JP3859852B2 - 封緘容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は合成樹脂製の封緘容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
封緘容器として従来多くのものが知られているが、例えば実開平6‐78262 号は、容器体口頸部外面に第1係合突条を周設すると共に、その口頸部外面に嵌合させたキャップの周壁内面に、上記第1係合突条下面へ抜出し不能に係合する第2係合突条を周設させ、又該第2係合突条よりも上方のキャップ周壁部分を、上下に破断線を有する破断帯に形成し、その破断帯除去により、該破断帯上方のキャップ部分を、開封後のキャップとして口頸部の上端部へ着脱出来るよう設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近時廃棄物の増大防止のため、物品廃棄時に材質毎に構成部分を分類廃棄し、廃棄物を資源として再利用することが考えられている。封緘容器においても、例えば容器体を硝子で、又封緘用の栓およびキャップ等の部材を合成樹脂で成形することが多いから、容器廃棄時にはその容器体から上記栓等の除去が容易に形成されていることが望ましい。
【0004】
本発明は封緘容器であると同時に、上記分別回収も容易であるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、
口頸部2を起立し、該口頸部の上部外面に第1係合突条3を周設した容器体1と、
上記口頸部上端面へ、注出筒6下部に付設した第2外向きフランジ7を載置させて、該外向きフランジ外周から垂設した第1嵌合筒8の下端内面に周設した第2係合突条9を、上記第1係合突条3下面へ係合させ、
又該第1嵌合筒に複数の割溝14を縦設して、該割溝間の筒形成部分片15は弾性変形可能とし、
容器体に対する上方引上げによる強制抜出しは可能に、かつ容器体に対する回動は不能に口頸部に嵌合させた注出栓5と、
上記注出筒6の上端開口面を閉塞する頂壁22外周から周壁23を垂設して該周壁を注出筒外面へ螺合させたキャップ部24を有し、該キャップ部の周壁下端へ第1破断線25を介し付設した外向きフランジ状の張出し壁26外周から、上記第1嵌合筒8外面へ嵌合させて第2嵌合筒27を垂下し、該第2嵌合筒下端内面に周設した第3係合突条28を第1嵌合筒8下端面へ係合させ、かつ該第2嵌合筒上部に第2破断線29を周設ないし、一部を残し周設して、該第2破断線の一部ないし一端から第2嵌合筒下端まで切離し溝30を縦設した、キャップ部付き封緘部材21とからなり、
上記各筒形成部分片 15 が下端内面に有する第2係合突条部分9 a 上面が第1係合突条3下面へ係合する状態において、各筒形成部分片 15 は、第1係合突条3への圧接によりそれぞれの下部を弾性に抗して下外方へ突出し、かつ第2係合突条部分9 a 上面は下内方へ傾斜している構成とし、
上記注出栓5とキャップ部付き封緘部材21とは、それぞれ合成樹脂材で一体成形した。
【0006】
第2の手段として、
口頸部2を起立し、該口頸部の上部外面に第1係合突条3を周設した容器体1と、
上記口頸部上端面へ、注出筒6下部に付設した第2外向きフランジ7を載置させて、該外向きフランジ外周から垂設した第1嵌合筒8の下端内面に周設した第2係合突条9を、上記第1係合突条3下面へ係合させ、又該第1嵌合筒に複数の割溝14を縦設して、該割溝間の筒形成部分片15は弾性変形可能とし、容器体に対する上方引上げにより強制抜出し可能に、かつ容器体に対する回動は不能に設けた注出栓5と、
上記注出筒6の上端開口面を閉塞する頂壁22外周から周壁23を垂設して、該周壁を注出筒外面へ螺合させたキャップ部24を有し、該キャップ部の周壁下端へ第1破断線25を介し付設した外向きフランジ状の張出し壁26外周から、上記第1嵌合筒8外面へ嵌合させて第2嵌合筒27を垂下し、該第2嵌合筒下端内面に周設した第3係合突条28を第1嵌合筒8下端面へ係合させ、かつ第2嵌合筒27上部には、小間隙を残して第2破断線29を周設し、更に第2破断線両端から第3破断線36、36を筒部下端部まで縦設したキャップ部付き封緘部材21とからなり、
