JP5094621B2 - キャップ付容器 - Google Patents

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Description

本発明は、キャップ付容器に関するものである。
この種のキャップ付容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているように、内容物を収容する容器と、その容器の口部に着脱可能に装着されて容器内の内容物を注出する注出口を有する注出キャップと、その注出キャップに着脱可能に装着されて前記注出口を覆うオーバーキャップと、を備える構成が知られている。このような構成のキャップ付容器では、オーバーキャップを注出キャップから取り外した後に容器を傾けることで、内容物を注出口から吐出させることができる。
ところで、下記特許文献1に記載されたキャップ付容器では、オーバーキャップが注出キャップに螺着され、注出キャップが口部にアンダーカット嵌合されているが、従来、オーバーキャップを注出キャップに螺着させるとともに注出キャップを口部に螺着させた構成のものが提案されている。このようなキャップ付容器では、容器口部に注出キャップを装着する作業と、注出キャップにオーバーキャップを装着する作業と、が同じ螺着作業となるので、螺着とアンダーカット嵌合の両方を行う場合に比べて組立作業が容易となる。
しかしながら、上記したキャップ付容器では、オーバーキャップを着脱する際に、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩むおそれがある。すなわち、オーバーキャップと注出キャップとを螺着する螺着部と、注出キャップと口部とを螺着する螺着部と、が同方向のネジである場合、注出キャップに螺着されたオーバーキャップを回して緩めると、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩む場合がある。一方、オーバーキャップと注出キャップとを螺着する螺着部と、注出キャップと口部とを螺着する螺着部と、が逆ネジになっている場合、オーバーキャップを回して注出キャップに締め付ける際、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩む場合がある。
そこで、上記したキャップ付容器に、口部と注出キャップとのキャップ周方向の緩み側への相対回転を規制する規制手段を設ける方法が考えられる。この規制手段としては、例えば、注出キャップの周壁部の内周面に設けられた第一係合部と容器口部の外周面に設けられた第二係合部とが互いに係合されることにより、口部と注出キャップとの緩み側への相対的な回転移動が規制されるものが考えられる。このような規制手段を備えるキャップ付容器によれば、口部に螺着された注出キャップが緩むことが防止されるので、オーバーキャップを着脱する際に、口部に螺着された注出キャップが共回りして緩むことを防止することができる。
実公平3−8606号公報
ところで、近年の環境問題を鑑みて、例えばパウチ等の他の容器に収容された内容物を上記したキャップ付容器の容器に詰め替えて、キャップ付容器の再利用を図ることが望まれている。
しかしながら、上記した規制手段を備える従来のキャップ付容器では、口部に螺着された注出キャップを緩めて口部から取り外すことができないので、内容物を詰め替える際、注出キャップの注出口から内容物を注入する必要があり、内容物をこぼさずに詰め替える作業が煩雑であるという問題がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、内容物の詰め替え作業を容易に行うことができるキャップ付容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明に係るキャップ付容器は、内容物を収容する容器本体と、該容器本体の口部に着脱可能に螺着され、前記内容物を注出する注出口を有する注出キャップと、該注出キャップに着脱可能に螺着され、前記注出口を覆うオーバーキャップと、前記容器本体の外表面に摺接しながら、前記注出キャップの径方向に沿ってロック位置とリリース位置との間をスライド移動可能に設けられたスライド部と、を備え、前記スライド部が、前記ロック位置に移動されたときに前記注出キャップに係合して、該注出キャップと前記口部との少なくとも緩み側への相対的な回転移動を規制すると共に、前記リリース位置に移動されたときに前記係合を解除して回転移動の規制を解くことを特徴とする。
この発明に係るキャップ付容器においては、注出キャップの共回りを防止しながらオーバーキャップを着脱することができるうえ、内容物の詰め替え作業を行う際に、内容物をできるだけこぼさずに容易に行うことができる。
まず、容器本体の外表面に設けられたスライド部をロック位置に移動させることで、該スライド部が注出キャップに係合する。これにより、口部と注出キャップとの少なくとも緩み側への相対的な回転移動を規制することができる。つまり、注出キャップが回転して緩むことがない。そのため、オーバーキャップを回転させて、注出キャップから取り外したり、注出キャップに装着したりする際に、注出キャップが共回りして緩んでしまうことを確実に防止することができる。
