JP2019081596A - キャップ付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない角度の回転操作でキャップを口部に着脱でき、しかも、全高寸法の増加を抑制できるキャップ付き容器を提供する。【解決手段】キャップ3は、回り止め部6を有する係止部材7と、回り止め部6が容器本体2に係止した係止部材7の回り止め状態で周方向に回転可能に、係止部材7に連結された回動部材8とを備え、係止部材7は、抜け止め部12を有する可動部13を備え、回動部材8は、回り止め状態における周方向への回動部材8の回転に伴って径方向への可動部13の移動を案内することにより、キャップ3の状態を、抜け止め部12が口部2aに係止可能に係合したロック状態と、口部2aへの抜け止め部12の係合が解除された非ロック状態との間で切替える案内部19を有する。【選択図】図6

Description

本開示は、キャップ付き容器に関する。
従来、容器本体の口部に着脱可能なキャップとしては、ねじ部を有するものが知られている。このようなねじキャップは、通常、口部への着脱のために多くの回転操作が必要となるため、回転操作の途中で持ち替えが必要になる。したがって、操作性を考慮すると、キャップの着脱に要する回転角度を低減することが望ましい。キャップの着脱に要する回転角度は、ねじ部を例えば特許文献1に記載されるような多条ねじにして、条数を増やしていくことで低減できる。
特開2012−232773号公報
しかし、多条ねじの条数を増やしていくと、キャップの着脱に要する回転角度は低減するものの、ねじ部の全高寸法が増加して、容器の全高寸法の増加を招いてしまう。
本発明の目的は、少ない角度の回転操作でキャップを口部に着脱でき、しかも、全高寸法の増加を抑制できるキャップ付き容器を提供することにある。
本発明の一態様に係るキャップ付き容器は、
筒状の口部を有する容器本体と、
前記口部に着脱可能なキャップとを有し、
前記キャップは、
前記容器本体に前記口部の周方向に係止可能な回り止め部を有する係止部材と、
前記回り止め部が前記容器本体に係止した前記係止部材の回り止め状態で前記口部の周方向に回転可能に、前記係止部材に連結された回動部材とを備え、
前記係止部材は、前記口部に軸方向に係止可能な抜け止め部を有するとともに前記口部の径方向に移動可能な可動部を備え、
前記回動部材は、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向への前記回動部材の回転に伴って前記口部の径方向への前記可動部の移動を案内することにより、前記キャップの状態を、前記抜け止め部が前記口部に係止可能に係合したロック状態と、前記口部への前記抜け止め部の係合が解除された非ロック状態との間で切替える案内部を有する。
本発明に係るキャップ付き容器は、前記案内部に、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の一方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部を押圧して前記口部の径方向内側に移動させ、前記キャップを前記ロック状態にするとともに、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の他方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部への押圧を解除する第1案内面を有してもよい。
本発明に係るキャップ付き容器は、前記案内部に、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の他方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部を押圧して前記口部の径方向外側に移動させ、前記キャップを前記非ロック状態にするとともに、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の一方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部への押圧を解除する第2案内面を有してもよい。
本発明に係るキャップ付き容器は、前記可動部に、前記案内部に前記軸方向に係止可能に係合する抜け止め補助部を有してもよい。
本発明に係るキャップ付き容器は、前記回動部材に、前記キャップが前記ロック状態になったときに前記可動部に当接し、前記回動部材の回転を停止させるストッパ部を有してもよい。
本発明に係るキャップ付き容器は、前記可動部に、基端部から先端部まで前記口部の周方向に延在する片持ち弾性片を有していてもよい。
本発明に係るキャップ付き容器は、
前記係止部材に、
環状をなすリングと、
前記リングの内周面から突出するとともに前記可動部の前記基端部に一体に連結する支持凸部とを備えもよく、
