JP2018140816A - キャップ付き内容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】未使用状態の内容器の不正使用を防止することが可能な構成を有するキャップ付き内容器を提供する。【解決手段】内容器10と、未使用状態の内容器10に対して装着されるキャップ50とを備えた詰め替え用のキャップ付き内容器1であって、内容器10は、周壁部13と底壁部14とを備え、キャップ50は天壁部51と外壁部52とを備え、外壁部52の内周面には、周壁部13の外周面に設けられた係合部15にアンダーカット係合する被係合部52aと、摺動面部52bとが設けられており、キャップ50が装着された内容器10を外容器20の内側に挿入していく過程において摺動面部52bが外容器20の側壁部23に対して摺動して外壁部52が径方向外側に変形することにより、係合部15に対する被係合部52aのアンダーカット係合が解除されて、内容器10がキャップ50から離脱することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、レフィル(詰め替え)用のキャップ付き内容器に関する。
従来、クリーム等の内容物を収容する容器として、内容物のレフィル用の内容器と外容器とを備える二重容器が知られている。このような二重容器では、内容物を使い切った状態の内容器を外容器から取り外し、未使用状態の新たな内容器を外容器に装着して使用する(特許文献1参照)。また、未使用状態の内容器には、内容物の品質を維持するために、内容器の上端開口部を閉塞するキャップ又はシート状部材が予め設けられており、当該内容器を外容器に装着して使用する際には、当該キャップ又はシート状部材を取り外してから使用される。
特開2016−222287号公報
しかしながら、上記のような未使用状態の内容器に装着されたキャップ又はシート状部材は、比較的簡単に内容器から取り外すことができるため、悪戯等により使用前に不正に開封されて、内容物の品質を損なう虞があった。
それゆえ、本発明は、未使用状態の内容器の不正使用を防止することが可能な構成を有するキャップ付き内容器を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされものであり、本発明のキャップ付き内容器は、有底筒状の外容器の内側に配置されて二重容器を構成する内容器と、内容物が充填され未使用状態の前記内容器に対して装着されるキャップとを備えた、詰め替え用のキャップ付き内容器であって、
前記内容器は、一端に開口部を有する筒状の周壁部と、該周壁部の他端を閉塞する底壁部とを備え、
前記キャップは、前記内容器に装着された装着状態において前記開口部を閉塞する天壁部と、該天壁部に連なり前記周壁部を外側から取り囲む筒状の外壁部とを備え、
前記外壁部の内周面には、前記周壁部の外周面に設けられた係合部にアンダーカット係合する被係合部と、該被係合部よりも前記外壁部の先端側で該先端に向けて径方向外側に傾斜する摺動面部とが設けられており、
前記キャップが装着された前記内容器を前記底壁部側から前記外容器の内側に挿入していく過程において前記摺動面部が前記外容器の側壁部に対して摺動して前記外壁部が径方向外側に変形することにより、前記係合部に対する前記被係合部のアンダーカット係合が解除されて、前記内容器が前記キャップから離脱するよう構成されていることを特徴とする。
なお、本発明のキャップ付き内容器にあっては、前記装着状態において、前記外壁部が、前記周壁部の軸方向の半分以上を覆うように構成されていることが好ましい。
また、本発明のキャップ付き内容器にあっては、前記摺動面部は、前記外壁部の先端付近に設けられていることが好ましい。
また、本発明のキャップ付き内容器にあっては、前記天壁部は、前記装着状態において前記周壁部の内周面に当接する封止筒部を有することが好ましい。
また、本発明のキャップ付き内容器にあっては、前記天壁部は、前記封止筒部の径方向内側に設けられた押圧部を有し、
