JP2006232298A - 不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップ - Google Patents

不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップ Download PDF

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Abstract

【課題】分別廃棄時に安全な取り外しが可能で、キャップとしての体裁もよく、金型を簡素化して製造コストを下げることができる不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップを提供する。
【解決手段】上蓋20の直径を下部リング30の直径よりも小さく形成する。下部リング30の内周面に突設した破断片31から上蓋20外周面を連設する。上蓋20開封時に該破断片31から上蓋20が分離するように設ける。本体10の分別廃棄時に下部リング30を本体10の嵌合部11から上方に取り外し自在になるように設ける。取外手段は、前記下部リング30を取り除いて露出させた本体10の嵌合部11を、本体10の口部12にネジ止めした上蓋20ごともぎ取れるように設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、不正開封防止機能がついたツーピースキャップを、分別廃棄時に容器から安全且つ容易に取外すことができるようにした不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップに関する。
上蓋と本体とのツーピース構造を成したツーピースキャップの分別回収時において、本体を容器口部から容易に取り外せるようにした分別廃棄用のツーピースキャップが特許文献1に記載されている。このツーピースキャップによると、分別廃棄時において、本体の容器係止部分を覆っている拘束リングを下方にずらして容器係止部分を露出させ、この状態から本体を強制的に取り外すように設けている。
一方、不正開封防止機能を設けたツーピースキャップが特許文献2及び特許文献3に記載されている。特許文献2に記載されたツーピースキャップは、硬貨等を使用して不正な開封がされないように提案されたもので、前記特許文献1に記載されている拘束リングと同じ構造の係止筒を設け、この係止筒の下端を更に下方に延長し、容器口部のネックリングと称する突起付近を覆うことで、上蓋開封前に、このネックリングと上蓋との間に硬貨等が挿入できないように設け、不正開封を防止しようとするものである。また、分別回収時には、前記特許文献1と同様に、係止筒を下方に下げて容器係止部分を露出させ、ツーピースキャップの本体を強制的に除去するものである。
更に、特許文献3に記載のツーピースキャップは、前記特許文献2に記載の係止筒の上端面に第2押圧斜面部を突設した封止リングを設け、一方、この第2押圧斜面部に接する第1押圧斜面部を上蓋の下端面に設け、上蓋開封時に、この上蓋を回転させると、上蓋の第1押圧斜面部が封止リングの第2押圧斜面部を押圧し、封止リングを容器口部の下方へ強制的に押し下げるように設けている。封止リングを下方へ強制的に押し下げた後は、前記特許文献1及び特許文献2と同様に、容器係止部分が露出した本体を容器口部から強制的に取り外す作業となる。
特開平11−255251号公報 特開2002−249154号公報 特開2002−370765号公報
各特許文献に記載されたツーピースキャップは、いずれもツーピースキャップの本体を取り外す際に、本体の容器係止部分を覆っている拘束リングや係止筒、封止リングを強制的に下方に押圧して本体の容器係止部分を露出させ、この状態で本体を容器口部から強制的に取り外すように設けている。ところが、これらの拘束リング等と上蓋とを破断片で連結しているので、上蓋を開封した際に、破断片を破断した跡に残る複数の突起が拘束リング等の上端面に残っている。この複数の突起は破断時に先端が鋭くなっているので、本体を分別廃棄する作業等に多くの危険が伴うものであった。
