JP5886520B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に関するものである。
従来から、例えば、容器本体内に収容される薬剤等の内容物を所定量取り出すための容器が知られている。
このような容器として、例えば特許文献1に示される容器は、容器本体の口部内に装着される栓体を備えている。栓体は、その中心部で錠剤を限定的に通過可能とする筒状部を有し、この筒状部内を前後に二分する垂直壁によって錠剤計量室と錠剤通過可能な開口とが形成され、筒状部内にヒンジで支持された蓋板が、錠剤計量室の上方を覆う計量姿勢と、開口を閉塞するとともに錠剤計量室の上方を開放状態とする錠剤放出姿勢と、の間で揺動自在とされている。
このような構成からなる容器では、栓体の蓋板を前方に倒して計量姿勢としておき、この状態で容器を傾けると、容器本体内の錠剤が錠剤計量室内に所定量だけ案内される。次いで、容器を起すとともに、蓋板を後方に倒して錠剤放出姿勢とする。これにより、錠剤計量室が外部に開放状態となるとともに、栓体の開口が蓋板によって閉塞された状態となる。この錠剤放出姿勢のまま、容器を再度傾けると、容器本体内の錠剤は蓋板によってせき止められる一方、錠剤計量室内の錠剤のみが外部に取り出される。
特開2007−319205号公報
しかしながら、上述した従来の容器にあっては、操作性を向上させることについて改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、操作性の向上を図ることができる容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供している。
本発明に係る容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内に向けて開口する容器側開口を有する装着筒部と、前記内容物をストックするストック室を有するとともに、該ストック室内に向けて開口するストック側開口を有するストック筒部と、前記装着筒部及び前記ストック筒部の間に配置されるとともに、前記容器側開口及び前記ストック側開口に連通可能な連通孔を有し、容器軸方向に交差する交差面上をスライドするスライド部材と、を備え、前記スライド部材は、前記連通孔を通した前記容器側開口及び前記ストック側開口の間の連通を遮断する待機位置と、前記連通孔を通して前記容器側開口及び前記ストック側開口の間を連通させ、前記容器側開口を通して前記連通孔内に供給される内容物を、前記ストック側開口を通して前記ストック室内に供給する連通位置と、の間をスライド移動可能に配設され、前記待機位置に向けて前記スライド部材を復元変位させる付勢手段を備え、前記ストック筒部には、前記ストック室内にストックされる前記内容物を注出可能に開閉される注出口が形成され、前記装着筒部には、前記容器側開口に向けて漸次縮径するとともに、前記容器側開口の開口縁に連なり、内容物を前記容器側開口に案内するホッパー部が連設され、容器軸方向から見た平面視において、前記注出口は前記ストック側開口に対して離れた位置に配設されていることを特徴とする。
本発明に係る容器によれば、スライド部材を待機位置と連通位置との間で切り替えることで、スライド部材の連通孔と、容器側開口及びストック側開口と、を連通させることができる。
この場合、スライド部材の連通孔と容器側開口とを連通させることで、容器本体内に収容される内容物が容器側開口を通して連通孔内に流出する。また、連通孔とストック側開口とを連通させることで、連通孔内に存在する内容物がストック側開口を通してストック室内に流出する。これにより、容器本体内の内容物をストック室内にストックできる。
そして、容器本体内の内容物を一旦ストック室に所定量だけストックした後、ストック室内の内容物を注出するので、注出時において容器本体内の余分の内容物が零れ出るのを防止できる。このとき、ストック室でストックされた内容物を注出口から注出するので、内容物がストック室から一気に零れ出るのを防止できる。
また、本発明に係る容器によれば、容器本体とストック室とが独立して配設され、これら容器本体とストック室との連通、遮断をスライド部材の連通孔によって切り替えているので、ストック時には容器側開口とストック側開口とを連通孔により連通させた後、連通孔を通して内容物をストック室に供給することになる。よって、ストック室内に所定量の内容物を正確に供給できる。
しかも、スライド部材が付勢手段により待機位置に向けて付勢されているので、注出時に容器本体内とストック室内との連通が遮断される。これにより、ストック室内のストック分だけを確実に注出できる。また、未使用時においては、容器本体とストック室との間で内容物が行き来する虞がないので、ストック室内にストックされる内容物のストック量を維持できる。
