JP7307528B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口部に装着されるヒンジキャップに関し、とくに容器内に充填した加熱殺菌された内容液によりヒンジキャップの上蓋内の空気が加熱され、内圧が上昇することにより、上蓋が開蓋することを防止した熱充填の際に用いられるヒンジキャップに関するものである。
殺菌のため加熱された内容液を充填するヒンジキャップにおいて、内容液を充填し、ヒンジキャップを打栓した後、容器内部を殺菌し、次いで容器外部より温水シャワーで洗浄、冷却することは従来から行われている。
そしてまた、殺菌のための加熱処理によるキャップ内の空気圧の上昇により、上蓋が開蓋することを防止するために、上蓋の係合部とキャップ本体の蓋係合部との係合の他に、キャップ本体に蓋保持部を設けて、上蓋の摘み部を嵌合させて新たな嵌合を付加することによって、上蓋の開蓋を防止することも、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-35282号公報
しかしながら、特許文献1記載のヒンジキャップは、キャップ本体のヒンジの反対側の外周上端に、弱化部を介して蓋保持部が設けられており、上蓋を開蓋する際に、キャップ本体の蓋保持部に指を掛け、上方に持ち上げて弱化部を切断するものであるため、上蓋の係合部とキャップ本体の蓋係合部との嵌合を外す力に加えて、弱化部を切断する力が必要になるとともに、蓋保持部が摘み部に嵌合したまま、上蓋が開蓋されるので、開蓋の後に摘み部と蓋保持部との嵌合を外し、摘み部から蓋保持部を取り除かなければならないという問題があった。
また、上記のヒンジキャップの場合、上蓋から突出する摘み部に蓋保持部を嵌合するものであるため、突出部分が大きくなり、保管の際に邪魔になるという問題もあった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、摘み部分の突出部分を少なくするとともに、加熱によるキャップ内の空気の圧力上昇により、上蓋が開蓋することがないヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とからなる熱充填可能なヒンジキャップであって、キャップ本体は、注出筒と、注出筒の外側に蓋係合部とを立設する基壁と、基壁の周縁部から垂設される外周壁部とを備え、外周壁部は、ヒンジの反対側に拡径された嵌合突部を有し、上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁とを備え、側周壁は、下端部の内周に、キャップ本体の蓋係合部に係合する係合凹部と、ヒンジの反対側の外周に連設されるロック部とを有し、ロック部は、側周壁に接合される左右の側部と、中央部とからなり、左右の側部にヒンジ部を設け、ヒンジ部を支点としてロック部を下方に回動し、中央部の内側面に設けられた係止嵌合部を、キャップ本体の嵌合突部に嵌合させて、上蓋をロック状態とし、ロック状態を解除することで摘み部として働くことを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの実施形態として、上蓋は、側周壁のヒンジの反対側の上部外周に押さえ凹部を有し、上蓋を開封する際に、ロック状態を解除し、ロック部の中央部の係止嵌合部が押さえ凹部に当接することを特徴とする構成、また、上蓋は、係合凹部に、容器への打栓時に空気を抜くための空気抜き溝が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの実施形態として、注出筒は、内周下部に段部を有する開口面が突設され、上蓋は、頂壁の内面からシール筒が垂設され、シール筒は、下部外周側に段部を設けて縮径された下部シール筒を有し、シール筒は、閉蓋時に注出筒の内周面に挿入されて密封状態とするシール部が形成されるとともに、下部シール筒は、閉蓋時において、注出筒の開口面に近接あるいは当接し、下部シール筒と開口面とで仮シール部が形成されることを特徴とする構成を採用する。
