JP5804880B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
ヒンジキャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5804880B2 JP5804880B2 JP2011217058A JP2011217058A JP5804880B2 JP 5804880 B2 JP5804880 B2 JP 5804880B2 JP 2011217058 A JP2011217058 A JP 2011217058A JP 2011217058 A JP2011217058 A JP 2011217058A JP 5804880 B2 JP5804880 B2 JP 5804880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- upper lid
- cap
- engaging
- cap body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
打栓後に、天面からの押圧が外されると、上蓋の復元力により、上蓋とキャップ本体との係合部の密封性が戻されることになるが、キャップの成形品としてのバラツキ、または、打栓時の押圧力のバラツキにより、上蓋の復元が遅くなるものがあり、そのまま温水シャワーで洗浄、冷却すると、キャップ内に温水が侵入することがあった。
キャップ本体Aは、打栓時に、内筒5外周と外周筒部6内周により、容器本体の口筒部を挟持することによって、容器本体の口筒部に装着される。
蓋係合凹部16は、外側と内側との間である程度の幅をもって形成され、底面には、外側から内側に向かって上昇する傾斜底面16aが形成されている。
外筒壁21下面には、キャップ本体Aの外周筒部6の蓋係合凹部16に係合する環状の係合突部23が垂設されている。
外筒壁21の内周下部は、拡径され、キャップ本体Aの蓋係合筒部4と係合する係合部25が設けられている。
外筒壁21の下面の摘み部24側には、内側から、摘み部24の下面の内方側まで伸びるとともに、係合突部23の一部を下面から切り欠いて凹設される空気逃がし溝26が配設されている。
上内面25aの所定の位置には、空気逃がし溝27が凹設され、側内面25bには、蓋係合筒部4の膨出部15と係合する係合凹部28が凹設されている。
上蓋Bの外筒壁21の係合部25の係合凹部28とキャップ本体Aの蓋係合筒部4の膨出部15とを係合させ、上蓋Bをキャップ本体Aに閉蓋すると、図1に示すように、ヒンジキャップ内には、係合したキャップ本体Aの注出筒2と上蓋Bの内筒壁22より内側に空気室a、外側に空気室bが形成されている。
また、上蓋Bの外筒壁21の係合部25の側内面25bおよび係合凹部28面と、キャップ本体Aの蓋係合筒部4の外側面および膨出部15面との係合により、空気室b内とヒンジキャップ外との空気の流通路が封鎖されている。
上蓋Bが下降することにより、上蓋Bの内筒壁22の外周下端部が、キャップ本体Aの注出筒2内周面を摺動する。
さらに下降すると、内筒壁22の外周下端部が注出筒2内周に配設した係合リブ12に当接して乗り上げ、内筒壁22の当接部が内方に変形し、僅かな隙間を形成する。
その際、上蓋Bの内筒壁22の復元力により、内筒壁22の外周下端部が注出筒2内周の係合リブ12から外れるとともに、上蓋Bの外筒壁21の復元力により、上蓋Bの外筒壁21の係合突部23の下端が、キャップ本体Aの外周筒部6の蓋係合凹部16の傾斜底面16aの傾斜に沿って内側に向かって摺動することにより、上蓋Bを上方に持ち上げようとするので、上蓋Bをキャップ本体Aに対して上昇させ、ヒンジキャップが速やかに元の状態に戻させる。
また、上蓋Bの外筒壁21の係合部25の側内面25bおよび係合凹部28と、キャップ本体Aの蓋係合筒部4の外周面および膨出部15との係合により、空気室b内と容器外との空気の流通路が速やかに密閉されるため、空気室b内も僅かに負圧となる。
このため、ヒンジキャップ内の内圧が上昇したとしても、内圧上昇のためヒンジキャップの上蓋Bがキャップ本体Aに対して開蓋することを防止できる。
打栓終了後に、上蓋Bの外筒壁21の復元力により、上蓋Bの外筒壁21の係合突部23の下端が、キャップ本体Aの外周筒部6の蓋係合凹部16の傾斜底面16aの傾斜に沿って移動することにより、外筒壁21を上方に持ち上げ、外筒壁21の係合部25の側内面25bと蓋係合筒部4の外周面との係合状態に速やかに戻させ、空気室bと容器外との空気の流通路が速やかに密閉されるため、空気室b内を僅かに負圧にするとともに、温水シャワーの水などが空気室bより内側に侵入することを防止できる。
本実施例の第1実施例と同一の構成部分には、同一の符号を付して図示して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
係合突部30のヒンジCの反対側には、上端から下端まで切り欠いた空気逃がし用溝31が配設されている。
上内面36aの所定の位置には、空気逃がし溝38が凹設され、側内面36bには、蓋係合筒部4の膨出部15と係合する係合凹部39が凹設されている。
上蓋Baの外筒壁35の上部係合部36の係合凹部39とキャップ本体Aaの蓋係合筒部4の膨出部15とを係合させ、上蓋Baをキャップ本体Aaに閉蓋すると、図4に示すように、ヒンジキャップ内には、係合したキャップ本体Aaの注出筒2と上蓋Baの内筒壁22より内側に空気室a、および外側に空気室bが形成されている。
また、上蓋Baの外筒壁35の上部係合部36の側内面36bおよび係合凹部39面と、キャップ本体Aaの蓋係合筒部4の外側面および膨出部15面との係合により、空気室b内とヒンジキャップ外との空気の流通路が封鎖されている。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
B、Ba 上蓋
C ヒンジ
a、b 空気室
1 底壁
2 注出筒
3 上壁
4 蓋係合筒部
5 内筒
6 外周筒部
10 弱化部
11 プルリング
12 係合リブ
15 膨出部
16 蓋係合凹部
16a 傾斜底面
20 頂壁
21、35 外筒壁
22 内筒壁
23、30 係合突部
24 摘み部
25 係合部
25a、36a、37b 上内面
25b、36b、37c 側内面
26、27、38 空気逃がし溝
28、39 係合凹部
31 空気逃がし用溝
36 上部係合部
37 下部係合部
37a 傾斜内面
Claims (6)
- 容器の口筒部に取着され、キャップ本体と上蓋からなるヒンジキャップにおいて、
キャップ本体は、注出筒と、蓋係合筒部と、外周筒部とを具え、
上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁に垂設される外筒壁と、頂壁の下面に垂設され、キャップ本体の注出筒の内周に挿入される内筒壁とを具え、
外筒壁の内周下端には、キャップ本体の蓋係合筒部と係合する係合部が設けられ、
キャップ本体の外周筒部の上面部、または、上蓋の外筒壁の下部に傾斜面が設けられ、
傾斜面に対応する上蓋の外筒壁の下面、または、キャップ本体の外周筒部の上面に係合突部が設けられており、
打栓時に、上蓋が下降することにより、上蓋の外筒壁が、下方に押圧されながら外方へ変形し、ヒンジキャップ内と外との空気の流通路を形成するとともに、係合突部が、傾斜面の傾斜に沿って摺動し、
打栓終了後に、上蓋の外筒壁の復元力、および、傾斜面と係合突部との係合により、上蓋を上方に持ち上げ、ヒンジキャップ内を速やかに密封することを特徴とするヒンジキャップ。 - キャップ本体の外周筒部の上面に、蓋係合凹部が凹設され、
