JP2011130840A - 生体情報取得システム - Google Patents

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Abstract

【課題】カプセル型内視鏡10の電池14Aの、使用前の消耗を防止できる生体情報取得システム1を提供する
【解決手段】カプセル型内視鏡10と磁界発生装置20とを具備し、磁界発生装置20が、起動制御信号である磁界信号を送信する磁界信号送信部21と、カプセル型内視鏡10の起動を画像信号により検知する画像信号受信部41と、画像信号受信部41が起動を検知すると起動検知信号を送信する起動検知信号送信部40と、を有し、カプセル型内視鏡10が、画像取得部17Aと、画像信号送信部13と、駆動電力を供給する電池14Aと、磁界信号受信部15と、起動検知信号受信部28と、磁界信号受信部15が磁界信号を受信すると駆動電力の供給を開始するとともに、起動検知信号受信部28が起動検知信号を受信しない場合には駆動電力の供給を停止する電力供給制御部14と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被検体内に導入され被検体内の情報を取得する生体情報取得装置と、生体情報取得装置を起動するための起動制御信号を送信する起動制御信号送信装置と、を具備する生体情報取得システムに関する。
内視鏡は医療分野においては生体内の観察等の用途において用いられている。そして、近年、被検者が嚥下することにより体内に導入され、蠕動運動に伴って体内を移動しつつ画像を撮像する生体情報取得装置であるカプセル型内視鏡が提案されている。体腔内を移動する間、カプセル型内視鏡によって体内で撮像された画像データは、順次画像通信として外部に送信され、外部の受信機内に設けられたメモリに蓄積される。被検者は受信機を携帯することにより、カプセル型内視鏡を飲み込んだ後、自由に行動できる。
カプセル型内視鏡は筐体に内蔵した電池等から駆動電力を得る。そして内部回路等が筐体内に密閉された構造であるため、操作者が筐体外面に配設したスイッチ等を操作して起動/停止することができない。このため、例えば特開2009−89907号公報には、磁界を発生する磁界発生装置と、外部からの磁界に応じて駆動電力の供給をトグル動作によりON/OFF制御するカプセル型内視鏡と、を有する生体観察システムが開示されている。
しかし、カプセル型内視鏡の輸送時などにおいて予期せぬ外乱ノイズ、例えば資材管理に利用されるRFIDタグに対する信号等によって、カプセル型内視鏡が誤って起動してしまうおそれがある。カプセル型内視鏡が輸送時などに起動してしまうと、内蔵した電池が使用前に消耗してしまう。すると、カプセル型内視鏡は、使用できなくなったり、充分な動作時間を確保できないため観察したい部位が観察できなくなったりする。
特開2009−89907号公報
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、生体情報取得装置の電池の、使用前の消耗を防止できる生体情報取得システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の実施の形態の生体情報取得システムは、生体情報取得装置と、起動制御信号送信装置と、を具備し、前記起動制御信号送信装置が、起動制御信号を送信する起動制御信号送信部と、前記生体情報取得装置の駆動電力の供給開始による起動を検知する起動検知部と、前記起動検知部が前記起動を検知すると、起動検知信号を送信する起動検知信号送信部と、を有し、前記生体情報取得装置が、生体内の情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得する前記情報を、前記情報信号として送信する情報信号送信部と、前記情報取得部および前記情報信号送信部へ前記駆動電力を供給する電源部と、前記起動制御信号を受信する起動制御信号受信部と、前記起動検知信号を受信する起動検知信号受信部と、前記起動制御信号受信部が前記起動制御信号を受信すると前記駆動電力の供給を開始する制御をおこなうとともに、前記起動検知信号受信部が前記駆動電力の供給開始時から所定時間内に前記起動検知信号を受信しない場合には前記駆動電力の供給を停止する制御をおこなう電力供給制御部と、を有する。
本発明によれば、生体情報取得装置の電池の、使用前の消耗を防止できる生体情報取得システムを提供することができる。
