JP6086743B2 - 詰め替え容器 - Google Patents

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Description

本発明は、詰め替え容器に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1に記載されるような、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、容器本体の口部に装着される装着筒とを備えた詰め替え容器が知られている。
この詰め替え容器では、装着筒と本容器の注入口部とを螺着し、詰め替え容器が容器本体の口部を下方に向けた倒立姿勢とされることで、容器本体の内容物が本容器内に詰め替えられるようになっている。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上述した従来の詰め替え容器では、詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際に、内容物を注ぎやすくしつつ(操作性を高めつつ)、内容物のこぼれ落ちを防止することに改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際に、内容物を注ぎやすくしつつ、内容物のこぼれ落ちを防止できる詰め替え容器を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部から容器軸方向に沿う該容器本体の外側の上方に向けて延在し、その上端に連通孔が形成された連通筒と、前記連通筒から上方に向けて延在し、その上端に注出孔が形成された注出筒と、を備え、前記連通筒には、破断可能な弱化部を介して該連通筒に連結され、前記連通孔を閉塞する閉塞板が設けられ、前記閉塞板には、プルリングが立設されており、前記注出筒には、前記連通筒よりも径方向の外側に向けて突出するリップ部が設けられ、前記リップ部と前記連通筒との間に位置する部分には、段部が設けられ、前記リップ部は、その周方向の両端部から中央部に向かうに従い漸次内径が大きくなるように形成され、前記注出筒の周壁及び前記連通筒は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置され、前記注出筒の周壁の外径は、前記連通筒の外径と同一となっていることを特徴とする。
この詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際は、まず、プルリングを引き上げて弱化部を破断させるとともに、閉塞板を連通筒から離脱させて連通孔を開口することで、詰め替え容器を開封する。次いで、詰め替え容器の前記連通孔及び注出筒の注出孔を通して、本容器の注入口部内に内容物を注出する。
本発明の詰め替え容器によれば、注出筒のリップ部が連通筒よりも径方向の外側に向けて突設されており、該リップ部と連通筒との間に位置する部分に、段部が設けられているので、この段部を本容器の注入口部の上端開口部に当接させた状態で、本容器に対して詰め替え容器を傾けていったときに、互いの当接箇所が位置ずれするのを抑制することが可能になり、本容器に対する詰め替え容器の姿勢を容易に安定させることができる。
また、注出筒にリップ部が形成されていることから、詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際に、操作者が段部の周方向に沿う位置を、例えば下方から見なくても認識(特定)でき、段部を本容器の注入口部の上端開口部に確実に配置することができる。
また、リップ部の形状は、その周方向の両端部から中央部に向かうに従い漸次内径が大きくされていることから、該リップ部を流通する内容物が周方向の中央部に集まりやすくなっている。これにより、内容物がリップ部の周方向の中央部から注ぎ出されやすくなるとともに、本容器の注入口部外に向けては流出されにくくなって、内容物のこぼれ落ちが効果的に防止される。
以上より、本発明によれば、詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際に、内容物を注ぎやすくしつつ(操作性を高めつつ)、内容物のこぼれ落ちを防止できるのである。
また、本発明の詰め替え容器において、前記注出筒には、該注出筒の周壁を貫通する開口部が形成され、前記プルリングは、前記注出筒若しくは前記連通筒を径方向の外側から囲繞するリング体と、前記開口部を通して前記リング体と前記閉塞板とを連結する連結帯と、を備えることとしてもよい。
