JP6080650B2 - 液だれ防止キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口部に装着されて注出口が開口されるキャップ本体に、ヒンジを介して連設された上蓋が注出口を開閉するヒンジキャップに関し、とくに、上蓋の開閉や内容液を注出する際に上蓋裏面に付着した液が周囲にたれないようにした液だれ防止キャップに関するものである。
容器の口部に装着するキャップ本体と上蓋とをヒンジで連結したヒンジキャップは、上蓋を回動するだけで開閉することができ、上蓋を紛失することもないため、キャップとして広く使用されている。
しかしながら、油などの粘性のある内容液を収容した容器では、閉蓋状態で容器が倒れたり、容器が振られたりした場合に内容液が上蓋の頂壁裏面に付着し、上蓋を開閉する際や内容液を注出する際に、頂壁裏面に付着した液が流れ出して、キャップ周辺に液がたれて容器本体や周囲を汚してしまうという問題があった。
このような上蓋開閉時の液だれを防止するために、キャップ本体(10)の注出筒部(16)に嵌合する蓋体(12)の封止筒部(24)において、ヒンジ(14)側に注出筒部(16)内側に向かって延出する板状の舌片(26)を設け、この舌片(26)の外面が開蓋の途中で、注出筒部(16)の上縁に当接・係止するように構成した注出キャップが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2546137号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の注出キャップでは、蓋体12の裏面に付着した液は、蓋体12を開閉する途中で舌片26に案内されて容器内部に還流するが、完全に開蓋して内容液を注出するために容器を傾けたときには、舌片26の先端は注出筒部16内に位置せず、残っていた付着液が舌片26や封止筒部24の下端から流れ出して注出筒部16の外側にたれて周辺を汚してしまうことがあった。
また、封止筒部24内周下部の隅部に付着液が滞留しやすいため、当該隅部に滞留した付着液が、開蓋時や内容液注出時に封止筒部24の下端からたれて周辺を汚すという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器本体の口部に装着されるヒンジキャップにおいて、上蓋裏面の密封筒内側に付着した液を効率よく容器本体内に回収するとともに、開蓋して内容液を注出する際に付着液が流れて密封筒下端から液がたれることを防ぎ、キャップ周辺を清潔に保つことができる液だれ防止キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、液だれ防止キャップとして、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体と連設された上蓋とからなるヒンジキャップであって、上蓋の頂壁の裏面には、閉蓋時にキャップ本体の注出筒の内周に嵌合して注出口を密閉する密封筒が垂設され、密封筒の頂壁裏面と連設する密封筒基部の内周側は、ヒンジ側の所定範囲が隅肉のない垂直壁とされ、ヒンジの反対側の所定範囲がR状の隅肉が形成された湾曲壁とされ、密封筒内周の頂壁は、湾曲壁から続く裏面にヒンジ側に向けて傾斜面が形成され、湾曲壁側からヒンジ側に向かって薄肉になるように形成されていることを特徴とする構成を採用する。
液だれ防止キャップの実施形態として、湾曲壁から続く頂壁裏面に設けられた傾斜面は、平面視で開蓋状態の密封筒の中心と注出筒の中心を結ぶ共通中心線に沿って谷部が形成されるように傾斜勾配が形成されていることを特徴とする構成を採用する。
液だれ防止キャップの他の実施形態として、密封筒のヒンジ側内周面には、ヒンジ側を中央とする所定範囲にわたって、少なくとも一つの内周突条を設けたことを特徴とする構成、また、密封筒内周の頂壁のヒンジ側裏面には、平面視で開蓋状態の密封筒の中心と注出筒の中心を結ぶ共通中心線に略垂直方向の所定範囲に、ヒンジ側を中央とする少なくとも一つの裏面突条を設けたことを特徴とする構成、さらに、密封筒の下端部には、ヒンジ側を中央とする所定範囲にわたって、内側下方に突出する舌片が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
