表される合成樹脂製ボトルやアルミボトル等の金属製ボトルに装着するキャップとして、ボトル口頸部に螺着させた周壁上端縁より口頸部上端開口を被覆する頂壁を延設してなる有頂筒状のものが極一般に知られている。これらキャップを装着したボトルは当初持ち運びをあまり考慮していなかったが、そのサイズ,用途等の多様化により最近ではキャップに指を掛けるためのフランジを突設したり、ボトルの口頸部や胴部に紐を固定して吊り下げ可能に構成したものも使用されている。
【0003】
キャップにフランジを突設したものでは、突出幅が小さいと持ち難く、逆に大き過ぎると収納時等に不便である。また、紐を装着したものは例えば、冷蔵庫や鞄の中に収納した際に邪魔となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、装着したボトルを必要に応じて吊り下げて持ち運ぶことができ、また、保管時にはコンパクトに収納できるキャップを提案するものである。また、未使用を一見して判断することができる所謂バージンシール機能を有し、その開封も容易なキャップを提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、ボトル2の口頸部7外周に嵌合させた装着筒11より、口頸部7内に密嵌させた有底の収納筒13を二重筒状に延設してなる本体3と、本体3後部に後部を回動可能に連結して本体上面を開閉可能に設けた蓋体4と、上記装着筒外周部に端部を締着してボトル2の吊り下げが可能に設けた紐5とを備え、端部締着状態の紐5を上記収納筒13内に収納可能に構成した。
【0006】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、上記装着筒11を口頸部7外周に螺着させるとともに、装着筒11の下端部に破断部20を介して上端部を一体に連結したリング19を設け、該リング19は、内面に突設した係合突条21を口頸部7外周下部に突設した係止突条9下面に乗越え係合させた。
【0007】
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2の手段に於いて、上記本体3と蓋体4との連結が、上記装着筒11の後部上端より後方へ突設した下部水平板25の後端部と、蓋体4の後部下端より後方へ突設した上部水平板26の後端部とを回動可能に連結したものであり、上記紐の締着が、装着筒11前部より外方へ突設した紐締着用の突片16への締着であり、上記各水平板と突片とで螺動時のハンドルを構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0009】
本発明のキャップ1は、ボトル2に装着して使用するもので、本体3と、蓋体4と、紐5とを備えている。
【0010】
装着するボトル2はポリエチレンテレフタレートボトルに代表される様な合成樹脂ボトルやアルミ製の金属製ボトルが使用され、胴部6より口頸部7を起立して構成したものが使用できる。図示例では、口頸部7の外周上部に螺条8を周設し、その下方に係止突条9を突周設している。
【0011】
本体3は、ボトル2の口頸部7外周に嵌合させた装着筒上端縁より、口頸部7内に密嵌させた有底の収納筒を二重筒状に延設している。図示例では、口頸部外周の螺条8に、内周面に周設した螺条10を螺合させて装着筒11を口頸部7外周に嵌合係止させており、装着筒11の上端から内方へフランジ12を延設するとともに、フランジ12内周縁より有底の収納筒13垂設している。収納筒13の上部外周は口頸部7内周上部に液密に嵌合させており、ここからの液の漏出防止を図っている。また、フランジ12の上面からは蓋体4を嵌合させる嵌合筒14を立設し、その前部に紐挿通用の窓孔15を穿設している。
【0012】
また、本体3の装着筒11外周面部に紐締着用の突片16を突設している。この突片16は装着筒11外面のどの位置に突設しても良いが、締着する紐5を収納筒13内に収納することを考慮すれば装着筒11の出来るだけ上方位置に突設することが好ましく、また、後述するシール用リングを破断するためのハンドルの一部として機能させる際には、本体3及び蓋体4の連結部との対向位置である前部に設けると好ましい。図示例では、装着筒11の前部上端より前方へ、挿通孔17を備えた横板16a の周縁部に突条壁16b を立設した突片16を突設しており、突条壁16b の前部中央に凹溝18を凹設している。
【0013】
また、本発明のキャップ1は、未使用を表現するためのシール用リング19を本体と一体に設けても良い。このシール用リング19は、装着筒11の下端部に破断部20を介して上端部を一体に連結したもので、内面に突設した係合突条21を口頸部7外周下部に突設した上記係止突条9下面に乗越え係合させている。
【0014】
上記破断部20としては種々の形態を採用でき、例えばその部分を薄肉に形成したり、ミシン目を施したり、或いは細棒状の連結片により周方向間隔をあけて複数位置で連結する等の方法を採用できる。図示例では、装着筒11下面とリング19上面との間に上記細棒状の連結片22を設けている。また、上記係合突条21は上向きスカート状に形成して上方からの装着を容易に、また、抜け出しを防止する如く構成している。尚、上記形態のシール用リングを装着筒とは別体に形成して、装着筒の内面等に嵌合させる如く構成し、装着筒の螺脱時にリングのみが口頸部外周に残る如く構成することも可能である。
