JP2002193288A - 分別廃棄可能なプラスチックキャップ - Google Patents
分別廃棄可能なプラスチックキャップInfo
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Abstract
の取り外しが指でも容易に出来る分別廃棄可能なプラス
チックキャップを提供する。 【解決手段】 容器口部のネジと係合するネジを備えた
キャップ本体3と、スカート部2の下端に破断可能なブ
リッジを介して連結され且つ内面側にボトル首部への係
止部を有する周状バンド6と、周状バンドに設けられた
ボトル首部からの取り外し機構とからなるプラスチック
キャップにおいて、取り外し機構が、周状バンドの外周
面から内周面に至るように全体として厚さ方向及び周方
向に延びる上下のスプリットと、スプリットで分割され
る径外方周状バンド部分と径内方周状バンド部分とを結
合するように両バンド部分間に設けられた破断可能な径
方向ブリッジとからなる。
Description
ラスチックキャップに関するもので、開封明示機能のた
めの周状バンドを、使用後にボトル口部からの取り外し
を容易にしたプラスチックキャップに関するものであ
る。
キャップは、キャップ本体の下部に破断可能なブリッジ
を介して周状バンド部が形成された構造を有している。
この代表的なものは、周状バンド部の内面の部分が、容
器首部外周の部分と係合することにより周状バンド部が
固定され、キャップ本体の開栓に伴って前記ブリッジが
破断してキャップ本体と周状バンド部とが切り離される
というものである。
離された周状バンドがボトルの首部に残留していると、
ボトルをリサイクルする際の障害となるため、使用後に
はこれをボトルの首部から容易に取り外すことができる
ようにする必要があり、そのための提案もなされてい
る。
ップ本体と、このキャップ本体の下方に設けられたピル
ファープルーフリングと、このピルファープルーフリン
グを上記キャップ本体下部に切り離し可能に連結する小
片状のブリッジとが合成樹脂により一体に成形されてな
る合成樹脂製キャップにおいて、上記ピルファープルー
フリングにその上部と下部との一方から他方へ向かい、
且つその途中に少なくとも1個所以上の戻り部を有する
切り欠き部を形成したことを特徴とする合成樹脂キャッ
プが記載されている。
向のスプリットが形成されたタンパーエビデントバンド
を有する容器蓋において、前記スプリットのタンパーエ
ビデントバンド肉厚方向切断面がタンパーエビデントバ
ンド外周面から内周面に達するまでに外周面切断始点と
周方向にずれた位置を通るように形成されていることを
特徴とする容器蓋が記載されている。
と、ビンの口部に装着する際、ピルファープルーフリン
グ(周状バンド)にこれを引き伸ばす力が加わっても上
記切り欠き部の戻り部においてその伸びが阻止されるた
め上記切り欠き部で切断されてしまうおそれがないとい
う利点が得られるものである。しかしながら、この手段
では、切り欠き部全体が外方に露出するため、衛生的で
ないという問題がある。また、キャップの成形に際して
も割型が必要となるなど、生産性や製造コストの点でも
未だ改善すべき点がある。
なり合い、スプリットが周方向に一定範囲広がっても、
スプリットを通して容器口頸部が露見することがないと
いうものであるが、タンパーエビデントバンド(周状バ
ンド)が周方向に広がるという欠点は避け得ないもので
あり、またこの広がりによってブリッジが損傷を受ける
というおそれも免れない。更に、このようなスプリット
で分断された周状バンドではスプリットよりも外周側の
部分が径外方向に広がる傾向があるため、キャップの打
栓の際の移送時にこの広がった部分が搬送機構に引っか
かって搬送が円滑に行われないなどの障害を引き起こす
おそれがある。
がスプリットにより厚み方向に切り離されていながら、
周方向への広がりや伸びが抑制され、更にスプリットよ
りも外周側の部分が径外方向に広がる傾向が防止されて
いると共に、この抑制手段が周状バンドの外面により覆
われて保護されており、しかも使用後におけるボトル首
部からの周状バンドの取り外しが指でも容易に出来る分
別廃棄可能なプラスチックキャップを提供するにある。
本発明の他の目的は、通常の型を用いて成形可能であ
り、しかも生産性も高く、外観特性、衛生的特性、巻締
の確実性にも優れた分別廃棄可能なプラスチックキャッ
プを提供するにある。
とスカート部とからなり且つスカート部内周壁には容器
口部のネジと係合するネジを備えたキャップ本体と、ス
カート部の下端に破断可能なブリッジを介して連結され
且つ内面側にボトル首部への係止部を有する周状バンド
と、前記周状バンドに設けられたボトル首部からの取り
外し機構とからなるプラスチックキャップにおいて、前
記取り外し機構が、周状バンドの外周面から内周面に至
るように全体として厚さ方向及び周方向に延びる上下の
スプリットと、前記スプリットで分割される径外方周状
バンド部分と径内方周状バンド部分とを結合するように
両バンド部分間に設けられた破断可能な径方向ブリッジ
とからなることを特徴とする分別廃棄可能なプラスチッ
クキャップが提供される。本発明のキャップにおいて
は、 1.前記径方向ブリッジが周状バンドの上端に隣接して