上記各筒形成部分片 15 が下端内面に有する第2係合突条部分9 a 上面が第1係合突条3下面へ係合する状態において、各筒形成部分片 15 は、第1係合突条3への圧接によりそれぞれの下部を弾性に抗して下外方へ突出し、かつ第2係合突条部分9 a 上面は下内方へ傾斜している構成とし、
上記第2破断線29両端間の筒部分37から、該筒部分上方の張出し壁部分と対向する側の張出し壁部分内端縁38までの距離を半径rとする円弧s内に第2外向きフランジ7上方の注出栓部分が位置するよう設け、
又上記注出栓5とキャップ部付き封緘部材21とは、それぞれ合成樹脂材で一体成形した。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず、図1から図4が示す、第1実施形態について説明すると、1は容器体であり、胴部から起立する口頸部2の上部外面に第1係合突条3を周設している。
【0010】
但し図示例ではその第1係合突条下方にも第1外向きフランジ4を付設しているが、該フランジは必ずしも必要としない。該容器体は硝子製を予定する。
【0011】
5は合成樹脂製の注出栓で、口頸部の上部内面へ注出筒6下部を水密に嵌合させると共に、その注出筒下部に第2外向きフランジ7を付設して該フランジを口頸部上端面へ載置させ、又該第2外向きフランジ7外周から第1嵌合筒8を垂下し、該第1嵌合筒下端内面に第2係合突条9を周設している。注出筒6は周知のように、筒上端で有底筒状部10を吊持ちさせ、その底壁に周設した破断用肉薄溝11が囲む底壁部分外縁一部からプルリング12付き棒部13を起立して形成してもよい。
【0012】
上記第1嵌合筒には、複数の割溝14を縦設し、その割溝間の筒形成部分片15の弾性変形で、容器体に対する注出栓上方引上げにより、該注出栓が強制抜出し可能に形成する。そのため上記各筒形成部分片15が下端内面に有する第2係合突条部分9a上面は、それぞれ第1係合突条3からの抜出しが容易であるように下内方への傾斜面に形成している。その下面は上内方への傾斜面に形成して、後述口頸部外面への打設嵌合に際して、第1係合突条3の乗越えが容易としている。
【0013】
尚第1嵌合筒8上端部は小外径に形成しており、又図1と図3との対比から明白であるように、第1嵌合筒は容器体口頸部外面への嵌合前の状態(図3参照)で垂直に下方へ垂下するが、口頸部外面へ嵌合させた図1の状態では、斜下外方へ拡開するよう設けている。この点については後述する。
【0014】
注出栓は口頸部2に対して回動不能とする。
21はキャップ付きの封緘部材で、合成樹脂材で一体成形したものである。該部材は、上記注出筒6の上端開口面を閉塞する頂壁22外周から、周壁23を垂下して該周壁を上記注出筒外面へ螺合させたキャップ部24を有し、その周壁下端へミシン目状ないしは図示のように切離し線を複数の連結片で連続させて設けた第1破断線25を介して、外向きフランジ状の張出し壁26を付設し、該張出し壁外周から、第1嵌合筒8外面へ嵌合させた第2嵌合筒27を垂下する。該第2嵌合筒27下端内面には第3係合突条28を周設して、第1嵌合筒8下端面へ係合させている。
【0015】
又第2嵌合筒27上部には、図2が示すように肉薄溝で形成した第2破断線29を周設ないし一部を残して周設し、その第2破断線の一部ないし一端から切離し溝30を筒下端まで縦設する。該切離し溝側方の筒部分一方は、上記第2破断線破断のための摘み片31を形成するものであるから、図示のように滑り止め突条をその摘み片外面へ付設するとよい。
【0016】
尚図示のように注出栓5をプルリング12付きの注出栓とした場合は、キャップ部24の頂壁からシール筒32を垂下し、上端部をラッパ状に拡開した注出筒上端部内面へそのシール筒外面を水密に嵌合させて注出筒上端口部を密閉する。
【0017】
既述各部材の組付けは、次のようにして行うことが出来る。
予め注出栓5とキャップ部付き封緘部材21とを図3が示すように、注出筒6外面へキャップ部24の周壁を螺合させる。該螺合に際しては、第1嵌合筒8外面へ第2嵌合筒27が接してその螺合が困難とならないよう、第1嵌合筒8は垂直に垂下させ、又第2嵌合筒27は下外方へ拡開させておく。該図3の状態から口頸部2上方へ注出筒6下部および第1嵌合筒8を位置させ、該状態から打栓要領での打込みないし押下げることで、注出筒下部を口頸部内面へ、又第1嵌合筒8を口頸部外面へ、第2嵌合筒27は第1嵌合筒8外面へ嵌合させたままで嵌合させ、該嵌合により筒形成部分片15は、第1係合突条3外面への圧接により図1が示すように下外方へ拡開し、このとき第1嵌合筒8下端面へ第2嵌合筒27下端の第3係合突条28が係合するよう設ける。
