JP2017154748A - ヒンジキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器の落下時の衝撃で、キャップ本体と栓体との密着が外れてしまうことがなく、閉蓋時に安定して容器内を密封できるヒンジキャップを提供する。
【解決手段】 キャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して取り付けられる蓋体と、蓋体内に装着される栓体とからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、口部の開口を封鎖する基壁と、基壁を貫通する注出口の周囲から立設される注出筒と、注出筒外方の基壁に形成される係合面とを備え、蓋体は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁と側周壁との内側に設けられる抜け止め部とを備え、栓体は、上壁と、上壁から垂設され、キャップ本体の注出筒の内周を密封する密着筒と、上壁の外縁部から垂設され、内周が係合面と係合可能な係合筒と、上壁の外縁部または係合筒の外周に突設され、蓋体の抜け止め部に対して揺動可能な係止部を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器の口部に装着されるヒンジキャップに関し、とくに栓体を備えるヒンジキャップに関するものである。
従来、容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して取り付けられる蓋体とを備えるヒンジキャップにおいて、容器の密閉性を確保するために、キャップ本体の開口予定部にプルリングなどを形成した除去部を有する隔壁を設けていた。
しかし、除去部を開口するために、蓋体を開けた後、プルリングなどを引っ張って除去部を除去するという作業が必要となり、面倒であるとともに力の弱い利用者にとっては開口に苦労するという問題があった。
このため、除去部を有する隔壁を必要とせず、キャップ本体の注出筒を密封する栓体を蓋体に保持させ、開蓋と同時に栓体が蓋体とともに注出筒から外され、開口するようにしたヒンジキャップは従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−162499号公報
しかしながら、特許文献1記載のヒンジキャップでは、打栓後に、容器内の内容液が高温であった場合や、温水シャワーをおこなった場合、蓋体全体が暖まり、ある程度軟化してしまい、その状態で蓋体を下にして容器が落下してしまうと、蓋体のキャップ本体に対しての支え(中足)が軟化して、蓋体がキャップ本体に対して予定以上に押し込まれ、注出筒が潰れたり、注出筒と栓体(内蓋)との密着部が擦れて傷を作り、密封が不完全になるという問題があった。
この問題は、とくに、注出筒の口径が大きい場合に顕著になる傾向があった。
また、通常時でも、容器を倒した時に、容器内の内容液の移動によるウォーターハンマー現象により、栓体(内蓋)が内方から押され、注出筒と栓体(内蓋)との密着が外れて、液が漏れてしまうという問題もあった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、打栓時および容器の落下時の衝撃により、キャップ本体と栓体との密着が外れてしまうことがなく、閉蓋時に安定して容器内を密封するとともに、開蓋時に簡単に注出口を開口することができるヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して取り付けられる蓋体と、蓋体内に装着される栓体とからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、口部の開口を封鎖する基壁と、基壁を貫通する注出口の周囲から立設される注出筒と、注出筒外方の基壁に形成される係合面とを備え、蓋体は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁と側周壁との内側に設けられる抜け止め部とを備え、栓体は、上壁と、上壁から垂設され、キャップ本体の注出筒の内周を密封する密着筒と、上壁の外縁部から垂設され、内周が係合面と係合可能な係合筒と、上壁の外縁部または係合筒の外周に突設され、蓋体の抜け止め部に対して揺動可能な係止部を備えることを特徴とする構成を採用する。
蓋体の具体的実施形態として、抜け止め部は、側周壁の内周に周設されることを特徴とする構成、および抜け止め部は、頂壁の下面から垂設された係合内筒の内周に周設されることを特徴する構成を採用する。