実施の形態の生体情報取得システムの構成を示す構成図である。 実施の形態のカプセル型内視鏡の回路構成を示した構成図である。 実施の形態の磁界発生装置の回路構成を示した構成図である。 実施の形態の生体情報取得システムの動作の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、図を用いて、本発明の実施の形態の生体情報取得システム1について説明する。
図1に示すように生体情報取得システム1は、被検体内である消化器管腔に導入可能な生体情報取得装置であるカプセル型内視鏡10と、カプセル型内視鏡10に電磁界による起動制御信号を送信する起動制御信号送信装置である磁界発生装置20と、を具備する。
カプセル型内視鏡10は、筐体16の内部に密封された、照明部11および撮像部12を有する情報取得部である画像取得部17A(図2参照)と、情報信号送信部である画像信号送信部13と、電力供給制御部(以下「制御部」ともいう。)14と、起動制御信号である磁界信号を受信する起動制御信号受信部である磁界信号受信部15と、画像取得部17Aおよび画像信号送信部13へ駆動電力を供給する電源部である電池14A(図2参照)と、起動検知信号受信部28(図2参照)と、を有する。筐体16は細長いカプセル形状であり、撮像部12側の端部16Aは透明材料によって構成されたドーム形状であり、中央の円筒部16Bおよび反対側のドーム形状の端部16Cは遮光性材料によって構成されている。なお、両端部に撮像素子を有し両端部を透明材料で構成したカプセル型内視鏡を用いてもよい。
磁界発生装置20は、磁界信号を送信する起動制御信号送信部である磁界信号送信部21と、カプセル型内視鏡10が送信する画像信号を受信する情報信号受信部である画像信号受信部41と、起動検知信号送信部(以下、「検知信号送信部」ともいう)40と、電源部47と、を有する。検知信号送信部40は、起動検知部である画像信号受信部41が画像信号を受信すると、起動検知信号(以下、「検知信号」ともいう)を送信する。すなわち、磁界発生装置20は、カプセル型内視鏡10の起動を、画像信号受信部41が画像信号を受信したことにより検知する。
次に図2を用いてカプセル型内視鏡10の回路構成について説明する。図2に示すように、カプセル型内視鏡10の主機能部17は、照明部11と撮像部12とを有する画像取得部17A、画像信号送信部13、およびアンテナ13Aにより構成されている。
カプセル型内視鏡10が起動、すなわち主機能部17が起動すると、画像取得部17Aが画像を取得し画像信号送信部13がアンテナ13Aを介して画像信号を送信する。電池14Aは主機能部17の駆動に用いられる電力を供給する電源部である。磁界信号受信部15は磁界発生装置20が発生した交流磁界による起動制御信号を受信し、整流して直流として出力する。
起動検知信号受信部(以下「検知信号受信部」ともいう)28はアンテナ28Aを介して磁界発生装置20が発信する検知信号を受信する。電力供給制御部14は、2分周回路14Cとスイッチ14Bとを有し、磁界信号受信部15からの電気信号にもとづき、電池14Aから主機能部17への電力の供給をON/OFF制御する。
さらに、制御部14は、タイマ部14Dとスイッチ14Eとを有し、検知信号受信部28からの信号にもとづき電池14Aから主機能部17への電力の供給をOFF制御する。すなわちタイマ部14Dは、電池14Aから主機能部17への電力の供給が開始されると開始時からの時間をカウントする。そして、所定時間内に検知信号受信部28が検知信号を受信しない場合には、制御部14は、主機能部17への電力の供給をOFF制御する。後述するように、この制御部14の動作により、カプセル型内視鏡10は誤起動による電池14Aの、使用前の消耗を防止することができる。
カプセル型内視鏡10の画像取得部17Aの照明部11は被検体の体内を撮影するときに撮像領域を照射するためのLED(不図示)とLEDの駆動状態を制御するLED駆動回路(不図示)とを有する。撮像部12は、LEDによって照射された領域の撮像をおこなうCCD(不図示)とCCDから出力された画像信号を所望形式の画像データに処理する信号処理回路(不図示)と、を有する。画像信号送信部13は、CCDにより撮像され処理された画像データを変調して画像信号を生成する画像信号送信ユニット(不図示)を有し、アンテナ13Aは画像信号送信ユニットから出力された画像信号を実際に送信する。なお照明手段としてLEDを例示したが、撮像領域を照射可能であればこれに限定するものではない。また、撮像手段としてCCDを例示したが、撮像をおこなうことが可能であればこれに限定するものではなく、例えばCMOSセンサ等でもよい。
