JP2020142837A - チューブ容器 - Google Patents

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Takashi Saito
剛史 齋藤
三好 征記
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Abstract

【課題】開封時に胴部の捻じれや中身の飛び出しが防止でき、かつタンパープルーフ性に優れるチューブ容器の提供を課題とする【解決手段】プラスチックフィルムを基材として、容器最内層になる面にシーラント層を有する積層体から構成される円筒形の胴部と、プラスチックパーツからなる、注出口、キャップ、およびタンパーリングからなり、キャップは、さらに容器肩部から胴部の上部までを覆うタンパーリングと、脆弱部を介して連続しており、一旦装着されたキャップ、およびそれに連続するタンパーリングは、ロック機構によって、スパウトからの離脱が防止されており、注出口の開封は、タンパーリングを一方の手指で保持しながら、キャップをもう一方の手指で回転して螺合を解除すると同時に、脆弱部を破壊してキャップを取りはずして、スパウトの開口部を露出させることによって可能であることを特徴とする、チューブ容器である。【選択図】図1

Description

本発明は、チューブ容器に関するものである。特に、プラスチック材料を用いたチューブ容器の利点を損なうことなく、開封が容易でかつ、タンパープルーフ性に優れるチューブ容器に関するものである。
チューブ容器はペースト状、半固形状のものを内部に収納し、搾り出すことのできる容器である。その形状は断面が円形あるいは楕円形の中空の筒状の構造で、内容物を搾り出す口部と蓋を一方の端部に有し、もう一方の端部であるエンド部は、内容物充填後にヒートシールなどで閉じられている。
また、近年はプラスチック材料を用いた、所謂成型チューブが主流になっている。チューブ容器の用途は歯磨き、洗顔料などのトイレタリー用品やクリームなどの化粧品、塗り薬などの薬品類、ペースト状の食品や香辛料、接着剤など日常生活に密着して幅広く用途を広げている。
実際にチューブ容器を使用する場面では、胴部に手指で圧力を加えるだけで内容物を搾り出して取り出すことができ利便性は大変優れている半面、特に用途が食品やトイレタリー用品の場合には、内容物の安全性に関しても品質保証の対象となっており、たとえば、予期せぬ、あるいは悪意のある開封を防止して、また内容物に対する悪戯や毀損などにも配慮する必要がある。
これに関して特許文献1には、タンパープルーフリングを備えたスクリューキャップの提案がなされているが、タンパープルーフリングは、スクリューキャップの下端に小さく付属しているのみで、実際にスクリューキャップをまわして、開封しようとする場合には、たとえばチューブ容器等の場合においては、チューブ容器は一般に軟質の素材であるために、胴部が捻じれてしまう恐れがあった。
この胴部の捻じれによって、外観が悪くなりことに加えて、中身が飛び出したり、ねじれによるピンホールが発生する恐れもあり、対策が求められているところである。
さらには、胴部を強く握ることによって、中身が注出口から飛び出したりする不具合も問題であり、対策が求められているところである。
すなわち、胴部の捻じれや中身の飛び出しの防止と、タンパープルーフ性を両立させることのできる、より使い勝手のよいチューブ容器が求められている状況である。
特開平6−183450号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであって、プラスチックフィルムの積層体からなる筒状の胴部を有して、注出口およびそれを覆うキャップにプラスチックパーツを用いて構成されるチューブ容器において、開封時に胴部の捻じれや中身の飛び出しが防止でき、かつタンパープルーフ性に優れるチューブ容器の提供を課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、
チューブ容器であって、
プラスチックフィルムを基材として、容器最内層になる面にシーラント層を有する積層体から構成される円筒形の胴部と、プラスチックパーツからなる注出口及びキャップからなり、
前記注出口は、開口部を有する円筒形のスパウト、およびスパウト周縁部のフランジを有してなり、
前記円筒形の胴部の一方の端部には、前記フランジが胴部内側のシーラント層と接着されて容器肩部を形成して配置されており、
前記スパウトは、開口部を容器外側に向けて突き出しており、
前記キャップは、注出口のスパウトを覆って、螺合によってスパウトの開口部を塞いで保持されており、
