JP2541019Y2 - 容 器 - Google Patents
容 器Info
- Publication number
- JP2541019Y2 JP2541019Y2 JP7231792U JP7231792U JP2541019Y2 JP 2541019 Y2 JP2541019 Y2 JP 2541019Y2 JP 7231792 U JP7231792 U JP 7231792U JP 7231792 U JP7231792 U JP 7231792U JP 2541019 Y2 JP2541019 Y2 JP 2541019Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting member
- mouth
- cap
- outer fitting
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器本体に形成された
口部がキャップによって密封される合成樹脂製の容器に
関する。
口部がキャップによって密封される合成樹脂製の容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の容器は、醤油等を収納す
るポリエチレンテレフタレート(以下、PETと記す)
製のボトルが知られている。
るポリエチレンテレフタレート(以下、PETと記す)
製のボトルが知られている。
【0003】図9に示すように、該ボトル30は、蓋体
Cによって開封自在とされている。該蓋体Cは、ポリエ
チレン(以下、PEと記す)を材料として形成されてお
り、前記ボトル30の上部に形成された筒状の口部31
に固着された中栓部32と、該中栓部32に嵌着自在の
キャップ33とによって構成されている。
Cによって開封自在とされている。該蓋体Cは、ポリエ
チレン(以下、PEと記す)を材料として形成されてお
り、前記ボトル30の上部に形成された筒状の口部31
に固着された中栓部32と、該中栓部32に嵌着自在の
キャップ33とによって構成されている。
【0004】前記中栓部32は、ボトル30の口部31
に連通する注出口34と、該注出口34を閉塞する閉塞
部35とを備え、該閉塞部35は開封形状に刻設された
破断自在のスコア36と、該スコア36を破断する際に
手指等によって把持する把持リング37とを備えてい
る。
に連通する注出口34と、該注出口34を閉塞する閉塞
部35とを備え、該閉塞部35は開封形状に刻設された
破断自在のスコア36と、該スコア36を破断する際に
手指等によって把持する把持リング37とを備えてい
る。
【0005】また、前記中栓部32は、ボトル30の口
部31の外周に設けられた凸部38に係合する係合部3
9によって、ボトル30からの取り外しが困難に設けら
れており、前記閉塞部35は、開封した後には、注出口
34に前記キャップ33を嵌着することによって再封さ
れる。
部31の外周に設けられた凸部38に係合する係合部3
9によって、ボトル30からの取り外しが困難に設けら
れており、前記閉塞部35は、開封した後には、注出口
34に前記キャップ33を嵌着することによって再封さ
れる。
【0006】ところで、近年、使用済の前記ボトル30
を再生して再利用することが行われている。このような
再利用に際しては、ボトル30を洗浄するときに蓋体C
が邪魔になるのを避けるため、また、ボトル30の材料
であるPETと蓋体Cの材料であるPEとが混じるのを
避けるため、ボトル30と蓋体Cとを分離する必要があ
る。
を再生して再利用することが行われている。このような
再利用に際しては、ボトル30を洗浄するときに蓋体C
が邪魔になるのを避けるため、また、ボトル30の材料
であるPETと蓋体Cの材料であるPEとが混じるのを
避けるため、ボトル30と蓋体Cとを分離する必要があ
る。
【0007】しかし、前記ボトル30には、前記中栓部
32が固着されているので、ボトル30から中栓部32
を分離するために、中栓部32の切断作業や剥ぎ取り作
業等を行わなければならず、それらの作業が煩わしい不
都合がある。
32が固着されているので、ボトル30から中栓部32
を分離するために、中栓部32の切断作業や剥ぎ取り作
業等を行わなければならず、それらの作業が煩わしい不
都合がある。
【0008】そこで、図示しないが、ボトル30の口部
31と中栓部32の係合部39との係合状態を浅くする
等によって、中栓部32を着脱自在に設けてボトル30
からの取り外しを容易とすることが考えられる。
31と中栓部32の係合部39との係合状態を浅くする
等によって、中栓部32を着脱自在に設けてボトル30
からの取り外しを容易とすることが考えられる。
【0009】しかし、中栓部32がボトル30から着脱
自在であると、閉塞部35を開封することなく蓋体C全
体を容易に取り外して開封できるので、不用意に開封さ
れるおそれがあり、しかも、キャップ33が注出口34
に冠着された状態では、一度閉塞部35を開封した後に
再封されたものと、閉塞部35が未開封のものとの外観
からの判断が困難となる不都合がある。
自在であると、閉塞部35を開封することなく蓋体C全
体を容易に取り外して開封できるので、不用意に開封さ
れるおそれがあり、しかも、キャップ33が注出口34
に冠着された状態では、一度閉塞部35を開封した後に
再封されたものと、閉塞部35が未開封のものとの外観
からの判断が困難となる不都合がある。
