JP6706537B2 - レフィール容器を有する二重容器 - Google Patents

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本発明は、レフィール容器を有する二重容器に関するものである。
例えば下記特許文献1に示されるように、内容物を収容する有底筒状のレフィール容器と、レフィール容器を収納した有底筒状の外容器と、を備えた二重容器が従来から用いられている。この二重容器では、レフィール容器の係合部と外容器の被係合部とが係合することにより、通常使用時においてレフィール容器を外容器に固定しつつ、該係合を解除することにより、レフィール容器を外容器から取り外すことを可能にしている。
実開平5−34129号公報
この種の二重容器では、レフィール容器を交換する際の操作性を向上することについて、改善の余地があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、レフィール容器の係合部と外容器の被係合部との係合を解除するための操作力を低減し、操作性を向上させた二重容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の二重容器は、内容物を収容する有底筒状のレフィール容器と、前記レフィール容器を収納した有底筒状の外容器と、を備えた二重容器において、前記レフィール容器は、該レフィール容器の底面から下方に向けて突出する係合部を有し、前記外容器の底壁部に弾性部が形成され、該弾性部に、前記係合部と係合する被係合部が立設され、前記弾性部の弾性変形により、前記係合部と前記被係合部との係合が解除されることを特徴とする。
本発明の二重容器によれば、外容器の底壁部に弾性部が形成され、この弾性部に、レフィール容器の係合部と係合する被係合部が形成されている。そして、弾性部を弾性変形させることにより、係合部と被係合部との係合が解除されため、例えばこのような弾性部を備えていない二重容器と比較して、この係合を解除するための操作力を低減することができる。
ここで、前記弾性部は前記底壁部の径方向に延在し、前記被係合部は、前記弾性部のうち前記係合部よりも径方向の外側に位置する外周部に配設されていてもよい。
この場合、弾性部が径方向に延在し、被係合部がこの弾性部のうち外周部に配設されているため、例えば弾性部のうち外周部よりも径方向の内側に位置する部分を押圧することによって、被係合部が配設された部分と押圧する部分との間の距離を大きくすることができる。これにより、弾性部のうち押圧されて変位する部分の変位量を大きくして、弾性部を弾性変形させるための操作力を低減させつつ、被係合部を変位させることができる。
さらに、被係合部が係合部よりも径方向の外側に配設されているため、弾性部の弾性変形に伴って被係合部を径方向の外側に向けて変位させることで、被係合部が係合部から離間し、より確実に係合部と被係合部との係合を解除することができる。
また、前記弾性部は、下方に向けて突の曲面状に形成されていてもよい。
この場合、弾性部を上方に向けて押圧すると、下方に向けて突の曲面状に形成された弾性部が平坦な形状になるように、若しくは反転変形するように弾性変形するのに伴って、弾性部の外周部に立設された被係合部が外側に向けて変位し易くなる。これによって、より確実に係合部と被係合部との係合を解除することができる。
また、前記外容器における前記底壁部および周壁部は、互いに別体となっていてもよい。
この場合、内径や高さなどの寸法を変更した周壁部を底壁部に取り付けることにより、外容器の形状を適宜変更することが可能となり、様々な形状のレフィール容器に容易に対応可能な二重容器を提供することができる。
本発明によれば、レフィール容器の係合部と外容器の被係合部との係合を解除するための操作力を低減し、操作性を向上させた二重容器を提供することができる。
本実施形態に係る二重容器の一部縦断面図である。 図1の二重容器の下面図である。 図1の二重容器において、レフィール容器を外容器から取り外す際の説明図である。 新たなレフィール容器に交換キャップが取り付けられている場合において、(A)は新たなレフィール容器が外容器に固定される直前の状態を示す図であり、(B)交換キャップのレフィール容器に対する係止が解除された状態を示す図であり、(C)は交換キャップが新たなレフィール容器から取り外された状態を示す図である。
以下、本実施形態に係る二重容器の構成を、図1を参照しながら説明する。