前記キャップが装着された前記内容器を前記外容器の内側に挿入していく過程において該押圧部を押し込むことにより、前記封止筒部が径方向内側に向けて変形するよう構成されていることが好ましい。
また、本発明のキャップ付き内容器にあっては、前記内容器は、前記底壁部の下面から突出し、前記外容器の被嵌合部に対して嵌合可能な嵌合部を有することが好ましい。
また、本発明のキャップ付き内容器にあっては、前記係合部が、前記周壁部の外周面から突出する外向き凸部であり、前記被係合部が、前記外壁部の内周面から突出する内向き凸部であることが好ましい。
また、本発明のキャップ付き内容器にあっては、前記外壁部には、前記天壁部から前記外壁部の先端に向けて軸方向に延在する切り欠き部が形成されており、
前記被係合部が、前記切り欠き部の端部に設けられていることが好ましい。
本発明によれば、未使用状態の内容器の不正使用を防止することが可能な構成を有するキャップ付き内容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るキャップ付き内容器の一部断面側面図である。 図1に示すキャップ付き内容器における内容器を外容器に装着する様子を示す断面図である。 内容器を外容器に装着した状態を示す一部断面側面図である。 図3に示す状態の外容器の口部に外蓋を装着した状態を示す一部断面側面図である。 本発明の他の実施形態に係るキャップ付き内容器の一部断面側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に例示説明する。なお、本明細書において、上下方向とは、内容器10、外容器20、キャップ50の中心軸である軸線Cに沿う軸方向を意味し、上方とは内容器10の開口部12が位置する側(例えば、図1における上方)、下方とはの底壁部14が位置する側(例えば、図1における下方)を意味するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るキャップ付き内容器1は、内容器10と、キャップ50とを備える。なお、内容器10は、後述する外容器20(図3、4参照)の内側に配置されて二重容器Pを構成するものであり、キャップ50は、内容物が充填され未使用状態の内容器10に対して一時的に装着され、内容物Sを使用する際には取り外されるものである。
内容器10は、軸線Cを中心軸とする有底筒状の内容物収容部11を備えている。内容物収容部11の内側は、内容物Sの収容空間となっている。本実施形態において、内容物収容部11は、その一端に開口部12を有する周壁部13と、周壁部13の他端を閉塞する底壁部14とで構成されている。周壁部13の外周面には、外向き凸部15(係合部)が設けられている。外向き凸部15は、周方向に連続して延在する環形状であってもよいし、周方向に間欠する形状としてもよい。本例では、複数の外向き凸部15が、周方向に均等に配置されている。
ここで、各外向き凸部15には、下方に向けて径方向外側に傾斜する傾斜面部15aが設けられている。これにより、内容器10に対するキャップ50の取り付けが容易となる。すなわち、内容器10の上方からキャップ50を被せて押し込むと、傾斜面部15aに対して摺動面部52bが摺動するため、スムーズに内向き凸部52aが外向き凸部15を乗り越えアンダーカット係合することとなる。
周壁部13の上端部には、外周面から径方向外側に突出する円環状の厚肉部16が設けられている。底壁部14には、その下面から突出し、軸線Cに平行な軸方向に延在する筒状の嵌合部17が設けられている。
キャップ50は、未使用状態の内容器10に装着され、上記開口部12を閉塞することにより、内容器10内の内容物Sの品質を維持するための部材である。キャップ50は、内容器10に対して装着された装着状態において開口部12を覆う天壁部51と、天壁部51の外縁部に連なり周壁部13を外側から取り囲む筒状の外壁部52とを備えている。本実施形態において外壁部52は、周壁部13を全周にわたって取り囲むとともに、周壁部13の軸方向の半分以上を覆い、周壁部13の下端部近傍まで延在している。
