JP4907182B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジキャップ、とくに容器内に充填した加熱殺菌された内容液によりキャップの上蓋内の空気が加熱され、内圧が上昇してキャップの上蓋が開蓋することを防止するヒンジキャップに関するものである。
殺菌のため加熱された内容液を充填するヒンジキャップにおいて、内容液充填後、ヒンジキャップを打栓した後、容器内部を殺菌し、次いで容器外部より温水シャワーで洗浄、冷却することは従来より行われている。
また、キャップ打栓後に、内容液の熱によりキャップ内の空気の内圧が上昇することでキャップの上蓋が開蓋することを防止するために、キャップ内の内圧上昇に応じて、上蓋とキャップ本体の間に空気の流通路を形成し、キャップ内の空気を容器外に逃がし、キャップの上蓋内の内圧上昇を防止するようにしたキャップも従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−272648号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のヒンジキャップでは、キャップ内の空気圧により空気の流通路を形成、または閉鎖しているので、キャップ内の空気圧が高く、空気の流通路が形成しているときに、容器外から温水シャワーで冷却すると、キャップ内の空気圧が低下し、空気の流通路が閉鎖される前に空気と一緒に温水までキャップ内に吸い込むという問題があった。
また、加熱により、キャップ内の空気圧が急激に上昇した場合、空気圧が上蓋(20)の側壁部(22)を押圧して外方に変形させることで、側壁部(22)と中蓋(2)の係合凹部(9)との係合が外れ、上蓋(20)が開蓋することもあった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、加熱によるキャップ内の空気の圧力上昇を抑制し、ヒンジキャップの上蓋が圧力上昇により開蓋することがなく、また、温水シャワー時に温水がキャップ内に侵入することを防止できるヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器の口筒部に取着され、キャップ本体と上蓋からなるヒンジキャップにおいて、キャップ本体は、注出筒と、容器口筒部に嵌着される係合筒部とを備え、係合筒部の上部には、蓋係合部が突設されており、上蓋は、頂壁と外筒壁と、頂壁下面に垂設され、キャップ本体の注出筒上部内周に係合する内筒壁とを備え、外筒壁下端内周には、閉蓋時に、キャップ本体の蓋係合部の蓋係合面に当接し、係合する係合部が設けられ、内筒壁外周には、打栓時に、キャップ本体の注出筒内周と係合するリブが上部に配設されていることを特徴とする構成を採用する。
空気の流通路形成のための実施例として、キャップ本体の注出筒内周にリブが突設され、打栓時にリブが上蓋の内筒壁の下端部外周に係合し、注出筒内周と上蓋の内筒壁の下端部外周との間に、空気の流通路を形成するようにしたことを特徴とする構成、或いは、キャップ本体の注出筒上部内周に凹部を配設し、打栓時に上蓋の内筒壁の下端部外周が凹部付近に下降し、注出筒内周の凹部と上蓋の内筒壁の下端部外周との間に、空気の流通路を形成するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
また、流通路形成を容易にするため、内筒壁下端部外周に、打栓時に、注出筒内周面に摺接する膨出環が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
容器の口筒部に取着され、注出筒と容器口筒部に嵌着される係合筒部とを具えたキャップ本体と、内筒壁と外筒壁とを具えた上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、キャップ本体の係合筒部の上部に蓋係合部を突設し、上蓋の外筒壁下端内周にキャップ本体の蓋係合部と係合する係合部を設けることと、上蓋の内筒壁外周の上部に注出筒内周と係合するリブを配設することにより、打栓時に、上蓋の内筒壁内方から外方へ、およびキャップ内から容器外に流通路を形成できるようになった。
