JP7188857B2 - 本容器及び詰替え容器の組み合わせ - Google Patents
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また2段容器として、上方から見て矩形の下側本容器及び上側本容器を上下方向に積み重ね、かつこれら両本容器の角部同士を縦向きの枢着軸で枢着させ、上側容器を水平方向への回転によりスライドさせ、前記下側本容器の開口部が上側本容器の下面から開放されるように構成したものが知られている(特許文献2)。
こうした場合には、使い切った内容物収納皿を簡単に付け替えできることが望ましく、そうでないと、例えば前述の化粧用クリーム及びパウダーの場合には、同じ色の組み合わせしかできない。
またどちらか一方の本容器を使い終わると、他方の本容器の中身が無駄になってしまう。
また特許文献1は、単一の容器に対する詰替え技術を開示しており、多段容器の各段の内容物収納皿を簡単に詰め替えることには言及していない。
本発明の第2の目的は、本容器の内容物収納皿を取り外すための治具と交換用皿とを組み込んだ詰替え容器を提供することである。
本発明の第3の目的は、詰替え作業が容易である本容器を積み上げてなる多段容器を提供することである。
前記本容器44は、底壁48の周端部から外周壁56を起立させた容器体46と、この容器体46内に嵌合された有底筒状の内容物収納皿4Fとを有し、前記容器体46の底壁48に底穴50を開口するとともに、当該容器体46内に嵌合された前記内容物収納皿4Fの底板6から、前記底穴50内へ突入する係合突片12を垂設させ、この係合突片12を、下方からの突き上げにより解離可能に前記底穴50の穴周面52に係止させており、
前記詰替え容器2は、前記内容物収納皿4Fと同一の構造を有する交換用皿4Eと、この交換用皿4Eの上面を塞ぐ蓋体16とを有し、
この蓋体16は、前記交換用皿4Eの開口面8aを覆う蓋板18の上面から前記底穴50内へ挿入可能な押圧用ボス24を上方へ突設させてなり、かつ、
前記蓋板18の周縁の一部から折曲げ線28を介して摘み板部32を側外方へ延設させており、
前記容器体46は、前記外周壁56の上部に被当接面Gを有しており、
前記摘み板部32の下面からは当接用垂片34が垂設されており、
この当接用垂片34は、前記内容物収納皿4Fに替えて前記容器体46内に前記詰替え容器2の交換用皿4Eを嵌挿したときに、前記当接用垂片34が前記被当接面Gに当接することにより、前記摘み板部32を押し上げることが可能な垂下長を有する。
前記本容器44は、底壁48に底穴50を開口させた容器体46と、この容器体46内に嵌合された内容物収納皿4Fとを有し、内容物収納皿4Fの底板6から垂設させた係合突片12を前記底穴50に突入させるとともに、この係合突片12を、下側からの突き上げにより解離可能に底穴50に係止させている。
前記詰替え容器2は、前記内容物収納皿と同一の構造を有する交換用皿4Eと、交換用皿4Eの開口面8aを閉塞する蓋体16とを有し、この蓋体16から前記底穴50内へ挿入可能な押圧用ボス24を起立している。従ってこの押圧用ボス24を前記底穴50内へ挿入することにより、内容物収納皿4Fを容易に取り外し、交換用皿4Eと交換することができる。
また本手段では、図1(A)に示す如く、蓋体16の蓋板18の周縁の一部から折曲げ線28を介して摘み板部32を側外方へ延設させている。この摘み板部32の下面には当接用垂片34が形成されている。そして図6(B)に示す如く、前記容器体46内に詰替え容器2の交換用皿4Eを嵌挿させると、前記当接用垂片34の下端が前記容器体46の外周壁56の上部に形成された被当接面Gに当接して、摘み板部32が押し上げられる。従って、この摘み板部32を摘んで、前記蓋体16を前記交換用皿4Eから取り外すことが容易である。
これら係止爪12aの上部の側外面と前記底穴50の穴周面52とに相互にかみ合う抜止め突条14、54を設け、
前記押圧用ボス24の上端部に、前記底穴50への前記押圧用ボス24の挿入により、前記複数の係止爪12aを内方へ押し込むことが可能な押圧面Pを有する。
内容物を収納させるとともに有底筒状に形成した、前記容器体46内へ嵌挿させるための交換用皿4Eと、この交換用皿4Eの開口面8aを塞ぐ蓋体16とを備えており、