【0010】また、ボトル30を再生するときにボトル
30の材料であるPETと蓋体Cの材料であるPEとが
混じるのを避けるためには、前記中栓部32をボトル3
0と同一の材料であるPETによって形成することが考
えられる。
30の材料であるPETと蓋体Cの材料であるPEとが
混じるのを避けるためには、前記中栓部32をボトル3
0と同一の材料であるPETによって形成することが考
えられる。
【0011】これにより、前記ボトル30の再利用に際
しては、着脱が容易なキャップ33のみを分離すれば、
中栓部32が固着されている状態であっても異なる材料
の混入を避けることができ、しかも、中栓部32の切断
作業や剥ぎ取り作業等を行う必要がないので、再生する
作業の効率を向上させることができる。
しては、着脱が容易なキャップ33のみを分離すれば、
中栓部32が固着されている状態であっても異なる材料
の混入を避けることができ、しかも、中栓部32の切断
作業や剥ぎ取り作業等を行う必要がないので、再生する
作業の効率を向上させることができる。
【0012】しかし、通常、前記中栓部32のような複
雑な形状を有するものは射出成形によって形成される
が、その材料となるPETは、一般に、射出成形によっ
て複雑な形状のものを成形することが困難であり、PE
Tを材料として中栓部32を形成することが困難である
不都合がある。
雑な形状を有するものは射出成形によって形成される
が、その材料となるPETは、一般に、射出成形によっ
て複雑な形状のものを成形することが困難であり、PE
Tを材料として中栓部32を形成することが困難である
不都合がある。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本考案は、未開封の状態と再封された状態とを外観
から容易に判別することができ、また、再生する作業の
効率を向上させることができる容器を提供することを目
的とする。
て、本考案は、未開封の状態と再封された状態とを外観
から容易に判別することができ、また、再生する作業の
効率を向上させることができる容器を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、内容物を収納する合成樹脂製の容器本
体と、該容器本体に形成された筒状の口部と、該口部の
先端部に冠着自在の合成樹脂製のキャップとを備える容
器において、前記口部及び該口部に冠着されたキャップ
に一体に外嵌自在の合成樹脂製の筒状の外嵌部材を設
け、該外嵌部材の内周面と、前記キャップの外周面及び
該キャップの下方位置の前記口部の外周面とに、互いに
係合して前記外嵌部材を口部の基端部に向かって移動さ
せたときにのみその係合を解除する係合部を設けたこと
を特徴とする。
めに、本考案は、内容物を収納する合成樹脂製の容器本
体と、該容器本体に形成された筒状の口部と、該口部の
先端部に冠着自在の合成樹脂製のキャップとを備える容
器において、前記口部及び該口部に冠着されたキャップ
に一体に外嵌自在の合成樹脂製の筒状の外嵌部材を設
け、該外嵌部材の内周面と、前記キャップの外周面及び
該キャップの下方位置の前記口部の外周面とに、互いに
係合して前記外嵌部材を口部の基端部に向かって移動さ
せたときにのみその係合を解除する係合部を設けたこと
を特徴とする。
【0015】また、前記容器本体と前記外嵌部材とは共
に同一材料にて形成されていることが好ましく、特に前
記同一材料がポリエチレンテレフタレートであることが
好ましい。
に同一材料にて形成されていることが好ましく、特に前
記同一材料がポリエチレンテレフタレートであることが
好ましい。
【0016】更に、前記外嵌部材の内周面と、前記キャ
ップの外周面及び該キャップの下方位置の前記口部の外
周面とに、互いに螺着自在なネジ部を設け、一方のネジ
部のネジ溝に凹部を設け、他方のネジ部のネジ山に前記
凹部に対応する形状の凸部を設け、前記凹部は、前記外
嵌部材を螺着方向に回転させたとき前記凸部を案内する
案内面と、前記外嵌部材を取り外し不能に前記凸部を係
止する係止面とを備えてもよい。
ップの外周面及び該キャップの下方位置の前記口部の外
周面とに、互いに螺着自在なネジ部を設け、一方のネジ
部のネジ溝に凹部を設け、他方のネジ部のネジ山に前記
凹部に対応する形状の凸部を設け、前記凹部は、前記外
嵌部材を螺着方向に回転させたとき前記凸部を案内する
案内面と、前記外嵌部材を取り外し不能に前記凸部を係
止する係止面とを備えてもよい。
【0017】また、前記外嵌部材の内周面と、前記キャ
ップの外周面及び該キャップの下方位置の前記口部の外
周面とに、互いに係脱自在の環状の突起を設け、両突起
は、外嵌部材を口部の基端部に向かって移動させたとき
に互いに係合を解除する係合面と、外嵌部材を取り外し
不能に互いに当接して係止する係止面とを備えてもよ
い。
ップの外周面及び該キャップの下方位置の前記口部の外
周面とに、互いに係脱自在の環状の突起を設け、両突起
は、外嵌部材を口部の基端部に向かって移動させたとき
に互いに係合を解除する係合面と、外嵌部材を取り外し
不能に互いに当接して係止する係止面とを備えてもよ
い。
【0018】
【作用】本考案によれば、未開封状態の容器は、外嵌部
材がキャップの外周面と口部の外周面とに係止されて装
着されているので、該外嵌部材によってキャップが口部
に連結されて固定され、キャップによる口部の閉塞状態
を確実に維持する。そして、口部を開封するとき、外嵌
