JP5422489B2 - 吐出キャップ - Google Patents
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Description
この容器は、吐出口(注ぎ口)と空気穴とを同じ方向に働くスプリングの付勢力により同一方向から同時に密閉し、さらに空気穴を利用した釦をスプリングの付勢に抗して押すことで、吐出口と空気穴とを同時に開口させて内容物を吐出できるようにした開閉機構を備えている。
また、内容物の吐出時にあっても、毎回釦を押すといった手動による開閉操作を行う必要があり、操作性に改良の余地があった。
(1)本発明に係る吐出キャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着される吐出キャップであって、前記口部に装着され、前記容器本体の内部に連通する連通開口が天壁部に形成されると共に、該天壁部の外周縁の少なくとも一部が吐出端とされた有頂筒状の吐出ヘッドと、前記天壁部の上面に被覆されたフィルム体と、を備え、前記フィルム体が、前記連通開口を囲繞し、且つ前記吐出端において開口した第1固着部を介して前記天壁部に固着され、第1固着部の内側部分が連通開口を覆ってシールする上層フィルムと、前記上層フィルムと前記天壁部との間に配設され、且つ前記吐出端と前記連通開口との間に亘って天壁部に重ねられ、上層フィルムに離間可能に密着する下層フィルムと、を備え、前記下層フィルムが、前記天壁部において、前記吐出端と前記連通開口との間に位置する部分を横断し、且つ吐出端において開口した第2固着部を介して天壁部に固着されていることを特徴とする。
そして、使用する場合には、容器本体を傾けたりスクイズ変形させたりして、容器本体内の内容物を連通開口から流出させる。すると、連通開口から天壁部上に流出した内容物によって上層フィルムが押し上げられ、この上層フィルムのうち第1固着部の内側部分が天壁部から離間して上側に凸となるドーム状に膨出する。そのため、連通開口から流出した内容物は、上層フィルムと天壁部との間の隙間に画成された流路に流れ込んだ後、互いに密着している上層フィルムと下層フィルムとを上下に剥離しながら両フィルムの間を吐出端に向けて流れる。そしてこの内容物は、吐出端に達した時点で上層フィルムと下層フィルムとの間に画成された隙間である吐出口から外部に吐出される。
なお下層フィルムは、吐出端と連通開口との間に位置する部分を横断する第2固着部によって天壁部上に固着されているので、上記吐出時に内容物が下層フィルムと天壁部との間に入り込んでしまうことがない。
本実施形態の吐出キャップ1は、図1及び図2に示すように、液体状の図示しない内容物が収容される容器本体2の口部2aに装着されるキャップであって、容器本体2の口部2aに装着されて該口部2aを閉塞する吐出ヘッド3と、該吐出ヘッド3の天壁部20の上面に被覆されたフィルム体4と、を備えている。
容器本体2の上端部には、軸方向に延在する略円筒形状の口部2aが立設されており、この口部2aには、径方向外側に向けて膨出した係止部12が全周に亘って形成されている。
また、頂壁部25には、容器本体2の内部に連通する平面視円形の連通開口27が形成されている。この連通開口27は、頂壁部25の上面のうちで最も窪んだ位置、つまり頂壁部25の中心位置に形成されており、連通開口27の中心が容器軸Oと一致している。
つまり、フランジ部26の上面は、フランジ部26の基端(頂壁部25側)から先端(突出側)に向かって延在する円弧溝状に形成されている。
これら上層フィルム30及び下層フィルム31は天壁部20の上面に沿って共に湾曲している。そして、下層フィルム31は第2固着部32を介して天壁部20上に固着され、上層フィルム30は第1固着部33を介して下層フィルム31を間に挟んで天壁部20上に固着、或いは天壁部20上に直接固着されている。
まず、下層フィルム31は、図1から図3に示すように、フランジ部26の吐出端26aを覆いながら該吐出端26aと連通開口27との間に亘って天壁部20上に重ねられている。つまり、フランジ部26を完全に覆うと共に、頂壁部25のうちフランジ部26と連通開口27との間に位置する部分を覆うように配設されている。そして、下層フィルム31は、第2固着部32を介して天壁部20上に固着されている。
この第2固着部32は、天壁部20上において、フランジ部26の吐出端26aと連通開口27との間に位置する部分を横断し、且つ吐出端26aにおいて開口するように形成されていると共に、横断している部分よりも吐出端26a側に位置する部分が天壁部20の外周縁に沿って延在するように形成されている。