【0018】
容器体内液体使用の際は、容器体1に対してキャップ部24を螺脱方向へ回せばよく、するとキャップ部は螺上昇するに対して第2嵌合筒27は上昇しないから、第1破断線25が破断されることで、図4のようにキャップ部を螺脱することが出来る。図示のようにプルリング12付き栓とした場合は、プルリング12を上方へ強く引き、その底壁外周部に周設した肉薄溝11破断により底壁に注出孔を開孔させて容器体傾斜により容器体内液体を注出する。
【0019】
容器廃棄の際は、切離し溝30側部が形成する、図2の摘み片31を持ち、第2破断線29破断方向へ強く引けばその第2破断線下方の第2嵌合筒部分を除去、ないしその一部を残して除去でき、第3係合突条28も共に第1嵌合筒8下端から外れることとなるため、容器体1に対して注出筒6を上方へ強く引くことで注出栓5を容器体から外すことが出来、よって容器体1と注出栓およびキャップ部付き封緘部材21とを、分別して廃棄することが出来る。
【0020】
図5から図8は第2実施形態を示す。該第2実施形態は、容器廃棄時における、キャップ部24下方の張出し壁26および第2嵌合筒27の除去を、第1実施形態の場合と異る方法で行えるよう設けたもので、その他部分は第1実施形態と同様である。第1実施形態と同一部分については同一符号をもって示し、その説明を省略する。
【0021】
該第2実施形態にあっては、図6が示すように第2破断線29を、小間隙を残して第2嵌合筒27上部に周設し、かつ第2破断線両端から第3破断線36、36を筒部下端まで縦設する。又図5が示すように上記第2破断線両端間の筒部分37から、該筒部分上方の張出し壁部分と対向する張出し壁部分内端縁38までの距離を半径rとする円弧s内に、第1外向きフランジ4上方の注出筒部分が位置するよう設ける。
【0022】
このようにすることで、容器廃棄時には図8が示すように、キャップ部取外し状態で上記第2破断線両端間筒部分37を中心として、張出し壁26を回動させて起立し、そのまま更に回動を続け、かつ下方へ引下げることで第3破断線36、36を破断して第2嵌合筒27一部を切断することが出来、よって該第2嵌合筒を第1嵌合筒8外面から除去することが出来る。
【0023】
第2嵌合筒除去の後、注出筒上部を上方引上げすることで、第1嵌合筒8は第1係合突条3から外れ、注出栓5を容器体から取外すことが出来る。
【0024】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、第1嵌合筒8下端内面の第2係合突条9を、容器体口頸部外面の第1係合突条3下面へ係合させて注出栓5を口頸部2に回動不能に嵌合させると共に、該注出栓の注出筒6外面にキャップ部付き封緘部材21のキャップ部24を螺合させ、かつ該キャップ部周壁下端へ第1破断線25を介し外向きフランジ状に張出し壁26を付設し、該張出し壁外周から垂下する第2嵌合筒27を第1嵌合筒8外面へ嵌合させて、該第2嵌合筒下端内面の第3係合突条28を第1嵌合筒8下端面へ係合させたから、第1破断線を破断しない限りキャップ部24を外して開蓋できないこととなって、いわゆる封緘機能を確実とすることが出来る。
【0025】
又第1破断線25を設けて、注出筒に対するキャップ部24の着脱が可能とすると共に、第2嵌合筒27上部に第2破断線29を周設ないし一部を残し周設して、該第2破断線の一部ないし一端から第2嵌合筒27下端まで切離し溝30を縦設したから、切離し溝の下端側方の筒部分を摘み片31として第2破断線29下方筒部分を外方へ引き、第2破断線を破断でき、該破断で第3係合突条28は第2嵌合筒下端から外れるため、このようにして張出し壁26および第2嵌合筒27を第1嵌合筒8から外すことが出来る。又注出栓5は、第1嵌合筒8に複数の割溝14を縦設し、該割溝間の筒形成部分片15は弾性変形可能で、容器体に対する上方引上げによる強制抜出しが可能でかつ回動は不能に形成したから、容器廃棄時における、容器体1と、注出栓5およびキャップ部付き封緘部材21との分別回収が容易となる。
【0026】
