JP3216121U - 飲料用容器の栓体 - Google Patents

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忠広 佐々木
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Abstract

【課題】中栓の着脱を容易に行なえるだけでなく、中栓と止水部を構成するパッキンの着脱を容易にでき、構造が簡単で、洗浄が容易な飲料用容器の栓体を提供する。【解決手段】開口部が形成された有底円筒体の上部外周側に形成された第1の取付部と、開口部から所定距離位置の内周側に形成された張出部と、を有する飲料用容器本体に用いられる、蓋体本体部10と着脱可能な中栓20とから構成された栓体Fである。蓋体本体部10は天部11と外周部12と、天部11と反対側が開口13となっている空間を形成している。外周部12の内側には、容器本体の第1の取付部に着脱自在に取り付けられる第2の取付部14が形成され、蓋体本体部10の天部11の中心を含む位置には、下方に延出した中栓受け15が固着され、中栓受け15には中栓20が着脱可能に取り付けられている。中栓20の下方にはパッキン25が着脱可能に取り付けられ、栓体Fを容器本体に取り付けたときに、中栓20のパッキン25が止水部である張出部と当接する。【選択図】図2

Description

本考案は、飲料用容器の栓体に関する。
従来から、水筒などの飲料用容器には、容器本体の上部開口部を閉塞するための蓋体が取り付けられている。この蓋体は、容器本体の上部開口部に閉塞するために取り付けられるもので、蓋体本体と、容器本体の上部開口部内に挿入されて、容器本体内部を密封する中栓とから形成されている。そして蓋体本体に対して中栓が着脱分離可能に設けられ、蓋体本体から中栓を取り外すことで蓋体を洗浄・手入れを行えるようにしたものが実施されている。
例えば、特許文献1には、中栓が外栓部に確実に取り付けられる飲料用容器の栓体する技術が開示されている。また特許文献2には、止水部に樹脂成形上の分割線を設ける必要がない飲料用容器の栓体が開示されている。
特開2014−162518号公報 特許第6051616号公報
しかしながら、いずれの特許文献においても、栓体としては、構造が複雑であり、栓体を構成する側壁に近い内側に止水部を構成するパッキンの取り付け部材を配置して形成されており、パッキンの取付部材も複雑な構造となっている。
したがって、中栓の着脱には手間がかかると共に、中栓とパッキンの着脱も容易ではなかった。
そこで、本考案の目的は、中栓の着脱を容易に行なえるだけでなく、中栓と止水部を構成するパッキンの着脱を容易にでき、構造が簡単で、洗浄が容易な飲料用容器の栓体を提供することにある。
前記課題は、本考案の飲料用容器の栓体によれば、開口部が形成された有底円筒体の上部外周側に形成された取付部と、前記開口部から所定距離位置の内周側に形成された張出部と、を有する飲料用容器本体に用いられる、蓋体本体部と着脱可能な中栓とから構成された栓体であって、前記蓋体本体部は天部と該天部と連続した外周部と前記天部と反対側が開口となっている空間を形成し、前記外周部の内側には、前記容器本体の取付部に着脱自在に取り付けられる取付部が形成され、蓋体本体部の天部の中心を含む位置には、下方に延出した中栓受けが固着され、該中栓受けには中栓が着脱可能に取り付けられ、前記中栓の下方にはパッキンが着脱可能に取り付けられ、前記蓋体本体部を前記容器本体に取り付けたときに、前記中栓のパッキンが前記張出部と当接してなること、により解決される。
また、前記有底円筒体の上部外周側に形成された取付部と、蓋体本体部を構成する外周部の内側に形成された取付部は、螺条であること、が好ましい。
また、中栓受けは、前記天部の中心に配設された円筒体であって、前記蓋体本体部の開口から所定距離には、円筒体の内側に向けたテーパー部と、これに連続した内側に向けた膨出部が形成され、円筒体の端部には、等間隔で凹部が形成されているように構成するとよい。
さらに、前記中栓は円盤状の中栓本体と、該中栓本体から前記中栓受けと係止する複数の突起が突設され、該突起の外側には前記中栓受けの円筒体の膨出部と係止する爪部が形成されていると良い。
このように、本考案の飲料用容器の栓体は、蓋体本体部の天部の中心を含む位置に中栓受けが固着されているので、中栓受けから中栓を着脱することができる。