また、本実施形態の下層フィルム31は、フランジ部26の吐出端26aから径方向外方に向けて突出するように形成されている。
つまり、本実施形態の第1固着部33及び第2固着部32は、第2固着部32が天壁部20を横断している部分よりも吐出端26a側に位置する部分において、互いに重なりあっている。
特に、上述したように第1固着部33及び第2固着部32が形成されているので、下層フィルム31の非固着部31aは、全面に亘って上層フィルム30の非固着部30aに密着している。
また、上層フィルム30及び下層フィルム31の固着方法としては、熱溶着等の溶着の他、接着剤を用いた接着や超音波等を利用した固着等、特に限定されず公知の方法で構わない。
内容物を吐出する場合には、容器本体2を傾けたり、容器本体2の胴部をスクイズ変形させたりして、容器本体2内の内容物を連通開口27から流出させる。すると、図5に示すように、連通開口27から天壁部20上に流出した内容物によって上層フィルム30が押し上げられ、この上層フィルム30の非固着部30aが反転変形して上側に凸となるドーム状に膨出し、天壁部20から離間する。そのため、連通開口27から流出した内容物は、上層フィルム30と天壁部20との間の隙間に画成された流路に流れ込んだ後、吐出端26aに向かって流れ始める。
そして、両フィルム30、31間を流れた内容物は、吐出端26aに達した時点で、該吐出端26aにおいて上層フィルム30と下層フィルム31との間に画成された吐出口40から外部に吐出される。
なお、下層フィルム31は、吐出端26aと連通開口27との間に位置する部分を横断する第2固着部32によって天壁部20上に固着されている(図3参照)ので、上記吐出時に内容物が下層フィルム31と天壁部20との間に入り込んでしまうことがない。しかも、上記横断部分よりも吐出端26a側に位置する部分において、第1固着部33と第2固着部32とが互いに重なりあっているので、内容物が下層フィルム31と天壁部20との間に入り込んでしまうことを確実に防止し易い。
これにより、図1に示すように、上記吐出口40が閉塞されると共に連通開口27が上層フィルム30によってシールされ、容器本体2の密閉性が再び確保される。
また、天壁部20の上面に下層フィルム31及び上層フィルム30からなるフィルム体4を被覆するだけの簡単な構成であるので、部品数が少なく容易に製造でき製造効率を高めることができるうえ、量産性の向上及び低コスト化を図り難い。
加えて、下層フィルム31及び上層フィルム30は、吐出端26aから外方に向けて突出しているので、両フィルム30、31同士をより広範囲に密着させることができることからも、内容物の漏出をより効果的に抑制し易い。
また、吐出端26aを1箇所としたが、2つ以上の吐出端26aを有するように構成しても構わない。
2…容器本体
2a…口部
3…吐出ヘッド
4…フィルム体
20…吐出ヘッドの天壁部
26a…吐出端
27…連通開口
30…上層フィルム
31…下層フィルム
32…第2固着部
33…第1固着部
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着される吐出キャップであって、
前記口部に装着され、前記容器本体の内部に連通する連通開口が天壁部に形成されると共に、該天壁部の外周縁の少なくとも一部が吐出端とされた有頂筒状の吐出ヘッドと、
前記天壁部の上面に被覆されたフィルム体と、を備え、
前記フィルム体は、
前記連通開口を囲繞し、且つ前記吐出端において開口した第1固着部を介して前記天壁部に固着され、第1固着部の内側部分が連通開口を覆ってシールする上層フィルムと、
前記上層フィルムと前記天壁部との間に配設され、且つ前記吐出端と前記連通開口との間に亘って天壁部に重ねられ、上層フィルムに離間可能に密着する下層フィルムと、を備え、
前記下層フィルムは、前記天壁部において、前記吐出端と前記連通開口との間に位置する部分を横断し、且つ吐出端において開口した第2固着部を介して天壁部に固着されていることを特徴とする吐出キャップ。 - 請求項1に記載の吐出キャップにおいて、
前記第1固着部及び第2固着部は、前記第2固着部が前記天壁部を横断している部分よりも前記吐出端側に位置する部分において、互いに重なり合っていることを特徴とする吐出キャップ。 - 請求項1又は2に記載の吐出キャップにおいて、
前記上層フィルム及び前記下層フィルムは、前記吐出端から外方に向けて突出していることを特徴とする吐出キャップ。
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