前記蓋体16は、前記交換用皿4Eの開口面8aを覆う蓋板18を有し、
この蓋板18の上面から、上端側に押圧面Pを有する押圧用ボス24を、また前記交換用皿4Eの底板6から、下端側に押圧受面Rを有する係合突片12を、垂直方向の反対向きに突設させ、
前記押圧面P及び前記押圧受面Rを垂直方向から見て重なり合う位置に配置させており、
前記蓋板18の周縁の一部から折曲げ線28を介して摘み板部32を側外方へ延設させており、前記摘み板部32の下面からは、前記容器体46内に前記交換用皿4Eを嵌挿させたときに前記外周壁56の上部に当接させるための当接用垂片34が垂設されている。
この構成によれば、本容器44の内容物収納皿を前記交換用皿4Eと交換する際に、当該交換用皿4Eとともに内容物収納皿の交換作業に用いる押圧用ボス24を一つの詰替え容器2に組み込んでいるので、皿交換用の治具を別途用意する必要がなく便利である。
また本手段では、図1(A)に示す如く、蓋体16の蓋板18の周縁の一部から折曲げ線28を介して摘み板部32を側外方へ延設させている。この摘み板部32の下面には当接用垂片34が形成されている。そして図6(B)に示す如く、前記容器体46内に詰替え容器2の交換用皿4Eを嵌挿させると、前記当接用垂片34の下端が前記容器体46の外周壁56の上部に形成された被当接面Gに当接して、摘み板部32が押し上げられる。従って、この摘み板部32を摘んで、前記蓋体16を前記交換用皿4Eから取り外すことが容易である。
第2の手段に係る発明によれば、内容物収納皿4Fの底板6に配置した複数の係止爪12aが、前記押圧用ボス24での突き上げにより内方へ押し込まれることで、係止爪12aと底穴50とに設けた抜止め突条14、54が解離するように設けたから、簡単な操作で係止爪12aの係止状態を解除できる。
第1の手段及び第3の手段に係る発明によれば、蓋体16の蓋板18の周縁の一部から折曲げ線28を介して下面に当接用垂片34を有する摘み板部32を側外方へ延設させ、内容物収納皿4Fに替えて前記容器体46内に詰替え容器2の交換用皿4Eを嵌挿したときに、前記当接用垂片34が前記容器体46の被当接面Gに当接するようにしたから、前記摘み板部32を押し上げることができ、交換用皿4Eから蓋体16を取り外すことが容易である。
第3の手段に係る発明によれば、交換用皿4Eと蓋体16とで構成する詰替え容器2において、前記蓋体16から、上端側に押圧面Pを有する押圧用ボス24を、また前記交換用皿4Eの底板6から、下端側に押圧受面Rを有する係合突片12を、垂直方向の反対向きに突設させたから、本容器44の内容物収納皿4Fを外すための治具である押圧用ボス24を詰替え容器2に組み込むことができ、便利である。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る詰替え容器2を示している。
詰替え容器2は、交換用皿4Eと、蓋体16とで構成されている。これら各部材は、例えば合成樹脂材で形成することができる。
また前記底板6の中央部からは、係合突片12が下方へ突設されている。図示例の係合突片12は、図2に示す如く、ほぼ同一形状の複数(図示例では4個)の係止爪12aからなる。これら係止爪12aは、後述の容器体46の底穴50へ挿入させるための部位であり、相互に間隔をあけて内方への弾性変形が可能に形成されている。前記係止爪12aは、下端部外面に押圧受面Rを有し、かつ側外面の上部に皿側抜止め突条14を有する。この皿側抜止め突条14は、後述の底穴50の容器側抜止め突条54と係合させるための部位である。
ここで前記係合突片12は、例えば皿側抜止め突条14付きの筒体として構成することもできるが、この構成に比べて、複数の係止爪12aとした方が変形させ易く、抜止め突条同士の係合をより小さな力で解除させることができる。
図示例では、前記蓋板18の外周部に比べて残りの蓋板部分を高く隆起させた隆起部22としている。
また前記蓋板18の中心部からは、押圧用ボス24を起立している。図示例の押圧用ボス24は、前記蓋板18の中心部を有頂筒状に隆起させて、ボス周壁24aの上端を頂壁24bで閉塞させた形状とするとともに、この頂壁24bの外周からリング状係合部24cを上方へ突設させている。このリング状係合部24cの内周面は、テーパ状の押圧面Pに形成している。
