JP2006264743A - 閉止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容器本体Aの口部12に口を付けた際、タンパーエビデンスバンド16に口が接触しにくく、しかも、必要に応じてタンパーエビデンスバンド16を口部12から簡単に除去できる閉止装置10を提供する。
【解決手段】 第1の鍔22と第2の鍔24との間の隙間26の幅がタンパーエビデンスバンド16の幅よりも広く設定されているので、タンパーエビデンスバンド16を口部12の開口側からより遠い位置へスライドさせることができる。しかも、隙間26の中段部分には、係合突片38と係合可能な第3の鍔28が形成されているので、スライド後のタンパーエビデンスバンド16が口部12の開口側にスライドすることはない。
【選択図】 図3
【解決手段】 第1の鍔22と第2の鍔24との間の隙間26の幅がタンパーエビデンスバンド16の幅よりも広く設定されているので、タンパーエビデンスバンド16を口部12の開口側からより遠い位置へスライドさせることができる。しかも、隙間26の中段部分には、係合突片38と係合可能な第3の鍔28が形成されているので、スライド後のタンパーエビデンスバンド16が口部12の開口側にスライドすることはない。
【選択図】 図3
Description
本発明は、容器本体の口部を閉止する閉止装置に関するものである。
飲料用或いは食料用の容器では、いたずら等による不正開封を防止するためにタンパーエビデンスバンド(以下、「TEバンド」という。)を設けた閉止装置が従来から使用されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、TEバンドを設けた閉止装置(1)の構造について簡単に説明すると、閉止装置(1)は、容器本体(A)の口部(2)と、口部(2)に装着されるキャップ(3)とを有し、キャップ(3)の裾部には、TEバンド(4)が破断可能な橋絡部(5)を介して接続されている(図6参照)。
容器本体(A)の口部(2)は、上部が開口した円筒状の口部本体(2a)を有する。口部本体(2a)の外周面上部には、口部側ネジ(2b)が形成されており、口部側ネジ(2b)の下方には、TEバンド(4)が上下方向に移動するのを抑止する2つの鍔(2c)(2d)が所定間隔を隔てて形成されている。第1の鍔(2c)と第2の鍔(2d)との間の隙間の幅は、後述するTEバンド(4)の幅と大略等しく設定されている。
キャップ(3)は、口部本体(2a)の上面開口端部を閉塞する天板部(3a)と、天板部(3a)の外周縁から下方に延出されているスカート部(3b)とで構成されており、スカート部(3b)の内側面には、口部側ネジ(2b)と螺合するキャップ側ネジ(3c)が形成されている。
TEバンド(4)は、第1の鍔(2c)と第2の鍔(2d)との間の隙間に嵌め込まれるリング状の部材であり、未開封時には、橋絡部(5)を介してキャップ(3)と接続されている。TEバンド(4)の内側面には、係合突片(4a)がTEバンド(4)の内側へ突出して形成されており、第1の鍔(2c)および第2の鍔(2d)と係合できるようになっている。
閉止装置(1)を開封する際には、キャップ(3)を回転させて口部(2)から螺脱させれば良い。ここで、閉止装置(1)の未開封時には、キャップ(3)とTEバンド(4)とが橋絡部(5)を介して接続されているので、キャップ(3)を口部(2)から螺脱させようとすると、TEバンド(4)はキャップ(3)と一体となって口部(2)側へ移動する。しかしながら、TEバンド(4)の口部(2)側への移動は、係合突片(4a)が第1の鍔(2c)と係合することによって規制されているので、キャップ(3)をそのまま回転させると橋絡部(5)に応力が加わり、やがて橋絡部(5)が破断する。
橋絡部(5)が破断すると、キャップ(3)とTEバンド(4)とは別体となるので、キャップ(3)を口部(2)から取りはずすことができる。なお、TEバンド(4)は、口部(2)(より詳しくは、第1の鍔(2c)と第2の鍔(2d)との間の隙間)に残ったままである(図7参照)。
特開平11−100093号公報