部材を口部の基端部に向かって移動させてキャップへの
係止を解除することにより、キャップの着脱が自在とな
る。このとき、外嵌部材と、キャップの外周面及び口部
の外周面とには、口部の基端部に向かって移動させたと
きのみ係合が解除される係合部が設けられており、容器
を開封した後に再び口部の先端部側に移動不能であるの
で、再封した場合であっても未開封の状態と再封された
状態とを外観からの容易に判別ができる。
材がキャップの外周面と口部の外周面とに係止されて装
着されているので、該外嵌部材によってキャップが口部
に連結されて固定され、キャップによる口部の閉塞状態
を確実に維持する。そして、口部を開封するとき、外嵌
部材を口部の基端部に向かって移動させてキャップへの
係止を解除することにより、キャップの着脱が自在とな
る。このとき、外嵌部材と、キャップの外周面及び口部
の外周面とには、口部の基端部に向かって移動させたと
きのみ係合が解除される係合部が設けられており、容器
を開封した後に再び口部の先端部側に移動不能であるの
で、再封した場合であっても未開封の状態と再封された
状態とを外観からの容易に判別ができる。
【0019】また、前記容器本体と前記外嵌部材とは共
に同一材料とし、特に、その材料をポリエチレンテレフ
タレートとして形成することにより、着脱が容易なキャ
ップのみを容器本体から分離するだけで、外嵌部材を取
り外すことなく異なる材料の混入を防止して容器本体を
再生利用することが可能となる。
に同一材料とし、特に、その材料をポリエチレンテレフ
タレートとして形成することにより、着脱が容易なキャ
ップのみを容器本体から分離するだけで、外嵌部材を取
り外すことなく異なる材料の混入を防止して容器本体を
再生利用することが可能となる。
【0020】また、前記係合部の第1の態様によれば、
外嵌部材は螺着方向に回転させることによって口部の基
端部に向かって移動する。そして、一方のネジ部のネジ
溝に凹部を設け、他方のネジ部のネジ山に前記凹部に対
応する形状の凸部を設け、しかも、前記凹部は、前記外
嵌部材を螺着方向に回転させたとき前記凸部を案内する
案内面と、前記外嵌部材を取り外し不能に前記凸部を係
止する係止面とを備えることにより、外嵌部材は、螺着
方向に回転さたときのみ口部の基端部に向かって移動可
能となる。
外嵌部材は螺着方向に回転させることによって口部の基
端部に向かって移動する。そして、一方のネジ部のネジ
溝に凹部を設け、他方のネジ部のネジ山に前記凹部に対
応する形状の凸部を設け、しかも、前記凹部は、前記外
嵌部材を螺着方向に回転させたとき前記凸部を案内する
案内面と、前記外嵌部材を取り外し不能に前記凸部を係
止する係止面とを備えることにより、外嵌部材は、螺着
方向に回転さたときのみ口部の基端部に向かって移動可
能となる。
【0021】また、前記係合部の第2の態様によれば、
外嵌部材は口部の基端部に向かって押し下げることによ
って移動する。そして、両突起は、外嵌部材を口部の基
端部に向かって移動させたときに互いに係合を解除する
係合面と、外嵌部材を取り外し不能に互いに当接して係
止する係止面とを備えることにより、外嵌部材は、口部
の基端部に向かって押し下げたときのみ移動可能とな
る。
外嵌部材は口部の基端部に向かって押し下げることによ
って移動する。そして、両突起は、外嵌部材を口部の基
端部に向かって移動させたときに互いに係合を解除する
係合面と、外嵌部材を取り外し不能に互いに当接して係
止する係止面とを備えることにより、外嵌部材は、口部
の基端部に向かって押し下げたときのみ移動可能とな
る。
【0022】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0023】図1は本考案の第1の実施例の容器の要部
を示す説明的縦断面図、図2は第1の実施例における外
嵌部材の説明図、図3は第1の実施例におけるキャップ
の説明図、図4は図1の容器の開封状態を示す説明図、
図5は他の例のキャップの説明図、図6は本考案の第2
の実施例の容器の要部を示す説明的縦断面図、図7は第
2の実施例における外嵌部材を示す説明図、図8は第2
の実施例におけるキャップの説明図である。
を示す説明的縦断面図、図2は第1の実施例における外
嵌部材の説明図、図3は第1の実施例におけるキャップ
の説明図、図4は図1の容器の開封状態を示す説明図、
図5は他の例のキャップの説明図、図6は本考案の第2
の実施例の容器の要部を示す説明的縦断面図、図7は第
2の実施例における外嵌部材を示す説明図、図8は第2
の実施例におけるキャップの説明図である。
【0024】以下の各実施例に示す本考案の容器A,B
は、醤油等を収納するPET製の容器本体1の口部2を
開封した後に再封することができるように構成されたも
のである。
は、醤油等を収納するPET製の容器本体1の口部2を
開封した後に再封することができるように構成されたも
のである。
【0025】先ず、本考案の第1の実施例を説明する。
【0026】図1乃至図4で、1は上部に円筒状の口部
2が形成されたPET製の容器本体、3は該容器本体1
の口部2先端に冠着自在のPE製のキャップ、4は該キ
ャップ3及び容器本体1の口部2に装着された円筒状の
PET製の外嵌部材である。
2が形成されたPET製の容器本体、3は該容器本体1
の口部2先端に冠着自在のPE製のキャップ、4は該キ
ャップ3及び容器本体1の口部2に装着された円筒状の
PET製の外嵌部材である。