本発明の液だれ防止キャップは、密封筒基部の内周側が、ヒンジ側の所定範囲で隅肉のない垂直壁とされ、ヒンジの反対側の所定範囲でR状の隅肉が形成された湾曲壁とされていることにより、ヒンジと反対側の上蓋裏面では、上蓋裏面に付着した液が閉蓋時に密封筒基部のR状の湾曲面によって速やかに容器内に還流し、隅部に滞留することがないから、上蓋が大きく回動する開閉時や容器が傾けられる注出時に液がたれることがない。
また、ヒンジ側の上蓋裏面では、密封筒基部の隅肉のない隅部に付着液が滞留しやすいが、上蓋の開度が小さい範囲では密封筒下端が注出筒内側に位置するとともに、回動半径が比較的小さいので開閉時に液が注出筒外にたれることがなく、他方、容器を傾ける注出時には、開蓋した上蓋がヒンジ側を下側にして立ち上がり、上蓋裏面に付着した液がヒンジ側の注出筒基部に流下してくるが、付着液は隅肉のない垂直壁の隅部に滞留して密封筒下端まで流下して液だれを起こすことを防止する。
さらに、湾曲壁から続く裏面にヒンジ側に向けて傾斜面を形成すれば、ヒンジと反対側での閉蓋時における付着液の回収を促すことができる。
また、ヒンジ側において、密封筒内周面に所定範囲にわたる内周突条を設けたり、密封筒内側の頂壁のヒンジ側裏面に所定範囲にわたる裏面突条を設けたりする構成や、密封筒の下端部に内側下方に突出する舌片を設ける構成など、ヒンジ側の上蓋裏面および密封筒に付着液の流下を防止する構造を付加すれば、内容液注出時の液だれをさらに防ぐことができ、キャップ周辺を清潔に保つことができる
液だれ防止キャップの実施例の閉蓋状態を示す断面側面図である。 液だれ防止キャップの実施例の開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図、(b)は図(a)におけるX−X断面図(断面側面図)である。 図2(b)における要部拡大図である。 液だれ防止キャップの実施例の上蓋の断面図であり、(a)は図2(a)のY−Y断面におけるF矢視図、(b)は同G矢視図である。
次に、本発明の液だれ防止キャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1、2において、Aはキャップ本体、BはヒンジCによってキャップ本体Aに連設された上蓋である。
キャップ本体Aは、環状の基壁1と、環状の基壁1の内周側に垂設された内筒2と、基壁1の外周縁から垂設された外筒3とにより、容器本体の口部に嵌合する嵌合溝4が形成されている。
外筒3の内周面には、容器本体の口部外周に設けられるくびれ部に係止する嵌合突条5が嵌合溝4に突出して設けられており、嵌合突条5は、通常よりも軸方向の幅が小さく比較的薄肉に形成されているので、周方向複数個所で軸方向下方に延びる補強支持部6が一体に設けられ、容器口部との嵌合強度を確保できるように補強されている。
基壁1の上部には、上蓋Bに係止して閉蓋状態を保つ環状の蓋係止部7が立設され、基壁1の内周縁には注出筒10が立設されており、注出筒10の下部は容器本体内を密封する隔壁11に連設している。
隔壁11には、破断可能な薄肉弱化部12が設けられ、薄肉弱化部12は、破断されたときに注出口を形成する除去部13を画成している。
除去部13のヒンジC側には、支柱15を介してプルリング16が連設され、プルリング16のヒンジCと反対側の内周面には滑り止め突条17が設けられ、下部には指先への接圧をやわらかくするための緩衝部18が形成されている。
本実施例では、緩衝部18は、プルリング16を指に掛けた際、外側(ヒンジと反対側)へ屈曲が容易な薄肉の板状をなしている。
図2(a)に示すように、注出筒10の内周は、開蓋状態で注出筒10の中心と後述する上蓋Bの密封筒32の中心を結ぶ、平面視で注出筒10と密封筒32との共通する中心線X−X方向に長径の略長円形状をなし、該共通中心線X−Xに直交する方向(短径方向)の幅は、中心よりややヒンジCの反対側でもっとも幅が広くなっている。
本実施例では、注出筒10の中心と密封筒32の中心とは、それぞれキャップ全体の中心と一致している。
注出筒10の上端にはラッパ状の湾曲部19が形成され、ヒンジC側よりヒンジCの反対側がやや高くなって注出側流路面を形成している。
基壁1の上部に立設された蓋係止部7は略筒状をなし、上端部には、上蓋Bに係止する膨出部21が、ヒンジCの反対側の所定範囲にわたって外方に突出して設けられている。
また、蓋係止部7の上部内周側には、内側斜め上方に向かって延びるひさし22が、所定円弧範囲にわたって設けられている。
本実施例では、これら膨出部21およびひさし22が設けられる円弧範囲は、それぞれキャップの中心における中心角が約270°、約120°であるが、これらの円弧範囲は適宜設定できる。
外筒3の外周上部には、所定範囲にわたってヒンジCが連設され、ヒンジCによって上蓋Bはキャップ本体Aに回動可能に連設されている。
ヒンジCの近傍位置の外周には、容器本体に装着する際の周方向の位置決めを行う位置合わせリブ25が一個所突設されている。
図1〜4に示すように、上蓋Bは、頂壁30と、頂壁30の周縁に垂設された側周壁31とからなり、頂壁30の裏面には、キャップ本体Aの注出筒6の内周に嵌入する密封筒32が垂設されている。
頂壁30の裏面と連設する密封筒32の基部33の内周側は、ヒンジC側の所定範囲で隅肉のない垂直壁33aとされ、ヒンジCの反対側の所定範囲でR状の隅肉が形成された湾曲壁33bとなっている。
図2(a)に示すように、本実施例では、密封筒32の中心を通って、平面視で注出筒10と密封筒32に共通する中心線X−X方向に直交するY−Y線を境界として、ヒンジ側を垂直壁33aとし、ヒンジと反対側を湾曲壁33bとしているが、必ずしもこのようにする必要はなく、垂直壁33aはヒンジ側を中央とする密封筒32の中心における中心角度が約90°から180°程度、湾曲壁33bはヒンジと反対側を中央とする密封筒32の中心における中心角度約120°〜210°程度の範囲に形成されていればよい。
密封筒32の下端34は、ヒンジC側からヒンジCの反対側に向けて、頂壁30の裏面からの高さが高くなるように形成されている。
図3,4に示すように、密封筒32の内周側の頂壁30の裏面には、湾曲壁33bのR状の湾曲面に続いて傾斜面35が形成され、頂壁30の肉厚が、湾曲壁33b側からヒンジC側に向かって薄肉になるように、すなわち、頂壁30の裏面が、閉蓋時において湾曲壁33bに向けて下り勾配となるように傾斜している。
本実施例では、傾斜面35は、密封筒32の中心から密封筒32の湾曲壁33bに向けて勾配が形成されているが、必ずしもこのようにする必要はなく、湾曲壁33bが形成される範囲に応じて適宜変更可能であるが、平面視で注出筒10と密封筒32に共通する中心線X−Xに沿って谷部36が形成されるように傾斜勾配が形成されることが望ましい。
また、密封筒32の内側の頂壁30裏面のヒンジC側には、平面視で注出筒10と密封筒32に共通する中心線X−Xに略垂直方向に、ヒンジCを中央とする所定範囲にわたる裏面突条38を設けている。
また、密封筒32のヒンジ側Cの内周面には、ヒンジC側を中央とする所定範囲にわたって、内周突条39が設けられている。
これらの裏面突条38、内周突条39は微小な突条であり、本実施例では約0.1mm程度である。また、本実施例では、各突条はそれぞれ2つ設けられているが、2つに限らず適宜の数を設けることができる。
さらに、密封筒32の下端34には、ヒンジC側を中央とする所定範囲にわたって、内側下方に突出する舌片40が設けられている。
舌片40を形成する範囲は、内周突条39より大きい中心角度を有するように適宜決定されるが、本実施例では、密封筒32の中心における中心角度が約120°程度の範囲である。
側周壁31のヒンジCと反対側の外周には、上蓋Bを開閉する際に手指をかける摘み部42が突設されている。
図2(a)に示すように、摘み部42は、下端に手指をかけるための指かけ突部43を有する外枠44と、外枠44と側周壁31との間に設けられた肉抜き部45と、肉抜き部45の複数個所に設けられ外枠44と側周壁31との間を連結する補強リブ46とからなっている。
側周壁31は、ヒンジC側の所定円弧範囲が厚肉に形成された厚肉部31aと、ヒンジCと反対側の薄肉部31bからなり、厚肉部31aと薄肉部31bとの連設部には、内周側に縦方向の縦段部48が形成されている。
また、側周壁31の高さ方向の中間部には、下方に拡径する横段部49が環状に形成されている。横段部49は、その下面が少なくとも蓋係止部7より若干高い高さに設けられている。
側周壁31の下部内周には、ヒンジC側と摘み部42側との周方向中間部位に、蓋係止部7の膨出部21に係止する係止突部50が、それぞれ所定円弧範囲にわたって突設されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例の液だれ防止キャップは、図1に示す閉蓋状態で打栓され、嵌合溝4に容器本体の口部が嵌合装着される。
打栓工程で、外筒3内周の嵌合突条5が容器口部のくびれ部に嵌合し、容器口部が、内筒2の外周と外筒3の内周、および基壁1とによって挟持されキャップが装着される。
その際、容器本体に対するキャップ本体Aの注出方向を位置決めする必要がある場合は、外筒3の外周に設けられた位置合わせリブ25を容器本体の所定個所(図示せず)に一致させることによって位置決めを行う。
本実施例のキャップは全体として薄肉に形成されているが、嵌合突条5には補強支持部6が設けられているので、外筒3が薄肉であっても嵌合強度を保つことができる。
本実施例の液だれ防止キャップが装着された容器を初めて使用するには、図2に示すように上蓋Bを開き、プルリング16を上方に引っ張って、支柱15を介して隔壁11の除去部13を引き上げ、薄肉弱化部12を切断して隔壁11から除去部13を切り離して注出口を開口する。
プルリング16のヒンジCと反対側の下部には、薄板状の緩衝部18を設けているので、手指が当たると緩衝部18が容易に屈曲して、手指への接圧をやわらげることができる。
容器を使用後に、上蓋Bを閉めると、上蓋Bの頂壁30裏面に垂設された密封筒32が注出筒10の内周面に嵌入して容器内を密閉するとともに、側周壁31の内周面に設けられた係止突部50が、蓋係止部7の膨出部21を乗り越えて膨出部21の下部に係止して閉蓋状態を保持する。
上蓋Bを開閉する際、手指をかける摘み部42は、肉抜き部45により薄肉に形成されているが、補強リブ46により十分な強度が確保されている。
開封された容器に収容されている内容液が、食用油などの粘性のある液体である場合には、使用後に閉蓋された容器が倒れたり容器が振られたりすると、内容液が密封筒32の内側の頂壁30裏面に付着する。
倒れた容器を正立状態に戻すと、密封筒32の内側の頂壁30裏面のヒンジCと反対側では、付着した液は、傾斜面35によって谷部36に集められながら湾曲壁33bに到達し、R状の湾曲面を伝って速やかに密封筒32の下端34に達し、注出筒10の内周面を通って容器本体内に還流する。
他方、ヒンジC側では、密封筒32の内周に付着した液は、時間とともに流下し容器本体内に還流するが、密封筒32の内側の頂壁30裏面に付着した液は、ある程度時間がたっても付着したまま残る場合がある。
容器を使用するために、この付着液が残った状態で上蓋Bを開けると、上蓋Bが回動して立ち上がるにつれ、頂壁30裏面に付着した液はヒンジC側に流下するが、裏面突条38と垂直壁33aの隅部に滞留して流下が阻止される。
開蓋した後、内容液を注出するために容器を傾けると、密封筒32の内周面が立ち上がって、垂直壁33aの隅部に滞留した付着液を密封筒32の下端34に向けて流下させようとするが、垂直壁33aによって形成された隅部の液保持力が大きいため容易には流下しない。
さらに、付着液が垂直壁33aの隅部から密封筒32内周に流下した場合でも、内周突条39および舌片40により流下してきた液を滞留して液だれを起こさない。
