JP7335676B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体の口部に装着され、ヒンジを介して連設された上蓋が注出口を開閉するヒンジキャップに関し、とくに内容液を注出する注出筒の外側に垂れた液を容器本体内に回収するとともに上蓋開閉時の液だれを防ぎ、キャップ内を清潔に保つことができるヒンジキャップに関するものである。
容器本体に装着したヒンジキャップにおいて、使用前は、注出口を閉塞する抜栓式の隔壁を備え、使用時に、隔壁を抜栓して開口した後、容器本体を傾け、キャップ本体の注出口から内容液を注出する際には、通常、注出口の周囲に立設した注出筒によって内容液を注出方向に案内している。
このとき、内容液の種類や注ぎ方によって注出筒の外側に液がまわったり、液が垂れたりすることがあり、ヒンジキャップ内が汚れて不衛生になったり見映えが悪いという問題があった。
そのため、注出口の周囲にヒンジ側を切欠き開口した半筒状の注出筒を起立し、注出時に注出筒の注出方向に垂れた液体が、該切欠き開口から容器本体内へ回収されるようにした抜栓式のヒンジキャップが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-108799号公報
上記特許文献1記載のヒンジキャップでは、抜栓後、容器本体を倒しても液が漏れないようにするために、キャップ本体の注出筒と上蓋の中足との係合で容器本体内を密封しているが、半筒状に形成された注出筒の切欠き開口部分に対応するように、ヒンジ側の中足の下端部を延長し、中足が注出筒の切欠き開口部分を塞ぐとともに、中足の延長部が隔壁の注出口付近まで近接し、密封するようにしている。
しかしながら、上蓋の中足の下端部は、隔壁に近接しているため、例えば、抜栓前に、容器を落下させてしまい、容器が倒立した状態で上蓋が着地した場合、その衝撃で上蓋の中足が押し込まれ、隔壁の薄肉弱化部の一部を破断させてしまうおそれがあった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、閉蓋時に上蓋内壁への液の付着を少なくするとともに、内容液を注出する際に注出筒の外側に垂れた液を容器本体内に回収することができ、さらに上蓋を開閉する時の液だれを防いでキャップを清潔に保つことができるとともに、閉蓋時に上蓋の内方を密封するために、中足の下端部が隔壁に近接していても、倒立落下時に隔壁を傷つけないようにしたヒンジキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器本体の口部に装着するキャップ本体と、ヒンジを介して連設された上蓋とからなるヒンジキャップであって、キャップ本体は、基壁に立設された当接周壁と、容器本体の内部を密封可能な隔壁とを備え、隔壁は、破断可能な薄肉弱化部によって画成された注出口を開口する除去部と、注出口の周囲に、ヒンジと反対側を中心とする所定円弧範囲にわたって立設された注出筒と、ヒンジ側の注出筒端部間を含む所定円弧範囲に形成されたシール壁とを備え、上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁から垂設された側周壁と、頂壁の内面から垂設され、ヒンジと反対側からヒンジ側に向けて次第に長くなり、注出筒およびシール壁と密接する中足とを備え、上蓋は、ヒンジ側の側周壁内面から径方向に形成されるとともに、下面がキャップ本体の当接周壁に近接する上蓋座屈防止リブを備え、上蓋座屈防止リブは、側周壁内周側の下面が外方に向けて上り勾配を有することを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップの実施形態として、上蓋座屈防止リブは、側周壁から頂壁の内面に沿って中足の外周面に達するリブ横部を有することを特徴とする構成を採用し、さらに、キャップ本体は、隔壁上面のヒンジ側に、上蓋の中足下端部と近接する中足受け止め用リブを備えることを特徴とする構成し、また、中足受け止め用リブは、上面が外方に向けて下り勾配を有することを特徴とする構成を採用する。