図1に示すように、二重容器1は、内容物を収容する有底筒状のレフィール容器10と、レフィール容器10を収納した有底筒状の外容器3と、外容器3に着脱自在に取り付けられて、レフィール容器10の口部10aを閉塞する外装キャップ9と、を備えている。
二重容器1は、例えばクリーム等の内容物を収容したレフィール容器10を備えるジャー容器として用いることができる。
ここで本実施形態では、レフィール容器10および外容器3の中心軸は共通の中心軸O上に配置されている。以下では、中心軸O方向に沿う外容器3の底壁部20側を下側といい、レフィール容器10の口部10a側を上側という。また、中心軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向から見た平面視において、中心軸Oに直交する方向を径方向といい、中心軸O回りに周回する方向を周方向という。
(外容器)
外容器3は、前述の底壁部20と、底壁部20から上方に向けて延びる筒状に形成された周壁部30と、を有する。
周壁部30は、下筒31と、下筒31の上端開口縁から径方向の内側に向けて延在する段部32と、段部32の内周縁から上方に向けて延在する上筒33と、を有する。上筒33の内径および外径は、下筒31の内径および外径よりも小さい。下筒31の内周面における下端部には、底壁部20の後述する嵌合突部23にアンダーカット嵌合される嵌合部34が形成されている。嵌合部34は、下筒31の内周面から径方向の内側に向けて突出し、下筒31の下端開口縁から上方に向かうに従い漸次縮径する傾斜部と、傾斜部の上端部から径方向の外側に向けて延在する係止面と、係止面の上側に隣接し径方向の外側に向けて窪む環状凹部と、を有する。上筒33の外周面には、雄ねじ部が形成されている。上筒33の内周面には、上下方向に沿って延在する縦溝33aが形成されている。本実施形態では、縦溝33aは径方向において互いに対向する位置に一対設けられている。
図2に示すように、底壁部20は、環状の外周部20aと、その内側に位置する内側部20bと、を有する。内側部20bには、底壁部20を上下方向に貫通するスリット21aが4つ形成されている。各スリット21aは下面視において、その両端部が内側部20bの外周部に位置するL字状に形成されている。これらL字状のスリット21aは、周方向に等間隔をあけて配設されている。本実施形態では、内側部20bのうち各スリット21aによって区画される十字状の部分が、上下方向に弾性変形可能な弾性部21となっている。弾性部21は径方向に延在している。なお、本実施形態のようなスリット21aを設けず、内側部20bの全域を弾性変形可能な弾性部21としてもよい。
底壁部20は、弾性部21の外周部に立設された被係合部22と、底壁部20のうち、被係合部22よりも径方向の外側に位置する外周部20aから上方に向けて突出する嵌合突部23と、底壁部20の外周縁から下方に向けて突出する接地部24と、を有する。
弾性部21は、下方に向けて突の曲面状に形成されている。このため、図3に示すように弾性部21を下方から押圧すると、弾性部21が平坦な形状となるように変形しつつ、その外周部に立設された被係合部22は径方向の外側に向けて変位する。なお、弾性部21の下端における上下方向の位置は、接地部24の下端縁における上下方向の位置よりも上方に位置している。これにより、二重容器1を平坦な載置面に載置した際、その載置面と弾性部21の下端とが接触して、弾性部21が不意に弾性変形するのを防止することができる。
なお、弾性部21が下方から押圧された際、弾性部21が上方に向けて突の曲面状になるように反転変形させてもよい。
図1および図2に示すように、本実施形態における被係合部22は、4つのL字状のスリット21aによって区画された十字状の弾性部21のうち、4箇所の外周部に、それぞれ配設されている。
図1に示すように、各被係合部22は、上下方向に沿って延在する係合板部22aと、係合板部22aの上端部から径方向の内側に向けて突出する係合爪部22bと、を有する。係合爪部22bは、上端部から径方向の内側に向かうに従い漸次下方に向かって延びる下側傾斜面と、下側傾斜面の下端部から径方向の外側に延在する係止面と、を有する。
弾性部21の上面のうち、各被係合部22に径方向の外側に隣接する部分には、上方に向けて開口するV字状の溝が形成されている。この溝により、弾性部21の外周縁部には薄肉部21cが形成されている。被係合部22は、径方向のうち薄肉部21cが形成されている側に倒れ易くなる。本実施形態では、各薄肉部21cが弾性部21のうち、各被係合部22の外側から隣接する部分に形成されていることにより、各被係合部22が外側に倒れ易くなっている。