【0027】上記の各部を詳細に説明すれば、前記キャ
ップ3の外周面全周には、螺旋状に突出するネジ山から
成るネジ部5が形成されている。また、前記口部2の一
部の外周面にはその全周に突出する係止部6が形成され
ており、該係止部6の外周面全周には、前記キャップ3
のネジ部5と同様のネジ部7が形成されている。そし
て、前記外嵌部材4の内周面には、前記各ネジ部5,7
に螺着可能な螺旋状のネジ溝から成るネジ部8が形成さ
れている。
ップ3の外周面全周には、螺旋状に突出するネジ山から
成るネジ部5が形成されている。また、前記口部2の一
部の外周面にはその全周に突出する係止部6が形成され
ており、該係止部6の外周面全周には、前記キャップ3
のネジ部5と同様のネジ部7が形成されている。そし
て、前記外嵌部材4の内周面には、前記各ネジ部5,7
に螺着可能な螺旋状のネジ溝から成るネジ部8が形成さ
れている。
【0028】更に、前記外嵌部材4のネジ部8は、図2
に示すように、ネジ溝に沿って複数の凹部9を備えてい
る。各凹部9は、夫々同一の方向に向かって傾斜する傾
斜面10と該傾斜面10の終端から凹部9の底方向に向
かって平面に形成された係止面11とを備えている。一
方、前記キャップ3のネジ部5は、図3に示すように、
ネジ山の頂部に沿って複数の凸部12を備えている。各
凸部12は、前記凹部9に対応する形状であって、夫々
同一の方向に向かって傾斜する傾斜面13と該傾斜面1
3の終端からネジ山の頂部に向かって平面に形成された
係止面14とを備えている。更に、詳しくは図示しない
が、図1に示すように、前記口部2の一部の外周面のネ
ジ部7も前記キャップ3のネジ部5と同様に形成されて
いる。
に示すように、ネジ溝に沿って複数の凹部9を備えてい
る。各凹部9は、夫々同一の方向に向かって傾斜する傾
斜面10と該傾斜面10の終端から凹部9の底方向に向
かって平面に形成された係止面11とを備えている。一
方、前記キャップ3のネジ部5は、図3に示すように、
ネジ山の頂部に沿って複数の凸部12を備えている。各
凸部12は、前記凹部9に対応する形状であって、夫々
同一の方向に向かって傾斜する傾斜面13と該傾斜面1
3の終端からネジ山の頂部に向かって平面に形成された
係止面14とを備えている。更に、詳しくは図示しない
が、図1に示すように、前記口部2の一部の外周面のネ
ジ部7も前記キャップ3のネジ部5と同様に形成されて
いる。
【0029】図1に示すように、前記キャップ3及び前
記口部2の夫々のネジ部5,7に前記外嵌部材4のネジ
部8が螺着されているときには、前記凹部9と前記凸部
12とが互いに係合しあって係止している。即ち、前記
凹部9の傾斜面10と前記凸部12の傾斜面13とが当
接し、同時に前記凹部9の係止面11と前記凸部12の
係止面14とが当接している。この状態から、前記外嵌
部材4を図面上で右回転させると、前記凹部9の傾斜面
10と前記凸部12の傾斜面13とが互いに案内し合っ
て弾性的に変形し、互いの係止状態が解除されるので、
図4に示すように、前記外嵌部材4は回転しながら口部
2の基端部に向かって下方に移動させることができる。
それに対して、前記外嵌部材4を図面上で左回転させよ
うとすると、前記凹部9の係止面11と前記凸部12の
係止面14とが当接して確実に係止されているので、互
いの係止状態は解除されない。
記口部2の夫々のネジ部5,7に前記外嵌部材4のネジ
部8が螺着されているときには、前記凹部9と前記凸部
12とが互いに係合しあって係止している。即ち、前記
凹部9の傾斜面10と前記凸部12の傾斜面13とが当
接し、同時に前記凹部9の係止面11と前記凸部12の
係止面14とが当接している。この状態から、前記外嵌
部材4を図面上で右回転させると、前記凹部9の傾斜面
10と前記凸部12の傾斜面13とが互いに案内し合っ
て弾性的に変形し、互いの係止状態が解除されるので、
図4に示すように、前記外嵌部材4は回転しながら口部
2の基端部に向かって下方に移動させることができる。
それに対して、前記外嵌部材4を図面上で左回転させよ
うとすると、前記凹部9の係止面11と前記凸部12の
係止面14とが当接して確実に係止されているので、互
いの係止状態は解除されない。
【0030】これにより、容器Aは、図1に示すよう
に、未開封の状態では、前記凹部9と前記凸部12とが
係合して外嵌部材4が取り外し不能の状態であり、該外
嵌部材4によってキャップ3が口部2に連結されて固定
され、キャップ3による口部2の閉塞状態を確実に維持
することができる。そして、容器Aは、開封するときに
は、前記外嵌部材4を回転して口部2の基端部に向かっ
て下方に移動させることにより、前記凹部9と前記凸部
12との係合が解除され、図4に示すように、前記外嵌
部材4による外嵌部材4のキャップ3への係止が解除さ
れてキャップ3の着脱が自在となる。このとき、前記外
嵌部材4は、その上端側が口部2の係止部6に係止され
ると共にその下端縁が容器本体1の肩部1aに当接して
固定状態で容器本体1に保持される。
に、未開封の状態では、前記凹部9と前記凸部12とが
係合して外嵌部材4が取り外し不能の状態であり、該外
嵌部材4によってキャップ3が口部2に連結されて固定
され、キャップ3による口部2の閉塞状態を確実に維持
することができる。そして、容器Aは、開封するときに
は、前記外嵌部材4を回転して口部2の基端部に向かっ
て下方に移動させることにより、前記凹部9と前記凸部
12との係合が解除され、図4に示すように、前記外嵌