前記キャップは、さらに前記容器肩部から胴部の上部までを覆うタンパーリングと、脆弱部を介して連続しており、
一旦装着されたキャップ、およびそれに連続するタンパーリングは、ロック機構によって、スパウトからの離脱が防止されており、
前記注出口の開封は、タンパーリングを一方の手指で保持しながら、キャップをもう一方の手指で回転して螺合を解除すると同時に、脆弱部を破壊してキャップを取りはずして、スパウトの開口部を露出させることによって可能であり、
前記円筒形の胴部は、長手方向のシール部によって、又はインフレーション法により、シームレスに円筒形に形成されており、
前記円筒形の胴部のもう一方の端部は、胴部の長手方向に対して略直角方向のシール部によって密封されていることを特徴とする、チューブ容器である。
また、請求項2に記載の発明は、
前記タンパーリングのロック機構が、ラチェットロック構造によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器である。
また、請求項3に記載の発明は、
前記タンパーリングのロック機構が、フラップロック構造によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器である。
また、請求項4に記載の発明は、
前記タンパーリングのロック機構が、アンダーカットタブ構造によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器である。
また、請求項5に記載の発明は、
前記タンパーリングのロック機構が、スパウトとの間に設けた接着剤層によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器である。
本発明によれば、プラスチックフィルムの積層体からなる筒状の胴部を有して、注出口およびそれを覆うキャップにプラスチックパーツを用いて構成されるチューブ容器において、開封時に胴部の捻じれや中身の飛び出しが防止でき、かつタンパープルーフ性に優れるチューブ容器の提供が可能である。
図1は、本発明に係るチューブ容器の一実施態様を説明するための、斜視模式図である。 図2は、本発明に係るチューブ容器のタンパーリングのロック機構の、一実施態様を説明するための、水平方向の断面模式図である。 図3は、本発明に係るチューブ容器のキャップおよびタンパーリングを、チューブ容器胴部に装着する前の状態を説明するための、垂直方向の部分断面模式図である。 図4は、本発明に係るチューブ容器のタンパーリング、およびキャップが装着された状態においての、ロック機構の一実施態様を説明するための、垂直方向の部分断面模式図である。 図5は、本発明に係るチューブ容器のタンパーリング、およびキャップのロック機構の一実施態様において、開封した状態を説明するための、垂直方向の部分断面模式図である。
以下、本発明を図1〜図5を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
図1は、本発明に係るチューブ容器の一実施態様を説明するための、斜視模式図である。
本発明はチューブ容器(100)に関するものである。このチューブ容器(100)には、所謂タンパープルーフ機能といわれる、予期せぬ、あるいは悪意のある開封、内容物に対する悪戯や毀損などに対して、それらを未然に防止するための対策を取ったものである。
すなわち、安易な開封はロック機構によって阻止されており、仮に開封などがされた場合でも、その痕跡がチューブ容器(100)の外側から、容易に見て取れるというものである。
また、本発明によるチューブ容器(100)においては、開封時に胴部の捻じれや中身の飛び出しが防止でき、かつタンパープルーフ性に優れるチューブ容器(100)を提供しようとするものである。
本発明によるチューブ容器(100)は、プラスチックフィルムを基材として、容器最内層になる面にシーラント層を有する積層体から構成される円筒形の胴部(10)と、プラスチックパーツからなる、注出口(20)、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)からなる。
図1に示す例において、注出口(20)は、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)に覆われていて不可視である。そのため、注出口(20)を図1中、矢印の先の楕円形の枠の部分に抜き出して示す。
すなわち、注出口(20)は、円筒形のスパウト(21)、およびスパウト周縁部のフランジ(22)を有してなる。チューブ容器(100)に組み込まれた状態では、図1中、中央部分に示すように、スパウト(21)は、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)に覆われた部分の、破線で示す部分である。