弾性部21のうち、4つの被係合部22の係合爪部22bと上下方向に対向する部分には、上下方向に貫通する貫通孔21bがそれぞれ形成されている。各貫通孔21bは、底壁部20を射出成形により形成する場合に、成形型のうち係合爪部22bの下面を形成する部分を脱型させるのに用いられる。
なお、各スリット21aおよび各薄肉部21cの位置や大きさを調整することにより、各被係合部22の根本付近の剛性を変化させて、弾性部21が弾性変形する際の各被係合部22の傾きの程度を調整することができる。
嵌合突部23は、底壁部20の外周部から上方に向けて延びる嵌合板部と、嵌合板部の上端部から径方向の外側に向けて突出する嵌合突起と、を有する。嵌合突部23の嵌合突起は、上端部から下方に向かうに従い漸次拡径する傾斜部と、傾斜部の下端部から径方向の内側に向けて延在する係止面と、を有する。底壁部20と周壁部30とは、嵌合突部23の係止面と、周壁部30の嵌合部34の係止面とが当接若しくは近接した状態でアンダーカット嵌合により固定されている。
なお、本実施形態では周壁部30が底壁部20にアンダーカット嵌合されているが、これに限られず、例えば周壁部30の下筒31における内周面に逆ねじの雄ねじ部を形成し、これに対応する雌ねじ部を底壁部20に形成し、周壁部30と底壁部20とを螺着させてもよい。
また、本実施形態では、底壁部20と周壁部30とが互いに別体となっているが、これらは一体に形成されていてもよい。
(レフィール容器)
レフィール容器10は、例えばポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリスチレン系等の合成樹脂からなり、例えば射出成形などによって成形される。レフィール容器10には、周壁部11と、底壁部12と、底壁部12の下面(底面)から下方に向けて突出する係合部13と、周壁部11の上端開口縁から径方向の外側に向けて延在するフランジ部14と、周壁部11の外周面において、フランジ部14から下方に向けて延在する縦リブ15と、が形成されている。
フランジ部14は、外容器3の周壁部30における上端開口縁に接触している。フランジ部14の外径は、周壁部30の上端開口縁における外径よりもわずかに小さい。
本実施形態における縦リブ15は、周方向に間隔を空けて2つ形成されている。一方の縦リブ15は、周壁部11の外周面のうち、もう一方の縦リブ15が形成された部分の、中心軸Oを挟んだ反対側の部分に形成されている。
係合部13は、底壁部12の下面における外周部に、周方向の全周にわたって形成されている。係合部13には、その下端部において径方向の外側に向けて突出する突出部が形成されている。係合部13の突出部には、上方に向かうに従い漸次拡径する上側傾斜面と、上側傾斜面の上端部から径方向の内側に向けて延在する係止面と、が形成されている。
(外装キャップ)
図1に示すように、外装キャップ9は、有頂筒状に形成された外キャップ6と、外キャップ6の内側に嵌合された有頂筒状の内キャップ7と、内キャップ7の内側に嵌合された円板状のパッキン8と、を備えている。
内キャップ7の周壁部における内周面には、外容器3における上筒33の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が形成されている。外装キャップ9を外容器3に対して中心軸O回りに回転させると、内キャップ7の雌ねじ部と外容器3の雄ねじ部とが螺合し、パッキン8を内キャップ7とレフィール容器10のフランジ部14との間で圧縮変形させる。これにより、外装キャップ9が外容器3に固定されるとともに、レフィール容器10の口部10aが密封される。
内キャップ7の外周面および外キャップ6の内周面には、互いが係合することで中心軸O回りの相対的な回転が規制される回り止め部が、各別に形成されている。
(交換キャップ)
レフィール容器10は、単品で流通・販売等される際に、図4(A)に示す交換キャップ40を備えている。
交換キャップ40は、合成樹脂などにより形成され、全体として弾性を有している。
図4(A)に示すように、交換キャップ40には、レフィール容器10の口部10aを閉塞する円板状の閉塞部41と、閉塞部41の外周縁から上方に向けて延び、レフィール容器10の口部10aの内側に嵌合する嵌合壁部42と、嵌合壁部42の上端部から径方向の外側に向けて延在するフランジ部43と、フランジ部43の外周縁から下方に向けて延在する外嵌壁部44と、外嵌壁部44の下端部から径方向の外側に向けて延在する摘み部45と、が形成されている。