そのため、加熱された内容液を充填した容器本体の口筒部にヒンジキャップを打栓した時に、上方からの押圧により、上蓋内の空気を、各流通路を介して容器外に排出し、打栓終了時に、空気の流通路を速やかに閉鎖し、ヒンジキャップ内を僅かに負圧に保つことで、加熱によりキャップ内の空気が圧力上昇しても、上蓋が開蓋するまでの圧力上昇が行われず、上蓋が開蓋することを防止できるようになった。
次に、本発明のヒンジキャップについて、実施例をあげ、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器本体に打栓されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して一体成形された上蓋である。
容器本体の口筒部1外周には、係合突条2が設けられている。
図1、2に示すように、キャップ本体Aは、底壁5と、底壁5の周縁に連設される注出筒6と、注出筒6の下端外周よりリング状底壁7を介して連設される係合筒部8と、係合筒部8外周に一定の間隔をもって連設され、上端外周の所定の位置にヒンジCを連設した外周筒部9とからなっている。
底壁5には、注出口10を開口する薄肉の弱化部11が設けられており、底壁5の上面には、弱化部11の区画内に注出口10の開口時に引上げるプルリング12が設けられている。
注出筒6は、内周下部に底壁5を連設する筒壁13と、筒壁13の上端から上部外方に拡径するとともに注出方向に突出した注出案内筒14とを具えている。
係合筒部8は、リング状の上壁15と、上壁15の内周縁に垂設され、内周にリング状底壁7外周縁と接続する内筒16と、上壁15の外周縁に垂設された外筒17と、上壁15の上部に立設され、上蓋Bと係合する蓋係合部18とからなっている。
外筒17の内周には、容器本体の口筒部1の係合突条2と係合する係合突条19が設けられており、係合筒部8は、打栓時に、内筒16外周と外筒17内周により、容器本体の口筒部1を挟持することで、キャップ本体Aを容器本体の口筒部1に装着される。
外筒17の下端外周と外周筒部9の下端内周は、外周筒部9のヒンジCの反対側に設けられた連結片20と、間隔をおいて複数配設された破断可能な弱化片21とを介して連設されている。
図1、図4(a)に示すように、蓋係合部18の上面には、平滑な蓋係合面25が形成され、外周には、外筒17外周より縮径された縮径部26と、その上端部に縮径部26より拡径された膨出部27とが形成されており、膨出部27の最突部の下方周面は係合面27aとなっている。
上蓋Bは、頂壁30と、頂壁30の周縁に垂設された外筒壁31とからなり、頂壁30下面には、キャップ本体Aの注出筒6の内周に挿入される内筒壁32が垂設されている。
外筒壁31の内周下端は、拡径され、キャップ本体Aの係合筒部8の蓋係合部18と係合する係合部33が設けられており、外周下端の所定の位置に、ヒンジCが連設されている。
係合部33は、キャップ閉蓋時にキャップ本体Aの蓋係合部18の蓋係合面25に当接し、係合する上内面33aと、蓋係合部18の外周と係合する側内面33bとから形成されている。
上内面33aには空気溝34が配設され、側内面33bの下端には、キャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部27と係合する係合突部35が設けられている。
係合突部35は、最突部の上方周面がキャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部27の係合面27aに係合する係合面35aとなっている。
内筒壁32の外周上部には、外周下端部が内方に向かって傾斜するように形成された複数のリブ36が配設されている。
内筒壁32の下端部外周には、注出筒6の筒壁13内周に摺接する膨出環37が配設されている。
次に、本実施例のヒンジキャップの作用効果について説明する。
上蓋Bの係合部33とキャップ本体Aの蓋係合部18とを係合させ、上蓋Bをキャップ本体Aに対して閉蓋することにより、図1に示すように、ヒンジキャップ内には、係合したキャップ本体Aの注出筒6と上蓋Bの内筒壁32より内側に空気室a、および外側に空気室bが形成される。
次に、容器本体内に加熱された内容液を充填し、容器本体の口筒部1に、閉蓋したヒンジキャップを上方から打栓する。
打栓前のヒンジキャップ内は、キャップ本体Aの注出筒6内周面と、上蓋Bの内筒壁32下端部外周の膨出環37との係合により、空気室aと空気室bとの空気の流通路が封鎖されている。