上述したように、TEバンド(4)は容器本体の口部(2)の開口端から近い位置に残ったままであり、しかも、第1の鍔(2c)と第2の鍔(2d)との間に挟まれて上下方向に移動させることができないので、容器内の飲料物を飲もうとして容器本体の口部(2)に口をつけると、口がTEバンド(4)と接触してしまうことがある。しかしながら、TEバンド(4)は外部に露出している部分であるから、口がTEバンド(4)に接触するのは非常に不衛生である。
カッターナイフ等の鋭利な刃物を用いてTEバンド(4)を口部(2)から除去すれば、上述した問題を解消できるが、このような作業は非常に面倒であるし、また、TEバンド(4)を取り外すためだけに鋭利な刃物を常に所持するのは危険である。
本発明は、上述した従来の問題に鑑みてなされたものであり、容器本体の口部に口を付けた際、TEバンドに口が接触しにくく、しかも、必要に応じてTEバンドを口部から簡単に除去できる閉止装置を提供することにある。
請求項1に記載の閉止装置は、「容器本体(A)に形成され、上面が開口した円筒状の口部本体(18)と、口部本体(18)の外周面開口端部側に形成された口部側ネジ(20)と、口部側ネジ(20)の下方に形成された第1の鍔(22)と、第1の鍔(22)の下方にて第1の鍔(22)と所定間隔を隔てて形成された第2の鍔(24)とを有する容器本体(A)の口部(12)、口部本体(18)の開口端部を閉塞する天板部(30)と、天板部(30)の周縁から下方に向けて延出され、その内側面には口部側ネジ(20)に螺着されるキャップ側ネジ(34)が形成されているスカート部(32)とを有するキャップ(14)、および第1の鍔(22)と第2の鍔(24)との間の隙間(26)に装着され、未開封時には、スカート部(32)の裾部に破断可能な橋絡部(36)を介して接続されており、その内側面には、上方に向かうにつれて突出量が大きくなり、その最大突出部分にて第1の鍔(22)と係合する係合突片(38)が形成されているリング状のタンパーエビデンスバンド(16)を備える閉止装置(10)において、第1の鍔(22)と第2の鍔(24)との間の隙間(26)の幅がタンパーエビデンスバンド(16)の幅よりも広く設定されており、隙間(26)の中段部分には、その外径がタンパーエビデンスバンド(16)の内径と大略同径或いは若干大きく設定された第3の鍔(28)が形成されている」ことを特徴とする。
この発明では、第1の鍔(22)と第2の鍔(24)との間の隙間(26)がタンパーエビデンスバンド(16)の幅(軸方向の長さ)よりも大きく設定されているので、タンパーエビデンスバンド(16)を口部(12)の開口部からより遠い位置へスライドさせることができる。
また、隙間(26)の中段部分には、タンパーエビデンスバンド(16)の内径と大略同径或いは若干大きい外径を有する第3の鍔(28)が形成されているので、タンパーエビデンスバンド(16)をスライド後の位置にて位置固定することができる。
なお、タンパーエビデンスバンド(16)の内側面に形成されている係合突片(38)は、その突出量が上方(開口端側)に向かうにつれて大きくなるように形成されているので(換言すれば、下方に向かうにつれて小さくなるように形成されているので)、タンパーエビデンスバンド(16)を第3の鍔(28)に沿わせて下方へスライドさせることは容易であるが、反対側への移動は困難である。
請求項2に記載した発明は、請求項1を限定したものであり、「タンパーエビデンスバンド(16)には、タンパーエビデンスバンド開環用の切り欠き(40)が軸方向に沿って形成されている」ことを特徴とするものである。
この発明によれば、切り欠き(40)の存在により、タンパーエビデンスバンド(16)を鋭利な刃物を用いることなく容易に開環でき、口部(12)から簡単に取り外すことができる。
請求項1に記載の発明によれば、容器本体の口部に残ったタンパーエビデンスバンドを口部の開口端部から遠い位置にスライドさせ、しかも、スライド後の位置にて位置固定できるので、口部に口をつけたときに口がタンパーエビデンスバンドに接触しにくい。
請求項2に記載の発明によれば、鋭利な刃物等を用いることなく、必要に応じてタンパーエビデンスバンドを容器の口部から簡単に取り外すことができる。
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。本発明の適用された容器の閉止装置(10)は、図1〜2から分かるように、容器本体(A)の口部(12)と、口部(12)に装着されるキャップ(14)と、TEバンド(タンパーエビデンスバンド)(16)とで大略構成されている。なお、図1は、未開封状態における閉止装置(10)の分解図であり、図2は、未開封状態における閉止装置(10)の端面図である。
