JP2012232773A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】口部3のうち上端部15の内径は、上端部15に上端部15の下方から連設された基部16の内径よりも大きく、上端部15の内周面と基部16の内周面とは、段部17を介して連結され、キャップ4が、口部3内に配設されたインナーリング部23を有し、インナーリング部23の下端部には、外径が下端から上方に向かうにしたがって漸次大きくなるテーパ部26が形成されており、インナーリング部23が、基部16と段部17との接続部分に密接している。
【選択図】図2
Description
このような容器では、口部及びキャップそれぞれに形成されたネジ部が多条ネジとなっているので、キャップを容器本体に着脱する際に、キャップを容器本体に対して容器軸回りに1回転未満回転させるだけで着脱できる。そのため、着脱時の操作性を向上させることができる。
この場合では、段部がテーパ状をなすことにより、キャップを容器本体の口部に螺着するときに、インナーリング部のテーパ部が段部に引っ掛かることを抑制でき、このテーパ部を基部と段部との接続部分に確実に到達させることができる。
この場合では、第1係合部と第2係合部とが係合することにより、容器本体に対してキャップを上方に引き上げる力がキャップに対してかかってもキャップが容器本体から離脱することを抑制できる。また、第1係合部と第2係合部とが係合及び係合解除する際に発生する音や衝撃により、キャップが容器本体に対して着脱されたことを認識させることができる。
ここで、容器本体2及びキャップ4それぞれの中心軸は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oとし、中心軸Oに沿ってキャップ4側を上側、容器本体2側を下側と称し、中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸O回りの方向を周方向と称する。
口部3の外周面には、図1及び図2に示すように、多条ネジである雄ネジ部(ネジ部)13が形成されている。雄ネジ部13は、径方向外方に向けて突設された複数の第1突条部14を有している。これら第1突条部14は、周方向に間隔をあけて配設されており、上方から下方に向かうにしたがって漸次周方向の一方側に向けて延在している。なお、本実施形態では、上記一方側は、容器本体2を上方から見た平面視で時計回り方向となっている。
また、口部3の上端部15の内径は、この上端部15に対して上端部15の下方から連設された基部16の内径よりも大きく、上端部15の内周面と基部16の内周面とは、段部17を介して接続されている。上記雄ネジ部13は、基部16の外周面に形成されている。
段部17の内周面は、径方向外側から内側に向かうにしたがって漸次下方に向かって延びるテーパ状をなしている。また、段部17は、雄ネジ部13より上方に位置している。
被覆筒部12の上端部は、平面視で円環板状の接続壁部19を介して胴部11と口部3との接続部分に連設されており、被覆筒部12の下端は、胴部11の底面よりも下方に突出している。
天壁部21の外周縁部は、中央部分よりも上方に向けて突出している。
周壁部22の内周面には、口部3の雄ネジ部13に螺合する多条ネジである雌ネジ部(ネジ部)24が形成されている。雌ネジ部24は、雄ネジ部13と同様に、径方向内方に向けて突設された複数の第2突条部25を有している。これら第2突条部25は、周方向に間隔をあけて配設されており、上方から下方に向かうにしたがって漸次周方向の上記一方側に向けて延在している。
そして、インナーリング部23は、基部16の上端部及び段部17に圧接されており、その外周面形状が基部16の上端部の内周面及び段部17に倣って圧縮変形されている。本実施形態では、インナーリング部23のうちテーパ部26が基部16の上端部及び段部17に圧接されている。なお、インナーリング部23の外径は、上端部15の内径以下、好ましくは上端部15の内径未満となっている。
また、インナーリング部23においてテーパ部26よりも上方に位置する部分には、上端部15に形成された係合溝部18と係合する複数の係合突出部(第1係合部)27が周方向に間隔をあけて径方向外方に向けて突設されている。
