JP6667413B2 - 吐出ポンプ - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1に示される吐出容器は、ステムの上端部に装着されると共に下降端位置でステム挿通筒に螺着される押下ヘッドと、容器本体の口部、装着キャップ及び押下ヘッドを外側から囲む筒状のカバー体と、を備えている。
カバー体は、縦長の窓孔内に押下ヘッドのノズル筒を挿通させた状態で、嵌合孔内に容器本体の口部に形成された係合突部が嵌合されることで装着されている。カバー体には、破断可能な弱化部を介して除去片が接続されている。これにより、弱化部を破断しながら除去片をカバー体から毟り取るように除去することで、カバー体を取り外すことが可能とされている。
例えば、吐出容器の組み立てを行う場合には、内容物が充填された容器本体に対して、ステム挿通筒に押下ヘッドを螺着させた状態で予め組み立てられたユニットを、装着キャップを介して装着する。その後、窓孔にノズル筒を通しながらカバー体を押下ヘッドに被せるように装着し、嵌合孔内に容器本体側の係合突部を係合させることで、カバー体を取り付ける。
これらのことから、組み立て工数の増大を抑えることができると共に、容易な組み立てを行うことができる。
例えば第1弱化部を破断して除去片を規制筒から切り離した後に、除去片を周方向に分断することで、除去片を規制筒から取り外すことができる。或いは、第1弱化部を破断する前に、第2弱化部を破断して除去片を周方向に分断し、その後、分断された除去片について第1弱化部を破断しながら規制筒から取り外すこともできる。
いずれにしても、除去片を周方向に分断できるので、規制筒から除去片をスムーズに取り外すことができ、除去片を気にすることなく吐出ポンプを使用することができる。従って、使い易さを向上することができると共に、除去片を取り外した分、外観性を向上することができる。
また、商品流通時や未使用時等に、例えば規制筒に対して押下ヘッドを緩み方向に回転させるような外力が押下ヘッドに加わったときに、第1弱化部が破断され易い。そのため、第1弱化部の破断の有無に基づいて、押下ヘッドの螺着が緩んで開封されたか否かを容易に判別し易くなる。
しかも、突起部が螺旋状に移動することで、第1弱化部に対して突起部を周方向から接触させることもできるので、突起部によって第1弱化部を破断させることもできる。従って、この点においても、規制筒に対する除去片の切り離し作業を容易に行い易い。
また、第1弱化部の破断の有無に基づいて、押下ヘッドの螺着が緩んで開封されたか否かをさらに容易に判別し易くなる。
以下、本発明に係る吐出ポンプの第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の吐出ポンプ10は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2の口部5に装着される筒状の装着キャップ11と、装着キャップ11の内側に、上方付勢状態で下方移動可能に挿通されたステム12を有するポンプ13と、ステム12の上端部に装着されると共に、内容物を吐出する吐出孔14が先端に形成された吐出ノズル64を有する有頂筒状の押下ヘッド15と、下降端位置P1に位置する押下ヘッド15が螺着され、押下ヘッド15及びステム12の上方移動を規制する筒状の規制筒16と、を備えている。
規制筒16は、該規制筒16に一体に形成された後述する除去片70によって、下降端位置P1に位置する押下ヘッド15の回転移動を規制することで、押下ヘッド15及びステム12の上方移動を規制している。
なお、吐出ポンプ10及び容器本体2で吐出容器1を構成する。
また、容器軸O方向から見た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。さらに、周方向のうち、吐出容器1の上面視で容器軸Oを時計回りに周回する方向を第1回転方向M1、その反対側を第2回転方向M2という。
ただし、容器本体2の形状はこの場合に限定されるものではない。また、胴部3の形状としては、例えば横断面視円形状、楕円状や多角形状であっても良く、特定の形状に限定されるものではない。
シリンダ20の上端部には、径方向外側に向けて突出するフランジ部21がシリンダ20の全周に亘って環状に形成されている。フランジ部21は、容器本体2の口部5の上端開口縁上にパッキン22を介して配置されている。これにより、シリンダ20は容器本体2の口部5内に挿入された状態で支持されている。