一方、内容物の詰め替えを行う場合には、スライド部をロック位置からリリース位置にスライド移動させる。すると、スライド部と注出キャップとの係合が解除されるので、回転移動の規制を解くことができる。これにより、注出キャップを緩み側に回転させて口部から取り外すことができる。
特に、注出キャップを取り外すことができるので、注出口を介さずに口部から直接容器本体の内部に内容物を再充填できるので、内容物をできるだけこぼさずに詰め替え作業を行える。従って、非常に使い易く、また内容物を無駄にすることがない。
また、本発明に係るキャップ付容器は、上記本発明のキャップ付容器であって、前記注出キャップ及び前記スライド部には、該スライド部が前記ロック位置に移動されたときに互いに係合し合う係合部がそれぞれ設けられ、前記係合部が、互いに係合し合ったときに、前記注出キャップと前記口部との締め付け側への相対的な回転移動を許容することを特徴とする。
この発明に係るキャップ付容器においては、スライド部をロック位置に移動させると、該スライド部に設けられた係合部と注出キャップに設けられた係合部とが互いに係合し合う。これにより、口部と注出キャップとの緩み側への相対的な回転移動を確実に規制することができる。
一方、これら係合部は、互いに係合し合ったときに注出キャップと口部との締め付け側への相対的な回転移動に関しては許容している。そのため、注出キャップを必要に応じてさらに締め込むことが可能である。加えて、注出キャップを取り外した後、スライド部が仮にロック位置に移動していたとしても、注出キャップを締め付け方向に回転させて口部に装着することができる。従って、内容物の詰め替え作業をより簡便に行うことができ、使い易い容器とすることができる。
また、本発明に係るキャップ付容器は、上記本発明のキャップ付容器であって、前記係合部が、前記注出キャップと前記口部との緩み側への相対的な回転移動を規制すると共に、締め付け側への相対的な回転移動を許容する鋸刃状の爪部を備えていることを特徴とする。
この発明に係るキャップ付容器においては、スライド部がロック位置に移動している状態で注出キャップを締め付け方向に回転させると、注出キャップ側の係合部の爪部が、スライド部側の係合部の爪部を乗り越えるように移動する。このため、注出キャップと口部との締め付け側への相対的な回転移動を許容することができる。
一方、スライド部がロック位置に移動している状態で注出キャップを緩み方向に回転させた場合には、互いの爪部が咬み合ってしまう。このため、注出キャップと口部との緩み側への相対的な回転移動を規制することができる。このように、爪部を設けるだけの簡単な構成で、締め付け側への相対的な回転移動の許容と、緩み側への相対的な回転移動の規制とを確実に行うことができる。
また、本発明に係るキャップ付容器は、上記本発明のキャップ付容器であって、前記スライド部が前記径方向のみに移動するように案内するガイド手段を備えていることを特徴とする。
この発明に係るキャップ付容器においては、スライド部がガイド手段によって案内されているので、ひっかかり等がなく滑らか且つ正確にスライド部を径方向にスライド移動させることができる。よって、注出キャップの着脱をスムーズに行うことができ、結果的に内容物の詰め替え作業をより簡便に行うことができる。
また、本発明に係るキャップ付容器は、上記本発明のキャップ付容器であって、前記スライド部が前記ロック位置又は前記リリース位置に移動されたときに、スライド部を保持して各位置に留まらせる保持手段を備えていることを特徴とする。
この発明に係るキャップ付容器においては、スライド部をスライド移動によってロック位置又はリリース位置に移動させた際、保持手段によってスライド部を保持でき、各位置に留まらせることができる。従って、意図しないタイミングでスライド部が不意にスライド移動してしまうといったことを防止することができる。よって、スライド部をロック位置に移動させて注出キャップに係合させた場合には、該係合状態を確実に維持し続けることができる。また、詰め替え作業を行っている際に、スライド部を確実にリリース位置に留めておくことができるので、スライド部の位置に注意を払うことなく注出キャップを再度装着することができる。このように、スライド部を各位置に留めておくことができるので、詰め替え作業をより容易に行うことができる。
また、本発明に係るキャップ付容器は、上記本発明のキャップ付容器であって、前記注出キャップには、該注出キャップを一定量締め込んだ際に、前記スライド部に接触して該スライド部に対する回転方向の位置決めを行う当接部が形成されていることを特徴とする。
この発明に係るキャップ付容器においては、内容物の詰め替え作業を行った後、注出キャップを再度装着する際に、誰でも毎回同じ回転角度で注出キャップを装着することができる。
つまり、注出キャップを回転させながら締め込んでいくと、一定量締め込んだときに、当接部が容器本体の外表面に設けられているスライド部に接触する。そのため、スライド部に対する注出キャップの回転方向の位置決めを同時に行うことができる。即ち、回転方向における注出キャップとスライド部との相対的な位置関係を常に同じ状態にすることができる。よって、スライド部をロック位置にスライド移動させたときに、注出キャップを確実に係合することができる。