すなわち、特許文献1では、前記拘束リングと上蓋とを連結する複数の橋絡部を設けている。そこで、上蓋を開封する時に、この橋絡部が切断され、鋭い突起となった橋絡部の切断部が拘束リングの上に多数残った状態になる。そして、分別廃棄時にこの拘束リングを下方にずらして本体の容器係止部分を露出させ、この状態から本体を強制的に取り外すように設けている。ところが、この拘束リングを下方にずらした際に、拘束リングの上面に露出した鋭い突起が本体方向を向いているので、本体の除去作業等が危険な状態になっている。しかも、特許文献1では、この拘束リングが容器使用時に簡単にはずれないようにするために、拘束リングの内側に係止突条を設け、この係止突条に拘束リングの被係止フラップを係止させている。そのため、拘束リングを下方へ強制的に押圧したときに、抵抗となっている被係止フラップが突然外れ、拘束リングが勢いよく下方へ移動した場合など、拘束リング上に露出した鋭い突起が更に危険な状態になる場合もある。
また、特許文献2によると、本体の容器係止部分を覆っている係止筒と上蓋とを複数の破断片で連結し、上蓋開封時に、この破断片が切断され、複数の切断部が係止筒の上端部に突出するものである。そして、破断片が切断された後の係止筒は、上蓋に設けた引っ掛け突片に係止された状態になっている。この際、上蓋は、引っ掛け突片に弱く係止するように設けているので、前記特許文献1の拘束リングと比べて、下方へずらす作業が比較的容易になっている。しかしながら、下方へずれた係止筒の切断跡は本体方向を向いているので、前記特許文献1と同様に、分別廃棄時に容器口部から本体を取り除く際の危険な突起になっている。
また、特許文献2では、この係止筒が簡単にずれることから、更なる問題が生じている。すなわち、この係止筒が簡単にずれてしまうと、分別廃棄前の容器使用時においても、この係止筒が下方へずれてしまうおそれがある。すると、使用の際に、下方にずれて不安定になっている係止筒がキャップとしての体裁を損ねる不都合もある。
特許文献3は、封止リングと上蓋とを破断片で連結すると共に、封止リングの上端面に第2押圧斜面部を突設し、上蓋の下端面に第1押圧斜面部を設け、上蓋開封時に、上蓋の第1押圧斜面部が封止リングの第2押圧斜面部を押圧して、破断片を破断するものである。すなわち、特許文献3の封止リングの上面には、破断片を破断した跡の鋭い突起のほかに、複数の第2押圧斜面部が突設されたものになっている。このような封止リング上面の多数の突起物によって、分別廃棄時において容器口部から本体を取り外す作業が更に危険になるおそれがある。
しかも、特許文献3の封止リングは、開封と共に容器口部の下方へ強制的に押し下げられるので、本体使用時に、容器口部に係止している本体の係止力を補強する作用は、この封止リングにない。したがって、容器使用時に本体が容器口部から容易に外れないようにするため、本体の係止力をある程度強固に設定する必要がある。ところが、このように設定すると、本体を分別廃棄する際に、容器口部から本体を取り外す作業が困難になるので、封止リング上面の突起がより危険な存在になってしまう。
更に、特許文献3では、上蓋と封止リングとの連結部分に、破断片や第1押圧斜面部及び第2押圧斜面部等を多数設ける必要がある。したがって、特許文献3では、上蓋や封止リングを成形する金型が極めて複雑にならざるを得ず、製造コストが上昇する不都合があった。
このように、従来のツーピースキャップでは、前述した拘束リングや係止筒、封止リングの上端面に複数の突起等が露出した状態になるので、分別廃棄時の作業が危険になるおそれがあり、またキャップとしての体裁を損ね、更に複雑な金型によって製造コストが上昇する不都合もあった。
そこで本発明は上述の課題を解消すべく創出されたもので、不正開封防止機能が付いたツーピースキャップにおいて、分別廃棄時に安全な取り外しが可能で、キャップとしての体裁もよく、しかも金型を簡素化して製造コストを下げることができる不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップの提供を目的とするものである。
本発明の第1の手段は、容器P口部P1に嵌合する本体10と該本体10を施蓋する上蓋20とを有するツーピースキャップから成り、容器P口部P1から本体10を分別廃棄する際に本体10を取り外す取外手段を本体の嵌合部11に形成し、一方、本体10の嵌合部11の外周を覆う下部リング30と、本体10の口部12を施蓋する上蓋20とを設け、これら下部リング30と上蓋20とを複数の破断片31で連結して上蓋20の不正な開封を防止するように設けた不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップにおいて、上蓋20の直径を下部リング30の直径よりも小さく形成し、下部リング30の内周面に突設した破断片31から上蓋20外周面を連設し、上蓋20開封時に該破断片31から上蓋20が分離するように設けると共に、本体10の分別廃棄時に下部リング30を本体10の嵌合部11から上方に取り外し自在になるように設けたことにある。