キャップ本体の具体的実施形態として、基壁は、上面に周設され、栓体の係合筒の下端部が挿入されるとともに、下端部の下面が底面に近接する係合凹所を有することを特徴とする構成、および基壁は、上面に周設され、栓体の係合筒の外周下端とに内側面部が係合する係止突部を有することを特徴とする構成を採用する。
栓体の具体的実施形態として、栓体は、リング状上壁と、リング状上壁の下面の内側端に垂設される密着筒と、リング状上壁の外縁部に垂設される係合筒と、係止部と、密着筒の内周から連設される中央上壁とを備えることを特徴とする構成を採用し、中央上壁は、上に凸するドーム状に形成され、中央上面が蓋体の頂壁の下面と近接することを特徴とする構成、および中央上壁は、密着筒の内周下端から連設され、平板状、または上に凸する上湾曲状、または下に凸する下湾曲状に形成されることを特徴とする構成を採用する。
さらに、リング状上壁は、上面に、係合筒の上方に沿って突設される周縁突出部を有することを特徴とする構成を採用する。
栓体の別実施形態として、栓体は、円板状の上壁と、上壁の外縁部から垂設される係合筒と、上壁の係合筒より内側から垂設される密着筒と、上壁の外縁部および外縁部上部に形成される係止部とを備えることを特徴とする構成を採用する。
キャップ本体の別実施形態として、キャップ本体は、注出筒の下端部に連設される流量調整機構を備え、流量調整機構は、複数の開孔を穿設した周壁と、底壁とを有することを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、上記構成を採用することにより、打栓時、または閉蓋中の落下時の衝撃により、蓋体に押圧力が加えられても、栓体の係合筒の内周がキャップ本体の基壁の係合面と係合することにより、係合筒が外方にずれることがなく、衝撃が栓体の係合筒で抑えられ、栓体の密着筒とキャップ本体の注出筒との密着に影響を及ぼさないので、密着筒と注出筒との密着が外れたり、密着筒と注出筒が互いに傷付けあったりすることを防止することができる。
さらに、栓体の係合筒の先端部が基壁上面の係合凹所または係止突部に囲まれていることにより、係合筒が外方にずれることがなく、係合筒は、外力や衝撃に対応することを防止することができる。
また、本発明のヒンジキャップは、栓体の密封筒と係合筒とで注出筒を挟み込むような構造としていることにより、高温充填された内容液に対応可能な耐熱用のキャップで、注出筒と密封筒とのシール性を使用開始まで維持することができる。
閉蓋時に容器を倒したとしても、キャップ本体の注出筒の下部に設けた流量調整機構、とくに底壁が、容器内の内容液の移動の衝撃を受け止めるので、容器を倒した時のウォーターハンマー現象によるヒンジキャップの開蓋を防止することができる。
また、栓体の上壁および密着筒の形状により、上壁下面に付着した液を速やかに容器内に戻すことができるので、栓体の上壁下面と密着筒内周面との角に液が残ることがない。
第1実施例のヒンジキャップの閉蓋状態の側面断面図である。 第1実施例のヒンジキャップの説明図で、(a)は開蓋状態の側面断面図、(b)は図1の要部拡大図である。 (a)は第1実施例のヒンジキャップの開蓋状態を示す上面図であり、(b)側面図である。 (a)は図3(a)の要部拡大図、(b)は図4(a)の0−X切断部のキャップ本体の側面図である。 第2実施例のヒンジキャップの閉蓋状態の側面断面図である。 第3実施例のヒンジキャップの閉蓋状態の側面断面図である。 第4実施例のヒンジキャップの閉蓋状態の側面断面図である。 第5実施例のヒンジキャップの閉蓋状態の側面断面図である。 第5実施例のヒンジキャップの説明図で、(a)上面図、(b)は図8の要部拡大図である。
次に、本発明のヒンジキャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器Eに装着されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して開閉可能に取り付けられる蓋体、Dは蓋体B内に装着される栓体である。
容器Eは、口部1を有する容器であり、口部1の外周面には、嵌合突条2が設けられている。
なお、栓体Dの素材としては、ポリプロピレンまたは硬質ポリエチレンなど耐熱に適した合成樹脂を使用することが好ましい。
キャップ本体Aは、図1〜3に示すように、容器Eの口部1に装着される装着部3と、装着部3の内周上端から内方に延設され口部1の開口を封鎖する基壁4と、基壁4を貫通する注出口の周囲から立設される注出筒5と、注出筒5の下端部5aに連設される流量調整機構Fとを備えている。
注出口は、注出筒5の下端部5aに沿って形成され、注出口の形状は、平面視で円形状が最適である。
