JP5850558B2 - 容器 - Google Patents

容器 Download PDF

Info

Publication number
JP5850558B2
JP5850558B2 JP2011148082A JP2011148082A JP5850558B2 JP 5850558 B2 JP5850558 B2 JP 5850558B2 JP 2011148082 A JP2011148082 A JP 2011148082A JP 2011148082 A JP2011148082 A JP 2011148082A JP 5850558 B2 JP5850558 B2 JP 5850558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
check valve
container
flange
seal ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011148082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013014360A (ja
Inventor
吉田 仁昭
仁昭 吉田
Original Assignee
天龍化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 天龍化学工業株式会社 filed Critical 天龍化学工業株式会社
Priority to JP2011148082A priority Critical patent/JP5850558B2/ja
Publication of JP2013014360A publication Critical patent/JP2013014360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5850558B2 publication Critical patent/JP5850558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は,例えば,容器本体を合成樹脂フィルム製袋に注出口を取り付けた構造としたり,容器本体を樹脂のブロー成形で製造してスクイズ性を持たせたりした容器に関し,詳しくは,容器本体の注出口に逆止弁(或いは弁装置)を装着して成る容器に関するものである。
前記したように,容器本体の注出口に逆止弁を取付けることは,例えば特許文献1〜3等に記載されているとおり,従来から良く知られている。
この場合,逆止弁は軟質弾性体製であり,容器本体の収容部が加圧されると内圧が高くなって逆止弁は内容物(流体)で押し拡げられる一方,前記容器に対する加圧を解除すると逆止弁は弾性力によって元の状態に閉じて逆流を阻止すると共に,内容物が自然に流れ出ることとが防止される。
従来のこの種の注出装置において,逆止弁を注出口に取付ける手段としては,容器本体がブロー成形されたボトルである場合は,逆止弁の上端部に一体に設けたフランジを注出口の先端面に重ねて,強制的に嵌着することで注出口から離脱不能にしたり(特許文献1,2),注出口に外から重なる押さえ部材で押さえ保持している。他方,容器本体が袋に注出口を取り付けたパウチタイプである場合は,逆止弁は注出口の下部に配置していることが多い。
実開昭58−073738号公報 特開昭61−033927号公報 特開平07−132979号公報
従来のパウチタイプのように逆止弁を注出口の下部に装着すると,逆止弁の上側には上向きに開口した大きな空間が存在するため,袋の加圧を解除すると注出口の内部に内容物が残ってしまう可能性がある。また,逆止弁は注出口に下方からしか嵌めることができず,注出口を袋にセットする前の段階で注出口に逆止弁を取り付けておかねばならないため,注出口を袋に溶着する工程で不良が発生すると逆止弁が無駄になってしまう問題や,内容物の充填工程では逆止弁に挿入可能な特殊な細い注入管を使用せねばならない問題があった。
他方,特許文献1〜3のように逆止弁を注出口に外側から嵌め込む構成を採用すると,逆止弁をできるだけ注出口の上端(開口面)に寄せることができるため,加圧停止後に内容物が注出口に残ることを防止できる。また,逆止弁は注出口に外側から嵌め込み装着できるため,パウチ容器に適用した場合,逆止弁は注出口を袋に溶着してから取り付け可能であるため,溶着不良が発生しても逆止弁が無駄になることはなくて材料のロスを抑制できる利点があり,また,逆止弁は内容物を充填してから取り付けることが可能であるため,充填工程では一般的な注入管を使用可能になる利点がある。
