JP7370247B2 - 吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出容器に関する。
特許文献1には、内容物を収容する内容器と、内容物を吐出する吐出孔を有する吐出器と、吐出器に固定されて内容器の口部に螺着される装着キャップと、内容器を覆う外容器と、を備えた吐出容器が開示されている。この吐出容器では、内容器の内容物を使い切った後、装着キャップを内容器から取り外すことで、吐出器と内容器とを分離することができる。したがって、内容器に内容物を補充したり、新たな内容器に吐出器を取り付けたりすることができる。
特開2003-40304号公報
特許文献1の構成では、装着キャップを内容器から取り外すと、外容器が装着キャップから不意に脱落する場合があり、再度の取り付け操作を行いにくいという課題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、吐出器および外容器を内容器に対して取り付ける操作が容易な吐出容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る吐出容器は、内容物を収容する有底筒状の本体部を有する内容器と、前記内容物を吐出する吐出孔を有する吐出器と、前記吐出器に固定されて前記内容器の口部に螺着される装着キャップと、前記内容器を覆う外容器と、を備え、前記内容器の前記外容器に対する容器軸回りの回転は規制され、かつ、前記装着キャップの前記外容器に対する容器軸回りの回転は許容され、前記外容器は前記装着キャップに対して上昇端位置と下降端位置との間で容器軸方向に移動可能に取り付けられ、前記装着キャップは、前記内容器の口部に螺着される螺着筒と、前記螺着筒の下端から径方向外側に突出する下側規制部と、を有し、前記外容器は、前記外容器が前記下降端位置に位置するときに前記下側規制部に当接する当接部を有する
上記態様によれば、装着キャップを外容器に対して回転させる操作により、装着キャップを内容器に対して螺着させたり、当該螺着を解除したりすることができる。そして、外容器は装着キャップに対して上昇端位置と下降端位置との間で容器軸方向に移動可能に取り付けられているため、装着キャップが内容器の口部に螺着されていない状態において、外容器が装着キャップから不意に脱落することが抑制される。したがって、吐出器および外容器を内容器に対して取り付ける操作が容易となる。
ここで、前記内容器には、前記装着キャップが前記口部に螺着されることで開封されるシール部が設けられていてもよい。
この場合、内容器をレフィル容器として単体で流通、保管することが可能となる。また、装着キャップを螺着させる操作によって内容器を開封できるため、例えばシール部を手指でつまんで引き剥がすような操作が不要であり、操作性をより良好にすることができる。
また、前記本体部は、前記内容物の減少に伴って減容変形してもよい。
この場合、内容物が減少しても内容器内の水位が変化しにくいため、残量が僅かになるまで内容物を吐出させることができる。なお、仮に外容器が無い場合には、内容器の本体部を把持しながら装着キャップを口部に螺着させることになるが、本体部が可撓性を有していると、把持された本体部が潰れて内容物が飛び出ることが考えられる。これに対して、上記態様の吐出容器では外容器を把持しながら装着キャップを装着できるため、本体部が減容変形するように構成されていても、内容物が飛び出ることを抑制できる。
本発明の上記態様によれば、吐出器および外容器を内容器に対して取り付ける操作が容易な吐出容器を提供することができる。
第1実施形態に係る吐出容器の縦断面図である。 図1の吐出ユニットをレフィル容器に装着する前の状態を示す図である。 図2の吐出ユニットをレフィル容器に対して下降させた状態を示す図である。 図3の外容器を装着キャップに対して下降させた状態を示す図である。 図4の装着キャップをレフィル容器に対して回転および下降させた状態を示す図である。 図1の内容器の内容物が減少した状態を示す図である。 第2実施形態に係る吐出容器の縦断面図である。 図7の内容器の内容物が減少した状態を示す図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の吐出容器について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、吐出容器1Aは、内容器2と、装着キャップ3と、外容器10と、吐出器50と、を備えている。内容器2は有底筒状に形成されており、内容物を収容している。外容器10は筒状に形成され、内容器2を覆っている。