また、上蓋Bの外筒壁31の係合部33の係合突部35の係合面35aと、キャップ本体Aの係合筒部8の蓋係合部18の膨出部27の係合面27aとの係合により、空気室b内とヒンジキャップ外との空気の流通路が封鎖されている。
打栓時には、ヒンジキャップの上蓋Bの上部より強い押圧力がかかり、上蓋Bがキャップ本体Aに対して押圧され、下降する。
上蓋Bが下降することにより、図3、図4(b)に示すように、上蓋Bの内筒壁32の膨出環37がキャップ本体Aの注出筒6内周面を摺動するとともに、注出筒6の筒壁13の内周上端に内筒壁32のリブ36の外周下端部の傾斜が乗り上げ、内筒壁32が内方に変形する。
このことにより、上蓋Bの内筒壁32の膨出環37と注出筒6の筒壁13の内周面との係合が外れ、その間隙から、上蓋Bがキャップ本体Aに対して下降し、押圧された空気室a内の空気が、上蓋Bの内筒壁32のリブ36により形成される内筒壁32外周とキャップ本体Aの注出筒6内周との間隙を流通路として空気室b内に排出される。
また、上蓋Bがキャップ本体Aに対して押圧されることで、上蓋Bの係合部33の上内面33aとキャップ本体Aの蓋係合部18の蓋係合面25との係合部により、押圧力が分力され、上蓋Bの係合部33の上内面33aが上蓋Bのキャップ本体Aの蓋係合部18の蓋係合面25の面上を摺動し、上蓋Bの外筒壁31の下方を外方へ僅かに変形させる。
上蓋Bの外筒壁31の外方への変形により、上蓋Bの係合突部35の係合面35aと、キャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部27の係合面27aとの係合が外れ、間隙をつくる。
このことにより、上蓋Bがキャップ本体Aに対して下降し、押圧された空気室b内の空気は、上蓋Bの係合部33の上内面33aと、キャップ本体Aの蓋係合部18の蓋係合面25との係合部より、上内面33aに配設した空気溝34を通り、上蓋Bの係合突部35の係合面35aとキャップ本体Aの膨出部27の係合面27aとの間隙を通り、キャップ本体Aの係合筒部8と外周筒部9と弱化片21同士の間を通り、容器外に排出される。
打栓終了後には、上蓋Bに対しての押圧力が外され、上蓋Bの内筒壁32および外筒壁31の復元力により、内筒壁32のリブ36の外周下端部の傾斜が注出筒6内周上端を押圧し、摺動することで上蓋Bをキャップ本体Aに対して上昇させるとともに、外筒壁31の係合部33上内面33aを、キャップ本体Aの蓋係合部18の蓋係合面25の面上で内方に向かって摺動させ、ヒンジキャップが速やかに元の状態に戻る。
このことで、図1、図4(a)に示すように、再び、キャップ本体Aの注出筒6内周面と、上蓋Bの内筒壁32下端部外周の膨出環37との係合により、空気室aと空気室bとの空気の流通路が速やかに閉鎖されるため、空気室a内は僅かに負圧となる。
また、上蓋Bの外筒壁31の係合突部35の係合面35aと、キャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部27の係合面27aとの係合により、空気室b内と容器外との空気の流通路が速やかに閉鎖されるため、空気室b内は僅かに負圧となる。
容器内の加熱された内容液、或いは、温水シャワーにより、ヒンジキャップ内の空気が加熱されても、キャップ内がもともと負圧となっているため、ヒンジキャップ内の内圧上昇を低く抑えることができる。
このため、ヒンジキャップ内の内圧が上昇したとしても、内圧上昇のためヒンジキャップの上蓋Bがキャップ本体Aに対して開蓋するということを防止することができる。
また、本発明のヒンジキャップは、ヒンジキャップ内の内圧上昇により上蓋Bがキャップ本体Aに対して開蓋することを防止することができるが、打栓時のヒンジキャップ内の負圧は僅かであるため、消費者が必要に応じて開蓋する際には開蓋操作の障害にはならない。
本実施例の上蓋Bの内筒壁32外周のリブ36は、注出筒6内周上端と係合し、内筒壁32外周とキャップ本体Aの注出筒6内周との間に空気の流路を形成することができればよいので、内筒壁32外周に、リブ36を一つまたは複数配設してもよい。
また、リブ36を多く配設することで、打栓後の内筒壁32の復元力によるキャップ本体Aに対して上蓋Bを上昇させる力を増すことができる。
本発明のヒンジキャップは、容器を廃棄する際は、まず、上蓋Bを開蓋し、上蓋Bを引張り上げることにより、ヒンジCを介してキャップ本体Aの外周筒部9を上昇させ、外周筒部9と係合筒部8との間の弱化片21を切断する。