設けられていること、 2.前記径方向ブリッジがスプリットの外周側端部に近
接して設けられていること、 3.周状バンドは、前記スプリットの少なくとも一部で
区画され且つ周方向に互いに係合可能な外周側及び内周
側の係合部を備えていること、 4.前記径方向ブリッジがスプリットの外周側端部と外
周側の係合部との間に形成されていること、 5.外周側係合部及び内周側係合部が周状バンドの下面
側から見てZ字型、逆Z字型、S字型或いは逆S字型の
形状のスプリットで区画されていること、 6.外周側係合部の内周側先端部及び内周側係合部の外
周側先端部が水平断面において90度以下の角度を有す
ること、 7.前記スプリットが周状バンドの上面及び下面に達す
るように設けられていること、 8.前記スプリットが、周状バンドの外周側から厚みの
途中に達するように設けられた外周側スプリット、周状
バンドの内周側から厚みの途中に達するように外周側ス
プリットから周方向に間隔をおいて設けられた内周側ス
プリット、外周側スプリットと内周側スプリットとの中
間に外周側及び内周側に厚みを残してほぼ厚み方向に設
けられた段差スプリット、段差スプリットの内周側端部
と外周側スプリットの内周側端部とを結ぶ第一の周状ス
プリット及び段差スプリットの外周側端部と内周側スプ
リットの外周側端部とを結ぶ第二の周状スプリットから
なること、 9.第一の周状スプリットと段差スプリットとにより外
周側係合部が形成されており、第二の周状スプリットと
段差スプリットとにより内周側係合部が形成されている
こと、 10.前記内周側スプリットの内周側端部にはブリッジ
が位置しており、スプリット内周側端部の両側の周状バ
ンドの部分が前記ブリッジを介してスカート部に連結し
ていること、 11.キャップ本体のスカート部下端と周状バンドの上
端とが環状面で分離されており且つ環状面よりも内側に
位置するブリッジで連結されていること、が好ましい。
頂板部とスカート部とからなり且つスカート部内周壁に
は容器口部のネジと係合するネジを備えたキャップ本体
と、スカート部の下端に破断可能なブリッジを介して連
結され且つ内面側にボトル首部への係止部を有する周状
バンドと、前記周状バンドに設けられたボトル首部から
の取り外し機構とからなるが、この取り外し機構が、周
状バンドの外周面から内周面に至るように全体として厚
さ方向及び周方向に延びる上下のスプリットと、前記ス
プリットで分割される径外方周状バンド部分と径内方周
状バンド部分とを結合する破断可能な径方向ブリッジと
からなることが特徴である。
面に至るように全体として厚さ方向及び周方向に延びる
スプリットを設けるが、このスプリットで分割される径
外方周状バンド部分と径内方周状バンド部分とを結合す
る破断可能な径方向ブリッジを両バンド部分間に設けた
ので、打栓前或いは打栓後に、スプリットよりも径外方
の周状バンド部分が周方向や径外方に広がるのが有効に
防止され、その結果キャップ搬送の作業性を向上させ、
また包装体の購入者にキャップの巻締が不良であるとの
疑念を与えるのを回避することができる。
バンドをボトルの首部に切り離した状態では、周状バン
ドがスプリットにより切断されていて、径方向ブリッジ
のみにより連結されている状態であるので、周状バンド
のスプリットで区画された一端部を外方向に引き出して
径方向ブリッジを切断することにより、ボトル首部から
容易に引き剥がすことができる。
ンドの上端に隣接して設けられていることが、スカート
部と周状バンドとの一体としての打栓を可能にし、且つ
開栓後のボトル首部からの周状バンドの取り外しを容易
にするために好ましい。即ち、周状バンドの上端に隣接
して径方向ブリッジが設けられていると、打栓時におけ
る径方向ブリッジの破断が有効に防止され、しかも周状
バンドの下方部分がフリーの状態になるため、径方向ブ
リッジの破断による周状バンドの取り外しが容易に行え
る。
ブリッジがスプリットの外周側端部に近接して設けられ
ていることが径外方向への広がり防止の点で好ましい。
即ち、径外方向に最も広がりやすい部分はスプリットの
外周側端部に近接する部分であるが、この部分に径方向
ブリッジを設けることにより径外方向への広がりを防止
することができる。
とも一部で、周方向に互いに係合可能な外周側及び内周
側の係合部を区画することが特に好ましい。前述したス
プリットが、周状バンドを切断するものであることは既
に指摘したが、このスプリットにより外周側係合部と内
周側係合部とを周方向に互いに係合するように設ける
と、周状バンドがブリッジを介してキャップ本体と一体
化している状態において、ボトルへの巻締に際して周状
バンドに周方向への応力が発生しても、外周側係合部と
内周側係合部とが互いに係合して、周状バンドの伸びが
抑制され、周状バンドの破損やブリッジの破損が有効に
防止される。
み方向及び周方向に延びるスプリットの少なくとも一部
で外周側係合部と内周側係合部とを区画するように設け
たため、これらの外周側係合部と内周側係合部とが周状
バンドの外周面及び内周面で覆われると共に保護され、
ごみの付着等がなく衛生的であり、またキャップ同士の
接触や搬送具や巻締機器との接触によっても破損されな
いという利点がある。更に、前記係合部が周状バンド内