外嵌壁部44は、レフィール容器10のフランジ部14における外周面に外嵌されている。外嵌壁部44の内周面のうち、上下方向における中央部には、径方向の内側に向けて突出する係止突部46が形成されている。係止突部46はレフィール容器10のフランジ部14における外周縁に、フランジ部14の下方から係止されており、これによって交換キャップ40のレフィール容器10に対する上方移動が規制されている。係止突部46の下部には、下方に向かうに従い漸次径方向の外側に向かって延びる突部傾斜面が形成されている。
摘み部45の上下面にはそれぞれ、滑り止めのための凹凸形状が形成されている。
次に、以上のように構成された二重容器1の作用について説明する。
二重容器1のレフィール容器10を交換する際には、先ず外装キャップ9を外容器3に対して中心軸O回りに回転させて取り外す。次に、外容器3の弾性部21を上方に向けて押圧すると、4つの被係合部22がそれぞれ径方向の外側に向けて倒れる(図3参照)。これにより、4つの被係合部22と、係合部13との係合が解除される。この状態でさらに弾性部21を上方に向けて押圧すると、レフィール容器10が外容器3に対して上方に移動し、レフィール容器10を取り外すことができる。なお、4つの被係合部22と係合部13との係合が解除された後は、レフィール容器10のフランジ部14を摘む等して、レフィール容器10を上方に移動させてもよい。
その後、新たなレフィール容器10を外容器3に収納する際には、レフィール容器10の一対の縦リブ15の位置を、外容器3の一対の縦溝33aの位置にそれぞれ合わせた状態で、レフィール容器10を外容器3に対して押し込む。これにより、レフィール容器10の外容器3に対する中心軸O回りの回転が規制されるとともに、レフィール容器10の係合部13と、外容器3の4つの被係合部22とが、それぞれ上下方向に対向する。この状態でレフィール容器10を外容器3に対して下方に移動させると、係合部13の下側傾斜面が、各被係合部22のそれぞれの上側傾斜面に当接する。さらにレフィール容器10を下方に押し込むと、各薄肉部21cのV字形状の溝の幅が狭まるように、弾性部21が弾性変形しながら、各被係合部22がそれぞれ外側に倒れる。そして、係合部13の下側傾斜面が各被係合部22の係合爪部22bを下方に乗り越えると、弾性部21の復元力によって各被係合部22の姿勢が復元し、各被係合部22と係合部13とが係合する。これにより、レフィール容器10の外容器3に対する上下方向の移動が規制され、交換が完了する。
なお、新たなレフィール容器10に交換キャップ40が取り付けられている場合には、レフィール容器10を外容器3に対して下方に移動させると、交換キャップ40の係止突部46における突部傾斜面が外容器3の周壁部30における上筒33の上端開口縁に当接する(図4(A)参照)。
この状態でさらにレフィール容器10を外容器3に対して下方に押し込むと、係止突部46の突部傾斜面と外容器3の上端開口縁とが係合して、交換キャップ40を外嵌壁部44が径方向の外側に開くように弾性変形させる。そして、レフィール容器10のフランジ部14と外容器3の上端開口縁とが接触するのに伴い、係止突部46のレフィール容器10に対する係止が解除される(図4(B)参照)。そして摘み部45を摘んで押し上げることにより、交換キャップ40をレフィール容器10から取り外すことができる(図4(C)参照)。
このように、新たなレフィール容器10を外容器3に対して取り付ける際に、交換キャップ40とレフィール容器10との係止が自ずと解除されるため、レフィール容器10を交換した後、交換キャップ40を除去する操作が容易になる。これにより、例えば新たなレフィール容器10の内部が負圧になっている場合であっても、交換キャップ40を容易に除去することができる。あるいは、交換キャップ40を除去する際の操作力が低減されるため、摘み部45の径方向における幅を小さくしても交換キャップ40を容易に除去することができる。
以上説明したように、本実施形態による二重容器1によれば、外容器3の底壁部20に弾性部21が形成され、この弾性部21に、レフィール容器10の係合部13と係合する被係合部22が形成されている。そして、弾性部21を弾性変形させることにより、係合部13と被係合22との係合が解除されため、例えばこのような弾性部21を備えていない二重容器と比較して、この係合を解除するための操作力を低減することができる。
また、弾性部21が径方向に延在し、被係合部22がこの弾性部21のうち外周部に配設されているため、弾性部21のうち外周部よりも径方向の内側に位置する部分を押圧した際に、被係合部22が配設された部分と押圧する部分との間の距離を大きくすることができる。これにより、弾性部21のうち押圧されて変位する部分の変位量を大きくして、弾性部21を弾性変形させるための操作力を低減させつつ、被係合部22を変位させることができる。
