JP2018016407A - 吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業性に優れたカバー体を具備する吐出容器を提供すること。【解決手段】容器本体2と、装着キャップ3と、上方付勢状態で下方移動可能に挿通されたステム4を有するポンプ5と、ステムの上端部に装着されると共に吐出孔6が形成された押下ヘッド7と、押下ヘッドを覆うカバー体8と、下降端位置P1に位置する押下ヘッドが螺着される規制筒31とを備え、押下ヘッドは規制筒に螺着される下側ヘッド筒60と、下側ヘッド筒に対して上方から嵌合され、且つカバー体が装着される上側ヘッド筒61とを備え、カバー体は押下ヘッド及び規制筒を径方向外側から囲繞すると共に第1弱化部が形成されたカバー筒80を備え、カバー筒は第1弱化部の破断により周方向に分断可能とされ、カバー筒及び規制筒には、互いに係合し合い、カバー筒及び規制筒の相対的な回転を規制する回り止め部が各別に形成されている吐出容器1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出容器に関する。
従来から、下降端位置に位置している押下ヘッドの意図しない回転操作を防止するためのカバー体を具備する吐出容器が知られている。
例えば、下記特許文献1に示される吐出容器は、内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着される装着キャップと、ステムを有し、容器本体の口部内に挿入された状態で装着キャップによって保持されるシリンダと、シリンダの上端部に装着され、内側にステムが挿通されたステム挿通筒と、吐出孔が先端に開口したノズル筒を有し、ステムの上端部に装着されると共に下降端位置でステム挿通筒に螺着される押下ヘッドと、容器本体の口部、装着キャップ及び押下ヘッドを外側から囲む筒状のカバー体と、を備えている。
カバー体には、ノズル筒を挿通させる縦長の窓孔が形成されていると共に、容器本体の口部に形成された係合突部を嵌合させる嵌合孔が形成されている。また、カバー体には、破断可能な弱化部を介して除去帯が接続されている。
このように構成された吐出容器によれば、カバー体が押下ヘッドを外側から囲んでいるので、例えば商品流通時や未使用時等に、下降端位置に位置している押下ヘッドが不意に回転操作されてしまうことを防止できる。これにより、ステム挿通筒に対する押下ヘッドの螺着が意図せずに解除されてしまうことを防止している。
なお、弱化部を破断しながら除去帯をカバー体から毟り取るように除去することで、カバー体を押下ヘッドから取り外すことができ、吐出容器を使用することが可能となる。
特開2006−89110号公報
しかしながら上記従来の吐出容器では、カバー体を含めた吐出容器の組み立てに手間がかかり易かった。組み立てを行う場合には、内容物が充填された容器本体に対して、ステム挿通筒に押下ヘッドを螺着させた状態で予め組み立てられたユニットを、装着キャップを介して装着する。その後、窓孔にノズル筒を通しながらカバー体を押下ヘッドに被せるように装着し、嵌合孔内に容器本体側の係合突部を係合させることで、カバー体を取り付ける。
このように、カバー体の取り付け作業を単独で最後に行う必要があるうえ、ノズル筒との干渉を避けながらカバー体を一旦押下ヘッドに被せた後に、嵌合孔内への係合突部の係合を行う必要があり、カバー体の取り付けを行うにあたり、複雑な作業が必要となってしまう。従って、吐出容器の組み立てに手間がかかり、組立工数が増大し易かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、組立作業性に優れたカバー体を具備する吐出容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る吐出容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップの内側に、上方付勢状態で下方移動可能に挿通されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に装着されると共に、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、前記押下ヘッドを覆うカバー体と、下降端位置に位置する前記押下ヘッドが螺着され、前記押下ヘッド及び前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備え、前記押下ヘッドは、前記規制筒に螺着される下側ヘッド筒と、前記吐出孔が形成されると共に前記下側ヘッド筒に対して上方から嵌合され、且つ前記カバー体が装着される上側ヘッド筒と、を備え、前記カバー体は、前記押下ヘッド及び前記規制筒を径方向外側から囲繞すると共に、破断可能な第1弱化部が形成されたカバー筒を備え、前記カバー筒は、前記第1弱化部の破断により周方向に分断可能とされ、前記カバー筒及び前記規制筒には、互いに係合し合い、前記カバー筒及び前記規制筒の相対的な回転を規制する回り止め部が各別に形成されている。
本発明に係る吐出容器によれば、押下ヘッドが下降端位置に位置している際に、回り止め部によってカバー筒及び規制筒の相対的な回転を規制できるので、カバー体を介して押下ヘッドが不意に回転操作されてしまうことを防止することができる。そのため、例えば商品流通時や未使用時等に、規制筒に対して押下ヘッドが緩み方向に回転して、規制筒に対する押下ヘッドの螺着が意図せずに解除されてしまうことを防止することができる。
特に押下ヘッドは、規制筒に螺着される下側ヘッド筒と、下側ヘッド筒に対して上方から嵌合される上側ヘッドと、が一体的に組み合わされることで構成されている。従って、例えば上側ヘッド筒にカバー体を装着した状態で、規制筒に螺着された下側ヘッド筒に対して上側ヘッド筒及びカバー体を一体に打栓等によって押下することで、下側ヘッド筒及び上側ヘッド筒の嵌合と、カバー筒及び規制筒の回り止め部同士の係合と、を同時に行うことが可能である。これにより、押下ヘッドの組み立て作業及びカバー体の装着作業を同時に行うことができる。従って、組み立て工数の増大を抑えることができ、組立作業性に優れた吐出容器とすることができる。
なお、吐出容器を使用する場合には、第1弱化部を破断することでカバー筒を周方向に分断できるので、カバー体を押下ヘッドから容易に取り外すことができる。これにより、規制筒に対して押下ヘッドを緩み方向に回転させることができ、規制筒に対する押下ヘッドの螺着を解除して、押下ヘッドを下降端位置から上昇端位置に移動させることができる。その結果、押下ヘッドを押し下げ可能な状態に移行させることができ、内容物の吐出を行える。