前記回り止め部が、前記支持凸部における前記口部の径方向内側の端部に設けられてもよい。
本発明に係るキャップ付き容器は、
前記回動部材に、
前記係止部材の回り止め状態において前記口部の周方向に回転可能に、前記リングの外周面に嵌合した外筒と、
前記外筒の上端部から内径を縮径させつつ上方に延在する上筒と、
前記上筒の上端部を閉塞する頂壁とを有してもよく、
前記案内部が、前記上筒の内周面によって構成されてもよい。
本発明によれば、少ない角度の回転操作でキャップを口部に着脱でき、しかも、全高寸法の増加を抑制できるキャップ付き容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るキャップ付き容器をキャップの非ロック状態で示す縦断面図である。 図1のA−A線に沿う横断面図である。 図1のB−B線に沿う横断面図である。 図2のC−C線に沿う縦断面図である。 図4に示す容器本体の口部を図4の矢印Dに沿って視た側面図である。 図1に示すキャップ付き容器をキャップのロック状態で示す縦断面図である。 図6のE−E線に沿う横断面図である。 図6のF−F線に沿う横断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るキャップ付き容器について詳細に例示説明する。なお、本明細書において縦断面とは、容器本体の口部の中心軸線を含む断面を意味し、横断面とは、容器本体の口部の中心軸線と垂直な断面を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るキャップ付き容器1(以下、単に容器1ともいう)は、中心軸線Oを中心とする筒状(より具体的には円筒状)の口部2aを有する容器本体2と、口部2aに着脱可能なキャップ3とを有している。容器本体2は、口部2aの外周面とともに環状段部4を形成して該環状段部4から下方に延在する胴部2bと、胴部2bの下端部を閉塞する底部2cとを有している。本実施形態では、口部2aの外周面である口部外周面4aと、胴部2bの上端面である胴部上端面4bとで、上面視円環状の環状段部4が形成されている。本実施形態では、容器1は、広口の口部2aを有するとともに高さ方向に短いジャー容器として構成されているが、これに限定されない。例えば、容器1は、細口の口部を有するとともに高さ方向に長いボトル容器として構成されてもよい。容器本体2の内側に形成された収容空間5には、内容物として、クリーム状の化粧料等が収容されている。しかし、内容物は、化粧料に限定されない。また、内容物は、クリーム状のものに限定されず、固形状、粉状又は液状のもの等であってよい。
図2及び図4に示すように、キャップ3は、容器本体2に口部2aの周方向の一方CD1と他方CD2との両方に係止可能な回り止め部6を有する係止部材7を備えている。また、キャップ3は、回り止め部6が容器本体2に係止した係止部材7の回り止め状態で口部2aの周方向の一方CD1と他方CD2との両方に回転可能に、係止部材7に連結された回動部材8を備えている。回動部材8は、本体部材8aと、本体部材8aに固着されたパッキン部材8bとを有している。本体部材8aは、円筒状の外筒9と、外筒9の上端部から内径を縮径させつつ上方に延在する上筒10と、上筒10の上端部を閉塞する頂壁11とを有している。パッキン部材8bは頂壁11の下面に固着されている。しかし、回動部材8は、パッキン部材8bを有していなくても構わない。係止部材7、本体部材8a及び容器本体2は、それぞれ、例えば合成樹脂の射出成形によって得ることができる。なお、係止部材7、本体部材8a及び容器本体2の材料及び製造方法は、適宜変更が可能である。
図1及び図2に示すように、係止部材7は、口部2aに口部2aの軸方向上側に係止可能(図6参照)な抜け止め部12を有するとともに口部2aの径方向内側と径方向外側との両方に移動可能な可動部13を備えている。可動部13は、基端部から先端部まで口部2aの周方向の他方CD2に延在する片持ち弾性片を有している。また、係止部材7は、円筒状をなすリング14と、リング14の内周面から突出するとともに可動部13の基端部に一体に連結する支持凸部15とを備えている。支持凸部15は、図2及び図4に示すように、口部2aの軸方向及び径方向に延在する板状をなしている。回り止め部6は、支持凸部15における口部2aの径方向内側の端部に設けられている。図5に示すように、回り止め部6は、口部2aの外周面に設けられた上方に開口する凹部で構成された回り止め凹部16に上方から挿入される凸部で構成されている。