特に、中栓受けが蓋体本体部の天部の中心に配設された円筒体であって、前記蓋体本体部の開口から所定距離には、円筒体の内側に向けたテーパー部と、これに連続した内側に向けた膨出部が形成され、中栓本体部から中栓受けと係止する複数の突起が突設され、この突起の外側には中栓受けの円筒体の膨出部と係止する爪部が形成されているので、中栓をワンタッチで着脱ができる。
円筒体の端部には、等間隔で凹部が形成されており、中栓本体の突起側には、中栓受けの円筒体の端部に等間隔形成された凹部と係合する凸状が複数形成されているので、この凹凸で蓋体本体部と中栓との廻り止めが形成され、中栓が蓋体本体部と共に回転させることができ、パッキンと飲料容器本体との摩擦力による中栓の蓋体本体部からの脱落を防いでいる。
円盤状の中栓本体には、指が係止できる大きさの切欠き部が少なくとも2か所形成されているので、適度な指の力で蓋体本体部と中栓との着脱を可能にしている。このように、中栓の切欠きは、また蓋体本体部から中栓を引き抜く際に、中栓への指の係りを、さらによくする働きがある。
さらに中栓が蓋体本体部よりも下げた位置(飲料容器本体側)に配置することになり、中栓に指を掛けて、中栓を蓋体本体部から容易に引き抜き、また蓋体本体部への取付も容易にできる。
また、円盤状の中栓本体の飲料用容器本体側には、パッキンを取り付ける取付部が形成されているとよい。
このように、蓋体本体部より中栓が下に位置しているので、蓋体本体部を飲料容器から外すと、パッキンが露出しており、蓋体本体部から中栓を外さずに、中栓の止水部であるパッキンの着脱も容易にできるようになっている。
本考案の飲料用容器の栓体によれば、中栓本体には、指が係止できる大きさの切欠き部が形成されているので、中栓受けから中栓をワンタッチで着脱ができる。中栓にパッキンが取り付けられているので、中栓が蓋体本体部と共に回転させることと相俟ってパッキンと飲料容器本体との摩擦力によって、中栓だけに無理な力が加わらず、中栓が蓋体本体部からの脱落を防いでいる。また、中栓と蓋体本体部を適度な力で着脱でき、簡単に分解ができるので、パッキンを含めて各構成部材の洗浄が容易に行える。
本実施形態に係る栓体を構成する部材の概略組立状態を説明する図である。 栓体の組立前の断面説明図である。 飲料用容器本体の部分断面説明図である。 栓体を装着した状態の飲料用容器の斜視図である。 栓体の組付を説明する組付構成図である。
以下、本考案の一実施形態(本実施形態)について図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、止水部材であるパッキンを備えた中栓を蓋体本体部の中央に設けた中栓受け部に着脱可能に取り付け、しかも蓋体本体部の部分よりも下側に中栓が位置するように構成したものである。以下、より詳しく説明する。
本考案は飲料用容器本体30の開口部31に用いられる栓体Fである。飲料用容器本体30は、開口部31が形成された有底円筒体をしており、上部外周側には取付部としての螺条32が形成されている。そして、開口部31から所定距離位置の内周側には、円周からなる内側の張出部としての止水部33が形成されている。この止水部33は、栓体Fを構成する後述するパッキンを取り付けた中栓20の径より若干小さく形成され、中栓20を挿着することにより止水できるように構成されている。
本例の栓体Fは、蓋体本体部10と着脱可能な中栓20とから構成されており、蓋体本体部10は、天部11と、この天部11に連続した外周部12と、天部11と反対側が開口13となって空間を形成した、所謂有天円筒体となっている。外周部12の内側には、上記飲料用容器本体30の取付部としての螺条32に螺合して着脱自在に取り付けられる取付部としての螺条14を形成している。
つまり、蓋体本体部10は、有底円筒体をした飲料用容器本体30の上部外周側に形成された取付部である螺条32と、蓋体本体部10を構成する外周部12の内側に形成された取付部である螺条14と、螺合して、上記飲料用容器本体30の上部で開口部31を覆って蓋体本体部10が取付可能になっている。この螺条14,32は一条螺条、二条螺条などを用いることができる。
そして、蓋体本体部10の天部11の中心を含む位置には、下方に延出した中栓受け15が固着されている。
