JP5452411B2 - 注出容器 - Google Patents
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Description
この特許文献1には、醤油差し容器において、醤油注ぎ口(以下、注出口という)と空気穴とを同じ方向に働くスプリングの付勢力により同一方向から密閉し、さらに空気穴を利用した釦をスプリングの付勢に抗して押すことで、注出口と空気穴とを同時に開口させて内容物である醤油を差せるようにした開閉機構について記載されている。
(1)本発明に係る注出容器は、内容物が収容される容器体と、該容器体の口部に装着されると共に、内側が容器体の内部に連通する注出口とされた注出筒部を有する注出体と、該注出口を開閉する可撓性の被覆体と、前記注出口内に配設された状態で前記注出体に連結され、前記被覆体を支持する支持体と、を備え、前記被覆体において前記支持体に固定されている部分よりも径方向外側に位置する部分が、前記注出筒部の開口端縁上に密接して前記注出口を開閉可能にシールしていることを特徴とする。
その後、元の正立姿勢に容器体を戻す等して被覆体に付与されていた押圧力を解除すると、前記浮き上がっていた部分が元の状態に戻って注出筒部の開口端縁に再度密接する。これにより、被覆体を全周に亘って注出筒部の開口端縁上に確実に密接させることができ、注出口を再びシールして容器体の密閉性を確保することができる。
従って、内容物の注出方向が限定されることがないので、注出性に優れた容器とすることができる。
また、注出容器の組み立て段階において、ガイド突起がガイド孔内に挿通するように被覆体を支持体に対して組み合わせるだけで両者を正確に位置合わせできるので、効率良く組立作業を行うことができる。
本実施形態の注出容器1は、図1に示すように、図示しない液体状の内容物が収容される容器体2と、この容器体2の口部2aに装着体3を介して装着される注出体4と、この注出体4を覆うオーバーキャップ5と、を備えている。
なお、本実施形態では容器体2の一例として二重容器を例に挙げて説明する。
容器体2の口部2aは、内容器11の口部11aと外容器10の口部10aとが積層された構成とされ、上側に位置する上筒部12と、下側に位置し上筒部12よりも大径に形成された下筒部13と、を有する二段筒状に形成されている。
第1突起12aは、周方向の全周に亘って延びており、第1突起12aにおいて、吸気孔14と周方向の位置が一致する部分には、上下方向に延びる縦溝12bが形成されている。
支持体30は、図1及び図2に示すように、注出口20内に配設されており、複数のブリッジ部35によって注出筒部21に連結されている。詳細には支持体30は、平面視円形状に形成され、上面が注出筒部21の開口端縁と略面一(若干軸方向の下方に位置する場合も含む)とされた支持体本体部31と、該支持体本体部31の上面から容器軸Oに沿って上方に突設されたガイド突起32と、を備えている。
なお、支持体本体部31の上面を注出筒部21の開口端縁より容器軸O方向における下方に位置させることで、円盤状に形成された被覆体25の外周縁部25aが、前記開口端縁に強く圧接されるようになる。この位置関係を適宜設定することによって、必要とする密閉力を容易に得ることができる。
そして、被覆体25において、支持体30に固定されている中央部よりも径方向外側に位置する部分である外周縁部25aが、注出筒部21の開口端縁上に密接して注出口20を開閉可能にシールしている。また、被覆体25のうち、支持体30に固定されていない部分(外周縁部25aを含む)は、注出筒部21の開口端縁から離間する上方に向けて変形(例えば、撓み変形、反転変形等)可能とされている。
また、被覆体25としては、破れ難い一般的なフィルム(伸縮性を有していても有さなくても適用可能である)や、可撓性を有する樹脂製或いは金属製のシートや、ゴム等の弾性板や、薄肉のプレート等が考えられる。但し、一定の厚みやコシを有し、外周縁部25aが注出口20内に垂れ下がらないようなものが好ましい。
これらシール筒部41、内連結環部42、外連結環部44、内筒部43及び外筒部45は、容器軸Oと同軸に配設されている。
外装部50において第2突起50aよりも下側に位置する下端部は、容器体2の口部2aの下筒部13に気密状態で外嵌しており、外装部50の下側を通した吸気孔14と注出容器1の外部との連通を遮断している。外装部50と容器体2の口部2aの上筒部12との間には、吸気孔14に連通する隙間空間E1が画成されている。外装部50の上端部内には、内装部40の外筒部45が嵌合している。なお、この外筒部45には上記隙間空間E1に連通する開口部45aが形成されている。
装着部材60の第1位置決め部66aは、装着筒部66の内周面に上下方向に延び、周方向に間隔をあけて複数配設された縦リブ状に形成されており、その下端縁は外フランジ部65の上面に連結されている。
一方、注出体4の第2位置決め部23aは、嵌合筒部23の外周面に上下方向に延びる縦リブ状に形成されており、その上端縁はフランジ部22の下面に連結されている。そしてこの第2位置決め部23aは、周方向に隣り合う第1位置決め部66a同士の間に位置しており、これにより第1位置決め部66aと第2位置決め部23aとが周方向に係合し合っている。
これにより、容器体2の内部と注出体4の注出口20との連通及びその遮断が切り替え可能とされている。