天壁部51は、外壁部52の上端部に連なる環状の環状壁部51aと、環状壁部51aの内周縁部から垂下する円筒状の封止筒部51bと、封止筒部51bの径方向内側に設けられた環状の下部環状壁51cと、下部環状壁51cの内周縁部から上方に延びる内筒部51dと、内筒部51dの上端部を閉塞する円板状の上壁部51eとを有する。
環状壁部51aは、周壁部13の上端面の上方に配置される。本実施形態では、環状壁部51aの下面から突出する環状の突起が、周壁部13の上端面に当接して密閉性を高めている。封止筒部51bは、周壁部13の内周面に全周にわたって当接している。内筒部51dの内側には、上壁部51eの下面から垂下する縦リブ51fが設けられている。なお、縦リブ51fは、平面視で(軸線Cに沿う方向から見て)十字状に形成されている。
外壁部52の内周面には、外向き凸部15にアンダーカット係合する内向き凸部52a(被係合部)と、内向き凸部52aよりも外壁部52の先端側(図1の下側)において、先端に向けて径方向外側に傾斜する摺動面部52bとが設けられている。本実施形態において摺動面部52bは、内向き凸部52aの下方に連続して設けられている。
図2は、図1に示す未使用の内容器10を、外容器20に装着する様子を示している。ここで、外容器20は、内容器10を収容可能な有底筒状の内容器収納部21を備えている。すなわち、内容器収納部21は、その一端に開口部22を有する側壁部23と、側壁部23の他端を閉塞する底壁部24とを有する。側壁部23の上部には、外周面に雄ねじ部25を設けた小径の口部26が設けられている。また、側壁部23の内周面には、径方向内側に向けて突出する縦リブ状の支持部27が設けられている。本実施形態では、側壁部23の周方向に間隔を空けて複数の支持部27が形成されている。側壁部23の先端部(口部26の先端部)の外周面には、先端に向けて(図2の上方に向けて)径方向内側に傾斜する傾斜面部23aが設けられている。
底壁部24には、嵌合部17に対応する被嵌合部28が設けられている。被嵌合部28は、底壁部24の上面から軸方向に突出し、その内側に底壁開口29を形成している。被嵌合部28の内周面に対して嵌合筒部17の外周面が嵌合することにより、外容器20に対して内容器10が着脱可能に抜け止め保持される。なお、嵌合部17及び被嵌合部28は必須の構成ではなく、形状も変更可能である。
未使用の内容器10を、外容器20に装着する際には、図2に示すように、外容器20の開口部22に対して、キャップ50が装着された内容器10を、底壁部14側から挿入していく。内容物収容部11を底壁部14及び周壁部13の下部を、外容器20の側壁部23の内側に挿入していくと、キャップ50の外壁部52に設けた摺動面部52bが、側壁部23の上端部に当接する。本実施形態では、側壁部23の上端部に傾斜面部23aが設けられているため、当該傾斜面部23aに対して摺動面部52bが摺動することにより外容器20の中心軸に対してキャップ50の中心軸が一致するように誘導される。このため、キャップ50が装着された内容器10と、外容器20との位置わせが容易となる。そして、さらにキャップ50を外容器20に向けて押し込むと、摺動面部52bが側壁部23の上端部(本例では傾斜面部23a)に対して摺動し、当該外壁部52が徐々に径方向外側に変形していく。なお、本実施形態では、キャップ50の上壁部51eが押圧部を構成しており、当該上壁部51eを押し込むことで、容易にキャップ50を外容器20に向けて押し込むことができる。また、キャップ50が装着された内容器10を外容器20の内側に挿入していく過程において、上壁部51eを押し込むことにより、封止筒部51bが径方向内側に向けて変形するよう構成されている。すなわち、上壁部51eが押圧されて下方に移動すると、下部環状壁51cを介して封止筒部51bが径方向内側に引き込まれることとなる。ここで、キャップ50が装着された内容器10を外容器20に押し込む際に外壁部52が径方向外側に変形するタイミングと、封止筒部51bが径方向内側に向けて変形するタイミングとは、どちらが先であってもよく、また、当該2つのタイミングが同時であってもよい。
