JP2008137670A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリック感を通じてキャップの装着完了確認をより正確に行えるようにするとともに、キャップの弛みをより確実に防止できるようにする。
【解決手段】容器10は、外周面に雄ねじ18が形成された口頸部16をもつ容器本体12と、内周面に雌ねじ28が形成され、口頸部16に螺合装着されることにより容器口16aを塞ぐキャップ14(キャップ本体26)とを有し、口頸部16にキャップ本体26を装着すると、口頸部外周面に形成される係止用凸部20がキャップ内周面に形成される係止用凹部38に嵌合してキャップ14の弛みを防止するように構成される。さらに、容器本体12の口頸部16の外周面には、係止用凸部20とは別に、この凸部20に対して周方向に並び、かつキャップ本体26に対してその内側から当接することによりキャップ本体26の変形を規制する補助凸部22が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体医薬、液体化粧品等を収容する容器に関し、特に弛み防止機能を有する容器に関するものである。
従来から、口頸部を有する液体容器において、口頸部の外周に雄ねじを形成し、この口頸部に対して、内周面に雌ねじを形成したキャップを螺合装着することによって容器口を塞ぐように構成された液体容器は一般に知られている。
また、この種の液体容器において、最近では、口頸部に突起(係止用凸部)を形成する一方、キャップの内周面に前記突起に対応する凹部(係止用凹部)を形成しておき、口頸部に対して所定位置までキャップをねじ込むと、前記突起と凹部とが嵌合し、この嵌合により口頸部とキャップとが当該キャップの回転方向に係合してキャップの弛みが防止されるようにした弛み防止機能付き液体容器が提案されている(例えば特許文献1)。
特開平9−272553号公報
特許文献1のような液体容器を使用する場合、ユーザーは、凹部と突起とが嵌合する際のクリック感によってキャップが装着されたことを確認する。そのため、このクリック感が重要となるが、例えば容器本体がガラス等、硬質材料から構成される一方、キャップが樹脂等、軟質材料から構成される容器では、突起と凹部とが嵌合する過程でキャップが緩慢に変形して充分なクリック感を得ることができず、キャップの締め過ぎや、不完全な装着を招き易いという課題があった。
また、キャップが樹脂等から構成されて変形し易い場合、前記突起と凹部との嵌合力が弱くなり、キャップに不意な外力(キャップを弛める方向の外力)が作用すると、突起と凹部との嵌合状態が解除されてキャップが弛む場合がある。例えば、容器口を密閉するためにキャップ内にゴム製のシール部材を設ける場合があるが、潤滑性の高い液体が収容されていると、容器口の縁部とシール部材との間に液体が浸透することにより当該縁部とシール部材との摩擦抵抗が低下し、この状態でシール部材の弾発力によって雄ねじに沿ってキャップを押し戻す力が働く結果、上記嵌合強度が低いと、場合によってはキャップが不意に弛むことも考えられる。そのため、このような事態を未然に防止する必要がある。特に、容器本体がガラスから構成される一方、キャップが樹脂から構成されるような容器では、キャップが変形し易いためにキャップ装着時の嵌合強度が低くなる傾向がある。そのため、上記のようなキャップの不意の弛みを防止することが強く求められる。
本発明は、このような事情に鑑み、クリック感を通じてキャップの装着完了確認をより正確に行えるようになるとともに、キャップの弛みをより確実に防止できるようにすることを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の容器は、口頸部をもつ容器本体と、前記口頸部に螺合装着されることにより容器口を塞ぐキャップとを有し、前記口頸部にキャップを螺合装着すると、前記口頸部およびキャップの一方側に設けられる係止用凸部と他方側に設けられる係止用凹部とが嵌合して前記キャップの弛みを防止するようにされた容器において、前記口頸部の外周面に、キャップ装着状態において当該キャップにその内側から当接してキャップの変形を規制する補助凸部が形成されているものである(請求項1)。