ヒンジキャップの具体的実施形態として、キャップ本体は、注出口のヒンジ側に立設された液戻し壁を備え、上蓋の中足は、外周に、先端がキャップ本体の液戻し壁に近接する油受けリブを備えることを特徴とする構成を採用し、また、キャップ本体は、隔壁の外縁から内側下方に向けて形成された傾斜壁部と、傾斜壁部の下面のヒンジ側に強化リブを備えることを特徴とする構成を採用する。
本発明のヒンジキャップは、上記構成を採用することにより、上蓋の中足下端部が、隔壁に近接していても、開栓前に、容器を落下させてしまい、容器が倒立した状態で上蓋が着地した場合でも、中足が押し込まれ、隔壁に形成される注出口を画成する薄肉弱化部を破断するおそれがなく、容器内の密封性を保つことができる。
本発明の実施例であるヒンジキャップを装着した容器の閉蓋状態を示す図で、(a)は断面側面図、(b)は、(a)の要部拡大図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの開蓋状態を示す図で、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップの閉蓋状態の下面図である。 本発明の実施例であるヒンジキャップを装着した容器の倒立落下時の説明図で、(a)は断面側面図、(b)は、(a)の要部拡大図である。
次に、本発明のヒンジキャップについて、実施例の図面を参照して説明する。
なお、以下の説明において、図1(a)でみて、上方向を「上」とし、下方向を「下」とする。
図1において、Aはキャップ本体、BはヒンジCによってキャップ本体Aに連設された上蓋、Dは容器本体である。
容器本体Dの口部1の外周には、キャップ本体Aを装着し固定するくびれ凹部2が形成されている。
図1~3に示すように、キャップ本体Aは、内周が容器本体Dの口部1外周上部に装着され、外周上端の所定の位置にヒンジCが連設された外周壁5と、外周壁5の内周上端部に連設され、容器本体Dの口部1上面を覆うリング状の基壁6と、基壁6の内周縁から垂下し、容器本体Dの口部1内周に嵌合する内筒7と、基壁6の上面に立設された当接周壁としての液だれ防止周壁8と、基壁6の内周縁上面のヒンジCと反対側を中心とする所定円弧範囲にわたって立設されるともに、中心の所定の範囲から両側に向かって高さが次第に低くなる注出筒9と、基壁6の内周縁上面のヒンジC側を中心とし、高さが注出筒9の高さと同じか低くなるとともに、注出筒9の周方向端部から間欠的に複数配設され、該間欠部が液戻しとなる液戻し壁11と、内筒7の内周上端に連設され、容器本体D内を密封する隔壁12とを備えている。
注出筒9は、内容液を案内するのに十分な範囲に設けられていればよく、本実施例では約260°程度の円弧範囲に設けられている。
注出筒9の周方向端部の間を含むヒンジC側の基壁6の内周縁には、後述する上蓋Bの中足27の最長先端部27bと密嵌するシール壁10が所定円弧範囲にわたって設けられている。
また、外周壁5の内周には、口部1のくびれ凹部2と嵌合する装着突部13が設けられ、液だれ防止周壁8のヒンジCと反対側の上端には、上斜め内側方向に突き出した液だれ防止フィン14が形成されている。
隔壁12は、内筒7の内周上端から内側下方に向かって傾斜壁部15が形成され、傾斜壁部15の内側に破断可能な薄肉弱化部16を介して、破断されたときに容器本体D内と連通する注出口を形成する除去部17が画成されている。
また、除去部17のヒンジC側には、支柱18を介してプルリング19が連設されている。
傾斜壁部15の上面には、ヒンジC側を中心とする所定円弧範囲にわたって段状に形成された中足受け止め用リブ20が突設され、傾斜壁部15の下面には、ヒンジC側を中心とする所定円弧範囲にわたって該部分の傾斜壁部15の変形を防止する板状の強化リブ21が内筒7との間に複数配設されている。
中足受け止め用リブ20は、側面20aの中央部が、閉蓋時に後述する上蓋Bの中足27の液だれを防止するヒンジC側の最長先端部27bの内周面よりも内側に来るように突設され、上面20bは、側面20a側を最上部とし、ヒンジC側に向かって下方向に勾配αが設けられるとともに、上面20bが最長先端部27bの先端と近接した高さで形成されている。
なお、本実施例では、中足受け止め用リブ20は、単一の部材として設けられているが、複数に分割して設けられていても構わない。