磁界信号受信部15は、アンテナ35と、整流回路を構成するダイオード38、平滑用コンデンサ37および抵抗34と、を有する。アンテナ35は、二次側コイル36Aと、二次側コンデンサ36Bとを有する共振回路であり、起動制御信号の周波数と共振するように調整されている。二次側コイル36Aは例えば筐体16の円周方向に巻回されたコイルまたは平面コイルであり、細長い筐体16の長手方向に平行な電磁界を効率良く受信する。
外部からの交流磁界による起動制御信号は、電磁誘導作用により二次側コイル36Aに交流電流を発生する。そしてアンテナ35が受電した起動制御信号による交流電流は、ダイオード38にて整流され、平滑用コンデンサ37によって平滑化され、受電電圧レベルの直流の電気信号として制御部14の2分周回路14Cへ伝達される。すなわちカプセル型内視鏡10は受信した起動制御信号を磁電変換し直流の電流を得るために、磁界信号受信部15が磁界を検知するための電源が不要である。
2分周回路14Cは、D型フリップフロップ回路を有し、入力された電気信号を2分周した信号を、スイッチ14Bに出力する。スイッチ14Bは、ソースが電池14Aに、ゲートが2分周回路14Cの出力に、ドレインが主機能部17の各回路に接続されたPチャネル型FETからなる。
磁界信号受信部15が交流磁界を検知(受電)すると、出力する電気信号(ノードN1)は受電電圧レベルのハイレベルとなる。受電電圧レベルが2分周回路14Cの閾値を超えると、2分周回路14Cの出力(ノードN2)は接地電圧レベルとなり、スイッチ14Bはオン状態となり、カプセル型内視鏡10の主機能部17は動作を開始する。
2分周回路14Cの出力信号が電源電圧レベルのとき、スイッチ14Bはオフであり、主機能部17への電力は供給されない。逆に、2分周回路14Cの出力信号が接地電圧レベルのとき、スイッチ14Bはオンとなり、主機能部17への電力が供給される。
以上の説明のように、磁界信号受信部15の一動作によって、スイッチ14Bは、オン/オフ状態が切り替わるトグル動作をおこなうことになる。すなわち、磁界信号受信部15が一回磁界を検出するという一動作によってスイッチ14Bがオフ状態からオン状態、またはオン状態からオフ状態になる。すなわち2分周回路14Cはスイッチ14Bの状態保持部として機能する。なお2分周回路14CのD型フリップフロップ回路は、その他の回路であっても入力信号を2分周できる回路であればよく、T型フリップフロップ回路等でもよい。
次に、図3を用いて磁界発生装置20の回路構成について説明する。磁界発生装置20は、起動制御信号送信部である磁界信号送信部21と、画像信号受信部41と、検知信号送信部40と、電源47と、を有する。
磁界信号送信部21は、送信コイル27と共振用コンデンサ26とスイッチ22と発振器23と周波数調整部24とドライバ25とを有する。スイッチ22は操作者が操作するスイッチであり、例えば押しボタンスイッチである。周波数調整部24は、発振器23からの信号を所望の周波数にするなどの処理を行い、ドライバ25に所定周波数の信号を送信する。ドライバ25は入力された信号によって送信コイル27を駆動し、送信コイル27は、これに応じた所定周波数の交流磁界を発生する。磁界信号送信部21が発生する交流磁界は、カプセル型内視鏡10の起動または停止を制御する起動制御信号として機能する。
なお、磁界発生装置20が、起動制御信号として発生する交流磁界の周波数は、RFIDタグが使用する周波数として標準化されている周波数であることが好ましい。電磁波放出の法律的な問題だけでなく、磁界発生装置20の磁界信号送信部21およびカプセル型内視鏡10の磁界信号受信部15等を、安価であり信頼性も高い汎用の電子部品により構成することができるためである。
そして、交流磁界の周波数は、国際標準化機構のISO10536/14443/15693でRFIDタグ用周波数として国際的に標準化されている13.56MHzが特に好ましい。前述のようにカプセル型内視鏡10が起動制御信号の電磁波を磁電変換することによりエネルギーとして使用できるために、主機能部17が停止しているときに内蔵されている電池14Aの電力を消費することがない。このため、製造後、日数が経過しても、体内観察可能時間が確保できるためである。
しかし、RFIDタグは物流管理をはじめとする多くの用途に使用されている。このためRFIDタグが使用する周波数の電磁界を起動制御信号として用いているカプセル型内視鏡10は、流通段階等において同じ周波数の電磁界を受信してしまう可能性、すなわち、誤って起動してしまう可能性がある。
カプセル型内視鏡10が誤って起動した場合に停止処理をするために、生体情報取得システム1の磁界発生装置20は、起動制御信号である磁界信号を送信する磁界信号送信部21に加えて、画像信号受信部41と、検知信号送信部40と、を有している。