図1及び図2に示すように、可動部13は、上面視円弧状に湾曲する長尺の湾曲板状をなす弾性アーム17と、弾性アーム17の先端部から上方に延在する被案内片18とを有している。被案内片18は上面視円弧状に湾曲する湾曲板状をなしている。図6に示すように、被案内片18の外周面には、回動部材8の案内部19の第1案内面19aに口部2aの軸方向下側に係止可能に係合する抜け止め補助部20が設けられている。抜け止め補助部20は、第1案内面19aに周方向に沿って延在するように設けられた凹部で構成された抜け止め補助凹部21に挿入される、上面視円弧状をなす凸部で構成されている。図2に示すように、可動部13の弾性アーム17の先端部における内周面には、抜け止め部12が設けられている。抜け止め部12は、口部2aの外周面に周方向に沿って延在するように設けられた凹部で構成された抜け止め凹部22に径方向外側から挿入される(図7参照)、上面視円弧状をなす凸部で構成されている。
図2に示すように、係止部材7は、周方向に等間隔を空けて配置された4つの可動部13、支持凸部15及び回り止め部6を有している。また、口部2aは、周方向に等間隔を空けて配置された4つの回り止め凹部16を有している。可動部13、支持凸部15、回り止め部6及び回り止め凹部16の数は、増減が可能であり、単数でも構わない。また、複数の可動部13、支持凸部15、回り止め部6及び回り止め凹部16における周方向の間隔は、等間隔に限られない。
図4に示すように、回動部材8の外筒9は、係止部材7の回り止め状態において口部2aの周方向に回転可能に、リング14の外周面に嵌合している。本実施形態では、外筒9の内周面に設けられた円環状の凹部がリング14の外周面に設けられた円環状の凸部に嵌合している。しかし、外筒9をリング14の外周面に嵌合するための構成は、適宜変更が可能である。
回動部材8は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方CD1及び他方CD2(図2参照)への回動部材8の回転に伴って口部2aの径方向内側及び外側への可動部13の移動を案内することにより、キャップ3の状態を、図6及び図7に示すような、抜け止め部12が口部2aに係止可能に係合したロック状態と、図1及び図2に示すような、口部2aへの抜け止め部12の係合が解除された非ロック状態との間で切替える案内部19を有している。より具体的には、案内部19は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方CD1への回動部材8の回転に伴って可動部13の被案内片18を押圧して可動部13を口部2aの径方向内側に移動させ、キャップ3をロック状態にするとともに、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の他方への回動部材8の回転に伴ってキャップ3を非ロック状態にするように構成されている。
図3及び図8に示すように、案内部19は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方CD1への回動部材8の回転に伴って可動部13の被案内片18を押圧して可動部13を口部2aの径方向内側に移動させ、キャップ3をロック状態にするとともに、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の他方CD2への回動部材8の回転に伴って可動部13の被案内片18への押圧を解除する第1案内面19aを有している。
図6に示すように、案内部19の第1案内面19aは、上筒10の内周面によって構成されている。上筒10の内周面は、図3に示すように、横断面における輪郭が、円弧状をなす円弧部23aと、円弧部23aにおける口部2aの周方向の他方CD2側の端部から口部2aの周方向の他方CD2に向かって口部2aの径方向内側に傾斜するように延在する傾斜部23bと、傾斜部23bにおける口部2aの周方向の他方CD2側の端部から円弧部23aと同径となる径方向位置まで口部2aの径方向外側に延在する復帰部23cとからなる周方向段部23を有している。第1案内面19aは、上筒10の内周面における傾斜部23bによって構成されている。上筒10の内周面は、より具体的には、周方向に等間隔を空けて配置された4つの周方向段部23を有している。周方向段部23の数は、増減が可能であり、単数でも構わない。また、複数の周方向段部23における周方向の間隔は、等間隔に限られない。
また、案内部19は、図8及び図3に示すように、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の他方CD2への回動部材8の回転に伴って可動部13の被案内片18を押圧して可動部13を口部2aの径方向外側に移動させ、キャップ3を、図1及び図2に示すような非ロック状態にするとともに、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方への回動部材8の回転に伴って可動部13への押圧を解除する第2案内面19bを有している。