前記押圧用ボス24は、図5に示す如く、後述の本容器44の容器体46内に収納された内容物収納皿4Fを下から突き上げ、取り外すための治具である。
また前記蓋体16には、前記蓋板18の周端部の複数箇所(図示例では4か所)から側外方へ摘み部30を突出するとともに、各摘み部30の間に、上方から見て内側に浅くくぼむ凹欠部26が形成されている。
図示例の摘み部30は、前記蓋板18の周端部から、図1に示す如く、折曲げ線28を根元側に有する摘み板部32を突設するとともに、この摘み板部32から、同図に点線で示すように、上方から見て円弧状の当接用垂片34を垂下している。
前記折曲げ線28は、前記摘み部30の回転軸として前記摘み板部32の突出方向と直交する方向に直線的に形成する。図示例の折曲げ線28は、前記摘み板部32の上面側に凹設された浅い凹溝として形成されている。
前記当接用垂片34の機能は、詰替え容器2の交換用皿4Eを後述の本容器44の容器体46内へ嵌合させたときに、後述の被当接面Gに当接して前記摘み板部32を押し上げることである。前記当接用垂片34の垂下長は、前記機能を担保できるように設計する。
また前記当接用垂片34の内面には、前記鍔部10より下側に位置させて、この鍔部10の抜止めのための抜止め用凸部36を付設している。
図示例では、図1(B)に示す状態で、前記抜止め用凸部36を、前記鍔部10下面から離して設けている。
こうすることで、図6(A)から図6(B)に示すように、前記折曲げ線28を中心として前記摘み部30が回転して押し上げられるときに、前記抜止め用凸部36が前記鍔部10の下面に当たって前記摘み部30の回転を妨げることがないようにしている。
また図示例では、前記摘み板部32を、前記当接用垂片34よりも側外方へ延設している。また図示例では、図1(A)に示す4つの摘み部30のうちで同図左側の摘み部30Bについては、残りの摘み部30Aに比べて、前記摘み板部32を側外方へ長く設け、その摘み板部32の先端部下面に指掛部38を付設している。
多段容器42は、複数の本容器44を縦方向に積み重ねている。これら本容器は例えば合成樹脂で形成することができる。
本実施形態では、第1本容器44Aの上に第2本容器44Bを積み重ねた2段容器としているが、3段以上の段数としても構わない。
さらに図示例では、多段容器42は、図3(B)に示す如く、第1本容器44A及び第2本容器44Bと、補助キャップ60と、下側カバー70と、上側カバー72とで形成している。
本実施形態においては、前記第2本容器44Bは密閉性を要するクリーム容器であり、前記補助キャップ60で密閉させている。
他方、前記第1本容器44Aは、密閉性を必要としないパウダー容器であり、後述の枢着軸Aにより、前記第2本容器44Bと連結され、この第2本容器44Bが前記第1本容器44Aの上面を覆う蓋の役目をしている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
各本容器44は、図1(B)に示す如く、容器体46と内容物収納皿4Fとで形成されている。
前記容器体46は、底壁48の周端部から外周壁56を起立しており、図示例において低背かつ広口の構造を有する。前記外周壁56の上端側に前記当接用垂片34の下端と当接する被当接面Gが形成されている。
また図示例では、前記容器体46の平面形状を、矩形(正方形)としている。
前記底壁48の中心部には、底穴50が開口されている。この底穴50の穴周面52の上端部には、容器側抜止め突条54を周設している。また前記底穴50の周囲には下方へ突出するリム49が形成されている。
前記容器体46内には、前記内容物収納皿4Fが嵌合されている。この内容物収納皿4Fは、既述交換用皿4Eと基本的に同じ構造を有するものとするとよい。この明細書では、説明の便宜上、新たな交換用皿4Eが容器体46内に組み込まれるまでは、内容物収納皿4Fと交換用皿4Eとを区別して解説する。前記交換用皿4Eについて記載した説明は、前記内容物収納皿4Fに援用する。
そして内容物収納皿4Fの底板6から垂下する係合突片12を前記底穴50内へ突入させている。
