JP2014139091A - 注出キャップ及び注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易ながらシール性能に優れ、容器本体内へ外部の流体が流入することを安定的にかつ確実に防止することができる注出キャップ及び該注出キャップを備える注出容器を提供する。
【解決手段】弁孔33を有し容器本体71の口部73に取付けられるキャップ本体21と、吐出口43を有しキャップ本体21の上面34を被覆するフィルム41とを含み、キャップ本体21の弁孔33とフィルム41の吐出口43との位置が平面視において重複しないように構成された逆止弁を備える注出キャップ11において、放射状に張力91が加わった状態でフィルム41をキャップ本体21に被覆することで、フィルム41の皺の生成を抑制してシール性能を確保し、容器本体71内に外部の流体83が流入することを安定的にかつ確実に防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体の口部に装着し使用する、容器本体内に外部の流体が流入することを防止する逆止弁を備える注出キャップ及び注出キャップを備える注出容器に関する。
醤油のような液体の注出容器として、液体を酸化させることなく収容するセルフシール逆止ノズルを備えるフレキシブル包装袋が開発されている。このセルフシール逆止ノズルは、一対のプラスチックフィルムを対面させ、液体を介在させ毛管作用によりプラスチックフィルムを密着させることで外気の侵入を防止する(例えば特許文献1参照)。
同様に、液体を収容する容器本体への外気の侵入を防止しつつ、収容する液体を注出可能な容器として、平面視において互いに重複しない位置に弁孔を有する2枚の薄膜状の弁体を重ねて構成される逆止弁を備えた注出容器も開発されている(例えば特許文献2、3参照)。
特開2011−148538号公報 特開2011−111202号公報 特開2011−116378号公報
特許文献1から3に代表されるような薄膜体で逆止弁を構成する場合、外気の侵入を防止する上で薄膜体の密着性が重要である。特許文献1のセルフシール逆止ノズルの場合、ノズルを形成する2枚のプラスチックフィルム相互間の密着性を高めるために濡れ処理層を設ける必要があり、コスト的に不利である。
特許文献2、3の弁体の場合、弾性を有する弁体同士が互いに重なることで密着性を確保しているが、注出時には液圧で互いに分離される必要があり、密着性と分離性とをうまく両立させる材料の選定に試行錯誤が必要である。また片方の弁体に剛性板を使用する場合、弁体同士がきれいに重ならずに皺が生成し逆止弁のシール不良を招く恐れがある。
本発明の目的は、製造が容易ながらシール性能に優れ、容器本体内へ外部の流体が流入することを安定的にかつ確実に防止することができる注出キャップ及び該注出キャップを備える注出容器を提供することである。
本発明は、弁孔を有し容器本体の口部に取付けられるキャップ本体と、吐出口を有し前記キャップ本体の上面を被覆するフィルムとを含み、前記キャップ本体の弁孔と前記フィルムの吐出口との位置が平面視において重複しないように構成された逆止弁を備える注出キャップにおいて、前記フィルムは、皺の生成を抑制すべく放射状に張力が加わった状態で前記キャップ本体の上面を被覆することを特徴とする注出キャップである。
弁孔を有し容器本体の口部に取付けられるキャップ本体と、吐出口を有し前記キャップ本体の上面を被覆するフィルムとで構成される逆止弁においてシール不良を防止するためには、フィルムにできる皺の抑制が非常に重要である。本発明によれば、フィルムは、放射状に張力が加わった状態でキャップ本体の上面を被覆しているので、皺が出来難い。このような逆止弁を備える注出キャップは、容器本体内に外部の流体が流入することを安定的にかつ確実に防止することができる。
また本発明において、前記キャップ本体は、前記フィルムの皺の生成を抑制すべく上面がドーム状であり、前記フィルムに加わる張力が前記フィルムを前記キャップ本体の上面に密着させる方向にも働くことを特徴とする。
本発明によれば、フィルムに加わる張力がフィルムをキャップ本体に密着させる方向にも働くので、キャップ本体の上面を被覆する際のフィルムの皺の生成を容易に抑制することができると共に、フィルムとキャップ本体の上面との密着性を高めることができる。また使用中も同様に張力が働くので、容器本体内に外部の流体が流入することをより確実に防止することができる。
