JP6450642B2 - 付け替え容器 - Google Patents

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本発明は、付け替え容器に関する。
従来から、内容物が収容される容器本体の口部に吐出器が取り付けられる付け替え容器が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この種の付け替え容器としては、容器本体の口部に離脱自在に装着されたキャップと、口部内に配設され、吐出器のシリンダが収容される収容筒部を有する内部材と、を備えている。
上述した付け替え容器において、口部に吐出器を取り付ける付け替え操作では、まずキャップを口部から離脱させた後、吐出器をシリンダ側から口部内に進入させ、吐出器の装着筒を口部に装着する。これにより、シリンダが収容筒部内に収容された状態で、吐出器が口部に取り付けられる。
特開2004−149195号公報
ところで、上述した付け替え容器の収容筒部には、容器本体内と収容筒部内とを連通するとともに、吐出器の吐出操作に伴う容器本体内の減圧時に容器本体内に外気を導入する連通開口が形成される。そのため、上述した付け替え容器では、流通段階等の未使用状態において、容器本体内の内容物が連通開口を通して収容筒部内に進入するおそれがある。
この場合、収容筒部内に内容物が進入している状態で、上述した付け替え操作を行うと、収容筒部内においてシリンダの外周面等に内容物が付着し、シリンダが汚れる等の課題がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、未使用状態における収容筒部内への内容物の進入を抑制し、シリンダの外周面への内容物の付着を抑制できる付け替え容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る付け替え容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に離脱自在に装着されたキャップと、前記口部内に配設された収容筒部を有する内部材と、を備え、前記キャップが離脱された前記口部に、前記容器本体内の内容物を吐出孔から吐出する吐出器が取り付けられ、前記吐出器のうち、内部が前記吐出孔に連通するシリンダが前記収容筒部内に収容される付け替え容器であって、前記収容筒部は、容器軸方向に沿って延びる基筒部と、前記基筒部の下端縁から径方向の内側に突設された環状の底環部と、を有し、前記シリンダが前記収容筒部内に収容された状態で、前記シリンダ内と前記容器本体内とが前記底環部の内側を通じて連通し、前記底環部前記底環部を容器軸方向に貫通して、前記容器本体と前記収容筒部内とを連通する連通開口が形成され、前記内部材は、前記連通開口を開放自在に閉塞する閉塞手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、内部材が連通開口を開放自在に閉塞する閉塞手段を備えているため、流通段階等の未使用状態において連通開口を通した収容筒部の内外の連通を遮断し、未使用状態における収容筒部内への内容物の進入を抑制できる。これにより、その後吐出器を付け替え容器に取り付ける付け替え操作を行う際に、収容筒部内においてシリンダの外周面等に内容物が付着するのを抑制できる。
また、吐出器の吐出操作を行う際には連通開口を開放させることで、吐出操作に伴う容器本体内の減圧時に外気が連通開口を通して容器本体内に流入する。これにより、吐出器によるスムーズな吐出操作を行うことができる。
本発明に係る付け替え容器において、前記閉塞手段は、前記連通開口内に配置されるとともに、前記シリンダが前記収容筒部内に収容されたときに、前記シリンダに係合する係合突起と、前記係合突起と前記連通開口の開口周縁部とを連結する破断可能な弱化部と、を備えていてもよい。
この構成によれば、吐出器を付け替え容器に取り付ける過程において、シリンダが収容筒部内に収容されたときにシリンダと係合突起とが係合する。この状態で、シリンダが収容筒部内にさらに進入すると、係合突起がシリンダによって下方に向けて押し込まれることで、弱化部が破断され、係合突起の少なくとも一部が連通開口の開口周縁部から離脱する。これにより、連通開口が開放され、容器本体内と収容筒部内とが連通開口(連通開口と係合突起の外周面との間の隙間)を通して連通する。この場合、吐出器の付け替え操作に伴って連通開口を開放することができるので、簡素な構成で優れた操作性を具備させることができる。