さらに、ヒンジキャップの具体的実施形態として、シール筒の段部と、注出筒の段部との間に空間が設けられ、液だめ部とすることを特徴とする構成、また、上蓋は、シール筒の外側に、外筒が頂壁の内面から垂設され、キャップ本体の基壁は、注出筒の外側に案内突条を立設し、案内突条の外周下部に係合凹所が周設され、閉蓋時に、外筒の先端部が係合凹所の底面に近接することを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、上記構成を採用することにより、閉蓋時においては、ヒンジの反対側に設けられたロック部を押し下げ、キャップ本体の嵌合突部にロック部の係止嵌合部を嵌合させることによって、上蓋がロックされた状態とし、上蓋内の圧力上昇によって開蓋するのを防止し、開封時には、ロック部を引っ張り上げることによって、ロック状態が解除され、摘み部として働いて、容易に開蓋することができる。
加熱された内容液を収容する場合、ノズルタイプのヒンジキャップでは、熱による体積膨張の影響を受けやすいため、プルリングによって抜栓するタイプのヒンジキャップが使用されてきたが、本発明の構成を有することによって、プルリングのないノズルタイプのヒンジキャップであっても、キャップ内の圧力による開蓋を防止することができる。
また、ロック状態においては、ロック部などによる突出が少なくなり、保管の際に邪魔にならなくなるとともに、開封時においては、ロック状態が解除され、上蓋とキャップ本体の嵌合が上蓋の係合凹部とキャップ本体の蓋係合部との嵌合を外すのみであるので、弱い力で開蓋することができる。
本発明の実施例のヒンジキャップがロックされた状態を示す図であり、(a)は上面図で、(b)は側面図である。 本発明の実施例のヒンジキャップがロックされた状態を示す図であり、(a)は側面断面図で、(b)は正面図である。 本発明の実施例のヒンジキャップが開蓋された状態を示す図であり、(a)は上面図で、(b)は側面断面図である。 本発明の実施例のヒンジキャップにおいて、ロック状態が解除された状態を示す図であり、(a)は上面図で、(b)は側面図である。 本発明の実施例のヒンジキャップで開封する直前の状態を示す図であり、(a)は上面図で、(b)は側面図である。 本発明の実施例のヒンジキャップで開封する直前の状態を示す図であり、(a)は側面断面図で、(b)は正面図である。
本発明のヒンジキャップについて、具体化した実施例を示した図面を参照して説明する。
図1~6において、Aはキャップ本体、Bはヒンジ、CはヒンジBを介してキャップ本体Aに開閉可能に取り付けられた上蓋である。
図2、図3および図6で示すように、キャップ本体Aは、容器の口部に装着される装着部3と、装着部3の内縁上端から内方に延設され、口部の開口を封鎖する基壁4と、基壁4を貫通する注出口の周囲から立設される注出筒5とを備えている。
注出筒5の下部の内周側に段部5aが設けられるとともに、突設された開口面5bが形成されている。
また、注出筒5は、内容液を注ぎ易くするために、本実施例では、ヒンジBと反対側(注出側)は、ヒンジB側よりも高く形成され、リップ部5cは、ラッパ状に広がっている。さらに、注出筒5は、キャップ本体Aの中心軸に対してヒンジBと反対側(注出側)の偏心した位置に設けられている。
装着部3は、周縁に係止突条6が設けられ、上蓋Cと係合する環状の蓋係合部7と、蓋係合部7の内周側から垂設される内筒8と、蓋係合部7の外周側から垂設される外周壁部9とから構成されている。
外周壁部9は、内周下部に容器の口部と係合するための係合突部10が設けられている。
また、外周壁部9のヒンジBの反対側の上部外周には、後述する上蓋Cのロック部26が嵌合するための拡径した嵌合突部18が設けられている。
外周壁部9のヒンジBの左右いずれかの近傍には、図3に示すように、外周面に平面視で略V字状の外周切り込み部11が下端部に薄肉底壁12を残して上方から切り込まれている。
係合突部10の外周切り込み部11に対応する位置には、図示しないが内周切り込み部が縦方向に刻設され、縦方向引き裂きラインが形成される。また、内周切り込み部は、他の係合突部10にも数箇所設けられている。
外周切り込み部11のヒンジB側では、端面11aの内周側の上部の薄肉部を隔てた位置を起点として円周方向に延びるように、スリット溝13が上方から凹設され、本実施例では、端面11aを始点として、約345°にわたって延びている。