しかし,特許文献1〜3の構成では,逆止弁は容器本体の内部に落ち込まないようにフランジを注出口の先端面に重ねなければならないため,逆止弁の位置や形状が規制されてしまい,設計の自由性が損なわれるという問題がある。
本発明は,このような現状を改善すべく成されたものである。
請求項1の容器は,
「人が手で加圧して変形させ得る収容部に注出口を設けた容器本体と,前記容器本体の注出口を塞ぐ蓋体とを備え,前記注出口の内部に,前記収容部が加圧されて内圧が高くなると内容物を注出させる軟質弾性体の逆止弁を配置しており,
前記蓋体は,前記注出口の外周に設けた雄ねじに螺合するねじ蓋である一方,
前記逆止弁は,内容物が通過する切線が形成されている弁体部と,前記弁体部の外周に一体に設けたフランジとを有しており,前記逆止弁が,前記注出口の内部に完全に隠れた状態で配置されており,前記注出口の内周に,前記逆止弁のフランジを収容部の側から支持する内向きの支持用突起が一体に設けられている構成であって,
前記注出口の内部のうち前記支持用突起よりも外側の部位に,前記逆止弁のフランジを外側から押さえて前記逆止弁を外向き抜け不能に保持するシールリングが嵌め込まれて,前記シールリングは,前記注出口の内周面に内向き突設した抜け止め用突起によって外向き抜け不能に保持されており,
かつ,前記注出口の開口面には内部に入り込んだ段部が形成されており,前記シールリングの外端部に設けた外向きフランジが前記段部に嵌まっている」
という構成になっている。なお,シールリングは押さえ部材と呼ぶことも可能である。
シールリングの位置関係に関して,請求項1の発明では,「前記注出口の外端面には内部に入り込んだ段部が形成されており,前記シールリングの外端部に設けた外向きフランジが前記段部に嵌まっている」,というの構成になっているが,請求項2の発明では,「前記シールリングは,その全体が前記注出口の内部に完全に入り込んでいる」,という構成になっている。
請求項3の発明は,請求項1又は2において,「前記抜け止め用突起と支持用突起とは,それぞれ周方向に分断した状態で複数個ずつ形成されていると共に,前記注出口の軸線方向から見て互いに重ならないように周方向に位置ずれしている」,という構成になっている。
請求項4の発明は,
人が手で加圧して変形させ得る収容部に注出口を設けた容器本体と,前記容器本体の注出口を塞ぐ蓋体とを備え,前記注出口の内部に,前記収容部が加圧されて内圧が高くなると内容物を注出させる軟質弾性体の逆止弁を配置しており,
前記蓋体は,前記注出口の外周に設けた雄ねじに螺合するねじ蓋である一方,
前記逆止弁は,内容物が通過する切線が形成されている弁体部と,前記弁体部の外周に一体に設けたフランジとを有しており,前記逆止弁が,前記注出口の内部に完全に隠れた状態でシールリングを介して配置されている
という基本構成において,
前記シールリングは,前記逆止弁のフランジを内外から挟むように断面U形の形態であり,前記注出口の内周面に,前記シールリングが収容部の側に落ちるのを阻止する支持用突起と,前記シールリングを外向き向け不能に保持する抜け止め用突起とが突設されている」
という構成になっている。
請求項4の発明では,前記シールリングは,前記逆止弁のフランジを内外から挟むように断面U形の形態であったが,請求項5の発明では,前記逆止弁のフランジは断面逆U字状に形成されている一方,前記シールリングは筒状であって前記逆止弁における断面逆U字状のフランジの内部に挿入されている。
請求項1によると,逆止弁は注出口の内部に設けた支持用突起で落下不能に保持されているため,逆止弁の上端は必ずしも注出口の端面から露出させる必要はなく,このため,逆止弁の位置や形状の設計の自由性を向上できる。例えば逆止弁は注出口の先端よりも若干下側に配置することも簡単に実現できるため,人が注出口を口に含ん内容物を吸引する容器に適用した場合,逆止弁が舌先に当たることを防止して違和感を無くすといったことが可能になる。
また,逆止弁に外向きフランジを設けてこれを支持用突起で支持しているため,逆止弁をしっかりと支持できて好適である。特に,請求項3のように構成すると,逆止弁のフランジは変形することなくしっかりと保持されるため,特に好適である。