(2)前記カバー筒には、前記規制筒に対して係止され、前記規制筒に対する前記カバー筒の上方移動を規制する係止部が形成されても良い。
この場合には、カバー体が回り止め部によって規制筒に対して回り止めされているだけでなく、係止部によって規制筒に対するカバー体の上方移動についても規制することができる。従って、規制筒に対して押下ヘッドが緩み方向に回転するような回転力がカバー体に作用したとしても、押下ヘッドの緩みに伴うカバー体の上方移動を規制できるので、規制筒に対して押下ヘッドの螺着が緩む、或いは解除されてしまうことを効果的に防止することができる。
(3)前記第1弱化部は、前記カバー筒に周方向に間隔をあけて形成され、前記カバー筒のうち、周方向で互いに隣り合う前記第1弱化部同士の間に位置する部分は、除去可能な除去片とされ、前記除去片は前記カバー筒の上下方向の全長に亘って形成されても良い。
この場合には、第1弱化部を破断しながら除去片を毟り取るように除去することで、カバー筒を周方向に十分広く分断することができる。従って、押下ヘッドからカバー体をスムーズに取り外し易く、カバー体の取り外し作業を行い易い。
(4)前記カバー筒は、前記押下ヘッドを径方向外側から囲繞する主カバー筒と、前記主カバー筒の下方に配置されると共に、破断可能な第2弱化部を介して前記主カバー筒に分離可能に連結され、前記規制筒を径方向外側から囲繞する補助カバー筒と、を備え、前記補助カバー筒に前記回り止め部が形成されても良い。
この場合には、押下ヘッドが下降端位置に位置している際に、例えば押下ヘッドを緩み方向に回転させるような大きな回転力がカバー体に作用すると、回り止め部によって回転が規制されている補助カバー筒に対して、主カバー筒が相対的に回転しようとするので、第2弱化部に回転力に基づく応力が作用して第2弱化部が破断する。これにより、第2弱化部の破断状態に基づいて、規制筒に対して押下ヘッドの螺着が緩んだ、或いは解除されたか否かを、視認により容易に判別することができる。
また、第2弱化部が破断することで、主カバー筒と補助カバー筒とが切り離されるので、例えば主カバー筒及び補助カバー筒の相対的な上下方向の位置関係を、第2弱化部が破断される前の状態と比べて異ならせることが可能である。従って、主カバー筒及び補助カバー筒の相対的な上下方向の位置関係の変化に基づいて、規制筒に対して押下ヘッドの螺着が緩んだ、或いは解除されたか否かを、視認によってさらに容易に判別し易い。
(5)前記カバー体は、前記押下ヘッドを、その全域に亘って上方から覆う蓋体を備えても良い。
この場合には、カバー体を利用して押下ヘッドを保護することができるうえ、カバー体を取り外さない限り押下ヘッドに触れることができないので、例えば吐出孔に塵埃等が付着し難く、押下ヘッドをより清潔に維持し易い。また、カバー体を取り外す前に、押下ヘッドだけが意図せずに操作されてしまうことを防止することができる。
(6)前記装着キャップの内周面には、前記容器本体の口部に対する前記装着キャップの緩み方向への回転を規制する爪部が、周方向に間隔をあけて複数形成され、前記装着キャップのうち、前記爪部に対して周方向に隣接する部分には、前記装着キャップの厚みが他の部分よりも薄い薄肉部が形成されても良い。
この場合には、押下ヘッドが下降端位置に位置している際に、例えばカバー体が取り付けられた状態のまま、容器本体の口部に対して装着キャップを緩み方向に回転させるような回転力が装着キャップに作用したとしても、爪部が緩み方向への装着キャップの回転を規制する。従って、例えば商品流通時や未使用時等に、装着キャップが緩む、或いは取り外されてしまうことを防止することができる。
特に、装着キャップを緩み方向に回転させるような回転力が作用した場合、薄肉部に爪部を介して回転力に抗する応力が作用するので、薄肉部に例えば破断や伸び等が生じ易い。従って、薄肉部の状態変化に基づいて、装着キャップに緩み方向への回転力が作用したか否かを視認によって判別することができる。
本発明によれば、組み立て工数の増大を抑えることができ、組立作業性に優れた吐出容器とすることができる。
本発明に係る吐出容器の第1実施形態を示す半縦断面図であって、図2に示すA−A線に沿った断面図に相当する。 図1に示す吐出容器の上面図である。 図1に示す吐出容器を除去片側から見た側面図である。 図1に示すB−B線に沿った断面図である。 図1に示す規制筒の周辺を拡大した断面図である。 本発明に係る吐出容器の第2実施形態を示す半縦断面図である。 図6に示す規制筒の周辺を拡大した断面図である。 図7に示す状態から、第2弱化部の破断により補助カバー筒が下方移動した状態を示す断面図である。 本発明に係る吐出容器の第3実施形態を示す半縦断面図である。 図9に示す規制筒の周辺を拡大した断面図である。 図9に示す状態から、第2弱化部の破断により主カバー筒が下方移動した状態を示す断面図である。 図11に示す規制筒の周辺を拡大した断面図である。 本発明に係る吐出容器の変形例を示す図であって、除去片側から吐出容器を見た側面図である。 本発明に係る吐出容器の別の変形例を示す半縦断面図である。 図14に示すカバー体の縦断面図である。 図15に示すカバー体の上面図であって、カバー筒から蓋体を外した状態における上面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る吐出容器の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜3に示すように、本実施形態の吐出容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部12に装着される筒状の装着キャップ3と、装着キャップ3の内側に、上方付勢状態で下方移動可能に挿通されたステム4を有するポンプ5と、ステム4の上端部に装着されると共に、内容物を吐出する吐出孔6が形成された押下ヘッド7と、押下ヘッド7を覆うカバー体8と、を備えている。
ステム4及び押下ヘッド7は、未使用時等の段階では、図1に示すように下降端位置P1に位置していると共に、押下ヘッド7が後述する規制筒31に螺着によって保持されることで上昇移動が規制された状態とされている。一方、使用段階では、押下ヘッド7はステム4と共に上昇端位置P2に位置して、押下のための待機状態に移行する。
なお、容器本体2、装着キャップ3及びステム4は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿った押下ヘッド7側を上側、容器本体2の底部側を下側という。また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。さらに、周方向のうち、吐出容器1の上面視で容器軸Oを時計回りに周回する方向を第1方向M1、その反対側を第2方向M2という。