これにより、連結弱化部35は、連結弱化部35とキャップ本体30との接続部分が破断し易い構造とされている。ただし、連結弱化部35の形状はこの場合に限定されるものではない。
なお、規制筒16は、装着キャップ11又はポンプ13を構成する構成部材とされていても構わないし、装着キャップ11及びポンプ13とは別体の構成部材とされていても構わない。
外郭筒42は、装着キャップ11のキャップ筒31とほぼ同径の円筒状に形成されていると共に、連結板43の外周縁部から装着キャップ11の天壁部32に達しない程度の長さで下方に延びている。
閉塞筒は、押下ヘッド15及びステム12が下降端位置P1に位置して、押下ヘッド15が規制筒16に螺着された際、空気孔24を閉塞する。なお、押下ヘッド15及びステム12が上昇端位置P2に位置した場合には、例えば閉塞筒はピストンによって下方から押し上げられて空気孔24から離れ、その後ピストンで空気孔24を閉塞する。
頂壁板53は、螺着筒51よりも径方向内側に突出しており、その内周縁部は規制筒16の内筒41の上方に位置している。ただし、頂壁板53は螺着筒51よりも径方向内側に突出していなくても構わない。
図示の例では、吐出ノズル64は周方向に沿った周幅が、径方向外側に向かうにしたがって漸次幅狭となるように形成されている。また、吐出ノズル64は、頂壁部62と一体となるように形成されていると共に、囲繞筒61の内側に延びて嵌合筒63に一体に接続されている。これにより、吐出ノズル64の内側は嵌合筒63の内側に連通している。
ただし、吐出ノズル64の形状は上述した場合に限定されるものではない。
縦リブ65が頂壁板53に対して上方から接触することで、上側ヘッド筒60と下側ヘッド筒50とは容器軸O方向に位置決めされた状態で組み合わされる。
従って、下側ヘッド筒50及び上側ヘッド筒60は、縦溝55及び規制リブ66によって互いの相対回転が規制され、回転不能に一体に組み合わされている。
押さえリブ67の下端縁の一部は、ステム12の上端開口縁に対して上方から接触している。なお、シール筒45は、押下ヘッド15が下降端位置P1に位置している際、押さえリブ67によって上方から押し下げられている。
図示の例の除去片70は、吐出ノズル64よりも下方に位置する下側除去片70aと、吐出ノズル64と同等の高さに位置する上側除去片70bと、で一体に形成されている。
上側除去片70bは、下側除去片70aよりも周方向の長さが短い平面視C形状に形成され、周端縁が吐出ノズル64側を向いている。そのため、押下ヘッド15を容器軸O回りに回転させた際、上側除去片70bの周端縁に対して吐出ノズル64が接触するように構成されている。
図示の例では、第1弱化部71は、周方向に間隔をあけて複数形成されていると共に、下端部側が除去片70側から下方に向かうにしたがって径方向に沿った厚みが漸次薄くなるように形成され、且つ周方向に沿った周幅が漸次幅狭となるように形成されている。これにより、第1弱化部71は、第1弱化部71と規制筒16との接続部分が破断し易い構造とされている。
ただし、第1弱化部71の形状はこの場合に限定されるものではなく、例えば周方向に薄肉部を帯状に連続的に形成した弱化ラインとしても構わない。
次に、上述したように構成された吐出ポンプ10の作用について説明する。はじめに、吐出ポンプ10を具備する吐出容器1を組み立てる場合について簡単に説明する。
なお、下側ヘッド筒50は、除去片70の内側に配設されるので、除去片70の影響を受けることなく規制筒16に対して下側ヘッド筒50を螺着することができる。
より具体的には、下側ヘッド筒50に対して上側ヘッド筒60を打栓等によって押下することで、上側ヘッド筒60の囲繞筒61を下側ヘッド筒50の連結筒52に対して嵌合(アンダーカット嵌合)させる。これにより、下側ヘッド筒50と上側ヘッド筒60とを一体に組み合わせることができると共に、押下ヘッド15が下降端位置P1で保持された状態となる。
なお、この場合であっても上側ヘッド筒60は、除去片70の内側に配設されるので、除去片70の影響を受けることなく打栓等によって、下側ヘッド筒50に対して上側ヘッド筒60を組み合わせることができる。
特に、上側ヘッド筒60を組み合わせる前に、装着キャップ11、ポンプ13、規制筒16及び下側ヘッド筒50を予め組み合わせることでモジュール化したユニットとしておくことができるので、例えば種類の異なる上側ヘッド筒50を選択して組み付けることも容易に行える。
具体的には、容器本体2の口部5に対して装着キャップ11を第1回転方向M1に回転させることで、装着キャップ11を容器本体2の口部5に螺着させる。その結果、吐出容器1の組み立てを行うことができる。
