JP6373128B2 - 封緘容器 - Google Patents
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Description
(1)本発明に係る封緘容器は、内容物が収容される容器本体の口部に装着される装着部、及び、該装着部から容器軸方向の外側に向けて突出し、かつその先端に内容物の吐出される吐出孔が形成されたノズル部を有する吐出栓と、前記吐出栓に装着されるキャップ体と、を備え、前記キャップ体は、前記ノズル部に移動自在に螺着されて前記吐出孔を開閉する本体筒部と、該本体筒部より容器軸方向の内側に配設され、前記ノズル部に外嵌されて固着された基筒部と、前記本体筒部と前記基筒部とを連結し、かつ破断自在に形成された弱化部と、を備える封緘容器であって、前記ノズル部の外周面、及び前記基筒部の内周面にはそれぞれ、互いに係止され合って容器軸回りの回転移動を規制する第1規制部が各別に形成されており、前記ノズル部の外周面には、径方向の外側に向けて突出し、前記基筒部の内周面に形成された係合部に係止される係止突部が形成され、前記係止突部は、前記ノズル部の外周面に容器軸回りに沿う周方向に延在するとともに、その周方向において少なくとも一部が切り欠かれたことで周方向に断続的に延在して形成され、前記基筒部の内周面には、前記係止突部の切り欠かれた部位に配置され、前記容器軸方向で前記係合部より前記容器軸方向の内側まで延在する規制突部が形成され、前記第1規制部は、前記係止突部における周端部と、前記規制突部とによって構成されていることを特徴とする。
また、第1規制部が、係止突部における周端部と規制突部とによって構成されているので、使用に際しての開封時にキャップ体を廻した際に、規制突部が係止突部における周端部に係止することで、ノズル部に対して基筒部が容器軸回りに回転することが確実に規制される。
「第1実施形態」
(封緘容器の構成)
まず、本発明に係る封緘容器の第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態の封緘容器の、半部を縦断面視した側面図であり、図1中符号1は封緘容器である。この封緘容器1は、内部に内容物(図示せず)が収容される有底円筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3を覆うように容器本体2に装着された筒状の吐出栓4と、吐出栓4に装着された有頂筒状のキャップ体5と、を備えて構成されている。
補助連結部22の、容器軸O回りに沿う一方の側、すなわち図5(b)中に矢印Bで示す、本体筒部19のノズル部11に対して緩める側には、矩形状の規制片27が形成されている。この規制片27は、補助連結部22に対して予め設定された僅かな間隙を介して、本体筒部19の下端部(容器軸O方向の内端部)に配置されている。
このような構成からなる封緘容器1を製造するには、まず、容器本体2の口部3内に吐出栓4の外筒部12を嵌合させ、吐出栓4を取り付ける。次に、吐出栓4に対してキャップ体5を取り付けるべく、吐出栓4の上方からキャップ体5を被せ、その状態でキャップ体5に所定の力を加え、打栓を行う。これにより、基筒部20の内周面の係合部25を外筒部12の外周面の係止突部15に対して乗り越えさせ、係止させる。
このような打栓を行った際に過剰な力がキャップ体5に加わると、座屈変形によって弱化部21が破断してしまうおそれがある。しかし、座屈変形により本体筒部19が基筒部20側に大きく移動しようとしても、本体筒部19に規制片27と補助片28とを設けたことにより、これらが互いに協働して基筒部20に当接するため、それ以上の基筒部20側への移動が規制される。したがって、弱化部21の破断が防止される。
しかしながら、この場合、キャップ体5をノズル部11に打栓する際に、弱化部21が不意に破断しやすくなるおそれがあるため、係止突部15の突出高さを低く抑えることで、打栓時の押圧力を押さえる必要もある。
ところがこの場合では、開封時に、係合部25が係止突部15を上方に乗り越えやすくなり、弱化部21が破断しにくくなるおそれがある。
