JP7010788B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、注出口の周囲から立設された注出ノズルを有し容器の口部に装着されるキャップ本体と、注出ノズル内に嵌合して閉塞する中栓と、これらの注出ノズルおよび中栓を覆い、キャップ本体にヒンジを介して開閉自在に連結された上蓋とを備えるヒンジキャップの改良に関する。
この種のヒンジキャップとして、特許文献1には、容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して取り付けられる蓋体と、蓋体内に装着される中栓とからなり、キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、口部の開口を封鎖する基壁と、基壁を貫通する注出口の周囲から立設される注出筒と、注出筒外方の基壁に形成される係合面とを備え、蓋体は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁と側周壁との内側に設けられる抜け止め部とを備え、中栓は、上壁と、上壁から垂設され、キャップ本体の注出筒の内周を密封する密着筒と、上壁の外縁部から垂設され、内周が係合面と係合可能な係合筒と、上壁の外縁部または係合筒の外周に突設され、蓋体の抜け止め部に対して揺動可能な係止部を備えるものが開示されている。
このように中栓を注出筒に着脱自在に組み付けたタイプのヒンジキャップは、キャップ本体の開口予定部にプルリングなどを形成した抜栓部付きのヒンジキャップとは異なり、蓋体の開放操作に伴って中栓が注出筒から一緒に外されるので別途の抜栓操作が不要であり、開封作業が楽であるという利点を有する。
特開2017-154748号公報
しかしながら、従来の抜栓不要タイプのヒンジキャップは、注出筒と密封筒との間でシールされるだけであり、容器が落下した場合の衝撃や内圧変化等によって当該シール部分に隙間が生じて液漏れする恐れがある。
本発明の目的は、従来に比べて密封性の向上したヒンジキャップを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のヒンジキャップは、注出口の周囲から立設された注出ノズルを有し容器の口部に装着されるキャップ本体と、前記注出ノズル内に嵌合して閉塞する中栓と、前記注出ノズルおよび前記中栓を覆い、前記キャップ本体にヒンジを介して開閉自在に連結された上蓋とを備え、前記中栓は、前記注出ノズルの内面に嵌合し該内面と協働して接触式の第1のシール部を形成する外周壁と、前記注出口の内面に接触もしくは近接して形成され、該注出口の内面と協働して接触式もしくは非接触式の第2のシール部を形成する内周壁とを有するものである。
本発明の好適な態様では、中栓は、前記外周壁と前記内周壁とを接続して前記第1のシール部と前記第2のシール部との間にバッファ空間を形成する接続壁を有する。
本発明の好適な態様では、前記内周壁はその少なくとも下端部が末広がり形状かつ前記外周壁に比べて薄肉に形成されている。
本発明の好適な態様では、前記接続壁は、前記第1のシール部の上部に対応した位置に形成され、前記中栓は、前記接続壁の位置にて前記内周壁の内面を横断する上方凸形のドーム形状の隔壁を有する。
本発明の好適な態様では、前記中栓は、前記内周壁の内面を横断し容器内の内圧上昇に伴い上方凸に反転可能な下方凸形の隔壁を有する。
本発明の好適な態様では、前記中栓は、前記外周壁の外側で下垂する支持脚を有し、前記キャップ本体は、前記支持脚の下端部を係止する係止突片を有し、前記上蓋は、前記ヒンジを基点とした開動作時に前記中栓に係合し該中栓を一緒に引き上げる引掛け部を有し、前記引掛け部は、前記中栓に係合した状態にて前記中栓と前記上蓋との間に該中栓の上方遊動を可能とするクリアランスをもたらす位置に形成され、前記支持脚は、初回開封後の閉蓋時に前記下端部と前記係止突片とを半係合させる下垂寸法を有する。
本発明によれば、注出ノズルと中栓の外周壁とによって第1のシール部が形成されるとともに、注出口の内面と中栓の内周壁とによって第2のシール部が形成される。これにより中栓による密封性を向上させることができ、搬送中等における容器への衝突や熱充填時の内圧変化等に起因した液漏れを防止することができる。本発明のヒンジキャップによれば、第1のシール部および第2のシール部の少なくとも一方がシール機能を発揮することで液漏れは防止される。