口部(12)は、上面が開口した略円筒状の口部本体(18)を有する。口部本体(18)の外周面上部には、口部側ネジ(20)が形成されており、口部側ネジ(20)の下方には、第1の鍔(22)が形成されており、第1の鍔(22)の下方には、所定間隔を隔てて第2の鍔(24)が形成されている。
第1の鍔(22)は、閉止装置(10)の開封時に後述するTEバンド(16)が開口側へ移動するのを防止するために設けられるものであり、膨出部分の最大外径は、TEバンド(16)の内径(係合突片(38)間の最大離間距離)よりも大きく設定されている。
第2の鍔(24)は、後述するTEバンド(16)の容器側への移動を規制するものであり、膨出部分の最大外径が後述するTEバンド(16)の内径よりも大きく設定されている。
第1の鍔(22)と第2の鍔(24)との間の隙間は、TEバンド装着用領域(26)であり、この部分にTEバンド(16)が装着されることになる。ここで、TEバンド装着用領域(26)の幅(軸方向の長さ)は、TEバンド(16)の幅(軸方向の長さ)よりも広く設定されており、本実施例では、TEバンド装着用領域(26)の幅がTEバンド(16)の幅の約2倍の大きさに設定されている。
TEバンド装着用領域(26)の中段部分には、第3の鍔(28)がリング状に突出して形成されている。第3の鍔(28)は、その突出量が口部本体(18)の開口側から容器側に向かって次第に大きくなるように形成されており、その突出部分の最大外径は、後述するTEバンド(16)の内径と大略同径或いは若干大きめに設定されている。
キャップ(14)は、口部本体(18)の上部開口端部を閉塞する天板部(30)と、天板部(30)の外周縁から下方に延出されているスカート部(32)とで構成されており、スカート部(32)の内側面には、口部側ネジ(20)と螺合するキャップ側ネジ(34)が形成されている。
そして、スカート部(32)の下端部には、橋絡部(36)を介してTEバンド(16)が接続されている。
TEバンド(16)は、閉止装置(10)の不正開封を防止するために設けられるリング状の部材であり、TEバンド装着領域(26)における第1の鍔(22)と第3の鍔(28)との間に装着されている。なお、閉止装置(10)が未開封状態の場合、TEバンド(16)は、上述したようにスカート部(32)の裾部に橋絡部(36)を介して接続されているが、閉止装置(10)を開封すると橋絡部(36)が破断され、キャップ(14)とTEバンド(16)との接続状態が解除されることになる。
TEバンド(16)の内側面には、鍔状の係合突片(38)が突出して形成されている。係合突片(38)は、その突出量が下方(容器側)から上方(口部(12)側)に向かうにつれて次第に小さくなるように形成されている(換言すれば、上方から下方に向かうにつれて次第に大きくなるように形成されている。)。
次に、本発明の閉止装置(10)を開封する方法について説明する。閉止装置(10)を開封する際には、まず、キャップ(14)を回転してキャップ(14)とTEバンド(16)とを接続している橋絡部(36)を破断させる。すると、キャップ(14)とTEバンド(16)とが別体になるので、口部(12)からキャップ(14)を取り外すことが可能となる。なお、その詳細については、従来技術で説明したのと同様であり、当該記載を援用する。
口部(12)からキャップ(14)を取り外すと、TEバンド(16)は、図3(イ)に示すように、TEバンド装着領域(26)における第1の鍔(22)と第3の鍔(28)との間の領域に装着されたままの状態となっている。
この状態から、TEバンド(16)を下方にスライドさせると、図3(ロ)に示すように、TEバンド(16)が第3の鍔(28)を超えて第3の鍔(28)と第2の鍔(24)との間の領域に装着されることになり、TEバンド(16)が口部(12)の開口側から遠い位置に位置することになる。
なお、係合突片(38)の突出量は、下方に向かうにつれて次第に小さくなるように形成されており、また、第3の鍔(28)の突出量は、下方に向かって次第に大きくなるように形成されているので、TEバンド(16)を第3の鍔(28)に沿わせて下方へスライドさせることは容易であるが、逆方向へのスライドは困難である。