したがって、容器の操作性の向上を図ることができる。
この場合には、連通位置において、連通孔を介して容器側開口とストック側開口との間を連通させることで、容器本体の内容物がストック室に一気に流入することになるので、容器本体内の内容物をストック室内に向けて効率よく供給できる。
本発明に係る容器は、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内に向けて開口する容器側開口を有する装着筒部と、前記内容物をストックするストック室を有するとともに、該ストック室内に向けて開口するストック側開口を有するストック筒部と、前記装着筒部及び前記ストック筒部の間に配置されるとともに、前記容器側開口及び前記ストック側開口に連通可能な連通孔を有し、容器軸方向に交差する交差面上をスライドするスライド部材と、を備え、前記スライド部材は、前記連通孔と前記ストック側開口との間の連通を遮断し、かつ前記連通孔と前記容器側開口との間を連通させる待機位置と、前記連通孔と前記ストック側開口との間を連通させ、かつ前記連通孔と前記容器側開口との間の連通を遮断し、前記待機位置において前記容器側開口を通して前記連通孔内に供給される内容物を、前記ストック側開口を通して前記ストック室内に供給する連通位置と、の間をスライド移動可能に配設され、前記待機位置に向けて前記スライド部材を復元変位させる付勢手段を備え、前記ストック筒部には、前記ストック室内にストックされる前記内容物を注出可能に開閉される注出口が形成され、前記装着筒部には、前記容器側開口に向けて漸次縮径するとともに、前記容器側開口の開口縁に連なり、内容物を前記容器側開口に案内するホッパー部が連設され、容器軸方向から見た平面視において、前記注出口は前記ストック側開口に対して離れた位置に配設されていることを特徴とする。
この場合には、待機位置において、連通孔と容器側開口とを連通させることで、容器本体内の内容物が容器側開口を通って連通孔内に供給される。その後、連通位置において、連通孔とストック側開口とを連通させることで、連通孔内に供給された内容物がストック室内に供給される。
これにより、ストック室内に一定量(連通孔内に供給された量)ずつ内容物を供給できるので、所望の量の内容物を正確に供給できる。
本発明に係る容器によれば、容器本体内の内容物を一旦ストック室に所定量だけストックした後、ストック室内の内容物を注出するので、注出時において容器本体内の余分の内容物が零れ出るのを防止できる。このとき、ストック室でストックされた内容物を注出口から注出するので、内容物がストック室から一気に零れ出るのを防止できる。
また、本発明に係る容器によれば、容器本体とストック室とが独立して配設され、これら容器本体とストック室との連通、遮断をスライド部材の連通孔によって切り替えるので、ストック時には容器側開口とストック側開口とを連通孔により連通させた後、連通孔を通して内容物をストック室に供給することになる。よって、ストック室内に所定量の内容物を正確に供給できる。
しかも、スライド部材が付勢手段により待機位置に向けて付勢されているので、注出時に容器本体内とストック室内との連通が遮断される。これにより、ストック室内のストック分だけを確実に注出できる。また、未使用時においては、容器本体とストック室との間で内容物が行き来する虞がないので、ストック室内にストックされる内容物のストック量を維持できる。
したがって、容器の操作性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る容器を示しており、(a)は横断面図、(b)は(a)のA−A線に沿う縦断面図である。 本発明の実施形態に係る容器を示しており、(a)は横断面図、(b)は(a)のB−B線に沿う縦断面図である。 図1(b)に相当する図であって、容器の使用方法を説明するための説明図である。 本発明の他の構成に係る容器を示す縦断面図である。 図4に相当する図であって、容器の使用方法を説明するための説明図である。
以下、本発明に係る容器の実施形態について図面を参照して説明する。
図1,図2に示すように、本実施形態の容器1は、粉末状等の内容物が収容される容器本体2と、容器本体2の口部3に装着されたストック部材4と、を備えている。なお、上述した容器本体2、及びストック部材4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された位置で配設されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、上述した容器1において、容器軸Oに沿ったストック部材4側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体2は、上述した口部3と、口部3の下端で拡径された胴部5と、胴部5の下端部を閉塞する底部6と、を備えている。また、口部3の外周面には、ストック部材4を螺合により装着するための雄ネジ部7が形成されている。なお、容器本体2の形状については、特に限定されないものの、使用する際に持ち易いものが好ましい。また、ストック部材4と容器本体2とは、着脱可能に構成されていれば、螺合に限られることはない。
