JP5306967B2 - ヒンジキャップ - Google Patents
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Description
そして、上蓋の内筒壁内方から内筒壁外方へ、および内筒壁外方から容器外部への空気の流通路を形成して空気を容器外に排出し、打栓終了時に、空気の流通路を速やかに閉鎖するようにしている。
しかしながら、打栓後のキャップの復元が早いと、流通路の閉鎖が速く行われることになり、キャップ内の空気を部分的に排出した状態で保持されてしまうという問題が起こることがあった。
このため、冷却シャワーの場合には、キャップ内が負圧となり空気と一緒に冷却水までキャップ内に吸い込んでしまうということがあった。
容器本体の口筒部1外周には、係合突条2が設けられている。
注出筒6内周の底壁5上面側の所定の位置には、リブ13が配設されている。
外筒17の内周には、容器本体の口筒部1の係合突条2と係合する係合突条19が設けられており、係合筒部8は、打栓時に、内筒16外周と外筒17内周により、容器本体の口筒部1を挟持して、キャップ本体Aが容器本体の口筒部1に装着される。
外筒壁31には、内周下端に、内周面より拡径され、キャップ本体Aの係合筒部8の蓋係合部18と係合する係合部33が設けられており、外周下端の所定の位置にキャップ本体の外周筒部9と連設するヒンジCが設けられている。
ヒンジキャップは、上蓋Bをキャップ本体Aに対して閉蓋することにより、図1に示すように、係合した上蓋Bの内筒32とキャップ本体Aの注出筒6より内側に空気室aが形成され、注出筒6の外側と、上蓋Bの外筒壁31とキャップ本体Aの蓋係合部18および内筒16より内側に空気室bが形成される。
また、上蓋Bの係合部33の天面34の上段面39と、キャップ本体Aの蓋係合部18の平面27との間に間隙cが形成される。
その際、キャップ本体は、全体として変形され、とくに、キャップ本体の注出筒6、蓋係合部18は、以下のような変形を起こすことになる。
上蓋Bの内筒32外周がキャップ本体Aの注出筒6内周に摺動しながら下降することで、内筒32下端が注出筒6のリブ13に乗り上げ、内筒32と注出筒6との間に僅かな間隙をつくる。
外筒壁31下方が外方に変形されると、上蓋Bの係合部33の係合突部36の上部と、キャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部26の下部との係合が外され、図3(b)に示すように、僅かな間隙をつくる。
蓋係合部18のヒンジC反対側が変形させられることにより、図3(b)に示すように、ヒンジC反対側の上蓋Bの係合突部36の上部と、キャップ本体Aの蓋係合部18の膨出部26の下部との係合が他の部分より大きく外され、間隙をつくる。
また、その際、上蓋Bは、蓋係合部18の復元力により上方に持ち上げられる。
そのことにより、打栓終了後に上蓋Bを通じての押圧力が解かれると、蓋係合部18のヒンジC側が直ちに復元し、その後にヒンジC反対側の間隙部分が復元されることとなり、間隙部分では蓋係合部18の復元が、ヒンジキヤップ全体の復元より時間的に遅れることとなる。
次に、外周筒部9と係合筒部8との間の連結片20を支点として、外周筒部9のヒンジC側が上昇し、さらに上蓋Bを引張ると、外周筒部9の連結片20側も上昇する。
また、打栓後には、蓋係合部18のヒンジC側の変形により、上蓋Bと復元力に時間差ができ、上記実施例と同じ効果を発揮することができる
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
第1実施例では、上蓋の外筒壁の係合部の天面に、下段面と上段面を形成し、所定の範囲に段差を形成したが、第2実施例はキャップ本体の蓋係合部に段差を形成したものである。
本実施例の第1実施例と同一の構成部分には、符号aを付して図示し、詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図5において、Dは容器本体に打栓されるキャップ本体、Eはキャップ本体DにヒンジCaを介して一体成形された上蓋である。
蓋係合部40の外周には、外筒17a外周より縮径された縮径部25aと、その上端部に縮径部25aより拡径された膨出部26aとが形成されている。
外筒壁31aには、内周下端に、拡径され、キャップ本体Dの蓋係合部40と係合する係合部45が設けられており、外周下端の所定の位置にヒンジCaが連設されている。
ヒンジキャップは、上蓋Eをキャップ本体Dに対して閉蓋することにより、図5に示すように、係合した上蓋Eの内筒32aとキャップ本体Dの注出筒6aより内側に空気室aaと、その外側と、上蓋Eの外筒壁31aとキャップ本体Dの蓋係合部40および内筒16aより内側に空気室baが形成される。