この場合、リング体が、注出筒若しくは連通筒を径方向の外側から囲繞しているので、リング体の外形を大きく確保することが可能になり、該リング体を容易に引き上げることができる。また、このように形成されたリング体から、連結帯及び閉塞板を通して、弱化部に大きな力を作用させることが可能になり、開封操作が容易に行える。また、リング体が注出筒若しくは連通筒を囲っていることで、当該詰め替え容器の容器軸方向のかさ張りを抑えることができ、容器をコンパクトに形成できる。
また、本発明の詰め替え容器において、前記注出筒が、前記本容器の注入口部内に挿入可能とされており、前記リップ部は、径方向内側に向けて反転変形可能とされていることとしてもよい。
この場合、リップ部が反転変形することで、本容器の注入口部内に挿入された注出筒の該リップ部と、注入口部の内周面との間に隙間が形成されることになり、この隙間を通して本容器から詰め替え容器内に空気置換が効率よく行われ、詰め替え容器の内容物が本容器内に迅速に詰め替えられる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え容器から本容器に内容物を詰め替える際に、内容物を注ぎやすくしつつ、内容物のこぼれ落ちを防止できる。
本発明の一実施形態に係る詰め替え容器の側面図であり、要部を縦断面で示している。 図1の詰め替え容器の上面図である。 図1の詰め替え容器から本容器へ内容物を詰め替える手順を説明する図である。 図1の詰め替え容器から本容器へ内容物を詰め替える手順を説明する図である。 図1の詰め替え容器から本容器へ内容物を詰め替える手順を説明する図である。 図1の詰め替え容器から本容器へ内容物を詰め替える手順を説明する図である。 図6のA−A断面であり、リップ部が反転変形した状態を説明する図である。 本発明の詰め替え容器の変形例を示す要部の縦断面図である。 図8の詰め替え容器から本容器へ内容物を詰め替える手順を説明する図である。 図8の詰め替え容器から本容器へ内容物を詰め替える手順を説明する図である。 図8の詰め替え容器から本容器へ内容物を詰め替える手順を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態に係る詰め替え容器1について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器30(図5参照)に内容物を詰め替えるものである。
詰め替え容器1は、前記容器本体2と、容器本体2の口部2aから容器軸O方向に沿う該容器本体2の外側の上方に向けて延在し、その上端に連通孔4が形成された連通筒3と、前記連通筒3から上方に向けて延在し、その上端に注出孔6が形成された注出筒5と、を備えている。また本実施形態では、連通筒3は、容器本体2の口部2aに装着された装着筒7上に立設されている。
尚、容器本体2、装着筒7、連通筒3及び注出筒5は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本明細書では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿う注出筒5側を上方、容器本体2の底部側を下方という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2は、有底筒状をなしており、該容器本体2の口部2aは、この容器本体2における口部2a以外の部位より小径となっている。また、図3に示されるように、口部2aの外周面には、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状突起2bが形成され、該環状突起2bの下方には、径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延び、環状突起2bよりも径方向外側へ向けた突出量が大きくされたフランジ2cが形成されている。
図3において、装着筒7は有頂筒状をなしており、円環板状の天壁7aと、筒状の周壁7bと、を有している。
周壁7bのうち上端部は、該上端部以外の部位よりも小径とされているとともに、容器本体2の口部2aの上端部に径方向の外側から嵌合している。また、周壁7bのうち上端部以外の部位における内周面には、径方向内側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状突起7cが形成されている。この環状突起7cは、口部2aの環状突起2bに下方から当接しており、このように環状突起2b、7c同士が係合することにより、口部2aに対して装着筒7がアンダーカット嵌合により装着されている。