容器本体2の口部3にキャップ4を螺着する場合には、まず、図3に示すように、容器本体2の口部3の上端部を径方向外側から囲繞するようにキャップ4を配置し、図3の矢印Aに示すように、天壁部21の中央部分を下方に押し込む。すると、キャップ4は、周壁部22の雌ネジ部24を形成する第2突条部25の下面が口部3の雄ネジ部13を形成する第1突条部14の上面に沿って案内されながら、容器本体2に対して中心軸O回り(本実施形態では容器本体2を上方から見た平面視で時計回り)に回転しつつ下方に移動する。このとき、インナーリング部23の係合突出部27は、図4及び図5に示すように、口部3の上端部15の上端縁上に位置している。
ここで、インナーリング部23の外径が上端部15の内径以下、好ましくは上端部15の内径未満となっているので、両者間に生ずる摩擦力が抑えられ、キャップ4は、過大な力をかけることなく容器本体2に対して中心軸O回りに回転しつつ下方に移動する。
また、容器本体2内の空気は、周方向で隣り合う2つの係合突出部27間の間欠部分と上端部15の内周面との間の空隙を通って容器1の外部に逃がされる。
以上のようにして、キャップ4を容器本体2に螺着する。
以上のようにして、キャップ4を容器本体2から取り外す。
さらに、キャップ4を容器本体2の口部3に螺着したときにインナーリング部23の係合突出部27と上端部15の係合溝部18とが係合するので、容器本体2に対して不意な外力がキャップ4に対してかかっても、容器本体2からキャップ4が離脱することを防止できると共に、係合突出部27と係合溝部18とが係合する際及び係合解除する際に発生する音や衝撃によって聴覚や触覚で着脱が容易に識別できる。
例えば、係合突出部は、インナーリング部から周方向に間隔をあけて突設されているが、例えば図6に示すように、インナーリング部23’の全周にわたって突設された係合突出部27’であってもよい。この場合、口部3’の上端部15’の内周面には、径方向外方に向けて陥没する溝部15A’が上下方向に延在するように形成されていることが好ましい。この溝部15A’は、上端において上方に向けて開口している。これにより、キャップ4’を容器本体2’に螺着する際に容器本体2’内の空気をこの溝部15A’を通じて容器1’の外部に逃がすことができる。
インナーリング部は、基部と段部との接続部分に密接されて容器本体の気密性を向上していれば、圧接されていなくてもよい。
段部の形状は、テーパ状に限らず、上方を向く平面状など他の形状であってもよい。
係合突出部は、インナーリング部において周方向で間欠的に形成されているが、容器本体の口部にキャップを螺着できれば、インナーリング部の全周にわたって形成されてもよい。
キャップの天壁部の中央部分を押し下げることによってキャップを容器本体の口部に螺着しているが、キャップを容器本体に対して回転させることによってキャップを容器本体の口部に螺着するなど、他の螺着方法であってもよい。
Claims (3)
- 内容物を収容した容器本体と、前記容器本体の口部に着脱自在に螺着されて前記口部の上端開口を閉塞する有頂筒状のキャップと、を備え、
前記口部及び前記キャップのそれぞれに形成されると共に互いに螺合するネジ部が多条ネジとされた容器において、
前記口部のうち上端部の内径は、該上端部に該上端部の下方から連設された基部の内径よりも大きく、前記上端部の内周面と前記基部の内周面とは、段部を介して連結され、
前記キャップが、前記口部内に配設されたインナーリング部を有し、
前記インナーリング部の下端部には、外径が下端から上方に向かうにしたがって漸次大きくなるテーパ部が形成されており、
前記インナーリング部が、前記基部と前記段部との接続部分に密接していることを特徴とする容器。 - 前記段部は、径方向外側から内側に向かうにしたがって漸次下方に向かって延びるテーパ状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
- 前記インナーリング部には、第1係合部が形成されており、
前記口部の上端部には、前記第1係合部と係合する第2係合部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器。
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