JPS6020592Y2 - 中栓係止蓋を装着した容器 - Google Patents

中栓係止蓋を装着した容器

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JPS6020592Y2
JPS6020592Y2 JP8222281U JP8222281U JPS6020592Y2 JP S6020592 Y2 JPS6020592 Y2 JP S6020592Y2 JP 8222281 U JP8222281 U JP 8222281U JP 8222281 U JP8222281 U JP 8222281U JP S6020592 Y2 JPS6020592 Y2 JP S6020592Y2
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JP
Japan
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lid
neck
inner stopper
flange
annular protrusion
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JP8222281U
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JPS5749463U (ja
Inventor
治 阪本
完保 安部
Original Assignee
大和製缶株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、中栓を予じめ蓋自体に装着しておき、この蓋
を容器本体に螺合することで、中栓による容器口部の封
鎖も行われ、又、この後、蓋を離脱させても、中栓は容
器口頚部から離脱することがなく、さらに蓋の再螺合に
際しても、抵抗なく行えるようにした、中栓係止蓋を装
着した容器に関する。
蓋、中栓及び容器本体を組合せた容器は周知である。
しかし、これらをバラバラに保存し、組立に際して、ま
ず中栓を容器口部に嵌着し、その後蓋を容器口頚部に取
付けるようにしたのでは、作業能率もわるく、又、蓋や
中栓等が紛失する惧れもあるので好ましくない。
それで中栓を予じめ蓋に装着しておき、蓋を容器口頚部
にとり付けることで、中栓の装着も行われるようにした
ものが開発された。
その一例(実公昭48−2629吋)を第1〜3図に示
す。
第1図は中栓101の断面図であり、注出孔112つき
の頂壁111と、その周縁から垂下するスカート部11
3とをもち、そのスカート部下端に円環状のフランジ1
14が、スカート部113に対し直交する如く、その内
外径のはS゛中間一体に取付けられている。
第2図は、この中栓101を装着した蓋102を示す断
面図であり、頂部121と、その周縁から垂下するスカ
ート部123とをもち、スカート部123は、その内周
面に容器口頭部103(第3図)の外周面に設けたねじ
部135と螺合するねじ部125をもち、そのねじ部1
25と頂部121との間に中栓フランジ部114を係止
して保持することを可能にするための突条126が設け
である。
蓋102の、この突条126の外径、従って又、中栓の
スカート部113と対面する蓋のスカート部部分123
aの内径は、中栓のフランジ部114の外径より小さく
構成され、従って第2図に示すように、中栓が蓋内に装
着されたとき、フランジ部114が回動し、図示のよう
(こ傾斜してフランジ外周縁が突条126で支持される
第3図は、この中栓101を装着した蓋102が容器口
頭部103に螺合されたときの断面図であり、この口頚
部103は、中栓のはめられるべき外周部に、中栓のフ
ランジ114を受ける凹R103aと、その直上方の大
径部103bとが形成されており、凹溝103aの外径
は第2図示の状態でのフランジ114の内径より大にな
っており、従って、中栓が所定位置で口頚部に嵌合した
ときは、第3図示のように、フランジ114は1103
aによってさらに回動され、その傾きは更に犬となる。
その結果、該フランジは前記突条126から離れ、従っ
て蓋102を取外すときも、蓋は中栓に影響を与えるこ
となく取外され、中栓は、容器口頚部に残存し得ること
になる。
しかし、図面にはフランジ114はその内周縁が上れば
その外周縁は下がり、つねに断面直線状のま)変位し、
傾斜するように示されているが、ここで、このフランジ
は円環状をなしており、しかもその内外径の中心線上で
スカート113に固定されていることを想起すれば、た
とえ、このフランジが可撓性材料で作られており、その
内周縁を円環面に直交する方向に押して強制的に変位さ
せたとしても、フランジの外周側(スカート113との
固着点より外側に在る部分)は、その強制変位力の影響
を受けないから、必ずしも図示のように、外周側がその
位置を変えるとは限らない。
ということは場合によっては、フランジ114の外周が
、蓋の突条126から外れないことがあることを意味腰
その結果は、蓋を口頚部103から外すとき突条126
がフランジ114と係合し、中栓をも口頚部から離脱さ
せることになり、また、そこまで至らないとしても、蓋