また、縦方向引き裂きラインに隣接するスリット溝13の起点を引き裂き開始点として、スリット溝13の底面14の内周側には、外周壁部9と蓋係合部7を連結する薄肉の連結部15が設けられ、周方向引き裂きラインが円弧状に延びるように形成され、終点の破断不能な連結部15まで引き裂き可能となっている。
本実施例では、基壁4の上面には、注出筒5の外側に案内突条16が立設され、案内突条16の外周側下部には係合凹所17が周設されている。
係合凹所17は、上蓋Cに衝撃を受けた場合に、後述する上蓋Cの外筒23の先端部23aが係合する。
なお、本実施例では案内突条16は全周に設けられているが、ヒンジB側のみでも構わない。
上蓋Cは、図3で示すように、ヒンジBを介してキャップ本体Aの外周壁部9の外周上端に、回動自在に取着されており、頂壁20と、頂壁20の周縁部から垂設された側周壁21とを備えている。
頂壁20は、内面からシール筒22と、シール筒22の外側に位置し、注出筒5より大径の外筒23とが垂設されている。
本実施例では、シール筒22は、閉蓋時に注出筒5の内周面に挿入されて密封状態とする通常のシール部aが形成されるとともに、シール筒22の下部外周側に段部22aを設けて縮径された下部シール筒22bが設けられ、下部シール筒22bは、閉蓋時において、注出筒5の内周下部に突設された開口面5bに近接あるいは当接するように形成されており、下部シール筒22bと開口面5bとで、シール部aの下にもう一つの仮シール部bが形成される。
シール部aと仮シール部bとの二段のシールでヒンジキャップが密封されるので、衝撃により、片方のシールが外れる場合にも、他方のシールによりシールされ、液が漏れることがない。
また、シール筒22の段部22aと注出筒5の段部5aとの間に空間が設けられ、容器の落下等による衝撃を受けて、仮シール部bに少量の内容液が侵入したときの液だめ部cとなって内容液をとどめることができる。
外筒23の先端部23aは、閉蓋時にキャップ本体Aの基壁4の案内突条16に案内され、係合凹所17に挿入されるとともに、下面が係合凹所17の底面に近接するように形成されている。
側周壁21の下端部は、内周側に、キャップ本体Aの蓋係合部7の係止突条6と係合して閉蓋状態を維持する係合凹部24が周設されている。
係合凹部24には、熱充填の際にキャップ内が加熱されて圧力が高められたとしても開蓋しないように、容器の口部に打栓するときに空気を抜くための空気抜き溝25が設けられており、本実施例では3箇所に設けられている。
側周壁21のヒンジBと反対側の外周には、ロック部26が連設されるとともに、上部外周には、押さえ凹部27が設けられている。
ロック部26は、上蓋Cとの接合部となる左右2箇所の側部31と、上蓋Cとは接合しない板状の中央部32とからなり、左右の側部31の上面部に切欠きのあるヒンジ部30がそれぞれ設けられ、ヒンジ部30を支点にして下方に回動させることができ、中央部32の内側面には係止嵌合部33が設けられており、キャップ本体Aの外周に設けられた嵌合突部18の下端部に係合させて、図1で示すように、上蓋Cをロック状態とすることができる。
また、中央部32は、ロック状態のときに、キャップ本体Aの外周壁部9に近接あるいは当接するように、円弧状となっている。
なお、ロック部26は、図4で示すように、嵌合を外すことでロック状態が解除され、摘み部としての役割を担うことができ、さらに、図5および図6で示すように、中央部32の係止嵌合部33が上蓋Cの押さえ凹部27に当接し、上蓋Cを開封することができる。押さえ凹部27には、係止嵌合部33と係合する係止突部を設けてもよく、その場合、係止嵌合部33と押さえ凹部27とが係合した状態で開蓋される。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、最初に、図3に示す状態から、ロック部26を持って上蓋CをヒンジBを介して回動し、キャップ本体Aに被せ、上蓋Cの係合凹部24をキャップ本体Aの蓋係合部7に嵌合させて閉蓋する。
上蓋Cを閉蓋した状態では、図4で示すように、ロック部26は、まだロックが解除されたままの状態であるので、ロック状態とするためには、ロック部26の中央部32を持ち、係止嵌合部33をキャップ本体Aの嵌合突部18下端部に係合させることによって、図1で示すように上蓋Cがロックされた状態となる。
