JP5150400B2 - キャップ付容器 - Google Patents

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本発明は、キャップ付容器に関する。
この種のキャップ付容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、内容物を収容する容器と、その容器の口部に着脱可能に装着されて容器内の内容物を注出する注出口を有する注出キャップと、その注出キャップに着脱可能に装着されて前記注出口を覆うオーバーキャップと、を備える構成が知られている。このような構成のキャップ付容器では、オーバーキャップを注出キャップから取り外した後に容器を傾けることで、内容物を注出口から吐出させることができる。
ところで、下記特許文献1に記載されたキャップ付容器では、オーバーキャップが注出キャップに螺着され、注出キャップが口部にアンダーカット嵌合されているが、従来、オーバーキャップを注出キャップに螺着させるとともに注出キャップを口部に螺着させた構成のものが提案されている。このようなキャップ付容器では、容器口部に注出キャップを装着する作業と、注出キャップにオーバーキャップを装着する作業と、が同じ螺着作業となるので、螺着とアンダーカット嵌合の両方を行う場合に比べて組立作業が容易となる。
しかしながら、上記したキャップ付容器では、オーバーキャップを着脱する際に、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩むおそれがある。すなわち、オーバーキャップと注出キャップとを螺着する螺着部と、注出キャップと口部とを螺着する螺着部と、が同方向のネジである場合、注出キャップに螺着されたオーバーキャップを回して緩めると、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩む場合がある。一方、オーバーキャップと注出キャップとを螺着する螺着部と、注出キャップと口部とを螺着する螺着部と、が逆ネジになっている場合、オーバーキャップを回して注出キャップに締め付ける際、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩む場合がある。
そこで、上記したキャップ付容器に、口部と注出キャップとのキャップ周方向の緩み側への相対回転を規制する規制手段を設ける方法が考えられる。この規制手段としては、例えば、注出キャップの周壁部の内周面に設けられた第一係合部と容器口部の外周面に設けられた第二係合部とが互いに係合されることにより、口部と注出キャップとの緩み側への相対的な回転移動が規制されるものが考えられる。このような規制手段を備えるキャップ付容器によれば、口部に螺着された注出キャップが緩むことが防止されるので、オーバーキャップを着脱する際に、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩むことを防止することができる。
実公平3−8606号公報
ところで、近年の環境問題を鑑みて、例えばパウチ等の他の容器に収容された内容物を上記したキャップ付容器の容器に詰め替えて、キャップ付容器の再利用を図ることが望まれている。
しかしながら、上記した規制手段を備える従来のキャップ付容器では、口部に螺着された注出キャップを緩めて口部から取り外すことができないので、内容物を詰め替える際、注出キャップの注出口から内容物を注入する必要があり、内容物をこぼさずに詰め替える作業が煩雑であるという問題がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができるキャップ付容器を提供することを目的としている。