加えて、回転方向における注出キャップとスライド部との相対的な位置関係が常に同じ状態になるので、結果的に口部に対する注出口の位置を常に同じ位置にすることができる。よって、仮に注出口に方向性があったとしても問題なく内容物を注出することができる。
本発明に係るキャップ付容器によれば、注出キャップの共回りを防止しながらオーバーキャップを着脱することができるうえ、内容物の詰め替え作業を行う際に、内容物をできるだけこぼさずに容易に行うことができる。
以下、本発明に係るキャップ付容器の一実施形態について、図1から図6を参照して説明する。本実施形態のキャップ付容器1は、図1に示すように、液体洗剤等の内容物Wを収容する有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部10に着脱可能に螺着され、内容物Wを注出する注出口23aを有する注出キャップ3と、注出キャップ3に着脱可能に螺着され、注出口23aを覆うオーバーキャップ4と、容器本体2の外表面に摺接しながら、注出キャップ3の径方向Rに沿ってロック位置P1とリリース位置P2との間をスライド移動可能に設けられたスライド部5と、を主に備えている。
容器本体2は、軸線Lに沿って主に円筒状の口部10、肩部11、胴部12及び底部13が一体的に連続して形成されている。胴部12は、底部13の上方に連設されており、軸線Lを挟んで一方側(紙面に対して右側)が他方側(紙面に対して左側)よりも外方に向けて膨らんだ形状となっている。肩部11は、胴部12の上端から上方に向けて漸次縮径するように連設された部分である。口部10は、肩部11の上端から上方に向けて延在するように連設されている。そして、この口部10の外周面には、注出キャップ3が螺着される雄ねじ10aが形成されている。
また、本実施形態の容器本体2には、該容器本体2を把持して持ち上げるための取手14が設けられている。この取手14は、外方に膨らんだ胴部12の上方に位置するように口部10の下側に取り付けられており、該位置から、注出キャップ3の径方向R外方で且つ胴部12の膨らみにあわせて下向きに湾曲するように延在している。この際、取手14は、内部が胴部12に連通する空洞となるように形成されており、内容物Wをより多く収容できるように工夫されている。
注出キャップ3は、図1及び図2に示すように、口部10の径方向R外方に配設される外筒部20と、口部10の径方向R内方に配設される内筒部21と、口部10の略真上に配設されるネジ筒部22と、内筒部21の径方向R内方に配設されるノズル部23と、で一体的に形成されており、軸線L回りに回転することで口部10に螺着されるようになっている。
外筒部20は、ネジ筒部22よりも大径とされ、該ネジ筒部22よりも下方に配設されている。そして、外筒部20の上端部は、全周に亘ってネジ筒部22の下端部の外周面に一体的に連結されている。また、外筒部20の内周面には、口部10の雄ねじ10aに螺合される雌ねじ20aが形成されている。つまり、外筒部20の雌ねじ20aを口部10の雄ねじ10aに螺合させることで、注出キャップ3を口部10に螺着できるようになっている。
また、外筒部20の下端部には、全周に亘って外筒部20よりもさらに大径とされた円筒状のリング部24が一体的に連結されている。この際、リング部24と容器本体2の肩部11及び取手14との間には、若干の隙間があくように設計されている。
このリング部24は、径方向Rに若干変形可能な筒部であって、図3に示すように、内周面には全周に亘って連続的に並設された複数の鋸刃状の爪部61から構成される係合部60が形成されている。これら複数の爪部61は、それぞれ平面視略直角三角形状の凸部であり、径方向R内方に向けて突出するように形成されている。より詳細に説明すると、各爪部61は、リング部24の外周面に対して略垂直な垂直面61aと、外周面に対して傾斜した傾斜面61bとで、平面視略直角三角形状に形成されている。この際、注出キャップ3が緩む回転方向R1に向かう側に垂直面61aが位置するように形成されている。なお、この回転方向R1については、後に説明する。
内筒部21は、図1及び図2に示すように、下方に向かって膨出した底板25を有する有底筒状の筒部である。そして、内筒部21の上端部は、全周に亘ってネジ筒部22の下端部の内周面に一体的に連結されている。
ネジ筒部22は、口部10の略上方に配設されており、下端面には口部10の上端部の内側に嵌合される嵌合筒部26が垂下されている。また、ネジ筒部22の上部外周面には、後述するオーバーキャップ4の雌ねじ32aが螺合される雄ねじ22aが形成されている。
ノズル部23は、上方に向かうに従い漸次縮径された筒部であり、内筒部21の底板25に形成された開口25aの縁部から上方に向けて立設されている。このノズル部23の上端には、注出口23aが形成されている。このように構成されているので、容器本体2を傾けた際に、内容物Wをノズル部23の注出口23aから外部に注出することができるようになっている。また、ノズル部23は、軸線Lから径方向Rの一方側(軸線Lを挟んだ取手14の反対側)に若干ずれた位置に配設されている。なお、ノズル部23の径方向Rの他方側には、軸方向に延びるスリット23bが形成されている。