天壁7aは、容器本体2の口部2aの上端開口縁に上方から当接している。また、天壁7aには、周壁7bより小径とされたシール筒8が垂下設されており、該シール筒8は、口部2aの上端部に径方向の内側から嵌合している。
連通筒3は、天壁7aの内周縁部から上方に向けて立設されている。図示の例では、連通筒3は、口部2a及びシール筒8よりも小径とされている。また、連通筒3には、破断可能な弱化部10を介して該連通筒3に連結され、前記連通孔4を閉塞する閉塞板9が設けられている。容器軸Oに垂直な横断面視で連通孔4が円孔状をなしていることに対応して、閉塞板9は円板状に形成されており、弱化部10は閉塞板9よりも薄肉の円環状に形成されている(図2を参照)。また、図3において、閉塞板9には、プルリング11が立設されている。プルリング11については後述する。
注出筒5には、該注出筒5の周壁5aを貫通して形成された開口部12と、連通筒3よりも径方向の外側に向けて突出するリップ部13と、が設けられている。図2に示されるように、開口部12は、リップ部13に対して容器軸Oを挟んだ径方向の反対側に配置されている。図示の例では、リップ部13の周方向に沿う長さ及び開口部12の周方向に沿う長さが、これらを含めた注出筒5の周方向に沿う全長に対して、それぞれ1/4〜1/3程度とされている。
開口部12は、注出筒5の周壁5aにおける周方向の一部を、容器軸O方向の全長に亘って切り欠いたように形成されている。
リップ部13は、図2に示される上面視で、径方向外側へ向けて凸となるV字状をなしており、注出筒5の周壁5a(具体的には、注出筒5の周壁5aにおける開口部12及びリップ部13以外の部位、以下同様)よりも薄肉に形成されていて、弾性変形可能とされている。図示の例では、リップ部13の外周面は、周壁5aの外周面に面一(同一周面)とされ、リップ部13の内周面は、周壁5aの内周面よりも径方向外側に向けて一段窪まされていて、これによりリップ部13の肉厚が周壁5aの肉厚よりも薄肉とされている。
図3に示されるように、注出筒5におけるリップ部13の下方には、周方向に沿って該リップ部13に対応する部分を切り欠いたように、スリット14が形成されている。このスリット14によって、リップ部13の下端縁と、連通筒3の上端縁との間には、隙間が形成されている。また、リップ部13は、該リップ部13に対して径方向の内側へ向けた外力が作用したときに、図7に示されるように、径方向内側に向けて反転変形可能とされている。
また図7において、注出筒5の周壁5aの外径は、連通筒3の外径と同一となっており、注出筒5の周壁5aの内径は、連通筒3の内径より僅かに大きくされている。
また注出筒5は、本容器30の注入口部31内に挿入可能とされており、図6に示されるように本実施形態では、注出筒5及び連通筒3が、注入口部31内に挿入可能となっている。
具体的には、注出筒5の周壁5aの外径(直径)は、注入口部31の内径(直径)よりも小さくされている一方、注出筒5のリップ部13の外径(半径)については、注入口部31の内径(半径)よりも大きくされている。ただし、リップ部13が径方向内側へ向けて反転変形することで、図7に示されるようにリップ部13は周壁5aよりも径方向内側に配置され、これにより注出筒5は、注入口部31内に挿入可能とされている。
また、図3において、リップ部13が連通筒3よりも径方向外側へ向けて突設されていることで、これらのリップ部13と連通筒3との間に位置する部分には、段部15が設けられている。図5に示されるように、段部15は、本容器30の注入口部31の上端開口部に係止可能な凹状をなしている。
また、図2において、リップ部13は、その周方向の両端部から中央部に向かうに従い漸次内径(内周面の半径)が大きくなるように形成されている。
図2及び図3に示されるように、プルリング11は、注出筒5若しくは連通筒3を径方向の外側から囲繞するリング体16と、開口部12を通してリング体16と閉塞板9とを連結する連結帯17と、を備えている。
本実施形態では、リング体16が、注出筒5との間に隙間をあけて該注出筒5を径方向外側から囲っている。また、連結帯17は、リング体16の内周面におけるリップ部13とは容器軸Oを挟んだ径方向の反対側に位置する部分と、閉塞板9の上面における外周縁部のうちリップ部13とは容器軸Oを挟んだ径方向の反対側に位置する部分と、を連結するとともに径方向に延設されている。またこのような構成により、リング体16は、連結帯17を介して閉塞板9に支持されている。