この容器によると、口頸部に対してキャップを所定位置までねじ込むと、係止用凸部が係止用凹部に嵌合し、これにより口頸部とキャップとが周方向に係合してキャップの弛みが防止されることとなる。その場合、係止用凸部と係止用凹部とが嵌合する過程でキャップが僅かに変形するが、この容器では、補助凸部がキャップ内周面に当接してキャップの変形が規制されるためにキャップに強い復帰力が生じることとなる。そのため、係止用凸部と係止用凹部とが嵌合するとキャップは速やかに元の状態に復帰し、この速やかな復帰により強いクリック感を得ることが可能となる。また、補助凸部によりキャップの変形が規制されるため、キャップ装着後は、係止用凹部から係止用凸部が離脱し難くなり、当該嵌合状態が不意に解除されることが防止される。
この容器においては、前記口頸部の外周面に、前記係止用凸部又は係止用凹部と前記補助凸部とが90°の角度間隔で交互に設けられているのが好適である(請求項2)。
この構成によれば、係止用凸部と係止用凹部とが嵌合する過程でキャップが変形すると、当該係止用凸部又は係止用凹部の部分にキャップ中心に向かう力(復帰力)が効果的に生じることとなる。
なお、前記補助凸部は、短辺の突起であってもよいが、キャップの変形を効果的に規制する上では、前記キャップの内周面に対応する円弧状の突条からなるのが好ましい(請求項3)。
この場合、前記容器口側を上側としたときに、前記補助凸部は、上面が前記キャップのねじ込み方向における上流側から下流側に向かって先下がりに形成されているのが好適である(請求項4)。
この構成によると、例えばキャップの内周面に係止用凸部が形成される場合、あるいは発明の実施形態中で詳細に説明するように、キャップの内周面に膨出部分が設けられて当該膨出部分に係止用凹部が形成される場合に、係止用凸部や膨出部分と前記補助凸部とがキャップの脱着過程において干渉するのを防止しつつ、周方向のより広い範囲に亘って補助凸部を設けることが可能となる。
なお、上記のような容器の構造は、前記キャップが、口頸部へのキャップ装着状態において容器口縁部とキャップとの間をシールする弾性材料からなるシール部材を備えている場合(請求項5)、特に、スポイドが一体に組付けられたスポイド付きキャップを有する容器(請求項6)に有用となる。
すなわち、シール部材を備えた容器では、上述したように(「発明が解決しようとする課題」の欄)、シール部材の弾発力がキャップを弛める力として作用し、場合によってはキャップが不意に弛むことが考えられるが、上記のような容器によれば、このようなキャップの弛みを効果的に防止することが可能となる。特に、スポイド付きキャップを有する容器では、ユーザーが容器口の縁部を使ってスポイド先端の液切りを行う場合が多いため、これが潤滑剤として機能して上記のようなキャップの弛みを誘発することが考えられるが、このようなキャップの弛みを確実に防止する上で有用なものとなる。
本発明の容器によれば、口頸部に補助凸部を設けてキャップ装着時の当該キャップの変形を規制することにより、係止用凸部と係止用凹部との嵌合時に強いクリック感を得ることができるようにし、また、キャップ装着後は、係止用凸部と係止用凹部の嵌合状態が不意に解除されるのを有効に防止し得るようにしたので、キャップの装着完了確認を、上記クリック感を通じてより正確に行えるようになるとともに、キャップの弛みをより確実に防止できるようになる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1および図2は、本発明に係る容器である液体容器を概略的に示している。これらの図に示すように、液体容器10(以下、容器10と略す)はガラス製の容器本体12と、この容器本体12に着脱自在に装着される樹脂製のキャップ14とから構成されている。
容器本体12は、その上端部に口頸部16を有し、この口頸部16に形成される容器口16aを介して液体の出し入れを行うようになっている。
口頸部16の外周面には、その上端部(容器口16a側の端部)から中間部分に亘って雄ねじ18が設けられおり、さらにこの雄ねじ18よりも下側の部分には、一対の係止用凸部20と一対の補助凸部22とが周方向に所定間隔を隔てて交互に設けられている。これら係止用凸部20および補助凸部22は、容器本体12のビード部19上に一体的に設けられている。
前記係止用凸部20は、キャップ14の弛み防止のためのものであり、図3に示すように、短辺突起からなり、周方向に180°の角度間隔を隔てて設けられている。
