JP7399016B2 - スポイト容器 - Google Patents

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本発明は、スポイト容器に関する。
従来から、特許文献1に示されるように、スポイト管を有するスポイト容器が用いられている。特許文献1の構成では、外キャップ(蓋)を容器本体に対して回転させると、外キャップが容器本体に対して上昇するとともに、スポイト管に内容物が吸い上げられる。その後、操作部(押釦)を外キャップに対して押下することで、内容物を吐出させることができる。
特開2016-33056号公報
特許文献1のスポイト容器では、スポイト管に内容物を吸い上げる際に、操作部の蓋に対する突出量が増大する。しかしながら、スポイト容器の用途によっては、外観の変化を小さくするために、内容物を吸い上げる際の操作部の外キャップに対する突出量の変化を抑制することが求められていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、操作部の外キャップに対する突出量の変化を抑制したスポイト容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るスポイト容器は、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、前記容器本体の口部に螺着された内キャップと、前記内キャップに固定され、前記容器本体内で開口するスポイト管と、前記内キャップに対する所定量以上の容器軸回りの回転が規制された外キャップと、前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、前記外キャップの頂壁に形成された貫通孔を通して上方に突出した操作部と、前記作動部材が前記内キャップに対して上下動する際に互いに摺動するピストンおよび摺動筒部と、を備え、前記作動部材と前記内キャップとの間には、前記スポイト管の内部空間に連通するとともに、前記ピストンおよび前記摺動筒部が互いに摺動することで容積が増大する作動空間が形成されている。また、前記口部には径方向外側に向けて突出する第1突起が形成され、前記内キャップには、径方向内側に向けて突出するとともに、前記第1突起に対して周方向に間隔をあけて配置され、かつ前記第1突起を周方向に乗り越え可能な第2突起が形成され、前記外キャップを前記容器本体に対して緩み方向に回転させると、前記第2突起が前記第1突起に当接するまでは、前記外キャップとともに前記内キャップが前記容器本体に対して緩み方向に回転するように構成されている。
上記態様によれば、容器本体に対して外キャップを容器軸回りに回転させると、所定量の範囲内で外キャップが内キャップに対して回転する。このとき、外キャップに対する回転が規制された作動部材も、内キャップに対して回転しながら上昇する。これにより、ピストンおよび摺動筒部が互いに摺動し、作動空間の容積の増大に伴って作動空間内が負圧となる。したがって、作動空間に連通しているスポイト管の内部空間も負圧となり、スポイト管の開口から容器本体の内容物を吸い上げることができる。
このように、スポイト管に内容物を吸い上げるための動作に操作部が関与せず、操作部、外キャップ、作動部材が一体となって内キャップに対して上昇するため、内容物を吸い上げる際に操作部の外キャップからの突出量が変化しない。したがって、上記態様によれば、操作部の外キャップに対する突出量の変化を抑制したスポイト容器を提供することができる。
また、作動空間の容積の増大量は、外キャップの内キャップに対する回転量に基づいて決まるため、外キャップを内キャップに対して所定量回転させる操作により、スポイト管内に略定量の内容物を吸い上げることができる。
さらに、構成部材として金属製のバネなどを用いる必要がないため、分別廃棄の手間を削減することも可能である。
さらに、外キャップを容器本体に対して緩み方向に回転させる操作により、まず内キャップを口部に対して上昇させることで容器本体のシールを開放し、容器本体の内圧を大気圧に合わせることができる。その後で、第2突起を第1突起に対して緩み方向Rに乗り越えさせて、先述の通り作動空間の内容積を増大させることで、スポイト管内への内容物の吸上げ量を安定させることが可能となる。
ここで、前記作動部材と前記内キャップとの間には、前記作動部材が前記内キャップに対して下降端位置に位置するときに前記スポイト管内と前記作動空間内との連通を遮断し、前記作動部材が前記内キャップに対して前記下降端位置から上昇したときに前記スポイト管内と前記作動空間内とを連通させるシール部が形成されていてもよい。
この場合、スポイト容器が流通する際に、内容物がスポイト管を通して作動空間に流入してしまうことを、シール部によって抑制できる。このため、例えば弾性膜として構成される操作部に内容物が触れて、操作部が劣化することを抑制できる。
