JP6124339B2 - ポンプ - Google Patents

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JP6124339B2
JP6124339B2 JP2013158805A JP2013158805A JP6124339B2 JP 6124339 B2 JP6124339 B2 JP 6124339B2 JP 2013158805 A JP2013158805 A JP 2013158805A JP 2013158805 A JP2013158805 A JP 2013158805A JP 6124339 B2 JP6124339 B2 JP 6124339B2
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Description

本発明はポンプに関する。
容器体に装着して容器体内の液を汲み出すポンプとして、装着キャップにより容器体に装着固定して、容器体内に垂下するシリンダと、シリンダに対して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材とを備え、作動部材の上下動により容器体内の液を汲み上げ吐出する形態のものが種々提案されている。(例えば、特許文献1参照)
上記ポンプは、シリンダの底部に、容器体内からシリンダ内に一方的に流通する第1逆止弁を備えている。また、作動部材は、上端に吐出ヘッドを嵌着してシリンダ内に上方付勢状態で上下動可能に装着されたステムに対して、相対上下動が可能に環状のピストンを装着して構成されており、この環状のピストンによりシリンダ内からステム内へ一方的に流通する第2逆止弁を構成している。
特開2012−158360号公報
上記従来のポンプでは、吐出ヘッドは全体を一体に形成されており、この一体に形成された吐出ヘッドをステムの上端に嵌着する如く構成されている。また、作動部材は一般に、それを構成する各部材、例えばステム、吐出ヘッド、環状ピストン、ピストンガイド等を、ポンプ成形時に組み立て、シリンダに対して組み付けている。
本発明は上記した形態の縦型のポンプに於いて、ポンプを構成する部材、特に吐出ヘッド、装着キャップ等の色や形状などの変更が行いやすく、様々な形態を容易に選択形成することができるポンプを提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、
装着キャップAにより容器体100に装着固定して、容器体100内に垂下するシリンダBと、シリンダBに対して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材Cとを備え、作動部材Cの上下動により容器体100内の液を汲み上げ吐出するポンプであって、
作動部材Cの上端を構成する吐出ヘッドC4は、ステムC1内より吐出口hに至る流路pを備え、且つ、ステムC1上端に嵌着するアダプターC4aと、アダプターC4aに嵌着するカバー体C4bとで構成してなり、
前記アダプターC4aは、上面閉塞であるとともに内部に流路の一部を画成する横筒62を備え
ポンプ全体を、カバー体C4bを除いた作動部材CをシリンダBに対して押し下げ係止してモジュール化したポンプ基体Xと、ポンプ基体Xに対して組み付ける装着キャップA及びカバー体C4bとで構成した。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、
装着キャップAを、周壁10の上端部より内方へフランジ状の頂壁11を延設した形態とするとともに、アダプターC4a外周部を通って、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成し、
カバー体C4bをアダプターC4a上方よりの嵌着が可能に構成した。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段のいずれかの手段に於いて、
アダプターC4aは、ステムC1の上端に嵌着してステムC1内と連通し、内部に流路pの一部を画成する縦筒60と、作動部材Cの押し下げ状態でシリンダBに対して直接或いは間接に係止可能な係合筒61を備え、
前記横筒62は、縦筒60の上部に一端を開口するとともに、他端を係合筒61に開口しており、
周壁10上端縁より内方へフランジ状の頂壁11を突設した装着キャップAの、係合筒61の外周部を通り、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成し、
カバー体C4bは、アダプターC4aの上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部70と、一端を横筒62の先端開口に連通するとともに、他端を吐出口hとして開口し、内部に流路pの一部を画成するノズル部71とを備えている。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2手段のいずれかの手段に於いて、