画像信号受信部41は、カプセル型内視鏡10の駆動電力が供給開始される、すなわちカプセル型内視鏡10が起動すると送信される画像信号を受信する情報信号受信部であり、画像信号の受信によりカプセル型内視鏡10の起動を検知する起動検知部である。
なお、起動検知部としては、起動したカプセル型内視鏡10の照明部11が発生する光を、フォトダイオード等により検出してもよいし、他の方法により起動を検知してもよい。
画像信号受信部41はアンテナ41Aと、受信部41Bと、判定部41Cと、を有する。アンテナ41Aおよび受信部41Bからなる回路は、カプセル型内視鏡10の画像信号の周波数と共振する共振回路であり、効率的な画像信号の受信が可能である
カプセル型内視鏡10が送信しアンテナ41Aが受信した画像信号は、受信部41Bを介して判定部41Cに入力される。判定部41Cは入力された信号が画像信号であるかどうかを判定し、画像信号であった場合には、検知信号送信部40のスイッチ40CをONする。すると検知信号送信部40は検知信号を送信する。
すでに説明したように、カプセル型内視鏡10は、起動後、所定時間内に検知信号受信部28が検知信号を受信しない場合には、制御部14が主機能部17への電力の供給をOFF制御する。これに対して、起動後、所定時間内に検知信号受信部28が検知信号を受信した場合には、制御部14は、主機能部17への電力の供給をON制御したままである。
すなわち、本実施の形態の生体情報取得システム1のカプセル型内視鏡10は、誤起動した場合には自動的に停止する。このためのカプセル型内視鏡10は電池14Aの使用前の消耗を防止できる。
次に、図4のフローチャートを用いて、生体情報取得システム1の動作の流れについて説明する。
<ステップS10>
磁界発生装置20の発生する電磁界による信号が効率的に受信できる位置に、カプセル型内視鏡10がセットされる。
<ステップS11>
操作者が磁界発生装置20のスイッチ22を押圧操作すると、磁界信号送信部21が起動制御信号である交流磁界信号を送信する。磁界発生装置20はスイッチ22の押圧操作中のみ交流磁界信号を送信してもよいし、押圧操作をもとに所定時間だけ交流磁界信号を送信してもよい。
<ステップS12>
カプセル型内視鏡10は、起動制御信号である磁界信号を受信する(Yes)までは停止状態、すなわち主機能部17への駆動電力の供給が停止された状態を維持する(No)。このため内蔵されている電池14Aの電力を消費することがない。そして、磁界信号受信部15が起動制御信号を受信すると、ステップS13以降の処理が開始される。
なお、起動制御信号が、ステップS11において意図的にカプセル型内視鏡10を起動するために送信されたものであっても、例えば流通/保管段階において他の物品等のRFIDタグ等に対して送信されたものであっても、以下の動作はほぼ同じである。
<ステップS13>
カプセル型内視鏡10の磁界信号受信部15が起動制御信号である磁界信号を受信する(ステップS12:Yes)と、制御部14は主機能部17への電力の供給をON制御、すなわち開始する。
<ステップS14>
カプセル型内視鏡10の制御部14が主機能部17への電力の供給を開始すると、主機能部17は起動し、動作を開始する。すなわち画像信号送信部13が画像信号の送信を開始する。
<ステップS15>
カプセル型内視鏡10の制御部14は、主機能部17への電力の供給を開始すると、タイマ部14Dによるカウント、すなわち時間の計測を開始する。
<ステップS16>
磁界発生装置20は、画像信号受信部41の受信部41Bが、アンテナ41Aを介して画像信号を受信するまでは待機状態にある。
受信部41Bは、画像信号を受信する(ステップS16:Yes)と、受信した画像信号を判定部41Cに出力する。
<ステップS17>
磁界発生装置20の画像信号受信部41の判定部41Cは、入力された信号が画像信号の場合には、検知信号送信部40のスイッチ40CをON状態とする。検知信号送信部40の送信部40Bはスイッチ40CがON状態となると、起動検知信号を送信する。
<ステップS18>
起動しているカプセル型内視鏡10は、検知信号受信部28が起動検知信号を受信した場合(Yes)には、起動状態を維持、すなわち、主機能部17の動作を継続する。
<ステップS19>
カプセル型内視鏡10は、タイマ部14Dのカウントが所定の時間になるまでは、検知信号受信部28による起動検知信号の検知を試みる(S19:No)。
<ステップ20>
タイマ部14Dのカウントが所定の時間を超えた場合(S19:Yes)には、カプセル型内視鏡10の電力供給制御部14は主機能部17への電力の供給をOFF制御する。すなわちカプセル型内視鏡10は停止する。