容器本体2は、図示しない底部、胴部10、肩部11及び口部12を有する有底筒状に形成されている。図示の例では、胴部10の上端部が肩部11との接続部分に向かうにしたがって漸次拡径するように形成され、肩部11が径方向外側に張り出すように形成されている。
但し、容器本体2の形状はこの場合に限定されるものではない。また、胴部10の形状としては、例えば横断面視円形状、楕円状や多角形状であっても良く、特定の形状に限定されるものではない。
口部12の外周面には、装着キャップ3が螺着される第1ねじ部13が形成されている。第1ねじ部13は、容器本体2に対して装着キャップ3を第1方向M1に相対的に回転させた際に、装着キャップ3が締め込まれるように螺旋状に形成されている。そのため、第2方向M2が装着キャップ3の緩み方向となる。
口部12の下端部における外周面には、径方向外側に向けて突出した第1係止突起14が周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第1係止突起14は、図4に示すように、口部12の外周面からの径方向外側への突出量よりも、周方向に沿った周長の方が長く形成されている。第1係止突起14のうち第1方向M1側に位置する第1周端面は、垂直な係止面14aとされている。これに対して、第1係止突起14のうち第2方向M2側に位置する第2周端面は、第1方向M1に向かうにしたがって漸次径方向外側に延びる傾斜面14bとされている。
図1に示すように、ポンプ5は、上記ステム4と、容器本体2の口部12内に挿入された状態で装着キャップ3によって保持され、ステム4が上方に向けて立設されたシリンダ20と、ステム4に連係すると共にシリンダ20内に上下摺動可能に嵌合された図示しないピストンと、を備えている。
シリンダ20は、容器軸Oと同軸に配置され、上方から下方に向かうにしたがって段階的に縮径した多段の筒状に形成されている。
シリンダ20の上端部には、径方向外側に向けて突出するフランジ部21がシリンダ20の全周に亘って環状に形成されている。フランジ部21は、容器本体2の口部12の上端開口縁上にパッキン22を介して配置されている。これにより、シリンダ20は容器本体2の口部12内に挿入された状態で支持されている。
さらにシリンダ20には、フランジ部21の内周縁部から上方に向けて延びた突出筒部23が容器軸Oと同軸に形成されていると共に、フランジ部21よりも下方に位置する部分に容器本体2内とシリンダ20内とを連通する空気孔24が形成されている。シリンダ20の下端部には、下方に向けて延びた吸込み筒部25が容器軸Oと同時に形成されている。吸込み筒部25内には、内容物を吸上げるチューブ体26が嵌合されている。
シリンダ20内には、シリンダ20の下端開口を開閉する図示しない弁部材、及びステム4を上方に向けて付勢する図示しないコイルばね(付勢手段)が配設されている。
弁部材は、チューブ体26の上方に位置するように配置されている。弁部材は、シリンダ20内の加圧時に、シリンダ20の下端開口を閉塞した状態に維持し、且つシリンダ20内の減圧時に、シリンダ20の下端開口を開放する逆止弁とされている。これにより、シリンダ20内の加圧時に、シリンダ20内の内容物がシリンダ20の下端開口を通じて容器本体2内に戻ることが規制され、且つシリンダ20内の減圧時に、容器本体2内の内容物がシリンダ20の下端開口を通じてシリンダ20内に流入することを許容している。
ピストンは、シリンダ20の内周面に密に摺接され、ステム4に伴ってシリンダ20内を上下動する。上述したコイルばねは、例えばピストンと弁部材との間に配設され、ピストンを介してステム4を上方に付勢している。シリンダ20内におけるステム4上には、ステム4とシリンダ20との間に画成され、上記空気孔24に連通する環状空間が形成されている。
さらに、本実施形態のポンプ5は、下降端位置P1に位置する押下ヘッド7が螺着され、下降端位置P1に位置する押下ヘッド7及びステム4の上方移動を規制する規制筒31と、押下ヘッド7が下降端位置P1に位置しているときに、シリンダ20の空気孔24を閉塞するシール筒32と、を備えている。
但し、この場合に限定されるものではなく、装着キャップ3が規制筒31及びシール筒32を具備する構成としても構わないし、規制筒31が装着キャップ3及びポンプ5とは別体に構成されていても構わない。
なお、装着キャップ3を先に説明した後、規制筒31及びシール筒32について説明する。
装着キャップ3は、上筒部35、上筒部35の下端部に連設された下筒部36、及び上筒部35の上端部に連設された環状の天壁部37を有する有頂筒状に形成されている。
上筒部35及び下筒部36は、容器本体2の口部12を径方向外側から囲繞している。下筒部36は、上筒部35よりも径が大きく形成され、容器本体2の口部12側に形成された第1係止突起14を径方向外側から囲繞している。
上筒部35の内周面には、容器本体2の口部12に形成された第1ねじ部13に螺着する第2ねじ部38が形成されている。
天壁部37はシリンダ20のフランジ部21上に配置されている。これにより、シリンダ20は、装着キャップ3によって保持されると共に上方への抜けが防止されている。なお、天壁部37の内側にはシリンダ20の突出筒部23が挿通されている。
下筒部36の内周面には、容器本体2の口部12に対する装着キャップ3の第2方向(緩み方向)M2への回転を規制する第2係止突起(爪部)39が形成されている。
図1及び図4に示すように、第2係止突起39は、下筒部36の内周面から径方向内側に向かって突出すると共に容器軸Oに沿って縦長の板片状に形成され、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
第2係止突起39は、下筒部36の内周面から径方向内側に向かうにしたがって、漸次第2方向M2に延びるように形成されている。そのため、第2係止突起39は、第1係止突起14の傾斜面14bに対応して傾斜するように斜めに突設されている。
これにより、第2係止突起39は、容器本体2の口部12に対する装着キャップ3の第1方向M1への回転に伴って、傾斜面14b上を滑るように移動しながら第1係止突起14を周方向に乗り越えることが可能とされる。従って、容器本体2の口部12に対して装着キャップ3を第1方向M1に締め込んで螺着させることができる。
それに対して、容器本体2の口部12に対して装着キャップ3を第2方向M2に回転させた場合には、第2係止突起39の内端部が第1係止突起14の係止面14aに周方向から係止される。これにより、装着キャップ3は第2方向M2への回転が規制される。