装着部3は、周縁に係止突条6が設けられて蓋体Bと係合する環状の蓋係合部7と、蓋係合部7の内周縁から下面に垂設される内筒8と、蓋係合部7の外周縁から垂設される外周壁部9とから構成されている。
外周壁部9には、上面のヒンジCと反対側の外周端に封緘部材Gが設けられ、内周下部に容器Eの口部1の嵌合突条2と係合する係合突部10が設けられている。
外周壁部9のヒンジCの左右いずれかの近傍には、図1〜3および図4に示すように、外周面に平面視で略V字状の外周切り込み部11が下端部に薄肉底壁12を残して上方から切り込まれている。
係合突部10の外周切り込み部11に対応する位置には、内周切り込み部が縦方向に刻設され、縦方向引き裂きラインが形成される。
外周切り込み部11のヒンジC側では、端面11aの内周側の上部の薄肉部を隔てた位置を起点として円周方向に延びるように、スリット溝13が上方から凹設され、本実施例では、端面11aを始点として、約305°にわたって延びている。
また、縦方向引き裂きラインに隣接するスリット溝13の起点を引き裂き開始点として、スリット溝13の底面14の内周側には、外周壁部9と蓋係合部7を連結する薄肉の連結部15が設けられ、周方向引き裂きラインが円弧状に延びるように形成されている。
本実施例では、基壁4は、装着部3の内周上端から延びる下壁部4aと、下壁部4aの内側端から内方に向かって上方に向かい傾斜して延びる傾斜部4bと、傾斜部4bの内側端から注出筒5の外周下端に連設する上壁部4cとによって段差が形成されており、傾斜部4bの外縁には垂直に係合面4dが形成され、下壁部4aの上面の内側縁には、内側面が係合面4dに連続する係合凹所16が周設されている。
流量調整機構Fは、図1、2および図3(a)に示すように、注出筒5の下端部5aから垂設されるとともに、下端がヒンジCと反対側からヒンジC側に向かって下方へわずかに傾斜するように形成される周壁20と、周壁20の下端部内方に延設され、ヒンジCと反対側からヒンジC側に向かって下方へわずかに傾斜する平板とした底壁21とを有している。
周壁20には、ヒンジCと反対側の中央部から両側に向かい所定の範囲まで、間隔をおいて、縦方向にスリット状に形成される複数の開孔22が配設され、ヒンジC側には、少なくとも1つ、開孔22の開口面積より大きい空気置換孔23が設けられている。
なお、本実施例では、流量調整機構Fはキャップ本体Aと一体化されているが、流量調整機構Fは別体とすることも可能である。その場合は、注出筒5の下端に嵌合部を設け、流量調整機構Fの周壁20の上部に設けられた被嵌合部と嵌合させる方法などがある。
封緘部材Gは、図1および3に示すように、キャップ本体Aの外周壁部9の上端に、ヒンジCと反対側の中央部から外周に沿って両側に横長の円弧状に形成されており、封緘部材Gは、その中央から上方に延びる係止片25と、後述する蓋体Bに設けられる爪部35を係止するために両側に切欠部26と、両端部にそれぞれ形成される摘み片27とを備えている。
摘み片27は、蓋体Bに設けられる把手部34の側方から上方に延びるように設けられている。また、摘み片27と隣接の係止片25との間に屈曲可能な縦方向の切欠き溝28が設けられている。
封緘部材Gは、外周壁部9の外周上端の周方向に延在する破断可能な中央弱化部29aおよび両端弱化部29bを介して外周壁部9の外周上端に一体に設けられている。
蓋体Bは、図1〜3に示すように、ヒンジCを介してキャップ本体Aの外周壁部9の外周上端に、回動自在に取着されており、頂壁30と、頂壁30の周縁部から垂設される側周壁31とからなり、側周壁31の下部は、キャップ本体Aの外周壁部9と同径の大径部31aとして形成されている。
側周壁31の内周には、上部に、栓体Dを所定の範囲で揺動可能に保持するための抜け止め部32が周方向に突設されており、抜け止め部32は、全周にわたって設けても、間隔を空けて設けていても構わない。側周壁31の下端部には、キャップ本体Aの蓋係合部7と係合して閉蓋状態を維持させる係合凹部33が周設されている。
側周壁31のヒンジCと反対側の外周には、所定の高さに、円弧状の把手部34が設けられ、把手部34の両側の下方に爪部35が配設されている。
把手部34には、封緘部材Gの係止片25に対応する位置に、下面から凹所36が凹設され、さらに把手部34の中央部外側には指掛け部37が設けられている。
栓体Dは、図1、2および3(a)に示すように、リング状上壁40と、リング状上壁40の下面の内側端から垂設され、閉蓋時に注出筒5を密封状態とする密着筒41と、リング状上壁40の下面の外縁から所定の距離縮径されて垂設される係合筒42と、密着筒41の内周に連設され、上方に凸するドーム状の中央上壁43とから構成されている。