また、本実施例では、強化リブ21として、板状のものを複数(図面では3カ所)設けているが、傾斜壁部15の変形を防止できれば、ブロック状のものを1カ所設けるようにしてもよく、強化リブ21の形や数は、本実施例に限定されない。
上蓋Bは、頂壁25と、頂壁25の周縁から垂設され、下端が閉蓋時に、キャップ本体Aの外周壁5上面に当接するとともに、外周下端の所定の位置にヒンジCが連設される側周壁26と、頂壁25の内面から垂設され、キャップ本体Aの注出筒9の内周および基壁6のシール壁10に嵌入する中足27とを備えている。
さらに、側周壁26には、外周のヒンジCと反対側に、摘み部28が設けられている。
頂壁25の内面には、中足27の内周のヒンジC側に、枝状に設けられた複数の液回収リブ29が突出されている。
それぞれの液回収リブ29は、所定の断面高さを有してヒンジCと反対側の末端では互いに間隔を隔てて配置され、ヒンジC側に向かって互いの間隔を狭めつつ、それぞれの基部が集束している。
なお、本実施例では、液回収リブ29は、5本設けられているが、その本数は、内容液の表面張力や粘性などの性状によって適宜決定することができる。
また、液回収リブ29の具体的形状や高さ、肉厚、および延びる領域等についても同様に、適宜決定することができる。
さらに、上蓋Bの側周壁26の内面には、ヒンジC側を中心とする所定円弧範囲にわたって、板状の上蓋座屈防止リブ30が径方向に複数配設されている。
上蓋座屈防止リブ30は、頂壁25の内面から側周壁26の内周面に沿って縦方向に形成されたリブ縦部31と、リブ縦部31の内側上方から頂壁25の内面に沿って中足27の外周面に達するように径方向に形成されたリブ横部32とからなるが、リブ縦部31だけで、十分に座屈を防止することができる。
リブ縦部31は、内側面31aが、閉蓋時にキャップ本体Aの液だれ防止周壁8の内周面より内側に達するように形成され、下面31bは、内側面31aが最下部として側周壁26側に向かって上方向に勾配βが設けられるとともに、下面31bは、液だれ防止周壁8の上端と近接した高さに形成されている。
中足27は、開栓後の閉蓋時に、上蓋Bに付着した内容液が周りを汚さず、キャップ本体A内に速やかに回収するため、先端部までの長さがヒンジCと反対側の最短先端部27aからヒンジC側に向けて長くなるように形成され、ヒンジC側の最長先端部27bが一番長くなっている。
中足27の外周先端部に、閉蓋時にキャップ本体Aの注出筒9およびシール壁10に密着して密封するとともに、閉蓋状態を維持させる密着突部36が突設され、最長先端部27bを中心に所定の円弧範囲にわたり所定の高さで、外周から先端部37aが下斜め外側方向に向かって傾斜するように形成された油受けリブ37が突設されている。
中足27の最長先端部27bを中心に所定の円弧範囲にわたり、内周側に突出する舌片38が設けられている。
なお、本実施例では、中足27は、閉蓋時にヒンジCと反対側の密着突部36がキャップ本体Aの注出筒9の内面の上部と密着し、中足27の先端部の形状に合わせて、注出筒9内面との密着部も次第に下方に向かい、ヒンジC側の密着突部36がシール壁10に密着する高さで形成されている。
また、油受けリブ37は、閉蓋時に先端部37aが、キャップ本体Aの液戻し壁11の上面と近接する高さに形成されている。
中足27の最長先端部27bは、開栓後の閉蓋時、上蓋Bの中足27内方に付着した液が、液回収リブ29の効果で頂壁25のヒンジC側に集められ、さらに、中足27の先端部の傾斜によりヒンジC側に集められ、内周中央で、より速やかに下方に流すことができるとともに、可能な限り下端が隔壁12近傍まで延び、周りを汚さないように形成されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例のヒンジキャップは、図1に示す閉蓋状態で容器本体Dの口部1に打栓して装着される。
ヒンジキャップの閉蓋時には、上蓋Bの側周壁26下端面がキャップ本体Aの外周壁5上面と当接するとともに、中足27の密着突部36が注出筒9およびシール壁10に密着して中足27の内方を密封し、閉蓋状態が維持される。
打栓工程は、キャップ本体Aの外周壁5と基壁6と内筒7との間に形成される環状溝部に容器本体Dの口部1を当てがい、上蓋Bの上から押圧力が加えられると、最初に、外周壁5の装着突部13が、口部1の先端外周を乗り越え、口部1のくびれ凹部2と嵌合するとともに、口部1は、前記環状溝部によって挟持され、ヒンジキャップが装着される。
