JP2004123170A - 不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造 - Google Patents

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木暮 顕夫
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Abstract

【課題】不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造
【解決手段】肩部2にラチェット爪4を有するチューブ本体1と、このチューブ本体1の口部3に螺合され、かつラチェット爪4と係合して、一方向にのみ回転が可能なキャップ11とから構成され、チューブ本体1の肩部2のラチェット爪4は、口部3下側の側面に円周方向に沿って複数形成されると共に、その頂部が、半径方向外側に向かって突出する尖端部を有し、尖端部を挟んで、一辺がなだらかな斜面4aと、他辺が急な斜面4bとから構成され、またキャップ11は、内部に雌ねじ12aが形成された筒体12と、この筒体12と複数のブリッジ15で連結され、内部にラチェット爪13と係合する、複数の係止爪13を有するリング14とから構成されることを特徴とする、不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、チューブとキャップの係合構造に関し、さらに詳しくは、キャップを開栓方向へ回転させた場合にのみ、キャップとリングがブリッジで切断される、不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬、調味料等を収納する各種の容器は、内容物を収納した後、キャップ、蓋等でチューブ、ボトルの口部を閉鎖した後、このキャップ、ボトルを含む容器全体を、樹脂フィルム、アルミニウムの薄板にて包装し、不正な開封を防止していた。しかし、樹脂フィルムやアルミニウムの薄板での容器全体を包装することは、手数を必要とするだけでなく、特別な包装材料を必要とするので、材料費が必要となり製造コストが高くなるという欠点があった。
【0003】
この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、キャップの回転操作のみで開封することができ、かつ開封したことが一目瞭然にわかる不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、請求項1記載の発明に対応する手段は、肩部にラチェット爪を有するチューブ本体と、このチューブ本体の口部に螺合され、かつラチェット爪と係合して、一方向にのみ回転が可能なキャップとから構成され、チューブ本体の肩部のラチェット爪は、口部下側の側面に円周方向に沿って、複数形成されると共に、その頂部が、半径方向外側に向かって突出する尖端部を有し、この尖端部を挟んで、一辺がなだらかな斜面と他辺が急な斜面とから構成され、キャップは、内部に雌ねじが形成された筒体と、この筒体と複数のブリッジで連結され、内部にラチェット爪と係合する、複数の係止爪を有するリングとから構成されることを特徴とする、不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造である。
【0005】
【実施の形態】
図1は、この発明に係る、不正開封を防止したチューブとキャップの全体を示す第1実施の形態を示す図面である。図2及び図3は本発明に係る肩部2の構造を示す拡大正面図である。4はラチェット爪であり、このラチェット爪4の鋭利な尖端部5は、半径方向外側に向けて形成されている。ラチェット爪4は、この鋭利な尖端部5を頂部として、一辺がなだらかな傾斜面4aと、他方の辺が急な傾斜面4bとから形成され、リング14の係止爪13と係合した場合に、キャップ11が一方向のみに回転するラチェット機能を果たす。なお、図2に示す平面図では、12個のラチェット爪4が形成されているが、個数については任意に決定することができる。
【0006】
一方、図4及び図5には、上記チューブ本体1の口部3の雄ねじ3aと螺合し、ラチェット爪4と係合するキャップ11が開示されている。すなわち、キャップ11のキャップ本体12の内側には雌ねじ12aが形成されている。またこの雌ねじ12aの下方には、図4に示すように、ラチェット4と係合する複数の係止爪13が、リング14の内側沿って形成されている。さらに、このリング14とキャップ本体12は、複数のブリッジ15で連結されている(図4に示す実施の形態では4本)である。図4に示す実施の形態は、キャップ11のキャップ本体12の天壁16のほぼ中央部に、鋭利な針体が形成されない、通常のキャップ11の実施の形態を示している。これに対して図6は、キャップ本体21の天壁22のほぼ中央部に、鋭利な針体23が形成された第2実施の形態を示している。
【0007】
