JP6002361B2 - 注出キャップ - Google Patents
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Description
この注出キャップにおいては、オーバーキャップを注出部材に対してキャップ周方向に回転させ、係合体を閉塞体に係合させると、弱化部がキャップ周方向のせん断力により破断されて開封される。
前記オーバーキャップは、下降移動可能に配設された天壁部と、該天壁部から下方に向けて突設され、該天壁部の下降移動時に前記弱化部若しくは閉塞体を上方から押下して前記弱化部を破断させ前記注出口を形成する押下部と、前記天壁部の下降移動時に前記閉塞体の被係合部に係合することにより、前記閉塞体を当該オーバーキャップに保持させる係合部と、を備え、前記押下部および閉塞体のうちの少なくとも一方には、他方側に向けて突出して、前記天壁部の下降移動時に、他よりも先に他方側に当接する先行突起が形成され、前記押下部は、筒状に形成されるとともに、前記天壁部が下降端位置に位置した状態で、前記注出口内に離脱自在に嵌合され、前記閉塞体には、上方に向けて突出し、前記天壁部の下降移動時に前記押下部内に嵌合される内シール筒部が形成されていることを特徴とする。
このように、注出キャップの開封時に、オーバーキャップの係合部と閉塞体の被係合部とが係合して、閉塞体がオーバーキャップに保持されるので、開封時に閉塞体が注出口を通して容器本体内に脱落することが抑制され、かつ開封後には閉塞体を注出部材から取り除く作業が不要になり、開封時の操作性を向上させることができる。
しかも、オーバーキャップを外部から見れば、天壁部が下降移動しているか否かを確実に視認できるため、この注出キャップが未開封であるか否かを容易に判別することができる。
さらに、押下部および閉塞体のうちの少なくとも一方に先行突起が形成されているので、前述のようにオーバーキャップの天壁部を下降移動させたときに、押下部の下端縁の全域が同時に弱化部若しくは閉塞体を押下するのではなく、押下部の下端縁のうち、まず先行突起により、若しくは先行突起に当接する部分により、弱化部若しくは閉塞体を押下させることで、弱化部において局所的に大きな負荷が加わる負荷集中箇所を生じさせることが可能になる。したがって、前述のようにオーバーキャップの天壁部を下降移動させる過程で、弱化部のうち、まず負荷集中箇所を破断させこの部分を起点とすることで弱化部の全長を容易かつ確実に破断することができる。
本実施形態に係る注出キャップ1は、内容物が収容される容器本体2の口部2aに装着されるとともに、内容物を注出する注出口11が形成された注出部材12と、注出口11を開閉自在に覆うオーバーキャップ13と、を備えている。
ここで、容器本体2は有底筒状に形成され、オーバーキャップ13は有頂筒状に形成され、これら2、13が共通軸と同軸に配置されている。
以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線O方向に沿ってオーバーキャップ13側を上側、容器本体2の底部2f側を下側といい、また軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線Oを中心に周回する方向を周方向という。
胴部2bは上方から下方に向かうに従い漸次拡径している。
被装着部2cのうち、胴部2bに上方から連なる部分は、径方向の外側に向けて膨出した膨出部2dとされ、かつ膨出部2dに上方から連なる部分は雄ねじが形成された雄ねじ筒部2eとなっている。口部2aは、雄ねじ筒部2eより小径に形成されている。
基筒部14の頂壁部14aに、前記注出口11が形成されていて、この注出口11は注出筒部15より径方向の内側に位置している。注出口11は、前記軸線Oと同軸に位置している。基筒部14の周壁部14bは二重筒状に形成され、このうちの内筒部分が容器本体2の口部2a内に嵌合され、外筒部分が口部2aに外嵌されている。
閉塞体17は、注出口11内に位置していて、弱化部16は、注出口11の内周縁と閉塞体17の外周縁とを全周にわたって接続している。なお、弱化部16は、頂壁部14aおよび閉塞体17よりも薄く形成されて破断可能となっている。