図示例では、図3(A)に点線で示すように、前記係合突片12を構成する4本の係止爪12aが、それぞれ前記底穴50の穴周面52に沿って配置されている。
そして各係止爪12aが有する皿側抜止め突条14が、前記容器側抜止め突条54の下面側に係止されている。
また各係止爪12aの下端部と前記穴周面52との間には隙間gが形成されている。
前記第1容器体46Aの外周壁を、第1外周壁56Aというものとする。
前記第1外周壁56Aは、本実施形態において、円筒形の内周面とほぼ四角筒形の外周面を有する。そして、この外周面のうち前記四角筒の角以外の場所に、肉抜き用の空洞部V1を形成している。図示の空洞部V1の上端は庇状の閉塞部56aで閉塞されている。
図示例において、前記閉塞部56aは、前記第1外周壁56Aの上端面と比べて段差Sを介して高く形成されている。この段差Sには前記鍔部10の周端が嵌め込まれている。
前記第1外周壁56Aの上端面の一部(図示例では前記閉塞部56aの上方部分)には第1被当接面G1を設ける。
この第1被当接面G1の断面形状は、図3(B)に示す如く、下方へ弓状にくぼむ形状である。
この第1被当接面G1には、前記内容物収納皿4Fを交換用皿4Eに交換する際に、前記詰替え容器2の当接用垂片34下端が当接する。これについては後述する。
本実施形態では、前記第1本容器44Aは密閉性を要しないものとしているので、前記第1容器体46Aの開口部は、第2本容器44Bの下面によって覆われているだけで、閉塞されていない。もっとも密閉性を要する場合には、例えば図5(A)に想像線で示すシール蓋Lで剥離可能に密閉すれば良い。
前記第2本容器44Bの容器体である第2容器体46Bは、前記第1本容器44Aの上面を覆う蓋としての役割を兼ねる。
前記第2容器体46Bは、底壁48の周端部から起立する円筒形の外周壁(第2外周壁56Bという)を有する。
但し、この第2外周壁56Bは、図3(B)に示す通り、前記第1外周壁56Aよりも小径に形成されている。前記第2外周壁56Bの外側に、後述の補助キャップ60のキャップ周壁64を装着するスペースを確保するためである。
前記第2外周壁56Bの外面には、容器側ネジ部56bが形成されている。
また前記第2外周壁56Bの上端部外面には、上方に向かって縮径するテーパ形状の第2当接面G2が形成されている。
また第2容器体46Bの底壁48の周端部からは、矩形の輪郭を有する延長壁部48aを側外方へ延出している。この延長壁部48aの輪郭は、第1本容器を上方からみたときの輪郭とほぼ一致する。
そして図3(A)に点線で示す、前記延長壁部48aの一つの角部48cと、前記第1外周壁56Aの対応箇所とを、枢着軸Aで枢着している。
この枢着軸Aは、前記延長壁部48a及び前記第1外周壁56Aの上端面の一方から垂直に突出する軸棒を、他方に形成した軸穴に回転可能に嵌着すれば良い。
この枢着軸Aを中心として、第2本容器44Bを、前記第1本容器44Aの真上にある位置から、図4(A)に示すように、第1本容器44Aの上面の大半が開放される位置へ、回転させ、スライドさせることができる。
前記第2外周壁56Bの下端部外面と前記延長壁部48aの上面の間に亘って、回り止め板部48bが形成されている。
前記シール周壁62は、前記第2本容器44Bの内容物収納皿4Fの開口部内に密嵌されている。
また前記キャップ周壁64は、前記第2外周壁56Bに嵌合されている。
本実施形態のキャップ周壁64は、第1外周壁56Aと同様に、円筒形の内周面とほぼ四角筒形の外周面とを有する。
そして、この外周面のうち前記四角筒の角以外の場所において、前記キャップ周壁64の上半部を肉抜きして、空洞部V2を形成している。またキャップ周壁64の上半部の内面には、前記容器側ネジ部56bとかみ合うキャップ側ネジ部65が形成されている。
さらに前記キャップ周壁64の下端部の内側を環状に切り欠き、この切欠き箇所に、回り止め受板部66を形成している。この回り止め受板部66は、前記回り止め板部48bと当接可能に形成されている。
前記下側カバー70は、前記第1本容器44Aの底壁48及び第1外周壁56Aを覆う有底筒状の形状に形成されている。
前記上側カバー72は、前記補助キャップ60の頂板61及びキャップ周壁64を覆う有頂筒状の形状に形成されている。