また,本願各発明では,逆止弁は弁機能をしっかりと保持するようにエラストマー製とする一方,シールリングは押さえ機能をしっかりと保持するようにPP等で製造することができるため,逆止弁は脱落不能にしっかりと保持された状態で弁機能を向上できる。また,前記逆止弁のフランジと注出口の内面との間の部分をシールリングで密封できるため,内容物の漏れ出しを確実に阻止できる利点もある。実施形態のように,蓋体に設けた中足をシールリングに密嵌すると,注出口と蓋体との間のシール性も向上できる。
本願各発明では,パンチのような押し込み部材を使用してシールリングを抜け不能に保持できるため,取り付けの手間も抑制できる利点がある。また,シールリングと抜け止め用突起とを請求項3のように周方向にずらすと,金型を使用した射出成形方で製造するにおいて,金型は単に密着・離反する構造でよいため,製造コストを抑制できる利点がある。
請求項4の構成では,シールリングが逆止弁のフランジに被嵌しているので,当該シールリングによる気密性を向上できる。
第1の実施の形態を示す縦断正面図である。 前記注出装置の分解図である。 図2のIII −III 視平面図である。 図2のIV−IV視平面図である。 逆止弁の要部を示す拡大図である。 図5の平面図である。 注出口の内部を中子金型にて成形している状態を示す図である。 本発明における第2の実施の形態を示す縦断正面図である。 本発明における第3の実施の形態を示す縦断正面図である。 本発明における第4の実施の形態を示す縦断正面図である。 本発明における第5の実施の形態を示す縦断正面図である。 本発明における逆止弁の変形例を示す縦断正面図である。 図12の底面図である。
(1).第1実施形態
以下,本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7に示す第1の実施の形態から説明する。これらの図において,符号1は,合成樹脂フィルム(一般にアルミ箔も重ねた積層フィルム)を2枚重ね合わせして周縁を溶着して成る袋体を示す。
袋体1には,硬質合成樹脂にてパイプ状に構成した注出口2が取付けられており,これによって容器本体が構成されている。注出口2には,これを塞ぐための蓋体3が着脱可能に被せ装着されている。蓋体3はねじ蓋であり,その内周には雌ねじ部4が形成されている。注出口2の外周面には雄ねじ部5を形成している。また,この蓋体3の内部には,当該蓋体3を前記注出口2に被せ装着したときに,後述する押えリング体13の内周面に密嵌して注出口2を密封する中足3aが設けられている。
袋1は注出口2の下部に溶着している。従って,注出口2はその半分以上が袋1の外側に露出している。なお,以下の説明では,便宜的に,図1の姿勢を基準状態として「上」「下」の文言を使用する。従って,注出口2の上端は開口端になり,下向きとは袋1の内部に向いた方向になる。なお,蓋体3の下端には,一般に,千切れ可能なブリッジ部を介してタッパーエビデンスバンド(或いは,ピルファープルーフバンド)が連結されているが,本実施形態では図示を省略している。
前記注出口2の内部のうちその上端寄りの部位(概ね雄ねじ部5の内側)には,エラストマー等の軟質弾性体から成る逆止弁6が着脱可能に装填されている。この逆止弁6は,略平面板に形成した弁体部7と,この弁体部7の外周にこれを囲うように一体に設けたフランジ8とで構成されており,フランジ8は筒状(円筒形)である一方,前記弁体部7には,内容物が通過するための切線9が形成されている。切線9は,本実施形態では十字状になっているが,Y字状や一直線等の他の形態でもよい。
袋体1にこれを潰すような外力が付与されると内部の圧力が高くなり,この圧力により,弁体部7のうち切線9の間の部分が図5及び図6に示すように弾性に抗して外向きに開く。これによって内容物が注出される。一方,袋体1に対する加圧を解除すると,弁体部7のうち切線9の間の部分がその弾性にて元の状態に閉じて,逆流を阻止するという構成になっている。
前記注出口2の内周面には,支持部の具体例として,逆止弁6を下から支える支持用突起10が円周方向に延びるように一体に形成されている。支持用突起10は3つに分断された状態に形成されており,周方向に並んだ3箇所に飛び飛びかつ等間隔で形成されている。支持用突起10のうち前記逆止弁6側の部分には,前記注出口2の内周面に沿って円周方向に延びる環状溝11を設けて,この環状溝11内に,前記逆止弁6における筒体形状のフランジ8を嵌め込むことにより,前記逆止弁6を,その外周のフランジ8内周側から支持するように構成している。
注出口2の内周面のうち逆止弁6より上側(開口面側)には,抜け止め用突起12が円周方向に延びるように一体に設けられている。抜け止め用突起12も3個に分断されており,等間隔で飛び飛びに配置されている。