なお、図示の例では、第2係止突起39の周方向の間隔は、第1係止突起14の周方向の間隔よりも僅かに狭い間隔(狭ピッチ)とされている。これにより、図4に示すように、例えば1つの第2係止突起39が第1係止突起14の係止面14aに係止されている際に、他の第2係止突起39については、第1係止突起14の係止面14aから周方向に離間させた状態にしておくことができる。
従って、装着キャップ3を第2方向M2に回転させるような回転力が装着キャップ3に作用した際、係止面14aに係止されている第2係止突起39が、仮に第1係止突起14を第2方向M2に乗り越えようとしても、周方向に隣接する第2係止突起39が周方向に隣接する第1係止突起14の係止面14aに対して直ちに係止した状態となる。
従って、第2係止突起39の周方向の間隔を、第1係止突起14の周方向の間隔よりも僅かに狭い間隔とすることで、第2方向M2への装着キャップ3の回転を効果的に規制することが可能である。
但し、この場合に限定されるものではなく、例えば第2係止突起39の周方向の間隔を、第1係止突起14の周方向の間隔に一致させても構わない。
上述したように、第1係止突起14及び第2係止突起39は、容器本体2の口部12に対する装着キャップ3の締め込み方向(第1方向M1)への回転を許容し、且つ容器本体2の口部12に対する装着キャップ3の緩み方向(第2方向M2)への回転を規制するラチェット機構として機能する。
なお、第2係止突起39は、第1係止突起14と同じ数だけ形成されても構わないし、異なる数で形成されても構わない。
また、下筒部36のうち第2係止突起39に対して周方向に隣接する部分には、下筒部36の厚みが他の部分よりも薄い薄肉部40が形成されている。
具体的には、薄肉部40は下筒部36の内周面に形成された縦溝41によって薄肉に形成されている。縦溝41は、下筒部36の内周面のうち、第2係止突起39に対して第1方向M1側に隣接する部分に形成されている。
図1及び図5に示すように、規制筒31は、シリンダ20の突出筒部23に嵌合(例えばアンダーカット嵌合)された外筒50と、突出筒部23の内側に配置された内筒51と、外筒50を径方向外側から囲繞する外郭筒52と、外郭筒52の上端部及び外筒50の上端部を径方向に接続すると共に、その内端部が内筒51に接続された環状の連結板53と、を備えている。
内筒51は、突出筒部23よりも上方に突出するように形成され、その下端部はシリンダ20の上端部の内側に嵌合されている。内筒51の外周面のうち連結板53よりも下方に位置する部分の外周面、及び突出筒部23の内周面には、互いに周方向に係合し合う縦長の回り止めリブ54、55が各別に形成されている。
内筒51の外周面のうち連結板53よりも上方に位置する部分には、下降端位置P1に位置する押下ヘッド7が螺着される第3ねじ部56が形成されている。第3ねじ部56は、規制筒31に対して押下ヘッド7を第1方向M1に相対的に回転させた際に、押下ヘッド7が締め込まれるように螺旋状に形成されている。
外郭筒52は、装着キャップ3の上筒部35よりも径が小さい円筒状に形成されていると共に、連結板53の外周縁部から装着キャップ3の天壁部37に達しない程度の長さで下方に延びている。これにより、外郭筒52の下端開口縁と天壁部37との間には、容器軸O方向に隙間が確保されている。
外郭筒52の外周面には、径方向外側に向かって突出すると共に、容器軸Oに沿って延びた縦長の第1規制片(回り止め部)59が、周方向に間隔をあけて複数形成されている。図示の例では、外郭筒52の外周面にローレット加工を施すように、第1規制片59が周方向に狭いピッチで並ぶように形成されている。但し、周方向に隣接する第1規制片59同士の間隔は自由に設計して構わない。
シール筒32は、規制筒31の内筒51の内側に配設されている。シール筒32の下端部には、シリンダ20内に摺動可能に嵌合された図示しない閉塞筒部が形成されている。
閉塞筒部は、押下ヘッド7及びステム4が下降端位置P1に位置して、押下ヘッド7が規制筒31に螺着された際、空気孔24を閉塞する。なお、押下ヘッド7及びステム4が上昇端位置P2に位置した場合には、例えば閉塞筒部はピストンによって下方から押し上げられて空気孔24を開放する。
なお、ステム4はシール筒32の内側に上下動可能に配設されている。なお、ステム4の外周面とシール筒32の内周面との間には、外部と上述した環状空間とを連通する環状の連通路が画成されている。なお、シール筒32は必須なものではなく具備しなくても構わない。
図1に示すように、押下ヘッド7は、規制筒31に螺着される下側ヘッド筒60と、下側ヘッド筒60に対して上方から嵌合され、カバー体8が装着される上側ヘッド筒61と、を備え、下側ヘッド筒60及び上側ヘッド筒61が一体的に組み合わされることで構成されている。
下側ヘッド筒60は、規制筒31の内筒51に螺着される螺着筒62と、螺着筒62を径方向外側から囲繞する外側連結筒63と、ステム4の上端部よりも上方に配置された内側連結筒64と、螺着筒62の上端部、外側連結筒63の上端部、及び内側連結筒64を径方向に一体に接続する環状の頂壁板65と、内側連結筒64の下端部に段差部66を介して連設され、ステム4の上端部の内側に嵌合された嵌合筒67と、を備えている。
螺着筒62の内周面には、規制筒31の内筒51に形成された第3ねじ部56に螺着される第4ねじ部68が形成されている。押下ヘッド7及びステム4は、第3ねじ部56に対する第4ねじ部68の螺着によって、下降端位置P1で保持されて上方移動が規制される。
なお、螺着筒62の下端部が規制筒31の連結板53に対して上方から接触することで、規制筒31に対する押下ヘッド7の締め込みが完了する。
外側連結筒63は、規制筒31の外郭筒52と同等の径を有するように形成されている。内側連結筒64は、シール筒32と同径の径を有するように形成され、頂壁板65よりも上方に突出している。嵌合筒67は、内側連結筒64よりも径が小さく形成され、ステム4の内側に上方から嵌合されている。ステム4と嵌合筒67との嵌合によって、押下ヘッド7はステム4の上端部に装着されて一体に組み合わされている。
なお、ステム4の上端開口縁は、段差部66に下方から接触している。また、シール筒32は、押下ヘッド7が下降端位置P1に位置している際、段差部66によって上方から押し下げられる。
上側ヘッド筒61は、外側連結筒63を径方向から外側から囲繞すると共に、外側連結筒63に対して外嵌された外嵌筒70と、外嵌筒70の上端部を塞ぐ平面視円形状の天壁部71と、天壁部71の中央部分から下方に向けて延び、内側連結筒64の内側に上方から嵌合された接続筒72と、を有する有頂筒状に形成されている。