これにより、オーバーキャップ5が外装部50から離脱された状態で、容器体2の口部2aに形成された吸気孔14が、隙間空間E1、開口部45a、内部空間E4、連通孔81、第1隙間E2、連通溝82及び第2隙間E3からなる外気流入路85を通して外部に連通することとなる。
また、このオーバーキャップ5には、前記ヒンジ部90とは径方向の反対側に位置し、径方向外側に向けて突設する摘み片91が形成されており、この摘み片91には破断可能な弱化部92aを介して外装部50に連結された毟り部92が係合している。これにより、オーバーキャップ5は、ヒンジ部90回りの上方に向けた回動が規制されている。
この係合突起95bは、注出体4の注出筒部21に突設された一対の被係合部96に下側から係合されている。
はじめに、オーバーキャップ5が装着された使用前の状態においては、注出弁体70によって容器体2の内部と注出口20との連通が遮断されていると共に、注出口20を覆う被覆体25の外周縁部25aが注出筒部21の開口端縁上に密接されて注出口20がシールされている。これにより、容器体2の密閉性が確保されている。
これにより、装着部材60の弁座筒部64が注出弁体70から上方に離間し、容器体2の内部と注出体4の注出口20とが連通する。この過程において、係合部95の係合突起95bが、注出体4の被係合部96を下方から上方に乗り越えて、注出体4と係合部95との係合が解除される。
すると、図5の矢印に示すように、外部から外気流入路85に外気が流入され、この外気が吸気孔14から内容器11と外容器10との間に吸入される。したがって、注出容器1から内容物を注出した後には、内容器11と外容器10との間に中間空間E5が画成されることとなる。
これにより、装着部材60の弁座筒部64が注出弁体70に向けて下側に接近し、注出弁体70が弁座筒部64内に嵌合することで、注出弁体70によって内容器11の内部と注出体4の注出口20との連通が遮断される。この過程において、係合部95の係合突起95bが、注出体4の被係合部96を上方から下方に乗り越えて、係合突起95bが被係合部96の下側に位置することとなる。
しかも、容器体2をどの方向に傾けたとしても、その方向に応じて被覆体25の外周縁部25aの一部が浮き上がるので内容物を確実に注出することができる。従って、内容物の注出方向が限定されることがないので、注出性に優れた容器とすることができる。
更に、被覆体25を支持体30に熱溶着する場合においても、溶着部分とシール部分とが離れている為、この熱が被覆体25におけるシール部分に悪影響を与えることが無く、良好な密閉性が達成される。
更に、注出弁体70による容器体2の内部と注出口20との連通およびその遮断を、オーバーキャップ5の着脱操作に伴って切り替えることができるので、内容物の漏出を抑制しつつ、注出操作の操作性を良好なものすることができる。
但し、ガイド孔25bにガイド突起32を挿通させることで、支持体30と被覆体25とを互いに径方向に位置決めさせた状態で固定することができるので、被覆体25の外周縁部25aを注出筒部21の開口端縁上により確実に密接させることができ、注出口20のシール性をより確実なものにすることができる。
また、注出容器1を組み立てる際に、ガイド突起32がガイド孔25b内に挿通するように被覆体25を支持体30に対して組み合わせるだけで両者を正確に位置決めできるので、効率良く組立作業を行うことができる。
いずれにしても、被覆体25の中央部を支持体30に固定できれば、どのような方法で固定しても構わない。
なお、容器体2を径方向の内側に押し込んだ場合、内容器11の密閉性が確保された状態で押圧を解除すると、内容器11が減容変形したまま外容器10が復元変形しようとするが、この場合であっても、内容器11と外容器10との間に中間空間E5が確実に画成されるので、外容器10がスムーズに復元変形する。
例えば、上記実施形態では、内部空間E4内に弁部材86が配設されている構成としたが、隙間空間E1内に逆止弁が配設されていてもよい。この場合、逆止弁の弁体や弁座を、容器体2の口部2aや外装部50に装着させた構成であっても良く、弁体や弁座が容器体2の口部2aや外装部50に一体に形成された構成であっても良い。
2…容器体
2a…容器体の口部
4…注出体
20…注出口
21…注出筒部
25…被覆体
25b…ガイド孔
30…支持体
32…ガイド突起
Claims (3)
- 内容物が収容される容器体と、
該容器体の口部に装着されると共に、内側が容器体の内部に連通する注出口とされた注
出筒部を有する注出体と、
該注出口を開閉する可撓性の被覆体と、
前記注出口内に配設された状態で前記注出体に連結され、前記被覆体を支持する支持体と、を備え、
前記被覆体において前記支持体に固定されている部分よりも径方向外側に位置する部分が、前記注出筒部の開口端縁上に密接して前記注出口を開閉可能にシールしていることを特徴とする注出容器。 - 請求項1に記載の注出容器において、
前記被覆体には、前記支持体に突設されたガイド突起を挿通させるガイド孔が形成されていることを特徴とする注出容器。 - 請求項2に記載の注出容器において、
前記被覆体は、前記ガイド孔を挿通した前記ガイド突起の圧潰部分によって固定されていることを特徴とする注出容器。
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