この注出口(20)のスパウト(21)は、先端に開口部(23)を有して、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)とで覆われた状態で、チューブ容器(100)外側に向かって突き出している。
注出口(20)を開封して、内容物を注出する際には、キャップ(30)を取り外した状態で、注出口(20)のスパウト(21)先端の、開口部(23)から注出が行なわれる。
さらに、これも図1においては不可視であるが、円筒形の胴部(10)の一方の端部には、注出口(20)のフランジ(22)が配置されていて、胴部(10)を構成する積層体の最内層のシーラント層と接着され、容器肩部(15)を形成している。
また、キャップ(30)は、注出口(20)のスパウト(21)を覆って、さらに胴部の上部(14)までを覆うタンパーリング(40)に、脆弱部(50)を介して接続している。
タンパーリング(40)が、胴部の上部(14)までを覆っていることによって、チューブ容器(100)を開封しようとする際には、この部分を手指で把持することが可能になり、開封時における胴部(10)の捻じれや、中身の飛び出しを防止することに効果的である。
また、胴部(10)の捻じれによって引き起こされる、外観の不良や、胴部(10)のピンホールの発生の防止にも効果的である。
また、チューブ容器(100)の開封、すなわち注出口(20)の開封は、キャップ(30)と、タンパーリング(40)とを脆弱部(50)の部分で切り離して分離し、注出口(20)からキャップ(30)を取り外して行なうことによって可能となる。このキャップ(30)の取り外しによって、注出口(20)の先端の開口部(23)を露出させることが可能になる。
円筒形の胴部(10)は、長手方向にシール部(11)によって円筒形に形成されており、円筒形の胴部(10)のもう一方の端部(12)は、胴部(10)の長手方向に対して直角方向にシール部(13)によって密封されている。
図2は、本発明に係るチューブ容器のタンパーリングのロック機構の、一実施態様を説明するための、水平方向の断面模式図である。
タンパーリング(40)とスパウト(21)とは、いずれもプラスチックパーツからなる円筒形状であって、螺合によってスパウト(21)先端の開口部(23)は閉じられている。図2に示す例において、図2中、矢印方向の回転の動きは、ロック機構(1)によってロックされている状態である。
ずなわち、図2に示す例においては、タンパーリング(40)の内側に取り付けられたストッパー(41)によって、タンパーリング(40)の回転がロックされている状態である。したがって、仮に、キャップ(30)に回転力を加えて、注出口(20)を開封しようとする場合には、脆弱部(50)に力が集中して、ついには脆弱部(50)は破壊されて、注出口(20)の開封の痕跡が明白に残ってしまう結果となる。
図3は、本発明に係るチューブ容器のキャップおよびタンパーリングを、チューブ容器胴部に装着する前の状態を説明するための、垂直方向の部分断面模式図である。
前述のように本発明は、円筒形の胴部(10)と、プラスチックパーツからなる、注出口(20)、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)からなる。このうち、キ
ャップ(30)、およびタンパーリング(40)は脆弱部(50)を介して連続している。
キャップ(30)、およびタンパーリング(40)の装着は、両者を矢印(5)方向に螺合させて行なうことが可能である。その結果、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)は、注出口(20)のスパウト(21)を覆って、さらに容器肩部から胴部の上部(14)までを覆って装着され、チューブ容器(100)を形成する。
本発明において、タンパーリング(40)は、胴部の上部(14)までを覆うことが特徴のひとつであって、これによって、チューブ容器(100)を開封しようとする際においても、タンパーリング(40)の部分を手指でしっかりと把持することが可能となり、チューブ容器(100)の胴部(10)が捻じれる、などの問題を起こすことを回避することができ、容易な開封に効果的である。
また、タンパーリング(40)によって胴部の上部(14)を把持する開封方法は、チューブ容器(100)の胴部(10)の捻じれによって引き起こされる、チューブ容器(100)の外観の不良や、中身の飛び出し、胴部(10)のピンホールの発生の防止などにも効果的である。