内容器2は、本体部60と、本体部60の開口部61に固定された口部材40と、により構成されている。本実施形態では、口部材40が内容器2の口部となっている。また、外容器10、装着キャップ3、および吐出器50は、吐出ユニットDを構成している。吐出ユニットDは内容器2に対して着脱可能に構成されている。内容器2は、いわゆるレフィル容器として単体で流通、保管されることが可能である。
(方向定義)
内容器2および外容器10は、共通の軸線を有するように配置されている。本実施形態では、この共通の軸線を容器軸Oという。容器軸Oに沿う方向(容器軸方向)を上下方向といい、上下方向における内容器2の底部側を下方、口部側を上方という。上下方向から見た平面視において、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
本実施形態の内容器2の本体部60は、内容物の減少に伴い減容変形(しぼみ変形)するように、可撓性に富む材質により形成されている。本体部60は、ブロー成形(二軸延伸ブロー成形、押出ブロー成形など)により形成されており、開口部61の肉厚がその他の部位の肉厚よりも大きくなっている。本体部60の製造方法として、空気を吹き込むことによるブロー成形を採用してもよいし、液体を吹き込むことによるブロー成形を採用することも可能である。
図2に示すように、口部材40は、内筒部41と、中板部42と、環状部43と、外筒部44と、フランジ部45と、を有している。内筒部41および外筒部44は容器軸Oと同軸の筒状に形成されている。内筒部41は本体部60の開口部61の内側に嵌合されている。中板部42は内筒部41の下端から径方向内側に向けて延びている。中板部42の径方向における中央部には、中板部42を上下方向に貫通する貫通孔42aが形成されている。貫通孔42aの内径は吐出器50の吸上げ部56の外径より大きい。
吐出ユニットDが内容器2に装着される前の状態(図2)では、貫通孔42aを閉塞するように、中板部42とは別体のシール部Sが中板部42の下面に固定されている。固定の方法は、接着でもよいし、溶着でもよいし、その他の方法でもよい。また、シール部Sは口部材40に一体成形されていてもよい。具体的には、貫通孔42aを覆うように底蓋を形成し、底蓋と貫通孔42aの内周縁とを破断可能な薄肉部で接続してもよい。この場合、底蓋および薄肉部がシール部Sとなる。内容器2が単体で流通、保管される際、内容器2は口部材40およびシール部Sによって密封される。
環状部43は、内筒部41の上端から径方向外側に向けて延びており、平面視で環状に形成されている。環状部43の上面には、上方に突出する環状の突起43aが形成されている。外筒部44は環状部43の外周縁から下方に向けて延びており、開口部61を径方向外側から囲っている。また、外筒部44の内周面には、開口部61の上端部にアンダーカット嵌合する嵌合突起が形成されている。外筒部44の外周面には雄ネジ部44aが形成されている。フランジ部45は外筒部44の下端から径方向外側に向けて延びており、平面視で環状に形成されている。フランジ部45には、複数の第2規制部45aが、周方向に間隔を空けて形成されている。各第2規制部45aは溝状に形成されており、フランジ部45の外周面から、径方向内側に向けて窪んでいる。
図2に示すように、吐出器50は、ヘッド51と、ノズル52と、付勢部材53と、ステム54と、シリンダ55と、吸上げ部56と、を有している。ヘッド51は装着キャップ3から上方に突出している。ノズル52はヘッド51から径方向外側に突出している。ノズル52の先端(径方向外側の端部)に、内容物を吐出する吐出孔52aが形成されている。ステム54はヘッド51から下方に延びている。シリンダ55はステム54の下方に位置している。シリンダ55の上端には平面視で環状のフランジ状部55aが形成されている。
付勢部材53は、圧縮ばね等であり、ステム54の径方向外側に配置され、上下方向においてヘッド51とフランジ状部55aとの間で挟まれている。吸上げ部56はシリンダ55から下方に突出しており、筒状に形成されている。吸上げ部56の下端は尖っており、シール部Sを破断して孔を開けることが可能となっている。