本発明に係るキャップ付容器は、内容物を収容する容器と、該容器の口部に着脱可能に螺着され、前記内容物を注出する注出口を有する注出キャップと、該注出キャップに着脱可能に螺着され、前記注出口を覆うオーバーキャップと、を備えるキャップ付容器であって、前記口部に対するキャップ周方向への移動が規制されているとともに前記口部に対してキャップ径方向に弾性的に変位可能な弾性変位部と、前記注出キャップの周壁部に設けられた第一係合部と、前記弾性変位部に設けられた第二係合部と、を有し、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合されることで、前記注出キャップを前記口部から緩めるキャップ周方向の緩み側への前記注出キャップと前記口部との相対的な回転移動を規制する規制手段が備えられ、該規制手段は、前記弾性変位部がキャップ径方向に変位することで、前記第一係合部と前記第二係合部との係合が解除され、前記注出キャップと前記口部との前記緩み側への相対的な回転移動を許容し、前記第一係合部と前記第二係合部とは、前記口部に対して前記注出キャップが緩んだ状態において、前記注出キャップを前記口部に締め付けるキャップ周方向の締付側への前記注出キャップと前記口部との相対的な回転移動を許容し、前記第一係合部及び前記第二係合部のうちの少なくとも一方が、前記第一係合部と前記第二係合部との前記緩み側への相対移動を規制するとともに前記締付側への相対移動を許容する鋸刃状の爪部により構成され、前記弾性変位部及び前記容器のうちの何れか一方には、前記口部に対して前記注出キャップが締め付けられた状態において前記注出キャップに係止され、前記注出キャップを前記口部に締め付けるキャップ周方向の締付側への前記注出キャップと前記口部との相対的な回転移動を規制する締付規制部が設けられていることを特徴としている。
このような特徴により、第一係合部と第二係合部とが係合されることで、キャップ周方向の緩み側への注出キャップと口部との相対的な回転移動が規制されるので、オーバーキャップを着脱する際に、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩められることが防止される。また、弾性変位部をキャップ径方向に変位させることで、第一係合部と第二係合部との係合が解除され、緩み側への注出キャップと口部との相対的な回転移動が許容されるので、弾性変位部をキャップ径方向に変位させつつ、注出キャップと口部とを緩み側に相対的に回転移動させることで、注出キャップが口部から緩められる。
また、上記のような特徴により、弾性変位部をキャップ径方向に変位させることなく、注出キャップと口部とを締付側へ相対的に回転移動させることにより、注出キャップが口部に螺着されて締め付けられる。
また、上記のような特徴により、口部に対して注出キャップが緩んだ状態において注出キャップと口部とを締付側へ相対的に回転移動させたとき、第一係合部と第二係合部とが互いに乗り越えるようにしてキャップ周方向へ相対移動する。一方、注出キャップが口部に締め付けられた状態において注出キャップと口部とを緩み側へ相対的に回転移動させても、第一係合部と第二係合部とは互いに係合してキャップ周方向への相対移動が規制される。
また、上記のような特徴により、口部に対して注出キャップを締め付ける際、締付規制部が注出キャップに係止する位置まで注出キャップと口部とを相対的に回転移動させることで、容器に対する注出キャップのキャップ周方向の位置決めが行われる。
本発明に係るキャップ付容器によれば、弾性変位部をキャップ径方向に変位させることで、第一係合部と第二係合部との係合が解除され、注出キャップと口部とが締付側に相対的に回転移動させることができるので、注出キャップを口部から緩めて取り外すことができる。これにより、注出キャップを口部から取り外し、口部から内容物の詰め替え作業を行うことができるので、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
以下、本発明に係るキャップ付容器の実施の形態について、図面に基いて説明する。
図1は本実施の形態におけるキャップ付容器1の縦断面図であり、図2は図1に示すA−A間の横断面図であり、図3は図1に示すB−B間の横断面図であり、図4は後述する規制手段5を解除させた状態を表すキャップ付容器1の縦断面図であり、図5(a)は規制手段5を解除させた状態を表した部分横断面図であり、図5(b)は後述する注出キャップ3を口部20から緩めた状態を表した部分横断面図である。
