JP5469919B2 - 計量塗布容器 - Google Patents
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Description
またこの発明においては、計量空間と容器体内とを連通させて、容器体内の内容物を計量空間に流入させた後に、被塗布部に塗布筒部の天壁部を押し当てて、塗布筒部を弁体に対して押し込み、前記連結体を反転変形させることで、塗布筒部を弁体に対して容器軸方向に移動させて、計量空間と容器体内とを遮断させる。これにより、計量空間内の内容物のみが流出孔から流出して被塗布部に塗布される。
本実施形態に係る計量塗布容器1は、図1から図3に示されるように、内容物Wが収容される容器体11と、容器体11の口部12側に装着される装着部13、および天壁部14に流出孔15が形成された有頂筒状の塗布筒部16を有する塗布体17と、容器体11と塗布体17との間に配設されるとともに、塗布筒部16内に離脱可能に嵌合される弁部18を有する弁体19と、を備えている。図示の例では、計量塗布容器1は、塗布体17を覆うオーバーキャップ20を備えている。
嵌合筒部23の内周面には、円環状のフランジ部23aが径方向の内側に向けて突設されている。フランジ部23aの下面には、容器体11の小径部12b内に嵌合されたシール筒部23bが下方に向けて延設されている。
摺動板22は、弁体19の上面視で容器軸Oと同軸に位置する十字を呈するように複数配設されている。
装着部13は、円筒状に形成されるとともに、弁体19の嵌合筒部23における上端部に外嵌された周壁部13aと、周壁部13aの上端部に径方向の内側に向けて突設されるとともに円環状に形成され嵌合筒部23の上端開口縁を覆う被覆部13bと、被覆部13bに下方に向けて延設され嵌合筒部23の上端部内に嵌合されたシール筒部13cと、を備えている。
また塗布筒部16の内周面のうち、上端部は他の部分よりも小径とされるとともに、その境界部分は段部16bとなっている。
本実施形態では、連結体21が径方向の外側から内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在し、塗布筒部16が弁体19に対して下降端位置に位置しているときに、弁体19における摺動板22の上端が、塗布筒部16の内周面における段部16bに当接し、かつ弁部18が塗布筒部16の下端部内に液密状態で嵌合される。この際、塗布筒部16の天壁部14と弁部18との間の計量空間Aと、容器体11内と、が遮断される。
以上より、連結体21の反転変形に伴い、塗布筒部16が弁体19に対して上下方向に移動し弁部18が塗布筒部16内に着脱して、計量空間Aと容器体11内との連通および遮断を切り替えるようになっている。
なお図示の例では、連結体21は、塗布筒部16の下端部と、装着部13の被覆部13bの内周縁部と、を連結している。
また、塗布筒部16の天壁部14は例えば平坦面にする等適宜変更してもよく、さらに流出孔15は例えば開口孔にする等適宜変更してもよい。
また、弁部18に摺動板22は設けなくてもよく、摺動板22に代えて例えば、周壁下端部に連通孔が形成された円筒体等、他の形態を採用してもよい。
11 容器体
12 口部
13 装着部
14 天壁部
15 流出孔
16 塗布筒部
16a 膨出部(第1係合部)
17 塗布体
18 弁部
19 弁体
20 オーバーキャップ
21 連結体
22 摺動板
24a 環状凸部(第2係合部)
A 計量空間
O 容器軸
W 内容物
Claims (4)
- 内容物が収容される容器体と、
前記容器体の口部側に装着される装着部、および天壁部に流出孔が形成された有頂筒状の塗布筒部を有する塗布体と、
前記容器体と前記塗布体との間に配設されるとともに、前記塗布筒部内に離脱可能に嵌合された弁部を有する弁体と、を備え、
前記塗布筒部と前記装着部とは、容器軸方向に反転変形可能に形成されたフランジ状の連結体で連結され、
この連結体の反転変形に伴い、前記塗布筒部が前記弁体に対して容器軸方向に移動して前記弁部が前記塗布筒部内に着脱することで、前記塗布筒部の前記天壁部と前記弁部との間の計量空間と、前記容器体内と、の連通および遮断を切り替える計量塗布容器であって、
前記連結体は、
径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、容器軸方向の一方側に向けて延在した状態において、前記塗布筒部内に前記弁部を嵌合させて、前記計量空間と前記容器体内とを遮断させ、
径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、容器軸方向の他方側に向けて延在した状態において、前記塗布筒部内から前記弁部を離脱させて、前記計量空間と前記容器体内とを連通させ、
前記弁体は、前記弁部と、前記弁部から容器軸方向の他方側に向けて延設された筒部を備え、該筒部には、径方向に貫通して、前記容器体内に連通する穴が形成され、
前記塗布筒部内から前記弁部を離脱させた際に、前記弁部と前記塗布筒部との間の隙間及び前記筒部における前記穴を通して、前記計量空間と前記容器体内とが連通することを特徴とする計量塗布容器。 - 請求項1記載の計量塗布容器であって、
前記塗布体を覆うオーバーキャップが備えられ、
前記オーバーキャップ内には、前記塗布筒部の外周面に形成された第1係合部に係合する第2係合部が備えられ、
前記オーバーキャップの離脱時に、前記第2係合部が前記第1係合部に係合して、前記塗布筒部を前記弁体に対して容器軸方向に移動させ、前記弁部を前記塗布筒部内から離脱させることを特徴とする計量塗布容器。 - 請求項1または2に記載の計量塗布容器であって、
前記塗布筒部の前記天壁部は、容器軸方向の内側に向けて窪む椀状に形成され、前記流出孔はスリットであることを特徴とする計量塗布容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の計量塗布容器であって、
前記弁部には、前記塗布筒部の前記天壁部側に向けて摺動板が突設され、前記摺動板が前記塗布筒部内に容器軸方向に摺動自在に嵌合されていることを特徴とする計量塗布容器。
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