JP2011073760A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物が収容される容器本体2と、容器本体2の口部2aに配設されるとともに径方向外方へ向けて突出し、上面31aに口部2aに連通する連通開口3aが形成されたフランジ部31を有する装着キャップ3と、フランジ部31の上面31aを上方から覆うフィルム4とを備えている。そして、上面31aは凹曲面状に形成されており、フィルム4がフランジ部31の上面31aの外周縁部31bにその周方向に沿って一部を除いて固着された構成とし、内容物の自重によりフィルム4が上面31aより離反する方向Tに押圧されて反転変形し、凸部が上側となるドーム状に膨らむことで、フィルム4と上面31aの外周縁部31bとが固着されていない非固着部が容器1の吐出部をなす開口部Sとなるようにした。
【選択図】図1
Description
特許文献1には、醤油差し容器において、醤油注ぎ口(以下、吐出口という)と空気穴とを同じ方向に働くスプリングの付勢力により同一方向から同時に密閉し、さらに空気穴を利用した釦をスプリングの付勢に抗して押すことで、吐出口と空気穴とを同時に開口させて内容物である醤油を差せるようにした開閉機構について記載されている。
また、容器内の内容物の吐出時にあっても、上述した特許文献1では、その都度、釦を押すといった手動による開閉操作を行うことから、このような操作が不要な開閉構造が望まれていた。
また、フィルムに内容物の自重がかからない姿勢に容器本体を戻すと、フィルムに付与されていた押圧力が解除され、反転変形していたフィルムが元の状態に戻ってフランジ部の上面に密着する。そのため、連通開口がフィルムによって閉塞されるとともに前記開口部が閉止され、容器の密閉性を確保することができる。
また、販売前の流通、保管時あるいは販売陳列時においては、密封片がフランジ部に連結されていて前記開口部が形成されていない状態であるので、容器を傾けたり倒した状態にしても前記開口部が形成されることがなく、容器外への内容物の漏出を防止することができる。
また、販売前の流通、販売陳列時あるいは保管時においては、カバー体がフランジ部に装着された状態であり、押圧部によって連通開口の外側に位置する部分をフィルムを介して上方から押し付けているので、フィルムは内容物の自重に抗して反転変形が規制されることになり、容器を傾けたり倒した状態にしてもフィルムが膨らんで開口部が形成されず、容器外への内容物の漏出を防止することができる。
本実施形態に係る容器1は、図1〜図3に示されるように、内容物が収容される容器本体2と、容器本体2の口部2aに配設されるとともに径方向外方へ向けて突出し、上面31aに口部2aに連通する連通開口3aが形成されたフランジ部31を有する装着キャップ3と、フランジ部31の上面31aを上方から覆うフィルム4とを備えている。そして、フランジ部31の上面31aは凹曲面状に形成されており、フィルム4がフランジ部31の上面31aの外周縁部31bにその周方向に沿って一部を除いて固着された構成となっている。
ここで、容器本体2、装着キャップ3それぞれの中心軸は共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oといい、中心軸O方向に沿って装着キャップ3の上面31a側を上側(上方)、容器本体2の図示されない底部側を下側(下方)といい、また中心軸Oに直交する方向を径方向とう。
図2に示すように、装着キャップ3は、前記フランジ部31と、容器本体2の口部2aを径方向の外側から囲う外筒部32と、口部2aの内周に沿って設けられる内筒部33とを備えている。そして、装着キャップ3は、外筒部32に形成された第1係合部32aが口部2aの外周側の係合突条に係合しており、内筒部33が前記口部2a内に嵌入されている。これにより、装着キャップ3が容器本体2に装着されている。この装着状態において、内筒部33内の上端に位置する連通開口3aによって容器本体2内と装着キャップ3の上方空間とが連通している。
ここで、図1において、符号4b、4cはそれぞれ平面視で中心軸Oに対して直交するフィルム4の縦横方向を示し、一点鎖線の符号4bが上面31aに密接した位置であり、二点鎖線の符号4cが反転変形した位置である。
そして、密封片5を弱化部5aに沿って破断してフランジ部31から分離させた状態で、容器本体2を傾けると、容器本体2内に収容されている内容物の自重によりフィルム4がフランジ部31の上面31aより離反する方向(図1及び図3に示す矢印T方向)に押圧されて反転変形し、上側に凸となるドーム状に膨らむことで、フィルム4とフランジ部31の上面31aの外周縁部31bとが固着されていない非固着部が容器1の吐出部をなす開口部Sとなる。また、上面31aとフィルム4との間の隙間が容器1の外側に連通する流路Rとなり、容器本体2内の内容物を口部2aから流路Rを通過させて開口部Sより吐出させることができる。