また本発明において、前記フィルムに加わる張力を保持すべく前記フィルムを前記キャップ本体とで挟持するフィルム押え手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、フィルムに加わる張力を保持するフィルム押え手段を有するので、フィルムの張力を確実に保持し、フィルムの皺の生成を抑制することができる。
また本発明において、前記フィルム押え手段と前記キャップ本体とは、前記フィルムを挟持する面に互いに嵌合する凹凸部を備え、前記凹凸部で前記フィルムを挟持することにより前記フィルムに放射状に張力を加えることを特徴とする。
本発明によれば、キャップ本体とフィルム押え手段とは、凹凸部がフィルムに放射状に張力を加えながら嵌合するので、フィルムの皺の生成を容易に抑制することができる。またフィルムに加わる張力の保持を凹凸部によって強化することができる。
また本発明において、前記フィルム押え手段は、注出口とフィルム押え部とを備え、前記キャップ本体に取付けられる注出ノズルであることを特徴とする。
本発明によれば、注出ノズルがフィルム押え手段を有するので部品点数を少なくすることができ、組立を容易に行うことができる。
また本発明は、前記注出キャップと容器本体とを備える注出容器である。
また本発明の注出容器は、空気との接触を嫌う内容物を収容するための注出容器である。
本発明の注出容器は、シール性能に優れる逆止弁を備え、容器本体内へ容器外部の流体が流入することを確実に防止することができるので、空気との接触を嫌う内容物を収容する注出容器として好適に使用することができる。
本発明の注出キャップは、製造が容易ながらシール性能に優れる逆止弁を備えるので、容器本体内へ容器外部の流体が流入することを安定的にかつ確実に防止することができる。このような注出キャップを備える注出容器は、空気との接触を嫌う染毛剤、化粧料の注出容器、醤油差し等に好適に使用することができる。
本発明の第1実施形態の注出容器1の要部断面図である。 図1の注出キャップ11の平面視におけるキャップ本体21とフィルム41との位置関係を示す図である。 図1の注出容器1の注出時の状態を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態の注出容器2の要部断面図である。 本発明の第3実施形態の注出容器3の要部断面図である。 本発明の第4実施形態の注出容器4の要部断面図である。 本発明の第5実施形態の注出容器5の要部断面図である。 図7の注出キャップ15の注出ノズル52を外した状態の平面図である。 図7の注出キャップ15を装着し使用する蛇腹構造の容器本体72の半断面図である。 本発明のユニット状の逆止弁17の正面視における断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態の注出容器1の要部断面図である。図2は、図1の注出キャップ11の平面視におけるキャップ本体21とフィルム41との位置関係を示す図である。図3は、図1の注出容器1の注出時の状態を示す要部断面図である。
注出容器1は、逆止弁付きの容器であり、内容物を収容する容器本体71と、容器本体71の口部73に装着された逆止弁を備える注出キャップ11とからなる。注出キャップ11は、キャップ本体21とフィルム41とからなり、キャップ本体21の上面34をフィルム41で被覆して形成される逆止弁を備えている。本発明は、逆止弁のシール不良の原因となるフィルム41の皺の生成を抑制し、逆止弁のシール性能を安定的に確保することを特徴とする。
容器本体71は、ペットボトル容器などで見られるような丸味を帯びた肩部の先端に口部73が設けられている。口部73の外周面には、通常の液体注出容器と同様に、キャップ本体21が螺合する雄ねじ75が設けられている。ここでは、肩部の先端に口部73が設けられた容器を示したが、内容物に応じた容器本体を使用することが可能であり、形状、構造も特定のものに限定されるものではない。容器本体71は、例えば市販のペットボトル容器、液体紙容器、パウチ容器、ラミネートチューブのようなチューブ状容器又は金属箔包装容器等であってもよい。
また本件出願人が出願した特願2012−101940に記載の形状復元性により容器本体内が強制的に減圧となる、例えば図9に示すような蛇腹を備える容器本体72、さらには特開2011−230840号公報に記載のような2重構造の容器本体(図示省略)など幅広い容器に使用することができる。
容器本体71の材質も特定のものに限定されるものではない。収容する内容物によっては、熱安定性、紫外線による劣化防止、帯電防止等が要求される。このような場合には、適宜、要求される仕様に適した材料を使用して容器本体を形成すればよい。