の取外しが滑らかに行われず抵抗感を与えることは必至
であり、また再び蓋を螺着させるときにその中栓のフラ
ンジ外周側が蓋の突条とつき当り抵抗を坐臥その抵抗を
生じたところで螺着を中止することがあり、その際は注
出孔の閉鎖がなされない状態におかれ、そのため内容品
に悪い影響を与えたり、容器を倒したときに内容液がこ
ぼれ出ることがある。
本考案はこれらの諸難点を解消させるためになされたも
のであり、これによれば頂部と、該頂部周縁から垂下す
るスカート部とから戒り、該スカート部はその内周面に
ねじ部をもち、さらに該ねじ部と前記頂部との間の内周
面に環状突条を備え、該環状突条と該頂部との間に空間
部が存在する蓋:注出孔つき頂壁と、該頂壁の周縁から
垂下し、その外周面には後記容器口頚部内周面の保合部
分と係合する係合手段を備えたスカート部と、該スカー
ト部の上端から外方に延出するフランジ部とから戊り、
該フランジ部の外径は、前記蓋の環状突条の内径より大
で且つ該環状突条と頂部下面との間の内周面の直径より
は小である可撓性合成樹脂製中栓:及び、該口頚部には
、その外周面に前記蓋のねじ部と螺合するねじ部をもち
、その内周面には前記中栓の係合手段と係合する構造を
備えている容器本体とを組合せた容器において、数組合
せの前の前記中栓のフランジ部は、外方かつ上方に向う
傾斜フランジ部と該傾斜フランジ部から外方かつ水平方
向又は水平方向より下方に向う周辺部分とからなり、 該中栓の該傾斜フランジ基部内端の水平面から前記係合
手段までの軸方向寸法に外方かつ上方に向う該傾斜フラ
ンジ部の基部から前記周辺部分下面までの長さを加えた
寸法が、容器本体の口頚部の水平、平担な頂面から係合
部分までの寸法に等しく、 前記蓋の頂部下面と相対する該中栓の上部頂壁土面に環
状突条部を具備するか又は、前記中栓の周辺部分の上面
と相対する該蓋の頂部下面に環状突出部を具備し、 前記中栓を係合している前記蓋を前記口頚部に螺合する
ことにより、中栓の係合手段が口頚部の係合部分と係合
し、口頚部の頂面ば蓋の前記環状突条より上方にあり、
中栓の傾斜フランジ部は口頚部の内周面に沿ってあり、
周辺部分は口頚部の頂面上にあり、該周辺部分の外径が
前記蓋の環状突条の内径より実質上大きくない構成であ
ること、 を特徴とする中栓係と蓋を装着した容器が得られる。
以下本考案の具体例を図面により説明する。
第4図は中栓Bを装着した蓋Aの断面図、第5図は第4
図の中栓つき蓋を容器口頭部Cに螺合させたときの容器
の要部断面図である。
蓋Aは、頂部1、その頂部周縁から垂下するスカート部
2をもち、スカート部内周面はねじ部4と、該ねじ部4
と頂部1との間に環状突条6とを設けてあり、さらにそ
の環状突条6と頂部1との間に、後記フランジ部の変位
を許容するための空間部9がある。
環状突条6の設けである内周面7は、ねじの頂点8より
も、蓋の中心側に在るようにするとよい。
中栓Bは可撓性合成樹脂で作られ、注出孔14つきの上
部頂壁11A1該頂壁11Aの下方にある下部頂壁11
B、該下部頂壁11Bの周縁から垂下するスカート部1
2、スカート部12の上端縁から延出するフランジ部1
3とから戒り、スカート部12は、その外周面に係合手
段としての環状突起15を備える。
フランジ部13はスカート部12の上端縁から外方かつ
斜め上方に張り出す上向傾斜部分13Dと該部分13D
から斜め下方に向う下向傾斜部分13Eとからなり、該
部分13Eの外径は、蓋の環状突条6の内径より大で且
つ内周面7の直径よりは小になっていて、中栓を図示の
ように蓋に押し込んで装着したとき、フランジ部が環状
突条6と係合して、保持される。
注出孔14の数は適当に定められる。
又フランジ部はその内端に薄肉部16を設け、フランジ
部の変位を容易にさせるのが好ましい。
なお、中栓を蓋に押し込んで装着したとき中栓の頂壁1
1Aと蓋の頂部の下面5との間に僅かに間隙があるよう
に中栓の頂壁11Aの上面に環状突出部19を設けるか
又は、蓋の頂部下面5にストッパ20を設けて、環状突
条6との位置関係を定めると中栓は変形し易くなり、中
栓を蓋に係合し易くなる。
容器本体口頭部Cはその外周縁に蓋のねじ部4と螺合す
るねじ部23があり、その内周面には、中栓の係合手段
15と係合する係合構造としての環状凹溝21が設けて
あり、口頭部Cの頂面22Eは水平面である。
而して、口頚部の頂面22Eから該溝21までの寸法は
、中栓のフランジ基部内端17から該係合手段15まで
の寸法に、フランジ基部から周辺部分13Eの下面まで
の上向傾斜部分の寸法を加えた寸法と同じになっていて
、中栓の上部頂壁11Aに設けた環状突出部19の上端
から環状突起15までの垂直方向の寸法より小になって
いる。
本例では頂部内面に、蓋を容器本体に螺着したときに、
口頚部の頂面と対する個所にストッパ20を設けた。
容器口頚部Cに嵌着される中栓Bは、先ず蓋Aの中に装
着され、蓋Aを容器口頭部Cに螺合するのに伴って口頚
部に嵌入し始め、口頚部の凹溝21に突起15が嵌入す
ることで嵌着が終了するが、そのとき、容器口頚部に装
着された中栓のフランジは、その一部である上向傾斜部
分13Dが口頚部内周面の直線面22Dによって垂直に