に設けられていて、外部に見えないのでキャップの外観
特性にも優れている。
ンドへのスプリットが上下に設けられているので、成形
後のキャップは上下方向に型抜きが容易であり、高価な
割型を必要とせず、また成形性にも優れており、生産性
も高いという利点がある。
内周側係合部が周状バンドの下面側から見てZ字型、逆
Z字型、S字型或いは逆S字型の形状のスプリットで区
画されていることが好ましい。このような外周側係合部
と内周側係合部との対峙構造では、周状バンドに周方向
の張力が発生したとき、外周側係合部の凸部と内周側係
合部の凹部、外周側係合部の凹部と内周側係合部の凸部
とが、径方向の余計な動きを生ずることなく係止し、ス
プリットからの周状バンドのはずれを防止するのに非常
に有効である。
部の内周側先端部及び内周側係合部の外周側先端部が水
平断面において90度以下の角度を有すること、一層好
適には90度よりも小さい角度を有すること、最も好適
には40乃至80度の角度を有することが、両係合部の
周方向への係合を確実に行わせるために好ましい。
径方向ブリッジを残して、周状バンドの外周側から内周
側へのほぼ完全な切断線として設けられていることは既
に指摘したが、このスプリットは周状バンドの上下に達
するように設けられていることが、ボトル首部に残る周
状バンドの取り外しを容易にする目的に好ましい。
件を満足する限り任意の構造を取りうるが、一つの実施
例では、周状バンドの外周側から厚みの途中に達するよ
うに設けられた外周側スプリット、周状バンドの内周側
から厚みの途中に達するように外周側スプリットから周
方向に間隔をおいて設けられた内周側スプリット、外周
側スプリットと内周側スプリットとの中間に外周側及び
内周側に厚みを残してほぼ厚み方向に設けられた段差ス
プリット、段差スプリットの内周側端部と外周側スプリ
ットの内周側端部とを結ぶ第一の周状スプリット及び段
差スプリットの外周側端部と内周側スプリットの外周側
端部とを結ぶ第二の周状スプリットからなる。この場
合、第一の周状スプリットと段差スプリットとにより外
周側係合部が形成されており、第二の周状スプリットと
段差スプリットとにより内周側係合部が形成されている
ことが好ましい。このスプリットの構造については、あ
とに詳しく説明する。
内周側端部にはブリッジが位置しており、内周側スプリ
ットの内周側端部の両側の周状バンドの部分が前記ブリ
ッジを介してスカート部に連結しているいることが、キ
ャップの打栓に際しても、キャップ本体に対して周状バ
ンドを正しく整合した位置関係で保持し、周状バンドを
ボトル首部に破損なしに挿入させるために好ましい。勿
論、このスプリット内周側端部に位置するブリッジも、
他のブリッジと同様に、開栓に際してはキャップ本体の
旋回に伴って切断されまたは弱化され、周状バンドの切
り離しを阻害することはない。
部下端と周状バンドの上端とが環状面、特に切断面で分
離されており且つ環状面よりも内側に位置するブリッジ
で連結されていることが好ましい。この構造では、ブリ
ッジの位置及び水平断面面積を、閉栓に際してはブリッ
ジを破損することなく周状バンドが設定通りに保持さ
れ、一方開栓に際してはブリッジの破断による開栓が容
易に行われるように規制することができる。特に、スプ
リットの内周側端部にブリッジを設ける上記の構成で
は、この意義は大きい。
囲で多くの変更が可能であることが了解されるべきであ
る。例えば、キャップ本体、周状バンド及びブリッジ
は、それ自体公知の任意の構造のものであってよく、格
別の制限は受けない。
ら垂下したスカート部とからなるものであり、スカート
の内面には、ボトル首部に巻締るためのネジ部が形成さ
れており、スカート外面にはキャップの把持を容易にす
るためのローレット溝が形成されている。頂板部には、
その内面側に、ボトル口部との密封のための機構や、ボ
トル口部に嵌着された中栓との密封或いは係合のための
機構が設けられていてもよい。この密封のための機構は
頂板部と一体に設けられたワンピース構造のものでもよ
く、また頂板部と別体にインシェルモールド等の手段で
設けられたライナーであってもよい。頂板部内面に設け
る密封或いは係合のための機構は、ボトル口部或いは中
栓口部の頂面と接する平面シールでもよいし、ボトル口
部或いは中栓口部の外周面と接するアウターリングによ
るシールでもよいし、またボトル口部或いは中栓口部の
内周面と接するインナーリングによるシールでもよい
し、更にこれらの2種以上の組み合わせであってもよ
い。
周状バンドの係合を行いうる任意の係止部を周状バンド
の内面側に備えたものが使用される。例えば、係止部と
しては、ボトル首部のあご部と係合するフラップ片やフ
ィン類、或いはボトル首部の外周ラチェットと係合する
内周ラチェットなどが挙げられる。
フラップ片は、周状バンドの内周側の下部から、斜め上
方向に延びており、その先端の径が大きくなる方向への
変形は可能であるように設けられたものである。このフ
ラップ片は、閉栓時において、容器口部外周下方のあご
部を乗り越えて、その下部と係合することが可能であ
り、これにより周状バンドの容器口部への固定を行える
ものである。一方、キャップの開栓時においては、フラ
ップ片により周状バンドが容器首部のあご部の下に位置