容器本体71内に収容可能な内容物81は、特定の内容物に限定されるものではなく、注出容器1は、幅広く内容物を収容し注出することができる。内容物81としては、醤油などのような比較的粘度の低い液体、マヨネーズのような粘性流体、サンプリングガスなどの気体、小麦粉のような粉粒体、スラリー溶液、液体中に固形分が浮遊する懸濁溶液などが例示される。
注出キャップ11は、容器本体71の口部73に装着され、容器本体71内に収容される内容物81を注出すると共に、注出容器1の外部の流体83が容器本体71内に流入することを防止する。注出キャップ11は、弁孔33を有するキャップ本体21と、吐出口43を有するフィルム41とからなり、弁孔33と吐出口43とが互いに重複しないようにキャップ本体21の上面34をフィルム41で被覆し、フィルム41の周縁部44をキャップ本体21の上面34に溶着して形成される逆止弁を備える。
キャップ本体21は、有頂円筒形状であり、材質は特に限定されるものではなく、例えば合成樹脂、金属、それらの複合材、又は蒸着、塗布、メッキ、金属箔等により合成樹脂の表面に金属を付着させたもの等を用いることができる。
キャップ本体21は、注出キャップ11を容器本体71の口部73に装着する機能を有し、円筒部37の内側面には、雌ねじ38が設けられ、容器本体71の口部73の雄ねじ75と螺合する。キャップ本体21の天井面39は、螺合時に容器本体71の口部73の先端面と当接して、該当接箇所をシール可能に形状や平面度等が適宜決められる。
キャップ本体21は、逆止弁の弁体としても機能し、頂部31には内容物81を導入する弁孔33が穿設されている。弁孔33は、円孔であり、キャップ本体21の上面34の中心から離れた位置に4箇所、90度おきに穿設されている。なお弁孔33の穿設位置、数は、これに限定されるものではなく、少なくともフィルム41の吐出口43と平面視において重複しないように穿設される。
フィルム41は、薄膜状で弾性を有しており、例えば合成樹脂製のストレッチフィルムを用いることができる。フィルム41の材質は、特定の材質に限定されるものではなく、例えば薄膜の金属フィルム等を用いてもよい。フィルム41の中心には、内容物81を注出する円孔の吐出口43が穿設されている。
フィルム41は、キャップ本体21の上面34を被覆し、皺が生成されないように放射状に均一に張力91を加えられながら、周縁部44においてキャップ本体21の上面34に熱溶着等で溶着される。フィルム41は、周縁部44から内容物81が漏出しないように全周が溶着される。
注出キャップ11は、例えば、放射状に均一に張力91が加わった状態のシート状のストレッチフィルム(図示省略)にキャップ本体21の上面34を当接させ、ストレッチフィルムの上から周縁部44と同一の形状をした溶着治具(図示省略)を当接させ、ストレッチフィルムをキャップ本体21の上面34に熱溶着した後、ストレッチフィルムをキャップ本体21の上面34の外径に沿って裁断する方法で製造される。なお製造方法は、これに限定されるものではない。
次に注出容器1を酸化防止用の醤油差しとして使用する場合を例として、使用方法を例示する。可撓性を有する容器本体71内に醤油を収容した後に、注出キャップ11を装着し、注出容器1を上向きとしたまま容器本体71を収縮させる。容器本体71を収縮させると容器本体71内が加圧され、フィルム41が浮き上がり、キャップ本体21の上面34との間に隙間45が形成され、容器本体71内に残存する空気が排出される。これにより容器本体71内は醤油で満たされ、注出キャップ11により空気の侵入が防止されるので、醤油が酸化することはない。
醤油を注出するときは、注出容器1を下向きに傾ければ弁孔33から醤油が流れ込み、醤油の液圧によりフィルム41が浮き上がり、隙間45が形成されることで開弁し、吐出口43から醤油が注出される。
醤油が残り少なくなり、容器本体71内の負圧によるフィルム41の密着力、及び隙間45に介在する醤油の毛管吸引力によるフィルム41の密着力よりも液圧が小さい場合は、容器本体71を収縮させて内圧を加えることでフィルム41を浮き上がらせ、醤油を注出することができる。内容物81が気体の場合も同様である。
注出キャップ11を上向きに戻すと、容器本体71内の負圧と、隙間45内に介在する醤油の毛管吸引力とによりフィルム41がキャップ本体21の上面34に素早く密着して閉弁される。またフィルム41には、放射状に張力91が働いているため閉弁の際にも皺が生成され難く、シール性能が高い。このため閉弁後、容器本体71内に空気が入り込むことはない。
以上のように第1実施形態の注出容器1の最大の特徴は、放射状に均一に張力91が加わった状態でフィルム41がキャップ本体上面34を被覆して溶着されることで、フィルム41の皺の生成が抑制され、逆止弁の閉弁を安定的にかつ確実に行うことができる点である。