第2の手段は、前記下部リング30の内周面の一部に係止凸部32を突設し、該係止凸部32を上下スライド自在に嵌入する差込凹部13と、該差込凹部13内の係止凸部32を横スライド自在に係合する係合凹部14とを前記本体10の嵌合部11外周面に連続形成し、前記上蓋20開封時に、下部リング30の回転に伴って移動する係止凸部32が係合凹部14内に係合した後に前記破断片31の先端から上蓋20が分離し、本体10の分別廃棄時に、開封時と反対方向に回転させた下部リング30の係止凸部32を差込凹部13から上方に取り外すように設けている。
第3の前記本体10の取外手段は、本体10の嵌合部11の肉厚を一部薄くして薄肉部15を設け、本体10除去時に該薄肉部15が変形又は破断するように設けたことにある。
第4の前記本体10の取外手段は、前記下部リング30を取り除いて露出させた本体10の嵌合部11を、本体10の口部12にネジ止めした上蓋20ごともぎ取れるように設けたことを課題解決の手段とする。
本発明の請求項1により、上蓋20の直径を下部リング30の直径よりも小さく形成し、下部リング30の内周面に突設した破断片31を上蓋20の外周面に連結し、上蓋20開封時に該破断片31から上蓋20が分離するように設けているので、分離後の破断片31は下部リング30の内側に突出し、下部リング30でカバーされた状態になる。したがって、従来のこの種のキャップの如く、破断片の鋭い先端が本体方向に向いて露出することで生じる危険は解消され、本体10を極めて安全に取り外すことができる。
また、本体10を分別廃棄する時に、下部リング30を本体10の嵌合部11から上方に取り外し自在に設けているので、下部リング30を嵌合部11から取り外す作業も容易であり、しかも安全に行えるものである。
更に、容器P使用時においては、下部リング30が本体10の嵌合部11を被覆した状態を維持すると共に、破断片31の分離後の先端も下部リング30の内方向に向いている。この結果、キャップとしての体裁も頗る良好になり、破断片の先端が露出する従来のキャップと比較すると、使用者に安全な印象を与えることができる。
請求項2により、上蓋20開封時に係止凸部32が係合凹部14に係合するので、使用時における下部リング30は、係合凹部14に係合した状態で簡単に外れるおそれはなくなり、常に安定した使用が可能になる。しかも、分別廃棄時には、下部リング30を開封時の反対方向に回転させることで、差込凹部13から係止凸部32を引き上げて下部リング30を安全に除去することが可能である。
また、差込凹部13や係合凹部14、更に係止凸部32等の凹凸を本体10や下部リング30の側面に形成するだけで下部リング30の着脱ができる。この結果、本発明キャップを成形する金型は、従来のキャップ、すなわち上蓋と封止リングとの連結部分に破断片と共に第1押圧斜面部及び第2押圧斜面部等を設けたキャップと比較して、極めて簡単な金型構造にすることができ、製造コストを安価にする効果がある。
請求項3に記載の取外手段によると、本体10の嵌合部11の肉厚を一部薄くして薄肉部15を設けているから、容器Pの口部P1から本体10を取り外す際に、この薄肉部15が変形し、あるいは引き裂かれることで、本体10を容易に取り外すことができる。しかも、使用時の本体10は、前記下部リング30にて保護されているので、極めて簡単に変形する薄肉部15を形成していても、容器P使用時において、本体10が簡単に外れるおそれもない。
請求項4では、露出させた本体10の嵌合部11を、本体10の口部12にネジ止めした上蓋20ごともぎ取れるように設けることで、本体10の除去作業を更に容易にすることができる。しかも、本体10をつかんで取り外す際に、本体10の開口した口部12等で手指を傷付けるおそれもなく、頗る安全な取り外し作業が行えるものとなる。
このように本発明によると、分別廃棄時に安全な取り外しが可能で、キャップとしての体裁もよく、しかも金型を簡素化して製造コストを下げることができるなどといった優れた種々の効果を奏するものである。
本発明の最良の形態は、上蓋20の直径を下部リング30の直径よりも小さく形成し、下部リング30の内周面に突設した破断片31から上蓋20外周面を連設し、上蓋20開封時に該破断片31から上蓋20が分離するように設ける。本体10の分別廃棄時に下部リング30を本体10の嵌合部11から上方に取り外し自在に設ける。本体10の嵌合部11の肉厚を一部薄くして薄肉部15を設け、本体10の口部12にネジ止めした上蓋20ごともぎ取れるように設ける。前記本体10の嵌合部11外周面に差込凹部13と係合凹部14とを連続形成する。該差込凹部13に上方からスライド嵌合する係止凸部32を前記下部リング30の内周面の一部に突設する。前記上蓋20開封時の下部リング30の回転に伴って移動する係止凸部32が係合凹部14内に係合した後に前記破断片31が上蓋20から分離するように設けることで、当初の目的を達成するものである。