なお、本実施の形態では、容器2の口部20側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、上下方向に延在する図2に示す符号Oは、キャップ付容器1のキャップ中心軸線を示しており、以下、このキャップ中心軸線を単に「軸線O」と記す。また、軸線Oに沿った方向を「軸方向」とし、軸線Oに直交する方向を「径方向」とし、軸線O回りの方向を「周方向」とする。
図1に示すように、キャップ付容器1は、液体洗剤等の内容物を収容する有底筒状の容器2と、容器2の口部20に着脱可能に螺着され、内容物を注出する注出口30を有する注出キャップ3と、注出キャップ3に着脱可能に螺着され、注出口30を覆うオーバーキャップ4と、注出キャップ3を口部20から緩める周方向の緩み側への注出キャップ3と口部20との相対的な回転移動を規制する規制手段5と、を備えている。
なお、上記した「緩み側」とは、注出キャップ3と口部20との相対的な回転方向のうち、口部20に対して注出キャップ3が緩む方向を意味しており、図3の矢印X1、X2が示す方向である。矢印X1は、口部20から注出キャップ3を緩める際に注出キャップ3が口部20に対して相対的に回転する方向を示しており、矢印X2は、口部20から注出キャップ3を緩める際に口部20が注出キャップ3に対して相対的に回転する方向を示している。
一方、下記する「締付側」とは、注出キャップ3と口部20との相対的な回転方向のうち、口部20に対して注出キャップ3を締め付ける方向を意味しており、図3の矢印Y1、Y2が示す方向である。矢印Y1は、注出キャップ3を口部20に締め付ける際に注出キャップ3が口部20に対して相対的に回転する方向を示しており、矢印Y2は、注出キャップ3を口部20に締め付ける際に口部20が注出キャップ3に対して相対的に回転する方向を示している。
容器2は、円筒形状の口部20と、口部20の下端部21に連設された肩部22と、を備えている。口部20の上部外周面には、雄ネジ23が形成されている。この雄ネジ23が形成された口部20の上部は、下端部21よりも薄肉に形成されており、口部20の上部の外径は下端部21の外径よりも小径になっている。肩部22は、下側に向かうに従い漸次拡径されたテーパー形状に形成されている。
注出キャップ3は、軸線Oを共通軸にして口部20と同軸に配設された外筒部31(本発明の周壁部に相当する。)と、外筒部31及び口部20の径方向内側に配設されているとともに軸線Oを共通軸にして外筒部31及び口部20と同軸に配設された内筒部32と、軸線Oを共通軸にして口部20上方の軸線延長線上に配設されているとともに上部外周面に雄ネジ35が形成されたネジ筒部33と、内筒部32の径方向内側に配設されたノズル部34と、を備えている。
外筒部31は、ネジ筒部33よりも大径であるとともにネジ筒部33よりも下方に配設されており、外筒部31の上端部は、全周に亘ってネジ筒部33の下部の外周面に連結されている。また、外筒部31の内径は、口部20の上部の外径よりも大径であり、外筒部31の内周面には、上記した口部20の雄ネジ23に螺合される雌ネジ36が形成されている。
内筒部32は、下方に向かって膨出した底板37を有する有底筒状の筒部であり、内筒部32の上端は、全周に亘ってネジ筒部33の下端部の内周面に連結されている。
ネジ筒部33は、口部20の上端面の上に立設されており、ネジ筒部33の下端面には、口部20の上端部の内側に嵌合される嵌合筒部38が垂下されている。
ノズル部34は、上方に向かうに従い漸次縮径され筒部であり、内筒部32の底板37に形成された開口37aの縁部から上方に向けて立設されている。このノズル部34の上端には、注出口30が形成されている。また、ノズル部34は、軸線Oから径方向の一方側(以下、前方側とする。)にずれた位置に配設されており、ノズル部34の径方向の他方側(以下、後方側とする。)には、軸方向に延びるスリット34aが形成されている。
オーバーキャップ4は、有頂筒状の本体筒40と、本体筒40の軸方向の中間部の外周面から径方向外側に向けて突設されたフランジ部41と、フランジ部41の外周縁部から垂下されているとともにネジ筒部33の径方向外側に被せられる円筒状の装着筒42と、を備えている。