また、上蓋Eの係合部45の天面46とキャップ本体Dの蓋係合部40の下段面43との間に間隙caが形成される。
外筒壁31a下方が外方に変形することで、上蓋Eの係合部45の係合突部36aの上部と、キャップ本体Dの蓋係合部40の膨出部26aの下部との係合が外され、僅かな間隙をつくる。
蓋係合部40のヒンジCa側が変形させられることにより、図7(b)に示すように、ヒンジCa側の上蓋Eの係合突部36aの上部と、キャップ本体Dの蓋係合部40の膨出部26aの下部との係合が他の部分より大きく外され、間隙をつくる。
また、その際、上蓋Eは、蓋係合部40の復元力により上方に持ち上げられる。
キャップの完全な復元まで、実施例1と同様に、キャップ内はほぼ大気圧に保たれ、温水シャワーなどの液を内方に吸い込もうとすることを防止することができる。
その他の作用効果は、実施例1および実施例1の別実施例と同様である。
また、間隙を、ヒンジ側とヒンジの反対側の両方、または、ヒンジ側からヒンジの反対側までの左右周上の両側に配設するようにしてもよく、上蓋の係合部とキャップ本体の蓋係合部との間の間隙の場所、数は、上記各実施例の実施形態に限定されない。
B、E 上蓋
C ヒンジ
a、aa、b、ba 空気室
c、ca 間隙
1、1a 口筒部
2、2a、19、19a 係合突条
5、5a 底壁
6、6a 注出筒
7、7a リング状底壁
8、8a 係合筒部
9、9a 外周筒部
10、10a 注出口
11、11a 弱化部
12、12a プルリング
13、13a リブ
15、15a 上壁
16、16a 内筒
17、17a 外筒
18、40 蓋係合部
20、20a 連結片
21、21a 弱化片
25、25a 縮径部
26、26a 膨出部
27 平面
30、30a 頂壁
31、31a 外筒壁
32、32a 内筒
33、45 係合部
34、46 天面
35、35a 側内面
36、36a 係合突部
37、43 下段面
38、42 先端
39、41 上段面
Claims (6)
- 容器本体に打栓されるキャップ本体と上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、
キャップ本体は、注出筒と、係合筒部を具え、
係合筒部は、リング状の上壁と、上壁の外周縁に垂設され、容器本体の口筒部外周に係合する外筒と、上壁の上部に立設された蓋係合部とを具え、
蓋係合部は、上面と、外周に、外筒外周より縮径された縮径部と、その上端部に縮径部より拡径された膨出部とを形成し、
上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁に垂設された外筒壁を具え、
外筒壁には、内周下端に、拡径され、キャップ本体の蓋係合部と係合する係合部が設けられ、
係合部は、天面と側内面とから形成されており、
側内面の下端には、キャップ本体の蓋係合部の膨出部と係合する係合突部が設けられ、
閉蓋時に、蓋係合部の上面と上蓋の係合部の天面との間に、相互に当接しない間隙を部分的に形成し、
打栓時に、間隙付近の前記上蓋の係合突部と蓋係合部の膨出部との係合を遅らせるようにしたことを特徴とするヒンジキャプ。 - 蓋係合部の上面は、平面に形成されており、
係合部の天面は、円弧状の下段面と、下段面の両先端から上方に段差を設けて上段面を形成して、蓋係合部上面との間の所定の範囲に間隙が設けられていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャプ。 - 蓋係合部の上面は、円弧状の上段面と、上段面の両先端から下方に段差を設けて下段面が形成されており、
係合部の天面は、平面に形成され、蓋係合部上面との間の所定の範囲に間隙が設けられていることを特徴とする請求項1記載のヒンジキャップ。 - 間隙が、ヒンジ側に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジキャップ。
- 間隙が、ヒンジ側の反対側に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のヒンジキャップ。
- 間隙が、ヒンジ側からヒンジの反対側までの左右周上に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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- 2009-10-30 JP JP2009251277A patent/JP5306967B2/ja active Active
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