そして、図2に示すように所定の位置までキャップ50を押下げると、外向き凸部15と内向き凸部52aとの間のアンダーカット係合が解除され、キャップ50から内容物収容部11が抜け出し、重力により外容器20の内側に落下して支持される。
本実施形態では、図2に示すように、嵌合部17が被嵌合部28の内側に途中まで入り込んだ状態で停止される。その後、内容器10の周壁部13を下方に押圧することにより、図3に示す所定の位置まで内容器10を押し込むことができる。このようにして、外容器20に対する内容器10の装着が終了する。その後、図4に示すように外容器20の口部26に外蓋40を螺着することにより開口部12を閉塞し、内容物Sの品質低下を抑制することができる。なお、図2に示す状態から、内容器10の周壁部13を下方に押し込む操作の代わりに、外蓋40を装着することによって内容器10が押し込まれる構成としてもよい。また、内容物Sを取り出す際には、外蓋40を外容器20から取り外して使用する。また、外容器20の下方から、底壁開口29を通して内容器10の底壁部14を押し上げることで、容易に内容器10を外容器20から取り外すことができる。
ここで、外蓋40は、図4に示すように、円筒状の外筒部41と、外筒部41の上端部を閉塞する頂壁部42とを備えている。外筒部41の内周面には、前述した雄ねじ部25と螺合する雌ねじ部43が設けられている。頂壁部42の下面には、円板状のパッキン44が貼着されており、内容器10の周壁部13(厚肉部16)の上面とパッキン44とが密接することで、内容物収容部11が密封されるようになっている。なお、本実施例ではパッキン44を貼着にて組付けているが、これに限られるものではなく、外蓋40の外筒部41内周面に凸部を設け、乗越えることで組付けるなど、パッキン44が脱落しない程度に組付けられていればよく、その組付け方法は適宜選択可能である。
以上説明したように、本実施形態のキャップ付き内容器1にあっては、内容器10の大部分をキャップ50が外側から覆うように構成されている。具体的には、内容器10の開口部12をキャップ50の天壁部51が覆うとともに、周壁部13を外壁部52が外側から取り囲むように構成されている。また、アンダーカット係合する外向き凸部15と内向き凸部52aが外壁部52の内側に配置されているため外部から視認し難くなっている。このような構成により、空の外容器20を使用しない限りは、キャップ付き内容器1のキャップ50と内容器10とを簡単に取り外すことができない。このため、未使用状態の内容器10の不正使用を防止することが可能となる。また、不正使用を防止するために、内容器10とキャップ50以外の他の部材を必要としない構成であるため、部品数が少なく、構造が簡易である。さらに、空の外容器20に対してキャップ付き内容器1を押し込む操作のみで、内容器10からキャップ50を取り外し、且つ、外容器20内に内容器10を配置することができる。すなわち、簡単な操作で、キャップ50の取り外しと、内容器10の外容器20への配置を同時に行うことができる。
なお、内容器10にキャップ50を装着した装着状態において、キャップ50の外壁部52は、内容器10の周壁部13の軸方向の半分以上を覆うように構成されていることが好ましい。これによれば、キャップ50が内容器10からより取り外し難くなるため、不正使用防止効果を高めることができる。またこのような観点から、外壁部52は、装着状態において周壁部13の下端部近傍まで延在していることがより好ましい。また、装着状態において内容器10の底壁部14は、キャップ50の外壁部52よりも下方に露出していることが好ましく、これによれば、外容器20に対してキャップ付き内容器1を挿入する際に底壁部14を外部から視認できるので位置合わせが容易となる。
また、外容器20の側壁部23に傾斜面部23aを設けることにより、外容器20に対する内容器10の装着がよりスムーズになる。すなわち、傾斜面部23aに対して摺動面部52bが摺動して、キャップ50の外壁部52をより滑らかに径方向外側に変形させることができ、挿入時に引っ掛かり難くなる。また、傾斜面部23aに対して摺動面部52bが摺動することにより、外容器20の中心軸に対してキャップ50の中心軸が一致するように誘導されるため、キャップ50が装着された内容器10と外容器20との位置わせが容易となる。