本発明の上記態様によれば、操作部の外キャップに対する突出量の変化を抑制したスポイト容器を提供することができる。
第1実施形態に係るスポイト容器の縦断面図である。 図1の外キャップおよび内キャップのII-II断面矢視図である。 図1の外キャップを内キャップに対して回転させた状態を示す縦断面図である。 図1のスポイトアセンブリを容器本体に対して上昇させた状態を示す縦断面図である。 図1のスポイトアセンブリを容器本体に装着する際の状態を示す縦断面図である。 第2実施形態に係るスポイト容器の半縦断面図である。 第2実施形態に係る容器本体の側面図である。 図6のVIII-VIII断面矢視図である。 図8の状態から内キャップを緩み方向に回転させた後の図である。 図6のスポイトアセンブリを容器本体に対して上昇させた状態を示す半縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、本実施形態のスポイト容器について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、スポイト容器10は、容器本体1と、スポイト管20と、ピストン30と、内キャップ40と、外キャップ50と、作動部材60と、ボタン部70と、中栓80と、を備える。容器本体1は有底筒状に形成されており、内容物が収容される。内容物としては、例えば人体(皮膚)に塗布(吐出)する水虫薬等の薬剤、液体化粧料などを用いることができる。本実施形態における構成部品は、樹脂材料により形成されている。
スポイト管20、ピストン30、内キャップ40、外キャップ50、作動部材60、およびボタン部70は、スポイトアセンブリ2を構成している。詳細は後述するが、スポイト容器10が使用される際には、スポイトアセンブリ2が容器本体1から取り外される。
(方向定義)
本実施形態では、容器本体1およびスポイト管20の各中心軸は共通の軸線上に位置している。以下、この共通の軸線を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿って口部1a側を上方、容器本体1の底部側を下方という。また、上下方向から見た平面視において、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
内キャップ40は、螺着筒部41と、上筒部42と、環状部43と、保持筒部44と、接続部45と、内筒部46と、第1シール部47と、垂下筒部48と、を有している。螺着筒部41は口部1aを径方向外側から囲っている。螺着筒部41の内周面には雌ネジ部が形成されている。この雌ネジ部が、口部1aの外周面に形成された雄ネジ部に螺着されることで、螺着筒部41が口部1aに装着されている。このため、内キャップ40を容器本体1に対して容器軸O回りに回転させると、内キャップ40が容器本体1に対して上下動する。螺着筒部41の外周面には、径方向外側に突出する内側突部41bが形成されている。
環状部43は、螺着筒部41の上端部から径方向内側に延びており、平面視で環状に形成されている。上筒部42は、環状部43から上方に延びている。上筒部42の外周面には、第1係合部42aが形成されている。本実施形態の第1係合部42aは螺旋状の溝である。保持筒部44は環状部43の内周縁から上方に延びている。保持筒部44は、ピストン30を保持している。内筒部46は、保持筒部44の径方向内側に位置している。接続部45は、保持筒部44の上端部と内筒部46の上端部とを接続している。第1シール部47は、内筒部46の下端から下方に延びており、筒状に形成されている。垂下筒部48は、環状部43から下方に延びており、中栓80の固定筒部81の内側に位置している。垂下筒部48の下端には、複数の板片48aが形成されている。複数の板片48aは、周方向に間隔を空けて配置されており、各板片48aの上端を基端として径方向内側に弾性変形可能となっている。板片48aには、径方向外側に突出する第1嵌合突起48bが形成されている。
スポイト管20の上端部は、保持筒部44および内筒部46によって径方向において挟まれている。保持筒部44の下端(環状部43の内周面)には、径方向内側に突出する突部43aが形成されている。突部43aは、スポイト管20から径方向外側に突出するスポイト突部21にアンダーカット嵌合している。これらの構成により、スポイト管20は内キャップ40に固定されている。図示は省略するが、スポイト管20の下端は容器本体1の底部の近傍において開口している。