注出口2の内部のうち逆止弁6よりも上側の部位には,PPやポリエチレンのように若干の弾性を有する合成樹脂より成るシールリング13が嵌まっている。シールリング13の外周面には抜け止め用突起12に嵌まる環状溝14が形成されている。シールリング13の下面は逆止弁6の上面に当接又は密接している。シールリング13の上端には外向きフランジ13bが形成されており,この外向きフランジ13bは,注出口2の上端面に形成した段部2aに嵌まっている。外向きフランジ13bの上端面と注出口2の上端面とは,ほぼ同一面になっている。なお,注出口2の上面をシールリング13の外向きフランジ13bで完全に覆うことも可能である。
シールリング13を上からの打栓によって注出口2に密嵌させると,弾性変形により,環状溝14に抜け止め用突起12が嵌まり係合する。このため,逆止弁6は,支持用突起10と抜け止め用突起12とで上下移動不能に保持され,かつ,シールリング13により,逆止弁6における外周のフランジ8と前記注出口2の内面との間の部分における気密が保持される。抜け止め用突起12の上面は側面視で傾斜したガイド面になっていると共に,シールリング13のうち環状溝11の片側の突条部13aはガイド面を有する台錘形になっており,このため,シールリング13の嵌め込みがスムースに行われる。
逆止弁6は注出口2の内部に入り込んでいるため,例えば,人が注出口2を口に含んで内容物を吸引するにおいて逆止弁6が舌先等に触れることはなく,人に違和感を与えることはない。また,逆止弁6は注出口2の内部のうち上端寄りに配置しているため,加圧解除後に内容物が注出口の内部に残ることもない。
逆止弁6のフランジ8は筒状に形成されていて支持用突起10の環状溝11に嵌まっており,フランジ8は内外から抱持されている。このため,逆止弁6は注出口2の内部でしっかりと保持される。すなわち,高い支持強度を確保されている。また,逆止弁6のフランジ8と注出口2の内面との間の部分はシールリング13でシールされているため,内容物の漏れ出しや空気の流入を確実に阻止できる。
既述のように,支持用突起10は円周方向に並んだ複数個(実施例では三個)に分断されていると共に,抜け止め用突起12も円周方向に並んだ複数個(実施例では三個)に分断されている。この場合,図3に示すように,抜け止め用突起12と支持用突起10とは,注出口2の軸線方向から見て,抜け止め用突起12と支持用突起10とが交互に並ぶと共に,全く重ならないよう位置ずれした状態に配置されている。
この構成にすることにより,注出口2を射出成形法で製造するに際して,その内部を成形する中子金型Aを,図7に示すように,注出口2の軸方向に相対動して密着・離反する上下二つの中子型A1,A2で構成して,その一方の中子型A1にて支持用突起10及び抜け止め用突起12の下面を成形する一方,他方の中子型A2にて支持用突起10及び抜け止め用突起12の上面を成形することができる。これにより,単純な構造の中子型A1,A2で二つの突起体10,12を成形することができる。
逆止弁6におけるフランジ8の外周面には,当該逆止弁6を注出口2内に装填するときに抜け止め用突起12に当たらずに通過するように縦溝15が設けられている。これにより,逆止弁6を上下2つの突起体10,12の間に装着することが,フランジ8の損傷等の問題を招来することなく容易にできる。縦溝15はシールリング13で密封される。
(2).他の実施形態
図8は第2の実施の形態を示している。この第2の実施の形態は,逆止弁6における弁体部7を下向きに半球面体に構成する一方,シールリング13を,逆止弁6におけるフランジ8の上面と,抜け止め用突起12における各分断片12aの下面との間に,当該シールリング13の外周が注出口2の内面に密接するように介挿したものであり,その他の構成は前記第1の実施の形態と同様である。
この第2の実施の形態によると,前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお,逆止弁6のフランジ8は単なるリング状でもよいし,第1実施形態と同様に縦溝(図示せず)を設けてもよい。また,抜け止め用突起12の上面,及びシールリング13の下面のうちいずれか一方又は両方に,図示したように,斜め下向きの傾斜面A,Bを設けることによって,シールリング13を抜け止め用突起12の下面側に嵌め込み装着することを容易ならしめている。