ストック部材4は、容器本体2の口部3に装着される装着筒部11と、装着筒部11の上方に配置されて、内容物がストックされるストック室12を有するストック筒部13と、装着筒部11及びストック筒部13の間に配設されたスライド機構14と、ストック筒部13における上方開口部13aに設けられ、内容物を注出する注出口15を有するエンドプレート16と、注出口15を開閉可能に覆うオーバーキャップ17と、を備えている。なお、ストック部材4は、ストック室12内を視認可能とするため、透明や半透明な材料により形成してもよい。この場合、少なくともストック筒部13の一部あるいは全部に透明や半透明な部位を設ければよい。
装着筒部11は、口部3を閉塞するように形成された有頂筒状とされ、容器軸Oと同軸に配設された周壁部21を備えている。周壁部21には、上述した容器本体2における口部3の雄ネジ部7に螺合する雌ネジ部22が形成されている。また、周壁部21の上端部には、周方向の全周に亘って径方向の内側に突出したフランジ状の当接片23が連設され、ストック部材4の装着時に口部3の上端面に当接可能に構成されている。
当接片23の内周縁には、上方に向けて漸次縮径する円錐状のホッパー部24が連設されている。そして、ホッパー部24の頂点部分(上端部)には、容器軸O方向に沿って貫通して容器本体2内に向けて開口する容器側開口25が形成されている。容器側開口25の中心軸は、容器軸Oと同軸に配されている。
スライド機構14は、角筒部31と、角筒部31内をスライド移動可能なスライド部材32と、角筒部31内に設けられてスライド部材32を付勢するコイルばね等の付勢手段33と、を備えている。
角筒部31は、ホッパー部24における上端部(容器側開口25の外周縁)に連設され、上述した容器本体2は容器側開口25を介して角筒部31内に連通している。角筒部31は、軸方向(以下、角筒軸O’方向という)を径方向のうちの一方向に一致させた状態で延在している。角筒部31における角筒軸O’方向の両端部のうち、一端側はストック部材4のストック筒部13と面一とされ、他端側は装着筒部11の周壁部21よりも径方向外側まで延びている。具体的に、角筒部31は、角筒軸O’方向に長い長方形状の下壁部34と、下壁部34の短手方向両端部から上方に向けて立設される一対の側壁部35と、側壁部35の上端部同士を連結する上壁部36と、上述した各壁部34〜36を角筒軸O’方向の一端側で連結する後壁部37と、を備えている。すなわち、角筒部31は角筒軸O’方向の他端側に向けて開放されている。
上壁部36には、上面視で容器側開口25と重なる位置に、ストック室12と角筒部31とを連通させるストック側開口38が形成されている。ストック側開口38は、上述した容器側開口25と同径に形成されている。
後壁部37には、角筒部31内を角筒軸O’方向の他端側に向けて延在する軸部39が形成されている。
スライド部材32は、角筒部31と同軸上に配された角筒状の部材であり、角筒部31内を角筒軸O’方向(容器軸Oに直交する径方向)に沿ってスライド移動可能に構成されている。具体的に、スライド部材32は、角筒部31における角筒軸O’方向の他端側を囲繞するように配置された外筒41と、角筒部31内に挿入される内筒42と、外筒41及び内筒42の角筒軸O’方向の他端側同士を連設する矩形枠状の連結部43と、を備えている。
内筒42における角筒軸O’方向における中途部には、連通筒部44が形成されている。連通筒部44は、容器軸O方向に沿って平行に延在するとともに、上述した容器側開口25及びストック側開口38と同径に形成された連通孔44aを有している。
この場合、連通筒部44の連通孔44aが容器軸O方向に一致するようにスライド部材32をスライドさせる(スライド部材32を角筒部31内に押し込む)ことで、スライド部材32は、連通孔44aを介して容器側開口25(容器本体2内)とストック側開口38(ストック室12)とが連通した連通位置となる。本実施形態では、連通位置において、内筒42の角筒軸O’方向一端側の端部と後壁部37とが当接するように設定されている。
