JP4937873B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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本発明は、ヒンジキャップ、とくに、容器内に充填した加熱殺菌された内容液により上蓋内の空気圧が上昇してキャップ上蓋が開蓋されることを防止するとともに、使用する際に、簡単に開蓋することができるようにしたヒンジキャップに関するものである。
殺菌のため加熱された内容液を充填するヒンジキャップにおいて、内容液を充填し、ヒンジキャップを打栓した後、容器内部を殺菌し、次いで、容器外部より温水シャワーで洗浄、冷却することは従来より行われている。
そしてまた、殺菌のための加熱処理によるキャップ内の空気圧の上昇により、上蓋が開蓋することを防止するために、キャップ本体の係合用の突出部に係合する上蓋の突出部に、主突起と補助突起を設け、係止機構を二重にして上蓋の開蓋を防止することも、従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−35061号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の従来のヒンジキャップは、補助突起の係合によって、それ以上の上蓋の上昇を抑制し、上蓋の開蓋を防止するようにしているので、使用者が上蓋を開閉するためには、補助突起をキャップ本体の係合用の突出部を乗り越えさせなければならず、開蓋の際に大きな力が必要であるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、加熱充填に伴う上蓋内の圧力上昇による上蓋の開蓋を防止するとともに、内容物を使用する際に、上蓋を少ない開蓋力で開蓋できるようにしたヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器の口筒部に取着され、キャップ本体と上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、キャップ本体は、容器口筒部に嵌着される係合筒部と注出筒を備え、注出筒の内周には係合部が設けられ、係合筒部の上部には、蓋係合部が突設されており、上蓋は、頂壁と外周壁と、外周がキャップ本体の注出筒内周と係合する密封リングとを備え、外周壁の外周には、つまみを配設し、下端内周には、キャップ本体の蓋係合部に係合する係合部が設けられ、密封リングの外周下端部には、上部がキャップ本体の注出筒の係合部の下部と係合するとともに、閉蓋時に注出筒の係合部より下方に僅かな距離をおいて位置する係合部が配設されていることを特徴とする構成を採用する。
上記「僅かな距離」とは、上蓋の閉蓋時に、外周壁の係合部の係合突部が、蓋係合部の膨出部下面に接する位置から膨出部の突出部に至たる距離に、ほぼ等しい距離である。
加熱処理時の圧力上昇を、密封リングの係合突部と、キャップ本体の注出筒の係合突部とを係合させ、上蓋の上昇を防ぐことができ、そのことによって上蓋の係合部と、キャップ本体の蓋係合部との係合が外れるのを阻止することができる。
さらに、上蓋の係合部とキャップ本体の蓋係合部との係合を外す力、および、上蓋の密封リングとキャップ本体の注出筒との係合を外す力とを時間をおいて別々に作用させることができ、上蓋の開封力を低減することができる。
次に、本発明のヒンジキャップについて、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器に打栓されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して一体成形された上蓋である。
キャップ本体Aは、係合筒部1と、該係合筒部1の内側に連設される注出筒2と、係合筒部1外周に一定の間隔をもって連設され、上端外周の所定位置にヒンジCを連設する外周筒部3とからなっている。
係合筒部1は、リング状の上壁4と、上壁4の内周縁に垂設された内筒5と、上壁4の外周縁に垂設された外筒6と、上壁4の上部に立設され、上蓋Bと係合する蓋係合部7とからなっている。
外筒6の内周には、係合突条8が設けられており、打栓時には、係合筒部1は、内筒5外周と外筒6内周により、容器の口筒部を挟持するように、キャップ本体Aを容器の口筒部に装着させる。
内筒5の下端から内方に環状底壁9が連設され、環状底壁9の内縁には、注出筒2が立設されている。
注出筒2の内周下部には、底壁10が設けられており、底壁10には、注出口を開口するための薄肉の弱化部11により区画された除去部12が設けられており、該除去部12には、プルリング13が立設されている。
注出筒2の内周上部には、係合突部14が配設されている。
外筒6の下端外周と外周筒部3の下端内周は、外周筒部3のヒンジCの反対側に設けられた連結片15と、間隔をおいて複数配設された破断可能な弱化片16とを介して連設されている。
蓋係合部7の外周には、外筒6外周より縮径された縮径部17と、その上端部に縮径部17より拡径された膨出部18とが形成されている。
上蓋Bは、頂壁20と、頂壁20の周縁に垂設された外周壁21とを具えており、頂壁20下面には、キャップ本体Aの注出筒2の内周に挿入される密封リング22が垂設されている。
外周壁21の外周下端の所定の位置に、ヒンジCが連設され、ヒンジCの反対側には、つまみ23が突設されている。
外周壁21の内周下端は、拡径され、キャップ本体Aの係合筒部1の蓋係合部7と係合する係合部24が設けられており、係合部24は、キャップ閉蓋時にキャップ本体Aの蓋係合部7の上面に当接する上内面24aと、蓋係合部7の外周と係合する側内面24bとから形成されている。
上内面24aには、溝25が凹設されている。
側内面24bの下端には、キャップ本体Aの蓋係合部7の膨出部18と係合する係合突部26が設けられている。