本発明キャップは、ツーピースキャップの不正開封を防止すると共に、分別廃棄できるように設けたものである。この発明でツーピースキャップとは、容器P口部P1に嵌合する本体10と、該本体10を施蓋する上蓋20とを有するキャップとする(図1参照)。そして、本体10の嵌合部11に取外手段を形成し、容器P口部P1から本体10を分別廃棄できるようにしている。
上蓋20は、本体10の口部12にネジ止めして施蓋するもので、後述する下部リング30と破断片31にて連結されている。
下部リング30は、本体10の嵌合部11の外周を覆うリング状を成し、下部リング30の上部内周面に複数の破断片31を突設している。そして、この破断片31の先端に前記上蓋20外周面が連続形成されている(図4参照)。上蓋20を不正に開封しようとすると、この破断片31が切断することになるので、破断片31の状態を見るだけで不正開封されたか否かが容易に判るようになっている。このような構造により、周囲に知られないように不正に開封する行為を防止するものである。
図示例では、上蓋20の直径(外径)を下部リング30の直径(内径)よりも小さく形成し、下部リング30の内周面に突設した破断片31から上蓋20外周面を連設している(図5参照)。そして、上蓋20開封時に該破断片31の先端から上蓋20が分離し、上蓋20に破断片31が残らないように設けている(図1参照)。更に、本体10の分別廃棄時に下部リング30を本体10の嵌合部11から上方に取り外し自在に設けている(図2参照)。すなわち、下部リング30の内周面の一部に係止凸部32を突設する(図6参照)。一方、本体10の嵌合部11外周面に、差込凹部13と係合凹部14とを連続形成する(図7参照)。差込凹部13は、係止凸部32を上下スライド自在に嵌入するもので、係合凹部14は、該差込凹部13内の係止凸部32を横スライドすることで係止凸部32内に係合するように形成したものである。
本発明キャップを打詮する際は、下部リング30の係止凸部32を本体10の差込凹部13に差し込んだ状態で一体にして容器P口部P1に打詮する。このとき、下部リング30は、本体10の嵌合部11に設けた取外手段が打詮時に変形したり破断したりしないように嵌合部11を保護している。この嵌合部11は、容器P口部P1に外嵌するもので、口部P1の内部に嵌合するシール部16とこの嵌合部11との間に口部P1を挟持するものである(図3参照)。更に、嵌合部11の内周面には、係止突起17を設け(図8参照)、口部P1の開口縁に突設されている嵌合突起P2に係止せしめている(図3参照)。
本発明キャップの打詮後、上蓋20を開封するために、上蓋20を持って回転させると、下部リング30も同時に回転し、この下部リング30の回転に伴って移動する係止凸部32が差込凹部13から係合凹部14方向に移動して係合凹部14内に係合する。その状態から更に上蓋20を回転させると、破断片31から上蓋20が分離し、本体10の嵌合部11から上蓋20が外れる(図1参照)。すると、下部リング30の係止凸部32は、本体10の係合凹部14に係合した状態で固定されているので、容器P使用時の下部リング30は、この固定状態のままで使用される。この結果、本体10の嵌合部11は、使用時において、下部リング30で保護された状態になっている。
一方、本体10を分別廃棄する場合は、本体10の嵌合部11外周から下部リング30を取り除いた後に本体10を取り外す。下部リング30を取り除くには、下部リング30を開封時と反対方向に回転させることで、係合凹部14内の係止凸部32を差込凹部13方向に移動し、この差込凹部13から下部リング30の係止凸部32を上方にスライドさせて下部リング30を取り除くものである(図2参照)。
下部リング30を取り除いた後に、容器Pの口部P1から本体10を取り外す。図示例では、本体10の嵌合部11の肉厚を一部薄くして薄肉部15を設けている(図8参照)。そして、本体10を持って口部P1から強制的に取り外す際に、この薄肉部15が変形し、あるいは破断することで、本体10を取り外しが容易になるように設けている。このとき、非力な者でも容易に外せるように薄肉部15の厚みを設定しても、容器P使用時には、嵌合部11を被覆している下部リング30が、この薄肉部15ごと嵌合部11を補強しているので、本体10が不用意に外れるおそれはない。