次に、この発明の作用について説明する。図7は、第1及び第2実施の形態において、ラチェット爪4と係止爪13が係合している状態を上方向から見た断面図である。キャップ1の上方から下方を見て、矢印(a)方向(キャップ11でチューブを閉鎖する方向)にキャップ1を回転すると、ラチェット爪4と係止爪13の係合は外れて、キャップ1は自由に回転する。しかし、矢印(b)方向(キャップ11を開封する方向)にキャップ1を回転しようとする場合、係止爪13の先端部13aは、ラチェット爪4の急な斜面4bに当接しているから、キャップ11は回転しない。この場合、より大きな力で回転した場合、キャップ11のリング14とキャップ本体12を連結しているブリッジ15が切断される。すなわち、キャップ11を開封しようとして、矢印(b)方向にキャップ11を強く回転した場合、ブリッジ15は切断されるので、図8に示すように、キャップ本体12と、リング14とは分離する。そして、リング14は、チューブ本体1の肩部2に係合したままの状態で残るので、キャップ本体12はチューブ本体1から分離する。したがって、不正開封した場合は、開封が明確に認識できる。
【0008】
又、従来のピルファープルーフ・タイプのチューブとキャップを廃棄する場合、キャップから分離したリングは、チューブの口部の外周に嵌合したままの状態で外れないので、チューブ本体1とリング14の材質が異なる場合、分別廃棄ができない欠点があった。しかし、この発明に係るチューブ本体1及びキャップ11を廃棄する場合は、リング14を、口部3から容易に取り外すことができるので、例えば、チューブ本体1が金属チューブで、キャップとリングが樹脂材料で造られている場合には、チューブ本体1からリング14を外すことにより分別廃棄が可能となる。さらに、この発明に係るキャップ11のブリッジ15は、上方向から容易に確認することができるので、ブリッジ15の切断の有無(不正開封の有無)が、従来のピルファープルーフ・タイプのキャップより明確である。
【0009】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、開封したことが一目瞭然にわかるので、不正開封を完全に防止できる効果を有する。また、シュリンクフィルム等の容器全体を包装する包装材料を必要としないので、製品が安価に製造できる効果を有し、分別破棄の問題も解決されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、第1実施の形態のチューブとキャップを示す全体正面図。
【図2】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、第1実施の形態のチューブの肩部を示す平面図。
【図3】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、第1実施の形態のチューブの肩部を示す正面図。
【図4】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、第1実施の形態を示すキャップを示す平面図。
【図5】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、第1実施の形態を示すキャップを示す正面断面図(図4のA−A線断面図)。
【図6】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、第2実施の形態を示すキャップを示す正面断面図
【図7】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、第1及び第2実施の形態における、ラチェット爪と係止爪が係合している状態を示す断面図。
【図8】この発明に係る不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造において、キャップ本体とリングとが分離した状態を示す正面図。
【符号の説明】
1  チューブ本体
2 肩部
3 口部
4 ラチェット爪
4a なだらかな斜面
4b 急な斜面
5 尖端部
11 キャップ
12 筒体
13 係止爪
14 リング
15 ブリッジ

Claims (1)

  1. 肩部にラチェット爪を有するチューブ本体と、該チューブ本体の口部に螺合され、かつ前記ラチェット爪と係合して、一方向にのみ回転が可能なキャップとから構成され、
    (a)前記チューブ本体の肩部のラチェット爪は、口部下側の側面に円周方向に沿って複数形成されると共に、その頂部が、半径方向外側に向かって突出する尖端部を有し、該尖端部を挟んで、一辺がなだらか斜面と他辺が急な斜面とから形成され、
    (b)前記キャップは、内部に雌ねじが形成された筒体と、該筒体と複数のブリッジで連結され、内部に前記ラチェット爪と係合する、複数の係止爪を有するリングとから形成されることを特徴とする、不正開封を防止したチューブとキャップの係合構造。
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