頂壁11の下面には、略円盤状をなす円盤凸部24が設けられている。図3に示すように、円盤凸部24の外周面は、横断面における輪郭が、円弧状をなす円弧部25aと、円弧部25aにおける口部2aの周方向の他方CD2側の端部から口部2aの周方向の他方CD2に向かって口部2aの径方向内側に傾斜するように延在する傾斜部25bと、傾斜部25bにおける口部2aの周方向の他方CD2側の端部から円弧部25aと同径となる径方向位置まで径方向外側に延在する復帰部25cとからなる周方向段部25を有している。第2案内面19bは、円盤凸部24の外周面における円弧部25aによって構成されている。円盤凸部24の外周面における復帰部25cは、図8に示すように、キャップ3がロック状態になったときに可動部13の被案内片18の先端面に当接し、回動部材8の回転を停止させるストッパ部26を構成している。円盤凸部24の外周面は、より具体的には、周方向に等間隔を空けて配置された4つの周方向段部25を有している。周方向段部25の数は、増減が可能であり、単数でも構わない。また、複数の周方向段部25における周方向の間隔は、等間隔に限られない。
図6及び図7に示すように、キャップ3は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方CD1への回動部材8の回転により、キャップ3がロック状態になってからクリック感を生じさせる第1係合部27を有している。第1係合部27は、回動部材8の外筒9の内周面に設けられた第1乗り越え部27aと、係止部材7のリング14の外周面に設けられた第1被乗り越え部27bとからなっている。第1乗り越え部27aは、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の他方CD2への回動部材8の回転により、キャップ3が非ロック状態になってから第1被乗り越え部27bに当接し、当該第1被乗り越え部27bを乗り越えることでクリック感を生じさせる。本実施形態では、第1乗り越え部27aと第1被乗り越え部27bとはいずれも凸部で構成されているが、いずれか一方を凹部で構成してもよい。
また、図1及び図2に示すように、キャップ3は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の他方CD2への回動部材8の回転により、キャップ3が非ロック状態になってからクリック感を生じさせる第2係合部28を有している。第2係合部28は、回動部材8の外筒9の内周面に設けられた第2乗り越え部28aと、係止部材7のリング14の外周面に設けられた第2被乗り越え部28bとからなっている。第2乗り越え部28aは、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の他方CD2への回動部材8の回転により、キャップ3が非ロック状態になってから第2被乗り越え部28bに当接し、当該第2被乗り越え部28bを乗り越えることでクリック感を生じさせる。本実施形態では、第2乗り越え部28aと第2被乗り越え部28bとはいずれも凸部で構成されているが、いずれか一方を凹部で構成してもよい。また、本実施形態では、第2乗り越え部28aは第1乗り越え部27aからなっているが、第2乗り越え部28aを第1乗り越え部27aとは別に設けてもよい。
図1に示すように、本実施形態では、係止部材7は、回り止め状態において、容器本体2の環状段部4上に位置するように構成されている。そして、キャップ3の外周面は、容器本体2の外周面と面一となっている。
本実施形態に係るキャップ付き容器1によれば、次の要領でキャップ3を容器本体2に装着することができる。まず、ユーザーは、キャップ3を、容器本体2の口部2aに被せ、回り止め部6が回り止め凹部16に入り込む位置まで回転させる。すると、回り止め部6が回り止め凹部16に入り込み、図4及び図2に示すように、キャップ3の係止部材7が回り止め状態になる。このとき、キャップ3は、図1及び図2に示すように、口部2aへの抜け止め部12の係合が解除された非ロック状態となっている。また、このとき、図3に示すように、回動部材8の第1案内面19aは、可動部13の被案内片18より口部2aの周方向の他方CD2側に位置している。
この状態でユーザーが回動部材8を口部2aの周方向の一方CD1に約30°回転させると、図8に示すように、第1案内面19aは、口部2aの周方向の一方CD1への移動に伴って被案内片18を押圧して可動部13を径方向内側に移動させ、図7及び図6に示すように、抜け止め部12を口部2aの抜け止め凹部22に係止可能に係合させることができる。また、このようにキャップ3がロック状態となったとき、図7に示す第1係合部27によってクリック感を生じさせ、ユーザーにキャップ3がロック状態となったことを知覚させることができる。また、このとき、図8に示すように、回動部材8のストッパ部26は、被案内片18の先端面に当接して、回動部材8の回転を確実に停止させることができる。このように、ユーザーは、キャップ3を係止部材7が回り止め状態になるまで回転させてから約30°回転させるだけの回転操作によって、キャップ3を容器本体2に装着することができる。