外キャップ50は、周壁51と、頂壁52と、を有している。周壁51は、内キャップ40、作動部材60、及びボタン部70を径方向外側から囲っている。周壁51の内周面には、径方向内側に突出する外側突部51bが形成されている。外側突部51bは、内側突部41bと上下方向において対向しており、内側突部41bよりも下方に位置している。外側突部51bと内側突部41bとの間には上下方向の隙間が設けられている。外キャップ50は、外側突部51bが内側突部41bに当接するまでは、内キャップ40に対して上昇可能となっている。周壁51の内周面には、径方向内側に突出し、上下方向に延びる縦リブ53が形成されている。縦リブ53は周方向に間隔を空けて複数形成されており、縦リブ53同士の間に作動部材60の回り止め62が位置している。これにより、外キャップ50と作動部材60との容器軸O回りの相対回転が規制されている。なお、縦リブ53の数を1つにして、この縦リブ53を周方向で挟むように複数の回り止め62を形成してもよい。
周壁51における縦リブ53の下方には、径方向内側に突出する嵌合突部54が形成されている。嵌合突部54が作動部材60にアンダーカット嵌合することで、作動部材60の外キャップ50に対する下方移動が規制されている。
頂壁52は、周壁51の上端から径方向内側に延びている。頂壁52には貫通孔52aが形成されている。
図2に示すように、内キャップ40には複数の内側係合部41aが形成され、外キャップ50には複数の外側係合部51aが形成されている。複数の内側係合部41aは、螺着筒部41の外周面から径方向外側に突出しており、周方向に間隔を空けて配置されている。複数の外側係合部51aは、周壁51の内周面から径方向内側に突出しており、周方向に間隔を空けて配置されている。内側係合部41aと外側係合部51aとの間には、周方向における隙間が形成されている。
外キャップ50を容器本体1に対して容器軸O回り(図2のR方向)に回転させると、外側係合部51aが内側係合部41aに当接するまでは、外キャップ50が内キャップ40に対して回転するが、外キャップ50をさらに容器本体1に対して回転させると、外キャップ50と内キャップ40とが一体となって容器本体1に対して回転する。すなわち、外側係合部51aおよび内側係合部41aにより、外キャップ50の内キャップ40に対する所定量以上の容器軸O回りの回転が規制されている。外キャップ50が内キャップ40に対して回転している間は、内キャップ40は容器本体1に対して回転しない。なお、図2のR方向は、内キャップ40の口部1aへの螺着を緩める方向である。以下、R方向を緩み方向Rという。
図1に示すように、作動部材60は、係合筒部61と、回り止め62と、隔壁63と、柱状部64と、第2シール部65と、摺動筒部66と、を有している。係合筒部61は、上筒部42を径方向外側から囲っている。係合筒部61の内周面には第2係合部61aが形成されている。本実施形態の第2係合部61aは、係合筒部61から径方向内側に突出する突起である。突起である第2係合部61aが、螺旋状の溝である第1係合部42aの内側に位置していることで、作動部材60が内キャップ40に対して容器軸O回りに回転すると、作動部材60が内キャップ40に対して上下動する。
回り止め62は、係合筒部61から径方向外側に突出している。隔壁63は、係合筒部61から径方向内側に延びている。隔壁63には複数の連通孔63aが形成されている。なお、連通孔63aの数は1つでもよい。柱状部64は隔壁63の径方向中央部から下方に延びている。柱状部64は中空形状となっているが、中実形状であってもよい。第2シール部65は柱状部64の下端から下方に延びる筒状に形成されている。第2シール部65は、第1シール部47の内側に嵌合している。本実施形態では、第1シール部47および第2シール部65により、スポイト管20内と作動空間S内との連通およびその遮断を切り替えるシール部が構成されている。
摺動筒部66は、隔壁63から下方に向けて延びている。摺動筒部66は、径方向において、上筒部42と保持筒部44との間に位置している。また、摺動筒部66と保持筒部44との間にピストン30が配置されている。
ピストン30は、取付部31と、フランジ部32と、摺動部33と、を有している。取付部31は筒状に形成され、保持筒部44に外嵌されている。これにより、ピストン30は内キャップ40に固定されている。フランジ部32は取付部31の上端から径方向外側に延び、平面視で環状に形成されている。摺動部33はフランジ部32の径方向外側の端部から上下に延びており、摺動筒部66の内周面に接している。摺動部33は薄肉に形成され、弾性変形可能となっている。
ボタン部70は、操作部71と、固定部72と、を有している。固定部72は平面視で環状に形成されており、作動部材60と外キャップ50との間で挟まれて固定されている。このため、作動部材60、外キャップ50、およびボタン部70は一体として上下動し、ボタン部70の外キャップ50に対する位置は変化しない。操作部71は、上方に向けて凸となるように湾曲した弾性膜であり、下方に弾性変形可能である。操作部71は、例えばゴムやエラストマー等の弾性変形可能な材質により形成されている。外キャップ50の貫通孔52aを通して、操作部71は外キャップ50の頂壁52から上方に上方に突出している。