図9は,第3の実施の形態を示している。この第3の実施の形態は,シールリング13を断面逆U字状にして,これを逆止弁6におけるフランジ8に上側から下向きに被せ装着し,この状態で注出口2内に嵌め込み装填するという構成にしたものであり,これにより,各実施の形態と同様の効果を得ることができるほか,シールリング13が逆止弁6のフランジ8を被嵌しているので,当該シールリング13による気密性を向上できる。
この第3の実施の形態においても,抜け止め用突起12の上面及びシールリング13の下面のうちいずれか一方又は両方に,図示したように,斜め下向きの傾斜面A′,B′を設けることによって,シールリング13の嵌め込み装着を容易ならしめている。また,この第3の実施の形態におけるシールリング13は,逆止弁6に対してインサート成形にて一体化することができる。
図10は,第4の実施の形態を示している。この第4の実施の形態は,逆止弁6のフランジ8を断面逆U字状にする一方,シールリング13を断面U字状にして,このシールリング13を逆止弁6のフランジ8に下側から被せ装着し,この状態で,注出口2内に嵌め込み装填するという構成にしたものである。すなわち,シールリング13と逆止弁6が1つのユニットとしてアッセンブリされている。
この第4の実施の形態においては,シールリング13のうちフランジ8より外側の部分13aを外開きの円錐形にして,この外側の部分13aをその弾性に抗して窄めながら前記注出口2内に嵌め込み装填することにより,抜け止め用突起12の下面への係合をより強固にするという構成にしている。この場合においても,抜け止め用突起12における各分断片12aの上面を斜め下向きの傾斜面にしている。
図11は第5の実施の形態を示している。この第5の実施の形態は,逆止弁6のフランジ8を断面逆U字状にして,その内側に筒状のシールリング13を下側から挿入し,このシールリング13を支持用突起10で支持したものである。
図12及び図13は逆止弁6の変形例を示している。この逆止弁6は,芯部材6aと,この芯部材6aの内周及び外周を囲うように被覆する被覆部材6bとの多層構造であり,被覆部材6bを,その芯部材6aよりも更に柔らかい材料製にし,芯部材6aに対してインサート成形にて一体化している。
芯部材6aには,十字状又はY字状等の切り抜き孔6a′と,一体化用の抜き孔6a″とを設ける一方,被覆部材6bのうち前記切り抜き孔6a′を埋める部分には,十字状又はY字状等にクロスする切線9を設けることにより,この切線9の間の部分が開閉するという構成したものである。この構成によると,前記逆止弁6における弁体部7が,多層構造であることにより,その開閉の確実性と,耐久性とを向上できる利点がある。
(3).その他
本願発明は図示以外の様々の形態に具体化できる。例えば,本発明において使用する逆止弁は図示した構成のものに限らないことはいうまでもない。本願発明はブロー成形されたボトルにも適用できる。注出口の内面のうち上端部を大径とすることで注出口の内部に段部を形成し,この段部を逆止弁(或いはシールリング)の支持部となすことも可能である。
本願発明は容器に適用して実際に製造できる。従って産業上利用できる。
1 容器本体の一例としての袋
2 注出口
3 蓋体
6 逆止弁
7 弁体部
8 フランジ
10 支持部の一例としての支持用突起
10a 支持用突起の分断片
11 環状溝
12 抜け止め用突起
12a 抜け止め用突起の分断片
13 シールリング
14 環状溝
15 縦溝

Claims (5)

  1. 人が手で加圧して変形させ得る収容部に注出口を設けた容器本体と,前記容器本体の注出口を塞ぐ蓋体とを備え,前記注出口の内部に,前記収容部が加圧されて内圧が高くなると内容物を注出させる軟質弾性体の逆止弁を配置しており,
    前記蓋体は,前記注出口の外周に設けた雄ねじに螺合するねじ蓋である一方,
    前記逆止弁は,内容物が通過する切線が形成されている弁体部と,前記弁体部の外周に一体に設けたフランジとを有しており,前記逆止弁が,前記注出口の内部に完全に隠れた状態で配置されており,前記注出口の内周に,前記逆止弁のフランジを収容部の側から支持する内向きの支持用突起が一体に設けられている構成であって,
    前記注出口の内部のうち前記支持用突起よりも外側の部位に,前記逆止弁のフランジを外側から押さえて前記逆止弁を外向き抜け不能に保持するシールリングが嵌め込まれて,前記シールリングは,前記注出口の内周面に内向き突設した抜け止め用突起によって外向き抜け不能に保持されており,
    かつ,前記注出口の開口面には内部に入り込んだ段部が形成されており,前記シールリングの外端部に設けた外向きフランジが前記段部に嵌まっている,
    容器。