また、キャップ3を容器本体2から離脱させる要領は次のとおりである。キャップ3のロック状態では、図8に示すように、回動部材8の第2案内面19bは、可動部13の被案内片18より口部2aの周方向の一方CD1側に位置している。この状態でユーザーが回動部材8を口部2aの周方向の他方CD2に約30°回転させると、図3に示すように、第2案内面19bは、口部2aの周方向の他方CD2への移動に伴って被案内片18を押圧して可動部13を径方向外側に移動させ、図2及び図1に示すように、口部2aへの抜け止め部12の係合を解除することができる。また、このとき、可動部13は、弾性アーム17の復元方向の弾性力によっても径方向外側に移動するため、ユーザーによる回動部材8の回転操作を容易にすることができる。また、このようにキャップ3が非ロック状態となったとき、図2に示す第2係合部28によってクリック感を生じさせ、ユーザーにキャップ3が非ロック状態となったことを知覚させることができる。このようにキャップ3を非ロック状態にすることで、キャップ3を口部2aから引き上げ、離脱させることが可能となる。したがって、ユーザーは、キャップ3を約30°回転させるだけの回転操作によって、キャップ3を容器本体2から離脱させることができる。このように、容器本体2からのキャップ3の離脱は、装着時よりもさらに少ない回転操作によって行うことができる。
このように、本実施形態に係るキャップ付き容器1は、回動部材8の案内部19により、口部2aの周方向の一方CD1への回動部材8の回転に伴って可動部13を径方向内側に移動させてキャップ3をロック状態にするとともに、口部2aの周方向の他方CD2への回動部材8の回転に伴ってキャップ3を非ロック状態にするように構成されているので、少ない角度の回転操作でキャップ3を口部2aに着脱することができ、しかも、容器1の全高寸法の増加を抑制することができる。また、抜け止め部12を有する係止部材7は、複雑な構造の金型を用いなくても射出成形によって得ることができる。しかも、抜け止め部12は、金型の所謂無理抜きによって形成する必要がないため、鋭いエッジを有するものとすることができる。したがって、口部2aへの抜け止め部12の強い係止力を容易に得ることができる。
前記の説明は、本発明の一実施形態を示したものにすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。前記の実施形態は、本開示の基礎的事項に基づいて、例えば以下のような、種々の変更が可能である。
前記の実施形態では、案内部19は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方CD1及び他方CD2への回動部材8の回転に伴って口部2aの径方向への可動部13の移動を案内することにより、キャップ3の状態をロック状態と非ロック状態との間で切替えるように構成されていた。しかし、案内部19は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方CD1のみ(又は他方CD2のみ)への回動部材8の回転に伴って口部2aの径方向への可動部13の移動を案内することにより、キャップ3の状態をロック状態と非ロック状態との間で切替えるように構成されてもよい。この場合、例えば、案内部19は、係止部材7の回り止め状態における口部2aの周方向の一方CD1への回動部材8の回転により、可動部13を口部2aの径方向内側へ案内してキャップ3をロック状態にするとともに、口部2aの周方向の一方CD1への回動部材8のさらなる回転により、可動部13を口部2aの径方向外側へ案内してキャップ3を非ロック状態にするように構成されてもよい。
また、前記の実施形態では、案内部19は、第1案内面19aを有していた。しかし、案内部19は、第1案内面19aを有するものに限られない。また、前記の実施形態では、案内部19は、第2案内面19bを有していた。しかし、第2案内面19bを設けない構成としてもよい。また、前記の実施形態では、可動部13は、抜け止め補助部20を有していた。しかし、抜け止め補助部20を設けない構成としてもよい。また、前記の実施形態では、回動部材8は、ストッパ部26を有していた。しかし、ストッパ部26を設けない構成としてもよい。また、前記の実施形態では、可動部13は、基端部から先端部まで周方向に延在する片持ち弾性片で構成されていた。しかし、可動部13は、例えば、基端部から先端部まで上下方向に延在する片持ち弾性片で構成されてもよい。また、可動部13は、両端部が支持された両持ちの弾性片で構成されてもよい。また、可動部13は、弾性片で構成されたものに限られない。また、前記の実施形態では、係止部材7は、リング14と支持凸部15とを備えていた。しかし、係止部材7は、このような構成に限られない。また、前記の実施形態では、回り止め部12は、支持凸部15における口部2aの径方向内側の端部に設けられていた。しかし、例えば、リング14の下端部に、胴部上端面4bに口部2aの周方向に係止可能な回り止め部を設けてもよい。