一方で、連通筒部44の連通孔44aが容器軸O方向とオフセットする方向にスライド部材32をスライドさせる(スライド部材32を角筒部31内から引き抜く)ことで、スライド部材32は、容器側開口25及びストック側開口38が内筒42により閉塞されて、容器本体2内とストック筒部13内とが遮断された待機位置となる。すなわち、本実施形態のスライド部材32は、上述した連通位置及び待機位置との間でスライド移動可能とされている。
また、スライド部材32の内筒42と、角筒部31の後壁部37との間には、付勢手段33が配設されている。付勢手段33は、一端側が軸部39に外装されて後壁部37に当接している一方で、他端側が内筒42内に挿入されて連通筒部44に当接している。付勢手段33は、スライド部材32が上述した待機位置に弾性変位しうるように、スライド部材32を角筒部31から突出させる方向に付勢している。すなわち、容器1が未使用の場合には、スライド部材32は待機位置にある。なお、付勢手段33は、内筒42と一体に設けても構わない。
ストック筒部13は、容器軸O方向に延在する円筒状に形成されている。ストック筒部13の下端部において、周方向で角筒部31と交差する部位は、角筒部31の上壁部36に連設され、それ以外の部位はホッパー部24の上端部と容器軸O方向における同位置にまで延在している。すなわち、ストック筒部13は、角筒部31を径方向の外側から取り囲むように配置されている。そして、ストック筒部13の下端部には、下壁部34との間を接続する底壁部51(図2参照)が形成されている。これにより、ストック筒部13の下端が閉塞されている。なお、底壁部51とホッパー部24との間には、リブ52が形成されている。
エンドプレート16は、ストック筒部13の上方開口部13aを閉塞する栓状の部材であり、ストック筒部13の上方開口部13a内に嵌合されたシール筒部53と、シール筒部53の上端部に接続されてシール筒部53を閉塞するシール体54と、を備えている。
シール体54における外周縁は、シール筒部53よりも径方向の外側に張り出し(ストック筒部13と面一)、ストック筒部13の上端面に当接している。シール体54の外周側には、ストック筒部13内にストックされる内容物を注出する注出口15が形成されている。なお、注出口15の内径は、シール筒部53の内径よりも小さく形成されている。また、注出口15の外周縁には、上方に向けて容器軸Oと平行に延在する注出筒部56が形成されている。注出筒部56は、注出口15を取り囲むように配置されるとともに、注出筒部56の上端部には内側に向けて突出する環状の係合突部57が形成されている。そして、上述したストック筒部13、底壁部51、及びエンドプレート16で囲まれた空間が上述したストック室12を構成している。
オーバーキャップ17は、注出口15を覆うように形成された有頂筒状とされ、その天板部61の外周側には、封止筒部62が形成されている。封止筒部62は、注出筒部56よりも小径とされるとともに、注出筒部56と上面視で重なるに位置において、下方に向けて延在している。そして、封止筒部62は、閉位置において上述した注出筒部56の係合突部57にアンダーカット嵌合または圧接される。これにより、封止筒部62は、注出筒部56(注出口15)を封止するようになっている。
オーバーキャップ17は、周壁部64の下端部分における周方向の一部で、エンドプレート16にヒンジ部(図2参照)63を介して連結されている。これにより、オーバーキャップ17はヒンジ部63を中心に回動して、注出筒部56(注出口15)を開閉可能としている。なお、オーバーキャップ17とストック筒部13とを一体に形成し、オーバーキャップ17とエンドプレート16とを別体に形成しても構わない。また、オーバーキャップ17は、ヒンジ部63を介して連結する構成に限られない。この場合、例えばオーバーキャップ17を独立して設けても構わない。
また、周壁部64の下端部分には、ヒンジ部63と径方向で対向する位置に径方向の外側に向けて操作片66が形成されている。
次に、本実施形態の容器の使用方法について説明する。なお、使用前の容器1は、ストック部材4が上方を向いた起立状態(図1,2の状態)で載置されるとともに、スライド部材32は待機位置にあるものとする。
まず図1,図2に示すように、起立状態にある容器1の容器本体2を把持して、スライド部材32を角筒部31内に向けて押し込む。具体的に、内筒42における角筒軸O’方向の一端側が後壁部37に当接するまでスライド部材32をスライドさせる。これにより、連通筒部44の連通孔44aが容器軸O方向に一致し、連通孔44aを介して容器側開口25(容器本体2)とストック側開口38(ストック室12)とが連通した連通位置となる。