つまり、中栓受け15は、天部11の中心に、中栓受け10の中心を合わせて配設された円筒体であって、中栓受け15の蓋体本体部10の開口13側から所定距離の位置には、円筒体の内側に向けたテーパー部15aと、これに連続した内側に向けて突起した膨出部15bが形成されている。また、中栓受け15を構成する円筒体の開口13側の端部には、等間隔で凹部15cが形成されている。本例では凹部15cは90度間隔で4か所形成されている。これにより、中栓受け15の中心は蓋体本体部10の中心と一致し、飲料用容器本体30の中心とも一致するように構成されている。
この中栓受け15の固着は、射出成形等の樹脂によって蓋体本体部10と一体成形によって形成し、或いは、図2で示すように、円筒状の別物を接着等によって固定するように形成してもよい。接着の場合、天部11と接合される中栓受け15の円筒状の部分には庇状の接合部15dが形成され、一方天部11には、接合部15dを天部11に収容できる凹部11aが形成される。本例の凹部11aは庇状の接合部15dの形状に合うように形成されている。これに合わせて接合部15dも段部があるように形成されている。また別例として、円環状の張出部としてもよく、円環状の張出部に周状に段部を有して形成することもできる。
これにより、組付接合時に、位置決めや固定が容易になるように形成することができる。そして接着の場合には、部品点数や接合作業は増えるものの、成形用金型をシンプルに構成することができる。
このように中栓受け15は、円筒体をしており、一方の端部は天部11と一体に成形、或いは接着などにより接合され、他端(中栓側)は開口され、他端には等間隔で凹部15cが複数形成されている。そして、中栓受け15には、次述する中栓20が着脱可能に取り付けられる構成となっている。
本例の栓体Fを構成する中栓20は、円盤状の中栓本体21からなるが、この中栓本体21から上記中栓受け15と係止する複数の突起22が間隔をおいて突設されている。そして突起22の外側には中栓受け15の円筒体の膨出部15bと係止する爪部22aが形成されている。本例の突起22は、等間隔で4本形成されている。
中栓本体21の突起22側の円盤面上には、中栓受け15の円筒体の端部に形成された凹部15cと係合する凸条部23が複数(本例では凹部15cの数に合わせて4本)形成されている。
円盤状の中栓本体21には、指が係止できる大きさの切欠き部21aが少なくとも2か所形成されている。そして、円盤状の中栓本体21の飲料用容器本体側には、シリコンパッキン25を取り付ける取付部21bが周設されている。取付部21bは、シリコンパッキン25の断面形状に合わせて、嵌めやすいように形成されている。本例では、シリコンパッキン25の断面がコ字状になっているので、これに嵌め合うように、凸状形状をしている。
このように中栓20の下方にはパッキン(シリコンパッキン)25が着脱可能に取り付けられており、栓体F(つまり蓋体本体部10に中栓20が組み付けられたもの)と飲料用容器本体30に取り付けたときに、中栓20のパッキン25が、飲料用容器本体30に形成された張出部としての止水部33と当接して、内容物が漏れないように構成されている。なお、パッキンはシリコンパッキンに限定されず、公知の材料を用いることができる。
F 栓体
10 蓋体本体部
11a 凹部
11 天部
12 外周部
13 開口
14,32 螺条
15 中栓受け
15a テーパー部
15b 膨出部
15c 凹部
15d 接合部
20 中栓
21 中栓本体
21a 切欠き部
21b 取付部
22 突起
22a 爪部
23 凸条部
25 パッキン(シリコンパッキン)
30 飲料用容器本体
31 開口部
33 止水部
本考案は、飲料用容器の栓体に関する。
従来から、水筒などの飲料用容器には、容器本体の上部開口部を閉塞するための蓋体が取り付けられている。この蓋体は、容器本体の上部開口部に閉塞するために取り付けられるもので、蓋体本体と、容器本体の上部開口部内に挿入されて、容器本体内部を密封する中栓とから形成されている。そして蓋体本体に対して中栓が着脱分離可能に設けられ、蓋体本体から中栓を取り外すことで蓋体を洗浄・手入れを行えるようにしたものが実施されている。
例えば、特許文献1には、中栓が外栓部に確実に取り付けられる飲料用容器の栓体する技術が開示されている。また特許文献2には、止水部に樹脂成形上の分割線を設ける必要がない飲料用容器の栓体が開示されている。