アダプターC4aは、ステムC1の上端に嵌着してステムC1内と連通し、内部に流路pの一部を画成する縦筒60と、作動部材Cの押し下げ状態でシリンダBに対して直接或いは間接に係止可能な係合筒61を備え、
前記横筒62は、縦筒60の上部に一端を開口するとともに、係合筒61外方へノズル67として突設して他端に吐出口hを開口しており、
周壁10上端縁より内方へフランジ状の頂壁11を突設した装着キャップAの、ノズル67周囲を介して係合筒61外周を通り、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成し、
カバー体C4bは、アダプターC4aの上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部70と、ノズル67の上面及び両側面を被覆するノズル被覆部74とを備えている請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のポンプ。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第4の手段のいずれかの手段に於いて、
アダプターC4a、カバー体C4b、装着キャップAの色、模様、形状等の異なるものを複数用意して、それらを選択的に組み合わせて形成した。
本発明によれば、作動部材Cの上端を構成する吐出ヘッドC4は、ステムC1内より吐出口hに至る流路pを備え、且つ、ステムC1上端に嵌着するアダプターC4aと、アダプターC4aに嵌着するカバー体C4bとで構成しており、また、ポンプ全体を、カバー体C4bを除いた作動部材CをシリンダBに対して押し下げ係止してモジュール化したポンプ基体Xと、ポンプ基体Xに対して組み付ける装着キャップA及びカバー体C4bとで構成しているので、装着キャップAやカバー体C4bの色、形態等を容易に変更できる利点があり、汎用性に富んだポンプを提案できる。また、装着キャップA及びカバー体C4bはポンプ基体Xへの後からの装着が可能であるため、別々の保管、輸送が可能であり、製造管理をより円滑に行える特徴もある。
装着キャップAを、周壁10の上端部より内方へフランジ状の頂壁11を延設した形態とするとともに、アダプターC4a外周部を介して、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成し、カバー体C4bをアダプターC4a上方よりの嵌着が可能に構成した場合には、ポンプ基体Xに対して、装着キャップA及びカバー体C4bの装着がきわめて容易となる。
アダプターC4aは、ステムC1の上端に嵌着してステムC1内と連通し、内部に流路pの一部を画成する縦筒60と、作動部材Cの押し下げ状態でシリンダBに対して直接或いは間接に係止可能な係合筒61と、縦筒60の上部に一端を開口するとともに、他端を係合筒61に開口し、内部に流路pの一部を画成する横筒62とを備え、周壁10上端縁より内方へフランジ状の頂壁11を突設した装着キャップAの、係合筒61の外周部を通り、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成し、カバー体C4bは、アダプターC4aの上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部70と、一端を横筒62の先端開口に連通するとともに、他端を吐出口hとして開口し、内部に流路pの一部を画成するノズル部71とを備えている場合には、ポンプ基体Xによる液漏れテストが可能であり、また、上記と同様に、汎用性に富んだポンプを提案でき、また、ポンプ基体Xに対して、装着キャップA及びカバー体C4bの装着がきわめて容易となる。
アダプターC4aは、ステムC1の上端に嵌着してステムC1内と連通し、内部に流路pの一部を画成する縦筒60と、作動部材Cの押し下げ状態でシリンダBに対して直接或いは間接に係止可能な係合筒61と、縦筒60の上部に一端を開口するとともに、係合筒61外方へノズル67として突設して他端に吐出口hを開口し、内部に流路pの一部を画成する横筒62とを備え、周壁10上端縁より内方へフランジ状の頂壁11を突設した装着キャップAの、ノズル67周囲を介して係合筒61外周を通り、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成し、カバー体C4bは、アダプターC4aの上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部70と、ノズル67の上面及び両側面を被覆するノズル被覆部74とを備えている場合には、上記と同様に、ポンプ基体Xによる液漏れテストが可能であり、また、汎用性に富んだポンプを提案でき、更に、ポンプ基体Xに対して、装着キャップA及びカバー体C4bの装着がきわめて容易となる。