このとき、キャップ(30)は、螺合によってスパウト(21)の開口部を(23)塞いで保持され、タンパーリング(40)は、ロック機構によって、スパウト(21)からの離脱が防止されるよう固定される。
図3に示す例において、ロック機構はフラップロック構造によるものの例である。すなわち、タンパーリング(40)はフラップ(42)を有しており、このタンパーリング(40)のフラップ(42)が、注出口(20)に設けられたロックリング(25)で拡がった部分を超えて、その下部に装着されたのちは、フラップ(42)の反発によって、引っ掛かりとなって、注出口(20)から離脱できなくなる。
すなわち、この装着はロック機構によって不可逆に行なわれる。ロック機構の他の例については、図4においての説明の中で後述する。
図4は、本発明に係るチューブ容器のタンパーリング、およびキャップが装着された状態においての、ロック機構の一実施態様を説明するための、垂直方向の部分断面模式図である。
前述のように、本発明はチューブ容器(100)に関するものであって、このチューブ容器(100)はラスチックフィルムを基材として、チューブ容器(100)最内層になる面にシーラント層を有する積層体(16)から構成される、円筒形の胴部(10)と、プラスチックパーツからなる注出口(20)、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)からなる。
キャップ(30)は、注出口(20)のスパウト(21)を覆って、螺合部(2)によって、スパウト(21)の開口部(23)を塞いで保持されている。キャップ(30)は、さらに容器肩部(15)から胴部の上部(14)までを覆うタンパーリング(40)と、脆弱部(50)を介して連続している。また、一旦装着されたキャップ(30)、およびそれに連続するタンパーリング(40)は、ロック機構(3)によって、スパウト(21)からの離脱が防止されている。
図4に示す例においては、このロック機構(3)はフラップロック構造によるものの例
である。すなわち、タンパーリング(40)はフラップ(42)を有しており、このタンパーリング(40)のフラップ(42)が、注出口(20)に設けられたロックリング(25)で拡がった部分を超えて、その下部に装着されたのちは、フラップ(42)の反発によって、ロックリング(25)の下側に入って、引っ掛かりとなって、注出口(20)から離脱できなくなっている。
ロック機構(3)には、ほかにも、ラチェットロック構造、アンダーカットタブ構造などを用いることができる。
たとえば、ラチェットロック構造は、ラチェットすなわち爪車をロック機構として応用したもので、一方向にのみ回転が可能な爪車によって、タンパーリング(40)が注出口(20)に一旦装着されたのちには、後戻りできない構造をとるものである。
また、アンダーカットタブ構造は、注出口(20)の直径に、タンパーリング(40)の直径より広くなっている部分があって、タンパーリング(40)はこの部分を超えて装着される。一旦タンパーリング(40)が装着されたのちは、一方向に引っ張るだけでは、引っ掛かりとなって、タンパーリング(40)は、注出口(20)から離脱できなくなる構造である。
そのほか、ロック機構として、タンパーリング(40)と、スパウト(21)との間に接着剤層を設けてロック機構とすることも可能である。接着剤としては、粘着剤やホットメルト接着剤を含めて選択肢とすることができる。
図5は、本発明に係るチューブ容器のタンパーリング、およびキャップのロック機構の一実施態様において、開封した状態を説明するための、垂直方向の部分断面模式図である。
前述のように、一旦装着されたキャップ(30)、およびそれに連続するタンパーリング(40)は、ロック機構(3)によって、スパウトからの離脱が防止されている。また、キャップ(30)は、タンパーリング(40)と、脆弱部(50)を介して連続している。特に本発明において、タンパーリング(40)は。容器肩部(15)から胴部の上部(14)までを覆うものである。
このタンパーリング(40)が、胴部の上部(14)までを覆うことが本発明の特徴のひとつであって、これによって、チューブ容器(100)を開封しようとする際においても、タンパーリング(40)の部分を手指でしっかりと把持することが可能となり、チューブ容器(100)の胴部(10)が捻じれる、などの問題を起こすことを回避することができ、容易な開封に効果的である。
また、タンパーリング(40)によって胴部の上部(14)を把持する開封方法は、チューブ容器(100)の胴部(10)の捻じれによって引き起こされる、チューブ容器(100)の外観の不良や、中身の飛び出し、胴部(10)のピンホールの発生の防止などにも効果的である。