本発明に係る付け替え容器内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に離脱自在に装着されたキャップと、前記口部内に配設された収容筒部を有する内部材と、を備え、前記キャップが離脱された前記口部に、前記容器本体内の内容物を吐出孔から吐出する吐出器が取り付けられ、前記吐出器のうち、内部が前記吐出孔に連通するシリンダが前記収容筒部内に収容される付け替え容器であって、前記収容筒部に、前記容器本体と前記収容筒部内とを連通する連通開口が形成され、前記内部材は、前記連通開口を開放自在に閉塞する閉塞手段を備え、前記内部材は、前記収容筒部に下方移動自在に外嵌された外嵌筒を備え、前記外嵌筒は、前記シリンダが前記収容筒部内に収容されたときに、前記シリンダに係合することで、下方移動させられる係合部を備え、前記外嵌筒は、前記閉塞手段を備えるとともに、前記収容筒部に対して下方移動したときに、前記連通開口を開放する
この構成によれば、吐出器を付け替え容器に取り付ける過程において、シリンダが収容筒部内に収容されたときにシリンダと係合部とが係合する。この状態で、シリンダが収容筒部内にさらに進入すると、係合部がシリンダによって下方に向けて押し込まれることで、外嵌筒が収容筒部に対して下方移動して、連通開口が開放される。この場合、吐出器の付け替え操作に伴って連通開口を開放することができるため、簡素な構成で優れた操作性を具備させることができる。
本発明に係る付け替え容器において、前記閉塞手段は、弾性変形自在に形成された弁体を備え、前記弁体は、前記容器本体内の減圧時に弾性変形して、前記連通開口を開放してもよい。
この構成によれば、連通開口を通した容器本体内から収容筒部内への内容物の流入を規制する一方、吐出器の吐出操作に伴う容器本体内の減圧時に弾性変形して、収容筒部の内周面から離間することで、連通開口を開放する。これにより、連通開口を通した容器本体内への外気の流入を許容する。この場合、吐出器が付け替え容器に一旦取り付けられた使用状態であっても、吐出操作に伴う容器本体内の減圧時以外は連通開口が閉塞されることになる。これにより、連通開口を通した収容筒部内への内容物の流入を抑制できる。また、吐出器の付け替え操作後、再び吐出器を取り外した際であっても、収容筒部内への内容物の流入を抑制できる。
本発明に係る付け替え容器によれば、未使用状態における収容筒部内への内容物の進入を抑制し、シリンダの外周面への内容物の付着を抑制できる。
本発明の実施形態に係る付け替え容器の容器軸方向に沿う断面図である。 図1に示す内容器を上方から見た平面図である。 図1におけるA部の拡大断面図である。 図1に示す付け替え容器に吐出器が取り付けられた状態を示す断面図である。 図4におけるB部の拡大断面図である。 実施形態の他の構成に係る閉塞手段を径方向の内側から見た側面図である。 図6に示す閉塞手段の作用を説明するための側面図である。 実施形態の他の構成に係る付け替え容器の容器軸方向に沿う断面図である。 図8におけるC部の拡大断面図である。 図8に示す付け替え容器の内部材を上方から見た部分平面図である。 図8に示す付け替え容器に吐出器が取り付けられた状態を示す断面図である。 図11におけるD部の拡大断面図である。 実施形態の他の構成に係る付け替え容器の容器軸方向に沿う断面図である。 図15におけるE部の拡大断面図である。 図13に示す付け替え容器に吐出器が取り付けられた状態を示す断面図である。 図15におけるE部に相当する拡大断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の付け替え容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに離脱自在に装着された有頂筒状のキャップ3と、口部2a内に配設された筒状の内部材4と、を備えている。
ここで容器本体2、キャップ3及び内部材4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置した状態で配設されている。以下では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿うキャップ3側を上方、容器本体2の底部2b側を下方という。また、容器軸O方向から見た平面視で容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O周りに周回する方向を周方向という。