図1に示すように、吐出ユニットDが内容器2に取り付けられた状態において、吸上げ部56の下端は内容器2の内部に位置する。吐出器50は、ヘッド51が押下されたときにシリンダ55内の内容物を吐出孔52aから吐出させ、ヘッド51が付勢部材53によって復元変位するときに内容器2の内容物を吸上げ部56から吸い上げるように構成されている。
図2に示すように、外容器10は、外装筒11と、中筒12と、段部13と、当接部14と、第1規制部15と、を有し、底部が開放された有頂筒状に形成されている。外装筒11は内容器2を径方向外側から囲っている。外装筒11の内径は下方に向かうに従って拡径しており、これにより、外容器10(吐出ユニットD)を内容器2に上方から被せる操作が容易になっている。なお、外装筒11の内径および外径は上下方向に沿って一定であってもよい。
段部13は、外装筒11の上端から径方向内側に延びており、平面視で環状に形成されている。中筒12は、段部13の内周縁から上方に延びている。段部13は外装筒11と中筒12とを接続している。中筒12の上面には、下方に向けて窪むとともに周方向に延びる溝が形成されており、これにより中筒12の上部は二重筒状となっている。当接部14は、中筒12の上端から径方向内側に延びており、平面視で環状に形成されている。第1規制部15は、中筒12の下部に周方向に間隔を空けて複数形成されている。各第1規制部15は、リブ状に形成され、中筒12の内周面から径方向内側に突出し、上下方向に沿って延びている。
なお、外容器10は、ブロー成形(二軸延伸ブロー成形、押出ブロー成形など)により形成されたブローボトルの底部を切断することで形成されてもよいし、射出成形により形成されてもよい。
装着キャップ3は、外側部材20および内側部材30により構成されている。外側部材20と内側部材30とは互いに固定されている。なお、外側部材20と内側部材30とは一体に形成されていてもよい。装着キャップ3は吐出器50に固定されており、吐出器50を内容器2に着脱可能に装着する役割を有する。
図2に示すように、外側部材20は、下筒21と、上側規制部22と、上筒23と、回り止め24と、を有している。下筒21は外容器10の中筒12を径方向外側から囲っている。上側規制部22は下筒21の上端から径方向内側に延び、平面視で環状に形成されている。上側規制部22は、外容器10の当接部14に対して、上下方向において対向している。上筒23は上側規制部22から上方に延びている。上筒23は下筒21よりも外径が小さい。回り止め24は上筒23の内周面に周方向に間隔を空けて複数形成されている。各回り止め24は、径方向内側に突出して上下方向に延びるリブ状である。
図2に示すように、内側部材30は、螺着筒31と、下側規制部32と、固定部33と、内側係合筒34と、を有している。螺着筒31は容器軸Oと同軸に配置され、内周面に雌ネジ部31aが形成されている。吐出ユニットDを内容器2に取り付けた状態(図1)では、口部材40の雄ネジ部44aに雌ネジ部31aが螺着される。また、口部材40は本体部60の開口部61に固定されている。この構成により、装着キャップ3が内容器2の口部に着脱可能に装着される。
下側規制部32は、螺着筒31の下端から径方向外側に突出し、平面視で環状に形成されている。下側規制部32は、外容器10の当接部14に対して、上下方向において対向している。固定部33は、螺着筒31の上端から径方向内側に突出し、平面視で環状に形成されている。固定部33に、下方から吐出器50のフランジ状部55aが嵌合することで、吐出器50が装着キャップ3に固定されている。内側係合筒34は固定部33から上方に延びている。内側係合筒34には、周方向に間隔を空けて、複数の縦溝35が形成されている。縦溝35は内側係合筒34の外周面から径方向内側に窪み、上下方向に延びている。縦溝35に外側部材20の回り止め24が入り込むことで、内側部材30の外側部材20に対する容器軸O回りの回転が規制されている。また、内側係合筒34の下端から径方向外側に突出する突起が、外側部材20の上筒23の内周面に形成された環状の溝にアンダーカット嵌合することで、内側部材30の外側部材20に対する上下動が規制されている。
ここで本実施形態では、外容器10は、装着キャップ3に対して、所定量の範囲内で上下方向に相対的に移動可能となっている。具体的には、外容器10の当接部14が、装着キャップ3の上側規制部22と下側規制部32との間に位置している。そして、当接部14が装着キャップ3の上側規制部22に下方から当接するまで、外容器10は装着キャップ3に対して上昇可能であり、当接部14が装着キャップ3の下側規制部32に上方から当接するまで、外容器10は装着キャップ3に対して下降可能である。本明細書では、当接部14が上側規制部22に当接したときの外容器10の装着キャップ3に対する相対位置を、「上昇端位置」(図1、図2等)という。また、当接部14が下側規制部32に当接したときの外容器10の装着キャップ3に対する相対位置を、「下降端位置」(図4等)という。