リング状上壁40は、栓体Dを蓋体Bに装着した際に、外縁部が蓋体Bの抜け止め部32より上方に位置し、外縁端下面が抜け止め部32の先端上面と係合して抜け落ちることを防止する係止部40aとなり、抜け止め部32と頂壁30との間で揺動可能な径で形成されている。
係合筒42は、先端部42aが、閉蓋状態でキャップ本体Aの基壁4の係合凹所16に挿入されるとともに、下面が係合凹所16の底面に近接する高さに形成されているが、当接されていても構わない。
リング状上壁40の上面には、周縁突出部44が係合筒42の上方に沿って形成されている。
また、閉蓋状態で、周縁突出部44の上面および中央上壁43の中央部の上面は、蓋体Bの頂壁30の下面とわずかに隙間が形成されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、最初に閉蓋する工程の前に、蓋体Bの側周壁31に栓体Dを組み付ける必要があり、蓋体Bを開いた状態で、側周壁31の内周に栓体Dを押し込むと、リング状上壁40の外縁部の係止部40aが、側周壁31内周の抜け止め部32を乗り越えて、栓体Dが側周壁31内に保持される。
次に、蓋体BをヒンジCを介してキャップ本体Aに装着し、閉蓋する。
その際、蓋体Bに装着した栓体Dの密着筒41の外周下部がキャップ本体Aの注出筒5の内周に密着し、密封される。
また、閉蓋途中に、栓体Dの係合筒42の先端部42aは、ヒンジCの反対側からキャップ本体Aの基壁4の傾斜部4b上面に当接しながら下降していき、その傾斜面に案内されながら、係合筒42の先端部42aが基壁4の係合凹所16内に挿入されるとともに、先端部42aの内周が傾斜部4bの係合面4dに当接していく。
なお、係合筒42と係合面4dには、それぞれ凹部または凸部を設けて当接しても構わないし、係合筒42または係合面4dのどちらか一方に凸部(縦リブ)を設けて当接しても構わない。
また、係合筒42は、係合凹所16内に挿入される場合には、係合筒42は係合面4dと近接していても、当接していても構わない。
本実施例のヒンジキャップは、容器Eにヒンジキャップを装着する前、または、容器Eにヒンジキャップを装着した後の未開封状態では、キャップ本体Aの蓋係合部7と蓋体Bの係合凹部33の係合の他に、蓋体Bの爪部35が封緘部材Gの切欠部26に係合することによって、閉蓋状態をより強固に維持することができる。
次に、図1に示すように、閉蓋したヒンジキャップを内容液が充填された容器Eの口部1に打栓して装着される。
打栓工程は、装着部3の内筒8と外周壁部9との間に形成された環状溝に容器Eの口部1を当てがい、蓋体Bの上から押圧力が加えられ、外周壁部9の係合突部10が口部1の嵌合突条2を乗り越えて嵌合し、容器Eの口部1が内筒8の外周と外周壁部9の内周、および蓋係合部7とによって挟持されることで装着される。
本実施例のヒンジキャップは、閉蓋した状態で、打栓時、または落下時に受ける衝撃により、蓋体Bに上側から押圧力が加えられると、蓋体Bがキャップ本体Aに対して押し込まれるが、栓体Dの周縁突出部44の上端部が蓋体Bの頂壁30下面と当接するに伴って、栓体Dの係合筒42の下端面がキャップ本体Aの係合凹所16の底面と当接することにより、栓体Dの係合筒42自体が支えとなり、蓋体Bの側周壁31が変形することを防止する。
栓体Dの係合筒42の先端部42aの外側が基壁4の係合凹所16の内向き面、および先端部42aの内側が係合凹所16の外向き面および係合面4dに当接し、係合筒42自体が内方、または外方に変形することを防止している。
また、落下時の衝撃により、蓋体Bの側方から押圧力が加えられても、係合筒42の先端部42aの内側面が係合面4dに密着して固定されているので、衝撃で蓋体Bと一緒に栓体Dが動いてしまうことを防止することができる。
このように、本実施例のヒンジキャップは、打栓時、または落下時に受ける衝撃が栓体Dの係合筒42自体で抑えられ、栓体Dの密着筒41とキャップ本体Aの注出筒5との密着に影響を及ぼさないので、密着が外れたり、密着筒41と注出筒5が互いに傷付けあったりすることを防止することができる。
本実施例の栓体Dは、閉蓋時に、中央上壁43の中央部上面が、蓋体Bの頂壁30の下面とわずかに隙間を設けているので、打栓時または、落下時の衝撃により、蓋体Bに上側から押圧力が加えられると、中央上壁43の中央部は、頂壁30の下面に当接し、わずかに押し下げられる。
中央上壁43の中央部が押し下げられると、その力は、ドーム状の形状により、外側に分力され、密着筒41を外側にわずかに押し広げ、密着筒41と注出筒5との密着をわずかに強くすることができる。