第1実施形態の注出容器1を液体の注出容器として使用すると、フィルム41とキャップ本体上面34との隙間45に液体が入り込むことで毛管吸引力が働き、シール性能が高まることは既に説明した通りであるが、注出キャップ11の構成により毛管吸引力が働かなくても逆止弁のシール性能は高い。よって、液体のみならず気体、粉体を収容する酸化防止用容器として好適に使用することができる。
図4は、本発明の第2実施形態の注出容器2の要部断面図である。図1に示す第1実施形態の注出容器1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態の注出容器2は、第1実施形態の注出容器1と同様に逆止弁付きの容器であり、基本的構成は注出容器1と同じであるが、注出キャップ12のキャップ本体22の頂部32の形状が異なる。
第2実施形態のキャップ本体22の頂部32は、上面34がドーム状である。このためフィルム41に加えられた張力91が、半径方向のみならずフィルム41をキャップ本体22の上面34に密着させる方向にも働く。これによりフィルム41とキャップ本体22の上面34との密着性が向上し、シール性能を向上させることができる。なお、弁孔33、吐出孔43の位置等は、第1実施形態の注出キャップ11と同様に考えることができる。
また注出キャップ12の製造時には、キャップ本体22の上面34をストレッチフィルムに当接させるだけで放射状に均一に張力91が働き、さらに張力91がストレッチフィルムをキャップ本体22の上面34に密着させる方向にも働くので、容易にかつ確実にストレッチフィルムをキャップ本体22の上面34に皺の生成を抑制した状態で溶着することができる。
図5は、本発明の第3実施形態の注出容器3の要部断面図である。図1に示す第1実施形態の注出容器1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第3実施形態の注出容器3は、第1実施形態の注出容器1と基本的構成は同様であるが、フィルム押え手段としてリング50が付加されている。
リング50は、直径がキャップ本体21の直径よりも小さいリング状の平板であり、弁孔33及び吐出孔43を含むように内径の大きさが決められる。リング50の材質は、キャップ本体21と同様、用途に応じて適宜決めればよい。またリング50の形状は、円形に限定されるものではなく、例えば矩形等でもよいが、フィルム41に放射状に均一に張力が加わるように円形が好ましい。
第3実施形態の注出容器3の注出キャップ13は、例えば、放射状に均一に張力91が加わった状態のシート状のストレッチフィルム(図示省略)にキャップ本体21の上面34を当接させ、ストレッチフィルムの上からリング50を当接させ、振動溶着でリング50及びストレッチフィルムをキャップ本体21の上面34に溶着した後、ストレッチフィルムをキャップ本体21の上面34の外径に沿って裁断する方法で製造される。なお製造方法は、これに限定されるものではない。
第3実施形態の注出容器3の注出キャップ13では、リング50でフィルム41を押えることでフィルム41に加わる張力91が保持されるので、より確実にフィルム41の皺の生成を抑制することができる。
図6は、本発明の第4実施形態の注出容器4の要部断面図である。図4に示す第2実施形態の注出容器2と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第4実施形態の注出容器4は、第2実施形態の注出容器2と基本的構成は同様であるが、注出キャップ14に注出ノズル51が備えられている。
注出ノズル51は、キャップ本体22と同様、有頂円筒形状であり、材質もキャップ本体22と同様に適宜決めればよい。注出ノズル51は、頂部に突出する形で設けられ内容物81が注出される注出口53と、フィルム押え手段として天井面57の周縁部に形成されるフィルム押え部54と、円筒部58の下端に形成されてキャップ本体22の円筒部37の下端に係合する突起59とを備え、突起59によってキャップ本体22に係合され、吐出口43から吐出された内容物81を注出口53から注出する。
フィルム押え部54は、キャップ本体22の上面34とでフィルム41を挟持し、フィルム41に加わる張力91を保持する。