容器を開栓する前に、図4に示すように、容器が倒立した状態で落下し、上蓋Bを下に着地した場合、とくに上蓋BのヒンジC付近の角で着地した場合、従来のヒンジキャップでは、衝撃で上蓋Bが変形し、中足27を容器本体D側に押し込み、とくに最長先端部27bの先端が近接するキャップ本体Aの隔壁12と当接し、薄肉弱化部16を切断してしまうおそれがあった。
ちなみに、従来のヒンジキャップでも、最長先端部27bの付近以外の中足27で押し込まれたとしても、隔壁12から中足27の先端部が離れているために、最長先端部27bより先に隔壁12に当接するおそれはない。
本実施例のヒンジキャップでは、まず、上蓋Bの内面に、ヒンジC側を中心とする所定円弧範囲にわたって、中足27の外周面から側周壁26の内周面まで達するように設けられた上蓋座屈防止リブ30により、上蓋BのヒンジC側の中足27と側周壁26の変形が抑制され、さらに、上蓋座屈防止リブ30のリブ縦部31の下面31bがキャップ本体Aの液だれ防止周壁8の先端に当接し、側周壁26が押し込まれて変形することを抑制している。
また、上蓋座屈防止リブ30の下面31bの勾配βにより、液だれ防止周壁8先端との当接に対して内方にずれる力が働き、リブ縦部31および側周壁26が外方に広がって変形してしまうことを抑制している。
さらに、中足27が容器本体D側に押し込まれたとしても、最長先端部27bがキャップ本体Aの隔壁12の傾斜壁部15の中足受け止め用リブ20と当接するとともに、中足27外周の油受けリブ37の先端部37aが、液戻し壁11の先端と当接し、最長先端部27bが押し込まれることを抑制している。
また、中足受け止め用リブ20は、上面20bの勾配αにより、最長先端部27bの当接に対して最長先端部27bが外方にずれる力が働き、最長先端部27bが中足受け止め用リブ20の上面20bから滑り落ちるおそれがない。
さらに、隔壁12の傾斜壁部15の下面と内筒7との間に強化リブ21が配設されているので、最長先端部27bによって傾斜壁部15が押し込まれても隔壁12の変形を抑制し、薄肉弱化部16を破断するおそれがない。
以上のように、本実施例のヒンジキャップは、容器を開栓する前に、容器が倒立した状態で落下し、上蓋Bを下に着地した場合でも、ヒンジキャップのヒンジC側に設けた上蓋座屈防止リブ30と、油受けリブ37と、中足受け止め用リブ20により、上蓋Bが変形し、中足27の最長先端部27bが押し込まれて、隔壁12の薄肉弱化部16を破断させることがなく、容器本体D内の密封性を保つことができる。
容器本体D内の内容液を使用する際には、上蓋Bの摘み部28を引き上げ、ヒンジCを中心に回転させ、上蓋Bをキャップ本体Aから開き、キャップ本体Aの隔壁12のプルリング19を上方に引っ張り、支柱18を介して除去部17を引き上げ、薄肉弱化部16を破断して隔壁12から除去部17を切り離して抜栓し、注出口を開口する。
容器本体Dに収容されている内容液が、ドレッシングや油など使用前に容器本体Dを振って攪拌するものであれば、除去部17を隔壁12から切り離して注出口を開口した後、一旦上蓋Bを閉めて容器本体Dを振ってから、再び上蓋Bを開き、容器本体Dを傾けて内容液をキャップ本体Aの注出筒9内面で案内して注出する。
容器本体Dを振ったときに攪拌された内容液は、注出口から流出して上蓋Bの頂壁25内面の中足27の内側にも付着するが、付着した液は、複数の液回収リブ29に導かれ、それぞれヒンジC側に流下し、さらに中足27の先端部の傾斜によりヒンジC側の最長先端部27b内周面に集められ、速やかに流下して容器本体D内に回収され、頂壁25内面の付着液を少なくすることができる。
また、再度、容器を使用するために開蓋するときは、上蓋Bは、ヒンジCを中心に回転させられるが、中足27の最長先端部27bの舌片38および油受けリブ37は、中足27の内周または外周に付着した液を一時的に受け止めて、液だれを防ぐように作用する。
注出時または注出後に容器の傾きを元に戻すとき、内容液が注出筒9の外周面を伝って外側に漏れ出してしまうことがある。