容器E内の内容液を注出使用するために、ヒンジキャップを最初に開蓋する際には、図3に示すキャップ本体Aの封緘部材Gの左右いずれかの摘み片27に指を掛け、前方に引っ張る。
封緘部材Gの摘み片27の左右いずれか側を引っ張ることで、その側の両端弱化部29bを左右いずれかの方向から破断し、中央弱化部29aも破断された後、封緘部材Gの係止片25を凹所36から外し、封緘部材Gをキャップ本体Aから完全に切り離す。
次に、蓋体Bの把手部34を持ち上げ、蓋体Bとともに、それに連動する栓体Dの密着筒41がキャップ本体Aの注出筒5から外されることにより、容器Eを傾けただけで、容易に注出筒5から容器E内の内容液を注出することができる。
また、栓体Dは、蓋体B内でわずかに揺動可能に保持されているので、開蓋時に密着筒41が注出筒5に引っ掛かり抵抗となることがなく、スムースに開蓋することができる。
本実施例では、キャップ本体Aの注出筒5の下端部5aに流量調整機構Fが設けられているので、容器E内の内容液は、流量が調整されて注出筒5から注出される。
流量調整機構Fは、周壁20のヒンジC側に空気置換孔23が設けられており、容器Eを傾けた際に、空気が容器E内に送り込まれ、周壁20のヒンジCと反対側の周方向に複数設けられた開孔22から、内容液が流量調整機構Fの中に取り込まれ、開孔22により、流量が調整された内容液が注出筒5を介して注出される。
流量調整機構Fを設けたことにより、容器Eを急に傾けた際に発生する内容液の脈動を緩和し、緩やかな変化で注出することができ、内容液が過剰に出てしまうことがない。
なお、開孔22は、主に流量調整の働きをしているが、注出方向から離れた開孔22は空気置換の働きをする場合もある。
注出が終わると、注出筒5内の内容液は、周壁20の開孔22および空気置換孔23から容器E内に戻されるとともに、周壁20内周を伝って底壁21上面に落ち、そしてヒンジC側に向かってわずかに傾斜した底壁21により、傾斜面に沿って流れ、ヒンジC側の空気置換孔23を介して容器E内に戻されるので注出筒5および流量調整機構Fの中に内容液がほとんど残らない。
蓋体Bをキャップ本体Aに再び閉蓋することで、蓋体Bの側周壁31に保持される栓体Dの密着筒41の外周がキャップ本体Aの注出筒5の内周に密着し、キャップ本体A内を密封することができ、ヒンジキャップの開封後も、繰り返し蓋体Bを開閉して使用することができる。
閉蓋時に容器Eを倒したとしても、キャップ本体Aの注出筒5の下部に流量調整機構Fが設けられているので、容器E内の内容液の移動の衝撃が、流量調整機構Fの外側、とくに底壁21にぶつかるので、流量調整機構Fの内側、とくに栓体Dの中央上壁43まで届くことがなく、容器Eを倒した時のウォーターハンマー現象によるヒンジキャップの開蓋を防止することができる。
また、栓体Dの中央上壁43の下面に付着した内容液は、容器Eを正立状態に戻すと、ドーム状の内面を伝い速やかに流量調整機構Fの内方に戻されるので、中央上壁43内面に残ることがない。
本実施例のヒンジキャップは、容器E内の内容液を全部使用した後、容器Eの口部1から分別して廃棄することができる。
その際には、ヒンジキャップを開蓋し、蓋体Bを指で把持して外方に引っ張ると、外周壁部9のヒンジCとの連設部位が引っ張られて変形し、縦方向引き裂きラインが破断され、さらに蓋体Bを引っ張ると、周方向引き裂きラインを形成する連結部15が破断を始める。連結部15の破断が進行すると、蓋体Bがキャップ本体Aから離れていく。
スリット溝13の終端部まで連結部15の切断が完了し、さらに蓋体Bを引っ張ると、キャップ本体Aと容器Eの口部1との嵌合が外され、ヒンジキャップと容器Eとを分別廃棄することができる。
本実施例の栓体Dでは、係止部40aをリング状上壁40の外縁部としたが、別に、リング状上壁40の外縁部ではなく、係合筒42の外周に係止部40aを突設し、その高さに合わせて、蓋体Bの側周壁31の内周に抜け止め部32を配設するようにしてもよい。
また、側周壁31内周の抜け止め部32と頂壁30との間に、無駄な上下の揺動を抑えるため、係止部40aの上面と係合する突部やリブを設けるようにしてもよい。
栓体Dが蓋体B内で揺動可能の装着されるものであれば、栓体Dの係止部40a、また、蓋体Bの抜け止め部32およびその周辺の構成はどの様なものでもよい。
次に、上記第1実施例の栓体Dの中央上壁43の形状を変更した第2実施例について、図を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、栓体の変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