オーバーキャップ4は、有頂筒状の本体筒30と、本体筒30の軸方向の中間部の外周面から径方向R外方に向けて突設されたフランジ部31と、フランジ部31の外周縁部から垂下されると共にネジ筒部22の径方向R外方に被せられる円筒状の装着筒32と、を備えている。
本体筒30は、注出キャップ3の内筒部21よりも小径であると共に内筒部21の内側からノズル部23の上方まで延在するようになっている。これにより、注出口23aが形成されたノズル部23の周囲を覆っている。また、本体筒30の内周面には、該本体筒30内に内容物Wを貯留したときに、貯留した内容物Wの容積を示す図示しない目盛りが印されている。
フランジ部31は、本体筒30の外周面全周に亘って形成された円環状の板部であり、該フランジ部31の下面にはネジ筒部22の上端部の内側に嵌合する嵌合筒部33が垂下されている。
装着筒32は、内径がネジ筒部22の外径よりも大径の円筒部であり、内周面にネジ筒部22の雄ねじ22aに螺合される雌ねじ32aが形成されている。このように構成されているので、装着筒32の雌ねじ32aをネジ筒部22の雄ねじ22aに螺合させることで、オーバーキャップ4を注出キャップ3に螺着できるようになっている。
なお、上述した各雄ねじ10a、22a及び各雌ねじ20a、32aのねじ溝方向は、それぞれ同方向となっている。具体的には、図1に示す視点において軸線Lを中心として反時計方向(回転方向R1)に回転させることで、注出キャップ3及びオーバーキャップ4をそれぞれ取り外すことができるようにねじ溝が形成されている。よって、注出キャップ3及びオーバーキャップ4を装着する場合には、軸線Lを中心として時計方向(回転方向R2)に回転させれば良い。
スライド部5は、取手14の外表面に摺接しながらスライドするように設計されている。このスライド部5は、図2から図4に示すように、指先でスライド操作される略箱状のタッチ部40と、タッチ部40の先端側から取手14の外表面に沿って注出キャップ3の内部に潜り込むように延在する延在部41と、該延在部41の先端から注出キャップ3のリング部24に対して略平行になるように上方に立ち上がると共に、リング部24に沿って周方向に湾曲した湾曲部42と、で構成されている。
そして、このように構成されたスライド部5は、取手14の根元側に一体的に形成された膨出部14aに被さった状態で取り付けられている。この膨出部14aは、取手14の上面側から上方に向けて膨らむように膨出形成された部分であり、頂面が略平坦面とされている。また、膨出部14aの両側面には、内側に若干窪んだ窪み部14bが、径方向Rに沿って連続的に形成されている。つまり窪み部14bは、スライド部5のスライド移動をガイドするガイドレールの如く機能する。
そして、上述したようにスライド部5は、この膨出部14aに被さった状態で取り付けられている。具体的には、タッチ部40が膨出部14aに被さった状態となっている。この際、タッチ部40の両側面に形成されたガイド爪40aが膨出部14aの窪み部14bに引っ掛かった状態となっている。これにより、スライド部5は、径方向Rのみに案内されながらスライド移動可能とされている。
つまり、上述した窪み部14b及びガイド爪40aは、スライド部5を径方向Rのみに移動するように案内するガイド手段50として機能する。なお、ガイド爪40aが窪み部14bに引っ掛かっているので、スライド部5が膨出部14aから外れてしまうことがない。
また、上述した延在部41は、リング部24と取手14との間にあけられた隙間を介して注出キャップ3の内部、即ち、リング部24の内部に潜り込んだ状態となっている。そして、上記湾曲部42は、スライド部5のスライド操作に伴って、リング部24の内周面に形成された複数の爪部61からなる係合部60に接近離間するようになっている。
ところで、湾曲部42には、リング部24に対向する面においてリング部24の周方向に沿って連続的に並設された複数の鋸刃状の爪部65から構成される係合部66が形成されている。これら複数の爪部65は、それぞれ平面視略直角三角形状の凸部であり、リング部24に向けて突出するように形成されている。
より詳細に説明すると、各爪部65は、リング部24の外周面に対して略垂直な垂直面65aと、外周面に対して傾斜した傾斜面65bとで、平面視略直角三角形状に形成されている。この際、注出キャップ3が締め込まれる回転方向R2に向かう側に垂直面65aが位置するように形成されている。つまり、湾曲部42に設けられた爪部65は、リング部24に設けられた爪部61と逆向きの状態となるように形成されている。
これにより、湾曲部42側に設けられた複数の爪部65からなる係合部66は、スライド部5のスライド操作に伴って、リング部24側に設けられた複数の爪部61からなる係合部60に対して、互いに係合し合ったり、係合が解除されたりするようになっている。
より詳細に説明すると、図2及び図3に示すようにスライド部5がロック位置(注出キャップ3から最も離れる位置)P1に移動させられると、湾曲部42側の係合部66の爪部65がリング部24側の係合部60の爪部61に噛合して係合し合う。しかも、双方の垂直面61a、65aが互いに当接した状態で噛合する。これにより、注出キャップ3と口部10との緩み側への相対的な回転移動を規制することができるようになっている。
