JP5719615B2 - 吐出部材 - Google Patents
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この吐出体は、連通開口が形成されると共に上下動可能な可動体と、可動体の上下動に伴って連通開口と容器の内部との連通及びその遮断を切り替える吐出弁体と、を有しており、キャップ体を引き上げる動作に伴って可動体を上下動させることにより、連通開口と容器の内部との連通及びその遮断を切り替えている。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、キャップ体の離脱操作性を向上させた吐出部材を提供することを目的とする。
この場合では、キャップ体を吐出体に対して引き上げる際に、キャップ体に添えた指をこの平面部に沿ってくびれ部まで案内し、指をくびれ部に掛けることができるので、キャップ体の操作性がさらに向上し、上記開操作に伴う吐出弁体による連通開口と容器の内部との連通及びその遮断の切り替えをより確実に行える。
この発明では、キャップ体が吐出体に対して周方向に回転することを防止しながら吐出体に対してキャップ体を着脱できるため、吐出体に対するキャップ体の開閉操作がより容易になる。
この発明では、吐出体の上記露出する部分に形成された印部に基づいてキャップ体を吐出体に対して周方向で位置合わせすることにより、可動体の第1係合部とキャップ体の第2係合部とを係合させることが容易になるので、吐出体に対するキャップ体の開閉操作がさらに容易になる。
これら吐出部材1及び二重容器2は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置した状態で配設されている。本実施形態では、この共通軸を軸線Oとし、吐出容器3の正立姿勢においてこの軸線Oに沿う吐出部材1側を上方、その反対側を下方とし、軸線Oに直交する方向を径方向、軸線O回りの方向を周方向とする。また、図1において軸線Oに対して左側の方向を前方とし、軸線Oに対して右側の方向を後方とし、軸線O及びこの前後方向に直交する方向を左右方向とする。
上筒部15の外周面には、吐出部材1が着脱自在に螺着される雄ネジ部が形成されている。また、上筒部15のこの雄ネジ部の下側には、外容器12と内容器11との間に外気を吸入させる吸気孔15aが周方向に間隔をあけて複数(本実施形態では対向するように2つ)形成されている。さらに、この雄ネジ部において吸気孔15aと周方向の位置が一致する部分には、上下方向に延びる第1縦溝部15bがこの雄ネジ部を縦断するように形成されている。なお、第1縦溝部15bは、吸気孔15aと周方向の位置が一致しない部分に形成されてもよい。
吐出体21は、二重容器2の口部2Aに装着され、この口部2Aを径方向外側から囲繞する外装体25と、キャップ体22の開閉動作に伴って上下動される吐出ヘッド(可動体)26と、吐出ヘッド26の上下動に伴って連通開口21aと内容器11の内部との連通及びその遮断を切り替える吐出弁体27と、内容器11の内圧に応じて外部と内容器11及び外容器12間の空間との連通及びその遮断を切り替える外気導入弁体28と、を有する。
装着筒部31は、図1から図4に示すように、キャップ体22の後述する一対の曲面部87及び一対の平面部88それぞれと周方向で位置合わせした一対の湾曲部31A及び一対の平坦部31Bで構成されている。
また、天板部42は、後方側よりも前方側が上方に位置するように軸線Oに対して上向きに傾斜している。そして、天板部42の前方部42Aは、左右方向に沿ってほぼ平行に延びる外形をなしており、天板部42の後方部42Bは、平面視半円状に形成されている。
さらに、天板部42には、吐出筒部41の連通路41aを通して内容器11の内部に連通する連通開口21aが形成されている。なお、図示の例では、連通開口21aが吐出筒部41の内径と同等となっているが、吐出筒部41の内径よりも小さくてもよい。
これにより、天板部42の前方部42A側には、固着部45Aが開口して被覆体45と天板部42とが固着されていない部分が形成され、この部分(固着部45Aの開口部分)は、吐出口42cとなる。
内装部51は、二重容器2の口部2Aの内側に嵌合された円筒状の第1シール筒部61と、第1シール筒部61の上端部から径方向外方に向けて突設された円環状の外フランジ部62と、外フランジ部62の外周縁部から下方に向けて延設され、二重容器2の口部2Aの外側に嵌合された第2シール筒部63と、第1シール筒部61の下端部から径方向内方に向けて突設された円環状の内フランジ部64と、内フランジ部64の内周縁部から上方に向けて延設されたガイド筒部65と、を備える。
これら第1シール筒部61、外フランジ部62、第2シール筒部63、内フランジ部64及びガイド筒部65は、軸線Oと同軸に配置されている。
外フランジ部62及び第2シール筒部63には、吸気孔15aと第1縦溝部15bとに連通する連通溝部51aが形成されている。なお、連通溝部51aは、吸気孔15aと周方向の位置が一致する部分に形成されているが、一致しない部分に形成されてもよい。
ガイド筒部65は、外周面が取付筒部33の内周面と摺接すると共に、内周面が吐出筒部41の外周面と摺接している。なお、ガイド筒部65の高さは、例えば第1シール筒部61のほぼ2倍となっている。
さらに、内装部51は、外装体25の頂壁部32などと共に連通溝部51aに連通する環状の内部空間51Bを画成する。
弁筒部71は、内装部51の内フランジ部64と外装体25の頂壁部32とに接しており、この上端部には、外装体25の取付筒部33の第2縦溝部33aと連通する横溝部71aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。これにより、横溝部71aを通して第2縦溝部33aと内部空間51Bとが連通する。