図7および図8に示すように、本変形例は、装着キャップ3のフランジ部31を覆うカバー体6が、ブランジ部31に対して着脱可能に設けられた構成となっている。ここで、容器本体2、装着キャップ3、およびフィルム4の構成は上述した実施の形態と同様であるので詳しい説明は省略する。なお、本変形例では、上述した実施の形態の密封片5(図2参照)は設けられていない。
なお、ヒンジ部62のフランジ部31に対する位置は、とくに限定されることはなく、フランジ部31における適宜な位置に設定することが可能である。またヒンジ部62とフランジ部31とを一体に設けているが、別体とすることもできる。
また、販売前の流通、販売陳列時あるいは保管時などにおいては、カバー体6がフランジ部31に装着された状態であり、押圧部64によって連通開口3aの外側に位置する部分をフィルム4を介して上方から押し付けているので、フィルム4は内容物の自重に抗して反転変形が規制されることになり、容器1を傾けたり倒した状態にしても、フィルム4が膨らんで開口部Sが形成されることがなく、容器外への内容物の漏出を防止することができる。
例えば、本実施の形態では容器本体2と装着キャップ3とが別体となっているが、一体的に設けてもよい。
また、本実施の形態では容器本体2として積層剥離容器を採用しているが、これに限定されることはなく、可撓性を有する袋状体と、袋状体の口部に接合されて下端開口部が口部内で開口している筒状の口部材とからなる容器を用いることも可能である。
前記押圧部64は、フランジ部の上面31aの形状にあわせて、その突出量を変化させたり、前記突出量を一定とした状態で、フランジ部の上面31aにおける被押圧部分を平面に形成することなどにより、より良好な閉鎖性を保つことができる。
さらに、容器をスクイズボトルとして、ボトルスクイズ時の圧力によってフィルム4が反転する構成とすることもできる。この場合、容器が転倒しても内容物が漏れ出さない構成とすることも可能となる。
2 容器本体
2a 口部
3 装着キャップ
3a 連通開口
4 フィルム
4a 周縁部
5 密封片
5a 弱化部
6 カバー体
31 フランジ部
31a 上面
31b 外周縁部
33 内筒部
64 押圧部
R 流路
S 開口部
T 反転変形方向
Claims (7)
- 内容物が収容される容器本体と、
該容器本体の口部に配設されるとともに径方向外方へ向けて突出し、上面に前記口部に連通する連通開口が形成されたフランジ部と、
該フランジ部を上方から覆うフィルムと、を備え、
前記フランジ部の上面は、凹曲面状に形成され、
前記フィルムが前記フランジ部の上面の外周縁部にその周方向に沿って一部を除いて固着されていることを特徴とする容器。 - 請求項1に記載の容器であって、
前記フランジ部は、前記口部に装着される筒状の装着キャップに設けられていることを特徴とする容器。 - 請求項1又は2に記載の容器であって、
前記フランジ部には、その上面と前記フィルムとの間を密封する密封片が前記フランジ部に対して破断可能な弱化部を介して連結されたことを特徴とする容器。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の容器であって、
前記フランジ部には、その上面のうち少なくとも前記連通開口の外側に位置する部分を前記フィルムを介して上方から押し付ける押圧部を備えたカバー体が着脱可能に設けられていることを特徴とする容器。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の容器であって、
前記連通開口は、前記フランジ部の上面において最も深い部分に形成されていることを特徴とする容器。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容器であって、
前記容器本体は、外層と内層とが剥離可能に積層された積層剥離容器であることを特徴とする容器。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容器であって、
前記容器本体は、可撓性を有する袋状体と、この袋状体の開口部に接合されて下端開口部が前記袋状体内で開口している筒部材と、からなることを特徴とする容器。
Priority Applications (1)
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2009
- 2009-09-30 JP JP2009228804A patent/JP5512216B2/ja active Active
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