一方、図5及び図6に示すように、スライド部5がリリース位置(注出キャップ3に最も接近する位置)P2に移動させられると、湾曲部42側の係合部66の爪部65がリング部24側の係合部60の爪部61から離れるので、さきほどの係合が解除され、注出キャップ3と口部10との回転移動の規制を解くことができるようになっている。
しかも、スライド部5がロック位置P1に移動して、湾曲部42側の係合部66とリング部24側の係合部60とが係合している状態であっても、注出キャップ3と口部10との締め付け側への相対的な回転移動に関しては許容されている。つまり、この場合には、双方の垂直面61a、65aが離れる方向に相対的に回転するので、リング部24側の爪部61が湾曲部42側の爪部65を乗り越えるように移動することができるようになっている。なお、リング部24は、上述したように径方向Rに若干の変形が可能とされているので、湾曲部42側の爪部65を乗り越える際に径方向R外方に若干変形しながら乗り越えることができる。
このように、湾曲部42側の複数の爪部65からなる係合部66と、リング部24側の複数の爪部61からなる係合部60とは、互いに係合し合ったときに、注出キャップ3と口部10との緩み側への相対的な回転移動を規制していると共に、締め付け側への相対的な回転移動を許容するようになっている。
ところで、タッチ部40の下面には、図2及び図5に示すように、膨出部14aの頂面に向けて突起した突起部40bが形成されている。一方、膨出部14aの頂面には、この突起部40bが嵌り込む嵌合孔14cが2つ形成されている。このうち嵌合孔14cの1つは、スライド部5がロック位置P1に移動してきた際に、突起部40bが嵌り込むことができる位置に形成されている。嵌合孔14cの残りの1つは、スライド部5がリリース位置P2に移動してきた際に、突起部40bが嵌り込むことができる位置に形成されている。つまり、スライド部5がロック位置P1又はリリース位置P2のいずれに移動したとしても、突起部40bが嵌合孔14cに嵌まり込むようになっている。これにより、スライド部5を保持して、ロック位置P1又はリリース位置P2の各位置に留まらせることができるようになっている。
即ち、上述した突起部40b及び嵌合孔14cは、スライド部5がロック位置P1又はリリース位置P2に移動されてきたときに、該スライド部5を保持して各位置に留まらせる保持手段51として機能する。
また、リング部24の外周面には、図3及び図6に示すように、注出キャップ3を一定量締め込んだ際にスライド部5の側面に接触して、スライド部5に対する回転方向の位置決めを行う当接部24bが外方に突出するように形成されている。
この当接部24bによって、注出キャップ3を装着する際に、誰でも毎回同じ回転角度で注出キャップ3を装着することが可能とされている。これについても、後に詳細に説明する。
次に、このように構成されたキャップ付容器1を利用する場合について説明する。なお、初期状態として、図1及び図2に示すように、注出キャップ3及びオーバーキャップ4が装着されていると共に、スライド部5がロック位置P1に移動して係合部60、66が互いに係合し合っているものとして説明する。また、当接部24bがスライダ5の側面に接触して、それ以上の注出キャップ3の締め込みを規制しているものとして説明する。
まず、容器本体2に収容された内容物Wを注出する場合について説明する。
はじめに、オーバーキャップ4を注出キャップ3から取り外す。詳細には、軸線Lを中心としてオーバーキャップ4を反時計方向(回転方向R1)に回転移動させ、ネジ筒部22に螺着されたオーバーキャップ4を緩めて取り外す。この際、図3に示すように、既に湾曲部42側の係合部66とリング部24側の係合部60とが係合、即ち、爪部65と爪部61とが噛み合っている。しかも、垂直面65aと垂直面61aとが当接した状態で噛み合っている。そのため、口部10と注出キャップ3との緩み側への相対的な回転移動が規制されている。従って、オーバーキャップ4を取り外す際に、注出キャップ3が連られて緩み側に回転してしまうことを(共回りしてしまうことを)確実に防止することができる。
特に、図2に示すように、タッチ部40に設けられた突起部40bが膨出部14aに形成された嵌合孔14c内に嵌り込んでいるので、スライド部5はロック位置P1で保持されている。そのため、スライド部5が不意にスライド移動して、ロック位置P1から移動してしまうことを防止することができる。そのため、スライド部5と注出キャップ3との係合状態を確実に維持し続けることができるので、共回りの防止を確実なものにすることができる。
続いて、オーバーキャップ4を取り外した後、取手14を把持しながら容器本体2を傾けて、注出キャップ3の注出口23aから容器本体2に収容されている内容物Wをオーバーキャップ4の中に注出する。詳しく説明すると、取り外したオーバーキャップ4を上下反転させ、該オーバーキャップ4を上方に向けて開放された姿勢にする。そして、容器本体2を傾けると共に、注出口23aの下方にオーバーキャップ4を配置する。そして、容器本体2が傾けられると、容器本体2に収容されている内容物Wは、内筒部21の底板25の開口25aからノズル部23内に流入すると共に、ノズル部23を通って先端側に流れ、ノズル部23の先端に設けられた注出口23aから注出される。すると、注出された内容物Wは、オーバーキャップ4の本体筒30の中に流入され、貯留される。この際、本体筒30の内周面に印された目盛りを利用して内容物Wの注出量を計量する。これにより、所定量の内容物Wを注出させることが可能である。