本実施形態では、作動部材60、ピストン30、および内キャップ40によって囲まれた空間を作動空間Sという。作動空間Sの容積は、作動部材60が内キャップ40に対して上下動することで増減する(図3参照)。作動部材60が内キャップ40に対して上下動するとき、ピストン30の摺動部33が作動部材60の摺動筒部66に対して摺動する。作動空間Sは、隔壁63に形成された連通孔63aによって、操作部71の内部空間(操作部71と隔壁63との間の空間)に連通している。なお、操作部71の内部空間の容積は、操作部71が弾性変形することで増減する。
中栓80は、固定筒部81と、しごき片82と、接続部83と、外嵌筒部84と、を有している。固定筒部81は口部1a内に嵌合している。しごき片82は固定筒部81から径方向内側に突出しており、スポイト管20の外周面に接している。しごき片82は弾性変形可能に形成されており、スポイト管20が容器本体1から上方に離脱する際に、スポイト管20の外周面に付着した内容物をかき落とす。しごき片82には、複数の通気孔82aが周方向に間隔を空けて形成されている。外嵌筒部84は口部1aに外嵌されている。接続部83は外嵌筒部84の上端と固定筒部81の上端とを接続している。接続部83と内キャップ40の環状部43との間には、環状のパッキン90が挟まれている。固定筒部81には、径方向外側に突出する第2嵌合突起81aが形成されている。第2嵌合突起81aは第1嵌合突起48bよりも上方に位置しており、第1嵌合突起48bと上下方向において対向している。第1嵌合突起48bと第2嵌合突起81aとの間には上下方向における隙間が設けられている。
次に、以上のように構成されたスポイト容器10の作用について説明する。
スポイト容器10が未使用の状態(出荷時の状態)では、図1に示すように、作動部材60が内キャップ40に対して下降端位置に位置している。この状態では、第2シール部65が第1シール部47の内側に嵌合しており、スポイト管20内と作動空間Sとの間はシールされている。このため、スポイト管20内の内容物が作動空間S内に流入することが抑制される。
図1に示す状態から、外キャップ50を容器本体1に対して容器軸O回りの緩み方向Rに回転させると、外側係合部51aが内側係合部41aに当接するまで(図2参照)は、外キャップ50が内キャップ40に対して回転する。このとき、外キャップ50と作動部材60との相対回転は、回り止め62および縦リブ53によって規制されているため、作動部材60も外キャップ50とともに回転する。すなわち、作動部材60も内キャップ40に対して回転する。
なお、外キャップ50を緩み方向Rに回転させると、作動部材60とピストン30との間に作用する摩擦力により、ピストン30および内キャップ40にも緩み方向Rに向けた回転力が作用する。このとき、内キャップ40は口部1aに螺着されているため、内キャップ40も容器本体1に対してわずかに上昇するが、内キャップ40の上昇は、第1嵌合突起48bが第2嵌合突起81aに下方から当接した時点で停止する。このように、内キャップ40が容器本体1に対してわずかに上昇することで、中栓80の接続部83とパッキン90との間に隙間が形成されて、外気導入路が設けられる。外気導入路は、口部1aの雄ネジ部と螺着筒部41の雌ネジ部との間の隙間、接続部83とパッキン90との間の隙間、固定筒部81と垂下筒部48との間の隙間、板片48a同士の間の隙間、およびしごき片82の通気孔82aにより構成される(図3参照)。
作動部材60が内キャップ40に対して回転すると、第1係合部42aと第2係合部61aとが係合して、作動部材60が内キャップ40に対して上昇する。これにより、図3に示すように、作動空間Sの容積が増大するとともに、第2シール部65が第1シール部47から上方に離脱する。作動空間Sの容積が増大することで作動空間S内は負圧となり、スポイト管20内も負圧となる。したがって、容器本体1の内容物がスポイト管20内に吸い上げられる。この一連の動作を「吸上げ動作」という。吸上げ動作の際、スポイト管20内に内容物が吸い上げられることに伴い、先述の外気導入路から容器本体1内に外気が導入されるため、容器本体1内が負圧になることを抑制できる。したがって、内容物をスムーズにスポイト管20内に吸い上げることができる。
スポイト管20内に内容物が吸い上げられる量は、作動空間Sの容積の変化量によって決まる。また、作動空間Sの容積の変化量は、作動部材60の内キャップ40に対する上昇量、すなわち、作動部材60の内キャップ40に対する回転量で決まる。そして、前記回転量は外側係合部51aと内側係合部41aとの間の周方向における距離で決まる。したがって、本実施形態では、外キャップ50を内キャップ40に対して回転させる操作により、略定量の内容物をスポイト管20内に吸い上げることが可能である。