アダプターC4a、カバー体C4b、装着キャップAの色、模様、形状等の異なるものを複数用意して、それらを選択的に組み合わせて形成した場合には、組み付け場所で多数の種類のポンプを形成できるという特徴がある。
作動部材の押し下げ係止状態のポンプの縦断面図である。(第1実施例) 使用時のポンプの縦断面図である。(第1実施例) 組み付け前のポンプの縦断面図である。(第1実施例) 作動部材の押し下げ係止状態のポンプの縦断面図である。(第2実施例) 使用時のポンプの縦断面図である。(第2実施例) 組み付け前のポンプの縦断面図である。(第2実施例)
以下、本発明の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明のポンプの第1実施例を示す。ポンプ1は、図1及び図2に示す如く、装着キャップAにより容器体100に装着固定して、容器体100内に垂下するシリンダBと、シリンダBに対して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材Cとを備え、作動部材Cの上下動により容器体100内の液を汲み上げ吐出する形態のものである。尚、説明の便宜上、図1の左方を前部、右方を後部、手前を右部、奥方を左部として説明する。
本発明では、後に詳述する如く、作動部材Cの上端を構成する吐出ヘッドC4を、アダプターC4aと、カバー体C4bとで構成している。また、ポンプ1全体を、図3に示す如く、カバー体C4bを除いた作動部材CをシリンダBに対して押し下げ係止してモジュール化したポンプ基体Xと、ポンプ基体Xに対して組み付ける装着キャップA及びカバー体C4bとで構成している。
装着キャップAは、ポンプ1を容器体100に固定するためのもので、容器体100の口頸部101外周に嵌合させる周壁10の上端よりフランジ状の頂壁11を延設している。
ポンプ基体Xは、シリンダBと、カバー体C4bを除いた作動部材とを備えている。
シリンダBは、口頸部101上にパッキン26を介して載置するフランジ20を周壁部21の外周上部より突設し、周壁部21の下端縁より中央を開口した底壁部22を延設し、底壁部22の中央開口周縁より筒状の第1逆止弁座23を立設している。周壁部21の上部には外気導入孔24を穿設している。また、底壁部22下面中央部よりパイプ嵌合筒25を一体に垂設し、パイプ嵌合筒25に、図示しないが、吸上用のパイプの上端を嵌着し、その下端を容器体100内下端部に垂下させる。
第1実施例では、シリンダBの上端部に補助キャップ30を嵌着している。補助キャップ30は、シリンダBの周壁部21の外周上端部に、上方への抜け出しを防止して嵌合させた外嵌合筒と、周壁部21の内周上端部に、回動を防止して嵌合させた内嵌合筒とを頂板で連結した装着基部31を有し、装着基部31の頂板内周縁部分より螺筒32を起立している。
また、第1実施例では、シリンダB内下端部に逆止弁部材35装着している。逆止弁部材35は、シリンダBの周壁部21内周下端部に嵌着した嵌合筒36の上端よりフランジ部を介して台座37を立設している。嵌合筒36外面はシリンダBの周壁部21内周に突設したアンダーカットに圧接係止されている。嵌合筒36の下端部には、周方向複数の切欠きを設け、この切欠きと連通する隙間を嵌合筒36の外面と周壁部21の内面との間に形成している。また、嵌合筒36の内周より周方向複数の弾性片38を突設し、各弾性片38を介して、第1逆止弁座23上に圧接する第1逆止弁体39を支持しており、この第1逆止弁体39と第1逆止弁座23とで第1逆止弁V1を形成している。
作動部材Cは、シリンダBに対して上方付勢状態で上下動可能に組み付けしたもので、ステムC1と、ピストンガイドC2と、環状のピストンC3と、吐出ヘッドC4と、外気導入孔開閉部材C5とを備えている。
ステムC1は、上端に吐出ヘッドC4を嵌着して、下端部をシリンダB内に上方付勢状態で上下動可能に挿入し、下端部に相対上下動が可能に環状のピストンC3を装着した筒状をなし、シリンダB内の液を吐出ヘッドC4内に導入する導管の役割を果たす。
第1実施例では、筒状のステム本体部40の下端部より、外向きのフランジ部を介して外筒部41を、内向きのフランジ部を介して内筒部42を、それぞれ垂設し、内向きのフランジ部から内筒部42下方へ至る上下方向幅広の開口部43を穿設している。
ピストンガイドC2は、内筒部42の下端部に嵌着して、内筒部42の下端開口を閉塞する嵌着基部50を備え、嵌着基部50の外周より外筒部41下方位置に至る第2逆止弁座51を突設している。また、第2逆止弁座51の下面周縁部より下方に案内筒部52を一体に垂設し、案内筒部52の外周に周方向複数の案内突起53を突設している。上記第2逆止弁座51下面と逆止弁部材35のフランジ部との間にコイルスプリングsを介在させて、ステムC1を、いては作動部材を常時上方に付勢させている。