本体筒40は、内筒部32よりも小径であるとともに内筒部32の内側からノズル部34の上方まで延在する円筒部であり、軸線Oを共通軸にして口部20及び内筒部32と同軸上に配設されている。この本体筒40の内側には、ノズル部34が収容されている。また、本体筒40の周壁部には、内容積を表す図示せぬ目盛りが付記されている。
フランジ部41は、本体筒40の外周面全周に亘って形成された円環状の板部であり、フランジ部41の下面には、ネジ筒部33の上端部の内側に嵌合する嵌合筒部43が垂下されている。
装着筒42は、内径がネジ筒部33の外径よりも大径の円筒部であり、軸線Oを共通軸にして本体筒40及びネジ筒部33と同軸上に配設されている。この装着筒42の内周面には、上記したネジ筒部33の雄ネジ35に螺合される雌ネジ44が形成されている。
なお、上記した上記した各雄ネジ23,35及び各雌ネジ36,44の螺設方向はそれぞれ同方向となっている。
図1から図3に示すように、規制手段5は、口部20に対する周方向への移動が規制されているとともに口部20に対して径方向内側に弾性的に変位可能な弾性変位部50と、注出キャップ3の外筒部31に設けられた第一係合部51と、弾性変位部50に設けられた第二係合部52と、を備えている。
弾性変位部50は、口部20に装着された装着部53と一体に形成されており、装着部53を介して容器2に固定されている。装着部53は、平面視C字形状の管状の部材であり、装着部53のC字における開いた部分の間に弾性変位部50が介設されている。すなわち、装着部53と弾性変位部50とによって円環状のリング部材60が形成されており、このリング部材60は、軸線Oを共通軸にして口部20の下端部21と同軸上に配設されているとともに、口部20の下端部21の径方向外側に嵌合されている。また、装着部53の内周面には、周方向に間隔をおいて配設された複数の凹部54が形成されており、この凹部54には、口部20の下端部21の外周面に形成された凸部24が嵌合されている。これら凹部54及び凸部24によって、装着部53(リング部材60)の口部20に対する周方向回転が規制され、弾性変位部50の口部20に対する周方向への移動が規制されている。
弾性変位部50は、口部20の後方側に配設されており、口部20の後方側の外周面には、弾性変位部50と径方向に対向する位置に、弾性変位部50が径方向内側に変位したときに弾性変位部50の前端部(径方向内側の部分)が入り込む凹部25が形成されている。弾性変位部50の概略構成としては、平らな上面を有する盤状の変位部55と、変位部55を支持するとともに変位部55の径方向への移動を許容する弾性変形可能な弾性部56と、変位部55に連結された操作部57と、を備えている。
変位部55の上面は、軸線Oの垂直面に沿って延在されている。弾性部56は、装着部53と変位部55とを弾性的に連結する部材であり、変位部55の両側にそれぞれ配設されている。詳しく説明すると、弾性部56は、C字状の装着部53の両側の周方向端部と変位部55の前部(径方向内側の部分)の両側面との間にそれぞれ介設されている。弾性部56は、径方向に弾性変形可能な平面視円弧状の板バネ部であり、平面視C字状の装着部53と平面視円弧状の弾性部56とは平面視において同一円状に形成されている。操作部57は、変位部55の外側(径方向外側)に連設された有頂筒状の角筒部であり、この操作部57の上部は、変位部55の上面よりも軸方向上側に突出されている。
第一係合部51は注出キャップ3の内周面側に配設されており、第二係合部52は第一係合部51の径方向内側に配設されている。また、第一係合部51と第二係合部52とは、口部20に対して注出キャップ3が緩んだ状態(図5(b)に示す状態)において締付側への注出キャップ3と口部20との相対的な回転移動を許容する構成となっている。具体的に説明すると、第一係合部51及び第二係合部52は、第一係合部51と第二係合部52との緩み側への相対移動を規制するとともに締付側への相対移動を許容する係合部であり、それぞれ複数の鋸刃状の爪部61,62により構成されている。第一係合部51の爪部61及び第二係合部52の爪部62は、互いに径方向に対向配置されて噛合されているとともに、平面視において互いに逆向きの状態で配設されている。