また、本実施例では、上蓋Cのシール筒22の外周下部は、キャップ本体Aの注出筒5の内周に密着して、シール部aが形成されるとともに、シール筒22の外周下部の下部シール筒22bは、内周面が注出筒5の開口面5bに近接あるいは当接して仮シール部bが形成されるとともに、閉蓋途中に、上蓋Cの外筒23は、ヒンジB側からキャップ本体Aの基壁4の案内突条16に向かって下降し、その後、外筒23は、案内突条16の外周面に案内されながら、外筒23の先端部23aが基壁4の係合凹所17内に挿入され、係合凹所17の底面に近接する。
次に、容器内に加熱された内容液を充填し、容器の口部にロックされたヒンジキャップを打栓して装着される。
打栓工程は、装着部3の内筒8と外周壁部9との間に形成された環状溝に容器の口部を当てがい、上蓋Cの上から押圧力が加えられ、外周壁部9の係合突部10が口部に嵌合し、容器の口部が内筒8の外周と外周壁部9の内周、および蓋係合部7とによって挟持されることで装着される。
本実施例では、加熱された内容液が充填されていても、打栓時に係合凹部24に設けられた空気抜き溝25から空気が抜けて、圧力が弱められるとともに、上蓋Cがロック部26によってロック状態となっているので、圧力上昇しても上蓋Cが開蓋することがない。また、ヒンジキャップがロック状態であるならば、殺菌のための加熱処理や、温水シャワーなどによる洗浄、冷却などが行われても、同様に上蓋Cは開蓋することがない。
本実施例のヒンジキャップは、閉蓋状態で、上蓋Cのシール筒22は、キャップ本体Aの注出筒5の内周とのシール部aと、下部シール筒22bと注出筒5の開口面5bとの仮シール部bとの二段でシールされ、一方のシールが衝撃で外れる場合にも、他方のシールによりシールされ、容器の気密性が保たれるとともに、落下等に受ける衝撃により、仮シール部bに内容液が侵入しても、液だめ部cがあるので、内容液がとどめられてシール部aから内容液が漏れることがない。
次に、本実施例のヒンジキャップを開封して、内容液を取り出すには、ロック状態のロック部26の中央部32に手指を掛け、引っ張ることによって、ロック部26とキャップ本体Aの嵌合突部18との嵌合が外れ、ロック状態が解除され、さらに、ロック部26の中央部32を持ち上げ、ロック部26の係止嵌合部33が上蓋Cの押さえ凹部27に当接し、さらにロック部26を持ち上げることによって、上蓋Cの係合凹部24と、キャップ本体Aの蓋係合部7との嵌合が外れて上蓋Cが開封される。
また、本実施例においては、上蓋Cの開封と同時に、シール筒22の下部シール筒22bが注出筒5の下部の開口面5bとの仮シール部bが外れ、つづいてシール筒22は、キャップ本体Aの注出筒5とのシール部aが外れ、上蓋Cが開蓋されるので、容器を傾けただけで、容易に注出筒5から容器内の内容液を注出することができる。
上蓋Cをキャップ本体Aに再び閉蓋するには、上蓋Cのロック部26の中央部32を持って、押し下げて、上蓋Cの係合凹部24と、キャップ本体Aの蓋係合部7とを嵌合して閉蓋する。その際、さらに、ロック部26の中央部32を持って、係止嵌合部33をキャップ本体Aの嵌合突部18下端部に係合してロック状態にしておけば、落下などの衝撃によって上蓋Cが開蓋してしまうのを防ぐことができる。
ただ、すぐに再使用することが明らかな場合にはロック状態は解除したままでもよい。
また、本実施例では、シール筒22の下部シール筒22bが注出筒5の開口面5bに近接して仮シール部bを形成するとともに、シール筒22の外周がキャップ本体Aの注出筒5の内周に密着してシール部aが形成され、キャップ本体A内を密封することができる。
本実施例のヒンジキャップは、容器内の内容液を全部使用した後、容器から分別して廃棄することができる。
その際には、ヒンジキャップを開蓋し、上蓋Cを指で把持して外方に引っ張ると、外周壁部9のヒンジBとの連設部位が引っ張られて変形し、縦方向引き裂きラインが破断され、さらに上蓋Cを引っ張ると、周方向引き裂きラインを形成する連結部15が破断を始める。連結部15の破断が進行すると、上蓋Cがキャップ本体Aから離れていく。
スリット溝13の終端部まで連結部15の切断が完了し、さらに上蓋Cを引っ張ると、キャップ本体Aと容器との嵌合が外され、ヒンジキャップと容器とを分別廃棄することができる。