被係合部18は、筒状に形成され、閉塞体17における径方向の中央部に前記軸線Oと同軸に配設されている。また、被係合部18の外周面には、その全周にわたって連続して延びる被係合溝18aが形成されている。なお、被係合溝18aは、被係合部18の外周面における上下方向の中間部に形成されている。また、被係合部18の上端部の外径は、上方から下方に向かうに従い漸次大きくなっている。
係合部21の下端部内に、被係合部18の上端部が挿入されている。また、係合部21の下端部の内径は、上方から下方に向かうに従い漸次大きくなっている。
押下部22は、図3に示されるような、天壁部20が下降端位置に位置した状態で、注出口11内に離脱自在に嵌合される位置に配設されている。図示の例では、押下部22は天壁部20の外周縁部に配設されている。
ここで、閉塞体17には、上方に向けて突出し、天壁部20の下降移動時に押下部22内に嵌合される内シール筒部24が形成されている。内シール筒部24は、閉塞体17の外周縁部に配設されている。
連結部26は、径方向の外端回りに径方向の内端が上下動するように回動自在に形成されている。連結部26は、外シール筒部25における上下方向の中間部に接続されている。
雌ねじ筒部29とピルファープルーフ部31との接続部分は、貫通孔32aが周方向に間隔をあけて複数形成されて構成された容易破断部32となっている。なお、貫通孔32aに代えて容易破断部32を薄肉部で形成してもよい。
爪部30は、径方向の内側に折返されて上方に向けて延びるように形成されていて、この折返しの先端部が容器本体2の膨出部2dに下方から係合している。
蓋板体33は、外周縁部が外シール筒部25の上端縁に配置された頂板34と、頂板34から下方に向けて突設されるとともに、外シール筒部25において連結部26との接続部分より上方に位置する上端部内に嵌合された嵌合筒35と、を備えている。なお、蓋板体33は、オーバーキャップ13に接着されて配設されてもよい。
そして、周壁部27の被覆部28のうち外シール筒部25の前記上端部と径方向で対向する上端部分、外シール筒部25の前記上端部、および嵌合筒35はそれぞれ、頂板34のうち一対の破断容易ライン36で挟まれた帯状部分34aが位置する周方向位置で、周方向に開口するような平面視C字状に形成されている。これにより、オーバーキャップ13に、頂板34の前記帯状部分34aの下側を径方向の外側に開放する開放口13aが形成されている。
次に、天壁部20を押下して、連結部26をその径方向の外端回りに径方向の内端が下降するように回動させることで、図3に示されるように、天壁部20を下降移動させる。
この際、係合部21も下降移動して、その下端部が、閉塞体17の被係合部18の上端部を下方に乗り越えて被係合溝18aに係合することで、閉塞体17がオーバーキャップ13に保持される。また、押下部22も、その径方向の内側に内シール筒部24を進入させながら下降移動し、その下端縁で弱化部16若しくは閉塞体17を押下し弱化部16を破断することにより、閉塞体17で閉塞された注出口11が開放されて注出キャップ1が開封される。このとき押下部22の下端部は、注出口11内に液密状態で嵌合される。
そして、オーバーキャップ13および容器本体2を前記軸線O回りに相対的に緩み側に回転させ、オーバーキャップ13を、爪部30を容器本体2の膨出部2dに下方から係合させた状態で容器本体2に対して上昇させることにより、容易破断部32が破断され、図4に示されるように、ピルファープルーフ部31が容器本体2に残存されたまま、オーバーキャップ13のうちピルファープルーフ部31を除く全体を、閉塞体17とともに上昇させて注出部材12および容器本体2から離脱することにより注出口11を開口させる。
しかも、オーバーキャップ13を外部から見れば、天壁部20が下降移動しているか否かを確実に視認できるため、この注出キャップ1が未開封であるか否かを容易に判別することができる。
また、閉塞体17に、オーバーキャップ13の天壁部20の下降移動時に押下部22内に嵌合される内シール筒部24が形成されているので、内容物が押下部22内に進入するのを抑制することが可能になり、オーバーキャップ13を開けたときに、押下部22内から内容物が垂れ落ちるのを抑えることができる。
爪部55は、径方向の内側に折返されて上方に向けて延びるように形成されていて、この折返しの先端部が容器本体4の膨出部4dに下方から係合している。
連結部58の頂壁は、前記軸線Oと同軸に位置する環状に形成され、その開口周縁部から筒状の注出部59が前記軸線Oと同軸に位置されて上方に向けて突設されている。