次に、外周筒部9と係合筒部8との間の連結片20を支点として、外周筒部9のヒンジC側が上昇し、さらに上蓋Bを引張ることで、外周筒部9の連結片20側も上昇させる。
最後は、連結片20を介して係合筒部8の外筒17の連設部側のみが引張られ、係合筒部8の外筒17が変形し、キャップ本体Aと容器本体の口筒部1との係合が外れて、簡単にヒンジキャップを容器本体から外れ、分別廃棄することができる。
次に、第1実施例のキャップ本体の注出筒内周にリブを配設した構成の第2実施例について説明する。
本実施例の第1実施例と同一の構成部分には、同一の符号を付して図示し、詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図5において、Aは容器本体に打栓されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して一体成形された上蓋である。
キャップ本体Aの注出筒6内周には、図5、図6(a)に示すように、上端部が注出筒6側から下方に傾斜するように形成されたリブ40が配設されている。
次に、本実施例のヒンジキャップの作用効果について説明する。
ヒンジキャップの打栓時に、ヒンジキャップの上蓋Bの上部より強い押圧力がかかり、上蓋Bがキャップ本体Aに対して押圧され、下降することにより、上蓋Bの内筒壁32の膨出環37がキャップ本体Aの注出筒6内周面を摺動し、図6(b)に示すように、注出筒6に配設したリブ40に乗り上げ、内筒壁32下端が内方に変形する。
このことにより、上蓋Bがキャップ本体Aに対して下降し、押圧された空気室a内の空気が、リブ40により形成された上蓋Bの膨出環37外周と注出筒6内周面との間隙、および上蓋Bの内筒壁32のリブ36によって形成される内筒壁32外周と、キャップ本体Aの注出筒6内周との間隙を流通路として空気室b内に排出される。
本実施例では、キャップ本体Aの注出筒6内周にリブ40を配設したことにより、実施例1に比べ、注出筒6内周と上蓋Bの膨出環37外周との間隙を確実に開設することができる。
また、ヒンジキャップの打栓終了時には、内筒壁32の復元力により、内筒壁32の膨出環37外周が注出筒6内周のリブ40の上端部の傾斜を押圧し、摺動することで、上蓋Bがキャップ本体Aに対して上昇する力を追加することができる。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
上記実施例のキャップ本体Aの注出筒6内周のリブ40は、注出筒6内周と上蓋Bの膨出環37外周との間隙を確実に開設することができればよいので、注出筒6内周にリブ40を一つまたは複数配設してもよい。
また、リブ40を多く配設することで、打栓後の上蓋Bの内筒壁32の復元力によるキャップ本体Aに対して上蓋Bを上昇させる力を増すことができる。
次に、第1実施例のキャップ本体の注出筒内周に凹部を配設した構成の第3実施例について説明する。
本実施例の第1実施例と同一の構成部分には、同一の符号を付して図示し、詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図7において、Aは容器本体に打栓されるキャップ本体、Bはキャップ本体AにヒンジCを介して一体成形された上蓋である。
キャップ本体Aの注出筒6内周には、図7、図8(a)に示すように、所定の位置に凹部45が凹設されている。
次に、本実施例のヒンジキャップの作用効果について説明する。
ヒンジキャップの打栓時に、ヒンジキャップの上蓋Bの上部より強い押圧力がかかり、上蓋Bがキャップ本体Aに対して押圧され、下降することにより、上蓋Bの内筒壁32の膨出環37の突部がキャップ本体Aの注出筒6内周面を摺動し、図8(b)に示すように、注出筒6に凹設した凹部45に対応して位置する。
このことにより、上蓋Bがキャップ本体Aに対して下降し、押圧された空気室a内の空気が、凹部45を流通路とし、上蓋Bの内筒壁32のリブ36により形成される内筒壁32外周とキャップ本体Aの注出筒6内周との間隙を流通路として、空気室b内に排出される。
本実施例では、キャップ本体Aの注出筒6内周に凹部45を凹設したことにより、実施例1に比べ、注出筒6内周と上蓋Bの膨出環37外周との間の空気の流通路を確実に設けることができる。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