しかしながら、本実施形態による封緘容器1では、弱化部21の破断強度、および係止突部15の突出高さの双方を低く抑えることによって、キャップ体5をノズル部11に打栓する際に、弱化部21が破断するのを抑制しつつ、小径のキャップ体5を有する封緘容器1の良好な開封性を具備させたとしても、第1規制部によりノズル部11に対して基筒部20が容器軸O回りに回転することを規制することが可能になり、弱化部21を確実に破断することができる。
次に、本発明に係る封緘容器の第2実施形態を説明する。この第2実施形態の封緘容器が第1実施形態の封緘容器1と異なるところは、図7〜図9に示すように、第1規制部を構成する係止突部15の周端部の構造にある。なお、図7は第2実施形態に係る吐出栓30の平面図、図8は同じく吐出栓の側面図、図9は同じく吐出栓の斜視図である。
次に、本発明に係る封緘容器の第3実施形態を説明する。この第3実施形態の封緘容器が第1実施形態の封緘容器1と異なるところは、図10〜図12に示すように、第1規制部を構成する係止突部15の周端部を含む、ノズル部11の構造にある。なお、図10は第3実施形態に係る吐出栓40の平面図、図11は同じく吐出栓の側面図、図12は同じく吐出栓の斜視図である。
次に、本発明に係る封緘容器の第4実施形態を説明する。この第4実施形態の封緘容器が第1実施形態の封緘容器1と異なるところは、図13、図14に示すように、第1規制部を構成する係止突部15の周端部を含む、ノズル部11の構造にある。なお、図13は第4実施形態に係る吐出栓50の平面図、図14は同じく吐出栓の側面図である。
また、吐出栓50に対してキャップ体5を被着させる打栓時において、基筒部20の係合部25を係止突部53に係止させた後、雄螺子部18と雌螺子部23との螺着状態を調整する際に、規制突部26を係合突部53に乗り上げさせることが可能になる。したがって、打栓時に周方向の位置を精度良く合わせる必要がないため、吐出栓50に対するキャップ体5の組み付けを容易に行うことができる。
例えば、容器本体2については、インジェクション成形によって形成するのに代えて、射出成形によって有底筒状に形成されたプリフォームをブロー成形することで形成して、スクイズ容器としてもよい。
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着される装着部、及び、該装着部から容器軸方向の外側に向けて突出し、かつその先端に内容物の吐出される吐出孔が形成されたノズル部を有する吐出栓と、
前記吐出栓に装着されるキャップ体と、を備え、
前記キャップ体は、前記ノズル部に移動自在に螺着されて前記吐出孔を開閉する本体筒部と、該本体筒部より容器軸方向の内側に配設され、前記ノズル部に外嵌されて固着された基筒部と、前記本体筒部と前記基筒部とを連結し、かつ破断自在に形成された弱化部と、を備える封緘容器であって、
前記ノズル部の外周面、及び前記基筒部の内周面にはそれぞれ、互いに係止され合って容器軸回りの回転移動を規制する第1規制部が各別に形成されており、
前記ノズル部の外周面には、径方向の外側に向けて突出し、前記基筒部の内周面に形成された係合部に係止される係止突部が形成され、
前記係止突部は、前記ノズル部の外周面に容器軸回りに沿う周方向に延在するとともに、その周方向において少なくとも一部が切り欠かれたことで周方向に断続的に延在して形成され、
前記基筒部の内周面には、前記係止突部の切り欠かれた部位に配置され、前記容器軸方向で前記係合部より前記容器軸方向の内側まで延在する規制突部が形成され、
前記第1規制部は、前記係止突部における周端部と、前記規制突部とによって構成されていることを特徴とする封緘容器。 - 前記本体筒部、及び前記基筒部にはそれぞれ、互いが係止され合って容器軸回りに沿う本体筒部の、前記ノズル部に対する締め付け側への回転移動を規制する第2規制部が各別に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の封緘容器。
- 前記第2規制部は、前記本体筒部における容器軸方向の内端部、及び前記基筒部における容器軸方向の外端部に各別に形成され、
前記本体筒部、及び前記基筒部のうちの少なくとも一方に形成された前記第2規制部は、他方に容器軸方向に対向しており、前記吐出栓に前記キャップ体を打栓する際に、前記他方に当接若しくは近接することを特徴とする請求項2に記載の封緘容器。
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