そして、オーバーキャップ4内に貯留した内容物Wを図示しない対象物に注いだ後、オーバーキャップ4を再度注出キャップ3に装着する。この場合には、軸線Lを中心としてオーバーキャップ4を時計方向(回転方向R2)に回転移動させれば良い。なお、この場合にも、当接部24bがスライダ5の側面に接触しているため、注出キャップ3が締め込み側に回転してしまうことがない。そのため、やはり注出キャップ3が共回りしてしまうことを確実に防止することができる。
このように、本実施形態のキャップ付容器1によれば、オーバーキャップ4を回転させて、注出キャップ3から取り外したり、注出キャップ3に装着したりする際に、注出キャップ3が共回りしてしまうことを確実に防止することができる。
次に、容器本体2に収容されている内容物Wを詰め替える場合について説明する。
まず、注出キャップ3からオーバーキャップ4を取り外す。この場合の動作は、上述した場合と同様である。次に、スライド部5を図2及び図3に示すロック位置P1から、図5及び図6に示すリリース位置P2にスライド移動させる。詳細には、スライド部5のタッチ部40を指先で押えながら、径方向Rに沿って注出キャップ3に近づくようにスライド移動させる。この際、タッチ部40の突起部40bと膨出部14aの嵌合孔14cとの嵌め合い力に抗する力でスライド移動させる。すると、突起部40bと嵌合孔14cとの嵌め合いが解除されるので、スライド部5は注出キャップ3に接近するように(リリース位置P2に向かって)径方向Rに沿ってスライド移動する。
この際、スライド部5は、窪み部14b及びガイド爪40aからなるガイド手段50によって径方向Rのみに移動するように案内されているので、ひっかかり等がなく滑らか且つ正確にスライド部5をスライド移動させることができる。そして、スライド移動させた結果、スライド部5が注出キャップ3に最も近づいたリリース位置P2に達すると、タッチ部40の突起部40bが膨出部14aに形成されたもう1つの嵌合孔14cに嵌まり込む。これにより、スライド部5をリリース位置P2で保持でき、該位置に留まらせることができる。
このようにスライド部5がリリース位置P2に移動すると、湾曲部42側の係合部66の爪部65がリング部24側の係合部60の爪部61から離れ、両者が離間する。そのため、スライド部5と注出キャップ3との係合が解除され、口部10と注出キャップ3との緩み側への相対的な回転移動の規制を解くことができる。これにより、軸線Lを中心として注出キャップ3を反時計方向(回転方向R1)に回転移動させることができ、外筒部20に螺着された注出キャップ3を緩めて取り外すことができる。その結果、容器本体2の口部10が開放された状態となる。
よって、図示しないパウチ等に収容された内容物Wを、注出口23aを介さずに口部10から直接容器本体2の内部に再充填できる。そのため、内容物Wをできるだけこぼさずに詰め替え作業を行うことができる。従って、非常に使い易く、また内容物Wを無駄にすることがない。
続いて、内容物Wの詰め替え作業が終了した後、注出キャップ3を再度口部10に螺着する場合について説明する。
この場合には、注出キャップ3を軸線L回りに時計方向(回転方向R2)に回転させ、注出キャップ3の外筒部20の雌ねじ20aを口部10の雄ねじ10aに螺合させて徐々に締め付ける。このように注出キャップ3を回転させながら締め込んでいくと、一定量締め込んだときに、図6に示すようにリング部24に設けられた当接部24bがスライド部5の側面に接触する。そのため、スライド部5に対する注出キャップ3の回転方向の位置決めを行うことができる。つまり、回転方向における注出キャップ3とスライド部5との相対的な位置関係を常に同じ状態にすることができる。そのため、湾曲部42側の係合部66の爪部65とリング部24側の係合部60の爪部61とを、噛合可能な状態で確実に対向させることができる。
しかも、回転方向における注出キャップ3とスライド部5との相対的な位置関係が常に同じ状態になるので、結果的に口部10に対するノズル部23の向きを同じ位置にすることができる。つまり、図1に示すように、軸線Lを挟んで取手14とは反対の方向に内容物Wを注出することができるように、注出口23aの向きを位置決めすることができる。従って、内容物Wの詰め替え作業を行ったとしても、ノズル部23の向きが変化してしまうことを防止することができる。
そして、当接部24bがスライド部5に接触するまで注出キャップ3を締め込んだ後、スライド部5を図5及び図6に示すリリース位置P2から、図2及び図3に示すロック位置P1にスライド移動させる。つまり、径方向Rに沿ってスライド部5を注出キャップ3から離れるようにスライド移動させる。この際、タッチ部40の突起部40bと膨出部14aの嵌合孔14cとの嵌め合い力に抗する力でスライド移動させる。すると、突起部40bと嵌合孔14cとの嵌め合いが解除されるので、スライド部5は注出キャップ3から離間するように(ロック位置P1に向かって)径方向Rに沿ってスライド移動する。
スライド移動させた結果、スライド部5が注出キャップ3から最も離れたロック位置P1に達すると、タッチ部40の突起部40bが元の嵌合孔14cに嵌まり込む。これにより、スライド部5をロック位置P1で保持でき、該位置に留まらせることができる。