1 キャップ付き容器
2 容器本体
2a 口部
2b 胴部
2c 底部
3 キャップ
4 環状段部
4a 口部外周面
4b 胴部上端面
5 収容空間
6 回り止め部
7 係止部材
8 回動部材
8a 本体部材
8b パッキン部材
9 外筒
10 上筒
11 頂壁
12 抜け止め部
13 可動部
14 リング
15 支持凸部
16 回り止め凹部
17 弾性アーム
18 被案内片
19 案内部
19a 第1案内面
19b 第2案内面
20 抜け止め補助部
21 抜け止め補助凹部
22 抜け止め凹部
23 周方向段部
23a 円弧部
23b 傾斜部
23c 復帰部
24 円盤凸部
25 周方向段部
25a 円弧部
25b 傾斜部
25c 復帰部
26 ストッパ部
27 第1係合部
27a 第1乗り越え部
27b 第1被乗り越え部
28 第2係合部
28a 第2乗り越え部
28b 第2被乗り越え部
O 中心軸線
CD1 周方向の一方
CD2 周方向の他方

Claims (8)

  1. 筒状の口部を有する容器本体と、
    前記口部に着脱可能なキャップとを有し、
    前記キャップは、
    前記容器本体に前記口部の周方向に係止可能な回り止め部を有する係止部材と、
    前記回り止め部が前記容器本体に係止した前記係止部材の回り止め状態で前記口部の周方向に回転可能に、前記係止部材に連結された回動部材とを備え、
    前記係止部材は、前記口部に軸方向に係止可能な抜け止め部を有するとともに前記口部の径方向に移動可能な可動部を備え、
    前記回動部材は、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向への前記回動部材の回転に伴って前記口部の径方向への前記可動部の移動を案内することにより、前記キャップの状態を、前記抜け止め部が前記口部に係止可能に係合したロック状態と、前記口部への前記抜け止め部の係合が解除された非ロック状態との間で切替える案内部を有する、キャップ付き容器。
  2. 前記案内部は、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の一方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部を押圧して前記口部の径方向内側に移動させ、前記キャップを前記ロック状態にするとともに、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の他方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部への押圧を解除する第1案内面を有する、請求項1に記載のキャップ付き容器。
  3. 前記案内部は、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の他方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部を押圧して前記口部の径方向外側に移動させ、前記キャップを前記非ロック状態にするとともに、前記係止部材の前記回り止め状態における前記口部の周方向の一方への前記回動部材の回転に伴って前記可動部への押圧を解除する第2案内面を有する、請求項1又は2に記載のキャップ付き容器。
  4. 前記可動部は、前記案内部に前記軸方向に係止可能に係合する抜け止め補助部を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャップ付き容器。
  5. 前記回動部材は、前記キャップが前記ロック状態になったときに前記可動部に当接し、前記回動部材の回転を停止させるストッパ部を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のキャップ付き容器。
  6. 前記可動部は、基端部から先端部まで前記口部の周方向に延在する片持ち弾性片を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のキャップ付き容器。
  7. 前記係止部材は、
    環状をなすリングと、
    前記リングの内周面から突出するとともに前記可動部の前記基端部に一体に連結する支持凸部とを備え、
    前記回り止め部は、前記支持凸部における前記口部の径方向内側の端部に設けられている、請求項6に記載のキャップ付き容器。
  8. 前記回動部材は、
    前記係止部材の回り止め状態において前記口部の周方向に回転可能に、前記リングの外周面に嵌合した外筒と、
    前記外筒の上端部から内径を縮径させつつ上方に延在する上筒と、
    前記上筒の上端部を閉塞する頂壁とを有し、
    前記案内部は、前記上筒の内周面によって構成されている、請求項7に記載のキャップ付き容器。
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