特開2014−162518号公報 特許第6051616号公報
しかしながら、いずれの特許文献においても、栓体としては、構造が複雑であり、栓体を構成する側壁に近い内側に止水部を構成するパッキンの取り付け部材を配置して形成されており、パッキンの取付部材も複雑な構造となっている。
したがって、中栓の着脱には手間がかかると共に、中栓とパッキンの着脱も容易ではなかった。
そこで、本考案の目的は、中栓の着脱を容易に行なえるだけでなく、中栓と止水部を構成するパッキンの着脱を容易にでき、構造が簡単で、洗浄が容易な飲料用容器の栓体を提供することにある。
前記課題は、本考案の飲料用容器の栓体によれば、開口部が形成された有底円筒体の上部外周側に形成された第1の取付部と、前記開口部から所定距離位置の内周側に形成された張出部と、を有する飲料用容器本体に用いられる、蓋体本体部と着脱可能な中栓とから構成された栓体であって、前記蓋体本体部は天部と該天部と連続した外周部と前記天部と反対側が開口となっている空間を形成し、前記外周部の内側には、前記容器本体の第1の取付部に着脱自在に取り付けられる第2の取付部が形成され、蓋体本体部の天部の中心を含む位置には、下方に延出した中栓受けが固着され、該中栓受けには中栓が着脱可能に取り付けられ、前記中栓の下方にはパッキンが着脱可能に取り付けられ、前記蓋体本体部を前記容器本体に取り付けたときに、前記中栓のパッキンが前記張出部と当接してなること、により解決される。
また、前記有底円筒体の上部外周側に形成された第1の取付部と、蓋体本体部を構成する外周部の内側に形成された第2の取付部は、螺条であること、が好ましい。
また、中栓受けは、前記天部の中心に配設された円筒体であって、前記蓋体本体部の開口から所定距離には、円筒体の内側に向けたテーパー部と、これに連続した内側に向けた膨出部が形成され、円筒体の端部には、等間隔で凹部が形成されているように構成するとよい。
さらに、前記中栓は円盤状の中栓本体と、該中栓本体から前記中栓受けと係止する複数の突起が突設され、該突起の外側には前記中栓受けの円筒体の膨出部と係止する爪部が形成されていると良い。
このように、本考案の飲料用容器の栓体は、蓋体本体部の天部の中心を含む位置に中栓受けが固着されているので、中栓受けから中栓を着脱することができる。
特に、中栓受けが蓋体本体部の天部の中心に配設された円筒体であって、前記蓋体本体部の開口から所定距離には、円筒体の内側に向けたテーパー部と、これに連続した内側に向けた膨出部が形成され、中栓本体部から中栓受けと係止する複数の突起が突設され、この突起の外側には中栓受けの円筒体の膨出部と係止する爪部が形成されているので、中栓をワンタッチで着脱ができる。
円筒体の端部には、等間隔で凹部が形成されており、中栓本体の突起側には、中栓受けの円筒体の端部に等間隔形成された凹部と係合する凸状が複数形成されているので、この凹凸で蓋体本体部と中栓との廻り止めが形成され、中栓が蓋体本体部と共に回転させることができ、パッキンと飲料容器本体との摩擦力による中栓の蓋体本体部からの脱落を防いでいる。
円盤状の中栓本体には、指が係止できる大きさの切欠き部が少なくとも2か所形成されているので、適度な指の力で蓋体本体部と中栓との着脱を可能にしている。このように、中栓の切欠きは、また蓋体本体部から中栓を引き抜く際に、中栓への指の係りを、さらによくする働きがある。
さらに中栓が蓋体本体部よりも下げた位置(飲料容器本体側)に配置することになり、中栓に指を掛けて、中栓を蓋体本体部から容易に引き抜き、また蓋体本体部への取付も容易にできる。
また、円盤状の中栓本体の飲料用容器本体側には、パッキンを取り付ける第3の取付部が形成されているとよい。
このように、蓋体本体部より中栓が下に位置しているので、蓋体本体部を飲料容器から外すと、パッキンが露出しており、蓋体本体部から中栓を外さずに、中栓の止水部であるパッキンの着脱も容易にできるようになっている。
本考案の飲料用容器の栓体によれば、中栓本体には、指が係止できる大きさの切欠き部が形成されているので、中栓受けから中栓をワンタッチで着脱ができる。中栓にパッキンが取り付けられているので、中栓が蓋体本体部と共に回転させることと相俟ってパッキンと飲料容器本体との摩擦力によって、中栓だけに無理な力が加わらず、中栓が蓋体本体部からの脱落を防いでいる。また、中栓と蓋体本体部を適度な力で着脱でき、簡単に分解ができるので、パッキンを含めて各構成部材の洗浄が容易に行える。