環状のピストンC3は、筒状の内部摺動部55と、筒状の外部摺動部56とを、それぞれの対向する上下中間部を連結部57で連結した断面H状をなす環状に形成されている。内部摺動部55は第2逆止弁座51とで第2逆止弁V2を構成するもので、ステムC1の内筒部42と離間位置を上下動するとともに、上端部を外筒部41内周に摺動可能に嵌合させている。また、外部摺動部56はシリンダB内周に摺動可能に嵌合させている。従って、ピストンC3は第2逆止弁体を兼用する内部摺動部55の下端部が第2逆止弁座51に圧接する位置から、連結部57の上面が外筒部41下面に当接する位置までの間を、ステムC1に対して相対上下動が可能に装着されている。
吐出ヘッドC4は、ステムC1内より吐出口hに至る流路pを備えており、また、ステムC1上端に嵌着するアダプターC4aと、アダプターC4aに嵌着するカバー体C4bとで構成している。
アダプターC4aは、ステムC1の上端に嵌着してステムC1内と連通し、内部に流路pの一部を画成する縦筒60と、作動部材Cの押し下げ状態でシリンダBに対して補助キャップ30を介して間接的に係止可能な係合筒61と、縦筒60の上部に一端を開口するとともに、他端を係合筒61に開口し、内部に流路pの一部を画成する横筒62とを備えている。
第1実施例では、頂板63の裏面中央部より垂設した縦筒60を、係止段部64を介して下部外周を小径化し、その小径化部分をステムC1の内周上端部に嵌着させて、ステムC1に対して装着しており、また、頂板63の外周縁より内周下部に螺条を刻設した係合筒61を垂設している。また、係合筒61の外周下部には係止突条65を周設し、外周上部には、複数の係止溝66を凹設している。更に、縦筒60の前部上部に一端を開口し、他端を係合筒61の前部に開口した横筒62を設けている。そして、係合筒61内周に刻設した螺条を補助キャップ30の螺筒32に螺合させて、作動部材Cを押し下げた状態でのシリンダBに対する係止状態を維持可能に構成している。
また、アダプターC4aは、装着キャップAの、係合筒61の外周部を通り、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成されている。第1実施例では、図3に示すポンプ基体Xの上方より係合筒61の外周を通り、図1に示す如く、シリンダBのフランジ20上にフランジ状の頂壁11が当接載置されて、装着キャップAが組み付けられている。
カバー体C4bは、アダプターC4aの上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部70と、一端を横筒62の先端開口に連通するとともに、他端を吐出口hとして開口し、内部に流路pの一部を画成するノズル部71とを備えている。尚、第1実施例では、カバー体は全体的に薄肉に形成されている。
第1実施例では、カバー筒部70は、頂壁70aの裏面周縁部より周壁70bを垂設した伏皿状をなし、このカバー筒部70には、頂壁70aの外周縁より垂設した外周壁70cを付設している。また、カバー筒部周壁70bの前部に一端を開口し、外周壁70cを貫通して他端を吐出口hとして開口したノズル部71を一体に形成している。更に、カバー筒部周壁70bの内周下部には係合突条72を、内周上部には複数の係合凸部73を突設している。
そして、カバー筒部70を、アダプターC4aの上方より、係合筒61外周に嵌着して、アダプターC4aにカバー体C4bを装着している。その際、アダプターC4aの係止突条65に係合突条72を乗り越え係合させて抜け出しの防止を図っており、また、アダプターC4aの各係止溝66に各係合凸部73を嵌合させて、アダプターC4aの横筒62とノズル部71との正確な位置併せを可能にしている。
外気導入孔開閉部材C5は、ステムC1の外周上部に、ステムC1に対して相対上下動が可能に装着している。外気導入孔開閉部材C5は、ステムC1外周に上端部を、外気の導入が可能な程度の隙間をあけて摺動可能に嵌合させた基筒部80を備えており、ステムC1と基筒部80との隙間からの液の浸入を極力防止できる構造となっている。また、基筒部80の下端より、外気導入孔24を開閉する開閉筒部81を突設している。そして、使用時の作動部材Cが最上昇位置にある場合には、或いは液の吐出のために作動部材Cを押し下げた際には、図2に示す如く、開閉筒部81が外気導入孔24上方位置にあり外気導入孔24を開放している。尚、図示していないが、液の吐出のための作動部材Cの押し下げ位置では、縦筒60上部の係止段部64が基筒部80の上面を押圧しない。また、図1にある如く、作動部材Cの押し下げ係止時には開閉筒部81が外気導入孔24を閉塞する如く構成している。
従って、第1実施例では、上記した補助キャップ30及び逆止弁部材35を備えたシリンダBに対して、カバー体C4bを除いた作動部材CをシリンダBに対して押し下げ係止してモジュール化したポンプ基体Xを構成している。尚、このポンプ基体Xは単独の液漏れテストが可能である。