本発明の一実施形態の初回開封前のヒンジキャップを示した断面図である。 図1のヒンジキャップにおいて、中栓をキャップ本体に組み付ける様子を説明する図である。 図1のヒンジキャップにおいて、中栓をキャップ本体に組み付けた後、上蓋を閉める様子を説明する図である。 図1のヒンジキャップの初回開封後の様子を示した図である。 図4の状態から上蓋を閉めた様子を示した図である。 本発明の他の実施形態の初回開封前のヒンジキャップを示した断面図である。 本発明の更に他の実施形態の初回開封前のヒンジキャップを示した断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。まず、図1は本発明に従う第1の実施形態の初回開封前のヒンジキャップを示した断面図であり、図2および図3は、図1のヒンジキャップの組み立て手順を説明する図である。以下で説明するヒンジキャップは、図示しない例えば合成樹脂製のボトル型容器の口部に装着されて使用されるものである。
図1に示す第1実施形態のヒンジキャップ10は、主として、キャップ本体20と、中栓30と、上蓋40とを備えており、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)などの合成樹脂を材料として射出成形法などにより製造される。キャップ本体20と、上蓋40とはヒンジ10aを介して連結され、好ましくは射出成形法などにより一体的に成形される。
キャップ本体20は、容器の口部を取り囲み、該口部にアンダーカット嵌合やねじ嵌合等の嵌合手段(図示例ではアンダーカット嵌合)を介して固定される環状固定壁21と、環状固定壁21の上端から径方向内側へ延び口部の上端開口を閉塞する上壁22と、上壁22から口部の内面に沿って垂下し該内面に密接する内側シール壁23とを有する。上壁22の略中央には、該上壁22を貫通する注出口22aが形成されている。
またキャップ本体20は、注出口22aの周囲から立設される注出ノズル24と、注出口22aの周縁部から下方(容器の口部の内側空間内)に延出する緩衝機構25とを備えている。注出ノズル24は、上蓋40の閉動作時に中栓30の後述する外周壁31を挿入し易いようにヒンジ10a側の起立寸法がその反対側(注出側)よりも小さく形成されるとともにヒンジ10a側に拡げられている。また、注出ノズル24の注出側上縁部は、液切れを良くするためアール状に拡げられている。
上壁22の上面側には、上蓋40が閉じられた際に上蓋40の下端部内面を係止して上蓋40の閉蓋状態を維持する上蓋係止部22bと、注出ノズル24の周囲に形成され、中栓30の後述する支持脚36をアンダーカット嵌合により保持する係止突片22cと、係止突片22cの径方向外側に形成され、係止突片22cとの間に凹所22dを区画する外側突片22eとが形成されている。凹所22dは、キャップ本体20に対する中栓30の組み付け時に、中栓30の後述する支持脚36の下端部を挿入するためのものである。この挿入を容易にするため、外側突片22eの内面は上端に向かうに連れて拡がる傾斜面として形成されている。なお、支持脚36を保持するための凹所22dは上壁22に穴もしくは溝を形成することで区画してもよい(図示省略)。係止突片22cおよび外側突片22eは、周方向に連続的に形成してもよいが、間欠的に形成してもよい。
緩衝機構25は、内容液の注出のため容器を傾けた際に内容液の勢いを和らげるためのものであり、注出口22aの周縁部から下垂し注出口22aの内面と面一の、つまり連続する内面を有する環状の側壁25aと、側壁25aの下端開口を閉塞する底板25bとを有し、側壁25aには、容器を傾けた際に内容液を注出口22aに向けて通過させる例えばスリット状の複数の開孔25cが周方向に間隔をおいて形成されており、開孔25cのうちの少なくとも1つ(例えばヒンジ10a側の開孔25c)は容器を傾けて内容液を注出する際の空気置換孔としても機能する。図示例では緩衝機構25は上壁22と一体的に形成されているが、上壁22と別体として形成し、上壁22に嵌合や接着、溶着等により固定してもよい。注出口22aの内面およびそれに続く側壁25aの内面は、下方に向かうに連れて僅かに縮径している。注出口22aの内面に、下方に向かうに連れて縮径する傾斜部を形成することにより、後述する常時接触式の第2のシール部S2において、内周壁32の下端部が注出口22aの内面に部分的に当接するだけであるので、該下端部が注出口22aの内面に全面接触する場合と比べて接触抵抗を小さくでき、開蓋操作が容易となる。なお、注出口22aの内面は、軸線方向に沿って垂直に形成してもよい。