天壁部81において軸線Oを左右方向で挟む両側には、径方向外方から嵌合筒部44に形成された被係合突起部46と係合する一対の係合部83が形成されている。係合部83は、天壁部81から下方に向けて突設されており、前後方向に平行な板片部84と、板片部84の下端部から径方向内方に突設されると共に、被係合突起部46に対して下方から係脱自在に係合する係合突起部(第2係合部)85と、を有する。
本実施形態におけるくびれ部86は、天壁部81の下面に隣接して径方向内方に突出する曲面状(縦断面)に形成されており、この天壁部81の外周縁部がフランジ状になっている。
一対の曲面部87は、装着筒部31の湾曲部31Aと同様に、断面円弧状をなす湾曲板状をなすと共に軸線Oに沿って上下方向に延在しており、軸線Oを前後方向で挟んで両側に位置している。そして、曲面部87は、内周面が湾曲部31Aの外周面の形状と同様の曲面形状を有しており、湾曲部31Aの外側に嵌合されている。
このように、キャップ体22は、曲面部87及び平面部88それぞれが湾曲部31A及び平坦部31Bそれぞれに対して外側から嵌合していることにより、外装体25に対して周方向に回転することが防止されている。
まず、図1及び図2に示すように、キャップ体22が吐出体21の外装体25に装着された未使用状態では、吐出弁体27によって内容器の内部と連通開口21aとの連通が遮断されており、天板部42の上面に被覆された被覆体45の非固着部45Bが連通開口21aをシールしている。そのため、この未使用状態において、内容器11の密閉性が確保されるので、内容物は、連通開口21aから不意に流出して外部に漏出しない。
このとき、上述のようにキャップ体22が外装体25に対して周方向で回転しないので、さらに、吐出筒部41と内装部51のガイド筒部65とが互いに摺接しており、ガイド筒部65が吐出ヘッド26を案内するので、吐出ヘッド26は、安定して上昇移動する。
これにより、連通開口21aから流出した内容物は、流路21bを通って吐出口42cから吐出される。
したがって、吐出容器3から内容物を吐出した後は、内容器11が外容器12から剥離して両者の間に間隙が形成される。そのため、外容器12は、内容器11を減容変形させたままスムーズに復元変形される。
以上のようにして、吐出容器3内の内容物を吐出する。
例えば、容器は、内容器と外容器とを有する二重容器となっているが、二重容器に限られない。
吐出体は、フィルム状の被覆体を用いて吐出口の開閉を行う構成となっているが、可動体及び吐出弁体を有していれば、他の構成であってもよい。
くびれ部は、周壁部の上端部に形成されているが、周壁部において全周にわたって形成されていれば、他の部分に形成されてもよい。
周壁部には、一対の平面部が形成されているが、平面部を1つまたは3つ以上形成してもよく、少なくともくびれ部が形成されていれば、平面部が形成されていなくてもよい。
装着筒部には、周壁部の平面部が外側から嵌合する平坦部が形成されているが、平坦部が形成されていなくてもよい。
印部の形状は、装着筒部の段部の外周面形状を湾曲部及び平坦部に対応して異ならせた形状となっているが、キャップ体と装着体とを周方向で位置合わせすることが容易になれば、他の形状であってもよく、印部を形成しなくてもよい。
Claims (4)
- 内容物が収容される容器の口部に装着され、前記容器の内部に連通する連通開口を通して前記内容物を吐出する吐出体と、
前記吐出体を開閉するキャップ体と、を備え、
前記吐出体は、前記容器本体の口部に装着される外装体と、前記連通開口が形成されると共に、前記キャップ体と同軸に配置され、且つ前記キャップ体の開閉動作に伴って上下動される可動体と、前記可動体の上下動に伴って前記連通開口と前記容器の内部との連通及びその遮断を切り替える吐出弁体と、を備え、
前記外装体は、前記容器本体の口部に装着されると共に前記キャップ体が着脱自在に装着される装着筒部と、該装着筒部の上端部から径方向内方に向けて突設され、前記容器本体の口部上に配設された円環状の頂壁部と、該頂壁部の内周縁部から上方に向けて突設された取付筒部と、を備え、
前記可動体は、前記取付筒部の内部に上下動可能に配置され、内側が前記連通開口に連通した吐出筒部と、前記取付筒部を径方向外方から囲繞すると共に前記取付筒部に上下動可能に外嵌された嵌合筒部と、該嵌合筒部から径方向外方に向けて円柱状に突設されると共に、中心軸を径方向で挟んで両側に位置する一対の第1係合部と、を備え、
前記キャップ体の天壁部には、下方に向けて突設されると共に、前記中心軸を径方向で挟んで両側に位置し、且つ互いに平行な板片部と、該板片部の下端部から径方向内方に突設されると共に、前記第1係合部に対して下方から係合する第2係合部と、を有する一対の係合部が形成され、
前記キャップ体の周壁部には、径方向内方に向けて陥没するくびれ部が全周にわたって形成されていることを特徴とする吐出部材。 - 前記周壁部は、中心軸を径方向で挟んで両側に位置すると共に前記くびれ部から下方に向けて延在する一対の平面部を有することを特徴とする請求項1に記載の吐出部材。
- 前記装着筒部は、前記一対の平面部内に嵌合されて前記吐出体に対する前記キャップ体の周方向の回転を防止する一対の平坦部を有することを特徴とする請求項2に記載の吐出部材。
- 前記吐出体のうち前記キャップ体から下方に露出する部分には、前記平面部を周方向で位置合わせしたときに前記第1係合部と前記第2係合部とが上下方向に係合する印部が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の吐出部材。
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