密封リング22の外周下端には、上部がキャップ本体Aの注出筒2の係合突部14の下部と係合するとともに、図1(b)に示すように、キャップ閉蓋時に係合突部14より下方に僅かな距離をおいて位置する係合突部27が配設されている。
その距離は、上蓋の閉蓋時に、上蓋の係合突部26が、膨出部18の下面に接する位置から膨出部18の突出部までに至たる距離に、ほぼ等しい距離である。
次に、本発明のヒンジキャップの作用効果について説明する。
ヒンジキャップの組立は、上蓋Bの外周壁21の係合部24とキャップ本体Aの蓋係合部7とを係合させるとともに、上蓋Bの密封リング22とキャップ本体Aの注出筒2とを係合させ、上蓋Bをキャップ本体Aに閉蓋する。
その際、図1に示すように、キャップ本体Aの注出筒2と、注出筒2に係合する上蓋Bの密封リング22により、その内側に空気室a、外側に空気室bが形成される。
容器の使用にあたって、容器内に加熱された内容液を充填し、容器口筒部1に、閉蓋したヒンジキャップを上方から打栓する。
打栓前のヒンジキャップ内は、図1に示すように、上蓋Bの外周壁21の係合部24の係合突部26と、キャップ本体Aの係合筒部1の蓋係合部7の膨出部18との係合により、ヒンジキャップ内と外との間の空気の流通は、封鎖されている。
打栓後に、加熱殺菌された内容液によって容器内が殺菌され、次いで、容器外から温水シャワーがかけられ、冷却される。
その際、加熱処理により、ヒンジキャップ内の空気は膨張し、内圧が高くなる。
内圧上昇によって、図2(a)に示すように、上蓋Bのつまみ23側が持ち上げられるが、空気室aの内圧上昇によって、上蓋Bの密閉リング22も上昇し、密封リング22の係合突部27の上部が、キャップ本体Aの注出筒2の係合突部14の下部に係合することによって、空気室aは維持され、上蓋Bがそれ以上上昇することを阻止し、また、上蓋Bの外周壁の係合部24と、キャッ部本体の蓋係合部7との係合が外れないので、空気室bも維持され、二個所の係合によって、全体として上蓋Bが開蓋することを防止している。
上蓋B内は密閉状態が保たれるので、温水シャワー、または冷却水がかけられても、上蓋B内は密閉状態が保たれるので、空気とともにシャワーがキャップ内に吸入されることはない。
本発明のヒンジキャップは、内圧上昇によって上蓋Bが上昇する際に、上蓋Bの密封リング22の係合突部27の上部と、キャップ本体Aの注出筒2の係合突部14の下部が係合することによって、上蓋Bがそれ以上上昇することを防ぐことができるので、従来のヒンジキャップに比べ、上蓋Bの外周壁21の係合部24とキャップ本体Aの蓋係合部7との係合力を弱く設定することができる。
上蓋Bを開蓋する際には、上蓋Bのつまみ23に指などを掛け、上方に持ち上げる。
本発明のヒンジキャップは、上蓋Bの外周壁21の係合部24とキャップ本体Aの蓋係合部7との係合力を弱く設定できるので、図2(a)に示すように、つまみ23を持ち上げ始めると、上蓋Bの外周壁21の係合部24とキャップ本体Aの蓋係合部7との係合を簡単に外すことができる。
さらに、つまみ23を持ち上げ、図2(b)に示すように、上蓋Bの密封リング22の係合突部27と、キャップ本体Aの注出筒6の係合突部14との係合を外し、上蓋Bを開蓋することができる。
本発明のヒンジキャップは、上蓋Bを持ち上げることによって、上蓋Bの外周壁21の係合部24とキャップ本体Aの蓋係合部7との係合を外す力、および、上蓋Bの密封リング22の係合突部27とキャップ本体Aの注出筒6の係合突部14との係合を外す力とを時間をおいて別々に作用させることができ、従来のヒンジキャップに比べ、さらに、上蓋の開封力を低減することができる。
前記実施例では、注出筒2に係合突部14を設け、密封リング22の係合突部27と係合させるようにしているが、注出筒2の係合突部14に換えて、係合凹部を設けてもよく、空気室aの圧力上昇時に、密封リングを一定の位置に保持できればよいので、実施例に限定されない。
本発明は、ヒンジキャップにおいて、加熱充填した内容液、温水シャワー等により上蓋内の空気が加熱され、ヒンジキャップの上蓋が開蓋することを防止できるとともに、上蓋の開蓋の際にも、上蓋の開封力を低減することができるので、各種の加熱充填する内容液の容器のヒンジキャップとして広く利用することができる。
本発明ヒンジキャップの説明図で、(a)は断面立面図、(b)は要部拡大図である。 ヒンジキャップの開蓋の説明図で、(a)は開蓋始め、(b)は開蓋時である。
符号の説明
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
a、b 空気室
1 係合筒部
2 注出筒
3 外周筒部
4 上壁
5 内筒
6 外筒
7 蓋係合部
8 係合突条
9 環状底壁
10 底壁
11 弱化部
12 除去部
13 プルリング
14、26、27 係合突部
15 連結片
16 弱化片
17 縮径部
18 膨出部
20 頂壁
21 外周壁
22 密封リング
23 つまみ
24 係合部
24a 上内面
24b 側内面
25 溝

Claims (1)

  1. 容器の口筒部に取着され、キャップ本体と上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、
    キャップ本体は、容器口筒部に嵌着される係合筒部と注出筒を備え、
    注出筒の内周には係合部が設けられ、
    係合筒部の上部には、蓋係合部が突設されており、
    上蓋は、頂壁と外周壁と、外周がキャップ本体の注出筒内周と係合する密封リングとを備え、
    外周壁の外周には、つまみを配設し、下端内周には、キャップ本体の蓋係合部に係合する係合部が設けられ、
    密封リングの外周下端部には、上部がキャップ本体の注出筒の係合部の下部と係合するとともに、閉蓋時に注出筒の係合部より下方に僅かな距離をおいて位置する係合部が配設されていることを特徴とするヒンジキャップ。
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