部材4による外嵌部材4のキャップ3への係止が解除さ
れてキャップ3の着脱が自在となる。このとき、前記外
嵌部材4は、その上端側が口部2の係止部6に係止され
ると共にその下端縁が容器本体1の肩部1aに当接して
固定状態で容器本体1に保持される。
【0031】そして、容器本体1の口部2はキャップ3
を嵌着することによって再封されるが、前記外嵌部材4
は、取り外し方向には回転不能であるので、容器本体1
の係止部6及び肩部1aに保持される。これにより、外
嵌部材4の位置を確認することによって、容器Aは、未
開封の状態と再封された状態とを外観から容易に判断す
ることができる。
を嵌着することによって再封されるが、前記外嵌部材4
は、取り外し方向には回転不能であるので、容器本体1
の係止部6及び肩部1aに保持される。これにより、外
嵌部材4の位置を確認することによって、容器Aは、未
開封の状態と再封された状態とを外観から容易に判断す
ることができる。
【0032】しかも、上記のように外嵌部材4は極めて
簡単な構造であるので、PETによる成形が容易であ
り、従って、容器本体1と外嵌部材4とを共にPETに
よって形成することにより、容器本体1に外嵌部材4が
保持された状態で容器本体1を再生する場合に、PE製
のキャップ3のみを分離するだけで異なる材料の混入を
防止することができる。
簡単な構造であるので、PETによる成形が容易であ
り、従って、容器本体1と外嵌部材4とを共にPETに
よって形成することにより、容器本体1に外嵌部材4が
保持された状態で容器本体1を再生する場合に、PE製
のキャップ3のみを分離するだけで異なる材料の混入を
防止することができる。
【0033】また、図5に示すように、前記キャップ3
に、ヒンジ部15で連結された支持リング16を設け、
該支持リング16を容器本体1の口部2に支持させても
よい。このとき、前記実施例においてはキャップ3の外
周面に設けたネジ部5を、支持リング16の外周面に設
けて構成する。こうすることにより、外嵌部材4を口部
2の基端部に移動させたとき、キャップ3はヒンジ部1
5を介して揺動自在となり、上記と同様の効果を得るこ
とができる。
に、ヒンジ部15で連結された支持リング16を設け、
該支持リング16を容器本体1の口部2に支持させても
よい。このとき、前記実施例においてはキャップ3の外
周面に設けたネジ部5を、支持リング16の外周面に設
けて構成する。こうすることにより、外嵌部材4を口部
2の基端部に移動させたとき、キャップ3はヒンジ部1
5を介して揺動自在となり、上記と同様の効果を得るこ
とができる。
【0034】次に、本考案の第2の実施例を説明する。
【0035】なお、第2の実施例の容器Bにおいて、前
記第1の実施例で説明したものについては、図中同一の
符号を付してその詳しい説明を省略する。
記第1の実施例で説明したものについては、図中同一の
符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0036】図6乃至図8で、1は口部2を有するPE
T製の容器本体、3はPE製のキャップ、4は該キャッ
プ3及び容器本体1の口部2に装着されたPET製の外
嵌部材である。
T製の容器本体、3はPE製のキャップ、4は該キャッ
プ3及び容器本体1の口部2に装着されたPET製の外
嵌部材である。
【0037】前記キャップ3の外周面全周には、互いに
平行に配設された複数の環状の突起18が形成されてい
る。また、前記口部2の一部の外周面の全周には、前記
キャップ3の突起18と同様の複数の突起19が形成さ
れている。そして、前記外嵌部材4の内周面には、前記
各突起18,19に夫々係合する突起20が形成されて
いる。
平行に配設された複数の環状の突起18が形成されてい
る。また、前記口部2の一部の外周面の全周には、前記
キャップ3の突起18と同様の複数の突起19が形成さ
れている。そして、前記外嵌部材4の内周面には、前記
各突起18,19に夫々係合する突起20が形成されて
いる。
【0038】前記外嵌部材4の突起20は、図7に示す
ように、夫々下方に向かって縮径方向に傾斜する傾斜面
21と該傾斜面21の終端から外嵌部材4の内面に向か
って水平に形成された係止面22とを備えている。一
方、前記キャップ3の突起18は、図8に示すように、
前記外嵌部材4の突起20に対応する形状であって、夫
々下方に向かって膨径方向に傾斜する傾斜面23と該傾
斜面23の終端からキャップ3の外面に向かって水平に
形成された係止面24とを備えている。更に、詳しくは
図示しないが、図6に示すように、前記口部2の一部の
外周面にも前記キャップ3の突起18と同形の突起19
が形成されている。
ように、夫々下方に向かって縮径方向に傾斜する傾斜面
21と該傾斜面21の終端から外嵌部材4の内面に向か
って水平に形成された係止面22とを備えている。一
方、前記キャップ3の突起18は、図8に示すように、
前記外嵌部材4の突起20に対応する形状であって、夫
々下方に向かって膨径方向に傾斜する傾斜面23と該傾
斜面23の終端からキャップ3の外面に向かって水平に
形成された係止面24とを備えている。更に、詳しくは
図示しないが、図6に示すように、前記口部2の一部の
外周面にも前記キャップ3の突起18と同形の突起19
が形成されている。
【0039】図6に示すように、前記キャップ3及び前
記口部2の夫々の突起18,19に前記外嵌部材4の突