そして、図3に示すように、連通位置の容器1を上下反転させてストック部材4が下方を向いた倒立状態とする。すると、容器本体2内に収容された内容物W(例えば、粉末状の内容物)がホッパー部24により容器側開口25に向けて案内される。容器側開口25に案内された内容物Wは、容器側開口25を通って容器本体2から流出し、連通筒部44の連通孔44a及びストック側開口38を通ってストック室12内に導かれる。これにより、容器本体2内の内容物Wをストック室12内に供給できる。
ストック室12に所定量の内容物Wが供給されたら、スライド部材32の押圧を解除する。スライド部材32は、付勢手段33によって待機位置に弾性変位するように付勢されているため、押圧を解除されたスライド部材32は自動的に待機位置に戻る方向にスライドする。この時、スライド部材32が待機位置に向けてスライドすると、連通筒部44の連通孔44aが容器軸O方向とオフセットして、容器側開口25及びストック側開口38が内筒42により閉塞される。これにより、容器本体2内とストック筒部13内とが遮断された待機位置となる。
次に、容器1を起立状態に戻した後、操作片66を把持してオーバーキャップ17を引き上げる。すると、オーバーキャップ17がヒンジ部63を中心に回動することで、注出筒部56と封止筒部62との嵌合が解除される。これにより、オーバーキャップ17が開位置となり、注出口15(注出筒部56)が開放される。
最後に、注出口15(注出筒部56)が開放された容器1を傾けることで、ストック室12にストックされた内容物を注出口15から外部に注出される。
このように、本実施形態では、容器本体2内とストック室12内とを連通させる連通位置と、容器本体2内とストック室12内とを遮断する待機位置と、の間でスライド部材32をスライド移動可能とするとともに、ストック室12にストックされた内容物を注出する注出口15を形成する構成とした。
この構成によれば、容器本体2内の内容物Wを一旦ストック室12に所定量だけストックした後、ストック室12内の内容物Wを注出するので、注出時において容器本体2内の余分の内容物Wが零れ出るのを防止できる。このとき、ストック室12でストックされた内容物Wを注出口15から注出するので、内容物Wがストック室12から一気に零れ出るのを防止できる。
また、容器本体2とストック室12とが独立して配設され、これら容器本体2とストック室12との連通、遮断をスライド部材32の連通孔44aによって切り替えているので、ストック時には容器側開口25とストック側開口38とを連通孔44aにより連通させた後、連通孔44aを通して内容物Wをストック室12に供給することになる。よって、ストック室12内に所定量の内容物Wを正確に供給できる。
また、スライド部材32が付勢手段33により待機位置に向けて付勢されているので、注出時に容器本体2内とストック室12内との連通が遮断される。これにより、ストック室12内のストック分だけを確実に注出できる。また、未使用時においては、容器本体2とストック室12との間で内容物Wが行き来する虞がないので、ストック室12内にストックされる内容物Wのストック量を維持できる。
しかも、連通位置において、連通孔44aを介して容器側開口25とストック側開口38との間を連通させることで、容器本体2の内容物Wがストック室12に一気に流入することになるので、容器本体2内の内容物Wをストック室12内に向けて効率よく供給できる。
したがって、容器1の操作性の向上を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、連通位置において連通孔44a、容器側開口25、及びストック側開口38を介して、容器本体2内とストック室12内とを連通させる構成について説明したが、これに限られず、待機位置において、容器側開口25及びストック側開口38のうち、少なくとも一方の開口、及び連通孔44aの間を遮断し、連通位置において、少なくとも一方の開口、及び連通孔44aを連通させる構成であれば構わない。
このような構成として、例えば、図4に示す容器100は、容器側開口125が容器軸Oに対して径方向でオフセットされている。すなわち、容器側開口125とストック側開口38とが径方向でオフセットされて形成されている。この場合、待機位置おいて、連通筒部44と容器側開口125とが同軸上に配され、連通筒部44の連通孔44a内と容器側開口125(容器本体2内)とが連通している。
この構成によれば、スライド部材32を待機位置にしたまま、容器1を倒立状態にすると、容器本体2内の内容物Wがホッパー部24により容器側開口125に案内される。容器側開口125に案内された内容物Wは、容器側開口125を通って容器本体2から流出し、連通筒部44の連通孔44a内に供給される。