上蓋40は、図1に示すように、ヒンジ10aを介してキャップ本体20の環状固定壁21の外周上端に開閉自在(回動自在)に連結されており、キャップ本体20の環状固定壁21と同様の外径を有して軸線方向に延びる周壁41と、周壁41の上端開口を閉塞する頂壁42とを有している。周壁41の下端部内面には、キャップ本体20の上蓋係止部22bと係合する係合部41aが形成されている。また、周壁41の、ヒンジ10aの反対側には上蓋40を開ける際に指等を掛けることができる指掛け片41bが形成されている。
また上蓋40は、ヒンジ10aを基点とした開動作時に中栓30の後述する鍔部35aに下方から係合して中栓30を一緒に引き上げる内向き凸形状の引掛け部43aを有している。引掛け部43aは、中栓30がキャップ本体20に組み付けられた後の上蓋40の初回閉動作時に鍔部35aを乗り越えるよう頂壁42から下垂する弾性片43の内面に形成されている。図示例では弾性片43は環状であるが、周方向に間欠的に形成してもよい。ここで肝要なのは、引掛け部43aを中栓30の鍔部35aに係合した状態で、中栓30と上蓋40との間に中栓30の上方遊動を可能とするクリアランスGをもたらす位置に形成することである。なお、引掛け部43aは周壁41の内面に直接形成してもよい。
中栓30は、注出ノズル24の内面に嵌合し該内面と協働して接触式の第1のシール部S1を形成する外周壁31と、注出口22aの内面に接触もしくは近接して形成され、該注出口22aの内面と協働して接触式もしくは非接触式の第2のシール部S2を形成する内周壁32とを有する。本発明は、第1のシール部S1および第2のシール部S2の双方によって密封性を高めるということだけではなく、例えば衝撃等によって一方のシール部S1またはS2においてシール機能が発揮されず若しくは低下した場合にも、残りのシール部S2またはS1によってそれを補い、液漏れを防止するという技術思想に基づくものである。接触式の第2のシール部S2には、内周壁32が注出口22aの内面に常時接触しているもの(常時接触式)のほか、定常時には接触していないが、衝撃発生や容器内の圧力変化等の特定状況下で内周壁32が変位もしくは弾性変形して注出口22aの内面に接触するもの(非常時接触式)も含まれる。第2のシール部S2が非常時接触式の場合、衝撃等が加わった際にシール機能を発揮する構造とするのが好ましい。また、上蓋40の開閉時の接触抵抗を減じるため、内周壁32と注出口22aの内面とが部分的に接触する第2のシール部S2を形成してもよい。このために、内周壁32の下端部(注出口22aの内面に対向する部分)に切欠き部(図示せず)を設けるか、あるいは内周壁32の下端部外面に突条部(図示せず)を設けてもよい。突条部は、内周壁32の外面全周に亘って設けてもよいし、間欠的に形成してもよい。
図1に示す実施形態では、第2のシール部S2として、常時接触式もしくは非常時接触のシール構造を採用しており、このために、内周壁32はその少なくとも下端部に、末広がり形状を有しかつ外周壁31に比べて薄肉に形成されたシールリップ32aを有する。これにより容器内の圧力が上昇した場合等に薄肉化されたシールリップ32aが注出口22aの内面に接触するようになり、あるいは接触圧が高まるようになり、密封性が向上する。なお、第2のシール部S2として、微小隙間が常に維持される非接触式のシール構造を採用してよく、この場合には、微小隙間によるラビリンス効果によって漏れ量を低減することができるとともに、注出口22aの内面と内周壁32との間で摩擦抵抗が無いという利点がある。これは、第2のシール部S2を設けてもなお、中栓30の着脱に要する力が全く増大しないことを意味する。
また中栓30は、外周壁31と内周壁32とを接続して第1のシール部S1と第2のシール部S2との間にバッファ空間Bを形成する接続壁33を有する。図示例ではバッファ空間Bは下端が開放した断面略I形の環状溝であるがその形状に限定はなく、上部が径方向内側に折れ曲がった断面逆さL字形等、より複雑な形状としてもよい。バッファ空間Bは、第2のシール部S2から内容液が漏れ出た場合に、当該漏れた内容液が第1のシール部S1に向かわないよう退避させるものである。非常時接触式または非接触式の第2のシール部S2の場合には、第2のシール部S2における隙間は、バッファ空間Bに入った内容液がその自重によって第2のシール部S2を通って容器内に再び戻る寸法に設定してもよい。