また、外容器10の装着キャップ3に対する容器軸O回りの回転は許容されている。具体的には、図2に示すように、中筒12が下筒21と螺着筒31との間で径方向において挟まれているが、中筒12と下筒21および螺着筒31との間には径方向の隙間が設けられている。なお、中筒12が下筒21および螺着筒31に対して摺動する構成を採用してもよい。
次に、以上のように構成された吐出容器1Aの作用について説明する。
吐出ユニットDを内容器2に取り付ける際には、図2に示すように、外容器10の下端から内容器2を挿入する。図3に示すように、雄ネジ部44aが雌ネジ部31aに当接した時点で、吐出ユニットDの内容器2に対する下降は一度停止する。この状態で外容器10に対して下向きの力を加えると、図4に示すように、当接部14が下側規制部32に当接するまで、又は、内容器2を載置した載置面に外容器10の下端が当接するまで、外容器10が装着キャップ3および内容器2に対して下降する。
外容器10の下降に伴い、外容器10の第1規制部15が内容器2の第2規制部45aに進入する。したがって、外容器10の内容器2に対する容器軸O回りの回転が規制される。この状態で、例えば外装筒11および装着キャップ3をそれぞれ両手で把持することなどにより、装着キャップ3を外容器10に対して容器軸O回りに回転させると、装着キャップ3が内容器2に対して回転する。これにより、雌ネジ部31aと雄ネジ部44aとが螺合することで、内容器2および装着キャップ3が互いに接近する。また、吐出器50は装着キャップ3に固定されているため、吐出器50も内容器2に対して下降する。
吐出器50の下降に伴い、吸上げ部56の下端がシール部Sに当接し、図5に示すように、シール部Sが部分的に破られて孔が開けられる。雌ネジ部31aと雄ネジ部44aとの螺合が開始した後で、シール部Sの破断が生じる構成とすることが好ましい。装着キャップ3および吐出器50が所定量下降すると、図1に示すように、突起43aがフランジ状部55aに圧接され、内容器2の上端開口がシールされるとともに、装着キャップ3の下降が停止する。この状態でヘッド51を押下することで、内容物を吐出孔52aから吐出させることができる。
本実施形態では、内容器2の本体部60が可撓性に富む材質により形成されており、内容器2の上端開口が突起43aによりシールされている。このため、内容器2の内容物が減少すると、本体部60の内部が減圧し、図6に示すように本体部60がしぼみ変形する。したがって、内容器2内における内容物の水位が変動しにくく、内容物の残量が僅かになるまで、ヘッド51を押下する操作によって内容物を吐出させることができる。ヘッド51を押下しても内容物が吐出されなくなった場合には、外容器10および装着キャップ3を両手で把持して回転させる操作により、内容器2を装着キャップ3に対して回転させる。これにより、内容器2に対する装着キャップ3の螺着が解除されるため、新たな内容器2に吐出ユニットDを取り付けることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の吐出容器1Aは、内容物を収容する有底筒状の内容器2と、内容物を吐出する吐出孔52aを有する吐出器50と、吐出器50に固定されて内容器2の口部(口部材40)に螺着される装着キャップ3と、内容器2を覆う外容器10と、を備えている。内容器2の外容器10に対する容器軸O回りの回転は規制され、かつ、装着キャップ3の外容器10に対する容器軸O回りの回転は許容されている。これにより、装着キャップ3を外容器10に対して回転させる操作により、装着キャップ3を内容器2に対して螺着させたり、当該螺着を解除したりすることができる。そして、外容器10は装着キャップ3に対して上昇端位置と下降端位置との間で容器軸O方向(上下方向)に移動可能に取り付けられているため、外容器10が装着キャップ3から不意に脱落することが抑制される。したがって、吐出器50および外容器10を内容器2に対して取り付ける操作が容易である。