一方、各補助凸部22は、後記キャップ本体26の変形を規制するものであり、周方向に延び、かつキャップ本体26の内周面に対応した円弧状の長辺突条からなり、キャップ装着時には、後記キャップ本体26の内周面に当接するようになっている。これらの補助凸部22は、少なくとも係止用凸部20から周方向に90°だけずれた位置を含むように設けられている。
前記キャップ14は、図2に示すように、内周面に雌ねじ28が形成されたキャップ本体26にスポイド30が一体に組み付けられた所謂スポイド付きキャップであり、スポイド30を使って容器本体12内の液を取り出し、使用後は、スポイド30をその先端側から前記容器本体12に挿入した状態で、前記キャップ本体26を口頸部16に螺合装着して容器口16aを塞ぐように構成されている。
スポイド30は、ガラス製のスポイド本体32と、このスポイド本体32の後端(同図では上端)に装着されるドーム状のスポイドゴム34とから構成されており、図2に示すようにキャップ本体26の開口部14aにスポイド本体32およびスポイドゴム34の下端部を通し、この状態で、スポイドゴム34に形成されるくびれ部分34aを前記開口部14aの縁部に嵌合させることによりキャップ本体26に組付けられている。なお、スポイドゴム34には、その下端部に円盤状のシール部34bが一体形成されており、キャップ14を容器本体12に装着すると、このシール部34bが容器口16aの縁部に当接して圧縮され、これによって容器口16aが密閉されるようになっている。
キャップ本体26の内周面であって、その下端部には、図3および図4に示すように他の部分よりも肉厚があり内側に突出する一対の膨出部分36が周方向に所定間隔で(当実施形態では180°の角度間隔で)形成されており、これら膨出部分36に弛み防止用の係止用凹部38が形成されている。すなわち、口頸部16に対して前記キャップ本体26を所定位置までねじ込むと、口頸部16に形成される上記各係止用凸部20がそれぞれ係止用凹部38に嵌合し、これにより口頸部16とキャップ本体26とが周方向に係合してキャップ14の弛みが防止されるようになっている。
なお、膨出部分36のうちキャップ14のねじ込み方向(図3の矢印に示す方向)における先端側の部分には、図4に示すように、滑らかなスロープ36aが形成されており、キャップ14装着時には、当該キャップ14のねじ込みに伴い膨出部分36がスムーズに係止用凸部20に乗り上げ得るようになっている。
次に、この容器10の作用効果について説明する。
上記の容器10において、容器本体12に収容された液体を使用する場合には、口頸部16に装着されているキャップ14を弛め、スポイドゴム34を摘んでスポイド30内に液体を吸引した後、キャップ14と共にスポイド30を容器本体12から引き抜くことにより容器本体12から液体を取り出すようにする。
そして、使用後は、スポイド30をその先端から容器本体12に挿入し、この状態でキャップ14(キャップ本体26)を口頸部16に螺合装着して保管するようにする。この場合、キャップ14を所定位置までねじ込むと、上記の通り、口頸部16に形成された係止用凸部20とキャップ本体26の係止用凹部38とが嵌合するため、これによってキャップ14の不意な弛みが防止されることとなる。
なお、キャップ14を装着する際には、係止用凸部20が係止用凹部38に嵌合するときのクリック感を感じることができるため、ユーザーは、このクリック感によってキャップ14が装着されたことを認識することができるが、この容器10では、口頸部16に上記のような補助凸部22が形成されている結果、より強いクリック感を得ることができる。
すなわち、キャップ14をねじ込むと、まず、キャップ本体26の膨出部分36が補助凸部22に乗り上げてキャップ本体26が楕円状に僅かに変形し、その後、係止用凹部38と係止用凸部20とが嵌合してキャップ本体26が元の形状に復帰することにより、当該復帰によりクリック感を得ることができるのであるが、補助凸部22を設けていない構成では(図5参照)、キャップ本体26の内周面と口頸部16との間に隙間が多くキャップ本体26が容易に変形するため、この場合には、ねじ込み中のキャップ14(キャップ本体26)の変形が緩慢となり、強いクリック感を得ることが難しい。これに対して補助凸部22を設けた上記容器10の構成(図3の構成)によれば、キャップ14をねじ込んで行くと、補助凸部22がキャップ本体26の内周面に当接してその変形が規制されることとなる。そのため、膨出部分36が補助凸部22に乗り上げてキャップ本体26が変形すると、膨出部分36にキャップ中心向きの強い復帰力が生じ、続いて係止用凹部38と係止用凸部20とが嵌合するとキャップ本体26が速やかに元の状態に復帰することとなり、この素早い復帰により強いクリック感を得ることができる。