蓋係合凹部の底面には、外側から内側に向かって上昇する傾斜とした傾斜底面が形成され、
上蓋の外筒壁下面に、キャップ本体の蓋係合凹部に係合する環状の係合突部が垂設されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。 - キャップ本体の外周筒部の上面に、係合突部が突設され、
上蓋の外筒壁の係合部は、キャップ本体の蓋係合筒部と係合する上部係合部と、キャップ本体の係合突部と係合する下部係合部を具え、
下部係合部は、上部係合部の下端から外側に向かって傾斜する傾斜内面と、傾斜内面の下端から外側に向かって形成され、キャップ本体の係合突部の上面と係合する上内面と、係合突部の外周と係合する側内面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。 - 上蓋の外筒壁下面の所定の位置に、空気逃がし溝が凹設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
- 係合突部の所定の位置に、上端から下端まで切り欠いた空気逃がし用溝が配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のヒンジキャップ。
- キャップ本体の注出筒の内周の所定の位置に係合リブが配設され、
打栓時に、上蓋の内筒壁下端が係合リブに乗り上げ、内筒壁を変形させ、流出筒と内筒壁との間に空気の流通路を形成し、
打栓終了後に、上蓋の内筒壁の復元力により、上蓋を上方に持ち上げることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011217058A JP5804880B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | ヒンジキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011217058A JP5804880B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | ヒンジキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013075687A JP2013075687A (ja) | 2013-04-25 |
JP5804880B2 true JP5804880B2 (ja) | 2015-11-04 |
Family
ID=48479484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011217058A Active JP5804880B2 (ja) | 2011-09-30 | 2011-09-30 | ヒンジキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5804880B2 (ja) |
-
2011
- 2011-09-30 JP JP2011217058A patent/JP5804880B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013075687A (ja) | 2013-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4652200B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4657876B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5269375B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4907228B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4657875B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5259442B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4907209B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5804880B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5306967B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5946336B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5504364B2 (ja) | 合成樹脂製の栓 | |
JP5073405B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2011093585A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5832220B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4652199B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5004627B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5255242B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5669706B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4790434B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4907182B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP7307528B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5840080B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5769603B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6858443B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5314928B2 (ja) | 冷却水吸い込み防止用キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140328 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140508 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140612 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150901 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5804880 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |