JP7139231B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
また、注出方向側の蓋係合部10の上端部には、斜め内側方向に突きだした液だれ防止フィン11が形成されている。
除去部15のヒンジC側には、支柱16を介してプルリング17が連設され、プルリング17のヒンジCと反対側の下部には、指先への接圧をやわらかくするための緩衝部18が形成されている。
また、容器に打栓を容易にするために、嵌合突条25の下部から複数の縦リブ26が設けられ、縦リブ26には、傾斜面が形成され、打栓の際に案内の役割を果たす。
図2(a)に示すとおり、外筒8の外周上部の所定範囲にわたって連設されたヒンジCによって上蓋Bが連設され、ヒンジCの近傍位置の外周には、容器に装着する際の周方向の位置決めを行う位置合わせリブ27が突設されている。
本実施例では、ヒンジC側には注出筒6は設けられていないが、高さの低い注出筒6を設けてもよい。
ヒンジCと反対側の高い注出筒6の上端部には外側に湾曲したリップ部28を有し、図3に示すように、リップ部28の先端部に薄肉片29が下向きに形成され、また、薄肉片29は、リップ部28先端部の外周側に沿って設けられている。
その際、薄肉片29は、リップ部28の先端部よりも下側を向くことが好ましく、また、薄肉片29の基部とリップ部28の先端部の外周側との間に段差部がないほうが好ましい。
本実施例では、リップ部28は、上端部で湾曲部を有し、さらにリップ部28先端部に向けて同様に外側へ湾曲部を形成するものであるが、上端部の湾曲部に続いてリップ部28先端部に向けて湾曲しない傾斜部とするものであってもよく、また、リップ部28先端部に向けて内側へ湾曲する湾曲部とするものであってもよい。
さらに、リップ部28先端部に向けて湾曲部と傾斜部とを組み合わせた構造であっても構わない。
また、薄肉片29は、成形後に、治具等でリップ部28先端部より下方に変形(折り曲げる)させることによって得ることができる。
また、封止筒33の外周には、ヒンジC側の所定円弧範囲にわたって、開蓋時に斜め上方に延びる庇状リブ34が突設されている。
図2(a)に示すとおり、封止筒33の内側には、頂壁31の裏面から突出する複数の液回収リブ35が設けられ、それぞれの液回収リブ35は、断面が所定の高さを有する壁面形状をなしており、ヒンジCと反対側の末端で互いに間隔を隔てて広がって配置され、ヒンジC側に向かって互いの間隔を狭めつつ、それぞれの基部が集束して封止筒33の内周面に連設している。
本実施例では、舌片39は封止筒33の下端38に設けられているが、必ずしも下端38に設けられなくてもよく、液回収リブ35より下方であれば中間部位に設けられてもよい。
側周壁32の内周には、ヒンジC側と摘み部40側との中間部位に、キャップ本体Aの蓋係合部10に係合する係合部45が、それぞれ所定円弧範囲にわたって設けられている。
また、図2(a)に示すとおり、側周壁32には、上蓋Bを閉蓋したときにキャップ本体Aの外筒8に設けられた位置合わせリブ27に相対する位置に、同様の位置合わせリブ27が設けられている。
なお、これらの位置合わせリブ27はなくても構わない。
本実施例の注出キャップは、図1に示す閉蓋状態で容器の口部に打栓して装着される。
なお、打栓の際に、容器と注出キャップとの間に注出方向の位置決めが必要な場合には、位置合わせリブ27を利用する。
プルリング17のヒンジCと反対側の下部には、薄板状の緩衝部18を設けているので、手指が当たると緩衝部18が容易に屈曲して、手指への接圧をやわらかくすることができる。
その際、内容液はリップ部28の先端に下向きの薄肉片29が設けられているので、内容液が油分の多いものであっても、リップ部28の裏側に回り込むことがなく、液切れよく注出することができる。
万が一、液だれが生じた場合にも、液だれ防止フィン11によって液だれを受け止められ、注出キャップの外を汚すことがない。
また、封止筒33の外側に付着した液は、庇状リブ34で一時的に受け止めることができ、液だれが防止できる。
また、本実施例では、上蓋BをヒンジCを介してキャップ本体Aに連設するヒンジキャップの例で示したが、キャップ本体Aと上蓋Bとの着脱は、ねじによる螺合でもよく、ねじ以外の方法によるものでもよい。
B 上蓋
C ヒンジ
5 隔壁
6 注出筒
7 内筒
8 外筒
9 基壁
10 蓋係合部
11 液だれ防止フィン
14 薄肉弱化部
15 除去部
16 支柱
17 プルリング
18 緩衝部
25 嵌合突条
26 縦リブ
27 位置合わせリブ
28 リップ部
29 薄肉片
31 頂壁
32 側周壁
33 封止筒
34 庇状リブ
35 液回収リブ
38 下端
39 舌片
40 摘み部
41 指かけ突部
45 係合部
Claims (5)
- 容器の口部に装着するキャップ本体と、キャップ本体に着脱できる上蓋とからなる注出キャップであって、
キャップ本体は、内容液の流路となる注出筒を有し、
注出筒は、上端部にリップ部を有し、
リップ部の先端部に、先端部の外周側に沿って下向きの薄肉片が形成されることを特徴とする注出キャップ。 - リップ部は、注出筒の上端部で湾曲部を有し、湾曲部からリップ部先端部に向けて湾曲部または傾斜部を形成することを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
- リップ部は、注出筒の上端部で湾曲部を有し、湾曲部からリップ部先端部に向けて湾曲部と傾斜部とを組み合わせた構造としたことを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
- 油分の多い内容液に用いられることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の注出キャップ。
- 上蓋は、ヒンジを介してキャップ本体に連設されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018225905A JP7139231B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 注出キャップ |
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JP2018225905A JP7139231B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020083460A JP2020083460A (ja) | 2020-06-04 |
JP7139231B2 true JP7139231B2 (ja) | 2022-09-20 |
Family
ID=70906183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018225905A Active JP7139231B2 (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 注出キャップ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7139231B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS62159457U (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-09 |
-
2018
- 2018-11-30 JP JP2018225905A patent/JP7139231B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004203415A (ja) | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Mikasa Sangyo Kk | 液体注出口 |
JP2011213369A (ja) | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Japan Crown Cork Co Ltd | プラスチックキャップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020083460A (ja) | 2020-06-04 |
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