起20が係合されているときには、前記キャップ3及び
前記口部2の突起18,19の夫々の傾斜面23と前記
外嵌部材4の突起20の傾斜面21とが当接し、同時に
前記キャップ3及び前記口部2の突起18,19の係止
面24と前記外嵌部材4の突起20の係止面22とが当
接している。この状態から、前記外嵌部材4を図面上で
下方向に押し下げると、前記各突起18,19,20の
傾斜面23,21が互いに案内し合って弾性的に変形
し、互いの係止状態が解除されるので、前記外嵌部材4
は口部2の基端部に向かって下方に移動させることがで
きる。それに対して、前記外嵌部材4を図面上で上方に
引き上げようとすると、前記各突起18,19,20の
係止面24,22が互いに当接状態を維持して確実に係
止されているので、互いの係止状態は解除されない。
記口部2の夫々の突起18,19に前記外嵌部材4の突
起20が係合されているときには、前記キャップ3及び
前記口部2の突起18,19の夫々の傾斜面23と前記
外嵌部材4の突起20の傾斜面21とが当接し、同時に
前記キャップ3及び前記口部2の突起18,19の係止
面24と前記外嵌部材4の突起20の係止面22とが当
接している。この状態から、前記外嵌部材4を図面上で
下方向に押し下げると、前記各突起18,19,20の
傾斜面23,21が互いに案内し合って弾性的に変形
し、互いの係止状態が解除されるので、前記外嵌部材4
は口部2の基端部に向かって下方に移動させることがで
きる。それに対して、前記外嵌部材4を図面上で上方に
引き上げようとすると、前記各突起18,19,20の
係止面24,22が互いに当接状態を維持して確実に係
止されているので、互いの係止状態は解除されない。
【0040】これにより、容器Bは、図6に示すよう
に、未開封の状態では、外嵌部材4が取り外し不能の状
態であり、該外嵌部材4によってキャップ3が口部2に
連結されて固定され、キャップ3による口部2の閉塞状
態を確実に維持することができる。そして、容器Bは、
開封するときには、前記外嵌部材4を口部2の基端部に
向かって下方に押し下げて移動させることにより、各突
起18,19,20の係止が解除され、前記外嵌部材4
が口部2の基端部に位置されるので、外嵌部材4のキャ
ップ3への係止が解除されてキャップ3の着脱が自在と
なる。 そして、容器本体1の口部2はキャップ3を冠
着することによって再封されるが、前記外嵌部材4は、
取り外し方向には移動不能であるので、口部2の基端部
に位置した状態で保持される。これにより、外嵌部材4
の位置を確認することによって、容器Bは、未開封の状
態と再封された状態とを外観から容易に判断することが
できる。
に、未開封の状態では、外嵌部材4が取り外し不能の状
態であり、該外嵌部材4によってキャップ3が口部2に
連結されて固定され、キャップ3による口部2の閉塞状
態を確実に維持することができる。そして、容器Bは、
開封するときには、前記外嵌部材4を口部2の基端部に
向かって下方に押し下げて移動させることにより、各突
起18,19,20の係止が解除され、前記外嵌部材4
が口部2の基端部に位置されるので、外嵌部材4のキャ
ップ3への係止が解除されてキャップ3の着脱が自在と
なる。 そして、容器本体1の口部2はキャップ3を冠
着することによって再封されるが、前記外嵌部材4は、
取り外し方向には移動不能であるので、口部2の基端部
に位置した状態で保持される。これにより、外嵌部材4
の位置を確認することによって、容器Bは、未開封の状
態と再封された状態とを外観から容易に判断することが
できる。
【0041】更に、前述した第1の実施例と同様に、外
嵌部材4は極めて簡単な構造であるので、PETによる
成形が容易であり、従って、容器本体1と外嵌部材4と
を共にPETによって形成することにより、容器本体1
に外嵌部材4が保持された状態で容器本体1を再生する
場合に、PE製のキャップ3のみを分離するだけで異な
る材料の混入を防止することができる。
嵌部材4は極めて簡単な構造であるので、PETによる
成形が容易であり、従って、容器本体1と外嵌部材4と
を共にPETによって形成することにより、容器本体1
に外嵌部材4が保持された状態で容器本体1を再生する
場合に、PE製のキャップ3のみを分離するだけで異な
る材料の混入を防止することができる。
【0042】また、第2の実施例においても、例えば、
図5に示すように、前記キャップ3に、ヒンジ部15で
連結された支持リング16を設け、該支持リング16を
容器本体1の口部2に支持させてもよい。そして、この
場合には、図示しないが、前記キャップ3に替えて支持
リング16の外周面に前記突起18と同様の突起を設け
て構成する。こうすることにより、外嵌部材4を口部2
の基端部に移動させたとき、キャップ3はヒンジ部15
を介して揺動自在となり、上記と同様の効果を得ること
ができる。
図5に示すように、前記キャップ3に、ヒンジ部15で
連結された支持リング16を設け、該支持リング16を
容器本体1の口部2に支持させてもよい。そして、この
場合には、図示しないが、前記キャップ3に替えて支持
リング16の外周面に前記突起18と同様の突起を設け
て構成する。こうすることにより、外嵌部材4を口部2
の基端部に移動させたとき、キャップ3はヒンジ部15
を介して揺動自在となり、上記と同様の効果を得ること
ができる。
【0043】
【考案の効果】以上のことから明らかなように、本考案
の容器は、前記外嵌部材を設けたことにより、該外嵌部