また、内容器2には、装着キャップ3が口部(口部材40)に螺着されることで開封されるシール部Sが設けられている。これにより、内容器2をレフィル容器として単体で流通、保管することが可能となる。また、装着キャップ3を螺着させる操作によって内容器2を開封できるため、例えばシール部Sを手指でつまんで引き剥がすような操作が不要であり、操作性をより良好にすることができる。
また、内容器2の本体部60は、内容物の減少に伴って減容変形するように構成されている。これにより、内容物が減少しても内容器2内の水位が変化しにくいため、残量が僅かになるまで内容物を吐出させることができる。なお、仮に外容器10が無い場合には、本体部60を把持しながら装着キャップ3を口部材40に螺着させることになるが、本体部60が可撓性を有していると、把持された本体部60が潰れて内容物が飛び出ることが考えられる。これに対して、本実施形態では外容器10を把持しながら装着キャップ3を装着できるため、本体部60が減容変形するように構成されていても、内容物が飛び出ることを抑制できる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7に示すように、本実施形態の吐出容器1Bでは、口部材40に吸上げ筒46が形成されている。吸上げ筒46は中板部42の貫通孔42aの内周縁から下方に向けて延びている。吸上げ筒46の下端は内容器2の底部の近傍で開口している。吸上げ筒46の内側に、吐出器50の吸上げ部56が嵌合している。図示は省略するが、吐出ユニットDが内容器2に取り付けられる前の状態では、シール部Sが中板部42の上面に固定され、貫通孔42aが閉塞される。なお、第1実施形態と同様に、シール部Sは口部材40に一体成形されていてもよい。
また、本実施形態では、内容物の減少に伴って内容器2が減容変形しないように構成されている。なお、本実施形態では、内容物が減少すると、不図示の外気導入路を通して外気が内容器2内に導入される。
本実施形態の場合、図8に示すように、内容物の減少に伴って内容器2内の水位が低くなるが、吸上げ部56が吸上げ筒46の内側に嵌合しているため、内容器2の底部近傍で開口する吸上げ筒46の下端から内容物を吸い上げることができる。これにより、内容器2が減容変形しなくても、残量が僅かになるまで内容物を吐出させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、本体部60と口部材40とが別体に形成されており、装着キャップ3を螺着させるための雄ネジ部44aが口部材40に形成されていた。しかしながら、口部材40は無くてもよく、例えば本体部60の開口部61の外周面に雄ネジ部を形成し、この雄ネジ部に雌ネジ部31aを直接的に螺着させてもよい。この場合、開口部61が内容器2の口部となる。さらに、シール部Sが、開口部61を閉塞するように設けられていてもよい。
また、内容器2をレフィル容器として単体で流通、保管する際に、口部材40(口部材40が無い場合は開口部61)を覆う蓋を設けてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1A、1B…吐出容器 2…内容器 3…装着キャップ 10…外容器 50…吐出器 52a…吐出孔 40…口部材(口部) 60…本体部

Claims (3)

  1. 内容物を収容する有底筒状の本体部を有する内容器と、
    前記内容物を吐出する吐出孔を有する吐出器と、
    前記吐出器に固定されて前記内容器の口部に螺着される装着キャップと、
    前記内容器を覆う外容器と、を備え、
    前記内容器の前記外容器に対する容器軸回りの回転は規制され、かつ、前記装着キャップの前記外容器に対する容器軸回りの回転は許容され、
    前記外容器は前記装着キャップに対して上昇端位置と下降端位置との間で容器軸方向に移動可能に取り付けられ
    前記装着キャップは、前記内容器の口部に螺着される螺着筒と、前記螺着筒の下端から径方向外側に突出する下側規制部と、を有し、
    前記外容器は、前記外容器が前記下降端位置に位置するときに前記下側規制部に当接する当接部を有する、吐出容器。
  2. 前記内容器には、前記装着キャップが前記口部に螺着されることで開封されるシール部が設けられている、請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記本体部は、前記内容物の減少に伴って減容変形する、請求項1または2に記載の吐出容器。
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