していると共に、開栓方向が上昇方向となり、フラップ
片があごの下に係合して上昇不能に固定され、キャップ
本体のみが上昇するので、剪断力によりブリッジが破断
する。この破断により、キャップ本体と周状バンドとが
分離して開栓が行われる。
内方向且つ斜め開栓方向に延びる片状のフィンとして多
数周状に配置されたものである。このフィンは、閉栓時
において、容器首部外周下方のあご部と係合するように
なっている。キャップの容器への閉栓に際しては、キャ
ップを閉栓方向に回転させると、容器首部のネジとスカ
ート部内面のネジとが係合して、閉栓が進行する。この
場合、周状バンドのフィンが閉栓方向と逆方向に延びて
いるため、このフィンは容器首部のあごを乗り越えて、
その下部に達し、フィンによる周状バンドの保持が確実
に行われる。一方、キャップの開栓時においては、フィ
ンにより周状バンドが容器首部のあご部の下に位置して
いると共に、開栓方向がフィンの延びている方向となる
ため、フィンが容器のあごの下に固定され、キャップ本
体のみが開栓方向に回転するので、剪断力によりブリッ
ジが破断する。この破断により、キャップ本体と周状バ
ンドとが分離して開栓が行われる。また、フラップ片、
フィン類等の係止部のタイプにおいては、スカート部と
周状バンドとは、破断可能なブリッジに加えて、開栓時
にキャップ本体と一体に周状バンドを取り除くための連
結部をスプリットの近傍に設けてもよい。
内面に付け根を介して一定間隔をおいて多数取り付けら
れており、その先端が径内方及び開栓方向に延びている
ものが用いられる。一方、このキャップを締結する容器
首部は、あご部の下方及び外周にラチェットを備えてい
る。周状バンドのラチェットは、閉栓時において、容器
首部外周のあご部及びラチェットを乗り越えて、回動可
能であり、これにより適正締結トルクで周状バンドの容
器口部への締結を行えるものである。また、開栓に際し
ては、キャップのラチェットの先端部と容器首部のラチ
ェットとが係合して、回転不能に固定され、キャップ本
体のみが開栓方向に回転するので、剪断力によりブリッ
ジが破断する。この破断により、キャップ本体と周状バ
ンドとが分離して開栓が行われる。
射出成形、圧縮成形等によりキャップ本体及び周状バン
ドが一体化した状態で製造される。成形に用いる樹脂と
しては、各種プラスチック、例えば、低−、中−又は高
−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレ
ン系樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。これらの内で
も、高密度ポリエチレンやプロピレン系重合体が好適な
ものである。キャップ本体とは、別個にライナーを施す
こともでき、この場合、低密度ポリエチレン、エチレン
系共重合体、各種ゴム乃至熱可塑性エラストマー、アク
リル樹脂プラスチゾル、塩化ビニル樹脂プラスチゾル等
を用いることができる。
プラスチックには、充填剤、着色剤、耐熱安定剤、耐候
安定剤、酸化防止剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、金属セッケンやワックス等の滑剤、
改質用樹脂乃至ゴム、等の公知の樹脂配合剤を、それ自
体公知の処方に従って配合できる。
に詳細に説明する。添付図面において、図1は本発明の
キャップの一例の側面図であり、図2は図1のキャップ
の下面図であり、図3は図1のキャップの側断面図であ
り、図4は図3における線L−Lにおける断面図であ
り、図5は図4のキャップの周状バンドのスプリット形
成部分の拡大図であり、図6は図5の線A−Aにおける
垂直断面図であり、図7は図5の線B−Bにおける垂直
断面図であり、図8は図5の線C−Cにおける垂直断面
図であり、図9は図5の線D−Dにおける垂直断面図で
あり、図10は図5の線E−Eにおける垂直断面図であ
り、図11は図1のキャップをその内部に保持される中
栓と共に容器首部に締結した状態を示す拡大断面図であ
り、図12は本発明の他の実施例のキャップの下面図で
あり、図13は図12のキャップの周状バンドのスプリ
ット形成部分の拡大図であり、図14は図13の線A’
−A’における垂直断面図であり、図15は図13の線
B’−B’における垂直断面図であり、図16は図13
の線C’−C’における垂直断面図であり、図17は図
13の線D’−D’における垂直断面図であり、図18
は本発明の別の実施例におけるキャップの周状バンドの
スプリット形成部分の拡大図であり、図19は本発明の
更に別の実施例におけるキャップの周状バンドのスプリ
ット形成部分の拡大図である。
す図1、図2及び図3において、このキャップは、頂板
部1とスカート部2とからなり且つスカート部内周壁に
は容器口部のネジと係合するネジ21を備えたキャップ
本体3と、スカート部2の下端に破断可能なブリッジ4
を介して連結され且つ内面側にボトル首部への係止部5
を有する周状バンド6と、前記周状バンド6に設けられ
たボトル首部からの取り外し機構7(図2、図4)とか
らなる。この実施例のキャップは、図11に示されると
おり、内部に保持される内容物注ぎ出し用の中栓9と共
にボトル10の首部に閉栓されるもので、キャップ本体