中栓30はさらに、内周壁32の内側開口を横断する断面逆さ略Y字形の隔壁34と、外周壁31の上端から径方向外側に延出しその径方向外端部が上記鍔部35aとなる環状上板35と、鍔部35aの基部より垂下してその下端部がキャップ本体20の上記凹所22dに挿入、保持される支持脚36とを有する。隔壁34は、内周壁32の空洞部を遮蔽するだけではなく、外周壁31を補強して注出ノズル24と外周壁31との間の密封性を向上させる。隔壁34と内周壁32との連結部は、第1のシール部S1の高さに対応した位置に形成することが好ましい。また、図示例のように隔壁34の中央に、初回開封前の状態で頂壁42からクリアランスGだけ離間して終端する柱部34aを立設することで、衝撃等による頂壁42の過度な下方変形(凹変形)を規制することができる。しかしながら、隔壁34は、外周壁31等と協働して注出ノズル24を閉塞するものであればどのような形態でもよく、例えば単なる円板状でもよい。
支持脚36は図示例では注出ノズル24を取り囲むように環状上板35から下垂する筒状であり、その下端部にはキャップ本体20の係止突片22cに係止される内向きの凸部36aが形成されている。支持脚36は周方向に間欠的に形成してもよい。係止突片22cと凸部36aとの係合力は引掛け部43aと鍔部35aとの係合力よりも小に設定されており、これにより図1の状態から上蓋40を開操作すると、引掛け部43aが鍔部35aを介して中栓30を持ち上げて係止突片22cと凸部36aとの係合が解除される。支持脚36の凸部36aと係止突片22cとは、中栓30をキャップ本体20に組み付けた初回開封前の状態では完全に係合している。すなわち、支持脚36の下端部は凹所22d内に最終位置まで挿入されている(図1)。
支持脚36の下垂寸法は、初回開封後の閉蓋時(図5)に中栓30の上端(ここでは柱部34a)が上蓋40の頂壁42によって押下された際に支持脚36の下端部が係止突片22cに半係合する寸法に設定されている。「半係合」とは上述の「完全に係合」した状態よりも小さな係止代で係合することであり、支持脚36の下端部が係止突片22cに単に接触する状態も含む概念である。なお、支持脚36の下垂寸法は、初回開封後の上蓋40の閉蓋時に支持脚36の下端部が係止突片22cに接触しない寸法としてもよい。また、外周壁31との関係では、側面視において外周壁31が支持脚36よりも下方に突出しないよう、支持脚36は、外周壁31と同等以上の下垂寸法を有するのが好ましい。これにより、中栓30の成形からその組み付けに至るまでの搬送過程等で、注出ノズル24と協働して第1のシール部S1を形成する外周壁31の特に下端部が傷つきにくくなり、注出ノズル24と外周壁31との間で良好な密封性が得られる。図示例では支持脚36の下垂寸法は外周壁31の下垂寸法よりも大きく設定されている。
図2および図3にヒンジキャップ10の組み立て手順を示す。ヒンジ10aで相互連結されたキャップ本体20および上蓋40を射出成形法等により成形した状態では、上蓋40は開放されており、この状態においてまず、図2に示すように中栓30をキャップ本体20に組み付ける。当該組み付けは、中栓30の外周壁31を注出ノズル24内に嵌入するとともに、支持脚36の下端部をキャップ本体20の凹所22d内に最終位置まで挿入し下端部の凸部36aを係止突片22cに完全に係合させる(凸部36aが係止突片22cを乗り越える)ことにより行う。
その後、図3に示すように上蓋40をヒンジ10aを基点として閉方向に回動させる。これによりまず上蓋40の引掛け部43aが弾性片43の変形を介して中栓30の鍔部35aを乗り越え、その後上蓋40の周壁41の下端部内面がキャップ本体20の上蓋係止部22bと係合し、図1に示した初回開封前の状態となる。
この状態では、注出ノズル24と中栓30の外周壁31とによって第1のシール部S1が形成されるとともに、注出口22aの内面と中栓30の内周壁32とによって第2のシール部S2が形成される。これにより中栓30による密封性を向上させることができ、搬送中等における容器への衝突や熱充填時の内圧変化等に起因した液漏れを防止することができる。特に、本実施形態のように、内周壁32の下端部に末広がり形状かつ外周壁31に比べて薄肉のシールリップ32aを形成した場合には、容器の内圧でシールリップ32aが外方に変形することで密封性が更に向上するので、熱充填に適したヒンジキャップ10を提供することができるとともに、シールリップ32aが変形する前の状態では注出口22aの内面に対する接触圧が低いあるいは非接触であるため、中栓30の着脱を容易に行うことができる。