本発明のヒンジキャップは、容器内の内容液、または、温水シャワーによりヒンジキャップ内の空気が加熱され、内圧が上昇しても、ロック部によってロック状態となって、上蓋の開蓋を防止することができるとともに、ロック状態を解除することで摘み部として働き、開封が容易になる。
また、シール筒と注出筒とによるシール部と、下部シール筒と注出筒下部の開口面とによる仮シール部との二段のシールにより密封され、密封性が向上して熱充填における内容液の噴出防止性が改善される。
本発明のヒンジキャップは、何度でも開閉が容易で、しかもリシール性に優れ、熱充填用として使用できるので、密封性の必要な内容液を収納する容器用のキャップとして広い範囲に応用できる。
A キャップ本体
B ヒンジ
C 上蓋
a シール部
b 仮シール部
c 液だめ部
3 装着部
4 基壁
5 注出筒
5a 段部
5b 開口面
5c リップ部
6 係止突条
7 蓋係合部
8 内筒
9 外周壁部
10 係合突部
11 外周切り込み部
11a 端面
12 薄肉底壁
13 スリット溝
14 底面
15 連結部
16 案内突条
17 係合凹所
18 嵌合突部
20 頂壁
21 側周壁
22 シール筒
22a 段部
22b 下部シール筒
23 外筒
23a 先端部
24 係合凹部
25 空気抜き溝
26 ロック部
27 押さえ凹部
30 (左右)ヒンジ部
31 (左右)側部
32 中央部
33 係止嵌合部

Claims (6)

  1. 容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して連設される上蓋とからなる熱充填可能なヒンジキャップであって、
    キャップ本体は、注出筒と、注出筒の外側に蓋係合部とを立設する基壁と、基壁の周縁部から垂設される外周壁部とを備え、
    外周壁部は、ヒンジの反対側に拡径された嵌合突部を有し、
    上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁部に垂設される側周壁とを備え、
    側周壁は、下端部の内周に、キャップ本体の蓋係合部に係合する係合凹部と、ヒンジの反対側の外周に連設されるロック部とを有し、
    ロック部は、側周壁に接合される左右の側部と、中央部とからなり、
    左右の側部にヒンジ部を設け、ヒンジ部を支点としてロック部を下方に回動し、中央部の内側面に設けられた係止嵌合部を、キャップ本体の嵌合突部に嵌合させて、上蓋をロック状態とし、ロック状態を解除することで摘み部として働くことを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 上蓋は、側周壁のヒンジの反対側の上部外周に押さえ凹部を有し、
    上蓋を開封する際に、ロック状態を解除し、ロック部の中央部の係止嵌合部が押さえ凹部に当接することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 上蓋は、係合凹部に、容器への打栓時に空気を抜くための空気抜き溝が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ
  4. 注出筒は、内周下部に段部を有する開口面が突設され、
    上蓋は、頂壁の内面からシール筒が垂設され、
    シール筒は、下部外周側に段部を設けて縮径された下部シール筒を有し、
    シール筒は、閉蓋時に注出筒の内周面に挿入されて密封状態とするシール部が形成されるとともに、
    下部シール筒は、閉蓋時において、注出筒の開口面に近接あるいは当接し、下部シール筒と開口面とで仮シール部が形成されることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  5. シール筒の段部と、注出筒の段部との間に空間が設けられ、液だめ部とすることを特徴とする請求項4に記載のヒンジキャップ。
  6. 上蓋は、シール筒の外側に、外筒が頂壁の内面から垂設され、
    キャップ本体の基壁は、注出筒の外側に案内突条を立設し、案内突条の外周下部に係合凹所が周設され、
    閉蓋時に、外筒の先端部が係合凹所の底面に近接することを特徴とする請求項4または5に記載のヒンジキャップ。
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