さらに、被係合部22が係合部13よりも径方向の外側に配設されていることにより、弾性部21の弾性変形に伴って被係合部22を外側に向けて倒すことで、被係合部22が係合部13から離間し、より確実に係合部13と被係合部22との係合を解除することができる。
また、弾性部21は、下方に向けて突の曲面状に形成されているため、弾性部21を上方に向けて押圧すると、弾性部21が平坦な形状になるように弾性変形するのに伴って、弾性部21の外周部に立設された被係合部22が外側に向けて倒れ易くなる。これによって、より確実に係合部13と被係合部22との係合を解除することができる。
また、外容器3における底壁部20および周壁部30が互いに別体となっているため、内径や高さなどの寸法や形状を変更した周壁部30を底壁部20に取り付けることにより、外容器3の形状を適宜変更することが可能となり、様々な形状のレフィール容器10に容易に対応可能な二重容器1を提供することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、二重容器1はジャー容器等に用いることができると説明したが、これに限られず、例えばコンパクト容器として二重容器1を用いてもよい。あるいは、内容物を吐出させるポンプ等を備えるレフィール容器10を用いて、吐出部を交換可能な吐出容器として二重容器1を用いてもよい。
また、本実施形態では底壁部20の弾性部21を上方に押圧することで弾性部21を弾性変形させたが、これに限られず、例えば弾性部21を平坦な形状に形成し、この弾性部21の下面に摘み部を設けて、摘み部を摘んで下方に引くことで弾性部21を弾性変形させてもよい。この場合には、被係合部22を係合部13よりも径方向における内側に配設することにより、弾性部21の弾性変形に伴って被係合部22が内側に倒れて、係合部13と被係合部22との係合を解除することができる。さらに、この場合には薄肉部21cを被係合部22の内側に形成することで、被係合部22を内側に向けて倒れ易くすることができる。
また、二重容器1が、外容器3の底壁部20を下方から覆うカバー部材を備えることにより、底壁部20が周壁部30から脱落するのを防止してもよい。この場合には、カバー部材のうち径方向における中央部に、指が入る程度の大きさの貫通孔を設けることにより、この貫通孔を通して底壁部20の弾性部21を押圧することができる。
また、上記実施形態ではレフィール容器10の一対の縦リブ15および外容器3の一対の縦溝33aによって両者の中心軸O回りの相対的な回転を規制したが、これに限られず、縦リブ15および縦溝33aの数や形態を適宜変更してもよい。あるいは、レフィール容器10を外容器3に対して装着できる構成であれば、縦リブ15および縦溝33a以外の構成によって両者の中心軸O回りの相対的な回転を規制してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…二重容器、3…外容器、9…外装キャップ、10…レフィール容器、13…係合部、20…底壁部、21…弾性部、22…被係合部、30…周壁部、40…交換キャップ

Claims (4)

  1. 内容物を収容する有底筒状のレフィール容器と、
    前記レフィール容器を収納した有底筒状の外容器と、を備えた二重容器において、
    前記レフィール容器は、該レフィール容器の底面から下方に向けて突出する係合部を有し、
    前記外容器の底壁部にスリットによって区画された十字状の弾性部が形成され、
    前記弾性部の前記十字状の外周部分にそれぞれ、前記係合部と係合する被係合部が立設され、
    前記弾性部の弾性変形により、前記係合部と前記被係合部との係合が解除されることを特徴とする二重容器。
  2. 前記弾性部は前記底壁部の径方向に延在し、
    前記被係合部は、前記弾性部のうち前記係合部よりも径方向の外側に位置する外周部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の二重容器。
  3. 前記弾性部は、下方に向けて突の曲面状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の二重容器。
  4. 前記外容器における前記底壁部および周壁部は、互いに別体となっていることを特徴とする請求項3に記載の二重容器。
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