また、摺動面部52bは、外壁部52の先端付近に設けられていることが好ましく、これによれば、摺動面部52bを外容器20の側壁部23に対して摺動させる際に視認し易く、位置合わせが容易となる。また、摺動面部52bが外壁部52の先端付近に設けられていることで、外壁部52の変形の支点となる天壁部51との連結部(外壁部52の上端)から摺動面部52bまでの距離が大きくなるので、外壁部52を変形させ易くなり、キャップ付き内容器1を外容器20に押し込む際に必要な力を小さくすることができる。
また、本実施形態にあっては、封止筒部51bが周壁部13の内周面に全周にわたって当接することにより、キャップ50の密閉性を高めることができる。また、封止筒部51bが周壁部13の内周面に当接することで、周壁部13と天壁部51との相対的な位置ずれが防止され、キャップ50の脱落防止効果、及びキャップ50の不正開封防止効果を高めることができる。また、キャップ50が装着された内容器10を外容器20の内側に挿入していく過程において、上壁部51eを押し込むことで封止筒部51bが径方向内側に向けて変形するよう構成されていることにより、キャップ50から内容器10が離脱し易くなり、外容器20への装着の精度を高めることができる。
以下に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と基本的な機能が同一である部分は、図中、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本発明の他の実施形態に係るキャップ付き内容器2を示している。キャップ付き内容器2は、内容器10と、キャップ150とを備えている。なお、内容器10は、図1に示す先の実施形態の内容器10と共通の構成としている。
キャップ150は、天壁部51と、外壁部152とを備える。なお、天壁部51の構成は、図1に示す先の実施形態のキャップ50と同様である。キャップ150には、外壁部152の上端部から軸方向に延在し、外壁部152を貫通する切り欠き部152cが形成されている。なお、本例において切り欠き部152cは、周方向における6箇所に均等に配置されているが、これに限られず、6箇所未満でもよいし、7箇所以上設けてもよく、その位置も特に限定されない。また、キャップ150の外壁部152の内周面に設けられた被係合部としての内向き凸部152aは、切り欠き部152cの下端部に設けられている。より詳細には、内向き凸部152aにおける外向き凸部15との係合面が、切り欠き部152cの下端部に形成される端面152d(上方を向く面)に連続している。なお、キャップ付き内容器2における内容器10を、外容器20に装着する際の操作は、先の実施形態と同様である。
本実施形態のキャップ付き内容器2においても、未使用状態の内容器10の不正使用を防止することが可能となる。また、部品数が少なく、構造が簡易であるため、製造も容易である。さらに、空の外容器20に対してキャップ付き内容器2を挿入して押し込む簡単な操作で、キャップ150の取り外しと、内容器10の外容器20への配置を同時に行うことができる。
また、本実施形態のキャップ付き内容器2にあっては、被係合部としての内向き凸部152aが、切り欠き部152cの端部に設けられているため、分割された割り金型を用いた射出成形により、内向き凸部152aにおける外向き凸部15との係合面を、軸線Cに対して垂直な面で形成することができる。これにより、外向き凸部15と内向き凸部152aとのアンダーカット係合が強くなるため、キャップ150の脱落防止効果、及びキャップ150の不正開封防止効果を高めることが可能となる。