したがって、注出口の開封は、タンパーリング(40)を一方の手指で保持しながら、キャップ(30)をもう一方の手指で回転して螺合を解除すると同時に、脆弱部(50)を破壊してキャップ(30)を取りはずして、スパウト(21)の開口部(23)を露出させることによって可能である。
この脆弱部(50)の破壊は、キャップ(30)を回転させて螺合を解く際に、キャッ
プ(30)は螺子構造によってスパウト(21)上方への移動をするのに対し、タンパーリング(40)は、ロック機構によって注出口(20)に固定されているために、脆弱部(50)に力が集中して破壊されることによるものである。
脆弱部(50)は、たとえば、プラスチックの肉厚を、キャップ(30)、およびタンパーリング(40)の肉厚より薄くしておくことによっても実現でき、手指によるキャップ(30)の回転で破壊可能であれば、形状やその方式において、特段の制約を設けるものではない。
本発明に係るチューブ容器(100)の開封において、脆弱部(50)の破壊が行なわれることにより、破壊された脆弱部(50)はチューブ容器(100)外側から可視となり、開封の履歴が不可逆に示されることになる。
すなわち、予期せぬあるいは悪意のある開封、内容物に対する悪戯や毀損などに対して、それらを未然に防止するための対策を取ったものである。一方で、タンパーリング(40)が胴部の上部(14)を覆って配置されていることにより、開封においては手指による把持が容易になり、より容易な開封に効果的である。
したがって、本発明によれば、プラスチックフィルムの積層体からなる筒状の胴部を有して、注出口およびそれを覆うキャップにプラスチックパーツを用いて構成されるチューブ容器において、開封時に胴部の捻じれや中身の飛び出しが防止でき、かつタンパープルーフ性に優れるチューブ容器の提供が可能である。
1・・・ロック機構
2・・・螺合部
3・・・ロック機構
4・・・矢印
5・・・矢印
10・・・胴部
11・・・シール部
12・・・端部
13・・・シール部
14・・・胴部の上部
15・・・容器肩部
16・・・積層体
20・・・注出口
21・・・スパウト
22・・・フランジ
23・・・開口部
24・・・タブ
25・・・ロックリング
40・・・タンパーリング
41・・・ストッパー
42・・・フラップ
50・・・脆弱部
100・・・チューブ容器

Claims (5)

  1. チューブ容器であって、
    プラスチックフィルムを基材として、容器最内層になる面にシーラント層を有する積層体から構成される円筒形の胴部と、プラスチックパーツからなる注出口及びキャップからなり、
    前記注出口は、開口部を有する円筒形のスパウト、およびスパウト周縁部のフランジを有してなり、
    前記円筒形の胴部の一方の端部には、前記フランジが胴部内側のシーラント層と接着されて容器肩部を形成して配置されており、
    前記スパウトは、開口部を容器外側に向けて突き出しており、
    前記キャップは、注出口のスパウトを覆って、螺合によってスパウトの開口部を塞いで保持されており、
    前記キャップは、さらに前記容器肩部から胴部の上部までを覆うタンパーリングと、脆弱部を介して連続しており、
    一旦装着されたキャップ、およびそれに連続するタンパーリングは、ロック機構によって、スパウトからの離脱が防止されており、
    前記注出口の開封は、タンパーリングを一方の手指で保持しながら、キャップをもう一方の手指で回転して螺合を解除すると同時に、脆弱部を破壊してキャップを取りはずして、スパウトの開口部を露出させることによって可能であり、
    前記円筒形の胴部は、長手方向のシール部によって、又はインフレーション法により、シームレスに円筒形に形成されており、
    前記円筒形の胴部のもう一方の端部は、胴部の長手方向に対して略直角方向のシール部によって密封されていることを特徴とする、チューブ容器。
  2. 前記タンパーリングのロック機構が、ラチェットロック構造によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器。
  3. 前記タンパーリングのロック機構が、フラップロック構造によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器。
  4. 前記タンパーリングのロック機構が、アンダーカットタブ構造によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器。
  5. 前記タンパーリングのロック機構が、スパウトとの間に設けた接着剤層によるものであることを特徴とする、請求項1に記載のチューブ容器。
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