3はボトル首部の形状(嵌合された中栓をも含む)にあ
わせた円筒状の形状をしている。
構、軸方向内方に突出したアウターリング11及びイン
ナーリング12と、両リングの中間に位置する凹部13
が形成されている。これらの係合機構の機能については
図11を参照してあとに説明する。
ジと係合するネジ21が形成されている。一方、スカー
ト部2の外面には、キャップの把持を容易にするための
ローレット溝22が形成されている。また、スカート部
2の下部は下向きに次第に径が増大するテーパ部23と
なっており、このテーパ部23を介して周状バンド6の
外周面に滑らかに接続されている。また、スカート部2
の内面のネジ部21の上方には、中栓を着脱自在に保持
する保持用小突起部24が形成されている。この中栓保
持用突起部24の機能については図11を参照してあと
に説明する。
面乃至環状分離面31を介し開封明示用の周状バンド6
が設けられている。キャップのスカート部2の下端と周
状バンド6とは環状切断面乃至分離面31により分割さ
れていると共に、切断面乃至分離面31の内周よりも内
側に位置するように周状に分布して配置されたブリッジ
4により連結されている。
6の容器首部への係合固定は、フラップ片5により行わ
れる。周状バンド6のフラップ片5は、周状バンドの内
周側下部に上下に折り曲げ可能に且つ一体に周状に設け
られている。このフラップ片5は、上方且つ内方に折り
曲げられた状態で容器首部に挿入され、容器首部のあご
部を乗り越えあご部の下部と係合することにより、周状
バンドの容器首部への保持が可能となっている。
出成形、圧縮成形などにより成形された状態で示されて
いる。この状態ではフラップ片5は周状バンド6の内面
から下方且つ内方に向けて延びている。その後、図示し
ない工具によりフラップ片は上方且つ内方に向けて延び
た状態に変形され、容器首部に巻締られる。
肉であり、薄肉の付け根部52を介して周状バンド6の
内面下方部に接続されており、径外方に向けて次第に薄
肉となる断面形状を有している。このフラップ片5は、
中心側から周状バンド6の内面に向けて径方向に延びる
切り欠き部53により周方向に分割されていることが好
ましい。切り欠き部53はフラップ片5の上下への折り
曲げをを可能とするものであり、液抜きが必要な場合に
は、この切り欠き部53の全部或いは一部を付け根部5
2まで切り欠くことにより可能にすることができる。
のスカート部内面25の内径よりも大きな内径を有して
いる。このため、フラップ片5が上向きに折り返された
状態で容器首部に挿入されるとき、フラップ片5がこの
内径の増大したスペース内に収納され、閉栓時に無理な
荷重がかからないようになっている。
図に示すとおり、周状バンド6内にボトル首部からの取
り外し機構7が設けられる。周状バンド6の外周面から
内周面に至るように、全体として厚さ方向及び周方向に
延びる上下のスプリット71と、このスプリット71で
分割される径外方周状バンド部分46と径内方周状バン
ド部分47とを結合する破断可能な径方向ブリッジ45
とを備えている。更に、この実施例の場合、図5の拡大
図に示すとおり、該スプリット71の少なくとも一部で
区画され且つ周方向に互いに係合可能な外周側係合部7
2及び内周側係合部73をも備えている。
置する外周側端部74と、周状バンド内周面に位置する
内周側端部75とを有しており、これら両端部間は連通
している。この具体例においては、外周側係合部72及
び内周側係合部73は、周状バンド6の下面側から見て
逆Z字型の形状のスプリットで区画されて形成されてお
り、外周側係合部72の内周側先端部及び内周側係合部
73の外周側先端部は水平断面において90度以下の角
度を有している。勿論、外周側係合部72及び内周側係
合部73を区画するスプリットは、上記の例に限定され
ず、Z字型、逆Z字型、S字型或いは逆S字型等の任意
の形状をとりうることが了解されるべきである。
す図6乃至10において、周状バンド6の外周側から厚
みの途中に達するように外周側スリット81が設けられ
ている(図10)。このスリット81は、スカート部2
のテーパ部をも通って上下に貫通していることが了解さ
れよう。また、周状バンド6の内周側から厚みの途中に
達するように、外周側スリット81から周方向に間隔を
おいて内周側スリット82が設けられている(図6)。
更に、外周側スリット81と内周側スリット82との中
間に外周側及び内周側に厚みを残してほぼ厚み方向に段
差スリット83が設けられている(図8)。また、この
段差スリット83の内周側端部と外周側スリット81の
内周側端部とを結ぶように、第一の周状スリット84が
形成されている(図9)。更にまた、段差スリット83
の外周側端部と内周側スリット82の外周側端部とを結
ぶように、第二の周状スリット85が形成されている
(図7)。これらの各スリットが上記のように接続され
て、逆Z字型のスプリットが形成されることが了解され
よう。また、第一の周状スリット84と段差スリット8
3とにより外周側係合部72が形成され、第二の周状ス
リット85と段差スリット83とにより内周側係合部7
3が形成されていることも了解されよう。
2、段差スリット83及び第二の周状スリット85は、
環状面(切断面)31を超えて上方に若干延びているの