従って、規制筒16に除去片70が一体に形成されていたとしても、除去片70の制約を受けることなく下側ヘッド筒50と上側ヘッド筒60とを組み合わせることができる。しかも、先に述べたように、吐出ノズル64が除去片70に対して容器軸O方向に干渉しないように、除去片70に対する吐出ノズル64の向きを適切に位置決めするだけの簡便な作業で、吐出ノズル64の制約を受けることなく、下側ヘッド筒50と上側ヘッド筒60とを組み合わせることができる。
従って、組み立て工数の増大を抑えることができ、組立作業性に優れた吐出ポンプ10及び吐出容器1とすることができる。
図1に示すように、押下ヘッド15及びステム12が下降端位置P1にしている際、除去片70が上側ヘッド筒60における囲繞筒61の外側に配設されているので、例えば除去片70が取り付けられている状態で、規制筒16に対して押下ヘッド15を第2回転方向M2(緩み方向)に回転させた場合には、吐出ノズル64が除去片70における上側除去片70bの周端縁に接触して回転が規制される。
従って、除去片70の有無に基づいて、押下ヘッド15の螺着が緩んで開封されたか否かを判別することができる。
特に、連結弱化部35が破断した場合には、封印リング36はキャップ本体30から切り離されて容器本体2の肩部4上に落下する。従って、封印リング36が肩部4上に位置しているか否かを視認することによっても、開封されたか否かを判別することが可能である。
具体的には、押下ヘッド15を押下してステム12と共に下降移動させると、シリンダ20内でピストンが下方移動するので、シリンダ20内の圧力を上昇させることができる。これにより、シリンダ20内の内容物を吐出ノズル64内に供給することができ、吐出孔14を通じて外部に吐出することができる。
次に、本発明に係る吐出ポンプの第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
除去片90は、容器軸O方向に沿った長さが一定とされ、上側ヘッド筒60の囲繞筒61のうち吐出ノズル64の下方に位置する部分をほぼ全周に亘って囲むリング状に形成されている。
除去片90の周端縁同士は、破断可能な第2弱化部91を介して周方向に一体に連結されている。これにより、除去片90は第2弱化部91の破断によって周方向に分断可能とされている。
ただし、第2弱化部91の形状はこの場合に限定されるものではなく、例えば除去片90の一方の周端縁と他方の周端縁との間に、容器軸O方向に沿って薄肉部を帯状に連続的に形成した弱化ラインとしても構わない。また、第2弱化部91の数は自由に設定して良く、例えば第2弱化部91を複数設け、除去片90を周方向に複数に分断するように構成しても構わない。
ただし、第1係合突起81は1箇所に形成されていても構わないし、周方向に間隔をあけて3つ以上形成されていても構わない。
このように構成された吐出ポンプ80では、例えば商品流通時や未使用時等に、規制筒16に対して押下ヘッド15を第2回転方向M2に回転させるような外力が押下ヘッド15に加わった場合、第1係合突起81と第2係合突起92とが周方向に係合し合うので、押下ヘッド15及び除去片90を共回りさせることができる。
そのため、規制筒16に対して除去片90を回転させることができ、第1弱化部71が破断され易い。従って、押下ヘッド15の螺着が緩んで開封されたか否かを、第1弱化部71の破断の有無に基づいて容易に判断し易くなる。
例えば、第1弱化部71を破断して、除去片90を規制筒16から切り離した後に、第2弱化部91を破断して除去片90を周方向に分断することで、除去片90を規制筒16から取り外すことができる。或いは、第1弱化部71を破断する前に、第2弱化部91を破断して除去片90を周方向に分断し、その後、第1弱化部71を破断しながら分断された除去片90を規制筒16から取り外すことができる。
いずれにしても、除去片90を周方向に分断できるので、規制筒16から除去片90をスムーズに取り外すことができる。
この場合には、先に述べたように、規制筒16に対して押下ヘッド15を第2回転方向M2に回転させることで、第1係合突起81と第2係合突起92とが周方向に係合し合うので、除去片90に回転力を作用させて第1弱化部71を破断することができる。従って、押下ヘッド15の回転操作を利用して第1弱化部71を破断することができ、規制筒16に対する除去片90の切り離し作業を容易に行うことができる。
なお、この場合には、その後に第2弱化部91を破断しながら除去片90を周方向に分断することで、除去片90の取り外しを行うことができる。