内部材4は、容器本体2の口部2a内に嵌合されている。具体的に、内部材4は、後述する吐出器50のシリンダ61が収容される収容筒部11と、収容筒部11の下端部に連設され、容器本体2内と収容筒部11内とを連通する連通筒部12と、連通筒部12に外嵌された外嵌筒13と、外嵌筒13内に嵌合された吸上筒部14と、を備えている。
図1、図2に示すように、収容筒部11は、容器軸O方向に沿って延びる有底筒状を呈している。具体的に、収容筒部11は、基筒部21と、基筒部21の下端縁から径方向の内側に向けて突設された環状の底環部22と、を有している。
基筒部21は、その上端部が口部2a内に嵌合される一方、下端部が容器本体2内において口部2aよりも下方に突出して胴部2c内に位置している。基筒部21の上端部には、径方向の外側に向けて外フランジ部23が突設されている。外フランジ部23は、容器本体2の口部2aの上端開口縁上に配置されている。
底環部22における周方向の一部には、底環部22を容器軸O方向に貫通するとともに、容器本体2内と収容筒部11内とを連通させる連通開口25が形成されている。この連通開口25は、図2に示す容器軸O方向から見た平面視において、周方向に沿って延びる円弧状を呈している。連通開口25は、吐出器50の吐出操作に伴う容器本体2内の減圧時に、容器本体2内に外気を導入させる機能を有している。なお、図示の例において、底環部22は、基筒部21よりも薄肉となっている。また、連通開口25は、周方向に間隔をあけて複数形成されていても構わない。
連通筒部12は、底環部22の内周縁から下方に向けて延設されている。連通筒部12の内周面には、連通筒部12を閉塞する円板状の栓部材31が破断可能な弱化部32を介して連結されている。弱化部32は、栓部材31よりも薄肉になっているとともに、栓部材31の外周縁を全周に亘って取り囲んでいる。これにより、栓部材31は、流通段階等の未使用時において、連通筒部12を通した容器本体2内と収容筒部11内との連通を遮断する。
栓部材31は、上方に向けて突の曲面状を呈している。栓部材31のうち、周方向の一部には、上方に向けて突出する突部33が形成されている。突部33は、容器軸O方向から見た平面視でT字状を呈し、径方向に沿って延設された後、径方向の外側端部から周方向の両側に向けて延設されている。なお、栓部材31は、周方向の一部が連通筒部12の内周面に直接連結され、それ以外の部分が弱化部32を介して連通筒部12に連結される構成であっても構わない。
図1に示すように、外嵌筒13は、下方に位置するものほど径が小さい多段筒状を呈している。外嵌筒13は、上部に位置する大径部35が連通筒部12に外嵌され、下部に位置する小径部36が連通筒部12よりも下方に突出している。
吸上筒部14は、上端部が外嵌筒13の小径部36内に嵌合される一方、下端部が容器本体2の底部2bに上方から近接している。
ここで、図1〜図3に示すように、本実施形態の内部材4は、上述した連通開口25を開放自在に閉塞する閉塞手段41を備えている。閉塞手段41は、連通開口25内に配置された係合突起42と、係合突起42と収容筒部11における連通開口25の開口周縁部とを連結する破断可能な弱化部43と、を備えている。
係合突起42は、径方向の内側から見た側面視及び容器軸O方向に沿う縦断面視で上方に向けて先細る台形状を呈している。また、係合突起42は、図2に示す容器軸O方向から見た平面視において、連通開口25に対応して周方向に沿って延びる円弧状を呈している。図1〜図3に示すように、係合突起42は、下端部が連通開口25内に位置するとともに、上端部が収容筒部11内に位置している。係合突起42は、吐出器50のシリンダ61が収容筒部11内に収容されたときに、その上端面にシリンダ61が当接(係合)する。
弱化部43は、底環部22よりも薄肉になっているとともに、係合突起42の下端部を全周に亘って取り囲んでいる。これにより、閉塞手段41は、流通段階等の未使用時において、連通開口25を通した容器本体2内と収容筒部11内との連通を遮断する。なお、係合突起42は、一部が収容筒部11における連通開口25の開口周縁部に直接連結され、それ以外の部分が収容筒部11における弱化部43を介して連通開口25の開口周縁部に連結された構成であっても構わない。
次に、上述した付け替え容器1に取り付けられる吐出器50について説明する。
図4に示すように、吐出器50は、容器本体2内に収容された内容物を吐出するポンプ部51と、ポンプ部51を容器本体2に取り付ける取付キャップ52と、を備えている。
まず取付キャップ52は、装着筒53と、装着筒53の上方に連設され、後述する押下ヘッド65の容器軸O方向に沿う移動を案内する案内筒54と、を備えている。