  2. 人が手で加圧して変形させ得る収容部に注出口を設けた容器本体と,前記容器本体の注出口を塞ぐ蓋体とを備え,前記注出口の内部に,前記収容部が加圧されて内圧が高くなると内容物を注出させる軟質弾性体の逆止弁を配置しており,
    前記蓋体は,前記注出口の外周に設けた雄ねじに螺合するねじ蓋である一方,
    前記逆止弁は,内容物が通過する切線が形成されている弁体部と,前記弁体部の外周に一体に設けたフランジとを有しており,前記逆止弁が,前記注出口の内部に完全に隠れた状態で配置されており,前記注出口の内周に,前記逆止弁のフランジを収容部の側から支持する内向きの支持用突起が一体に設けられている構成であって,
    前記注出口の内部のうち前記支持用突起よりも外側の部位に,前記逆止弁のフランジを外側から押さえて前記逆止弁を外向き抜け不能に保持するシールリングが嵌め込まれて,前記シールリングは,前記注出口の内周面に内向き突設した抜け止め用突起によって外向き抜け不能に保持されており,
    前記シールリングは,その全体が前記注出口の内部に完全に入り込んでいる,
    容器。
  3. 前記抜け止め用突起と支持用突起とは,それぞれ周方向に分断した状態で複数個ずつ形成されていると共に,前記注出口の軸線方向から見て互いに重ならないように周方向に位置ずれしている,
    請求項1又は2に記載した容器。
  4. 人が手で加圧して変形させ得る収容部に注出口を設けた容器本体と,前記容器本体の注出口を塞ぐ蓋体とを備え,前記注出口の内部に,前記収容部が加圧されて内圧が高くなると内容物を注出させる軟質弾性体の逆止弁を配置しており,
    前記蓋体は,前記注出口の外周に設けた雄ねじに螺合するねじ蓋である一方,
    前記逆止弁は,内容物が通過する切線が形成されている弁体部と,前記弁体部の外周に一体に設けたフランジとを有しており,前記逆止弁が,前記注出口の内部に完全に隠れた状態でシールリングを介して配置されている構成であって,
    前記シールリングは,前記逆止弁のフランジを内外から挟むように断面U形の形態であり,前記注出口の内周面に,前記シールリングが収容部の側に抜けないように保持する支持用突起と,前記シールリングが外側に抜けないように保持する抜け止め用突起とが突設されている,
    容器。
  5. 人が手で加圧して変形させ得る収容部に注出口を設けた容器本体と,前記容器本体の注出口を塞ぐ蓋体とを備え,前記注出口の内部に,前記収容部が加圧されて内圧が高くなると内容物を注出させる軟質弾性体の逆止弁を配置しており,
    前記蓋体は,前記注出口の外周に設けた雄ねじに螺合するねじ蓋である一方,
    前記逆止弁は,内容物が通過する切線が形成されている弁体部と,前記弁体部の外周に一体に設けたフランジとを有しており,前記逆止弁が,前記注出口の内部に完全に隠れた状態でシールリングを介して配置されている構成であって,
    前記逆止弁のフランジは断面逆U字状に形成されている一方,前記シールリングは筒状であって前記逆止弁における断面逆U字状のフランジの内部に挿入されている,
    容器。
JP2011148082A 2011-07-04 2011-07-04 容器 Active JP5850558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011148082A JP5850558B2 (ja) 2011-07-04 2011-07-04 容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011148082A JP5850558B2 (ja) 2011-07-04 2011-07-04 容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013014360A JP2013014360A (ja) 2013-01-24
JP5850558B2 true JP5850558B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=47687438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011148082A Active JP5850558B2 (ja) 2011-07-04 2011-07-04 容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5850558B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD957196S1 (en) 2020-10-27 2022-07-12 Yeti Coolers, Llc Bottle