前記各実施例では、キャップ本体Aの蓋係合部18の上面と、上蓋Bの係合部33の上内面33aを水平面としているが、蓋係合部18の上面と、係合部33の上内面33aを同一の傾斜を有する傾斜面としてもよい。
そのことによって、打栓時に、上蓋Bの外筒壁31を外方に変形させる分力が働き、空気の流通路の形成がより容易になるという作用効果を得ることができる。
本発明では、打栓時に上蓋Bを変形させることにより空気の流通路を開設し、キャップ内の空気をキャップ外に排出するとともに、打栓終了時に速やかに空気の流通路を閉鎖してキャップ内を負圧状態に保てるようにできればよいので、キャップ本体Aの係合筒部8の蓋係合部18と上蓋Bの外筒壁31の係合部33との構造は、打栓時に空気室b内の空気をキャップ外に排出でき、キャップ内を負圧状態にできるものであればよく、キャップ本体Aの係合筒部8の蓋係合部18と上蓋Bの外筒壁31の係合部33との構造は、上記各実施例の形状に限定されない。
また、上蓋Bの下端部外周に膨出環37を設けたが、注出筒の内周と上蓋の内筒壁下端部外周が摺接すればよいので、膨出環37はなくてもよい。
本発明は、ヒンジキャップにおいて、ヒンジキャップを容器へ打栓することで、上蓋を僅かに変形させ、ヒンジキャップ内を僅かに負圧にし、容器内の内容液、または、温水シャワーによりヒンジキャップ内の空気が加熱され、ヒンジキャップの上蓋が開蓋することを防止でき、各種の加熱充填する内容液の容器のヒンジキャップとして広く利用することができる。
本発明の第1実施例のヒンジキャップの断面立面図である。 ヒンジキャップの下面図である。 ヒンジキャップの打栓時の説明図である。 ヒンジキャップの説明図で、(a)は打栓時前後の要部拡大図、(b)は打栓時の要部拡大図である。 本発明の第2実施例のヒンジキャップの断面立面図である。 ヒンジキャップの説明図で、(a)は打栓時前後の要部拡大図、(b)は打栓時の要部拡大図である。 本発明の第3実施例のヒンジキャップの断面立面図である。 ヒンジキャップの説明図で、(a)は打栓時前後の要部拡大図、(b)は打栓時の要部拡大図である。
符号の説明
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
a、b 空気室
1 口筒部
2、19 係合突条
5 底壁
6 注出筒
7 リング状底壁
8 係合筒部
9 外周筒部
10 注出口
11 弱化部
12 プルリング
13 筒壁
14 注出案内筒
15 上壁
16 内筒
17 外筒
18 蓋係合部
20 連結片
21 弱化片
25 蓋係合面
26 縮径部
27 膨出部
27a、35a 係合面
30 頂壁
31 外筒壁
32 内筒壁
33 係合部
33a 上内面
33b 側内面
34 空気溝
35 係合突部
36、40 リブ
37 膨出環
45 凹部

Claims (4)

  1. 容器の口筒部に取着され、キャップ本体と上蓋からなるヒンジキャップにおいて、
    キャップ本体は、注出筒と、容器口筒部に嵌着される係合筒部とを備え、
    係合筒部の上部には、蓋係合部が突設されており、
    上蓋は、頂壁と外筒壁と、頂壁下面に垂設され、キャップ本体の注出筒上部内周に係合する内筒壁とを備え、
    外筒壁下端内周には、閉蓋時に、キャップ本体の蓋係合部の蓋係合面に当接し、係合する係合部が設けられ、
    内筒壁外周には、打栓時に、キャップ本体の注出筒内周と係合するリブが上部に配設されていることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. キャップ本体の注出筒内周にリブが突設され、打栓時にリブが上蓋の内筒壁の下端部外周に係合し、注出筒内周と上蓋の内筒壁の下端部外周との間に、空気の流通路を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  3. キャップ本体の注出筒上部内周に凹部を配設し、打栓時に上蓋の内筒壁の下端部外周が凹部付近に下降し、注出筒内周の凹部と上蓋の内筒壁の下端部外周との間に、空気の流通路を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。
  4. 内筒壁下端部外周に、打栓時に、注出筒内周面に摺接する膨出環が設けられていることを特徴とする請求項1〜3記載のヒンジキャップ。
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