【0015】
蓋体4は、本体3後部に後部を回動可能に連結して本体上面を開閉可能に設けて構成している。図示例では、上記嵌合筒14外周に嵌合させた周壁23上端縁より頂壁24を延設するとともに、上記装着筒11の後部上端より後方へ突設した下部水平板25の後端部と、蓋体4の後部下端より後方へ突設した上部水平板26の後端部とをヒンジ27を介して回動可能に連結しており、各水平板と突片とで螺動時のハンドル機能を付与している。また、周壁23前部には上記嵌合筒14前部の窓孔15と連通して上記収納筒13内へ紐5を収納する際の紐を挿通する窓孔28を穿設している。尚、上記した本体3及び蓋体4及びリング19は合成樹脂により一体に形成することができる。
【0016】
紐5は上記突片16に端部を締着して吊り下げ可能に設けたもので、その材質は合成樹脂,革,布等特に限定はないが、ボトルの吊り下げに充分耐えうる強度のものであれば使用できる。また、紐5の具体的形態は吊り下げが可能であれば、どの様な形態であっても良いが、突片16に締着する際のし易さを考慮すると、環状に形成されたものが好ましく使用できる。
【0017】
また、突片16に紐5を締着させる方法としては、種々の方法を採用できるが、図示例の如く、上記した如き挿通孔17を穿設しておいて、環状の紐5を図2に示す如く、その一端部を挿通孔17に挿通し、他方の端部を突出した一端部の環状部内に挿通して引き締めることにより簡単に装着することができる。
【0018】
また、本発明では、紐5の端部締着状態で上記収納筒13内に収納できる如く構成している。従って、紐5の長さ,太さ等を収納筒13内へ収納できるものを選択する。収納する際には、蓋体周壁23の窓孔28及び嵌合筒14の窓孔15を介して収納する。
【0019】
上記の如く構成したキャップは、図1の状態から後部の各水平板と前部の突片16とに指を掛けて回動させると装着筒11は螺動上昇しようとするが、リング19はその係合突条21が口頸部7の係止突条9と係合して上昇をせず、従って、破断部20が切断して螺脱が可能となる。また、開封後の保管時或いは持ち運びのない使用時には、図1に示す如く、紐5を収納筒13内に収納した状態で行う。この場合にはキャップ1を螺脱すれば容易に内容物を取り出すことができる。一方、運搬時には蓋体4をあけて紐5を取り出した後再び蓋体4を締め、紐5をクビに吊り下げたり、手首に掛けて吊り下げたりして行える。
【0020】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明のキャップは、既述構成としたことにより、外出等の持ち運び時には装着したボトル2を、紐5を首に下げる等して行えるものであり、一方、保管の際には紐5を収納筒13内に収納した状態で行えるため邪魔にならず、取り扱い上きわめて便利である。
【0021】
また、第2の手段のキャップでは、装着したボトルが未開封であることが一目瞭然で、悪戯の防止,商品イメージの向上,等を併せて図れるものである。
【0022】
また、第3の手段のキャップでは、リング19の破断部20を破断して開封する際に各水平板と突片とがハンドル機能を発揮するため容易に開封することができ、また、開封後の装着筒の螺合が硬くなった場合にも容易に螺脱することができる利点を兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部切欠側面図である。
【図2】同実施例の開蓋状態の斜視図である。
【図3】同実施例の平面図である。
【符号の説明】
2…ボトル,3…本体,4…蓋体,5…紐,7…口頸部,9…係止突条,
11…装着筒,13…収納筒,16…突片,19…リング,20…破断部,
21…係合突条,25…下部水平板,26…上部水平板
Claims (3)
- ボトル2の口頸部7外周に嵌合させた装着筒11より、口頸部7内に密嵌させた有底の収納筒13を二重筒状に延設してなる本体3と、本体3後部に後部を回動可能に連結して本体上面を開閉可能に設けた蓋体4と、上記装着筒外周部に端部を締着してボトル2の吊り下げが可能に設けた紐5とを備え、端部締着状態の紐5を上記収納筒13内に収納可能に構成したことを特徴とするキャップ。
- 上記装着筒11を口頸部7外周に螺着させるとともに、装着筒11の下端部に破断部20を介して上端部を一体に連結したリング19を設け、該リング19は、内面に突設した係合突条21を口頸部7外周下部に突設した係止突条9下面に乗越え係合させてなる請求項1記載のキャップ。
- 上記本体3と蓋体4との連結が、上記装着筒11の後部上端より後方へ突設した下部水平板25の後端部と、蓋体4の後部下端より後方へ突設した上部水平板26の後端部とを回動可能に連結したものであり、上記紐の締着が、装着筒11前部より外方へ突設した紐締着用の突片16への締着であり、上記各水平板と突片とで螺動時のハンドルを構成してなる請求項2記載のキャップ。
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