連結部58の頂壁と注出部59との接続部分には、連結部58の内側に開口する吸気孔46が形成されている。
外下筒部6bの外周面には、注出部材51の雌ねじ筒部54が螺合する雄ねじ部8が形成されており、この外下筒部6bに注出部材51の雌ねじ筒部54が螺着されている。すなわち、注出部材51が装着される容器本体4の口部4aは、外下筒部6bを備えている。また、外下筒部6bの外周面において雄ねじ部8の下側に位置する部分には、径方向の外方へ向けて膨出するとともに周方向に沿って延びる膨出部4dが形成されている。
内容器5の上端部には、内上筒部5bから下方に向けて突出するとともに内下筒部5cから径方向の外方に向けて突出する支持リブ5aが、周方向に間隔をあけて複数形成されており、これら支持リブ5aの下端は、外容器6の外上筒部6aの上端開口縁に当接されている。また、内下筒部5cの外周面において支持リブ5aの下側に位置する部分には、径方向の外方に向けて突出するガイド突起5dが、周方向に間隔をあけて複数形成されており、これらガイド突起5dは、外容器6の外上筒部6aに径方向の内方から当接している。内上筒部5bは、弁座体64と装着筒部材52の上側部分48とにより径方向に挟み込まれて注出キャップ3に固着されている。
そして、操作片47を操作してオーバーキャップ60を注出口11から離間するようにヒンジ部61回りに回動させると、係合部21と被係合部18とが係合していることから、閉塞体17も注出部材51から離脱されて注出口11が開口される。
また、オーバーキャップ13、60の連結部26は、外シール筒部25と天壁部20との間に周方向に間隔をあけて複数配設してもよい。
さらに、天壁部20の上面は、外シール筒部25の上端縁と面一に位置させてもよい。
また、前述の第2実施形態の注出キャップ3では、内容器5の内圧変動により弁体65の連結片71が弾性変形して、弁板70が作動され連通口63が開閉されるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、弁板70は、例えば内容物の自重や流動圧により作動することとしてもよい。
さらに、前述の第1実施形態の注出キャップ1のように、オーバーキャップ13に開放口13aを形成しなくてもよいし、蓋板体33を配設しなくてもよい。
また、前記各実施形態では、注出キャップ1、3の開封時に、まず、先行突起23、17aにより弱化部16の一部を破断した後に、押下部22の他の下端縁により弱化部16の残りの部分を破断するように構成しているが、先行突起23、17aにより弱化部16の一部を破断した後、オーバーキャップ13、60を開けるときに、弱化部16の残りの部分を破断するように構成することも可能である。
2、4 容器本体
2a、4a 口部
11 注出口
12、51 注出部材
13、60 オーバーキャップ
16 弱化部
17 閉塞体
18 被係合部
20 天壁部
21 係合部
22 押下部
23、17a 先行突起
24 内シール筒部
Claims (1)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、内容物を注出する注出口が形成される注出部材と、
前記注出口を開閉自在に覆うオーバーキャップと、を備える注出キャップであって、
前記注出部材に、破断可能な弱化部を介して接続され前記注出口を閉塞する閉塞体が配設され、
該閉塞体には、上方に向けて突出する被係合部が形成され、
前記オーバーキャップは、
下降移動可能に配設された天壁部と、
該天壁部から下方に向けて突設され、該天壁部の下降移動時に前記弱化部若しくは閉塞体を上方から押下して前記弱化部を破断させ前記注出口を形成する押下部と、
前記天壁部の下降移動時に前記閉塞体の被係合部に係合することにより、前記閉塞体を当該オーバーキャップに保持させる係合部と、を備え、
前記押下部および閉塞体のうちの少なくとも一方には、他方側に向けて突出して、前記天壁部の下降移動時に、他よりも先に他方側に当接する先行突起が形成され、
前記押下部は、筒状に形成されるとともに、前記天壁部が下降端位置に位置した状態で、前記注出口内に離脱自在に嵌合され、
前記閉塞体には、上方に向けて突出し、前記天壁部の下降移動時に前記押下部内に嵌合される内シール筒部が形成されていることを特徴とする注出キャップ。
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