この様に構成されたポンプ基体Xに対し、上記した装着キャップA、カバー体C4bを組み付けてポンプ1を形成する。その際、アダプターC4a、カバー体C4b、装着キャップAの色、模様、形状等の異なるものを複数用意して、それらを選択的に組み合わせて形成することが可能であり、汎用性に富んだ複数種類のポンプを容易に形成することが可能である。
上記ポンプ1は、図2の状態から、吐出ヘッドC4を押し下げるとシリンダB内の液が加圧され、液圧で押し上げられた環状のピストンC3がステムC1に対して相対的に上昇して第2逆止弁V2が開き、加圧液が第2逆止弁V2、開口部43を介してステムC1内に導入され、次いで吐出ヘッドC4の流路pを介して吐出口hより外部に吐出される。吐出ヘッドC4の押圧を解除すると、コイルスプリングsの上方付勢力により作動部材Cが上昇し、その際シリンダB内の負圧化によりピストンC3がステムC1に対して相対的に下降して第2逆止弁V2が閉じ、また、第1逆止弁V1が開いて容器体100内の液がシリンダB内に導入される。
不使用時には、図1に示す如く、作動部材Cを押し下げて吐出ヘッドC4の係合筒61を補助キャップCの螺筒32に螺着して、作動部材Eの下降状態で係止することができる。この際、外気導入孔開閉部材C5が押し下げられて、開閉筒部81が外気導入孔24を閉塞する。
図4乃至図6は第2実施例を示し、第1実施例に於いて吐出ヘッドC4の形態が異なるものを採用した例を示す。
アダプターC4aは、ステムC1の上端に嵌着してステムC1内と連通し、内部に流路pの一部を画成する縦筒60と、作動部材Cの押し下げ状態でシリンダBに対して直接或いは間接に係止可能な係合筒61と、縦筒60の上部に一端を開口するとともに、係合筒61外方へノズル67として突設して他端に吐出口hを開口し、内部に流路p一部を画成する横筒62とを備えている。
具体的には、頂板63の裏面中央部より垂設した縦筒60を、係止段部64を介して下部外周を小径化し、その小径化部分をステムC1の内周上端部に嵌着させて、ステムC1に対して装着しており、また、頂板63の外周縁より内周下部に螺条を刻設した係合筒61を垂設している。また、係合筒61の外周下部には係止突条65を周設し、外周上部には、複数の係止溝66を凹設している。更に、縦筒60の上部前面に一端を開口するとともに、係合筒61外方へノズル67として突設して他端に吐出口hを開口し、内部に流路p一部を画成する横筒62を一体に延設している。
また、アダプターは、装着キャップAの、ノズル67周囲を介して係合筒61外周を通り、シリンダB外周上部に突設したフランジ20上への組み付けが可能に構成されている。第2実施例では、図6に示すポンプ基体Xの前方よりノズル67周囲を介して係合筒61外周を通り、図4に示す如く、シリンダBのフランジ20上にフランジ状の頂壁11が当接載置されて装着キャップAが装着される如く構成されている。
カバー体C4bは、アダプターC4aの上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部70と、ノズル67の上面及び両側面を被覆するノズル被覆部74とを備えている。尚、第2実施例では、カバー体は全体的に薄肉に形成されている。
第2実施例では、カバー筒部70は、頂壁70aの裏面周縁部より周壁70bを垂設した伏皿状をなし、このカバー筒部には、頂壁70aの外周縁より垂設した外周壁70cを付設している。また、周壁70bの前部には、アダプターC4aのノズル67を挿通嵌合するための切欠き窓75を下端縁より上方に穿設しており、また、周壁70bの前部上部からは、外周壁70cの前部を貫通してノズル67の上面及び両側面を被覆する開環状のノズル被覆部74を延設している。尚、本例では、ノズル被覆部74を前記した如く構成しているが、筒状のノズル被覆部74に長手方向に沿ってスリット状の切溝を入れることでノズル全体を被覆嵌合する如く構成することも可能である。
そして、アダプターC4aの上方より、カバー筒部70を係合筒61外周に嵌着するとともに、ノズル被覆部74をノズル67に嵌着して、アダプターC4aにカバー体C4bを装着している。その際、アダプターC4aの係止突条65に係合突条72を乗り越え係合させて抜け出しの防止を図っており、また、アダプターC4aの各係止溝66に各係合凸部73を嵌合させて、アダプターC4aに対するカバー体C4bの適正方向の設置が可能にしている。その他の構成、作用は第1実施例と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
尚、上記各部材は主として合成樹脂により形成され、必要に応じて、エラストマー、或いは金属等を併用することができる。
1:ポンプ
A:装着キャップ
10…周壁、11…頂壁
B:シリンダ
20…フランジ、21…周壁部、22…底壁部、23…第1逆止弁座、
24…外気導入孔、25…パイプ嵌合筒、26…パッキン
30:補助キャップ
31…装着基部、32…螺筒
35:逆止弁部材
36…嵌合筒、37…台座、38…弾性片、39…第1逆止弁体