その後、図5に示すように、スライド部材32を押し込んで連通位置とすると、ストック側開口38と連通筒部44とが同軸上に配され、ストック室12内と連通孔44a内とが連通する。すると、連通孔44a内に存在する内容物Wがストック側開口38を通ってストック室12内に流出する。そして、この作業を繰り返すことで、ストック室12内に一定量(連通孔44a内に供給された量)ずつ内容物Wを供給できるので、所望の量の内容物Wを正確に供給できる。
また、上述した実施形態では、スライド部材32を径方向(角筒軸O’方向)にスライドさせる構成としたが、これに限らず、容器軸O方向に交差する構成であれば構わない。例えば、装着筒部11とストック筒部13との間に、周方向に沿ってスライド移動可能なスライド部材を設けても構わない。
さらに、上述した実施形態では、スライド部材に連通筒部44を一つのみ設けた場合について説明したが、これに限らず、内径の異なる複数の連通筒部を形成してもよい。各連通筒部によってストック室12内への注出量を異ならせてもよい。
また、上述した実施形態では、粉末状の内容物を注出する場合について説明したが、これに限らず、錠剤等の内容物についても適用可能である。
さらに、上述した実施形態では、ストック筒部13とエンドプレート16とを別体で形成する場合について説明したが、これに限らず、両者を一体で形成しても構わない。
O…容器軸
O’…角筒軸
2…容器本体
3…口部
4…ストック部材
12…ストック室
15…注出口
25…容器側開口
32…スライド部材
33…付勢手段
38…ストック側開口
44a…連通孔

Claims (2)

  1. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内に向けて開口する容器側開口を有する装着筒部と、
    前記内容物をストックするストック室を有するとともに、該ストック室内に向けて開口するストック側開口を有するストック筒部と、
    前記装着筒部及び前記ストック筒部の間に配置されるとともに、前記容器側開口及び前記ストック側開口に連通可能な連通孔を有し、容器軸方向に交差する交差面上をスライドするスライド部材と、を備え、
    前記スライド部材は、前記連通孔を通した前記容器側開口及び前記ストック側開口の間の連通を遮断する待機位置と、
    前記連通孔を通して前記容器側開口及び前記ストック側開口の間を連通させ、前記容器側開口を通して前記連通孔内に供給される内容物を、前記ストック側開口を通して前記ストック室内に供給する連通位置と、の間をスライド移動可能に配設され、
    前記待機位置に向けて前記スライド部材を復元変位させる付勢手段を備え、
    前記ストック筒部には、前記ストック室内にストックされる前記内容物を注出可能に開閉される注出口が形成され、
    前記装着筒部には、前記容器側開口に向けて漸次縮径するとともに、前記容器側開口の開口縁に連なり、内容物を前記容器側開口に案内するホッパー部が連設され、
    容器軸方向から見た平面視において、前記注出口は前記ストック側開口に対して離れた位置に配設されていることを特徴とする容器。
  2. 内容物が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着されるとともに、前記容器本体内に向けて開口する容器側開口を有する装着筒部と、
    前記内容物をストックするストック室を有するとともに、該ストック室内に向けて開口するストック側開口を有するストック筒部と、
    前記装着筒部及び前記ストック筒部の間に配置されるとともに、前記容器側開口及び前記ストック側開口に連通可能な連通孔を有し、容器軸方向に交差する交差面上をスライドするスライド部材と、を備え、
    前記スライド部材は、前記連通孔と前記ストック側開口との間の連通を遮断し、かつ前記連通孔と前記容器側開口との間を連通させる待機位置と、
    前記連通孔と前記ストック側開口との間を連通させ、かつ前記連通孔と前記容器側開口との間の連通を遮断し、前記待機位置において前記容器側開口を通して前記連通孔内に供給される内容物を、前記ストック側開口を通して前記ストック室内に供給する連通位置と、の間をスライド移動可能に配設され、
    前記待機位置に向けて前記スライド部材を復元変位させる付勢手段を備え、
    前記ストック筒部には、前記ストック室内にストックされる前記内容物を注出可能に開閉される注出口が形成され、
    前記装着筒部には、前記容器側開口に向けて漸次縮径するとともに、前記容器側開口の開口縁に連なり、内容物を前記容器側開口に案内するホッパー部が連設され、
    容器軸方向から見た平面視において、前記注出口は前記ストック側開口に対して離れた位置に配設されていることを特徴とする容器。
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