また、仮に第2のシール部S2から内容液が漏れた場合においても、漏れた内容液は、第1のシール部S1と第2のシール部S2との間のバッファ空間Bに退避されるため、第1のシール部S1からの液漏れをより確実に防止することができる。反対に、衝撃等によって第1のシール部S1のシール機能が低下した場合でも第2のシール部S2によってそれを補うことができる。このように、第1のシール部S1および第2のシール部S2の少なくとも一方がシール機能を発揮することで液漏れは防止される。
図4および図5は、容器の口部に装着されたヒンジキャップ10の使用態様を示している(ただし容器は図示せず)。まず図4に示すように、上蓋40をヒンジ10aを基点として開方向に回動させると、上蓋40の引掛け部43aが中栓30の鍔部35aに係合し、中栓30の支持脚36の凸部36aとキャップ本体20の係止突片22cとの係合を解除して中栓30が上蓋40と一緒に引き上げられる。これにより注出ノズル24が開放され、容器を傾けることで容器内の内容液を緩衝機構25および注出口22aを経て注出ノズル24から注出することができる。中栓30は、引掛け部43aに保持されて上蓋40側に残る。
次いで図5に示すように、内容液の注出が終わり上蓋40をヒンジ10aを基点として閉方向に回動させ、中栓30の外周壁31が注出ノズル24の内面と嵌合すると、中栓30はクリアランスG(図1参照)の分だけ相対的に上方遊動し(実際には上蓋40がクリアランスGの分だけ中栓30に近づき)、中栓30の上端(ここでは柱部34a)が上蓋40の頂壁42の下面に当接する。この状態から上蓋40をさらに閉動作に回動させると上蓋40の頂壁42によって中栓30が押し込まれて外周壁31が注出ノズル24内に所定の浅い位置(図1の初回開封前の嵌入位置に比べて浅い位置)まで嵌入されるとともに、好ましくは、支持脚36の下端部が係止突片22cに半係合する。
したがって、密封性を高めるため初回開封前における支持脚36の下端部とキャップ本体20の係止突片22cとの係合を強固に設定したとしても、初回開封後の使用においては支持脚36の下端部がキャップ本体20の係止突片22cに完全には係合しないあるいは全く係合しないため、初回開封後の上蓋40の開閉動作を難なく行うことができる。また、初回開封前の流通時等に上蓋40を押し下げるような衝撃が加わった場合においても、上蓋40と中栓30との間のクリアランスGによってその衝撃を遮断することができるので、衝撃による第1のシール部S1および第2のシール部S2の密封性低下を防止することができる。
また、図2に示したように中栓30を上蓋40にではなくキャップ本体20に組み付ける構成とした場合には、支持脚36の下端部とキャップ本体20の係止突片22cとを強固に係合させるようにした場合でも中栓30をキャップ本体20に正確かつ容易に組み付けることができる。
さらに、図示例のように支持脚36の下端部を、凹所22d内に挿入して係合させる構成とした場合には、組み付け後の例えば衝撃等による支持脚36の位置ずれを防止することができる。
さらに、図示例のように引掛け部43aを上蓋40から下垂する弾性片43に形成した場合には、中栓30をキャップ本体20に組み付けた後の上蓋40の初回閉動作時(図3)に引掛け部43aが中栓30の鍔部35aを乗り越え易くなり、ヒンジキャップ10の組み立て作業が容易となる。
加えて、図示例のように支持脚36が、初回開封後の閉蓋時に下端部と係止突片22cとが半係合する下垂寸法を有する場合には、注出ノズル24と外周壁31との間のシールに加えて支持脚36の下端部と係止突片22cとの間でも密封効果が得られる。
次いで、図6を参照し本発明の他の実施形態について説明する。図6は本発明の第2の実施形態のヒンジキャップを初回開封前の状態で示した断面図である。本実施形態では、中栓の形態のみが図1~図5に示した実施形態と異なるので相違点を中心に説明し、同様の構成に対しては同じ符号を付して重複する説明は適宜省略する。
本実施形態のヒンジキャップ10における中栓30’は、注出ノズル24の内面に嵌合し該内面と協働して接触式の第1のシール部S1を形成する外周壁31’と、注出口22aの内面に接触もしくは近接して形成され、該注出口22aの内面と協働して接触式もしくは非接触式の第2のシール部S2を形成する内周壁32’とを有する。
また中栓30’は、外周壁31’と内周壁32’とを接続して第1のシール部S1と第2のシール部S2との間にバッファ空間Bを形成する接続壁33’を有する。