本願発明によれば、TEバンド(16)を口部(12)の開口側から遠い位置、即ち第3の鍔(28)と第2の鍔(24)との間の隙間に装着できるので、容器内の飲料物を飲もうとして口部(1)に口を付けても、口がTEバンド(16)に接触しにくい。
しかも、第3の鍔(28)と第2の鍔(24)との間の隙間に装着されたTEバンド(16)は、第3の鍔(28)の存在により開口側(口部(12)側)へのスライドが抑止される。したがって、容器内の内容物を飲もうとして容器を逆さまにしても、TEバンド(16)が自重によって口部(12)側にスライドすることはない。
なお、上述の実施例では、TEバンド(16)の内側面に形成されている係合突片(38)が鍔状に突出して形成されていたが、例えば、図4に示すように、係合突片(38)をフラップ状に形成してもよく、この場合にも、前述実施例と同様の作用効果を奏することができる。
また、図5に示すように、TEバンド(16)には、その軸方向に沿って延びる切り欠き(40)を形成してもよく、この場合、鋭利な刃物などを用いることなく、TEバンド(16)を開環でき、口部(12)から取り外すことが可能となる。ここで「軸方向に沿って延びる切り欠き(40)を形成する」とは、TEバンド(16)の軸に対して平行に切り欠き(40)を形成することのみを示すものではなく、軸方向に対して斜めに形成する場合も含む概念である。
なお、図5では、TEバンド(16)の下端縁に切り欠き(40)を設けているが、逆にTEバンドの上端縁に切り欠き(40)を設けるようにしてもよい。
10 閉止装置
12 口部
14 キャップ
16 タンパーエビデンスバンド
22 第1の鍔
24 第2の鍔
26 TEバンド装着用領域
28 第3の鍔
38 係合突片
12 口部
14 キャップ
16 タンパーエビデンスバンド
22 第1の鍔
24 第2の鍔
26 TEバンド装着用領域
28 第3の鍔
38 係合突片
Claims (2)
- 容器本体に形成され、上面が開口した円筒状の口部本体と、前記口部本体の外周面開口端部側に形成された口部側ネジと、前記口部側ネジの下方に形成された第1の鍔と、前記第1の鍔の下方にて第1の鍔と所定間隔を隔てて形成された第2の鍔とを有する容器本体の口部、
前記口部本体の開口端部を閉塞する天板部と、前記天板部の周縁から下方に向けて延出され、その内側面には前記口部側ネジに螺着されるキャップ側ネジが形成されているスカート部とを有するキャップ、および
前記第1の鍔と前記第2の鍔との間の隙間に装着され、未開封時には、前記スカート部の裾部に破断可能な橋絡部を介して接続されており、その内側面には、上方に向かうにつれて突出量が大きくなり、その最大突出部分にて前記第1の鍔と係合する係合突片が形成されているリング状のタンパーエビデンスバンドを備える閉止装置において、
前記第1の鍔と前記第2の鍔との間の隙間の幅が前記タンパーエビデンスバンドの幅よりも広く設定されており、
前記隙間の中段部分には、その外径が前記タンパーエビデンスバンドの内径と大略同径或いは若干大きく設定された第3の鍔が形成されていることを特徴とする閉止装置。 - 前記タンパーエビデンスバンドには、タンパーエビデンスバンド開環用の切り欠きが軸方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の閉止装置。
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| JP2005086778A JP2006264743A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 閉止装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
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2005
- 2005-03-24 JP JP2005086778A patent/JP2006264743A/ja active Pending
- 2005-05-25 WO PCT/JP2005/009521 patent/WO2006100787A1/ja not_active Ceased
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