従って、ユーザーは、キャップ装着が完了したことをより正確に認識でき、その結果、キャップ14の締め過ぎや、キャップ14の不完全な装着を効果的に防止できるようになる。
また、キャップ14装着後は、補助凸部22がキャップ本体26の内周面に当接して当該キャップ本体26の変形が規制されていることにより、係止用凹部38から係止用凸部20が離脱し難くなり、これによってキャップ14の当該装着状態が確実に維持されることとなる。例えばこの容器10では、キャップ14内に設けたシール部34bを容器口16aの縁部に当接、圧縮させることにより口頸部16を塞ぐため、例えば潤滑性の高い液体が収容されているような場合には、シール部34bの弾発力によりキャップ14が押し戻されて不意に弛むことが懸念されるが、この容器10によれば、このようなキャップ14の弛みをより確実に防止することができる。
なお、上記容器10では、キャップ14のねじ込みに伴いキャップ本体26の膨出部分36が上方から下方に雄ねじ18に沿って移動するため、この膨出部分36と補助凸部22との干渉が懸念される。しかし、この容器10では、上記のような干渉が起きないように、すなわち膨出部分36を逃がすように口頸部16における係止用凸部20と補助凸部22との間隔が設定されており、従って、支障なくキャップ14を脱着することができる。
ところで、以上説明した容器10は、本発明に係る液体容器の好ましい実施形態の一例であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、実施形態の容器10では、容器本体12(口頸部16)側に係止用凸部20を設け、キャップ14(キャップ本体26)側に係止用凹部38を設けているが、逆の構成であってもよい。
また、実施形態の容器10では、上記の通り、膨出部分36を逃がすように口頸部16における係止用凸部20と補助凸部22との間隔を設定し、これによって膨出部分36と補助凸部22との干渉を回避するように構成されているが、例えば図6に示すように、キャップねじ込み方向上流側から下流側に向かって上面22aが雄ねじ18に沿って先下がりに傾斜するように補助凸部22を形成し、これにより膨出部分36を逃がすようにしてもよい。このような補助凸部22によれば、係止用凸部20に対して補助凸部22を近設することができ、これによってより広い範囲に補助凸部22を当接させつつ、補助凸部22と膨出部分36との干渉も回避することが可能となる。
また、実施形態では、容器本体12の口頸部16に一対の係止用凸部20を周方向に180°の角度間隔で設け、これに対応するように一対の係止用凹部38をキャップ14(キャップ本体26)に設けているが、これら係止用凸部20および係止用凹部38の数、配置等は、必ずしも実施形態に限定されるものではなく、口頸部16の口径等に応じて適宜選定すればよい。口頸部16の補助凸部22についても同様である。但し、口頸部16の周囲に、略90°の角度間隔で係止用凸部20と補助凸部22とが交互に位置する上記実施形態の構成によれば、上記の通り、係止用凹部38(膨出部分36)の部分にキャップ中心に向かう強い復帰力を与えることができるため、キャップ装着時に強いクリック感を得え、またキャップ14の弛みを確実に防止する上で有効である。
なお、補助凸部22の形状は、上記実施形態のように周方向に延びる長辺突条のものに限らず、係止用凸部20のような短辺突起であってもよい。但し、キャップ本体26の形状を維持する上では、キャップ本体26の内周面のより広い範囲に補助凸部22が当接する方が望ましく、その意味では、上記実施形態のような長辺突条からなる補助凸部22を設けるのが好ましい。