以上、図示例に基づき説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものである。例えば、先の実施形態ではアンダーカット係合する係合部と被係合部を外向き凸部15と内向き凸部52aとで構成したが、これに限定されず、何れか一方を凹部で構成してもよい。また、本実施形態において周壁部13及び外壁部52は、断面が円形となる円筒状としているが、これに限られず、例えば断面が多角形等の種々の形状を採用可能である。また、キャップ50の外壁部52には、その先端から上方に延びる切欠きや貫通孔等が設けられていてもよい。また、外容器20と外蓋40とはねじ係合に限らず、着脱可能にアンダーカット係合する構成としてもよい。
1 キャップ付き内容器
2 キャップ付き内容器
10 内容器
11 内容物収容部
12 開口部
13 周壁部
14 底壁部
15 外向き凸部(係合部)
15a 傾斜面部
16 厚肉部
17 嵌合部
20 外容器
21 内容器収納部
22 開口部
23 側壁部
23a 傾斜面部
24 底壁部
25 雄ねじ部
26 口部
27 支持部
28 被嵌合部
29 底壁開口
40 外蓋
41 外筒部
42 頂壁部
43 雌ねじ部
44 パッキン
50 キャップ
51 天壁部
51a 環状壁部
51b 封止筒部
51c 下部環状壁
51d 内筒部
51e 上壁部(押圧部)
51f 縦リブ
52 外壁部
52a 内向き凸部(被係合部)
52b 摺動面部
150 キャップ
152 外壁部
152a 内向き凸部(被係合部)
152b 摺動面部
152c 切り欠き部
152d 端面
C 軸線
P 二重容器
S 内容物

Claims (8)

  1. 有底筒状の外容器の内側に配置されて二重容器を構成する内容器と、内容物が充填され未使用状態の前記内容器に対して装着されるキャップとを備えた、詰め替え用のキャップ付き内容器であって、
    前記内容器は、一端に開口部を有する筒状の周壁部と、該周壁部の他端を閉塞する底壁部とを備え、
    前記キャップは、前記内容器に装着された装着状態において前記開口部を閉塞する天壁部と、該天壁部に連なり前記周壁部を外側から取り囲む筒状の外壁部とを備え、
    前記外壁部の内周面には、前記周壁部の外周面に設けられた係合部にアンダーカット係合する被係合部と、該被係合部よりも前記外壁部の先端側で該先端に向けて径方向外側に傾斜する摺動面部とが設けられており、
    前記キャップが装着された前記内容器を前記底壁部側から前記外容器の内側に挿入していく過程において前記摺動面部が前記外容器の側壁部に対して摺動して前記外壁部が径方向外側に変形することにより、前記係合部に対する前記被係合部のアンダーカット係合が解除されて、前記内容器が前記キャップから離脱するよう構成されていることを特徴とする、キャップ付き内容器。
  2. 前記装着状態において、前記外壁部が、前記周壁部の軸方向の半分以上を覆うように構成されている、請求項1に記載のキャップ付き内容器。
  3. 前記摺動面部は、前記外壁部の先端付近に設けられている、請求項1または2に記載のキャップ付き内容器。
  4. 前記天壁部は、前記装着状態において前記周壁部の内周面に当接する封止筒部を有する、請求項1〜3の何れか一項に記載のキャップ付き内容器。
  5. 前記天壁部は、前記封止筒部の径方向内側に設けられた押圧部を有し、
    前記キャップが装着された前記内容器を前記外容器の内側に挿入していく過程において該押圧部を押し込むことにより、前記封止筒部が径方向内側に向けて変形するよう構成されている、請求項4に記載のキャップ付き内容器。
  6. 前記内容器は、前記底壁部の下面から突出し、前記外容器の被嵌合部に対して嵌合可能な嵌合部を有する、請求項1〜5の何れか一項に記載のキャップ付き内容器。
  7. 前記係合部が、前記周壁部の外周面から突出する外向き凸部であり、前記被係合部が、前記外壁部の内周面から突出する内向き凸部である、請求項1〜6の何れか一項に記載のキャップ付き内容器。
  8. 前記外壁部には、前記天壁部から前記外壁部の先端に向けて軸方向に延在する切り欠き部が形成されており、
    前記被係合部が、前記切り欠き部の端面に設けられている、請求項7に記載のキャップ付き内容器。
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