栓体Daは、図5に示すように、密着筒41の内周下端に連設される平坦な中央上壁45が設けられている。
本実施例の栓体Daの中央上壁45は、平坦であるため、密着筒41の下端部の内方への変形に対しての支えとなり、閉蓋時に、栓体Daの密着筒41とキャップ本体Aの注出筒5との密着を安定して維持させることができる。
その他の構成については、第1実施例と同様であり、作用効果も同様である。
次に、上記第1実施例の栓体Dの中央上壁43の形状を変更した第3実施例について、図を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、栓体の変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
栓体Dbは、図6に示すように、密着筒41の内周下端に連設される上に凸する上湾曲状の中央上壁46が設けられている。
本実施例の栓体Dbの中央上壁46は、密着筒41の下端部の内方への変形に対しての支えとなり、閉蓋時に、栓体Dbの密着筒41とキャップ本体Aの注出筒5との密着を安定して維持させることができ、また、上湾曲状の中央上壁46を密着筒41の内周下端に連設したことにより、中央上壁46の下面に付着した内容液は、容器Eを正立状態に戻すと、湾曲した下面を伝い外側に流れ、速やかに流量調整機構Fの内方に戻される。
その他の構成については、第1実施例と同様であり、作用効果も同様である。
次に、上記第1実施例の栓体Dの中央上壁43の形状を変更した第4実施例について、図を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、栓体の変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
栓体Dcは、図7に示すように、密着筒41の内周下端に連設される下に凸する下湾曲状の中央上壁47が設けられている。
本実施例の栓体Dcの中央上壁47は、密着筒41の下端部の内方への変形に対しての支えとなり、閉蓋時に、栓体Dcの密着筒41とキャップ本体Aの注出筒5との密着を安定して維持させることができ、また、上湾曲状の中央上壁47を密着筒41の内周下端に連設したことにより、中央上壁47の下面に付着した内容液は、容器Eを正立状態に戻すと、湾曲した下面を伝い中央部に集まって流れ落ち、速やかに流量調整機構Fの内方に戻される。
その他の構成については、第1実施例と同様であり、作用効果も同様である。
次に、上記第1実施例のキャップ本体Aと蓋体Bと栓体Dの形状を変更した第5実施例について、図を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、栓体の変更部分に新たな符号を付し、相違点を中心に説明する。
図8において、Aaは容器Eに装着されるキャップ本体、Baはキャップ本体AaにヒンジCを介して開閉可能に取り付けられる蓋体、Hは蓋体Ba内に装着される栓体である。
図8および9に示すように、キャップ本体Aaは、容器Eの口部1に装着される装着部3と、装着部3の内周上端から内方に延設され口部1の開口を封鎖する段差の形成された基壁50と、基壁50を貫通する注出口から立設される注出筒5と、注出筒5の下端部5aに連設される流量調整機構Fとを備えている。
本実施例では、注出筒5がキャップ本体Aaの中心よりヒンジCの反対側に位置するように偏心して形成されている。
基壁50は、本実施例では、注出筒5の外周に連設されるリング状の上壁部51と、上壁部51の外縁から外方に向かって下方に傾斜するリング状の傾斜部52と、傾斜部52外縁から装着部3の内周上端に延設される下壁部53とから構成され、傾斜部52の外周には、係合面52aが形成されている。
さらに、下壁部53の上面には、係合面52aから外方に、後述する栓体Hの係合筒61の壁厚分離れた位置に係止突部54が周設されており、係止突部54は、全周にわたって設けても、間隔を空けて設けても構わない。
蓋体Baは、頂壁30と、頂壁30の周縁部から垂設される側周壁31と、頂壁30の下面から垂設される係合内筒55とからなり、係合内筒55は、キャップ本体Aaの注出筒5に中心を合わせて周設されている。
係合内筒55の内周には、栓体Hが所定の範囲で揺動可能に保持するための抜け止め部56が周方向に突設されており、抜け止め部56は、全周にわたって設けていても、間隔を空けて設けていても構わない。
栓体Hは、円板状の上壁60と、上壁60の下面外縁部から垂設される係合筒61と、上壁60の下面から垂設され、閉蓋時に注出筒5を密封状態とする密着筒62と、上壁60外縁部および外縁部上部に突設される係止部63とから構成されている。