材がキャップと口部の外周面とを連結状態で係止して口
部の閉塞状態を確実に維持することができる。そして、
前記係合部によって、外嵌部材は口部の基端部に向かっ
て移動させたときのみキャップとの係合を解除するの
で、口部を開封するとき、外嵌部材を口部の基端部に向
かって移動させることにより、キャップの着脱を自在と
することができる。しかも、前記係合部によって、口部
の基端部に移動された外嵌部材は口部の先端部に向かっ
て移動不能であるので、再封した場合であっても未開封
の状態と再封された状態とを外観から容易に判別を行う
ことができる。
の容器は、前記外嵌部材を設けたことにより、該外嵌部
材がキャップと口部の外周面とを連結状態で係止して口
部の閉塞状態を確実に維持することができる。そして、
前記係合部によって、外嵌部材は口部の基端部に向かっ
て移動させたときのみキャップとの係合を解除するの
で、口部を開封するとき、外嵌部材を口部の基端部に向
かって移動させることにより、キャップの着脱を自在と
することができる。しかも、前記係合部によって、口部
の基端部に移動された外嵌部材は口部の先端部に向かっ
て移動不能であるので、再封した場合であっても未開封
の状態と再封された状態とを外観から容易に判別を行う
ことができる。
【0044】また、前記容器本体と前記外嵌部材とは共
に同一材料であって、特にその材料をポリエチレンテレ
フタレートとして形成することにより、着脱が容易なキ
ャップのみを口部から分離するだけで、外嵌部材を取り
外すことなく異なる材料の混入を防止して容器本体を再
生することができる。
に同一材料であって、特にその材料をポリエチレンテレ
フタレートとして形成することにより、着脱が容易なキ
ャップのみを口部から分離するだけで、外嵌部材を取り
外すことなく異なる材料の混入を防止して容器本体を再
生することができる。
【0045】更に、前記外嵌部材の内周面と、前記キャ
ップの外周面及び口部の外周面とに、互いに螺着自在の
ネジ部を設け、更に、一方のネジ部のネジ溝に凹部を設
け、他方のネジ部のネジ山に前記凹部に対応する形状の
凸部を設ける。そして、前記凹部は、前記外嵌部材を螺
着方向に回転させたとき前記凸部を案内する案内面と、
前記外嵌部材を取り外し不能に前記凸部を係止する係止
面とを備えて形成することにより、外嵌部材は、螺着方
向に回転さたときのみ口部の基端部に向かって移動可能
となり、容器を開封するとき、外嵌部材を口部の基端部
に向かって移動させることにより、キャップの着脱を自
在とすることができる。しかも、口部の基端部に移動さ
れた外嵌部材は、口部の先端部に向かって移動不能であ
るので、再封した場合であっても未開封の状態と再封さ
れた状態とを外観から容易に判別を行うことができる。
ップの外周面及び口部の外周面とに、互いに螺着自在の
ネジ部を設け、更に、一方のネジ部のネジ溝に凹部を設
け、他方のネジ部のネジ山に前記凹部に対応する形状の
凸部を設ける。そして、前記凹部は、前記外嵌部材を螺
着方向に回転させたとき前記凸部を案内する案内面と、
前記外嵌部材を取り外し不能に前記凸部を係止する係止
面とを備えて形成することにより、外嵌部材は、螺着方
向に回転さたときのみ口部の基端部に向かって移動可能
となり、容器を開封するとき、外嵌部材を口部の基端部
に向かって移動させることにより、キャップの着脱を自
在とすることができる。しかも、口部の基端部に移動さ
れた外嵌部材は、口部の先端部に向かって移動不能であ
るので、再封した場合であっても未開封の状態と再封さ
れた状態とを外観から容易に判別を行うことができる。
【0046】また、前記外嵌部材の内周面と、前記キャ
ップの外周面及び口部の外周面とに、互いに係合する突
起を設け、更に各突起に、外嵌部材を口部の基端部に向
かって移動させたときに互いに係合を解除する係合面
と、外嵌部材を取り外し不能に互いに当接して係止する
係止面とを設けることにより、外嵌部材は、口部の基端
部に向かって押し下げたときのみ移動可能となる。そし
て、口部を開封するとき、外嵌部材を口部の基端部に向
かって移動させることにより、キャップの着脱を自在と
することができる。しかも、口部の基端部に移動された
外嵌部材は、口部の先端部に向かって移動不能であるの
で、再封した場合であっても未開封の状態と再封された
状態とを外観から容易に判別を行うことができる。
ップの外周面及び口部の外周面とに、互いに係合する突
起を設け、更に各突起に、外嵌部材を口部の基端部に向
かって移動させたときに互いに係合を解除する係合面
と、外嵌部材を取り外し不能に互いに当接して係止する
係止面とを設けることにより、外嵌部材は、口部の基端
部に向かって押し下げたときのみ移動可能となる。そし
て、口部を開封するとき、外嵌部材を口部の基端部に向
かって移動させることにより、キャップの着脱を自在と
することができる。しかも、口部の基端部に移動された
外嵌部材は、口部の先端部に向かって移動不能であるの
で、再封した場合であっても未開封の状態と再封された
状態とを外観から容易に判別を行うことができる。
【0047】従って、本考案によれば、未開封の状態と
再封された状態とを外観から容易に判別することがで
き、また、再生する作業の効率を向上させることができ
る容器を提供することができる。
再封された状態とを外観から容易に判別することがで
き、また、再生する作業の効率を向上させることができ
る容器を提供することができる。