詳しく説明すると、第一係合部51の爪部61は、軸方向に延設された平面視略直角三角形状の凸条部であり、注出キャップ3の外筒部31に形成された突出部39の内周面に複数突設されている。突出部39は、外筒部31の外周面から径方向外側に向けて突出した平面視略コ字状の壁部であり、外筒部31の後方側部分の下端部に配設されている。この突出部39は、上記した変位部55の上方に配置されており、突出部39の外周面は、操作部57の内面(径方向内側の側面)との間に隙間をあけて形成されている。また、突出部39の内周面には、複数の爪部61が周方向に連続的に並設されている。また、第一係合部51の爪部61は、その先端(径方向内側の尖先)から基端側(径方向外側)に向かって周方向の一方側(Y1側、X2側)に傾斜した形状を成している。つまり、爪部61の周方向の一方側に、突出部39の内周面に対して傾斜した傾斜面61aが形成されており、爪部61の周方向の他方側(X1側、Y2側)に、突出部39の内周面に対して垂直に延びた垂直面61bが形成されている。
第二係合部52の爪部62は、軸方向に延設された平面視略直角三角形状の凸条部であり、変位部55の上面に立設された壁部58の外面(径方向外側の面)に複数突設されている。壁部58は、変位部55の内縁(径方向内側の縁部)に沿って周方向に延設された壁部であり、注出キャップ3の外筒部31の内側に配設されている。この壁部58の外面には、複数の爪部62が壁部58の長さ方向(周方向)に連続的に並設されている。また、第二係合部52の爪部62は、その先端(径方向外側の尖先)から基端側(径方向内側)に向かって周方向の他方側(Y2側、X1側)に傾斜した形状を成している。つまり、爪部62の周方向の他方側に、口部20の外周面に対して傾斜した傾斜面62aが形成されており、爪部62の周方向の一方側(X2側、Y1側)に、口部20の外周面に対して垂直に延びた垂直面62bが形成されている。また、第二係合部52の爪部62の上端面62cは、爪部62先端側(径方向外側)に向かって下向きに傾斜されている。
そして、上記した第一係合部51の爪部61と第二係合部52の爪部62とは、双方の垂直面61b,62bが当接することにより係合されており、これにより、第一係合部51と第二係合部52との緩み側への相対移動が規制され、注出キャップ3と口部20との緩み側への相対的な回転移動が規制されている。
一方、上記した弾性変位部50には、口部20に対して注出キャップ3が締め付けられた状態(図3に示す状態)において注出キャップ3の突出部39に係止され、締付側への注出キャップ3と口部20との相対的な回転移動を規制する締付規制部63が設けられている。この締付規制部63は、突出部39の周方向一方側(Y1側、X2側)の側面に当接する壁部であり、変位部55の上面に立設されているとともに変位部55の周方向一方側の縁部に沿って延設されている。この締付規制部63の一端(径方向外側の端部)は操作部57に連結されており、締付規制部63の他端面(径方向内側の端面)は、注出キャップ3の外筒部31の外周面との間に隙間をあけて形成されている。
次に、上記した構成からなるキャップ付容器1の作用について説明する。
まず、容器2に収容された内容物を注出する方法について説明する。
はじめに、オーバーキャップ4を注出キャップ3から取り外す。詳しく説明すると、オーバーキャップ4と注出キャップ3とを周方向の緩み側に相対的に回転移動させ、ネジ筒部33に螺着されたオーバーキャップ4を緩めて取り外す。このとき、第一係合部51と第二係合部52とが係合され、第一係合部51と第二係合部52との緩み側への相対移動が規制されているので、注出キャップ3と口部20との緩み側への相対的な回転移動が規制される。これにより、口部20に螺着された注出キャップ3が共回りして緩められることが防止される。