磁界発生装置20のタイマ部14Dの動作は、カプセル型内視鏡10が起動したのが、操作者が起動するために意図的に送信した磁界信号によるか、または、輸送/保管の間の誤った磁界信号によるかを区別するためである。すなわち、操作者がカプセル型内視鏡10を起動するためにスイッチ22を操作した場合には、所定の時間内に磁界発生装置20から起動検知信号が送信される。このためステップS18においてカプセル型内視鏡10は起動検知信号を受信する(Yes)ため起動状態を維持する。これに対して誤った磁界信号により起動した場合には、所定の時間後にもカプセル型内視鏡10は起動検知信号を受信しない(No)ため、停止する。
なお、起動制御信号として直流磁界を用いることも可能であり、カプセル型内視鏡10の磁界信号受信部15および磁界発生装置20の磁界信号送信部21の構成を単純化することができる。この場合、例えば磁界信号受信部15はリードスイッチを用いることができる。
また上記説明は、生体情報取得装置としてカプセル型内視鏡を例に説明したが、消化器液採取用カプセル型医療装置、嚥下型のカプセル型温度センサまたは嚥下型のカプセル型pHセンサのような各種カプセル型生体情報取得装置に適用できる。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等ができる。
1…生体情報取得システム、10…カプセル型内視鏡、11…照明部、12…撮像部、13…画像信号送信部、13A…アンテナ、14…電力供給制御部、14A…電池、14B…スイッチ、14C…分周回路、14D…タイマ部、14E…スイッチ、15…磁界信号受信部、16…筐体、16A…端部、16B…円筒部、16C…端部、17…主機能部、17A…画像取得部、20…磁界発生装置、21…磁界信号送信部、22…スイッチ、23…発振器、24…周波数調整部、25…ドライバ、26…共振用コンデンサ、27…送信コイル、28…起動検知信号受信部、28A…アンテナ、34…抵抗、35…アンテナ、36A…二次側コイル、36B…二次側コンデンサ、37…平滑用コンデンサ、38…ダイオード、40…起動検知信号送信部、40B…送信部、40C…スイッチ、41…画像信号受信部、41A…アンテナ、41B…受信部、41C…判定部、47…電源

Claims (5)

  1. 生体情報取得装置と、起動制御信号送信装置と、を具備し、
    前記起動制御信号送信装置が、
    起動制御信号を送信する起動制御信号送信部と、
    前記生体情報取得装置の駆動電力の供給開始による起動を検知する起動検知部と、
    前記起動検知部が前記起動を検知すると、起動検知信号を送信する起動検知信号送信部と、を有し、
    前記生体情報取得装置が、
    生体内の情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得する前記情報を、前記情報信号として送信する情報信号送信部と、
    前記情報取得部および前記情報信号送信部へ前記駆動電力を供給する電源部と、
    前記起動制御信号を受信する起動制御信号受信部と、
    前記起動検知信号を受信する起動検知信号受信部と、
    前記起動制御信号受信部が前記起動制御信号を受信すると前記駆動電力の供給を開始する制御をおこなうとともに、前記起動検知信号受信部が前記駆動電力の供給開始時から所定時間内に前記起動検知信号を受信しない場合には前記駆動電力の供給を停止する制御をおこなう電力供給制御部と、を有することを特徴とする生体情報取得システム。
  2. 前記起動制御信号送信装置の前記起動検知部が、前記情報信号を受信する情報信号受信部を有し、
    前記情報信号受信部による前記情報信号の受信により、前記生体情報取得装置の前記駆動電力の供給開始を検知することを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得システム。
  3. 前記生体情報取得装置の前記電力供給制御部が、前記起動制御信号を受信する毎に、トグル動作によって前記駆動電力の供給開始および供給停止の制御をおこなうことを特徴とする請求項2に記載の生体情報取得システム。
  4. 前記起動制御信号の周波数が、RFIDタグが使用する周波数であることを特徴とする請求項3に記載の生体情報取得システム。
  5. 前記生体情報取得装置が、カプセル型内視鏡であり、
    前記情報取得部が、前記生体内の画像を撮像する撮像部と、前記生体内を照明する照明部と、を有し、
    前記情報信号送信部が送信する前記情報信号が、画像信号であることを特徴とする請求項4に記載の生体情報取得システム。
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