【図1】本考案の第1の実施例の容器の要部を示す説明
的縦断面図。
的縦断面図。
【図2】第1の実施例における外嵌部材の説明図。
【図3】第1の実施例におけるキャップの説明図。
【図4】図1の容器の開封状態を示す説明図。
【図5】他の例のキャップの説明図。
【図6】本考案の第2の実施例の容器の要部を示す説明
的縦断面図。
的縦断面図。
【図7】第2の実施例における外嵌部材を示す説明図。
【図8】第2の実施例におけるキャップの説明図。
【図9】従来の容器の要部を示す説明的縦断面図。
A,B…容器、1…容器本体、2…口部、3…キャッ
プ、4…外嵌部材、5,7,8…ネジ部、9…凹部、1
0,13…傾斜面(案内面)、12…凸部、11,14
…係止面、18,19,20…突起、21,23…傾斜
面(係合面)、22,24…係止面。
プ、4…外嵌部材、5,7,8…ネジ部、9…凹部、1
0,13…傾斜面(案内面)、12…凸部、11,14
…係止面、18,19,20…突起、21,23…傾斜
面(係合面)、22,24…係止面。
Claims (5)
- 【請求項1】内容物を収納する合成樹脂製の容器本体
と、該容器本体に形成された筒状の口部と、該口部の先
端部に冠着自在の合成樹脂製のキャップとを備える容器
において、前記口部及び該口部に冠着されたキャップに
一体に外嵌自在の合成樹脂製の筒状の外嵌部材を設け、
該外嵌部材の内周面と、前記キャップの外周面及び該キ
ャップの下方位置の前記口部の外周面とに、互いに係合
して前記外嵌部材を口部の基端部に向かって移動させた
ときにのみその係合を解除する係合部を設けたことを特
徴とする容器。 - 【請求項2】前記容器本体と前記外嵌部材とは共に同一
材料にて形成されていることを特徴とする請求項1記載
の容器。 - 【請求項3】前記同一材料がポリエチレンテレフタレー
トであることを特徴とする請求項2記載の容器。 - 【請求項4】前記外嵌部材の内周面と、前記キャップの
外周面及び該キャップの下方位置の前記口部の外周面と
に、互いに螺着自在なネジ部を設け、一方のネジ部のネ
ジ溝に凹部を設け、他方のネジ部のネジ山に前記凹部に
対応する形状の凸部を設け、前記凹部は、前記外嵌部材
を螺着方向に回転させたとき前記凸部を案内する案内面
と、前記外嵌部材を取り外し不能に前記凸部を係止する
係止面とを備えることを特徴とする請求項1記載の容
器。 - 【請求項5】前記外嵌部材の内周面と、前記キャップの
外周面及び該キャップの下方位置の前記口部の外周面と
に、互いに係脱自在の環状の突起を設け、両突起は、外
嵌部材を口部の基端部に向かって移動させたときに互い
に係合を解除する係合面と、外嵌部材を取り外し不能に
互いに当接して係止する係止面とを備えることを特徴と
する請求項1記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231792U JP2541019Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 容 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231792U JP2541019Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 容 器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637155U JPH0637155U (ja) | 1994-05-17 |
JP2541019Y2 true JP2541019Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=13485786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7231792U Expired - Lifetime JP2541019Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 容 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541019Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002068258A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-03-08 | Yoshida Industry Co Ltd | 不正防止用中栓取付構造 |
JP5139699B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2013-02-06 | 株式会社コーセー | 分別可能な容器用中栓とこれを用いた分別可能な容器 |
KR100966711B1 (ko) * | 2008-07-03 | 2010-06-29 | 강민구 | 병마개 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7231792U patent/JP2541019Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637155U (ja) | 1994-05-17 |
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