次に図5(A)に示すように、前記詰替え容器2の押圧用ボス24を、第1容器体46Aの底穴50に向かい合わせ、この底穴50の穴周面52及び係止爪12aの隙間gに前記押圧用ボス24のリング状係合部24cを挿入する。
なお、図5では、説明の簡単のため、第2本容器44Bの作図を省略している。
そして、図5(B)に示す如く、前記リング状係合部24cの内側の押圧面Pで前記係止爪12aの下端部外面の押圧受面Rを押圧すると、同図に想像線で示すように、前記係止爪12aは内側へ屈曲し、容器側抜止め突条54及び皿側抜止め突条14が分離する。
そして、図5(C)に示す如く、押圧用ボス24をさらに突き上げると、前記内容物収納皿4Fが第1容器体46Aから離脱する。
次に、図6(A)に示す如く、前記詰替え容器2の交換用皿4Eを、前記第1容器体46Aの開口部に向かい合わせる。
そして、図6(B)に示す如く、前記交換用皿4Eを前記第2容器体内へ挿入する。そうすると交換用皿4Eの係止爪12aも前記第1容器体46Aの底穴50内に挿入される。
これとともに、前記摘み部30の当接用垂片34の下端が、前記第1容器体46Aの第1被当接面G1に衝突し、この第1被当接面G1の下向き弓状に輪郭に沿って外方へ摺動することにより、前記摘み部30が前記折曲げ線28を中心として回転して、前記摘み板部32が押し上げられる。
さらに、図6(C)に示すように、詰替え容器2を押し下げると、前記係止爪12aの容器側抜止め突条54が前記底穴50の皿側抜止め突条14を乗り越えてこの皿側抜止め突条の下面に係止する。
これにより、前記交換用皿4Eが前記第1容器体46A内でロックされる。
また前記摘み部30がさらに回転して前記摘み板部32がより押し上げられる。
これら摘み板部32に指をかけて、前記交換用皿4Eから前記蓋体16を引き離すことができる。
これにより、第1容器体46A内に組み込まれた交換用皿を新たな内容物収納皿4Fとして使用することができる。
そして前記枢着軸Aを中心として前記第2本容器44Bを回転させて、その下面を第1本容器44Aから開放させる。
次に、前記詰替え容器2の押圧用ボス24を用いて、前記内容物収納皿4Fを突き上げ、前記第2容器体46Bから前記内容物収納皿4Fを取り外す。
そして図7に示すように、前記第2容器体46B内に詰替え容器2の交換用皿4Eを挿入する。
これにより、前記折曲げ線28を中心として前記摘み部30が回転し、前記摘み板部32が押し上げられる。この摘み板部32を摘んで、前記交換用皿4Eから前記蓋体16を取り外すことができる。
(1)第1本容器44A及び第2本容器44Bのそれぞれに対して交換用皿4Eを簡単に付け替えることができる。
従って、例えば化粧に用いるクリーム及びパウダーのように、相互に密接な使用関係にある異種の内容物を、第1本容器44A及び第2本容器44Bに収納して、相乗的な効果(異なる色の組み合わせをすることができるなど)を高めるとともに、どちらかの一方の本容器を使い終わっても、他方の本容器内の内容物が無駄になることがない。
(2)製造時においても、前記交換用皿4Eの交換と同じように、第1本容器44Aに対して第2本容器44Bを回転スライド操作することにより、前記内容物収納皿4Fを、前記第1容器体46A及び前記第2容器体46Bに組み付けることができる。
従って、例えば前記第1容器体46A及び前記第2容器体46B内にそれぞれ内容物収納皿4Fを嵌合させ、各皿に内容物を充填し、多段容器42として組み立てるという製造工程に比べれば、手間がかからない。
(3)前記第1本容器44A及び前記第2本容器44Bともに、前記内容物収納皿4Fを容易に着脱できるため、内容物の用途に応じて内容物収納皿を入れ替えることで、内容物の組み合わせのレパートリーが増え、利便性が高まる。
また店頭で消費者の要望での組み合わせを変えて、販売することができる。
8…筒周壁 8a…開口面
10…鍔部 12…係合突片 12a…係止爪 14…皿側抜止め突条
16…蓋体 18…蓋板 20…シール筒部 22…隆起部 24…押圧用ボス
24a…ボス周壁 24b…頂壁 24c…リング状係合部
26…凹欠部 28…折曲げ線
30、30A、30B…摘み部 32…摘み板部 34…当接用垂片
36…抜止め用凸部 38…指掛け部