また注出ノズル51には、ヒンジ61を介して蓋体62が連結されている。蓋体62は、注出容器4を使用しないとき注出口53を覆う部材であり、蓋体62の一端部に設けられた凹部63が注出ノズル51に設けられた凸部60に係止することで閉じる。蓋体62を閉めておくことで、注出容器4が転倒しても内容物81の排出を防止することができる。蓋体62の形状、開閉機構は、本実施形態に限定されるものではなく、例えばスライドして開閉する蓋体等、幅広い蓋体、開閉機構を使用することができる。なお蓋体62は、必要に応じて適宜用いればよく、なくてもよい。
第4実施形態の注出容器4では、第2実施形態の注出容器2と同様にしてキャップ本体22にフィルム41を溶着した後に、注出ノズル51をキャップ本体22に係合させる。このとき注出ノズル51のフィルム押え部54がフィルム41を押え、フィルム41に加わる張力91を保持し、フィルム41の皺の生成を抑制する。
図7は、本発明の第5実施形態の注出容器5の要部断面図である。図8は、図7の注出キャップ15の注出ノズル52を外した状態の平面図である。図9は、図7の注出キャップ15を装着し使用する蛇腹構造の容器本体72の半断面図である。図6に示す第4実施形態の注出容器4と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第5実施形態の注出容器5は、第4実施形態の注出容器4と基本的構成は同じであるが、キャップ本体23の頂部35及び注出ノズル52のフィルム押え部55の形状が異なる。
第5実施形態の注出容器5の注出キャップ15では、キャップ本体23の頂部35の上面34及び注出ノズル52のフィルム押え部55に互いに嵌合する凹部36及び凸部56が設けられている。
キャップ本体23の凹部36と注出ノズル52の凸部56とは、それぞれ全周に亘って設けられており、互いに嵌合する際、凸部56がフィルム41を押し込み、フィルム41に放射状に均一に張力91を加えながら嵌合する。
このように第5実施形態の注出容器5の注出キャップ15は、嵌合時にはフィルム押え部55の凸部56がフィルム41に放射状に均一に張力91を加えながらキャップ本体23の凹部36に嵌合し、嵌合後にはフィルム押え部55がフィルム41に加わる張力91を保持するので、フィルム41をキャップ本体23の上面34に溶着することなくフィルム41の皺の生成を抑制した状態で容易に組立てることができる。なおフィルム41は、キャップ本体23の上面34にあらかじめ溶着されていてもよい。
また容器本体内が減圧となる容器本体、特に容器本体内が大きく減圧する容器は、外気が侵入し易いが、本発明の注出キャップの逆止弁は、閉弁の信頼性が高いのでこのような容器に好適に使用することができる。容器本体内が大きく減圧する容器としては、本件出願人が特許出願した容器(特願2012−101940)が該当し、代表的には、図9に示すように蛇腹構造の胴部77を有する容器本体72である。図9において、図7の注出容器5と同一の部材には同一の符号を付している。なお容器本体内が大きく減圧する他の容器については、特願2012−101940参照のこと。
図9に示す蛇腹構造の容器本体72は、容器本体72内を液で充満させた後、容器本体72を加圧し液を注出し、その後に加圧を停止すると、蛇腹構造がスプリングとして機能するため加圧していない当初の状態に素早く復帰しようとし、通常の容器に比較して容器本体72内が大きく減圧となる。容器本体72内の圧力が低いほど容器本体72内に外部流体83が侵入し易いが、この逆止弁は、シール性能が高いのでこのような容器であっても外気の侵入を十分に防止することができる。
以上第1から第5実施形態の注出容器1から5を用いて、本発明の注出キャップ及び注出容器を説明したが、本発明の注出キャップ及び注出容器は、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変形して使用することができる。キャップ本体とフィルムとは、円形に限定されるものではなく、例えば矩形や三角形等、任意の形状でよい。
弁孔及び吐出口は、円孔に限定されるものではなく、例えばスリット孔等でもよく、その数についても特に限定されるものではないが、フィルムに皺を生成させないためには、フィルムに加わる応力の偏りがない状態が好ましく、キャップ本体の上面は可能な限り平坦であり、大きな凹部がない状態が好ましい。よって弁孔は、できるだけ直径の小さい弁孔を設けることが好ましい。また吐出口の形状を円孔とすれば、吐出口に均一に張力が加わり破損し難く、好ましい。
キャップ本体の弁孔、フィルムの吐出口、及び注出ノズルの注出口のそれぞれの位置関係は、特定の位置に限定されるものではなく、少なくとも弁孔と吐出口とが重複していなければよい。
フィルムとキャップ本体の上面とは、熱溶着等で溶着したが、これに限定されるものではなく、接着剤等を用いて接着してもよい。リング50についても同様である。