USD1005776S1 (en) 2021-09-15 2023-11-28 Yeti Coolers, Llc Lid
US11912471B2 (en) 2020-10-27 2024-02-27 Yeti Coolers, Llc Lid assembly for a container

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6375598B2 (ja) * 2013-07-26 2018-08-22 東洋製罐株式会社 キャップ付容器の容器口部を洗浄する洗浄ノズル、洗浄方法、及び充填洗浄方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898339U (ja) * 1981-12-22 1983-07-04 株式会社吉野工業所 逆止弁付きチユ−ブ容器
US5213236A (en) * 1991-12-06 1993-05-25 Liquid Molding Systems, Inc. Dispensing valve for packaging
JP4606217B2 (ja) * 2005-03-25 2011-01-05 大日本印刷株式会社 容器の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD957196S1 (en) 2020-10-27 2022-07-12 Yeti Coolers, Llc Bottle
USD1011136S1 (en) 2020-10-27 2024-01-16 Yeti Coolers, Llc Bottle
US11912471B2 (en) 2020-10-27 2024-02-27 Yeti Coolers, Llc Lid assembly for a container
USD1005776S1 (en) 2021-09-15 2023-11-28 Yeti Coolers, Llc Lid
USD1015804S1 (en) 2021-09-15 2024-02-27 Yeti Coolers, Llc Lid

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013014360A (ja) 2013-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5376522B2 (ja) 注出容器
JP5850558B2 (ja) 容器
US9676531B2 (en) Membrane, and a neck including such membrane
JP5450264B2 (ja) 注出容器
JP5713345B2 (ja) 積層剥離容器
JP5390318B2 (ja) キャップ付注出具
JP4846428B2 (ja) 積層剥離ボトル
JP4800100B2 (ja) 積層剥離ボトル
JP4657741B2 (ja) 位置決め容器
JP5125249B2 (ja) バージン性機能をもつ栓体
JP2014139091A (ja) 注出キャップ及び注出容器
JP2008105715A (ja) 容器
JP2013249136A (ja) 逆止弁付き注出栓
JP5804849B2 (ja) 逆止弁付注出具及びこれのキャップ
JP2011240972A (ja) スパウト付き収容体および栓体
JP5115790B2 (ja) 密閉キャップ付き容器
JP6079112B2 (ja) パウチ容器
JP4051411B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP5719615B2 (ja) 吐出部材
JP2012096813A (ja) フィルム注出栓
JP4923177B2 (ja) 容器口部の閉止機構
JP6108747B2 (ja) ガスバリア性を有する注出具
JP5055041B2 (ja) 容器
JP4721277B2 (ja) 容器キャップ
JP5917466B2 (ja) 収容体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5850558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250