に対して、第一の周状スリット84はその一部、即ち線
Eの断面の部分(図9)において、環状面(切断面)3
1に達しないように浅く形成されており、環状面(切断
面)31との間に残る部分が径方向ブリッジ45となっ
ている。図5及び図6に示されるとおり、スプリット7
1の内周側端部には高さ方向ブリッジ4が位置してお
り、スプリット内周側端部の両側の周状バンドの部分が
前記ブリッジ4を介してスカート部に連結していること
が前述した理由により好ましい。更に、スプリット71
を形成する部分、即ち取り外し機構7の部分には周状バ
ンド6の厚み範囲内で前述した機構を設けるが、スプリ
ット71で分割される径外方周状バンド部分46や径内
方周状バンド部分47が過度に薄肉化されるのを防止
し、或いは上記周状バンド部分を補強する目的で、スプ
リット形成部分の外周部の径を増大させたり、スプリッ
ト形成部分の内周部の径を小さくしたりして、肉厚の調
節を行うことができる。
おり、中栓9との組み合わせで容器首部10との密封に
用いられる。
に使用される中栓を示す図11において、この中栓9
は、容器首部10が挿入される溝91を備えたフランジ
部92と、フランジ部92の下部の内周側に形成された
水平壁93と、フランジ部92の内周上部に設けられた
注出筒部94と、水平壁の開口予定部95と、開口予定
部95を区画する開口用スコア96と、開口予定部95
に設けられた開口用タブ97とを備えている。
の上方あご部と係合する内向きの突起部99が形成され
ている。一方、フランジの内周部100の外面にはシー
ル部101が形成されている。注出筒部94は上方に向
けて径の増大するラッパ形状となっていて、注ぎ出す液
体の液切れを行うことが可能となっている。開口用タブ
97は開口予定部95に足部102を介して一体に設け
られたプルリング103からなっており、プルリング1
03を指で把持し、これを引っ張り上げることにより、
スコア96を剪断して、開口予定部95の取り外しが可
能となっている。
下方への筒状延長部からなる容器首部への挿入時のガイ
ド104が形成されている。中栓9はプラスチックキャ
ップ内に収納された状態で一挙に容器首部との閉栓操作
に付されるが、キャップ内の中栓9に若干の傾きなどが
ある場合でも、前記ガイド104の作用により、容器首
部10がフランジ部の溝91の中に確実に案内され、中
栓9と容器首部10との密封係合が確実に行えるという
利点がある。ガイド104は、容器首部の内径よりも小
さい外径を有しているのがよい。
下部には複数個の薄片状の突起部105を形成すると共
に、プラスチックキャップのネジの上部にはこの薄片状
突起部105と係止可能な中栓保持用突起部24を形成
する。これにより、キャップの移送中や閉栓操作時に中
栓9が離脱することなくプラスチックキャップに確実に
保持され、しかも中栓の突起部105が薄片状であるた
め、開栓時にはキャップの環状突起部24との係合状態
が外れ、中栓9を容器首部との密封状態を保ったまま容
器首部に残すことが可能となる。
いる状態の容器を示す図11において、この容器首部1
0は、容器首部の外周に、中栓保持用のあご部111、
キャップ締結用のネジ112、周状バンド保持用のあご
部113及びサポートリング114を備えている。
結させるには、中栓が内部に収納保持されている中栓付
プラスチックキャップを、容器首部に被せ、キャップの
ネジ21と容器首部のネジ112とを係合させ、キャッ
プを旋回させる。この旋回に伴って、容器首部10の内
側に先ず中栓のガイド104が挿入され、容器首部に対
して中栓の正しい位置規制が行われる。キャップの旋回
角度が一定角度、例えばキャップのネジ21と容器首部
のネジ112とが螺合開始から180度以上に達した時
点で、中栓保持用あご部111と中栓突起部99とが係
合する。キャップの閉栓のための旋回が続くにつれて、
中栓9はキャップのアウターリング11により押し下げ
られ、中栓突起部99が容器首部の中栓係止用あご部1
11を乗り越えて、中栓と容器首部との密封係合が行わ
れる。同時に中栓9の注出筒部94の先端は、アウター
リング11とインナーリング12との凹部13に挿入さ
れ、インナーリング12と係合する。この状態では、キ
ャップ周状バンドのフラップ片5が容器首部の周状バン
ド保持用のあご部113を乗り越えてその下部と係合し
ており、これにより周状バンド6の容器首部への固定も
行われる。
2を指で把持して、キャップ本体を開栓方向に旋回させ
るが、周状バンド6はフラップ片5により容器首部に固
定されているため、ブリッジ4が切断し、中栓9が容器
首部と密封係合した状態でキャップ本体3の容器首部1
0からの取り外しが可能となる。中栓9の開封は既に説
明した動作により行われ、所定量の内容物を取り出した
後、キャップ本体を再び容器首部に被せ、閉栓方向にキ
ャップ本体3を旋回させて、キャップによるリシールを
行うことができる。
0に残留する周状バンド6の取り外しは、本発明の取り
外し機構7(スプリット71)により、スプリット71
で分割される径外方周状バンド部分46を指先で外方に
引き出し、径方向ブリッジ45を切断することにより、
容易に行うことができる。即ち、スプリット71の外周
側端部74が設けられている周状バンド6の部分の上部