第2嵌合筒27上部に小間隙を残して第2破断線29を周設し、その両端から筒部下端部まで第3破断線36、36を縦設し、上記第2破断線29両端間の筒部分37から、該筒部分上方の張出し壁部分と対向する側の張出し壁部分内端縁38までの距離を半径rとする円弧s内に、第2外向きフランジ7上方の注出栓部分が位置する設けることで、キャップ部24を外した状態で、上記第2破断線両端間の筒部分37を中心として張出し壁26を上方へ引上げ、かつ回動させて該張出し壁を注出栓5に邪魔されることなく外すことが出来、従って該張出し壁を更に回動させ、かつ下方へ引くことで第3破断線36、36は破断されて第2嵌合筒27は筒一部を切断されることとなるから、第1嵌合筒8からの、張出し壁26および第2嵌合筒27の除去が容易である。
【0027】
第1嵌合筒8の各筒形成部分片15が下端内面に有する第2係合突条部分上面を、それぞれ下内方への傾斜面とすることで、容器体口頸部からの注出栓5の上方強制抜出しが容易である。
【0028】
第2係合突条9上面が第1係合突条3下面へ係合する状態において、各筒形成部分片15は、第1係合突条3への圧接でそれぞれの下部を弾性に抗して下外方へ突出する構成とすることで、容器体口頸部への嵌合に先だち、予め注出栓5とキャップ部付き封緘部材21とを注出筒6外面へキャップ部周壁23を螺合させておくことが容易である。つまり各筒形成部分片は、口頸部への注出筒嵌合状態において第1係合突条3への圧接で弾性に抗して下外方へ拡開するから、口頸部への嵌合前の状態においては下方へ垂下することとなり、従って図3が示すように径差により第1嵌合筒8と第2嵌合筒27との間には隙間が形成され、よってキャップ部24内への注出筒6螺合に際して第1嵌合筒8外面へ第2嵌合筒内面が触れて上記螺合が面倒となることがない。
【0029】
従って又、図3のように注出栓5とキャップ部付き封緘部材21とを予め組付けた後、これ等両部材を打栓要領で共に容器体口頸部へ嵌合させることが出来、各部材の組付けを容易かつ迅速に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器要部の縦断面図である。
【図2】 図1容器に使用する注出栓とキャップ部付き封緘部材との分解斜視図である。
【図3】 容器体口頸部へ嵌合させていない状態で示す、注出栓とキャップ部付き封緘部材との組付け断面図である。
【図4】 キャップ部を外した状態で示す、容器要部の縦断面図である。
【図5】 第2実施形態で示す、容器要部の縦断面図である。
【図6】 図5容器に使用している、注出栓とキャップ部付き封緘部材との分解斜視図である。
【図7】 容器体口頸部へ嵌合させていない状態で示す、注出栓とキャップ部付き封緘部材との組付け断面図である。
【図8】 図5容器から、キャップ部を外し、かつ張出し壁を起立させた状態を示す、断面図である。
【符号の説明】
3…第1係合突条 5…注出栓
15…筒形成部分片 21…キャップ部付き封緘部材
24…キャップ部
Claims (4)
- 口頸部2を起立し、該口頸部の上部外面に第1係合突条3を周設した容器体1と、
上記口頸部上端面へ、注出筒6下部に付設した第2外向きフランジ7を載置させて、該外向きフランジ外周から垂設した第1嵌合筒8の下端内面に周設した第2係合突条9を、上記第1係合突条3下面へ係合させ、
又該第1嵌合筒に複数の割溝14を縦設して、該割溝間の筒形成部分片15は弾性変形可能とし、
容器体に対する上方引上げによる強制抜出しは可能に、かつ容器体に対する回動は不能に口頸部に嵌合させた注出栓5と、
上記注出筒6の上端開口面を閉塞する頂壁22外周から周壁23を垂設して該周壁を注出筒外面へ螺合させたキャップ部24を有し、該キャップ部の周壁下端へ第1破断線25を介し付設した外向きフランジ状の張出し壁26外周から、上記第1嵌合筒8外面へ嵌合させて第2嵌合筒27を垂下し、該第2嵌合筒下端内面に周設した第3係合突条28を第1嵌合筒8下端面へ係合させ、かつ該第2嵌合筒上部に第2破断線29を周設ないし、一部を残し周設して、該第2破断線の一部ないし一端から第2嵌合筒下端まで切離し溝30を縦設した、キャップ部付き封緘部材21とからなり、
上記各筒形成部分片 15 が下端内面に有する第2係合突条部分9 a 上面が第1係合突条3下面へ係合する状態において、各筒形成部分片 15 は、第1係合突条3への圧接によりそれぞれの下部を弾性に抗して下外方へ突出し、かつ第2係合突条部分9 a 上面は下内方へ傾斜している構成とし、