続いて、容器2を前方側に傾けて、注出キャップ3の注出口30から容器2内の内容物をオーバーキャップ4の中に注出する。詳しく説明すると、まず、取り外したオーバーキャップ4を上下反転させ、オーバーキャップ4を上方に向けて開放された姿勢にする。そして、容器2を前方側に傾けるとともに、注出口30の下方にオーバーキャップ4を配置する。容器2が前方側に傾けられると、容器2内の内容物は、内筒部32の底板37の開口37aからノズル部34内に流入し、ノズル部34の内周面に沿ってノズル部34の先端側に流通し、ノズル部34の先端に設けられた注出口30から注出される。注出口30から注出された内容物は、オーバーキャップ4の本体筒40の中に流入させる。このとき、本体筒40に付記された図示せぬ目盛りによって内容物の注出量を計量する。これにより、所定量の内容物を注出させることが可能である。
次に、容器2内の内容物を詰め替える方法について説明する。
はじめに、図4及び図5(a)に示すように、弾性変位部50を径方向内側に変位させて第一係合部51と第二係合部52の係合を解除する。詳しく説明すると、弾性変位部50の操作部57の外面(径方向外側の側面)を指等で押圧する。これにより、両側の弾性部56が径方向内側にそれぞれ弾性的に撓み変形し、変位部55が径方向内側に変位し、変位部55の前方部分(径方向内側の端部)が口部20の凹部25内に入り込む。このとき、第二係合部52が変位部55と共に径方向内側に変位して第一係合部51から離間し、第一係合部51と第二係合部52との係合が解除される。
続いて、弾性変位部50を径方向内側に変位させたまま、注出キャップ3と口部20とを周方向の緩み側に相対的に回転移動させ、口部20に螺着された注出キャップ3を緩める。このとき、第一係合部51と第二係合部52との係合が解除されているので、注出キャップ3と口部20との緩み側への相対的な回転移動が許容されている。そして、図5(b)に示すように、第一係合部51と第二係合部52との周方向位置がずれて第一係合部51と第二係合部52とが径方向に対向しなくなるところまで注出キャップ3と口部20とを緩み側へ相対的に回転移動させた後、操作部57の押圧を解除する。これにより、弾性部56の弾性力によって弾性変位部50は径方向外側に変位して元の位置に戻る。その後、注出キャップ3と口部20とを緩み側に更に相対的に回転移動させ、口部20から注出キャップ3を取り外し、口部20を開放させる。なお、口部20から注出キャップ3を取り外す際、注出キャップ3にオーバーキャップ4を螺着させたままであってもよく、或いは、注出キャップ3からオーバーキャップ4を取り外した状態であってもよい。
続いて、図示せぬパウチ等に収容された内容物を口部20から容器2内に注入する。このとき、口部20の内径は、注出口30等の内径に比べて大きいので、容器2内に内容物を注入させ易い。
そして、容器2内への内容物の注入が完了した後、取り外された注出キャップ3を口部20に再び螺着させて取り付ける。詳しく説明すると、注出キャップ3と口部20とを周方向の締付側に相対的に回転移動させ、注出キャップ3の雌ネジ36を口部20の雄ネジ23に螺合させて締め付ける。注出キャップ3を口部20に絞め込んでいくと、注出キャップ3の外筒部31の下端が第二係合部52の爪部62の上端面62cに当接し、外筒部31の下端が爪部62の上端面62c上を摺動しながら注出キャップ3が周方向の締付側に回転し、外筒部31の下端によって上記した爪部62の上端面62cが下向きに押圧される。このとき、上記した爪部62の上端面62cが径方向外側に向かって下向きに傾斜されているので、注出キャップ3の締付側への回転に伴い、上記した爪部62が設けられた弾性変位部50が径方向内側に移動する。これにより、注出キャップ3の外筒部31が第二係合部52の爪部62に係止されることがなく、注出キャップ3を締め込んでいくことができる。そして、上記した注出キャップ3の突出部39を変位部55の上方(操作部57の径方向内側に配置させる。このとき、第一係合部51と第二係合部52とが、互いに逆向きの鋸刃状の爪部61,62からなり、第一係合部51と第二係合部52との締付側への相対移動が許容されているため、指等で操作部57の外面を押圧することなく、注出キャップ3と口部20とを締付側へ相対的に回転移動させることが可能である。