42…多段容器 44…本容器 44A…第1本容器 44B…第2本容器
46…容器体 46A…第1容器体 46B…第2容器体
48…底壁 48a…延長壁部 48b…回り止め板部 48c…角部
49…リム
50…底穴 52…穴周面 54…容器側抜止め突条
56…外周壁 56A…第1外周壁 56B…第2外周壁 56a…閉塞部
56b…容器側ネジ部
60…補助キャップ 61…頂板 62…シール周壁 64…キャップ周壁
65…キャップ側ネジ部 66…回り止め受板部
70…下側カバー 71…通過孔 72…上側カバー
A…枢着軸 C…本容器及び詰替え容器の組み合わせ
G…被当接面 G1…第1被当接面 G2…第2被当接面 g…隙間
L…シール蓋 P…押圧面 R…押圧受面 S…段差 V1、V2…空洞部
Claims (3)
- 本容器及びこの本容器への内容物の詰替え作業のための詰替え容器の組み合わせであって、
前記本容器(44)は、底壁(48)の周端部から外周壁(56)を起立させた容器体(46)と、この容器体(46)内に嵌合された有底筒状の内容物収納皿(4F)とを有し、前記容器体(46)の底壁(48)に底穴(50)を開口するとともに、当該容器体(46)内に嵌合された前記内容物収納皿(4F)の底板(6)から、前記底穴(50)内へ突入する係合突片(12)を垂設させ、この係合突片(12)を、下方からの突き上げにより解離可能に前記底穴(50)の穴周面(52)に係止させており、
前記詰替え容器(2)は、前記内容物収納皿(4F)と同一の構造を有する交換用皿(4E)と、この交換用皿(4E)の上面を塞ぐ蓋体(16)とを有し、
この蓋体(16)は、前記交換用皿(4E)の開口面(8a)を覆う蓋板(18)の上面から前記底穴(50)内へ挿入可能な押圧用ボス(24)を上方へ突設させてなり、かつ、
前記蓋板(18)の周縁の一部から折曲げ線(28)を介して摘み板部(32)を側外方へ延設させており、
前記容器体(46)は、前記外周壁(56)の上部に被当接面(G)を有しており、
前記摘み板部(32)の下面からは当接用垂片(34)が垂設されており、
この当接用垂片(34)は、前記内容物収納皿(4F)に替えて前記容器体(46)内に前記詰替え容器(2)の交換用皿(4E)を嵌挿したときに、前記当接用垂片(34)が前記被当接面(G)に当接することにより、前記摘み板部(32)を押し上げることが可能な垂下長を有することを特徴とする、本容器及び詰替え容器の組み合わせ。 - 前記係合突片(12)を、前記底穴(50)の穴周面(52)に沿うように前記内容物収納皿(4F)の底板(6)に配置された複数の係止爪(12a)で形成するとともに、
これら係止爪(12a)の上部の側外面と前記底穴(50)の穴周面(52)とに相互にかみ合う抜止め突条(14、54)を設け、
前記押圧用ボス(24)の上端部に、前記底穴(50)への前記押圧用ボス(24)の挿入により、前記複数の係止爪(12a)を内方へ押し込むことが可能な押圧面(P)を有することを特徴とする、請求項1に記載の本容器及び詰替え容器の組み合わせ。 - 上端開口の外周壁(56)を有する容器体(46)への内容物の詰替え作業のための詰替え容器であって、
内容物を収納させるとともに有底筒状に形成した、前記容器体(46)内へ嵌挿させるための交換用皿(4E)と、この交換用皿(4E)の開口面(8a)を塞ぐ蓋体(16)とを備えており、
前記蓋体(16) は、前記交換用皿(4E)の開口面(8a)を覆う蓋板(18)を有し、
この蓋板(18)の上面から、上端側に押圧面(P)を有する押圧用ボス(24)を、また前記交換用皿(4E)の底板(6)から、下端側に押圧受面(R)を有する係合突片(12)を、垂直方向の反対向きに突設させ、
前記押圧面(P)及び前記押圧受面(R)を垂直方向から見て重なり合う位置に配置させており、
前記蓋板(18)の周縁の一部から折曲げ線(28)を介して摘み板部(32)を側外方へ延設させており、前記摘み板部(32)の下面からは、前記容器体(46)内に前記交換用皿(4E)を嵌挿させたときに前記外周壁(56)の上部に当接させるための当接用垂片(34)が垂設されていることを特徴とする、詰替え容器。
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