図1及び図2に示すように、外嵌筒70には、径方向外側に向けて突出し、その先端に吐出孔6が形成された吐出ノズル73が形成されている。
図示の例では、吐出ノズル73は周方向に沿った周幅が、径方向外側に向かうにしたがって漸次幅狭となるように形成されている。また、吐出ノズル73は、天壁部71と一体となるように形成されていると共に、外郭筒52の内側に延びて接続筒72に一体に接続されている。これにより、吐出ノズル73の内側は接続筒72の内側に連通している。但し、吐出ノズル73の形状は上述した場合に限定されるものではい。
接続筒72は、内径が内側連結筒64の内径と同径となるように形成され、下端開口縁が段差部66に対して上方から接触している。
このように構成された上側ヘッド筒61は、下側ヘッド筒60に対して上方から組み合わされ、外嵌筒70が外側連結筒63に対して外嵌し、且つ接続筒72が内側連結筒64に対して嵌合することで、下側ヘッド筒60に一体に連結されている。
なお、接続筒72の下端開口縁が段差部66に対して上方から接触することで、上側ヘッド筒61と下側ヘッド筒60とが容器軸O方向に適切に組み合わされる。また、下側ヘッド筒60及び上側ヘッド筒61には、互いの相対回転を規制する図示しない回り止め部がそれぞれ形成されている。これにより、上側ヘッド筒61及び下側ヘッド筒60は、互いに回転不能に組み合わされている。
図1〜図3に示すように、カバー体8は、押下ヘッド7及び規制筒31を径方向外側から囲繞すると共に、破断可能な第1弱化部81が形成され、第1弱化部81の破断により周方向に分断可能とされたカバー筒80を備え、主に上側ヘッド筒61に対して被さるように装着されている。
カバー筒80は、押下ヘッド7を径方向外側から囲繞する主カバー筒82と、主カバー筒82の下方に配置されると共に主カバー筒82に一体に連設され、規制筒31を径方向外側から囲繞する補助カバー筒83と、を備えている。
主カバー筒82は、上側ヘッド筒61の外嵌筒70及び吐出ノズル73を径方向外側から囲繞するように、外嵌筒70及び吐出ノズル73の外形形状に沿って形成されている。また、主カバー筒82には、吐出ノズル73のうち先端部側に位置する部分を上方から覆う蓋カバー84が一体に形成されている。
補助カバー筒83は、主カバー筒82よりも径が小さく形成され、主カバー筒82の下端部に一体に連設されている。
図5に示すように、補助カバー筒83の下端開口縁は装着キャップ3の天壁部37に対して上方から接触している。これにより、補助カバー筒83の下端部は、規制筒31における外郭筒52の下端部よりも下方に突出している。補助カバー筒83における下端部の内周面には、規制筒31に対して係止され、規制筒31に対するカバー筒80の上方移動を規制する係止爪(係止部)85が形成されている。
図示の例では、係止爪85は、補助カバー筒83における下端部の内周面から径方向内側に突出すると共に、径方向内側に向かうにしたがって漸次上方にむけて延びるように形成され、外郭筒52の下端開口縁に対して下方から係止されている。また、係止爪85は周方向に間隔をあけて複数形成されている。
但し、補助カバー筒83の全周に亘って係止爪85を環状に形成しても構わない。
上述のように、装着キャップ3の天壁部71に対して補助カバー筒83が上方から接触し、外郭筒52の下端開口縁に対して係止爪85が下方から係止されることで、カバー体8は容器軸O方向に位置決めされた状態で上側ヘッド筒61に対して装着されている。
補助カバー筒83の内周面には、規制筒31の外郭筒52に形成された第1規制片59に対して周方向から嵌合する第2規制片(回り止め部)86が形成されている。第2規制片86は、補助カバー筒83の内周面から径方向内側に向かって突出すると共に、容器軸Oに沿って延びた縦長に形成されている。図示の例では、第2規制片86は、周方向に間隔をあけて形成されていると共に、係止爪85に対して容器軸O方向に重ならないように配置されている。但し、係止爪85の上方に配置されるように第2規制片86を形成しても構わない。この場合には、例えば係止爪85に第2規制片86を成形する際の成形用金型を通過させる通過孔等を形成しておけばよい。
上述のように、第1規制片59と第2規制片86とが周方向に互いに嵌合し合うことで、カバー筒80及び規制筒31の相対的な回転が規制されている。
図3に示すように、第1弱化部81は、カバー筒80の上下方向に沿って間隔をあけて形成されると共に、周方向に間隔をあけて形成されている。そして、カバー筒80のうち周方向で互いに隣り合う第1弱化部81同士の間に位置する部分は、除去可能な除去片87とされている。
図示の例では、除去片87は吐出ノズル73に対して容器軸Oを挟んで径方向の反対側に配置されていると共に、カバー筒80の上下方向の全長に亘って(主カバー筒82及び補助カバー筒83に亘って)形成されている。
なお、第1弱化部81としては、上述した場合に限定されるものではなく、例えば上下方向に薄肉部を帯状に連続的に形成した弱化ラインとしても構わない。
(吐出容器の作用)
次に、上述したように構成された吐出容器1の作用について説明する。はじめに、吐出容器1を組み立てる場合について簡単に説明する。
この場合には、まず装着キャップ3、ポンプ5、押下ヘッド7及びカバー体8を一体に組み合わせる。
具体的には、ステム4の上端部に下側ヘッド筒60の嵌合筒67を嵌合させ、ステム4に対して下側ヘッド筒60を装着する。次いで、ステム4を押下げるように下側ヘッド筒60を下方移動させながら、規制筒31の内筒51に対して下側ヘッド筒60を第1方向M1に回転させて、第4ねじ部68を第3ねじ部56に螺着させる。これにより、下側ヘッド筒60は下降端位置P1で保持された状態となる。
次いで、例えば上側ヘッド筒61にカバー体8を装着した状態で、規制筒31に螺着された下側ヘッド筒60に対して上側ヘッド筒61及びカバー体8を一体に打栓等によって押下する。これにより、下側ヘッド筒60及び上側ヘッド筒61の嵌合と、第1規制片59及び第2規制片86の嵌合と、外郭筒52に対する係止爪85の係止と、を同時に行うことができる。これにより、押下ヘッド7の組み立て作業及びカバー体8の装着作業を1回の押下作業で同時に行うことができる。
以上のことにより、装着キャップ3、ポンプ5、押下ヘッド7及びカバー体が一体に組み合わされたユニットを得ることができる。
次いで、容器本体2内に内容物を充填した後、装着キャップ3を容器本体2の口部12に装着することで、上記ユニットを容器本体2に一体に組み合わせる。具体的には、容器本体2の口部12に対して装着キャップ3を第1方向L1に回転させることで、装着キャップ3を容器本体2の口部12に螺着させる。