中栓30’はさらに、内周壁32’の内側開口を横断する上方凸形のドーム形状の隔壁34’と、外周壁31’の上端から径方向外側に延出しその径方向外端部が鍔部35a’となる環状上板35’と、鍔部35a’の基部より垂下してその下端部がキャップ本体20の凹所22dに挿入、保持される支持脚36’とを有する。接続壁33’は、第1のシール部S1の上部に対応した位置に形成され、隔壁34’は、該接続壁33’の位置にて内周壁32’に連結されている。クリアランスGは、環状上板35’と上蓋40の頂壁42との間で形成される。
図示例では、第2のシール部S2は、注出口22aの内面と内周壁32’の下端部との間に微小隙間が形成された非接触式であり、微小隙間によるラビリンス効果によって漏れ量を低減することができるとともに、注出口22aの内面と内周壁32’との間で摩擦抵抗が無いという利点がある。これは、第2のシール部S2を設けてもなお、中栓30’の着脱に要する力が全く増大しないことを意味する。しかし、容器に印加され得る衝撃や内圧変化の大きさによっては、内周壁32’が注出口22aの内面に接触することもあり得る。また、本実施形態の第2のシール部S2として、図1に示した常時接触式もしくは非常時接触式のシール構造を採用してもよい。
本実施形態では、接続壁33’を第1のシール部S1の上部に対応する位置に形成し、かつ該接続壁33’の位置にて内周壁32’の内面に上方凸形のドーム形状の隔壁34’を連結したことにより、容器の内圧上昇等によりドーム形状の隔壁34’に圧力が加わると隔壁34’が伸展し、それにより接続壁33’を介して第1のシール部S1の接触圧が高まるので、第1のシール部S1における密封性が高まる。
また、本実施形態においても第1のシール部S1と第2のシール部S2との間にバッファ空間Bを設けたので、仮に第2のシール部S2から内容液が漏れた場合においても、漏れた内容液をバッファ空間Bに退避させて第1のシール部S1からの液漏れをより確実に防止することができる。
次いで、図7を参照し本発明の更に他の実施形態について説明する。図7は本発明の第3の実施形態のヒンジキャップを初回開封前の状態で示した断面図である。本実施形態では、中栓の形態のみが図1~図5に示した実施形態と異なるので相違点を中心に説明し、同様の構成に対しては同じ符号を付して重複する説明は適宜省略する。
本実施形態のヒンジキャップ10における中栓30’’は、注出ノズル24の内面に嵌合し該内面と協働して接触式の第1のシール部S1を形成する外周壁31’’と、注出口22aの内面に接触もしくは近接して形成され、該注出口22aの内面と協働して接触式もしくは非接触式の第2のシール部S2を形成する内周壁32’’とを有する。
また中栓30’’は、外周壁31’’と内周壁32’’とを接続して第1のシール部S1と第2のシール部S2との間にバッファ空間Bを形成する接続壁33’’を有する。
中栓30’’はさらに、内周壁32’の内側開口を横断し容器の内圧上昇に伴い上方凸に反転可能な下方凸形の隔壁34’’を有する。隔壁34’’は、上方に反転し易いように内周壁31’’よりも薄肉に形成されるとともにその外周縁に屈曲の基点となる周方向溝34b’’が形成されている。
また中栓30’’は、外周壁31’’の上端から径方向外側に延出しその径方向外端部が鍔部35a’’となる環状上板35’’と、鍔部35a’’の基部より垂下してその下端部がキャップ本体20の凹所22dに挿入、保持される支持脚36’’とを有する。本実施形態では、内周壁32’’は、環状上板35’’と同等の高さにまで上方に延出され、その上端に上記隔壁34’’が一体に形成されている。
図示例では、第2のシール部S2は、注出口22aの内面と内周壁32’’の下端部との間に微小隙間が形成された非接触式であり、微小隙間によるラビリンス効果によって漏れ量を低減することができるとともに、注出口22aの内面と内周壁32’’との間で摩擦抵抗が無いという利点がある。これは、第2のシール部S2を設けてもなお、中栓30’’の着脱に要する力が全く増大しないことを意味する。しかし、容器に印加され得る衝撃や内圧変化の大きさによっては、内周壁32’’の下端部が注出口22aの内面に接触することもあり得る。また、本実施形態の第2のシール部S2として、図1に示した常時接触式もしくは非常時接触式のシール構造を採用してもよい。
本実施形態では、隔壁34’’を容器の内圧上昇に伴い上方凸に反転可能に構成したことにより、容器の内圧上昇を図中仮想線で示す隔壁34’’の変形により逃がすことができ、容器の内圧上昇による中栓30’’の緩みや外れを防止することができる。