上記注出栓5とキャップ部付き封緘部材21とは、それぞれ合成樹脂材で一体成形した
ことを特徴とする封緘容器。 - 口頸部2を起立し、該口頸部の上部外面に第1係合突条3を周設した容器体1と、
上記口頸部上端面へ、注出筒6下部に付設した第2外向きフランジ7を載置させて、該外向きフランジ外周から垂設した第1嵌合筒8の下端内面に周設した第2係合突条9を、上記第1係合突条3下面へ係合させ、又該第1嵌合筒に複数の割溝14を縦設して、該割溝間の筒形成部分片15は弾性変形可能とし、容器体に対する上方引上げにより強制抜出し可能に、かつ容器体に対する回動は不能に設けた注出栓5と、
上記注出筒6の上端開口面を閉塞する頂壁22外周から周壁23を垂設して、該周壁を注出筒外面へ螺合させたキャップ部24を有し、該キャップ部の周壁下端へ第1破断線25を介し付設した外向きフランジ状の張出し壁26外周から、上記第1嵌合筒8外面へ嵌合させて第2嵌合筒27を垂下し、該第2嵌合筒下端内面に周設した第3係合突条28を第1嵌合筒8下端面へ係合させ、かつ第2嵌合筒27上部には、小間隙を残して第2破断線29を周設し、更に第2破断線両端から第3破断線36、36を筒部下端部まで縦設したキャップ部付き封緘部材21とからなり、
上記各筒形成部分片 15 が下端内面に有する第2係合突条部分9 a 上面が第1係合突条3下面へ係合する状態において、各筒形成部分片 15 は、第1係合突条3への圧接によりそれぞれの下部を弾性に抗して下外方へ突出し、かつ第2係合突条部分9 a 上面は下内方へ傾斜している構成とし、
上記第2破断線29両端間の筒部分37から、該筒部分上方の張出し壁部分と対向する側の張出し壁部分内端縁38までの距離を半径rとする円弧s内に第2外向きフランジ7上方の注出栓部分が位置するよう設け、
又上記注出栓5とキャップ部付き封緘部材21とは、それぞれ合成樹脂材で一体成形した ことを特徴とする封緘容器。 - 第1嵌合筒8の各筒形成部分片15が下端内面に有する第2係合突条部分9a上面を、それぞれ下内方への傾斜面に形成した
ことを特徴とする請求項1又は2記載の封緘容器。 - 各筒形成部分片15が下端内面に有する第2係合突条部分9a上面が第1係合突条3下面へ係合する状態において、各筒形成部分片15は、第1係合突条3への圧接によりそれぞれの下部を弾性に抗して下外方へ突出している構成とした
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の封緘容器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34430097A JP3859852B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 封緘容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP34430097A JP3859852B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 封緘容器 |
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JPH11165752A JPH11165752A (ja) | 1999-06-22 |
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Family Applications (1)
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JP34430097A Expired - Lifetime JP3859852B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 封緘容器 |
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- 1997-11-28 JP JP34430097A patent/JP3859852B2/ja not_active Expired - Lifetime
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