また、補助凸部22は係止用凸部20に対して上下方向にオフセットされた状態で設けられていてもよい。但し、キャップ装着時にキャップ14(キャップ本体26)の変形による歪みをより効果的に防止する上では、補助凸部22は、実施形態のように係止用凸部20と同じ位置(同一周上)に設けられているのが望ましい。また、係止用凸部20および補助凸部22は、ビード部19から分離した状態で設けられていてもよい。但し、使用時における容器本体12の破損防止、および成型上の問題等を考慮すると、口頸部16の根本部分は一体の塊として形成されているのが望ましく、従って、係止用凸部20および補助凸部22は、実施形態のようにビード部19上に一体的に設けられているのが望ましい。
また、実施形態では、本発明の適用例として、スポイド付きキャップを有する容器10について説明したが、勿論、このような容器10以外の液体容器についても本発明は適用可能である。但し、上記のようなスポイド付きキャップを有する容器10では、口頸部16(容器口16aの開口縁部)を使ってスポイド先端の液切りを行うことが多いため、上記のように当該縁部とシール部34bとの間に液体が浸透することによるキャップ14の不意な弛みをより確実に防止する必要がある。従って、本発明は、スポイド付きキャップを有する上記のような容器10に特に有用なものとなる。
また、実施形態では、容器本体12がガラスから構成される一方、キャップ本体26が樹脂から構成されているが、液体容器10の各部の材質は実施形態以外のものであってもよい。但し、実施形態のような構成では、容器本体12に比べてキャップ本体26が軟らかく変形し易いためにキャップ装着時の嵌合強度が低くなる傾向があり、キャップ14の不意な弛みが発生し易いと考えられる。従って、本発明は、実施形態のように容器本体12とキャップ14(キャップ本体26)との硬さが異なる容器に特に有効なものとなる。
なお、本発明は、実施形態のように液体を収容する容器以外に、ゲル状のもの、固形物あるいは紛状物を収容する容器についても勿論適用可能である。
本発明に係る容器である液体容器を示す斜視図(容器本体12からキャップ14を取外した状態)である。 液体容器を示す正面図(一部断面図)である。 液体容器の断面略図(図2のIII−III断面図)である。 図3の要部拡大図である。 補助凸部が設けられていない場合の液体容器の構成を示す断面略図である。 容器本体の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10 液体容器
12 容器本体
14 キャップ
16 口頸部
16a 容器口
20 係止用凸部
22 補助凸部
26 キャップ本体
30 スポイド

Claims (6)

  1. 口頸部をもつ容器本体と、前記口頸部に螺合装着されることにより容器口を塞ぐキャップとを有し、前記口頸部にキャップを螺合装着すると、前記口頸部およびキャップの一方側に設けられる係止用凸部と他方側に設けられる係止用凹部とが嵌合して前記キャップの弛みを防止するようにされた容器において、
    前記口頸部の外周面に、キャップ装着状態において当該キャップにその内側から当接してキャップの変形を規制する補助凸部が形成されていることを特徴とする容器。
  2. 請求項1に記載の容器において、
    前記口頸部の外周面に、前記係止用凸部又は係止用凹部と前記補助凸部とが90°の角度間隔で交互に設けられていることを特徴とする容器。
  3. 請求項1又は2に記載の容器において、
    前記補助凸部は、前記キャップの内周面に対応する円弧状の突条からなることを特徴とする容器。
  4. 請求項3に記載の容器において、
    前記容器口側を上側としたときに、
    前記補助凸部は、上面が前記キャップのねじ込み方向における上流側から下流側に向かって先下がりに形成されていることを特徴とする容器。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の容器において、
    前記キャップは、前記口頸部へのキャップ装着状態において容器口縁部とキャップとの間をシールする弾性材料からなるシール部材を備えていることを特徴とする容器。
  6. 請求項5に記載の容器において、
    前記キャップは、スポイドが一体に組付けられたスポイド付きキャップからなることを特徴とする容器。
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