また本実施形態においても第1のシール部S1と第2のシール部S2との間にバッファ空間Bを設けたので、仮に第2のシール部S2から内容液が漏れた場合においても、漏れた内容液をバッファ空間Bに退避させて第1のシール部S1からの液漏れをより確実に防止することができる。
以上、図示例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更、追加、修正が可能であり、例えば、中栓30,30’,30’’は初めから上蓋40に組み付けてもよく、クリアランスGや支持脚36は省略してもよい。また、内周壁32,32’,32’’と外周壁31,31’,31’’との間のバッファ空間Bを省略してもよい。この場合、環状上板35,35’,35’’から垂下する唯一の周壁に大径部を形成してその外面を外周壁31,31’,31’’とし、その下方に段差を介して大径部よりも小径の小径部を形成してその外面を内周壁32,32’,32’’とすることができる(図示せず)。
本発明によれば、従来に比べて密封性の向上したヒンジキャップを提供することができる。
10 ヒンジキャップ
10a ヒンジ
20 キャップ本体
21 環状固定壁
22 上壁
22a 注出口
22b 上蓋係止部
22c 係止突片
22d 凹所
22e 外側突片
23 内側シール壁
24 注出ノズル
25 緩衝機構
30,30’,30’’ 中栓
31,31’,31’’ 外周壁
32,32’,32’’ 内周壁
33,33’,33’’ 接続壁
34,34’,34’’ 隔壁
35,35’,35’’ 環状上板
35a,35a’,35a’’ 鍔部
36,36’,36’’ 支持脚
36a,36a’,36a’’ 凸部
40 上蓋
41 周壁
42 頂壁
G クリアランス
S1 第1のシール部
S2 第2のシール部

Claims (6)

  1. 注出口の周囲から立設された注出ノズルを有し容器の口部に装着されるキャップ本体と、
    前記注出ノズル内に嵌合して閉塞する中栓と、
    前記注出ノズルおよび前記中栓を覆い、前記キャップ本体にヒンジを介して開閉自在に連結された上蓋とを備えるヒンジキャップであって、
    前記中栓は、前記注出ノズルの内面に嵌合し該内面と協働して接触式の第1のシール部を形成する外周壁と、前記注出口の内面に接触もしくは近接して形成され、該注出口の内面と協働して接触式もしくは非接触式の第2のシール部を形成する内周壁とを有することを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 前記中栓は、前記外周壁と前記内周壁とを接続して前記第1のシール部と前記第2のシール部との間にバッファ空間を形成する接続壁を有することを特徴とする、請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記内周壁はその少なくとも下端部が末広がり形状かつ前記外周壁に比べて薄肉に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記接続壁は、前記第1のシール部の上部に対応した位置に形成され、
    前記中栓は、前記接続壁の位置にて前記内周壁の内面を横断する上方凸形のドーム形状の隔壁を有することを特徴とする、請求項2に記載のヒンジキャップ。
  5. 前記中栓は、前記内周壁の内面を横断し容器内の内圧上昇に伴い上方凸に反転可能な下方凸形の隔壁を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  6. 前記中栓は、前記外周壁の外側で下垂する支持脚を有し、
    前記キャップ本体は、前記支持脚の下端部を係止する係止突片を有し、
    前記上蓋は、前記ヒンジを基点とした開動作時に前記中栓に係合し該中栓を一緒に引き上げる引掛け部を有し、
    前記引掛け部は、前記中栓に係合した状態にて前記中栓と前記上蓋との間に該中栓の上方遊動を可能とするクリアランスをもたらす位置に形成され、
    前記支持脚は、初回開封後の閉蓋時に前記下端部と前記係止突片とを半係合させる下垂寸法を有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載のヒンジキャップ。
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