外側係合部51aが内側係合部41aに緩み方向Rにおいて当接した状態で、さらに外キャップ50を容器本体1に対して緩み方向Rに回転させると、外キャップ50とともに内キャップ40も容器本体1に対して回転する。また、外側突部51bが内側突部41bに下方から当接することで、内キャップ40が外キャップ50から下方に脱落することが抑制される。これにより、第1嵌合突起48bが第2嵌合突起81aを上方に乗り越えるとともに、螺着筒部41の口部1aに対する螺着が解除されて、図4に示すように、スポイトアセンブリ2が容器本体1から上方に離脱する。以降は、例えば外キャップ50を手で把持して親指で操作部71を押下することなどにより、スポイト管20内に保持された内容物を吐出させることができる。
図5に示すように、スポイトアセンブリ2を容器本体1に再び装着する際、外キャップ50を容器本体1に対して締まり方向(緩み方向Rとは逆の回転方向)に回転させると、外側係合部51aと内側係合部41aとが締まり方向において当接するまでは、外キャップ50が内キャップ40に対して空転する。その間、第1係合部42aと第2係合部61aとが係合して、作動部材60および外キャップ50が内キャップ40および容器本体1に対して下降する。これにより、作動空間Sの容積が減少するが、この段階では未だ第2シール部65が第1シール部47に進入していないため、作動空間S内の空気はスポイト管20内に押し出される。さらに、押し出された空気はスポイト管20内を通って容器本体1内に排出され、先述の外気導入路を通って外部へと排出される。したがって、作動空間S内やスポイト管20内の圧力が高まることが抑制され、次回の吸上げ動作において内容物の吸上げ量がばらつくことを抑制できる。
外キャップ50が内キャップ40に対して締まり方向に空転している間も、作動部材60とピストン30との間に作用する摩擦力により、内キャップ40が締まり方向に回転するが、第1嵌合突起48bが第2嵌合突起81aに上方から当接した時点で、内キャップ40の下降は規制される。これにより、作動空間S内の空気が排出される前にパッキン90と接続部83との間の隙間が閉じてしまう現象が抑制され、作動空間S内の空気をより確実に排出できる。
その後、外キャップ50をさらに締まり方向に回転させると、外側係合部51aと内側係合部41aとが締まり方向において当接し、内キャップ40も容器本体1に対して締まり方向に回転する。これにより第1嵌合突起48bが第2嵌合突起81aを下方に乗り越え、図1の状態に戻る。上記のように、作動空間S内の空気を外気導入路を通じて排出させて、吸上げ量を安定させるためには、第2シール部65が第1シール部47内に進入した後で、外側係合部51aと内側係合部41aとが締まり方向において当接するように構成することが好ましい。
以上説明したように、本実施形態のスポイト容器10は、内容物を収容する有底筒状の容器本体1と、容器本体1の口部1aに螺着された内キャップ40と、内キャップ40に固定されたスポイト管20と、内キャップ40に対する所定量以上の容器軸O回りの回転が規制された外キャップ50と、外キャップ50に対する容器軸O回りの回転が規制されるとともに、内キャップ40に対して容器軸O回りに回転することで内キャップ40に対して上下動する作動部材60と、外キャップ50の頂壁52に形成された貫通孔52aを通して上方に突出した操作部71と、作動部材60が内キャップ40に対して上下動する際に互いに摺動するピストン30および摺動筒部66と、を備えている。そして、作動部材60と内キャップ40との間には、スポイト管20の内部空間に連通するとともに、ピストン30および摺動筒部66が互いに摺動することで容積が変化する作動空間Sが形成されている。
このような構成によれば、スポイト管20に内容物を吸い上げるための動作に操作部71が関与せず、操作部71、外キャップ50、作動部材60が一体となって内キャップ40に対して上昇するため、内容物を吸い上げる際に操作部71の外キャップ50からの突出量が変化しない。したがって、本実施形態によれば、操作部71の外キャップ50に対する突出量の変化を抑制したスポイト容器10を提供することができる。
また、作動空間Sの容積の増大量は、外キャップ50の内キャップ40に対する回転量に基づいて決まるため、外キャップ50を内キャップ40に対して所定量回転させる操作により、スポイト管20内に略定量の内容物を吸い上げることができる。
さらに、構成部材として金属製のバネなどを用いる必要がないため、分別廃棄の手間を削減することも可能である。