本実施形態に係る栓体を構成する部材の概略組立状態を説明する図である。 栓体の組立前の断面説明図である。 飲料用容器本体の部分断面説明図である。 栓体を装着した状態の飲料用容器の斜視図である。 栓体の組付を説明する組付構成図である。
以下、本考案の一実施形態(本実施形態)について図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、止水部材であるパッキンを備えた中栓を蓋体本体部の中央に設けた中栓受け部に着脱可能に取り付け、しかも蓋体本体部の部分よりも下側に中栓が位置するように構成したものである。以下、より詳しく説明する。
本考案は飲料用容器本体30の開口部31に用いられる栓体Fである。飲料用容器本体30は、開口部31が形成された有底円筒体をしており、上部外周側には取付部としての螺条32が形成されている。そして、開口部31から所定距離位置の内周側には、円周からなる内側の張出部としての止水部33が形成されている。この止水部33は、栓体Fを構成する後述するパッキンを取り付けた中栓20の径より若干小さく形成され、中栓20を挿着することにより止水できるように構成されている。
本例の栓体Fは、蓋体本体部10と着脱可能な中栓20とから構成されており、蓋体本体部10は、天部11と、この天部11に連続した外周部12と、天部11と反対側が開口13となって空間を形成した、所謂有天円筒体となっている。外周部12の内側には、上記飲料用容器本体30の取付部としての螺条32に螺合して着脱自在に取り付けられる取付部としての螺条14を形成している。
つまり、蓋体本体部10は、有底円筒体をした飲料用容器本体30の上部外周側に形成された取付部である螺条32と、蓋体本体部10を構成する外周部12の内側に形成された取付部である螺条14と、螺合して、上記飲料用容器本体30の上部で開口部31を覆って蓋体本体部10が取付可能になっている。この螺条14,32は一条螺条、二条螺条などを用いることができる。
そして、蓋体本体部10の天部11の中心を含む位置には、下方に延出した中栓受け15が固着されている。
つまり、中栓受け15は、天部11の中心に、中栓受け10の中心を合わせて配設された円筒体であって、中栓受け15の蓋体本体部10の開口13側から所定距離の位置には、円筒体の内側に向けたテーパー部15aと、これに連続した内側に向けて突起した膨出部15bが形成されている。また、中栓受け15を構成する円筒体の開口13側の端部には、等間隔で凹部15cが形成されている。本例では凹部15cは90度間隔で4か所形成されている。これにより、中栓受け15の中心は蓋体本体部10の中心と一致し、飲料用容器本体30の中心とも一致するように構成されている。
この中栓受け15の固着は、射出成形等の樹脂によって蓋体本体部10と一体成形によって形成し、或いは、図2で示すように、円筒状の別物を接着等によって固定するように形成してもよい。接着の場合、天部11と接合される中栓受け15の円筒状の部分には庇状の接合部15dが形成され、一方天部11には、接合部15dを天部11に収容できる凹部11aが形成される。本例の凹部11aは庇状の接合部15dの形状に合うように形成されている。これに合わせて接合部15dも段部があるように形成されている。また別例として、円環状の張出部としてもよく、円環状の張出部に周状に段部を有して形成することもできる。
これにより、組付接合時に、位置決めや固定が容易になるように形成することができる。そして接着の場合には、部品点数や接合作業は増えるものの、成形用金型をシンプルに構成することができる。
このように中栓受け15は、円筒体をしており、一方の端部は天部11と一体に成形、或いは接着などにより接合され、他端(中栓側)は開口され、他端には等間隔で凹部15cが複数形成されている。そして、中栓受け15には、次述する中栓20が着脱可能に取り付けられる構成となっている。
本例の栓体Fを構成する中栓20は、円盤状の中栓本体21からなるが、この中栓本体21から上記中栓受け15と係止する複数の突起22が間隔をおいて突設されている。そして突起22の外側には中栓受け15の円筒体の膨出部15bと係止する爪部22aが形成されている。本例の突起22は、等間隔で4本形成されている。