装着筒53は、案内筒54よりも大径に形成されるとともに、容器本体2の口部2aに着脱可能に螺着される。装着筒53と案内筒54との連結部分には、その内周面から径方向の内側に向けて突出するフランジ状のポンプ装着部55が設けられ、このポンプ装着部55にポンプ部51が固定されている。なお、装着筒53は、口部2aに着脱可能な構成であれば、螺着に限られない。
ポンプ部51は、取付キャップ52に取り付けられたシリンダ61と、下部がシリンダ61内に挿入されるとともに、シリンダ61に対して上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステム62と、ステム62の上下動に連係し、シリンダ61内に上下摺動自在に嵌合されたピストン63と、シリンダ61内に嵌合され、ピストン63の外周部分を上方から支持するピストン押さえ64と、ステム62の上端部に装着されるとともに内容物の吐出孔65aが形成された押下ヘッド65と、を備えている。
シリンダ61は、下方に位置するものほど径が小さい多段筒状を呈し、その上筒部66が内部材4の収容筒部11内に収容可能とされ、下筒部67が連通筒部12内に嵌合可能とされている。シリンダ61のうち、上筒部66の下端縁及び下筒部67の上端縁間を連結する環状の連結板68は、吐出器50が付け替え容器1に取り付けられた状態において、収容筒部11の底環部22に容器軸O方向で対向し、係合突起42に容器軸O方向で当接する。上筒部66には、上筒部66を径方向に貫通する連絡孔71が形成されている。連絡孔71は、ピストン63が上昇端位置に位置するときにピストン63により閉塞され、ピストン63が下方移動したときに開放されてシリンダ61の内外を連通させる。なお、連絡孔71は、周方向に間隔をあけて複数形成されていても構わない。
次に、付け替え容器1に吐出器50を取り付ける付け替え操作について説明する。
まず、図1に示すように、付け替え容器1のキャップ3を容器本体2の口部2aから離脱させる。
次に、図4に示すように、吐出器50をシリンダ61側から収容筒部11内に進入させるとともに、取付キャップ52の装着筒53を容器本体2の口部2aに螺着する。すると、シリンダ61のうち、下筒部67が内部材4の連通筒部12内に嵌合されるとともに、上筒部66が収容筒部11内に収容される。取付キャップ52を口部2aに螺着する過程において、取付キャップ52及び付け替え容器1を容器軸O周りの締め付け方向に相対回転させると、この相対回転に伴い吐出器50が付け替え容器1に対して下方移動する。これにより、シリンダ61のうち、下筒部67の下端縁が栓部材31の突部33に上方から当接するとともに、連結板68が内部材4の係合突起42に上方から当接する。
付け替え操作に伴い吐出器50が付け替え容器1に対して下方移動する過程において、栓部材31はシリンダ61の下筒部67によって下方に向けて押し込まれる。これにより、弱化部32が破断され、栓部材31における周方向の少なくとも一部が連通筒部12から離脱し、連通筒部12が開放される。その結果、容器本体2内とシリンダ61内とが連通筒部12を通して連通する。なお、本実施形態では、栓部材31に突部33が形成されているため、下筒部67から栓部材31に作用する押付力が突部33を介して局所的に作用する。これにより、弱化部32のうち突部33周辺に位置する部分が破断の起点となり、弱化部32をスムーズに破断できる。また、栓部材31は、連通筒部12を通して容器本体2内とシリンダ61内とが連通すれば、栓部材31の全体が連通筒部12から離脱してもよく、栓部材31の一部が連通筒部12に連結された状態であっても構わない。
ここで、図5に示すように、付け替え操作に伴い吐出器50が付け替え容器1に対して下方移動する過程において、内部材4の係合突起42はシリンダ61の連結板68によって下方に向けて押し込まれる。これにより、弱化部43が破断され、係合突起42の少なくとも一部が連通開口25の開口周縁部から離脱し、連通開口25が開放される。これにより、容器本体2内と収容筒部11内とが連通開口25(連通開口25の開口周縁部と係合突起42の外周面との間の隙間)を通して連通する。なお、係合突起42は、連通開口25が開放されれば、係合突起42の全体が連通開口25の開口周縁部から離脱してもよく、係合突起42の一部が連通開口25の開口周縁部に連結された状態であっても構わない。