また、作動部材60と内キャップ40との間には、作動部材60が内キャップ40に対して下降端位置に位置するときにスポイト管20内と作動空間S内との連通を遮断し、作動部材60が内キャップ40に対して下降端位置から上昇したときにスポイト管20内と作動空間S内とを連通させるシール部(第1シール部47および第2シール部65)が形成されている。この構成により、スポイト容器10が流通する際に、内容物がスポイト管20を通して作動空間Sに流入してしまうことを抑制できる。このため、例えば弾性膜として構成される操作部71に内容物が触れて、操作部71が劣化することを抑制できる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6に示すように、第2実施形態に係るスポイト容器10Aは、第1実施形態のボタン部70に代えて、ボタン部100と、第2ピストン110と、付勢部材120と、を備えている。また、スポイト管20、ピストン30、内キャップ40、外キャップ50、作動部材60、ボタン部100、第2ピストン110、および付勢部材120が、スポイトアセンブリ2を構成している。
ボタン部100は、天壁101および周壁102を有する有頂筒状に形成されている。本実施形態では、天壁101および周壁102が第1実施形態における操作部71に相当する。周壁102の下端には、径方向外側に突出する係止部102aが形成されている。係止部102aは外キャップ50の頂壁52における貫通孔52aの下端開口縁に、下方から係止されている。これにより、ボタン部100が外キャップ50から上方に脱落することが規制される。天壁101には、第2ピストン110を保持する保持部103が形成されている。保持部103は天壁101から下方に向けて延びる筒状であり、周壁102の径方向内側に位置している。
第2ピストン110は、第2取付部111と、第2フランジ部112と、第2摺動部113と、を有している。第2取付部111は筒状に形成され、保持部103の内側に嵌合されている。第2フランジ部112は第2取付部111の下端から径方向外側に延び、平面視で環状に形成されている。第2摺動部113は第2フランジ部112の径方向外端部から上下に延びている。第2摺動部113は薄肉に形成されて弾性を有しており、作動部材60の隔壁63から上方に向けて延びる第2摺動筒部63bの内周面に当接している。
付勢部材120は、ボタン部100と作動部材60との間で上下方向に挟まれており、作動部材60を上方付勢している。本実施形態の付勢部材120は樹脂製のコイルスプリング(樹脂ばね)である。樹脂ばねとして、コイルスプリングに限らず、板バネ(弾性を有する複数の樹脂片)等を採用してもよい。また、付勢部材120は、樹脂ばねに限られず、例えば金属製のコイルスプリングであってもよい。付勢部材120は、第2摺動筒部63bと周壁102との間に位置している。ボタン部100を外キャップ50に対して下方に押圧すると、ボタン部100は付勢部材120の上方付勢力に抗して下方移動する。また、ボタン部100の押圧を開放すると、付勢部材120の上方付勢力により、ボタン部100は上方に復元変位する。ボタン部100が外キャップ50に対して上下動する際、第2摺動部113が第2摺動筒部63bに対して摺動する。
図7に示すように、本実施形態の容器本体1の口部1aには、第1突起1cが形成されている。第1突起1cは、口部1aの雄ネジ部1bから下方に向けて突出している。また、図8に示すように、内キャップ40の螺着筒部41には、第2突起41cおよび凹部41dが形成されている。第2突起41cは螺着筒部41の内周面から径方向内側に突出している。本実施形態では、第2突起41cは螺着筒部41の雌ネジの一部となっている。より詳しくは、雌ネジのうち、第2突起41cとなる部位の周方向における両側を、径方向外側に向けて窪ませることで、径方向内側に突出する第2突起41cが形成されている。第1突起1cと第2突起41cとは上下方向において同じ位置に配置されている。また、出荷時など螺着筒部41が口部1aに締め込まれた状態では、図8に示すように、第1突起1cと第2突起41cとが周方向において離れている。図9に示すように、螺着筒部41が口部1aに対して緩み方向Rに回転すると、第1突起1cと第2突起41cとが当接する。
凹部41dは螺着筒部41の外周面から径方向内側に向けて窪んでおり、周方向に沿って延びている。凹部41dが形成された部分では、螺着筒部41の肉厚が薄くなっており、そのために弾性変形がより容易となっている。凹部41dは周方向および上下方向において第2突起41cと同じ位置に形成されている。図9に示す状態から、さらに螺着筒部41を口部1aに対して緩み方向Rに回転させると、螺着筒部41のうち凹部41dが形成された部分が径方向外側に弾性変形する。これにより、第2突起41cは第1突起1cを緩み方向Rに乗り越えることが可能となっている。
次に、本実施形態のスポイト容器10Aの作用について説明する。