起され、下向傾斜部分13Eは口頚部頂面の水平面22
Eに接置させられ水平に支持され、ストッパ20との間
に挾まれる。
このとき中栓の突出部19は、蓋の頂部下面につき当っ
ている。
又、口頚部頂面22Eに接置しているフランジ下面外端
18におけるフランジ外径が、蓋の環状突条6の内径に
実質上ひとしいか又はより小であるように寸法が定めら
れる。
こ)で「実質上ひとしい」とは厳密にひとしいというこ
とではなく、蓋の取外しや再螺金時に環状突条6とフラ
ンジ下面外端18とが、抵抗感を与えるほどには、係合
しない寸法を意味する。
本考案では、容器口頚部に嵌着された中栓のフランジ部
13は口頚部によって強制的に変形させられ、縮径され
たフランジ部(上部傾斜部分13D)は容器口頚部の内
周面22Dを直径方向外方へ押圧し、内周面と強固に係
合しているので、蓋の取外しや、再螺合時に、蓋の環状
突条6によって該フランジ部が再び変形することがない
ようになっているので、充分、所期の目的が遠戚される
なお、前記説明では、フランジ部13の折曲げを容易に
する手段として、薄肉部16を設けたが、フランジを数
個の円弧に分割してもよい。
又、中栓と蓋との係合につき、中栓の係合手段を環状突
起とし、それに係合する容器口頚部の保合部分を環状凹
溝としたが、これは反対にしても同じことである。
以上、具体例につき本考案を説明したが本考案において
は、中栓は蓋の突条によって確実に保持され、又、容器
口頚部への装着に際しては、フランジが口頚部の頂面に
よって強制的に確実に変形させられるので、さきに述べ
たような目的を達成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は従来例を示し、第1図は中栓の断面図、第
2図は中栓を装着した蓋の断面図、第3図はその中栓を
装着した蓋を容器口頚部に螺合したときの容器の要部断
面図である。 第4図は本考案の具体例における中栓を装着した蓋の断
面端面図、第5図は第4図の中栓を装着した蓋を容器口
頚部に螺合したときの容器の要部断面端面図である。 図中符号(主たるもの)、Ai;1は頂部、2はスカー
ト部、4はねじ部、5は頂部下面、6は環状突条、7は
突条6のある内周面、8はねじ頂点、9は空間部。 B中栓;11Aは上部頂壁、11Bは下部頂壁、12は
スカート部、13はフランジ、13Dは上向傾斜部分、
13Eは下向傾斜部分、14は注出孔、15は突起(係
合手段)、16は薄肉部、17はフランジ基部内端、1
8は変位したフランジの下面外端、19は環状突出部。 C容器口頚部:21は凹溝(係合部分)、22Eは頂面
、22Dは内周面、23はねじ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 頂部と該頂部周縁から垂下するスカート部とから戒り、
    該スカート部はその内周面にねじ部をもち、さらに該ね
    じ部と前記頂部との間の内周面に環状突条を備え、該環
    状突条と該頂部との間に空間部が存在する蓋:注出孔つ
    き頂壁と、該頂壁の周縁から垂下し、その外周面には後
    記容器口頚部内周面の係合部分と係合する係合手段を備
    えたスカート部と、該スカート部の上端から外方に延出
    するフランジ部とから戒り、該フランジ部の外径は、前
    記蓋の環状突条の内径より大で且つ該環状突条と頂部下
    面との間の内周面の直径よりは小である可撓性合成樹脂
    製中栓:及び、該口頚部には、その外周面に前記蓋のね
    じ部と螺合するねじ部をもち、その内周面には前記中栓
    の保合手段と係合する構造を備えている容器本体とを組
    合せた容器において、 該組合せの前の前記中栓のフランジ部は、外方かつ上方
    に向う傾斜フランジ部と該傾斜フランジ部から外方かつ
    水平方向又は水平方向より下方に向う周辺部分とからな
    り、 該中栓の該傾斜フランジ基部内端の水平面から前記係合
    手段までの軸方向寸法に外方かつ上方に向う該傾斜フラ
    ンジ部の基部から前記周辺部分下面までの長さを加えた
    寸法が、容器本体の口頚部の水平、平担な頂面から係合
    部分までの寸法に等tビ 前記蓋の頂部下面と相対する該中栓の上部頂壁土面に環
    状突出部を具備するか又は、前記中栓の周辺部分の上面
    と相対する該蓋の頂部下面に環状突出部を具備し、 前記中栓を係合している前記蓋を前記口頚部に螺合する
    ことにより、中栓の係合手段が口頚部の係合部分と係合
    し、口頚部の頂面ば蓋の前記環状突条より上方にあり、
    中栓の傾斜フランジ部は口頚部の内周面に沿ってあり、
    周辺部分は口頚部の頂面上にあり、該周辺部分の外径が
    前記蓋の環状突条の内径より実質上大きくない構成であ
    ること、 を特徴とする中栓係と蓋を装着した容器。
JP8222281U 1981-06-05 1981-06-05 中栓係止蓋を装着した容器 Expired JPS6020592Y2 (ja)

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