その結果、吐出容器1の組み立てを行うことができる。
特に、押下ヘッド7が下側ヘッド筒60及び上側ヘッド筒61の2部品で構成されているので、押下ヘッド7の組み立て作業及びカバー体8の装着作業を1回の押下作業で同時に行って、押下ヘッド7にカバー体8が取り付けられた上記ユニットを組み立てることができる。そのため、従来の組み立てとは異なり、容器本体2にユニットを組み付けた後に、カバー体8を取り付ける必要がない。従って、内容物の充填後における組み立て工数の増大を抑えることができ、組立作業性に優れた吐出容器1とすることができる。
また、押下ヘッド7の組み立て作業及びカバー体8の装着作業を1回の押下作業で同時に行って、押下ヘッド7にカバー体8が取り付けられた上記ユニットを得ることができるので、ユニット自体の組み立てについても効率良く行うことができ、製造コストの低減化を図ることができる。
しかも、カバー体8を上側ヘッド筒61と共に打栓することでカバー体8の装着を行えるので、既存の組立製造装置を利用することが可能である。この点においても、製造コストの低減化に繋げ易い。
なお、上述した組み立て時、上側ヘッド筒61に対してカバー体8を予め装着させたが、この場合に限定されるものではない。
例えば、規制筒31に螺着されている下側ヘッド筒60に対して上側ヘッド筒61を仮組みし、且つ上側ヘッド筒61に対してカバー体8をさらに仮組みした後、上側ヘッド筒61及びカバー体8を一体に打栓等によって押下しても良い。この場合であっても、上側ヘッド筒61を下側ヘッド筒60に対して組み合わせることができると共に、上側ヘッド筒61に対してカバー体8を装着することができる。従って、押下ヘッド7にカバー体8が取り付けられた上記ユニットを効率良く組み立てることができる。
次に、吐出容器1を使用する場合について、説明する。
本実施形態の吐出容器1は、図1及び図5に示すように、押下ヘッド7及びステム4が下降端位置P1にしている際、カバー体8が装着され、第1規制片59及び第2規制片86が互いに周方向に嵌合していることでカバー体8及び規制筒31の相対的な回転が規制されている。そのため、カバー体8を介して押下ヘッド7が不意に回転操作されてしまうことを防止することができる。
従って、例えば商品流通時や未使用時等に、規制筒31に対して押下ヘッド7が第2方向(緩み方向)M2に回転して、規制筒31に対する押下ヘッド7の螺着が意図せずに解除されてしまうことを防止することができる。
また、カバー体8は、第1規制片59及び第2規制片86によって規制筒31に対して回り止めされているだけでなく、係止爪85によって規制筒31に対する上方移動も規制されている。そのため、規制筒31に対して押下ヘッド7が第2方向M2に回転するような回転力がカバー体8に作用したとしても、押下ヘッド7の緩みに伴うカバー体8の上方移動を規制できるので、規制筒31に対して押下ヘッド7の螺着が緩む、或いは解除されてしまうことを効果的に防止することができる。
さらに、押下ヘッド7及びステム4が下降端位置P1にしている際、例えばカバー体8が取り付けられた状態のまま、容器本体2の口部12に対して装着キャップ3を第2方向M2に回転させるような回転力が、装着キャップ3に作用したとしても、図4に示すように、第2係止突起39が第1係止突起14の係止面14aに対して周方向から係止するので、装着キャップ3が第2方向M2に回転することを規制する。
従って、装着キャップ3が緩む、或いは取り外されてしまうことを防止することができる。
しかも、装着キャップ3を第2方向M2に回転させるような回転力が作用した場合、薄肉部40に第2係止突起39を介して回転力に抗する応力が作用するので、薄肉部40に例えば破断や伸び等を生じさせ易い。なお、薄肉部40に伸びが生じた場合には、薄肉部40に白化現象が現れる。
従って、薄肉部40の状態変化(破断の有無や、白化現象の有無等)に基づいて、装着キャップ3に第2方向M2への回転力が作用したか否かを視認によって容易に判別することができる。
次に、内容物を吐出する場合には、第1弱化部81を破断しながら除去片87を毟り取るように除去する。これにより、カバー筒80を周方向に広く分断できるので、カバー体8を押下ヘッド7から容易に取り外すことができる。これにより、規制筒31に対して押下ヘッド7を第2方向M2に回転させることができ、規制筒31に対する押下ヘッド7の螺着を解除することができる。
押下ヘッド7の螺着が解除されると、コイルばねの付勢力によってステム4及び押下ヘッド7が一体に上方移動して上昇端位置P2に移動する。これにより、押下ヘッド7を押し下げ可能な状態に移行させることができ、内容物の吐出を行える。
具体的には、押下ヘッド7を押下してステム4と共に下降移動させると、シリンダ20内でピストンが下方移動するので、シリンダ20内の圧力を上昇させることができる。これにより、シリンダ20内の内容物を吐出ノズル73内に供給することができ、吐出孔6を通じて外部に吐出することができる。
なお、押下ヘッド7の押下を解除した場合には、コイルばねの付勢力によってステム4及び押下ヘッド7が上昇端位置P2に復元移動すると共に、シリンダ20内が負圧になるので容器本体2内の内容物をシリンダ20内に吸い上げることができる。これにより、次回の押下ヘッド7による吐出操作に備えることができる。
上述したように、本実施形態の吐出容器1によれば、第1規制片59及び第2規制片86によって規制筒31に対して回り止めされたカバー体8を具備しているので、規制筒31に対する押下ヘッド7の螺着が意図せずに緩む或いは解除されてしまうことを防止することができる。
また、押下ヘッド7が上側ヘッド筒61及び下側ヘッド筒60の2部品で構成されているので、カバー体8を具備することによる組み立て工数の増大を抑えることができ、組立作業性に優れた吐出容器1とすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る吐出容器の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態の吐出容器90は、主カバー筒82と補助カバー筒83とが破断可能な第2弱化部91を介して分離可能に連結されている。
第2弱化部91は、主カバー筒82の下端部と補助カバー筒83の上端部とを径方向に連結するように形成され、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