更に、下部リング30を取り除いた後の本体10を、上蓋20ごともぎ取れるように設けている(図2参照)。これは、本体10を取り外す際に、本体10の口部12にネジ止めした上蓋20をつかんで取り外せるようにしたものである。このように上蓋20を使用することで、本体10除去時に、本体10の口部12を直接つかむ必要がなくなり、この口部12で手指が傷付かないようにしている。口部12にネジ止めした上蓋20は、もともと手指で把持し易い形状を成しているので、この上蓋20を利用して本体10を取り外せるようにすることで、分別廃棄時の本体10の取り外し作業が極めて容易になる。
尚、本発明における図示例の各構成は、本発明の一実施例に過ぎず、本体10における差込凹部13や係合凹部14、薄肉部15等の形状やサイズの変更、あるいは、下部リング30における破断片31、若しくは上蓋20の形状や寸法等の設計変更、材質の転換及び形態の変更など、現在知られている技術範囲内で自由に変更することができるものである。
本発明の一実施例を示す分解斜視図である。 本発明の下部リングを取り外した状態を示す分解斜視図である。 本発明の装着状態を示す要部断面図である。 本発明の破断片を示す斜視図である。 本発明の破断片を示す平面図である。 本発明の係止凸部を示す斜視図である。 本発明の差込凹部と係合凹部とを示す斜視図である。 本発明の薄肉部を示す斜視図である。
符号の説明
P 容器
P1 口部
P2 嵌合突起
10 本体
11 嵌合部
12 口部
13 差込凹部
14 係合凹部
15 薄肉部
16 シール部
17 係止突起
20 上蓋
30 下部リング
31 破断片
32 係止凸部

Claims (4)

  1. 容器口部に嵌合する本体と該本体を施蓋する上蓋とを有するツーピースキャップから成り、容器口部から本体を分別廃棄する際に本体を取り外す取外手段を本体の嵌合部に形成し、一方、本体の嵌合部の外周を覆う下部リングと、本体の口部を施蓋する上蓋とを設け、これら下部リングと上蓋とを複数の破断片で連結して上蓋の不正な開封を防止するように設けた不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップにおいて、上蓋の直径を下部リングの直径よりも小さく形成し、下部リングの内周面に突設した破断片から上蓋外周面を連設し、上蓋開封時に該破断片から上蓋が分離するように設けると共に、本体の分別廃棄時に下部リングを本体の嵌合部から上方に取り外し自在にするように設けたことを特徴とする不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップ。
  2. 前記下部リングの内周面の一部に係止凸部を突設し、該係止凸部を上下スライド自在に嵌入する差込凹部と、該差込凹部内の係止凸部を横スライド自在に係合する係合凹部とを前記本体の嵌合部外周面に連続形成し、前記上蓋開封時に、下部リングの回転に伴って移動する係止凸部が係合凹部内に係合した後に前記破断片の先端から上蓋が分離し、本体の分別廃棄時に、開封時と反対方向に回転させた下部リングの係止凸部を差込凹部から上方に取り外すように設けた請求項1記載の不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップ。
  3. 前記本体の取外手段は、本体の嵌合部の肉厚を一部薄くして薄肉部を設け、本体除去時に該薄肉部が変形又は破断するように設けた請求項1記載の不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップ。
  4. 前記本体の取外手段は、前記下部リングを取り除いて露出させた本体の嵌合部を、本体の口部にネジ止めした上蓋ごともぎ取れるように設けた請求項1乃至3いずれか記載の不正開封防止機能付き分別廃棄用ツーピースキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016050001A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社吉野工業所 封緘容器
KR101617864B1 (ko) 2015-12-11 2016-05-02 제이씨텍(주) 콤프레션몰드를 대체한 브이스커트 사출금형

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