次に、本発明に係る吐出ポンプの第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
本実施形態の規制筒16の外郭筒42は、装着キャップ11のキャップ筒31よりも径が小さく形成され、上側ヘッド筒60の囲繞筒61と同径の円筒状に形成されている。そして、除去片110は囲繞筒61だけでなく、外郭筒42の上端部側を径方向外側から囲むように形成されている。
これにより、第1弱化部71は、第1弱化部71と規制筒16との接続部分が破断し易い構造とされている。
ただし、第1弱化部71の形状はこの場合に限定されるものではない。
なお、第2実施形態と同様に、囲繞筒61の外周面には第1係合突起81が形成され、除去片110の内周面には第2係合突起92が形成されている。
このように構成された吐出ポンプ100では、第2実施形態と同様に、例えば商品流通時や未使用時等に、規制筒16に対して押下ヘッド15を第2回転方向M2に回転させるような外力が押下ヘッド15に加わった場合、第1係合突起81と第2係合突起92とが周方向に係合し合い、除去片110に回転力が伝わるので、第1弱化部71が破断され易い。従って、押下ヘッド15の螺着が緩んで開封されたか否かを、第1弱化部71の破断の有無に基づいて容易に判断することができる。
従って、規制筒16に対する除去片110の相対的な位置関係を、第1弱化部71が破断される前の状態(図7に示す状態)と比べて異ならすことができる。よって、規制筒16に対する除去片110の相対的な位置関係の変化に基づいて、押下ヘッド15が開封されたか否かを視認によって容易に判別することができる。
次に、本発明に係る吐出ポンプの第4実施形態について説明する。なお、この第4実施形態においては、第2実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
このように構成された吐出ポンプ120では、規制筒16に対して押下ヘッド15を第2回転方向M2に回転させることで、押し上げ突起121が螺旋状に移動、すなわち、周方向に移動しながら上方に移動するので、押し上げ突起121は除去片90の下端縁に対して下方から接触した後、除去片90を規制筒16から離間させるように徐々に押し上げる。これにより、第1弱化部71に応力を作用させて第1弱化部71を破断させることができる。
そして、除去片90の切り離しを行った後、第2弱化部91を破断することで除去片90を周方向に分断することで、除去片90を取り外すことが可能となる。
次に、本発明に係る吐出ポンプの第5実施形態について説明する。なお、この第5実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
本実施形態の規制筒16の外郭筒42は、装着キャップ11のキャップ筒31よりも径が小さく形成され、下側ヘッド筒50の連結筒52と同径の円筒状に形成されている。そのため、上側ヘッド筒60の囲繞筒61と装着キャップ11の天壁部32との間には、容器軸O方向に隙間が確保されている。
囲繞筒61の内周面には、径方向内側に向けて突出し、第3係合突起131に対してアンダーカット嵌合する第4係合突起132が形成されている。第4係合突起132は周方向に間隔をあけて複数形成されても構わないし、環状に形成されても構わない。
なお、本実施形態では、上側ヘッド筒60における押さえリブ67と縦リブ65とは一体に形成されている。
第5係合突起135は、容器軸O方向に沿って延びた縦長に形成されていると共に、下方に開口している。また、第5係合突起135は周方向に間隔を複数形成されている。
除去片140の周端縁同士は、破断可能な第2弱化部141を介して周方向に一体に連結されている。これにより、除去片140は第2弱化部141の破断によって周方向に分断可能とされている。
ただし、第2弱化部141の形状はこの場合に限定されるものではなく、例えば除去片140の一方の周端縁と他方の周端縁との間に、容器軸O方向に沿って薄肉部を帯状に連続的に形成した弱化ラインとしても構わない。また、第2弱化部141の数は自由に設定して良く、例えば第2弱化部141を複数設け、除去片140を周方向に複数に分断するように構成しても構わない。
第1弱化部71は、除去片140の下端部と外郭筒42における上端部側の外周面とを径方向に一体に連結するように形成されると共に、周方向に間隔をあけて複数形成されている。図示の例では、第1弱化部71は、除去片140から径方向内側に向かうにしたがって容器軸O方向の厚みが漸次薄くなるように形成されている。これにより、第1弱化部71は、第1弱化部71と規制筒16との接続部分が破断し易い構造とされている。