第3実施形態の注出容器3において、リング50は溶着したが、第5実施形態の注出容器5のキャップ本体23の凹部36及びフィルム押え部55の凸部56のように、キャップ本体21の上面34とリング50の下面とに互いに嵌合する凹凸部(図示省略)を設けて嵌合させてもよい。
キャップ本体の天井面と容器本体の口部の先端面、又はフィルムの上面と注出ノズルのフィルム押え部との気密性を確保するために、これらの間にパッキン、Oリング、その他圧縮時に気密性を発揮するパッキン相当部材(図示省略)を装着させてもよく、又はキャップ本体の天井面、容器本体口部の先端面及びフィルム押え部にパッキン相当部材をあらかじめ接着させてもよく、さらには少なくとも一方に突起やテーパー等を設けて全周を確実に線当たりさせて気密を高めるようにしてもよい。またキャップ本体及び/又は容器本体の口部の材質の一部又は全部が圧縮時に気密性を発揮する材質であってもよい。
キャップ本体と容器本体とは、螺合により連結したが、螺合に限定されるものではなく、例えばスナップフィットのように互いに係合する凹凸部、爪、その他の係止手段を設けて係合させてもよく、キャップ本体と容器本体とが接着されていてもよい。
キャップ本体と注出ノズルとの連結についても同様に、係合に限定されるものではなく、例えば接着されていてもよい。
さらに上記実施形態では、逆止弁を備える注出キャップを容器本体の口部に装着し使用するタイプの注出容器を示したが、本発明の注出キャップ及び注出容器は、注出キャップが容器本体に着脱不能に一体的に設けられた注出キャップ及び注出容器にも適用することができる。
また本発明の注出キャップは、図10に示すようにキャップ本体に代えて板状の基台27を用い、注出容器に装着又は接着して使用するユニット状の逆止弁17として使用することもできる。ユニット状の逆止弁17として使用する際には、例えば注出容器のキャップ(図示省略)と容器本体の口部とで基台27を挟持して装着すればよい。このとき基台27の装着箇所28を除いた領域にフィルム41を接着しておけば、装着時のフィルム41の噛み込みによる変形又は損傷を防止することができる。なお装着時のフィルム41の噛み込みを防止する手段は、これに限定されるものではなく、例えば第3実施形態で用いたリング50でキャップの装着箇所を受けるようにしてもよい。
1、2、3、4、5 注出容器
11、12、13、14、15 注出キャップ
21、22、23 キャップ本体
33 弁孔
34 (キャップ本体)上面
36 凹部
41 フィルム
43 吐出口
50 リング
51、52 注出ノズル
53 注出口
54、55 フィルム押え部
56 凸部
71、72 容器本体
73 口部
81 内容物
83 外部の流体
91 張力

Claims (7)

  1. 弁孔を有し容器本体の口部に取付けられるキャップ本体と、吐出口を有し前記キャップ本体の上面を被覆するフィルムとを含み、前記キャップ本体の弁孔と前記フィルムの吐出口との位置が平面視において重複しないように構成された逆止弁を備える注出キャップにおいて、
    前記フィルムは、皺の生成を抑制すべく放射状に張力が加わった状態で前記キャップ本体の上面を被覆することを特徴とする注出キャップ。
  2. 前記キャップ本体は、前記フィルムの皺の生成を抑制すべく上面がドーム状であり、前記フィルムに加わる張力が前記フィルムを前記キャップ本体の上面に密着させる方向にも働くことを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 前記フィルムに加わる張力を保持すべく前記フィルムを前記キャップ本体の上面とで挟持するフィルム押え手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の注出キャップ。
  4. 前記フィルム押え手段と前記キャップ本体とは、前記フィルムを挟持する面に互いに嵌合する凹凸部を備え、前記凹凸部で前記フィルムを挟持することにより前記フィルムに放射状に張力を加えることを特徴とする請求項3に記載の注出キャップ。
  5. 前記フィルム押え手段は、注出口とフィルム押え部とを備え、前記キャップ本体に取付けられる注出ノズルであることを特徴とする請求項3又は4に記載の注出キャップ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の注出キャップと容器本体とを備える注出容器。
  7. 空気との接触を嫌う内容物を収容するための請求項6に記載の注出容器。
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