図示の例では、第2弱化部91は、主カバー筒82から径方向内側に向かうにしたがって容器軸O方向の厚みが漸次薄くなるように形成されている。これにより、第2弱化部91は、第2弱化部91と補助カバー筒83との接続部分が破断し易い構造とされている。但し、第2弱化部91の形状はこの場合に限定されるものではない。
また、本実施形態の補助カバー筒83は、装着キャップ3の天壁部71の上方に間隔をあけて配置されている。これにより、補助カバー筒83の下端開口縁と天壁部71との間には、容器軸O方向に隙間が確保されている。
(吐出容器の作用)
このように構成された吐出容器90では、ステム4及び押下ヘッド7が下降端位置P1に位置している際に、例えば押下ヘッド7を第2方向M2に回転させるような回転力がカバー体8に作用すると、第1規制片59及び第2規制片86の係合によって回転が規制されている補助カバー筒83に対して、主カバー筒82が相対的に回転しようとするので、第2弱化部91に回転力に基づく応力が作用して、第2弱化部91が破断する。
これにより、第2弱化部91の状態(破断の有無)に基づいて規制筒31に対する押下ヘッド7の螺着が緩んだ、或いは解除されたか否かを視認により判別することができる。
さらに、第2弱化部91が破断することで、図8に示すように、主カバー筒82と補助カバー筒83とが上下方向に切り離されるので、補助カバー筒83は上記隙間分だけ下降して、装着キャップ3の天壁部71に対して上方から接触した状態となる。
従って、主カバー筒82及び補助カバー筒83の相対的な上下方向の位置関係を、第2弱化部91が破断される前の状態(図7に示す状態)と比べて異ならせることができる。よって、主カバー筒82及び補助カバー筒83の相対的な上下方向の位置関係の変化に基づいて、規制筒31に対する押下ヘッド7の螺着が緩んだ、或いは解除されたか否かを、視認によってさらに容易に判別することができる。
なお、本実施形態において、第1弱化部81及び第2弱化部91を破断させながら、除去片87のうち主カバー筒82側に位置する上側部分だけを毟り取っても構わない。この場合には、その後に第2弱化部91を破断しながら主カバー筒82だけを押下ヘッド7から取り外すことができ、例えば除去片87のうち補助カバー筒83側に位置する下側部分、及び補助カバー筒83を取り付けたままの状態で使用を行える。
さらに、第1弱化部81及び除去片87を主カバー筒82だけに形成しても構わない。
この場合であっても、第1弱化部81及び第2弱化部91を破断しながら除去片87を毟り取ることで、例えば第2弱化部91を破断しながら主カバー筒82だけを押下ヘッド7から取り外すことができる。これにより、補助カバー筒83を取り付けたままの状態で使用を行える。
特に、第2弱化部91は、補助カバー筒83との接続部分で破断されるので、補助カバー筒83側に残り難い。よって、図8に示すように、補助カバー筒83側に第2弱化部91の破断残りが残存することを防止でき、外観性を向上できると共に不快な手触りをなくしやすい。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る吐出容器の第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図9及び図10に示すように、本実施形態の吐出容器100は、主カバー筒82が上側ヘッド筒61の天壁部71よりも上方に突出しており、蓋カバー84が吐出ノズル73の上方に間隔をあけて配置されている。これにより、蓋カバー84と吐出ノズル73との間には、容器軸O方向に隙間が確保されている。
なお、本実施形態の補助カバー筒83は、第1実施形態と同様に装着キャップ3の天壁部37に対して上方から接触している。
(吐出容器の作用)
このように構成された吐出容器100では、第2実施形態と同様に、第2弱化部91の破断状態に基づいて、規制筒31に対する押下ヘッド7の螺着が緩んだ、或いは解除されたか否かを視認により判別することができる。
また、第2弱化部91が破断することで、主カバー筒82と補助カバー筒83とが上下方向に切り離されるので、主カバー筒82が上記隙間分だけ下降して、図11及び図12に示すように、蓋カバー84が吐出ノズル73に対して上方から接触した状態となる。そのため、主カバー筒82は補助カバー筒83を径方向外側から囲んだ状態となり、補助カバー筒83を外部から視認し難くなる。
従って、本実施形態の場合であっても、主カバー筒82及び補助カバー筒83の相対的な上下方向の位置関係を、第2弱化部91が破断される前の状態と比べて異ならせることができる。よって、主カバー筒82及び補助カバー筒83の相対的な上下方向の位置関係の変化に基づいて、規制筒31に対する押下ヘッド7の螺着が緩んだ、或いは解除されたか否かを、視認によってさらに容易に判別することができる。
なお、本実施形態においても、第1弱化部81及び除去片87を主カバー筒82だけに形成しても構わない。この場合には、第2実施形態と同様に主カバー筒82だけを押下ヘッド7から取り外すことができ、補助カバー筒83を取り付けたままの状態で使用を行える。しかも、補助カバー筒83側に第2破断部が残り難いので、第2弱化部91の破断残りが残存することを防止でき、外観性を向上できると共に不快な手触りをなくしやすい。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、カバー体8に除去片87を設けたが、除去片87は必須な構成ではなく、具備しなくても構わない。
例えば、カバー筒80に、上下方向に沿って第1弱化部81を形成し、この第1弱化部81を破断することでカバー筒80を周方向に分断しても構わない。但し、上述のように除去片87を設けることで、カバー筒80を周方向に十分広く分断することができるので、カバー体8をスムーズに取り外し易くなり、好ましい。
また、除去片87を設ける場合には、図13に示すように、除去片87に例えば側面視L字状の切欠部110を形成し、除去片87の一部を操作片111として機能させても構わない。
この場合、切欠部110によって、主カバー筒82側に形成される上側除去片112と、補助カバー筒83側に形成される下側除去片113と、上側除去片112と下側除去片113とを上下に連結する連結除去片114と、下側除去片113に連結された上記操作片111と、で除去片87を構成することができる。
操作片111及び連結除去片114は、切欠部110を挟んで周方向に並んだ状態とされている。また、下側除去片113と連結除去片114とは、破断可能な図示しない弱化部を介して連結されている。従って、操作片111は、下側除去片113を除去するための操作部材とされている。