そして、図4に示すように、連通開口25が開放されることで、容器本体2内と外部とが連通可能な状態になる。具体的に、容器本体2内と外部とは、押下ヘッド65と案内筒54との間の径方向の隙間、案内筒54内、ピストン押さえ64とステム62との間の径方向の隙間、シリンダ61の連絡孔71、シリンダ61と収容筒部11との間の径方向の隙間及び連通開口25により画成された連通通路Rを通して連通可能な状態になる。
以上により、吐出器50の付け替え容器1への付け替え操作が完了する。
その後、吐出器50を通して内容物を吐出する場合、押下ヘッド65を押下すると、ステム62及びピストン63が押下ヘッド65とともに下方移動する。すると、ピストン63がシリンダ61(上筒部66)の内周面上を下方に向けて摺動することで、シリンダ61内が加圧される。これにより、シリンダ61内の内容物がステム62及び押下ヘッド65内を流通し、押下ヘッド65の吐出孔65aを通して外部に吐出される。また、吐出器50の吐出操作に伴い、ピストン63がシリンダ61に対して下方移動することで、連絡孔71が開放される。これにより、連通通路Rを通して容器本体2内と外部とが連通する。
内容物の吐出後、押下ヘッド65の押下を解除すると、ステム62、ピストン64及び押下ヘッド65がシリンダ61に対して上方に復元移動する。すると、容器本体2内の内容物が吸上筒部14を通してシリンダ61内に流入することで、容器本体2内が減圧される。これにより、付け替え容器1外の空気が連通通路Rを通して容器本体2内に流入するため、吐出器50によるスムーズな吐出操作を行うことができる。その後、ピストン63が上昇端位置まで復帰することで、連絡孔71が閉塞され、連通通路Rを通した容器本体2内と外部との連通が遮断される。
このように、本実施形態では、内部材4が連通開口25を開放自在に閉塞する閉塞手段41を備えているため、流通段階等の未使用状態において連通開口25を通した収容筒部11の内外の連通を遮断し、未使用状態における収容筒部11内への内容物の進入を抑制できる。これにより、吐出器50を付け替え容器1に取り付ける付け替え操作を行う際に、収容筒部11内においてシリンダ61の外周面等に内容物が付着するのを抑制できる。
また、吐出器50の吐出操作を行う際には連通開口25を開放させることで、吐出操作に伴う容器本体2内の減圧時に、外気が連通開口25を通して容器本体2内に流入する。これにより、吐出器50によるスムーズな吐出操作を行うことができる。
また、本実施形態では、シリンダ61に当接する係合突起42と、係合突起42と連通開口25の開口周縁部とを連結する弱化部43と、により閉塞手段41が構成されているため、吐出器50の付け替え操作に伴って連通開口25を開放することができる。これにより、簡素な構成で優れた操作性を具備させることができる。
また、閉塞手段41が収容筒部11に一体で形成されるので、閉塞手段41と収容筒部11とを別部材で構成する場合に比べて閉塞手段41の追加に伴う部品点数の増加を抑制できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上述した実施形態では、係合突起42の上端面が容器軸Oに直交する方向に延びる平坦面に形成された場合について説明したが、これに限られない。例えば、図6に示す係合突起42は、上端面が周方向の一方側から他方側に向かうに従い下方に向けて延びる傾斜面に形成されている。なお、図示の例において、係合突起42は、径方向の内側から見た側面視及び容器軸O方向に沿う縦断面視で上方に向けて先細る台形状を呈している。
この場合、図7に示すように、上述した付け替え操作時において、シリンダ61の連結板68が、係合突起42の上端面のうち周方向の一方側端部に最先に当接することになる。これにより、連結板68から係合突起42に作用する押付力が一方側端部に局所的に作用するので、弱化部43のうち係合突起42の一方側端部の周辺に位置する部分が破断の起点となる。その結果、弱化部43をスムーズに破断できる。
上述した実施形態では、収容筒部11の底環部22に連通開口25が形成された構成について説明したが、これに限らず、基筒部21に形成されていても構わない。
上述した実施形態では、シリンダ61の連結板68が係合突起42に当接する構成について説明したが、これに限られない。すなわち、シリンダ61のうち係合突起42との当接箇所は適宜設計変更が可能である。また、シリンダ61と係合突起42との係合は、当接に限られない。
また、図8、図9に示す付け替え容器100では、収容筒部11(基筒部21)の外周面に、径方向の内側に向けて窪むとともに、容器軸O方向に沿って延びる連通溝101が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これら連通溝101は、下端が基筒部21の下端縁で下方に向けて開口するとともに、上端が基筒部21内で終端している。なお、連通溝101は、複数に限らず、単数であっても構わない。