中栓本体21の突起22側の円盤面上には、中栓受け15の円筒体の端部に形成された凹部15cと係合する凸条部23が複数(本例では凹部15cの数に合わせて4本)形成されている。
円盤状の中栓本体21には、指が係止できる大きさの切欠き部21aが少なくとも2か所形成されている。そして、円盤状の中栓本体21の飲料用容器本体側には、シリコンパッキン25を取り付ける取付部21bが周設されている。取付部21bは、シリコンパッキン25の断面形状に合わせて、嵌めやすいように形成されている。本例では、シリコンパッキン25の断面がコ字状になっているので、これに嵌め合うように、凸状形状をしている。
このように中栓20の下方にはパッキン(シリコンパッキン)25が着脱可能に取り付けられており、栓体F(つまり蓋体本体部10に中栓20が組み付けられたもの)と飲料用容器本体30に取り付けたときに、中栓20のパッキン25が、飲料用容器本体30に形成された張出部としての止水部33と当接して、内容物が漏れないように構成されている。なお、パッキンはシリコンパッキンに限定されず、公知の材料を用いることができる。
F 栓体
10 蓋体本体部
11a 凹部
11 天部
12 外周部
13 開口
14 螺条(第2の取付部)
15 中栓受け
15a テーパー部
15b 膨出部
15c 凹部
15d 接合部
20 中栓
21 中栓本体
21a 切欠き部
21b 取付部(第3の取付部)
22 突起
22a 爪部
23 凸条部
25 パッキン(シリコンパッキン)
30 飲料用容器本体
31 開口部
32 螺条(第1の取付部)
33 止水部

Claims (7)

  1. 開口部が形成された有底円筒体の上部外周側に形成された取付部と、前記開口部から所定距離位置の内周側に形成された張出部と、を有する飲料用容器本体に用いられる、蓋体本体部と着脱可能な中栓とから構成された栓体であって、
    前記蓋体本体部は天部と該天部と連続した外周部と前記天部と反対側が開口となっている空間を形成し、
    前記外周部の内側には、前記容器本体の取付部に着脱自在に取り付けられる取付部が形成され、
    蓋体本体部の天部の中心を含む位置には、下方に延出した中栓受けが固着され、該中栓受けには中栓が着脱可能に取り付けられ、
    前記中栓の下方にはパッキンが着脱可能に取り付けられ、
    前記蓋体本体部を前記容器本体に取り付けたときに、前記中栓のパッキンが前記張出部と当接してなることを特徴とする飲料用容器の栓体。
  2. 前記有底円筒体の上部外周側に形成された取付部と、蓋体本体部を構成する外周部の内側に形成された取付部は、螺条であることを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器の栓体。
  3. 前記中栓受けは、前記天部の中心に配設された円筒体であって、前記蓋体本体部の開口から所定距離には、円筒体の内側に向けたテーパー部と、これに連続した内側に向けた膨出部が形成され、円筒体の端部には、等間隔で凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器の栓体。
  4. 前記中栓は円盤状の中栓本体と、該中栓本体から前記中栓受けと係止する複数の突起が突設され、該突起の外側には前記中栓受けの円筒体の膨出部と係止する爪部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器の栓体。
  5. 前記円盤状の中栓本体の前記突起側には、前記中栓受けの円筒体の端部に等間隔形成された凹部と係合する凸状が複数形成されている請求項4に記載の飲料用容器の栓体。
  6. 前記円盤状の中栓本体には、指が係止できる大きさの切欠き部を少なくとも2か所形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の飲料用容器の栓体。
  7. 前記円盤状の中栓本体の飲料用容器本体側には、パッキンを取り付ける取付部が形成されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の飲料用容器の栓体。
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