次に、詰め替え容器1から本容器30に内容物を詰め替える手順について説明する。
この詰め替え容器1から本容器30に内容物を詰め替える際は、まず、図3に示されるように、操作者がプルリング11のリング体16を把持し、上方へ向けて引き上げる。このリング体16の把持位置としては、該リング体16の周方向に沿うリップ部13に対応する位置(図3における右側端部)を把持することが好ましい。
リング体16を引き上げていくと、これに伴って該リング体16に連結された連結帯17が上方へ向けて引き上げられるとともに、該連結帯17に連結された閉塞板9も上方へ向けて引き上げられる。これにより弱化部10が破断され、図4に示されるように、閉塞板9が連通筒3から離脱されるとともに連通孔4が開口されて、詰め替え容器1が開封される。
このようにして連通筒3の連通孔4と注出筒5の注出孔6とが連通したら、図5に示されるように、詰め替え容器1の段部15を本容器30の注入口部31の上端開口部に当接させた状態で、正立姿勢(注入口部31が上方に開口された姿勢)とされた本容器30に対して詰め替え容器1を傾けていくことで、詰め替え容器1の内容物を連通孔4及び注出孔6を通して、本容器30の注入口部31内に注ぎ出す。この際、段部15が注入口部31に当接されていることで、内容物は注出孔6におけるリップ部13上(リップ部13の内周面)を流れながら本容器30内に注ぎ出されることになる。
次いで、図6に示されるように、本容器30に対してさらに詰め替え容器1を傾けていき、該詰め替え容器1を倒立姿勢(注出孔6が下方に開口された姿勢)とするとともに、注出筒5を本容器30の注入口部31内に挿入する。この際、本容器30の注入口部31から注出筒5のリップ部13に対して径方向内側へ向けた力が作用することで、図6及び図7に示されるように、リップ部13が反転変形する。
詰め替え容器1が倒立姿勢とされることで、容器本体2の内容物は連通筒3内及び注出筒5内を通して本容器30の注入口部31内に流出されて、本容器30内に詰め替えられる。
以上説明した本実施形態の詰め替え容器1によれば、注出筒5のリップ部13が連通筒3よりも径方向の外側に向けて突設されており、該リップ部13と連通筒3との間に位置する部分に、段部15が設けられているので、この段部15を本容器30の注入口部31の上端開口部に当接させた状態(具体的には係止させた状態)で、本容器30に対して詰め替え容器1を傾けていったときに、互いの当接箇所が位置ずれするのを抑制することが可能になり、本容器30に対する詰め替え容器1の姿勢を容易に安定させることができる。
また、注出筒5にリップ部13が形成されていることから、詰め替え容器1から本容器30に内容物を詰め替える際に、操作者が段部15の周方向に沿う位置を、例えば下方から見なくても認識(特定)でき、段部15を本容器30の注入口部31の上端開口部に確実に配置することができる。
また、リップ部13の形状は、その周方向の両端部から中央部に向かうに従い漸次内径が大きくされていることから、該リップ部13を流通する内容物が周方向の中央部に集まりやすくなっている。これにより、内容物がリップ部13の周方向の中央部から注ぎ出されやすくなるとともに、本容器30の注入口部31外に向けては流出されにくくなって、内容物のこぼれ落ちが効果的に防止される。
以上より、本実施形態によれば、詰め替え容器1から本容器30に内容物を詰め替える際に、内容物を注ぎやすくしつつ(操作性を高めつつ)、内容物のこぼれ落ちを防止できるのである。
また、プルリング11が、注出筒5若しくは連通筒3を径方向の外側から囲繞するリング体16と、注出筒5の開口部12を通してリング体16と閉塞板9とを連結する連結帯17と、を備えているので、下記の効果を奏する。
すなわち、リング体16が、注出筒5若しくは連通筒3を径方向の外側から囲繞しているので、リング体16の外形を大きく確保することが可能になり、該リング体16を容易に引き上げることができる。また、このように形成されたリング体16から、連結帯17及び閉塞板9を通して、弱化部10に大きな力を作用させることが可能になり、開封操作が容易に行える。また、リング体16が注出筒5若しくは連通筒3を囲っていることで、当該詰め替え容器1の容器軸O方向のかさ張りを抑えることができ、容器をコンパクトに形成できる。