C:作動部材
C1:ステム
40…ステム本体部、41…外筒部、42…内筒部、43…開口部
C2:ピストンガイド
50…嵌着基部、51…第2逆止弁座、52…案内筒部、53…案内突起
C3:環状のピストン
55…内部摺動部、56…外部摺動部、57…連結部
C4:吐出ヘッド
C4a:アダプター
60…縦筒、61…係合筒、62…横筒、63…頂板、64…係止段部、
65…係止突条、66…係止溝
C4b:カバー体
70…カバー筒部、70a…頂壁、70b…周壁、70c…外周壁、71…ノズル部、
72…係合突条、73…係合凸部、74…ノズル被覆部、75…切欠き窓
C5:外気導入孔開閉部材
80…基筒部、81…開閉筒部
X:ポンプ基体
V1:第1逆止弁
V2:第2逆止弁
s:コイルスプリング
p:流路
h:吐出口
100:容器体
101…口頸部

Claims (5)

  1. 装着キャップ(A)により容器体(100)に装着固定して、容器体(100)内に垂下するシリンダ(B)と、シリンダ(B)に対して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材(C)とを備え、作動部材(C)の上下動により容器体(100)内の液を汲み上げ吐出するポンプであって、
    作動部材(C)の上端を構成する吐出ヘッド(C4)は、ステム(C1)内より吐出口(h)に至る流路(p)を備え、且つ、ステム(C1)上端に嵌着するアダプター(C4a)と、アダプター(C4a)に嵌着するカバー体(C4b)とで構成してなり、
    前記アダプター(C4a)は、上面閉塞であるとともに内部に流路の一部を画成する横筒(62)を備え
    ポンプ全体を、カバー体(C4b)を除いた作動部材(C)をシリンダ(B)に対して押し下げ係止してモジュール化したポンプ基体(X)と、ポンプ基体(X)に対して組み付ける装着キャップ(A)及びカバー体(C4b)とで構成したことを特徴とするポンプ。
  2. 装着キャップ(A)を、周壁(10)の上端部より内方へフランジ状の頂壁(11)を延設した形態とするとともに、アダプター(C4a)外周部を通って、シリンダ(B)外周上部に突設したフランジ(20)上への組み付けが可能に構成し、
    カバー体(C4b)をアダプター(C4a)上方よりの嵌着が可能に構成した請求項1に記載のポンプ。
  3. アダプター(C4a)は、ステム(C1)の上端に嵌着してステム(C1)内と連通し、内部に流路(p)の一部を画成する縦筒(60)と、作動部材(C)の押し下げ状態でシリンダ(B)に対して直接或いは間接に係止可能な係合筒(61)を備え、
    前記横筒(62)は、縦筒(60)の上部に一端を開口するとともに、他端を係合筒(61)に開口しており、
    周壁(10)上端縁より内方へフランジ状の頂壁(11)を突設した装着キャップ(A)の、係合筒(61)の外周部を通り、シリンダ(B)外周上部に突設したフランジ(20)上への組み付けが可能に構成し、
    カバー体(C4b)は、アダプター(C4a)の上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部(70)と、一端を横筒(62)の先端開口に連通するとともに、他端を吐出口(h)として開口し、内部に流路(p)の一部を画成するノズル部(71)とを備えている請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のポンプ。
  4. アダプター(C4a)は、ステム(C1)の上端に嵌着してステム(C1)内と連通し、内部に流路(p)の一部を画成する縦筒(60)と、作動部材(C)の押し下げ状態でシリンダ(B)に対して直接或いは間接に係止可能な係合筒(61)を備え、
    前記横筒(62)は、縦筒(60)の上部に一端を開口するとともに、係合筒(61)外方へノズル(67)として突設して他端に吐出口(h)を開口しており、
    周壁(10)上端縁より内方へフランジ状の頂壁(11)を突設した装着キャップ(A)の、ノズル(67)周囲を介して係合筒(61)外周を通り、シリンダ(B)外周上部に突設したフランジ(20)上への組み付けが可能に構成し、
    カバー体(C4b)は、アダプター(C4a)の上面及び周面に被覆嵌合するカバー筒部(70)と、ノズル(67)の上面及び両側面を被覆するノズル被覆部(74)とを備えている請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のポンプ。
  5. アダプター(C4a)、カバー体(C4b)、装着キャップ(A)の色、模様、形状等の異なるものを複数用意して、それらを選択的に組み合わせて形成した請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のポンプ。
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