また、付け替え容器100の外嵌筒102は、収容筒部11及び連通筒部12に対して上下動可能に配設されている。具体的に、外嵌筒102は、上述した大径部35及び小径部36と、大径部35の上端縁から径方向の外側に向けて突設された外フランジ部104と、外フランジ部104の外周縁から上方に向けて立設され、基筒部21に外嵌されたシール筒(閉塞手段)105と、を有している。
外フランジ部104は、収容筒部11の底環部22に容器軸O方向で対向している。図8〜図10に示すように、外フランジ部104のうち、底環部22に形成された連通開口25に容器軸O方向で重なる部分には、上方に向けて係合部110が立設されている。係合部110は、その上端部が連通開口25を通して収容筒部11内に位置している。なお、図示の例において、連通開口25は、底環部22における周方向に間隔をあけて複数形成されている。また、係合部110は、連通開口25に対応して外フランジ部104における周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、各連通開口25に各別に挿入されている。なお、係合部110における容器軸O方向から見た平面視形状は、連通開口25内に挿入可能な大きさであれば、必ずしも連通開口25の平面視形状に対応していなくても構わない。
図8、図9に示すように、シール筒105は、基筒部21に上下摺動可能に外嵌されている。具体的に、シール筒105は、外嵌筒102の上昇端位置において、上端部の内周面が基筒部21の外周面のうち連通溝101よりも上方に位置する部分に密接し、連通溝101を閉塞する。これにより、連通溝101を通した外嵌筒102の内外の連通が遮断されている。一方、シール筒105は、外嵌筒102が下方移動したときに、上端部の内周面が基筒部21の外周面のうち連通溝101の上端よりも下方に位置し、連通溝101を開放する。
上述した付け替え容器100では、図11、図12に示すように、付け替え操作に伴い吐出器50が付け替え容器100に対して下方移動する過程において、シリンダ61が収容筒部11内を下方移動すると、シリンダ61の連結板68が係合部110の上端面に上方から係合する。この状態で、吐出器50が付け替え容器1に対してさらに下方に移動することで、係合部110を介して外嵌筒102が下方に向けて押し込まれ、外嵌筒102が吐出器50とともに下方移動する。このとき、少なくともシール筒105の内周面と基筒部21の外周面とが摺動しながら、外嵌筒102が収容筒部11及び連通筒部12に対して下方に移動することで、シール筒105の上端縁が連通溝101の上端よりも下方に移動する。これにより、連通溝101が開放され、連通溝101及び連通開口25を通して収容筒部11の内外が連通する。
この構成によれば、吐出器50の付け替え操作に伴って連通開口25を開放することができるため、簡素な構成で優れた操作性を具備させることができる。なお、上述した付け替え容器100では、シール筒105によって連通溝101を閉塞することで、連通開口25を通した収容筒部11内外の連通を遮断する構成について説明したが、これに限らず、係合部110によって連通開口25を直接閉塞しても構わない。なお、上述した構成では、シール筒105により連通溝101を開閉する構成について説明したが、これに限られない。例えば、基筒部21の下部に上部に比べて縮径する段部を形成し、シール筒105によって段部を閉塞することで、連通開口25を通した収容筒部11内外の連通を遮断する構成であっても構わない。
なお、図12に示すように、大径部35及び連通筒部12に、外嵌筒102の下降端位置において、容器軸O方向で係合するとともに、外嵌筒102の下方移動を規制する規制部111,112を設けても構わない。これにより、収容筒部11及び連通筒部12から外嵌筒102が脱落するのを抑制できる。
また、図13に示す付け替え容器200において、閉塞手段201は、連通筒部12内に嵌合された嵌合筒202と、嵌合筒202の上端縁に連設され、連通開口25を開閉する弁体203と、を備えている。
嵌合筒202は、容器軸Oと同軸上に延設されるとともに、上端縁が連通筒部12の上端縁よりも上方に位置している。嵌合筒202の内周面には、嵌合筒202を閉塞する栓部材31が破断可能な弱化部32を介して連結されている。これにより、連通筒部12を通した容器本体2内と収容筒部11内との連通が遮断されている。なお、嵌合筒202内には、吐出器50が付け替え容器200に装着された状態において、シリンダ61の下筒部67が嵌合される。