さらに本実施形態では、図2に示されるように、注出筒5の開口部12がリップ部13とは容器軸Oを挟んだ径方向の反対側に配置されているので、詰め替え操作時に開口部12を通して内容物がこぼれ落ちるようなことが抑制される。また、開口部12が形成されていることで、該開口部12を通してリング体16と閉塞板9とを連結する連結帯17の全長を短くすることができる。
さらに、リング体16においてリップ部13に対応する位置(開封時に操作者が把持する位置)から、連結帯17と閉塞板9との連結部分までの距離を大きく確保することができ、これによりリング体16を上方に向けて引き上げたときに、連結帯17と閉塞板9との連結部分に大きな力を作用させることが可能になり、弱化部10を容易に破断させることができる。また開封時の操作としては、リング体16を上方へ向けて引き上げるのみで足り、操作性がよい。
尚、詰め替え操作を行う前においては、閉塞板9によって連通孔4が閉塞されて詰め替え容器1は密封されているので、容器本体2内に収容された内容物の劣化や変質、他の物質の混入等を防止できる。
また、注出筒5が、本容器30の注入口部31内に挿入可能とされており、リップ部13が、径方向内側に向けて反転変形可能とされているので、下記の効果を奏する。
すなわち、図6に示されるように、リップ部13が反転変形することで、本容器30の注入口部31内に挿入された注出筒5の該リップ部13と、注入口部31の内周面との間に隙間が形成されることになり、この隙間を通して本容器30から詰め替え容器1内に空気置換が効率よく行われ、詰め替え容器1の内容物が本容器30内に迅速に詰め替えられる。
尚、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、装着筒7が、容器本体2の口部2aにアンダーカット嵌合により装着されているとしたが、これに限定されるものではなく、それ以外の螺着や単なる嵌合により装着されていてもよい。
また、連通筒3が、容器本体2の口部2aに装着された装着筒7上に立設されているとしたが、装着筒7が設けられずに、連通筒3は容器本体2の口部2aに直接装着されていてもよい。
また、前述の実施形態では、図2に示される上面視でリップ部13が径方向外側へ向けて凸とされたV字状をなしているとしたが、リップ部13の形状は前述の実施形態で説明したV字状に限定されるものではなく、それ以外の例えばU字状やコ字状等であってもよい。
また、図3に示される縦断面視で、リップ部13は容器軸Oと平行に延びているが、これに限定されるものではなく、例えばこの縦断面視で、リップ部13は上方に向かうに従い漸次径方向の外側へ向けて傾斜して延びていてもよい。
また、リップ部13は、径方向内側に向けて反転変形可能であるとしたが、これに限定されるものではない。
ここで、図8〜図11は、前述した実施形態の詰め替え容器1の変形例を示している。
図8に示されるように、この変形例では、リップ部13の下方にはスリット14が形成されておらず、その代わりに、リップ部13の下端部と連通筒3の上端部とを連結する連結壁18が設けられている。図8に示される縦断面視で、連結壁18は、リップ部13と連通筒3との間に位置して段部15を構成する要素とされており、容器軸Oに交差する向き(図示の例では垂直)に延びている。特に図示しないが、連結壁18は、上面視で三角形状をなしている。また連結壁18は、リップ部13と連通筒3とを隙間なく連結している。
この変形例では、連結壁18によってリップ部13の剛性が確保されることから、リップ部13に径方向外側からの外力が加えられても、該リップ部13は反転変形しないようになっている。
この詰め替え容器1から本容器30に内容物を詰め替える際は、前述の実施形態と同様に、まず、プルリング11のリング体16を上方へ向けて引き上げ、弱化部10を破断させるとともに閉塞板9を連通筒3から離脱させて連通孔4を開口し、詰め替え容器1を開封する(図9を参照)。
このようにして連通筒3の連通孔4と注出筒5の注出孔6とが連通したら、図10に示されるように、詰め替え容器1の段部15を本容器30の注入口部31の上端開口部に当接させた状態で、本容器30に対して詰め替え容器1を傾けていくことで、詰め替え容器1の内容物を連通孔4及び注出孔6を通して、本容器30の注入口部31内に注ぎ出す。