このようにスライド部5がロック位置P1に移動すると、湾曲部42側の係合部66の爪部65とリング部24側の係合部60の爪部61とが再度噛み合った状態となるので、スライド部5と注出キャップ3とが係合される。この際、上述したように爪部61、65が噛合可能な状態で対向した位置関係になっていたので、爪部61、65を確実に噛み合せることができ、確実な係合を行うことができる。
これにより、注出キャップ3の螺着作業が終了する。
上述したように、本実施形態のキャップ付容器1によれば、注出キャップ3の共回りを防止しながらオーバーキャップ4を着脱することができるうえ、内容物Wの詰め替え作業を行う際に、内容物Wをできるだけこぼさずに容易に行うことができる。
特に、内容物Wの詰め替え作業を行う際に、スライド部5を指先でスライド移動させるだけの簡単な方法で、注出キャップ3と口部10との緩み側への相対的な回転移動を規制したり、該規制を解除したりできるので、非常に使い易く利便性に優れている。また、ガイド手段50によってスライド部5を径方向Rに案内しているので、スライド部5を滑らか且つ正確にスライド移動できる。よって、この点においても内容物Wの詰め替え作業を簡便に行うことができる。
また、突起部40bと嵌合孔14cとからなる保持手段51によってスライド部5をロック位置P1又はリリース位置P2の各位置で保持できるので、意図しないタイミングでスライド部5が不意にスライド移動してしまうといったことを防止することができる。よって、スライド部5をロック位置P1に移動させて注出キャップ3に係合させた場合には、該係合状態を確実に維持し続けることができる。また、内容物Wの詰め替え作業を行っている際に、スライド部5を確実にリリース位置P2に留めておくことができるので、スライド部5の位置に注意を払うことなく注出キャップ3を再度装着することができる。このように、スライド部5を各位置に留めておくことができるので、信頼性の高い容器とすることができると共に、詰め替え作業を簡便に行える。
更に、注出キャップ3に当接部24bが設けられているので、内容物Wの詰め替え作業を行った後、注出キャップ3を再度装着する際に、誰でも毎回同じ締め込み量及び回転角度で注出キャップ3を装着することができる。この点においても、信頼性の高い容器とすることができる。
しかも、本実施形態のキャップ付容器1によれば、内容物Wの詰め替え作業が終了して注出キャップ3を装着する際に、仮にスライド部5がリリース位置P2からロック位置P1に移動していたとしても、注出キャップ3の装着を行うことができる。
つまり、湾曲部42側の係合部66の爪部65とリング部24側の係合部60の爪部61とは、互いに噛み合っている状態であったとしても、口部10と注出キャップ3との締め付け側への相対的な回転移動に関しては許容している。そのため、スライド部5がロック位置P1に移動していたとしても、リング部24側の係合部60の爪部61が湾曲部42側の係合部66の爪部65を乗り越えるように移動可能であるので、注出キャップ3を締め付け方向に回転させることができる。従って、注出キャップ3の装着を行うことができる。
このように、スライド部5が仮にロック位置P1に移動していたとしても注出キャップ3を確実に装着できるので、非常に使い易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、内容物Wの詰め替え作業を行う際に、オーバーキャップ4を注出キャップ3から取り外した状態で行ったが、オーバーキャップ4を螺着させた状態のまま行っても構わない。この場合であっても、同様の作用効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、各雄ねじ10a、22a及び各雌ねじ20a、32aのねじ溝方向をそれぞれ同一方向として説明したが、逆方向でも構わない。つまり、注出キャップ3を取り外す際の回転方向と、オーバーキャップ4を取り外す際の回転方向とが、逆方向であっても構わない。
また、上記実施形態では、方向性がある注出口23aを有するノズル部23を例に挙げて説明したが、軸線Lを中心として円筒状に形成されたノズル部としても構わない。この場合であったとしても、同様の作用効果を奏することができる。しかも、この場合には、注出キャップ3の回転によって注出口23aの方向が変化しないので、注出キャップ3と口部10との回転方向における相対的な位置関係を気にする必要がない。そのため、当接部24bが不要となる。
また、上記実施形態では、スライド部5をロック位置P1にスライド移動させた際に、湾曲部42側の係合部66の爪部65とリング部24側の係合部60の爪部61とを噛み合せることで、注出キャップ3を係合させたが、この構成に限定されるものではない。
例えば、図7に示すように、リング部24の内周面に凹部70を形成し、該凹部70に嵌って係合する爪部71を湾曲部42に形成しても構わない。この場合には、スライド部5のスライド操作に伴って、爪部71が凹部70に嵌り込んだり凹部70から抜け出たりするようになっている。なお、凹部70及び爪部71は、それぞれの回転方向の大きさ(回転方向に沿った長さ)が互いに同等の場合を例に挙げて説明している。よって、爪部71が凹部70に嵌り込んだ際に、注出キャップ3は緩む方向、締まる方向のいずれの方向にも動かないようになっている。