に指をかけ、これを外方に引き出すことにより、径方向
ブリッジ45が切断され、外周側係合部72と内周側係
合部73との係合が解除され、周状バンド6はスプリッ
ト71により切り離され、容器首部10からの取り外し
が至って容易に行われる。尚、スプリット71の内周側
端部75に設けられているブリッジ4は開栓の際破断さ
れ、または弱化されているので、周状バンドの取り外し
の障害とはならない。また、スプリットは、上述したよ
うに、完全切断線として説明してきたが、破断可能な薄
膜で覆われていてもよい。
乃至17において、このキャップにおいても、周状バン
ド6の外周面から内周面に至るように、全体として厚さ
方向及び周方向に延びる上下のスプリット71と、この
スプリット71で分割される径外方周状バンド部分46
と径内方周状バンド部分47とを結合する破断可能な径
方向ブリッジ45とを備えている点では、前述した第一
の実施例と同様である。
細な厚さ方向断面を示す図14乃至17において、周状
バンド6の外周側から厚みの途中に達するように外周側
スリット81が設けられている(図17)。このスリッ
ト81は、スカート部2のテーパ部をも通って上下に貫
通していることが了解されよう。また、周状バンド6の
内周側から厚みの途中に達するように、外周側スリット
81から周方向に間隔をおいて内周側スリット82が設
けられている(図14)。更に、外周側スリット81の
内周側端部と内周側スリット82の外周側端部とを結ぶ
ように周状スリット84が設けられている(図15及び
16)。
は、環状面(切断面)31を超えて上方に若干延びてい
るのに対して、周状スリット84はその一部、即ち線
C’−C’の断面の部分(図15)において、環状面
(切断面)31に達しないように浅く形成されており、
環状面(切断面)31との間に残る部分が径方向ブリッ
ジ45となっている。
は、径方向ブリッジ45が、スプリット71で分割され
る径外方周状バンド部分46の径方向や周方向への広が
りを防止するものであり、周方向に互いに係合可能な外
周側係合部72及び内周側係合部73を設けていないた
め、構造が簡単で、周状バンドの厚みも薄くてよいとい
う利点を与えるものである。
において、このキャップにおいても、周状バンド6の外
周面から内周面に至るように、全体として厚さ方向及び
周方向に延びる上下のスプリット71と、このスプリッ
ト71で分割される径外方周状バンド部分46と径内方
周状バンド部分47とを結合する破断可能な径方向ブリ
ッジ45とを備えている点では、前述した第一の実施例
と同様である。
分47は径内方に突出するように設けられており、スプ
リット71、周方向に互いに係合可能な外周側係合部7
2及び内周側係合部73及び径方向ブリッジ45を形成
するために必要な厚みが確保されるようになっている。
また、この実施例では、第一の実施例で示した段差スリ
ット83と内周側スリット82との周方向間隔が狭くな
っており、内周側係合部73を形成するという目的のも
のとなっている。この実施例の取り外し機構7は周方向
の寸法を第一の実施例のものよりも小さくできるという
利点を与えるものである。
において、このキャップにおいても、周状バンド6の外
周面から内周面に至るように、全体として厚さ方向及び
周方向に延びる上下のスプリット71と、このスプリッ
ト71で分割される径外方周状バンド部分46と径内方
周状バンド部分47とを結合する破断可能な径方向ブリ
ッジ45とを備えている点では、前述した第一の実施例
と同様である。
分46は径外方に突出するように設けられており、スプ
リット71、周方向に互いに係合可能な外周側係合部7
2及び内周側係合部73及び径方向ブリッジ45を形成
するために必要な厚みが確保されるようになっている。
また、この実施例では、第一の実施例で示したものに比
して、第二の周状スリット85の内面が周状バンド6の
外面にほぼ一致する関係で設けられていること、外周側
係合部72が第二の周状スリット85の内面より径内方
に突出した突起部として形成されていること、及びこの
突起部よりも周方向に延びる延長部79があり、この延
長部79に径方向ブリッジ45が形成されていることに
おいて相違している。この実施例の取り外し機構7は周
方向の寸法を第一の実施例のものよりも小さくでき、ま
た径外方周状バンド部分の引き出しが容易であるという
利点を与えるものである。
からなり且つスカート部内周壁には容器口部のネジと係
合するネジを備えたキャップ本体と、スカート部の下端
に破断可能なブリッジを介して連結され且つ内面側にボ
トル首部への係止部を有する周状バンドと、前記周状バ
ンドに設けられたボトル首部からの取り外し機構とから
なるプラスチックキャップにおいて、前記取り外し機構
を、周状バンドの外周面から内周面に至るように全体と
して厚さ方向及び周方向に延びる上下のスプリットと、
前記スプリットで分割される径外方周状バンド部分と径
内方周状バンド部分とを結合する破断可能な径方向ブリ
ッジとで構成したことにより、周状バンドがスプリット
により厚み方向に切り離されていながら、周方向への広
がりや伸びを抑制し、更にスプリットよりも外周側の部
分が径外方向に広がる傾向を防止することができる。し