図13、図14に示すように、弁体203は、嵌合筒202の上端縁から下方に向かうに従い漸次拡径されたテーパ状を呈している。弁体203は、径方向に弾性変形自在とされるとともに、下端縁が収容筒部11(基筒部21)の内周面に径方向の内側から密接している。弁体203は、連通開口25を通した容器本体2内から収容筒部11内への内容物の流入を規制する。一方、図15、図16に示すように、弁体203は、吐出器50の吐出操作に伴う容器本体2内の減圧時に径方向の内側に弾性変形して、基筒部21の内周面から離間することで、連通開口25を開放する。これにより、連通開口25を通した付け替え容器200外から容器本体2内への空気の流入を許容する。
この構成によれば、吐出器50が付け替え容器200に一旦取り付けられた使用状態であっても、吐出操作時以外は連通開口25が閉塞されることになる。これにより、連通開口25を通した収容筒部11内への不用な内容物の流入を抑制できる。また、吐出器50の付け替え操作後、再び吐出器50を取り外した際であっても、収容筒部11内への内容物の流入を抑制できる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
1,100,200…付け替え容器
2…容器本体
2a…口部
3…キャップ
4…内部材
11…収容筒部
25…連通開口
41…閉塞手段
42…係合突起
43…弱化部
50…吐出器
61…シリンダ
102…外嵌筒
105…シール筒(閉塞手段)
110…係合部
201…閉塞手段
203…弁体

Claims (4)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に離脱自在に装着されたキャップと、
    前記口部内に配設された収容筒部を有する内部材と、を備え、
    前記キャップが離脱された前記口部に、前記容器本体内の内容物を吐出孔から吐出する吐出器が取り付けられ、前記吐出器のうち、内部が前記吐出孔に連通するシリンダが前記収容筒部内に収容される付け替え容器であって、
    前記収容筒部は、
    容器軸方向に沿って延びる基筒部と、
    前記基筒部の下端縁から径方向の内側に突設された環状の底環部と、を有し、
    前記シリンダが前記収容筒部内に収容された状態で、前記シリンダ内と前記容器本体内とが前記底環部の内側を通じて連通し、
    前記底環部前記底環部を容器軸方向に貫通して、前記容器本体と前記収容筒部内とを連通する連通開口が形成され、
    前記内部材は、前記連通開口を開放自在に閉塞する閉塞手段を備えていることを特徴とする付け替え容器。
  2. 前記閉塞手段は、
    前記連通開口内に配置されるとともに、前記シリンダが前記収容筒部内に収容されたときに、前記シリンダに係合する係合突起と、
    前記係合突起と前記連通開口の開口周縁部とを連結する破断可能な弱化部と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の付け替え容器。
  3. 前記閉塞手段は、弾性変形自在に形成された弁体を備え、
    前記弁体は、前記容器本体内の減圧時に弾性変形して、前記連通開口を開放することを特徴とする請求項1記載の付け替え容器。
  4. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に離脱自在に装着されたキャップと、
    前記口部内に配設された収容筒部を有する内部材と、を備え、
    前記キャップが離脱された前記口部に、前記容器本体内の内容物を吐出孔から吐出する吐出器が取り付けられ、前記吐出器のうち、内部が前記吐出孔に連通するシリンダが前記収容筒部内に収容される付け替え容器であって、
    前記収容筒部に、前記容器本体と前記収容筒部内とを連通する連通開口が形成され、
    前記内部材は、前記連通開口を開放自在に閉塞する閉塞手段を備え、
    前記内部材は、前記収容筒部に下方移動自在に外嵌された外嵌筒を備え、
    前記外嵌筒は、前記シリンダが前記収容筒部内に収容されたときに、前記シリンダに係合することで、下方移動させられる係合部を備え、
    前記外嵌筒は、前記閉塞手段を備えるとともに、前記収容筒部に対して下方移動したときに、前記連通開口を開放することを特徴とする付け替え容器。
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