スポイト容器10Aが未使用の状態(出荷時の状態)では、図6に示すように、作動部材60が内キャップ40に対して下降端位置に位置している。この状態では、第2シール部65が第1シール部47の内側に嵌合しており、スポイト管20内と作動空間Sとの間はシールされている。このため、スポイト管20内の内容物が作動空間S内に流入することが抑制される。
図6に示す状態から、外キャップ50を容器本体1に対して容器軸O回りの緩み方向Rに回転させると、回り止め62および縦リブ53によって相対回転が規制された外キャップ50および作動部材60が一体となって回転する。また、摺動部33が摺動筒部66の内周面に弾性力によって押し付けられていることで、作動部材60およびピストン30を介して、内キャップ40にも緩み方向Rに向けた回転力が伝わる。このため、第2突起41cが第1突起1cに当接するまでは、外キャップ50、作動部材60、ピストン30、および内キャップ40が、口部1aに対して一体となって緩み方向Rに向けて回転する。そして、螺着筒部41の雌ネジ部と口部1aの雄ネジ部1bとが螺合し、外キャップ50、作動部材60、ピストン30、および内キャップ40が、口部1aに対して上昇する。
内キャップ40が口部1aに対して上昇することで、図10に示すように、パッキン90が中栓80の接続部83から上方に離隔し、パッキン90による口部1aのシールが開放される。これにより、例えばスポイト容器10Aが高温または低温環境化に置かれたり、大気圧が変動したりすることにより、容器本体1の内圧が大気圧に対して変動していても、容器本体1の内圧を大気圧に合わせることができる。
内キャップ40が口部1aに対して所定量回転し、第2突起41cが第1突起1cに当接すると、内キャップ40の緩み方向Rへの回転は一度規制される。この状態では、外側係合部51aが緩み方向Rに移動して内側係合部41aに当接するまで(図2参照)は、外キャップ50が作動部材60とともに内キャップ40に対して緩み方向Rに回転する。その間、第1係合部42aと第2係合部61aとの係合により、作動部材60が内キャップ40に対して上昇する。外側係合部51aが内側係合部41aに当接すると、外キャップ50から内キャップ40へと、緩み方向Rに向けた力が直接的に伝わることで、螺着筒部41のうち凹部41dが形成された部分を弾性変形させながら、第2突起41cが第1突起1cを緩み方向Rに乗り越える。
さらに外キャップ50を緩み方向Rに回転させると、スポイトアセンブリ2が容器本体1から上方に離脱する。スポイトアセンブリ2が容器本体1から離脱した後は、例えば外キャップ50を手で把持して親指で天壁101(操作部)を押下することなどにより、スポイト管20内に保持された内容物を吐出させることができる。
スポイトアセンブリ2を再び容器本体1に取り付ける場合も、第2突起41cが第1突起1cに当接するまでは、外キャップ50、作動部材60、ピストン30、および内キャップ40が、口部1aに対して一体となって締まり方向に向けて回転する。第2突起41cが第1突起1cに当接すると、内キャップ40の締まり方向への回転は一度規制される。この状態では、外側係合部51aが内側係合部41aに当接するまでは、外キャップ50が作動部材60とともに内キャップ40に対して締まり方向に回転する。その間、第1係合部42aと第2係合部61aとの係合により、作動部材60が内キャップ40に対して下降する。外側係合部51aが内側係合部41aに当接すると、外キャップ50から内キャップ40へと、締まり方向に向けた力が直接的に伝わることで、螺着筒部41のうち凹部41dが形成された部分を弾性変形させながら、第2突起41cが第1突起1cを締まり方向に乗り越える。
このように、スポイトアセンブリ2を容器本体1に取り付ける場合も、第2突起41cが第1突起1cに当接することで内キャップ40の締まり方向への回転が一度停止し、その間に作動部材60が内キャップ40に対して下降する。したがって、第2シール部65が第1シール部47に進入する時点では、パッキン90による容器本体1のシールが完了りておらず、余分な空気を容器本体1の外に逃がすことができる。これにより、容器本体1の内圧が高まることを抑制できる。
上記以外の動作は第1実施形態と同様であるため、詳細は省略する。
以上説明したように、本実施形態のスポイト容器10Aは、内容物を収容する有底筒状の容器本体1と、容器本体1の口部1aに螺着された内キャップ40と、内キャップ40に固定されたスポイト管20と、内キャップ40に対する所定量以上の容器軸O回りの回転が規制された外キャップ50と、外キャップ50に対する容器軸O回りの回転が規制されるとともに、内キャップ40に対して容器軸O回りに回転することで内キャップ40に対して上下動する作動部材60と、外キャップ50の頂壁52に形成された貫通孔52aを通して上方に突出した操作部(天壁101および周壁102)と、作動部材60が内キャップ40に対して上下動する際に互いに摺動するピストン30および摺動筒部66と、を備えている。そして、作動部材60と内キャップ40との間には、スポイト管20の内部空間に連通するとともに、ピストン30および摺動筒部66が互いに摺動することで容積が変化する作動空間Sが形成されている。