容器を使用した後、上蓋Bを閉蓋して容器を正立状態に置くと、時間とともに垂直壁33aの隅部に滞留した付着液や内周突条39に滞留した付着液の多くは密封筒32の内周に流れ出し、舌片40に滞留していた付着液とともに、舌片40の先端から容器内に回収される。
本実施例では、付着液の流下を防止する構造として、さらにヒンジC側の上蓋裏面および密封筒に、裏面突条38,内周突条39,舌片40を設けたが、これらは必ずしも必要ではなく、垂直壁33aの隅部の液保持力が大きいため、適宜省略することができる。
本実施例では、外筒3の嵌合突条5を補強する補強支持部6や、摘み部42の肉抜き部45を補強する補強リブ46設けるなどの工夫により、キャップ全体をより薄肉にすることができているとともに、上蓋BのヒンジCと反対側が薄肉に形成されているので開閉が容易になっている。
本発明の液だれ防止キャップは、上蓋裏面に付着した液を効率よく容器内に回収するとともに、上蓋開閉時および注出時の液だれを確実に防ぐことができるから、粘性のある液を充填する容器のヒンジキャップとして広く利用することができる。
とくに、食用油や各種のたれ、つゆなどを収容する、衛生的で清潔な使用が要求される食品用容器のヒンジキャップに好適に利用できる。
A キャップ本体
B 上蓋
C ヒンジ
1 基壁
2 内筒
3 外筒
4 嵌合溝
5 嵌合突条
6 補強支持部
7 蓋係止部
10 注出筒
11 隔壁
12 薄肉弱化部
13 除去部
15 支柱
16 プルリング
17 滑り止め突条
18 緩衝部
19 湾曲部
21 膨出部
22 ひさし
25 位置合わせリブ
30 頂壁
31 側周壁
31a 厚肉部
31b 薄肉部
32 密封筒
33 密封筒基部
33a 垂直壁
33b 湾曲壁
34 密封筒下端
35 傾斜面
36 谷部
38 裏面突条
39 内周突条
40 舌片
42 摘み部
43 指かけ突部
44 外枠
45 肉抜き部
46 補強リブ
48 縦段部
49 横段部
50 係止突部

Claims (5)

  1. 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、ヒンジを介してキャップ本体と連設された上蓋とからなるヒンジキャップであって、
    上蓋の頂壁の裏面には、閉蓋時にキャップ本体の注出筒の内周に嵌合して注出口を密閉する密封筒が垂設され、
    密封筒の頂壁裏面と連設する密封筒基部の内周側は、ヒンジ側の所定範囲が隅肉のない垂直壁とされ、ヒンジの反対側の所定範囲がR状の隅肉が形成された湾曲壁とされ
    密封筒内周の頂壁は、湾曲壁から続く裏面にヒンジ側に向けて傾斜面が形成され、湾曲壁側からヒンジ側に向かって薄肉になるように形成されていることを特徴とする液だれ防止キャップ。
  2. 湾曲壁から続く頂壁裏面に設けられた傾斜面は、平面視で開蓋状態の密封筒の中心と注出筒の中心を結ぶ共通中心線に沿って谷部が形成されるように傾斜勾配が形成されていることを特徴とする請求項1記載の液だれ防止キャップ。
  3. 密封筒のヒンジ側内周面には、ヒンジ側を中央とする所定範囲にわたって、少なくとも一つの内周突条を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の液だれ防止キャップ。
  4. 密封筒内周の頂壁のヒンジ側裏面には、平面視で開蓋状態の密封筒の中心と注出筒の中心を結ぶ共通中心線に略垂直方向の所定範囲に、ヒンジ側を中央とする少なくとも一つの裏面突条を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液だれ防止キャップ。
  5. 密封筒の下端部には、ヒンジ側を中央とする所定範囲にわたって、内側下方に突出する舌片が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液だれ防止キャップ。
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