かも、この抑制手段が周状バンドの外面により覆われて
保護されており、しかも使用後におけるボトル首部から
の周状バンドの取り外しが指でも容易に出来、使用後の
分別廃棄が可能であるという利点が奏されるものであ
る。更に、本発明のキャップは、通常の型を用いて成形
可能であり、しかも生産性も高く、外観特性、衛生的特
性、巻締の確実性にも優れているという利点もある。
部分の拡大図である。
と共に容器首部に締結した状態を示す拡大断面図であ
る。
る。
形成部分の拡大図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
バンドのスプリット形成部分の拡大図である。
周状バンドのスプリット形成部分の拡大図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 頂板部とスカート部とからなり且つスカ
ート部内周壁には容器口部のネジと係合するネジを備え
たキャップ本体と、スカート部の下端に破断可能なブリ
ッジを介して連結され且つ内面側にボトル首部への係止
部を有する周状バンドと、前記周状バンドに設けられた
ボトル首部からの取り外し機構とからなるプラスチック
キャップにおいて、前記取り外し機構が、周状バンドの
外周面から内周面に至るように全体として厚さ方向及び
周方向に延びる上下のスプリットと、前記スプリットで
分割される径外方周状バンド部分と径内方周状バンド部
分とを結合するように両バンド部分間に設けられた破断
可能な径方向ブリッジとからなることを特徴とする分別
廃棄可能なプラスチックキャップ。 - 【請求項2】 前記径方向ブリッジが周状バンドの上端
に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1に
記載のキャップ。 - 【請求項3】 前記径方向ブリッジがスプリットの外周
側端部に近接して設けられていることを特徴とする請求
項1または2に記載のキャップ。 - 【請求項4】 周状バンドは、前記スプリットの少なく
とも一部で区画され且つ周方向に互いに係合可能な外周
側及び内周側の係合部を備えていることを特徴とする請
求項1乃至3の何れかに記載のキャップ。 - 【請求項5】 前記径方向ブリッジがスプリットの外周
側端部と外周側の係合部との間に形成されていることを
特徴とする請求項4に記載のキャップ。 - 【請求項6】 外周側係合部及び内周側係合部が周状バ
ンドの下面側から見てZ字型、逆Z字型、S字型或いは
逆S字型の形状のスプリットで区画されていることを特
徴とする請求項4または5に記載のキャップ。 - 【請求項7】 外周側係合部の内周側先端部及び内周側
係合部の外周側先端部が水平断面において90度以下の
角度を有することを特徴とする請求項4乃至6の何れか
に記載のキャップ。 - 【請求項8】 前記スプリットが周状バンドの上面及び
下面に達するように設けられていることを特徴とする請
求項1乃至7の何れかに記載のキャップ。 - 【請求項9】 前記スプリットが、周状バンドの外周側
から厚みの途中に達するように設けられた外周側スプリ
ット、周状バンドの内周側から厚みの途中に達するよう
に外周側スプリットから周方向に間隔をおいて設けられ
た内周側スプリット、外周側スプリットと内周側スプリ
ットとの中間に外周側及び内周側に厚みを残してほぼ厚
み方向に設けられた段差スプリット、段差スプリットの
内周側端部と外周側スプリットの内周側端部とを結ぶ第
一の周状スプリット及び段差スプリットの外周側端部と
内周側スプリットの外周側端部とを結ぶ第二の周状スプ
リットからなることを特徴とする請求項4乃至8の何れ
かに記載のキャップ。 - 【請求項10】 第一の周状スプリットと段差スプリッ
トとにより外周側係合部が形成されており、第二の周状
スプリットと段差スプリットとにより内周側係合部が形
成されていることを特徴とする請求項9に記載のキャッ
プ。 - 【請求項11】 前記内周側スプリットの内周側端部に
はブリッジが位置しており、スプリット内周側端部の両
側の周状バンドの部分が前記ブリッジを介してスカート
部に連結していることを特徴とする請求項1乃至10の
何れかに記載のキャップ。 - 【請求項12】 キャップ本体のスカート部下端と周状
バンドの上端とが環状面で分離されており且つ環状面よ
りも内側に位置するブリッジで連結されていることを特
徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のキャップ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387772A JP4533530B2 (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 分別廃棄可能なプラスチックキャップ |
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- 2000-12-20 JP JP2000387772A patent/JP4533530B2/ja not_active Expired - Fee Related
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