次いで、図11に示されるように、本容器30に対してさらに詰め替え容器1を傾けていき、該詰め替え容器1を倒立姿勢とするとともに、注出筒5を本容器30の注入口部31内に挿入する。この変形例においては、リップ部13を反転変形させることなく、注出筒5が注入口部31内に挿入可能とされている。このように詰め替え容器1が倒立姿勢とされることで、容器本体2の内容物は連通筒3内及び注出筒5内を通して本容器30の注入口部31内に流出されて、本容器30内に詰め替えられる。
この変形例においても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
尚、上記変形例では、リップ部13が径方向外側に凸となるV字状とされていることで、該リップ部13において最も径方向外側に位置する外端部が、注入口部31の内周面に当接又は近接されている一方、リップ部13の前記外端部に対して周方向に隣接する部分と、注入口部31の内周面との間には隙間が形成されることになる。この隙間を通して、本容器30と容器外部との間、及び、容器外部と詰め替え容器1との間における空気置換が効率よく行われることになり、詰め替え容器1の内容物が本容器30内に迅速に詰め替えられる。
また上記変形例において、連結壁18が薄肉に形成されており、注出筒5を本容器30の注入口部31内に挿入したときにリップ部13が反転変形されることで、該連結壁18が破断可能とされていてもよい。この場合、連結壁18によって、詰め替え時に段部15から内容物がこぼれ落ちるようなことが防止されつつ、注出筒5が注入口部31内に挿入された状態では破断された連結壁18部分に孔が形成されることから、前述の実施形態で説明したスリット14と同様の効果(空気置換率を向上させる効果)が得られる。尚、この場合の詰め替え姿勢は、図6に示される態様となる。
また上記変形例において、連結壁18に小孔が形成されていてもよく、この場合、詰め替え時に前記小孔を通して、本容器30と容器外部との間における空気置換が効率よく行われることになる。
また、前述の実施形態では、プルリング11のリング体16が、注出筒5を径方向外側から囲繞しているとしたが、これに代えて、リング体16は、連通筒3を径方向外側から囲繞していてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 詰め替え容器
2 容器本体
2a 口部
3 連通筒
4 連通孔
5 注出筒
5a 周壁
6 注出孔
9 閉塞板
10 弱化部
11 プルリング
12 開口部
13 リップ部
15 段部
16 リング体
17 連結帯
30 本容器
31 注入口部
O 容器軸

Claims (3)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部から容器軸方向に沿う該容器本体の外側の上方に向けて延在し、その上端に連通孔が形成された連通筒と、
    前記連通筒から上方に向けて延在し、その上端に注出孔が形成された注出筒と、を備え、
    前記連通筒には、破断可能な弱化部を介して該連通筒に連結され、前記連通孔を閉塞する閉塞板が設けられ、
    前記閉塞板には、プルリングが立設されており、
    前記注出筒には、前記連通筒よりも径方向の外側に向けて突出するリップ部が設けられ、
    前記リップ部と前記連通筒との間に位置する部分には、段部が設けられ、
    前記リップ部は、その周方向の両端部から中央部に向かうに従い漸次内径が大きくなるように形成され、
    前記注出筒の周壁及び前記連通筒は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置され、
    前記注出筒の周壁の外径は、前記連通筒の外径と同一となっていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器であって、
    前記注出筒には、該注出筒の周壁を貫通する開口部が形成され、
    前記プルリングは、
    前記注出筒若しくは前記連通筒を径方向の外側から囲繞するリング体と、
    前記開口部を通して前記リング体と前記閉塞板とを連結する連結帯と、を備えることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項1又は2に記載の詰め替え容器であって、
    前記注出筒が、前記本容器の注入口部内に挿入可能とされており、
    前記リップ部は、径方向内側に向けて反転変形可能とされていることを特徴とする詰め替え容器。
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