従って、本実施形態のスポイト容器10Aにおいても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
さらに本実施形態では、口部1aには径方向外側に向けて突出する第1突起1cが形成され、内キャップ40には、径方向内側に向けて突出するとともに、第1突起1cに対して周方向に間隔を空けて配置され、かつ第1突起1cを周方向に乗り越え可能な第2突起41cが形成されている。そして、外キャップ50を容器本体1に対して緩み方向Rに回転させると、第2突起41cが第1突起1cに当接するまでは、外キャップ50とともに内キャップ40も口部1aに対して緩み方向Rに回転するように構成されている。これにより、まず内キャップ40を口部1aに対して上昇させることで容器本体1のシールを開放し、容器本体1の内圧を大気圧に合わせることができる。その後で、第2突起41cを第1突起1cに対して緩み方向Rに乗り越えさせて、先述の通り作動空間Sの内容積を増大させることで、スポイト管20内への内容物の吸上げ量を安定させることが可能となる。
また、本実施形態では、ボタン部100の下降端位置(周壁102が作動部材60に当接する位置)が明確に定まっている。このため、ボタン部100を押下して下降端位置まで下降させる操作により、スポイト管20から吐出させる内容物の量を、より安定させることが可能となる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態の第1係合部42aは螺旋状の溝であり第2係合部61aは突起であったが、第1係合部42aおよび第2係合部61aの形状は適宜変更可能である。具体的には、第1係合部42aが雄ネジ部であり、第2係合部61aが雌ネジ部であってもよい。このような構成でも、作動部材60が内キャップ40に対して容器軸O回りに回転したときに、作動部材60を内キャップ40に対して上下動させることができる。
また、前記実施形態では操作部71自体が弾性膜であったが、例えば弾性膜の上方に別の部材を配置し、当該部材を操作部としてもよい。この場合も、操作部である部材を押下することで弾性膜が弾性変形し、弾性膜の内部空間の容積が小さくなることで内容物を吐出させることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…容器本体 1a…口部 1c…第1突起 20…スポイト管 30…ピストン 40…内キャップ 41c…第2突起 47…第1シール部(シール部) 50…外キャップ 60…作動部材 65…第2シール部(シール部) 66…摺動筒部 71…操作部 O…容器軸 S…作動空間

Claims (2)

  1. 内容物を収容する有底筒状の容器本体と、
    前記容器本体の口部に螺着された内キャップと、
    前記内キャップに固定され、前記容器本体内で開口するスポイト管と、
    前記内キャップに対する所定量以上の容器軸回りの回転が規制された外キャップと、
    前記外キャップに対する容器軸回りの回転が規制されるとともに、前記内キャップに対して容器軸回りに回転することで前記内キャップに対して上下動する作動部材と、
    前記外キャップの頂壁に形成された貫通孔を通して上方に突出した操作部と、
    前記作動部材が前記内キャップに対して上下動する際に互いに摺動するピストンおよび摺動筒部と、を備え、
    前記作動部材と前記内キャップとの間には、前記スポイト管の内部空間に連通するとともに、前記ピストンおよび前記摺動筒部が互いに摺動することで容積が増大する作動空間が形成され
    前記口部には径方向外側に向けて突出する第1突起が形成され、
    前記内キャップには、径方向内側に向けて突出するとともに、前記第1突起に対して周方向に間隔をあけて配置され、かつ前記第1突起を周方向に乗り越え可能な第2突起が形成され、
    前記外キャップを前記容器本体に対して緩み方向に回転させると、前記第2突起が前記第1突起に当接するまでは、前記外キャップとともに前記内キャップが前記容器本体に対して緩み方向に回転するように構成されている、スポイト容器。
  2. 前記作動部材と前記内キャップとの間には、前記作動部材が前記内キャップに対して下降端位置に位置するときに前記スポイト管内と前記作動空間内との連通を遮断し、前記作動部材が前記内キャップに対して前記下降端位置から上昇したときに前記スポイト管内と前記作動空間内とを連通させるシール部が形成されている、請求項1に記載のスポイト容器。
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