このように除去片87を構成した場合には、第1弱化部81を破断しながら上側除去片112及び連結除去片114を除去した後、操作片111を利用して第1弱化部81を破断しながら下側除去片113を除去することができる。このように、操作片111を利用することで、下側除去片113により近い位置で下側除去片113に応力を加えることができるので、除去片87全体をよりスムーズに除去し易くなる。
なお、図13では、第3実施形態の吐出容器100に適用した場合を例にしているが、第1実施形態の吐出容器1、及び第2実施形態の吐出容器90に適用しても構わない。
また、図13に示す除去片87において、連結除去片114と主カバー筒82とを、破断不能に一体に連結させても構わない。この場合には、第1弱化部81を破断しながら上側除去片112を毟り取ることで、この上側除去片112を、主カバー筒82を除去するための操作部材として利用できる。従って、上側除去片112を利用して主カバー筒82に力を伝え易くなり、第1弱化部81及び第2弱化部91を破断しながら、主カバー筒82を補助カバー筒83及び操作片111から切り離して、取り外すことができる。
このように、上側除去片112を利用して主カバー筒82に力を伝えることができるので、主カバー筒82をスムーズに取り外し易くなる。
また、主カバー筒82を取り外した後、操作片111を利用して第1弱化部81を破断しながら下側除去片113を毟り取ることができるので、下側除去片113をスムーズに除去でき、補助カバー筒83を同様に取り外し易くなる。
また、図14に示すように、カバー筒80に、ヒンジ部123を介して開閉可能に連結された蓋体122を備えたカバー体121を具備する吐出容器120としても構わない。
図14〜図16に示すように、蓋体122は、押下ヘッド7の天壁部71及び吐出ノズル73を全域に亘って上方から覆う天板部125と、天板部125の外周縁部から下方に向けて延び、カバー筒80の内側に配置される内壁部126と、を備えている。
内壁部126の外周面には、カバー筒80に形成された連結孔127に例えばアンダーカット嵌合される嵌合突起128が形成されている。
このようにカバー体121を構成した場合には、押下ヘッド7の全体をカバー体121で覆うことができるので、押下ヘッド7を保護することができるうえ、カバー体121を取り外さない限り押下ヘッド7に触れることができないので、例えば吐出孔6に塵埃等が付着し難く、押下ヘッド7をより清潔に維持し易い。
また、カバー体121を取り外す前に、押下ヘッド7だけが意図せずに操作されてしまうことを効果的に防止することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周囲の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また上記した変形例を適宜組み合わせても良い。
P1…下降端位置
P2…上昇端位置
1、90、100、120…吐出容器
2…容器本体
3…装着キャップ
4…ステム
5…ポンプ
6…吐出孔
7…押下ヘッド
8、121…カバー体
12…容器本体の口部
31…規制筒
39…第2係止突起(爪部)
40…薄肉部
59…第1規制片(回り止め部)
60…下側ヘッド筒
61…上側ヘッド筒
80…カバー筒
81…第1弱化部
82…主カバー筒
83…補助カバー筒
85…係止爪(係止部)
86…第2規制片(回り止め部)
87…除去片
91…第2弱化部
122…蓋体

Claims (6)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップの内側に、上方付勢状態で下方移動可能に挿通されたステムを有するポンプと、
    前記ステムの上端部に装着されると共に、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、
    前記押下ヘッドを覆うカバー体と、
    下降端位置に位置する前記押下ヘッドが螺着され、前記押下ヘッド及び前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備え、
    前記押下ヘッドは、前記規制筒に螺着される下側ヘッド筒と、前記吐出孔が形成されると共に前記下側ヘッド筒に対して上方から嵌合され、且つ前記カバー体が装着される上側ヘッド筒と、を備え、
    前記カバー体は、前記押下ヘッド及び前記規制筒を径方向外側から囲繞すると共に、破断可能な第1弱化部が形成されたカバー筒を備え、
    前記カバー筒は、前記第1弱化部の破断により周方向に分断可能とされ、
    前記カバー筒及び前記規制筒には、互いに係合し合い、前記カバー筒及び前記規制筒の相対的な回転を規制する回り止め部が各別に形成されている、吐出容器。
  2. 請求項1に記載の吐出容器において、
    前記カバー筒には、前記規制筒に対して係止され、前記規制筒に対する前記カバー筒の上方移動を規制する係止部が形成されている、吐出容器。
  3. 請求項1又は2に記載の吐出容器において、
    前記第1弱化部は、前記カバー筒に周方向に間隔をあけて形成され、
    前記カバー筒のうち、周方向で互いに隣り合う前記第1弱化部同士の間に位置する部分は、除去可能な除去片とされ、
    前記除去片は、前記カバー筒の上下方向の全長に亘って形成されている、吐出容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出容器において、
    前記カバー筒は、
    前記押下ヘッドを径方向外側から囲繞する主カバー筒と、
    前記主カバー筒の下方に配置されると共に、破断可能な第2弱化部を介して前記主カバー筒に分離可能に連結され、前記規制筒を径方向外側から囲繞する補助カバー筒と、を備え、
    前記補助カバー筒に前記回り止め部が形成されている、吐出容器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の吐出容器において、
    前記カバー体は、前記押下ヘッドを、その全域に亘って上方から覆う蓋体を備える、吐出容器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の吐出容器において、
    前記装着キャップの内周面には、前記容器本体の口部に対する前記装着キャップの緩み方向への回転を規制する爪部が、周方向に間隔をあけて複数形成され、
    前記装着キャップのうち、前記爪部に対して周方向に隣接する部分には、前記装着キャップの厚みが他の部分よりも薄い薄肉部が形成されている、吐出容器。
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