係合筒61は、先端部61aが、閉蓋状態でキャップ本体Aaの基壁50の傾斜部52の係合面52aと係止突部54との間に挿入されるとともに、下面が係合面52aと係止突部54との間の下壁部53上面に近接する高さに形成されているが、当接していても構わない。また、先端部61aの内周部は、係合面52aおよび傾斜部52の外縁上面と当接するように形成されている。
密着筒62の内周上端部には、上壁60の下面に連なる湾曲面部62aが形成されている。
係止部63は、蓋体Baに装着した際に、外縁部が係合内筒55の内周面との間にわずかに隙間を形成して栓体Hが上下・左右に動くことが可能であるとともに、外縁部下端が抜け止め部56の先端上面と係合して栓体Hが抜け落ちることを防止できるように設定されている。
また、閉蓋状態で、係止部63の上端面は、頂壁30の下面とわずかに隙間が形成されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、最初に閉蓋する工程の前に、蓋体Baの係合内筒55に栓体Hを組み付ける必要があり、蓋体Baを開いた状態で、係合内筒55の内周に栓体Hを押し込むと、係止部63の外縁部が、係合内筒55内周の抜け止め部56を乗り越えて、係合内筒55に保持される。
次に、蓋体BaをヒンジCを介してキャップ本体Aaに装着し、閉蓋する。
その際、蓋体Baに装着した栓体Hの密着筒62の外周下部がキャップ本体Aaの注出筒5の内周に密着し、密封される。
また、閉蓋途中に、栓体Hの係合筒61の先端部61aの内周側は、ヒンジCの反対側からキャップ本体Aaの基壁50の傾斜部52上面に当接しながら下降していき、その傾斜面に案内されながら、係合筒61の先端部61aが基壁50の係合面52aと係止突部54との間に挿入されるとともに、先端部61aの内周が係合面52aに当接していく。
なお、係合筒61と係合面52aには、それぞれ凹部または凸部を設けて当接しても構わないし、係合筒61または係合面52aのどちらか一方に凸部(縦リブ)を設けて当接しても構わない。
また、係合筒61は、係止突部54が周設されている場合には、係合筒61は、係合面52aと近接していても、当接していても構わない。
本実施例のヒンジキャップは、閉蓋した状態で、打栓時、または落下時に受ける衝撃により、蓋体Baに上側から押圧力が加えられると、蓋体Baがキャップ本体Aaに対して押し込まれるが、栓体Hの係止部63の上端部が蓋体Baの頂壁30下面と当接するに伴って、栓体Hの係合筒61の下端面がキャップ本体Aaの基壁50の係合面52aと係止突部54との間の下壁部53上面と当接することにより、栓体Hの係合筒61自体が支えとなり、蓋体Baの側周壁31が変形することを防止する。
栓体Hの係合筒61の先端部61aの外側が基壁50の係止突部54の内側面、および先端部61aの内側が係合面52aに当接し、係合筒61自体が内方、または外方に変形することを防止している。
また、落下時の衝撃により、蓋体Baの側方から押圧力が加えられても、係合筒61の先端部61aの内側面が係合面52aに密着して固定されているので、衝撃で蓋体Baと一緒に栓体Hが動いてしまうことを防止することができる。
このように、本実施例のヒンジキャップは、打栓時、または落下時に受ける衝撃が栓体Hの係合筒61自体で抑えられ、栓体Hの密着筒62とキャップ本体Aaの注出筒5との密着に影響を及ぼさないので、密着が外れたり、密着筒62と注出筒5が互いに傷付けあったりすることを防止することができる。
栓体Hは、蓋体Baの係合内筒55内でわずかに揺動可能に保持されているので、開蓋時に密着筒62が注出筒5に引っ掛かり抵抗となることがなく、スムースに開蓋することができる。
閉蓋時に容器Eを倒したとしても、栓体Hの上壁60の下面に付着した内容液は、容器Eを正立状態に戻すと、湾曲面部62aを伝い密着筒62内周に流れ、速やかに流量調整機構Fの内方に戻されるので、上壁60内面、および上壁60内面と密着筒62内周との角に残ることがない。
その他の構成の作用効果については、第1実施例と同様である。
本発明のヒンジキャップは、打栓時または、閉蓋中の落下時に受ける衝撃により、蓋体に上側から押圧力が加えられても、栓体の係合筒自体が支えとなり、蓋体がキャップ本体に対して押し込まれることを防止し、また、栓体の密着筒とキャップ本体の注出筒との密着に影響を及ぼさないので、密着が外れたり、密着筒と注出筒が互いに傷付けあったりすることを防止することができるとともに、閉蓋時に容器を倒した時でも、ヒンジキャップの開蓋を防止することができるヒンジキャップ、とくに、内容液が高温で充填される容器の耐熱用ヒンジキャップとして好適である。