このように構成した場合には、図7に示すようにスライド部5がロック位置P1に移動させられると、爪部71が凹部70に嵌り込むので、スライド部5が注出キャップ3に係合した状態となる。これにより、注出キャップ3と口部10との、緩み側及び締め付け側への相対的な回転移動を規制することができるようになっている。
一方、図8に示すように、スライド部5がリリース位置P2に移動させられると、爪部71が凹部70から抜け出るので、さきほどの係合が解除され、注出キャップ3と口部10との回転移動の規制を解くことができるようになっている。
従って、このように構成した場合であっても、同様の作用効果を奏することができる。
いずれにしても、ロック位置P1に移動されたときに注出キャップ3に係合して、注出キャップ3と口部10との少なくとも緩み側への相対的な回転移動を規制できると共に、リリース位置P2に移動されたときに係合を解除できる構成であれば、スライド部5をどのように設計しても構わない。
なお、図7及び図8では、爪部71が凹部70に嵌まり込むことで、注出キャップ3と口部10との相対的な回転移動を、緩み側及び締め込み側の両方向に対して規制した構成としたが、両方向ではなく、少なくとも緩み側への相対的な回転移動を規制するように構成しても構わない。例えば、爪部71の回転方向に沿う長さを凹部70よりも短くし、爪部71が凹部70の一方の側壁に接触して緩み側への回転移動が規制されたときに、凹部70の他方の側壁と爪部71との間に若干の隙間があくように構成しても構わない。
本発明に係るキャップ付容器の一実施形態を示す全体図(一部断面)である。 図1に示すキャップ付容器の一部拡大図であって、スライド部がロック位置に移動している状態を示す図である。 図2に示すキャップ付容器の断面A−A図である。 図1に示すキャップ付容器の断面B−B図である。 図1に示すキャップ付容器の一部拡大図であって、図2に示す状態からスライド部がリリース位置に移動した状態を示す図である。 図5に示すキャップ付容器の断面C−C図である。 本発明に係るキャップ付容器の変形例を示す図であり、爪部が凹部に嵌まり込むことで注出キャップと口部との緩み側への回転移動を規制する構成を示す図である。 図7に示す状態からスライド部がリリース位置に移動した状態を示す図である。
符号の説明
R…径方向
W…内容物
P1…ロック位置
P2…リリース位置
1…キャップ付容器
2…容器本体
3…注出キャップ
4…オーバーキャップ
5…スライド部
23a…注出口
24b…当接部
50…ガイド手段
51…保持手段
60、66…係合部
61、65…爪部

Claims (6)

  1. 内容物を収容する容器本体と、
    該容器本体の口部に着脱可能に螺着され、前記内容物を注出する注出口を有する注出キャップと、
    該注出キャップに着脱可能に螺着され、前記注出口を覆うオーバーキャップと、
    前記容器本体の外表面に摺接しながら、前記注出キャップの径方向に沿ってロック位置とリリース位置との間をスライド移動可能に設けられたスライド部と、を備え、
    前記スライド部は、前記ロック位置に移動されたときに前記注出キャップに係合して、該注出キャップと前記口部との少なくとも緩み側への相対的な回転移動を規制すると共に、前記リリース位置に移動されたときに前記係合を解除して回転移動の規制を解くことを特徴とするキャップ付容器。
  2. 請求項1に記載のキャップ付容器であって、
    前記注出キャップ及び前記スライド部には、該スライド部が前記ロック位置に移動されたときに互いに係合し合う係合部がそれぞれ設けられ、
    前記係合部は、互いに係合し合ったときに、前記注出キャップと前記口部との締め付け側への相対的な回転移動を許容することを特徴とするキャップ付容器。
  3. 請求項2に記載のキャップ付容器であって、
    前記係合部は、前記注出キャップと前記口部との緩み側への相対的な回転移動を規制すると共に、締め付け側への相対的な回転移動を許容する鋸刃状の爪部を備えていることを特徴とするキャップ付容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のキャップ付容器であって、
    前記スライド部が前記径方向のみに移動するように案内するガイド手段を備えていることを特徴とするキャップ付容器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のキャップ付容器であって、
    前記スライド部が前記ロック位置又は前記リリース位置に移動されたときに、スライド部を保持して各位置に留まらせる保持手段を備えていることを特徴とするキャップ付容器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のキャップ付容器であって、
    前記注出キャップには、該注出キャップを一定量締め込んだ際に、前記スライド部に接触して該スライド部に対する回転方向の位置決めを行う当接部が形成されていることを特徴とするキャップ付容器。
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