ただし、第1弱化部71の形状はこの場合に限定されるものではない。
第5係合突起135と第6係合突起142とが周方向に互いに係合し合うことで、上側ヘッド筒60及び除去片140の相対的な回転が規制されている。
このように構成された吐出ポンプ130では、例えば商品流通時や未使用時等に、規制筒16に対して押下ヘッド15を第2回転方向M2に回転させるような外力が押下ヘッド15に加わった場合、第5係合突起135及び第6係合突起142によって上側ヘッド筒60及び除去片140の相対的な回転が規制されているので、押下ヘッド15及び除去片140を共回りさせることができる。そのため、規制筒16に対して除去片140を回転させることができ、第1弱化部71が破断され易い。
従って、押下ヘッド15の螺着が緩んで開封されたか否かを、第1弱化部71の破断の有無に基づいて容易に判断し易くなる。
なお、除去片140が下降した後、第2弱化部141を破断しながら除去片140を周方向に分断することで、除去片140を取り外すことが可能となる。
このように表示を行うことで、第1弱化部71の破断によって除去片140が規制筒16から切り離され、天壁部32上に下降した際に、「開封」或いは「OPEN」等の表示を認識することができる。従って、開封されたか否かを容易、且つ一目で判別することができる。
また、第1実施形態において、除去片に第2弱化部を形成し、第2弱化部を破断することで除去片を周方向に分断可能に構成しても構わない。この場合には、除去片を周方向に分断しながら、第1弱化部を破断できるので、除去片を規制筒から除去し易い。
P2…上昇端位置
2…容器本体
5…容器本体の口部
10、80、100、120、130…吐出ポンプ
11…装着キャップ
12…ステム
13…ポンプ
14…吐出孔
15…押下ヘッド
16…規制筒
50…下側ヘッド筒
60…上側ヘッド筒
61…囲繞筒(上側ヘッドの周壁部)
70、90、110、140…除去片
71…第1弱化部
81…第1係合突起(回り止め部)
91、141…第2弱化部
92…第2係合突起(回り止め部)
121…押し上げ突起(突起部)
135…第5係合突起(回り止め部)
142…第6係合突起(回り止め部)
Claims (5)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着される装着キャップと、
前記装着キャップの内側に、上方付勢状態で下方移動可能に挿通されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端部に装着されると共に、内容物を吐出する吐出孔が先端に形成された吐出ノズルを有する有頂筒状の押下ヘッドと、
下降端位置に位置する前記押下ヘッドが螺着され、前記押下ヘッド及び前記ステムの上方移動を規制する規制筒と、を備え、
前記押下ヘッドは、前記規制筒に螺着される下側ヘッド筒と、前記吐出ノズルが形成されると共に、内側に前記下側ヘッド筒が配設される上側ヘッド筒と、を備え、
前記規制筒には、前記ステムの中心軸線回りに沿う周方向に延在し、且つ前記上側ヘッド筒の周壁部に沿って配設された除去片が、破断可能な第1弱化部を介して連結されている、吐出ポンプ。 - 請求項1に記載の吐出ポンプにおいて、
前記除去片には、破断可能な第2弱化部が形成され、
前記除去片は、前記第2弱化部の破断により周方向に分断可能とされている、吐出ポンプ。 - 請求項1又は2に記載の吐出ポンプにおいて、
前記上側ヘッド筒の周壁部と前記除去片との間には、互いに周方向に係合し合い、前記上側ヘッド筒及び前記除去片の相対的な回転を規制する回り止め部が各別に形成されている、吐出ポンプ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出ポンプにおいて、
前記第1弱化部は、周方向に間隔をあけて複数形成され、
前記上側ヘッド筒の周壁部には、周方向で互いに隣り合う前記第1弱化部同士の間に位置すると共に、前記除去片の下端縁の下方に位置する突起部が形成されている、吐出ポンプ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の吐出ポンプにおいて、
前記除去片は、前記上側ヘッド筒の周壁部の外側に配設されている、吐出ポンプ。
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