A、Aa キャップ本体
B、Ba 蓋体
C ヒンジ
D、Da、Db、Dc、H 栓体
E 容器
F 流量調整機構
G 封緘部材
1 口部
2 嵌合突条
3 装着部
4、50 基壁
4a、53 下壁部
4b、52 傾斜部
4c、51 上壁部
4d、52a 係合面
5 注出筒
5a 下端部
6 係止突条
7 蓋係合部
8 内筒
9 外周壁部
10 係合突部
11 外周切り込み部
11a 端面
12 薄肉底壁
13 スリット溝
14 底面
15 連結部
16 係合凹所
20 周壁
21 底壁
22 開孔
23 空気置換孔
25 係止片
26 切欠部
27 摘み片
28 切欠き溝
29a 中央弱化部
29b 両端弱化部
30 頂壁
31 側周壁
31a 大径部
32、56 抜け止め部
33 係合凹部
34 把手部
35 爪部
36 凹所
37 指掛け部
40 リング状上壁
40a、63 係止部
41、62 密着筒
42、61 係合筒
42a、61a 先端部
43、45、46、47 中央上壁
44 周縁突出部
54 係止突部
55 係合内筒
60 上壁
62a 湾曲面部

Claims (11)

  1. 容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して取り付けられる蓋体と、蓋体内に装着される栓体とからなるヒンジキャップであって、
    キャップ本体は、容器の口部に装着される装着部と、口部の開口を封鎖する基壁と、基壁を貫通する注出口の周囲から立設される注出筒と、注出筒外方の基壁に形成される係合面とを備え、
    蓋体は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁と、頂壁と側周壁との内側に設けられる抜け止め部とを備え、
    栓体は、上壁と、上壁から垂設され、キャップ本体の注出筒の内周を密封する密着筒と、上壁の外縁部から垂設され、内周が係合面と係合可能な係合筒と、上壁の外縁部または係合筒の外周に突設され、蓋体の抜け止め部に対して揺動可能な係止部を備えることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 蓋体の抜け止め部は、側周壁の内周に周設されることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 蓋体の抜け止め部は、頂壁の下面から垂設された係合内筒の内周に周設されることを特徴する請求項1に記載のヒンジキャップ。
  4. キャップ本体の基壁は、上面に周設され、栓体の係合筒の下端部が挿入されるとともに、下端部の下面が底面に近接する係合凹所を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  5. キャップ本体の基壁は、上面に周設され、栓体の係合筒の外周下端とに内側面部が係合する係止突部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  6. 栓体は、リング状上壁と、リング状上壁の下面の内側端に垂設される密着筒と、リング状上壁の外縁部に垂設される係合筒と、係止部と、密着筒の内周から連設される中央上壁とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  7. 前記中央上壁は、上に凸するドーム状に形成され、中央上面が蓋体の頂壁の下面と近接することを特徴とする請求項6に記載のヒンジキャップ。
  8. 前記中央上壁は、密着筒の内周下端から連設され、平板状、または上に凸する上湾曲状、または下に凸する下湾曲状に形成されることを特徴とする請求項6に記載のヒンジキャップ。
  9. 前記リング状上壁は、上面に、係合筒の上方に沿って突設される周縁突出部を有することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  10. 栓体は、円板状の上壁と、上壁の外縁部から垂設される係合筒と、上壁の係合筒より内側から垂設される密着筒と、上壁の外縁部および外縁部上部に形成される係止部とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  11. キャップ本体は、注出筒の下端部に連設される流量調整機構を備え、
    流量調整機構は、複数の開孔を穿設した周壁と、底壁とを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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