その際に、注出筒9の外側に漏れ出した液は、液だれ防止周壁8の内側に流下し、一時的に液だれ防止周壁8内方の基壁6上面に留まるが、注出筒9とそれぞれの液戻し壁11との間の液戻しからシール壁10を経由して戻され、隔壁12の注出口から容器本体D内に流下していく。
以上のようにしても、液だれ防止周壁8内側に液が残留している場合は、容器本体Dを傾けても、液だれ防止周壁8のヒンジCと反対側内周面と液だれ防止フィン14内側に液が一時的に滞留して液だれを防ぎ、キャップ周辺を汚すことはない。
本発明のヒンジキャップは、キャップ内での内容液の付着を少なくし、キャップ周辺を汚すことがないとともに、使用前に、容器を倒立落下しても、容器内の密封性を保つことができるので、衛生的な使用環境を必要とする容器のキャップとして広く使用することができ、とくに食用油や液体調味料などの液状食品を充填する容器のキャップとして好適である。
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
α、β 勾配
1 口部
2 くびれ凹部
5 外周壁
6 基壁
7 内筒
8 液だれ防止周壁(当接周壁)
9 注出筒
10 シール壁
11 液戻し壁
12 隔壁
13 装着突部
14 液だれ防止フィン
15 傾斜壁部
16 薄肉弱化部
17 除去部
18 支柱
19 プルリング
20 中足受け止め用リブ
20a 側面
20b 上面
21 強化リブ
25 頂壁
26 側周壁
27 中足
27a 最短先端部
27b 最長先端部
28 摘み部
29 液回収リブ
30 上蓋座屈防止リブ
31 リブ縦部
31a 内側面
31b 下面
32 リブ横部
36 密着突部
37 油受けリブ
37a 先端部
38 舌片

Claims (6)

  1. 容器本体の口部に装着するキャップ本体と、ヒンジを介して連設された上蓋とからなるヒンジキャップであって、
    キャップ本体は、基壁に立設された当接周壁と、容器本体の内部を密封可能な隔壁とを備え、
    隔壁は、破断可能な薄肉弱化部によって画成された注出口を開口する除去部と、注出口の周囲に、ヒンジと反対側を中心とする所定円弧範囲にわたって立設された注出筒と、ヒンジ側の注出筒端部間を含む所定円弧範囲に形成されたシール壁とを備え、
    上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁から垂設された側周壁と、頂壁の内面から垂設され、ヒンジと反対側からヒンジ側に向けて次第に長くなり、注出筒およびシール壁と密接する中足とを備え、
    上蓋は、ヒンジ側の側周壁内面から径方向に形成されるとともに、下面がキャップ本体の当接周壁に近接する上蓋座屈防止リブを備え、
    上蓋座屈防止リブは、側周壁内周側の下面が外方に向けて上り勾配を有することを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 上蓋座屈防止リブは、側周壁から頂壁の内面に沿って中足の外周面に達するリブ横部を有することを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. キャップ本体は、隔壁上面のヒンジ側に、上蓋の中足下端部と近接する中足受け止め用リブを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のヒンジキャップ。
  4. 中足受け止め用リブは、上面が外方に向けて下り勾配を有することを特徴とする請求項3に記載のヒンジキャップ。
  5. キャップ本体は、注出口のヒンジ側に立設された液戻し壁を備え、
    上蓋の中足は、外周に、先端がキャップ本体の液戻し壁に近接する油受けリブを備えることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のヒンジキャップ。
  6. キャップ本体は、隔壁の外縁から内側下方に向けて形成された傾斜壁部と、傾斜壁部の下面のヒンジ側に強化リブを備えることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のヒンジキャップ。
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