すなわち、口部20に対して注出キャップ3を締付側へ回転移動させると、第一係合部51の爪部61の傾斜面61aが第二係合部52の爪部62の傾斜面62a上を摺動しつつ第一係合部51の爪部61が締付側(Y1側)に向かって移動し、第一係合部51の爪部61が第二係合部52の爪部62を乗り越える。これにより、第一係合部51と第二係合部52との締付側への相対移動が許容され、第一係合部51と第二係合部52とが互いに係合される。なお、第一係合部51の爪部61の傾斜面61aが第二係合部52の爪部62の傾斜面62a上を摺動することに伴い、弾性変位部50が径方向内側に移動し、第一係合部51の爪部61が第二係合部52の爪部62を乗り越えた時点で、弾性部56の弾性力によって弾性変位部50が径方向外側に移動する。そして、注出キャップ3の突出部39が締付規制部63に当接して係止された時点で、注出キャップ3と口部20との締付側へ相対的な回転移動が規制され、容器2に対する注出キャップ3の周方向の位置決めが行われる。その結果、注出キャップ3は所定の周方向の向きに配置され、ノズル部34(注出口30)は所定位置に確実に配置される。
以上により、容器2内の内容物の詰め替え作業が完了する。
上記した構成からなるキャップ付容器1によれば、弾性変位部50を径方向内側に変位させることで、第一係合部51と第二係合部52との係合が解除され、注出キャップ3と口部20とが締付側に相対的に回転移動させることができるので、注出キャップ3を口部20から緩めて取り外すことができる。これにより、注出キャップ3を口部20から取り外し、口部20から内容物の詰め替え作業を行うことができるので、容器2内に内容物を注入する際に内容物がこぼれにくく、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができる。
また、上記した第一係合部51及び第二係合部52によれば、口部20に対して注出キャップ3が緩んだ状態において、弾性変位部50を径方向内側に変位させることなく、注出キャップ3と口部20とを締付側へ相対的に回転移動させることができるので、注出キャップ3を口部20に容易に締め付けることができる。
また、口部20に対して注出キャップ3を締め付ける際、締付規制部63が注出キャップ3の突出部39に係止することで、容器2に対する注出キャップ3の周方向の位置決めが行われ、注出口30が所定位置に確実に配置されるので、注出キャップ3を口部20に正確に取り付けることができる。
以上、本発明に係るキャップ付容器の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、オーバーキャップ4と注出キャップ3との螺着部分及び注出キャップ3と口部20との螺着部分における各雄ネジ23,35及び各雌ネジ36,44の螺設方向がそれぞれ同方向となっているが、本発明は、オーバーキャップ4と注出キャップ3との螺着部分における雄ネジ35及び雌ネジ44の螺設方向が、注出キャップ3と口部20との螺着部分における雄ネジ23及び雌ネジ36の螺設方向と逆向きになっていてもよい。その場合、オーバーキャップ4を注出キャップ3に締め付ける際の注出キャップ3の共周りが規制手段5によって防止される。
また、上記した実施の形態では、弾性変位部50を径方向内側に変位させることで、第一係合部51と第二係合部52との係合が解除される構成となっているが、本発明は、弾性変位部を径方向外側に変位させることで、第一係合部と第二係合部との係合が解除される構成にすることも可能である。例えば、注出キャップ3の外周面に第一係合部が設けられ、この第一係合部の径方向外側に第二係合部が配設された構成の場合、弾性変位部を径方向外側に引っ張ることで、前記した第一係合部と第二係合部との係合が解除される。
また、上記した実施の形態では、口部20に装着されたリング部材60に弾性変位部50が一体に形成されており、弾性変位部50と容器2とが別体の部品で構成されているが、本発明は、弾性変位部と容器とが一体に形成されていてもよい。例えば、口部20の下端部21に弾性変位部50の弾性部56が一体に連結された構成にすることも可能である。これにより、リング部材60を省略することができ、部品数を低減させることができる。
また、上記した実施の形態では、弾性変位部50に締付規制部63が設けられているが、本発明は、容器2に締付規制部63を設けることも可能であり、さらに、締付規制部63を省略することも可能である。
また、上記した実施の形態では、第一係合部51及び第二係合部52が、それぞれ鋸刃状の爪部61,62から構成され、締付側への注出キャップ3と口部20との相対的な回転移動を許容する構成となっているが、本発明は、第一係合部51だけが鋸刃状の爪部61から構成され、第二係合部52が前記爪部61に係合される凹部又は凸部で構成されていてもよく、反対に、第二係合部52だけが鋸刃状の爪部62から構成され、第一係合部51が前記爪部62に係合される凹部又は凸部で構成されていてもよい。
また、本発明は、第一係合部51及び第二係合部52が鋸刃状の爪部61,62以外の構成になっていてもよく、例えば、第一係合部や第二係合部が、周方向の一方側(締付側)に弾性変形可能であって周方向の他方側(緩み側)への弾性変形が規制された構成の凸部であってもよい。
さらに、本発明は、第一係合部及び第二係合部が、締付側への注出キャップ3と口部20との相対的な回転移動を規制する構成であってもよい。この場合、注出キャップ3を口部20に締め付ける際、弾性変位部50を径方向に変位させた状態で、注出キャップ3と口部20とを締付側へ相対的に回転移動させる。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態を説明するためのキャップ付容器の縦断面図である。 図1に示すA−A間の横断面図である。 図1に示すB−B間の横断面図である。 本発明の実施の形態を説明するためのキャップ付容器の縦断面図であって、規制手段を解除した状態を表す図である。 (a)は規制手段を解除した状態を表すキャップ付容器の部分横断面図であり、(b)は口部に対して注出キャップを緩めた状態を表すキャップ付容器の部分横断面図である。
符号の説明
1 キャップ付容器
2 容器
3 注出キャップ
4 オーバーキャップ
5 規制手段
20 口部
30 注出口
31 外筒部(周壁部)
50 弾性変位部
51 第一係合部
52 第二係合部
61 爪部
62 爪部
63 締付規制部

Claims (1)

  1. 内容物を収容する容器と、該容器の口部に着脱可能に螺着され、前記内容物を注出する注出口を有する注出キャップと、該注出キャップに着脱可能に螺着され、前記注出口を覆うオーバーキャップと、を備えるキャップ付容器であって、
    前記口部に対するキャップ周方向への移動が規制されているとともに前記口部に対してキャップ径方向に弾性的に変位可能な弾性変位部と、前記注出キャップの周壁部に設けられた第一係合部と、前記弾性変位部に設けられた第二係合部と、を有し、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合されることで、前記注出キャップを前記口部から緩めるキャップ周方向の緩み側への前記注出キャップと前記口部との相対的な回転移動を規制する規制手段が備えられ、
    該規制手段は、前記弾性変位部がキャップ径方向に変位することで、前記第一係合部と前記第二係合部との係合が解除され、前記注出キャップと前記口部との前記緩み側への相対的な回転移動を許容し、
    前記第一係合部と前記第二係合部とは、前記口部に対して前記注出キャップが緩んだ状態において、前記注出キャップを前記口部に締め付けるキャップ周方向の締付側への前記注出キャップと前記口部との相対的な回転移動を許容し、
    前記第一係合部及び前記第二係合部のうちの少なくとも一方が、前記第一係合部と前記第二係合部との前記緩み側への相対移動を規制するとともに前記締付側への相対移動を許容する鋸刃状の爪部により構成され、
    前記弾性変位部及び前記容器のうちの何れか一方には、前記口部に対して前記注出キャップが締め付けられた状態において前記注出キャップに係止され、前記注出キャップを前記口部に締め付けるキャップ周方向の締付側への前記注出キャップと前記口部との相対的な回転移動を規制する締付規制部が設けられていることを特徴とするキャップ付容器。
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